JP6618634B2 - アンテナ取付部品及びアンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ取付部品及びアンテナ装置に係り、とくに車体ルーフに取り付けるのに適した構造を持つアンテナ取付部品及びアンテナ装置に関する。
従来、車体ルーフに取り付けられるアンテナ装置は、アンテナエレメントと、これを搭載したアンテナベースと、アンテナベースが車体ルーフに載置されたときにアンテナベースの導体部と車体ルーフとを電気的に接続しかつアンテナベースの固定を確実にするための係止爪を有する係止部材と、アンテナベースの載置面の反対側の車体ルーフに係止爪が接触するように係止部材をアンテナベースの底面側から固定するボルトとを具備するものが知られている(例えば下記特許文献1)。
特許文献1の構造においては、アンテナベース底面の凸部の雌ネジに緩く螺合したボルトで係止部材を一体的に設けた状態で、係止部材と共に凸部を車体ルーフの取付穴に挿入でき(アンテナベースを車体ルーフ上に載置でき)、その後、ボルトを締め付けることで係止部材の四辺に形成された係止機構(開口用腕部及び係止爪)を取付穴よりも外側に拡げて車体ルーフ内面(アンテナベース載置面の反対面)に係止爪を当接させるようにしている。
特開2009−017329号公報
近年、車載用のアンテナ装置においては、AM/FMラジオ放送受信用アンテナだけでなく、電話用アンテナ(3Gや4G)や、GNSS(全世界的航法衛星システム:GPSやGLONASSやGALILEOなどを含めた総称)用アンテナ、SDARS(北米衛星デジタルオーディオ・ラジオサービス:SiriusXMを含めた総称)用アンテナ、DAB(欧州圏を中心に採用されているデジタル音声放送)用アンテナ、ITSやDSRCといった高度道路交通システム用アンテナの組込み等も要望されるようになってきている。これらの場合には、アンテナベースから外部に引き出されるケーブルは通常複数本になる。
特許文献1の場合、開口用腕部及び係止爪が形成された係止機構が係止部材の四辺に形成されていて、アンテナベースの取付完了状態では、係止機構が外側に拡がるため、アンテナベース底面から複数本のケーブルを引き出す場合、車体ルーフ側の取付穴の形状寸法によっては複数本のケーブルを引き出す空間を係止機構の側方に確保することが困難になる。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、アンテナベースの被装着体への取り付けを確実に行うことができ、かつ複数本のケーブルの引き出しにも対応可能なアンテナ取付部品及びアンテナ装置を提供することにある。
本発明の第1の態様はアンテナ取付部品である。このアンテナ取付部品は、アンテナベースに対する取付用の貫通孔を有する取付基部と、
前記取付基部の第1外縁部から立ち上がる第1係止機構と、
前記貫通孔を挟んで前記第1外縁部と対向する前記取付基部の第2外縁部から立ち上がる第2係止機構と、を備え、
前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記アンテナベースに先端縁で当接可能な腕部であって、第1溝及び第2溝を有する腕部と、前記アンテナベースが載置される被装着体に接触する爪部であって、前記腕部の両側にそれぞれ設けられている爪部と、を有し、
前記第1溝は、前記腕部において前記取付基部側であって他方の腕部と対向する内面側に設けられ、
前記第2溝は、前記腕部において先端側であって前記内面側に対向する外面側に設けられ、
少なくとも前記第1係止機構の前記爪部は、前記腕部の両側にそれぞれ設けられ、
前記腕部の両側にそれぞれ設けられた前記爪部は先端縁に頂点を有し、前記頂点が互いに離れるように前記先端縁が傾斜し、
前記頂点は、前記取付基部と垂直な方向から見て、前記貫通孔から最も離れた位置若しくは当該位置の近傍にあり、
前記取付基部の前記第1外縁部及び第2外縁部を相互に連絡する第3外縁部及び第4外縁部からは、前記アンテナベースに対する係止機構が立ち上がらないことを特徴とする。
前記第1の態様において、前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記腕部及び前記爪部の基端側同士を連結する連結基部を有するとよい。
前記取付基部と前記連結基部との境界部に透孔、薄肉部又は溝部が形成されているとよい。
本発明の第2の態様もアンテナ取付部品である。このアンテナ取付部品は、アンテナベースに対する取付用の貫通孔を有する取付基部と、
前記取付基部の第1外縁部から立ち上がる第1係止機構と、
前記貫通孔を挟んで前記第1外縁部と対向する前記取付基部の第2外縁部から立ち上がる第2係止機構と、を備え、
前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記アンテナベースに先端縁で当接可能な腕部であって、第1溝及び第2溝を有する腕部と、前記アンテナベースが載置される被装着体に接触する爪部であって、前記腕部の両側にそれぞれ設けられている爪部と、を有し、
前記第1溝は、前記腕部において前記取付基部側であって他方の腕部と対向する内面側に設けられ、
前記第2溝は、前記腕部において先端側であって前記内面側に対向する外面側に設けられ、
前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記腕部及び前記爪部の基端側同士を連結する連結基部を有し、
前記取付基部と前記連結基部との境界部に透孔、薄肉部又は溝部が形成され、
前記取付基部の前記第1外縁部及び第2外縁部を相互に連絡する第3外縁部及び第4外縁部からは、前記アンテナベースに対する係止機構が立ち上がらないことを特徴とする。
前記第1又は第2の態様において、前記腕部は、前記第1溝で屈曲して断面が内側を向くように折り曲げられるとともに、前記第2溝で屈曲して断面が外側を向くように折り曲げられるとよい。
前記腕部は、前記取付基部からの高さが前記爪部よりも大きく、かつ前記腕部及び前記爪部は先端側において相互に分岐しているとよい。
本発明の第3の態様はアンテナ装置である。このアンテナ装置は、前記アンテナベースと、締結部品によって前記アンテナベースに取り付けられた第1又は第2の態様に係るアンテナ取付部品と、を備え、
前記アンテナベースから伸びるケーブルが、前記アンテナ取付部品の前記取付基部と垂直な方向から見て、前記取付基部の前記第3外縁部の外側を通って引き出されていることを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、取付用の貫通孔を有する取付基部の相互に対向する第1及び第2外縁部から第1及び第2係止機構が立ち上がっているが、第1及び第2外縁部を相互に連絡する第3及び第4外縁部からは係止機構が立ち上がっていないため、第3及び第4外縁部の側方から複数本のケーブルを容易に引き出すことが可能である。また、第1及び第2係止機構がそれぞれ開口用腕部及び係止爪部を備えることでアンテナベースの被装着体への取り付けを確実に行うことができる。
本発明の実施の形態1であって、アンテナ取付部品を含むアンテナ装置の全体構成を示す分解斜視図。 前記アンテナ装置の底面側からみた斜視図。 前記アンテナ装置を被装着体としての車体ルーフに載置し、仮止め状態とした側断面図。 前記アンテナ取付部品の上方からみた斜視図。 前記アンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 前記アンテナ取付部品の正面図。 同側面図。 同底面図。 同平面図。 図8のVIII−VIII断面図。 前記アンテナ装置の底面側及び車体ルーフの取付穴を示す斜視図。 前記アンテナ装置の要部であって、仮止め状態(締結部品としてのボルトを締め付ける前)の斜視図。 同じく締結部品としてのボルトを締め付けた固定状態の斜視図。 前記アンテナ装置の要部であって、仮止め状態の側断面図。 同じく固定状態の側断面図。 前記アンテナ装置の要部であって、仮止め状態の側面図。 同じく固定状態の側面図。 前記アンテナ装置の要部であって、仮止め状態の正面図。 同じく固定状態の正面図。 前記アンテナ装置の要部であって、仮止め状態の平面図。 同じく固定状態の平面図。 本発明の実施の形態2におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態3におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態4におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態5におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態6におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態7におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態8におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態9におけるアンテナ取付部品の下方からみた斜視図。 本発明の実施の形態10におけるアンテナ取付部品の上方からみた斜視図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一又は同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態1
図1から図21を用いて本発明の実施の形態1に係るアンテナ取付部品及びこれを用いたアンテナ装置を説明する。図1から図3に示すように、アンテナ装置1は、導体金属部分を有するアンテナベース10と、締結部品としての導体金属製ボルト18と、アンテナベース10と共に被装着体としての車体ルーフ50を挟むように導体金属製ボルト18によってアンテナベース10に取り付けられる導体金属製アンテナ取付部品60とを備えている。なお、図3にアンテナ装置1の前後方向及び上下方向を図示する。
アンテナベース10は、導体金属で形成された金属製ベース部20とその周囲に一体的に設けられる樹脂製ベース部30の組合せ構造体である。アンテナベース10上には、AM/FMラジオ放送受信用アンテナ40を構成する容量エレメント41及びコイルエレメント42が設けられるとともに、増幅回路等を搭載したアンテナ基板43が固定されている。それらを収容するように、アンテナベース10の上側にケース15が設けられる。なお、図示は省略したが、電話用アンテナや、GNSS用アンテナ、SDARS用アンテナ、DAB用アンテナ、高度道路交通システム用アンテナ、DTV用アンテナ等が、ケース15の内側に組込まれており、必要に応じてアンテナ基板43上あるいは図示しない別のアンテナ基板上にそれらのアンテナ用の増幅回路等がさらに搭載されている。この結果、図11から図13に示すように、アンテナ基板43に接続された複数本の同軸ケーブル16A,16Bがアンテナベース10の底面から引き出されている。同軸ケーブル16AはAM/FMラジオ放送受信用アンテナ40の受信信号を出力するものであり、同軸ケーブル16Bはそれ以外のアンテナの受信信号を出力するものである。なお、図示しない別のアンテナ基板が設けられる場合には、さらに多くの同軸ケーブルがアンテナベース10の底面から引き出される。
アンテナベース10を構成する金属製ベース部20の底面には、平面形状が略長方形(略角柱状)の凸部21が導体金属で設けられている。凸部21は金属製ベース部20の底面から下方に突出しており、平面形状が略長方形の凸部21の二つの長辺がアンテナベース10の長手方向と平行である。凸部21の長手方向の二つの側面(長辺側の側面)において、図2、及び図12から図15に示すように、長辺に沿った中間位置に所定幅で上下方向(アンテナベース底面に対して垂直な方向)に係止凹溝22がそれぞれ形成されている。係止凹溝22は凸部21の基部に至るまで深く形成されている。また、係止凹溝22の両側には、凸部21の下端面23に向かって階段状に低くなった(凹んだ)階段状部24がそれぞれ形成されている。凸部21の短手方向の二つの側面(短辺側の側面)に沿って、凸部21の下端面23から短辺に沿って低くなった(凹んだ)段差面25が形成されている。下端面23の中央に上下方向に雌ネジ26が螺設されている。係止凹溝22は後述する導体金属製アンテナ取付部品60の開口用腕部71が係合するものである。階段状部24は係止爪部80の移動を妨げないように、段差面25は補強リブ63が当たらないようにそれぞれ形成されている。
樹脂製ベース部30の底面には、凸部21の前側(短辺側)の側面に対向する突壁部31が形成されている。突壁部31は、仮止め爪31aを一体に有していて、第1仮止め部として機能する。仮止め爪31aは可撓性を持つように突壁部31の下端部に繋がっており、上端に向かって肉厚が増加し、突壁部31の外側面よりも外側に突出している。凸部21を挟んで突壁部31の反対側位置に突壁部32が樹脂製ベース部30の底面に形成されている。突壁部32は、凸部21の一方の長辺の延長線に沿った壁部33と、凸部21の他方の長辺の延長線に沿った壁部34とを備えている。壁部33は、仮止め爪33aを一体に有して第2仮止め部として機能し、壁部34は、仮止め爪34aを一体に有して第3仮止め部として機能する。仮止め爪33a,34aは可撓性を持つように壁部33,34の下端部にそれぞれ繋がっており、上端に向かって肉厚が増加し、壁部33,34の外側面よりも外側に突出している。同軸ケーブル16A,16Bは、突壁部32の内側、つまり壁部33,34間を通って引き出される。図3、図12、図16、図18、図21等に示すように、凸部21、突壁部31,32は車体ルーフ50の取付穴51に上から嵌め込まれる部分(挿入される部分)であり、突壁部31,32にそれぞれ形成された仮止め爪31a,33a,34aは車体ルーフ50の取付穴51の下面と係合して仮止め機能を果たすものである。
図4から図10等に示すように、導体金属製アンテナ取付部品60は、アンテナベース10に対する取付用貫通孔62を中央に有する略長方形の取付基部61と、取付用貫通孔62を挟んで対向する取付基部61の二つの長辺(長手方向の外縁部)からそれぞれ立ち上がる一対(第1及び第2の)の係止機構70とを備えている。一対の係止機構70は、取付基部61の二つの長辺の中間の中心線を通り且つ取付基部61に垂直な面に対して対称に形成され、それぞれ、凸部21に形成された係止凹溝22の基部側端面22aに先端縁で当接可能な開口用腕部71と、アンテナベース10が載置される車体ルーフ50との接触用の係止爪部80とを有する。各係止機構70は、長辺の略全長に亘ってそれぞれ形成されている。
開口用腕部71は、取付基部61の長辺の中央付近から立ち上がる。開口用腕部71の先端には凸部21の長手方向に沿って形成される係止凹溝22に嵌合する先端部を有し、先端部の幅は、係止凹溝22の幅よりも僅かに短い幅に形成される。導体金属製アンテナ取付部品60を導体金属製ボルト18の締め付けによってアンテナベース10の凸部21側に押し付けて行くときに、開口用腕部71の先端部が係止凹溝22に嵌合し、その先端縁が基部側端面22aに当接する。開口用腕部71は、先端部から取付基部61に向かって上下方向に長手方向を有する略長方形の抜き穴72を有し、導体金属製ボルト18の締め付けによってアンテナベース10側へ押し付けられた時に、屈曲し易くされている。また、開口用腕部71の抜き穴72の両側部には、内面側に肉厚を薄くする折り曲げ用溝を形成して第1関節部73を取付基部61側に設け、さらに外面側に肉厚を薄くする折り曲げ用溝を形成して第2関節部74を先端部側に設けることで、屈曲方向が規定されている。具体的には、導体金属製アンテナ取付部品60を導体金属製ボルト18の締め付けによってアンテナベース10の凸部21側に押し付けて行くと、開口用腕部71は第1関節部73及び第2関節部74においてそれぞれ折り曲げ用溝を形成している面側に屈曲する。係止爪部80は、開口用腕部71の両側にそれぞれ設けられていて、開口用腕部71及び係止爪部80の基端側同士は連結基部79で連結されているため、第1関節部73が外側に凸となるように屈曲すると連結基部79及びこれと基部が一体の係止爪部80は外側に開く。なお、取付基部61の長辺及び短辺の幅は、導体金属製ボルト18の頭部の幅若しくは外接円の径よりも大きい。
係止爪部80は、開口用腕部71の両側位置となる係止機構70の両端部にそれぞれ設けられている。換言すれば、略矩形の取付基部61と垂直な方向から見て取付基部61の角付近に係止爪部80が位置する構成である。図6に示すように、各係止機構70における係止爪部80は、その先端縁81に頂点82を有し、頂点82が互いに離れる位置関係、すなわち、係止機構70の両側へと離れる位置関係となるように先端縁81が傾斜している。図21に示すように、各係止爪部80の頂点82(車体ルーフ50への接触部位となる)は、車体ルーフ50に接触した状態で、取付基部61と垂直な方向から見て、取付用貫通孔62から最も離れた位置若しくは当該位置の近傍にある。各係止爪部80には補強の為(屈曲しないように)プレス加工等により内側に突出するリブ88が形成されている。
取付基部61の一対の係止機構70が立ち上がる二辺(長辺)とは別の二辺(短辺:短手方向の外縁部)には、係止機構が設けられておらず、その代わりに、補強リブ63が各短辺の全長に渡ってそれぞれ形成されている。補強リブ63は取付基部61の上方(係止機構70が立ち上がる向きと同じ)に向かって小曲率半径で折曲げ形成されたもので、取付基部61の撓みを防止する。同軸ケーブル16A,16Bは取付基部61の後側(短辺側)の外縁部の外側を通って車体ルーフ50の内側に引き込まれる。
導体金属製アンテナ取付部品60を導体金属製ボルト18の締め付けによってアンテナベース10の凸部21側に押し付けて行くときに、一対の係止機構70が開き易くなるように、取付基部61と連結基部79との境界部に透孔64が形成されている。透孔64は、開口用腕部71の幅方向中央付近、及び係止爪部80の頂点82付近の直下を避けた位置に形成されている。実施の形態1では、開口用腕部71の幅方向中央と、開口用腕部71の両側の各頂点82との間にそれぞれ1つずつ透孔64を形成している。
次に、本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置1を車体ルーフ50に載置、固定する手順を説明する。
まず、図11のように、アンテナを設けてケース15を被せたアンテナベース10の導体金属部分である凸部21に導体金属製アンテナ取付部品60を被せ、導体金属製ボルト18を、図4等に示される導体金属製アンテナ取付部品60の取付用貫通孔62を通して凸部21側の雌ネジ26(図2等に示される)に緩く螺合しておく(開口用腕部71が変形しない程度に螺合する)。つまり、予めアンテナベース10側に導体金属製アンテナ取付部品60及び導体金属製ボルト18が一体的に設けられている。
次に、図3、図12、図14、図16、図18及び図20に示すように、導体金属製アンテナ取付部品60が被せられたアンテナベース10の凸部21、突壁部31,32を車体ルーフ50の取付穴51に嵌め込む。図20に示すように、取付穴51は車体ルーフ50の下方から見て略長方形に形成され、樹脂製ベース部21の前側に配置された突壁部31、後側に配置された突壁部32及び導体金属製アンテナ取付部品60を平面視した外形は、取付穴51よりも若干小さくなるように構成されているため、突壁部31,32及び導体金属製アンテナ取付部品60は取付穴51を通過することができる。そして、突壁部31,32に設けられた仮止め爪31a,33a,34aが取付穴51を通過した後に開き、取付穴51の周縁部と係合してアンテナベース10が車体ルーフ50から外れるのを防止する。このとき、図2及び図11に示すアンテナベース10の底面に設けられたゴムパッキン17,18がアンテナベース10の底面と車体ルーフ50との間に介在する。
この状態から導体金属製ボルト18を締め付けて行くと、導体金属製アンテナ取付部品60は、開口用腕部71の先端縁が係止凹溝22の基部側端面22aに当接して回転方向の移動が規制されるとともに上方への移動を規制されるため、開口用腕部71には圧縮方向の力が作用する。この結果、図15に示すように、開口用腕部71の先端部が係止凹溝22に嵌合しているため、開口用腕部71の第2関節部74は折り曲げ用溝を形成している面側に屈曲して、第1関節部73が取付穴51の外側へと移動するとともに、第1関節部73も折り曲げ用溝を形成している面側に屈曲する。このとき、開口用腕部71の連結基部79は取付基部61との境界部である辺を軸として取付基部61とのなす角が大きくなるように広がって、第1関節部73の取付穴51の外側への移動に追従する。開口用腕部71及び係止爪部80の基端側同士は連結基部79で連結されているため、第1関節部73が取付穴51の外側に移動すると連結基部79及びこれと基部が一体の係止爪部80は外側に開くことになり、係止爪部80の先端縁が取付穴51の周縁部に臨む状態となる。さらなる導体金属製ボルト18の締め付けにより、第1及び第2関節部73,74の変形が進み、係止爪部80もさらに拡げられ、その尖った頂点82が車体ルーフ50の裏面に当接し、さらに塗装面を破って食い込んで地金に当接する。最終的には、導体金属製アンテナ取付部品60がアンテナベース10の凸部21の下端面と導体金属製ボルト18の頭部とに挟まれて、これ以上の導体金属製ボルト18の締め付けができない状態となり、図13、図15、図17、図19及び図21に示すアンテナ装置1の取付完了状態となる。アンテナ装置1の取付完了状態では、アンテナ基板43のグラウンドが電気的に接続された金属製ベース部20は、凸部21、導体金属製ボルト18、導体金属製アンテナ取付部品60、係止爪部80の経路で車体ルーフ50に電気的に接続される。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) アンテナ装置1の車体ルーフ50(被装着体)への取付に用いる導体金属製アンテナ取付部品60は、 アンテナベース10に対する取付用貫通孔62を有する取付基部61と、取付用貫通孔62を挟んで対向する取付基部61の第1及び第2外縁部からそれぞれ立ち上がる一対の(第1及び第2)係止機構70とを備える。但し、取付基部61の前記第1及び第2外縁部を相互に連絡する第3及び第4外縁部からは、アンテナベース10に対する係止機構が立ち上がらない構造であるため、係止機構の無い第3、第4外縁部の一方又は両方の側方スペースを利用してアンテナベース10から複数本のケーブルを車体ルーフ50を貫通させて引き出すことができる。
(2) 導体金属製アンテナ取付部品60のそれぞれの係止機構70は、アンテナベース10に先端縁で当接可能な開口用腕部71と、アンテナベース10が載置される車体ルーフ50との接触用の係止爪部80とを有しており、予めアンテナベース10に導体金属製アンテナ取付部品60及び導体金属製ボルト18を設けた状態で車体ルーフ50の取付穴51に嵌め込むことが可能である。そして、嵌め込み後に導体金属製ボルト18を締め付けることで開口用腕部71の変形を利用して係止爪部80を取付穴51の周縁部に対向するように開くことができ、さらに導体金属製ボルト18を締め付けることで、係止爪部80を車体ルーフ50の裏面に食い込ませることができる。このため、アンテナベース10を車体ルーフ50上に載置した後に、車体ルーフ50の下側から導体金属製アンテナ取付部品60を導体金属製ボルト18で取り付ける作業が不要であり、アンテナ装置1の取付作業性がよい。
(3) 一対の係止機構70において、係止爪部80は、開口用腕部71の両側位置で係止機構70の両端部に設けられているため、合計4箇所の係止爪部80で車体ルーフ50を抑えることになり、取付強度を十分確保できる。
(4) 開口用腕部71の両側にそれぞれ設けられた係止爪部80は先端縁81に頂点82を有し、頂点82が互いに離れるように先端縁81が傾斜している。このため、係止爪部80の車体ルーフ50への接触部位は、取付基部61と垂直な方向から見て、取付用貫通孔62から最も離れた位置若しくは当該位置の近傍にあることになり、この点でも取付強度の増大を図ることができる。
(5) 取付基部61の相互に対向する長辺から係止機構70がそれぞれ立ち上がっているため、係止爪部80の間隔を大きくでき、この点でも取付強度の向上が可能である。
(6) 取付基部61の係止機構が立ち上がっていない第3及び第4外縁部(一対の短辺)の全長に渡って補強リブ63が形成されているため、取付基部61の撓みを防止でき、取付基部61の撓みに起因する取付不良を防止できる。
(7) 係止機構70はそれぞれ、開口用腕部71及び係止爪部80の基端側同士を連結する連結基部79で連結されており、取付基部61と連結基部79との境界部の適切位置に透孔64が形成されているため、導体金属製ボルト18の締め付け動作により、円滑に係止機構70を開くことができる。
(8) アンテナベース10に設けられた凸部21、突壁部31,32は、車体ルーフ50の取付穴51に上から嵌め込まれる部分(挿入される部分)であり、突壁部31,32にそれぞれ仮止め爪31a,33a,34aを設けたことで、車体ルーフ50に対してアンテナベース10を仮止めすることが可能で、アンテナ装置1の取付作業性を良好にすることができる。
実施の形態2
図22は本発明の実施の形態2における導体金属製アンテナ取付部品60Aを示す。この場合、一対の係止機構のうち、一方の係止機構70Aの係止爪部80Aは先端縁81Aが丸く湾曲した形状となっている点で実施の形態1と大きく異なっている。その他の構成は前述の実施の形態1と略同様である。
このような構成により、一方の係止機構70Aの係止爪部80Aは車体ルーフ50の裏面の塗装面を破らずに当接する。実施の形態1では、全ての係止爪部が車両ルーフの塗装面を破って地金に当接するようにしていたが、実施の形態2のように、一方の係止機構の係止爪部80Aは単に車両ルーフの塗装面上に当接させるように構成しても、実施の形態1と略同様の効果を奏する。
実施の形態3
図23は本発明の実施の形態3における導体金属製アンテナ取付部品60Bを示す。この場合、実施の形態2において丸く湾曲した形状とした先端縁81Aに代えて、一方の係止機構70Bの係止爪部80Bの先端縁81Bを傾斜のない平坦な形状としている。その他の構成は前述の実施の形態2と同様である。これにより、実施の形態2と同様に先端縁80Bは車体ルーフ50の裏面の塗装面を破らずに当接し、実施の形態2と同様の作用・効果を奏する。
実施の形態2及び3では、2つの係止爪部の先端縁が車両ルーフ50の地金に当接するように形成していたが、少なくとも1つの係止爪部の先端縁が車両ルーフ50の地金に当接していれば、残りの全ての係止爪部の先端部が地金まで当接せずに塗装面上に当接するように構成しても良い。
実施の形態4
図24は本発明の実施の形態4における導体金属製アンテナ取付部品60Cを示す。この場合、一対の係止機構のうち、一方の係止機構70Cは、開口用腕部71の両側には係止爪部が無く、抜き穴72の内側に一つの係止爪部80Cを形成している。係止爪部の合計個数は3個となる。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。これにより、係止爪部は3箇所で車両ルーフ50の裏面に当接するため、実施の形態1の4箇所に比べると取付強度は劣るものの十分な取付強度が確保できる。
実施の形態5
図25は本発明の実施の形態5における導体金属製アンテナ取付部品60Dを示す。この場合、一対の係止機構のうち、一方の係止機構70Dは、開口用腕部71の抜き穴72の内側に追加の係止爪部80Dを形成している。係止爪部の合計個数は5個となる。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。これにより、係止爪部は5箇所で車両ルーフ50の裏面に当接するため、実施の形態1の4箇所に比べるとさらに十分な取付強度を確保できる。
実施の形態6
図26は本発明の実施の形態6における導体金属製アンテナ取付部品60Eを示す。この場合、一対の係止機構70Eは、開口用腕部71の抜き穴72の内側にそれぞれ係止爪部80Eを追加形成している。係止爪部の合計個数は6個となる。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。
実施の形態7
図27は本発明の実施の形態7における導体金属製アンテナ取付部品60Fを示す。この場合、取付基部61の係止機構70が立ち上がらない外縁部(短辺)の全長に渡って補強リブ63Aが下側(係止機構70の立ち上げ方向の反対側)に小曲率半径で折曲げ形成されている。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。
実施の形態8
図28は本発明の実施の形態8における導体金属製アンテナ取付部品60Gを示す。この場合、取付基部61の係止機構70が立ち上がらない外縁部(短辺)の全長に渡って補強リブ63Bが取付基部61に対して略90°を成すように上向き(係止機構70の立ち上げと同方向)に折曲げ形成されている。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。
実施の形態9
図29は本発明の実施の形態9における導体金属製アンテナ取付部品60Hを示す。この場合、取付基部61の係止機構70が立ち上がらない外縁部(短辺)の全長に渡って補強リブ63Cが取付基部61に対して略90°を成すように下向きに折曲げ形成されている。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。
実施の形態10
図30は本発明の実施の形態10における導体金属製アンテナ取付部品60Iを示す。この場合、実施の形態1の透孔64の代わりに、取付基部61と、係止機構70の連結基部79との境界部に溝部69を形成して、取付基部61に対し連結基部79が曲がり易くなるように構成している。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
本発明の実施の形態1では、アンテナベース10が金属製ベース部20とその周囲に一体的に設けられる樹脂製ベース部30の組合せ構造体としたが、アンテナベース10の全体が導体金属で形成されていてもよい。
アンテナベース10の底面から突出する凸部21は、平面形状が略長方形(略角柱状)であるが、導体金属製アンテナ取付部品の回り止め機能があれば、略円柱状の凸部であってもよい。
透孔64は、取付基部61と連結基部79との境界部に形成したが、取付基部61又は連結基部79の境界部近傍に形成しても良い。また、透孔64の代わりに透孔64に相当する部分を薄肉に形成してもよい。
図22の実施の形態2においては、導体金属製アンテナ取付部品60Aの一対の係止機構のうち、一方の係止機構70Aの係止爪部80Aは、先端縁81Aが丸く湾曲した形状にしたが、両方の係止機構が、丸く湾曲した先端縁81Aとなっている場合であっても、車体ルーフに対して先端縁81Aの端面が当接するのではなく、先端縁81Aの端面の縁(角)が当たることで電気的な接触を取ることが可能となる。
図23の実施の形態3においては、導体金属製アンテナ取付部品60Bの一対の係止機構のうち、一方の係止機構70Bの係止爪部80Bは、先端縁81Bが傾斜のない平坦な形状にしたが、両方の係止機構が、傾斜のない平坦な先端縁81Bとなっている場合であっても、車体ルーフに対して先端縁81Bの端面が当接するのではなく、先端縁81Bの端面の縁(角)が当たることで電気的な接触を取ることが可能となる。
アンテナベースの底面に雌ネジを螺設し、これに導体金属製ボルトを締め付けることで、係止爪部を開く構成としたが、アンテナベースの底面に雄ネジを突出させ、これにナットを締め付けることで、開くように構成しても良い。
アンテナベース10上に搭載されるアンテナは用途に応じて適宜組合せを選定でき、さらにカメラユニット等の電子機器を搭載することも可能である。
1 アンテナ装置
10 アンテナベース
16A,16B 同軸ケーブル
18 導体金属製ボルト
20 金属製ベース部
21 凸部
22 係止凹溝
20 金属製ベース部
30 樹脂製ベース部
31,32 突壁部
31a,33a,34a 仮止め爪
40 AM/FMラジオ放送受信用アンテナ
50 車体ルーフ
51 取付穴
60,60A〜60H 導体金属製アンテナ取付部品
61 取付基部
62 取付用貫通孔
63,63A〜63C 補強リブ
64 透孔
69 溝部
70,70A〜70E 係止機構
71 開口用腕部
80,80A〜80E 係止爪部
81 先端縁
82 頂点

Claims (7)

  1. アンテナベースに対する取付用の貫通孔を有する取付基部と、
    前記取付基部の第1外縁部から立ち上がる第1係止機構と、
    前記貫通孔を挟んで前記第1外縁部と対向する前記取付基部の第2外縁部から立ち上がる第2係止機構と、を備え、
    前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記アンテナベースに先端縁で当接可能な腕部であって、第1溝及び第2溝を有する腕部と、前記アンテナベースが載置される被装着体に接触する爪部であって、前記腕部の両側にそれぞれ設けられている爪部と、を有し、
    前記第1溝は、前記腕部において前記取付基部側であって他方の腕部と対向する内面側に設けられ、
    前記第2溝は、前記腕部において先端側であって前記内面側に対向する外面側に設けられ、
    少なくとも前記第1係止機構の前記爪部は、前記腕部の両側にそれぞれ設けられ、
    前記腕部の両側にそれぞれ設けられた前記爪部は先端縁に頂点を有し、前記頂点が互いに離れるように前記先端縁が傾斜し、
    前記頂点は、前記取付基部と垂直な方向から見て、前記貫通孔から最も離れた位置若しくは当該位置の近傍にあり、
    前記取付基部の前記第1外縁部及び第2外縁部を相互に連絡する第3外縁部及び第4外縁部からは、前記アンテナベースに対する係止機構が立ち上がらない、アンテナ取付部品。
  2. 前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記腕部及び前記爪部の基端側同士を連結する連結基部を有する、請求項1に記載のアンテナ取付部品。
  3. 前記取付基部と前記連結基部との境界部に透孔、薄肉部又は溝部が形成されている、請求項2に記載のアンテナ取付部品。
  4. アンテナベースに対する取付用の貫通孔を有する取付基部と、
    前記取付基部の第1外縁部から立ち上がる第1係止機構と、
    前記貫通孔を挟んで前記第1外縁部と対向する前記取付基部の第2外縁部から立ち上がる第2係止機構と、を備え、
    前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記アンテナベースに先端縁で当接可能な腕部であって、第1溝及び第2溝を有する腕部と、前記アンテナベースが載置される被装着体に接触する爪部であって、前記腕部の両側にそれぞれ設けられている爪部と、を有し、
    前記第1溝は、前記腕部において前記取付基部側であって他方の腕部と対向する内面側に設けられ、
    前記第2溝は、前記腕部において先端側であって前記内面側に対向する外面側に設けられ、
    前記第1係止機構及び第2係止機構はそれぞれ、前記腕部及び前記爪部の基端側同士を連結する連結基部を有し、
    前記取付基部と前記連結基部との境界部に透孔、薄肉部又は溝部が形成され、
    前記取付基部の前記第1外縁部及び第2外縁部を相互に連絡する第3外縁部及び第4外縁部からは、前記アンテナベースに対する係止機構が立ち上がらない、アンテナ取付部品。
  5. 前記腕部は、前記第1溝で屈曲して断面が内側を向くように折り曲げられるとともに、前記第2溝で屈曲して断面が外側を向くように折り曲げられる、請求項1から4のいずれか一項に記載のアンテナ取付部品。
  6. 前記腕部は、前記取付基部からの高さが前記爪部よりも大きく、かつ前記腕部及び前記爪部は先端側において相互に分岐している、請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ取付部品。
  7. 前記アンテナベースと、締結部品によって前記アンテナベースに取り付けられた請求項1からのいずれか一項に記載のアンテナ取付部品と、を備え、
    前記アンテナベースから伸びるケーブルが、前記アンテナ取付部品の前記取付基部と垂直な方向から見て、前記取付基部の前記第3外縁部の外側を通って引き出されている、アンテナ装置。
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