JP6616586B2 - 建物の界壁構造 - Google Patents

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本発明は、建物の界壁構造に関するものである。
集合住宅においては住戸間に界壁部が存在し、その界壁部には所定の耐火性能が要求される。この場合、界壁部の納まりとして、界壁部に沿って延びる梁材を、周囲に耐火材を被覆した耐火梁とするとともに、その耐火梁の下方に界壁部を構築する構成が知られている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、鉄骨梁の下面に、ランナ受金具を突出させて設けるとともに、この受金具の下端部に、水平支持フランジとランナとを取り付けている。また、鉄骨梁の外周を被覆した耐火材の下端を、支持フランジの上端部に配置するとともに、この支持フランジの下面側に下部表面板を、耐火材の側面側に側面表面板をそれぞれ取り付けている。
特開平6−146441号公報
しかしながら、上記従来技術は、鉄骨梁にランナ受金具を取り付ける構成であるため、鉄骨梁に対するランナ受金具の取り付けを行う上では、鉄骨梁に対する耐火材の被覆作業に制約が及ぶことになり、施工性が損なわれることが懸念される。また、耐火材の側面側に設けた側面表面板により界壁部を支持する場合、側面表面板の負担が過剰に大きくなり、強度上の懸念が生じると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、界壁領域における耐火性能を確保しつつ適正に界壁部を構築することができる建物の界壁構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成の符号を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の発明は、
周囲が耐火材(14)により被覆された耐火梁(12)を備え、前記耐火梁に沿って、その耐火梁の下方に界壁部(30)が設けられる建物の界壁構造であって、
前記界壁部を挟んで両側に各々存在する天井構造物(16)の間に架け渡すようにして、前記耐火梁の下方に壁支持材(23)が設けられ、その壁支持材により前記界壁部の下地フレーム(31,34)が支持されていることを特徴とする。
周囲が耐火材により被覆されてなる耐火梁が存在する場合には、耐火梁に対して界壁部の下地フレームを取り付けることが困難となる。この点、上記構成では、界壁部を挟んで両側の天井構造物の間に架け渡して、耐火梁の下方に壁支持材が設けられ、その壁支持材により界壁部の下地フレームが支持されている。この場合、耐火梁の下方に壁支持材を新たに設けることにより、耐火梁への耐火材の被覆作業を含め耐火梁とは無関係に、界壁部の支持が可能となる。また、壁支持材は、界壁部を挟んで両側の天井構造物の間に架け渡して設けられ、水平方向両側で支持されているため、界壁部を支持する上で所望の強度を付与できる。その結果、界壁領域における耐火性能を確保しつつ適正に界壁部を構築することが可能となる。
第2の発明は、前記壁支持材は、前記耐火材に接触し、その耐火材を前記耐火梁との間に挟み込む状態で設けられていることを特徴とする。
耐火材は、耐火梁と壁支持材とに挟み込まれた状態で設けられている。この場合、耐火梁の耐火材と界壁部とにおいて連続性を確保して耐火性能を付与することができる。
第3の発明は、前記天井構造物は、前記耐火梁と同じ高さ位置の別の梁材(11)に吊り下げ支持される野縁受け(16)であり、前記野縁受けに対して連結部材(21,22)を介して連結されていることを特徴とする。
天井構造物として野縁受けが存在する場合に、その野縁受けを利用することで壁支持材を所望の位置に都合良く保持できる。
第4の発明は、前記連結部材は、前記耐火梁の長手方向に沿って延びるように設けられる通し材(22)を備え、前記通し材に対して、その長手方向の所定間隔で複数の前記壁支持材が固定されていることを特徴とする。
上記構成では、耐火梁の長手方向に沿って設けられる通し材を用いて、複数の壁支持材が固定されている。この場合、耐火梁に沿うように界壁部を固定支持する上で、好適なる構成を実現できる。
第5の発明は、前記壁支持材は板状部材であり、板面を上下に向けて配置されており、前記壁支持材の下面に当接させた状態で、前記下地フレームが固定されていることを特徴とする。
壁支持材を板状部材で構成することにより、界壁部の下地フレームを固定するための固定面を好適に設けることができ、界壁部の施工が容易となる。この場合、界壁部を構築する際の作業性の点で優位な構成を実現できる。
第6の発明は、前記界壁部は、前記下地フレームに対して固定される壁面材(37)を有し、前記壁支持材と前記壁面材との間の隙間部分にシール材(38)が充填されていることを特徴とする。
界壁部の上方に壁支持材が存在していることにより、シール材の充填作業を容易に行うことができる。
第7の発明は、前記界壁部は、前記下地フレームとして、壁厚み方向に並べて配置される第1フレームと第2フレームとを備え、それら各フレームには、壁面方向に沿って、前記第1フレーム側と前記第2フレーム側とで互い違いになるように断熱材(39)が配置されていることを特徴とする。
上記構成では、界壁部における断熱、遮音等の性能を界壁部の両面側で対等にしつつ、界壁部における断熱材の使用量を削減することができる。また、各フレームで断熱材を分散配置したため、界壁部内において通気部を容易に形成できる。したがって、構成の簡易化を図りつつ所望の界壁性能を実現することができる。
建物において界壁部分の納まりを示す縦断面図。 図1のA−A線断面図。 界壁の内部構成を示す横断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、複数の住戸からなる集合住宅として具体化した建物において、住戸間に存在する界壁部の構成について詳しく説明する。建物は、鉄骨軸組工法により構築される多層階建物であり、鋼材を用いて建物の躯体が構成されている。
図1は、建物10において界壁部30の納まりを示す縦断面図である。図1に示すように、建物10は、上階用の床梁11,12を有している。これら床梁11,12は互いに直交する向きに結合されており、床梁11,12によりALCからなる床面材13が支持されている。床梁11,12はいずれもH形鋼からなる。床梁11,12のうち床梁12に沿って界壁部30が設けられている。図1においては紙面直交方向に界壁部30が延びるものとなっている。
床梁11,12のうち界壁部30と同方向に延びる床梁12には、その周囲を囲むようにしてシート状の耐火材14が被覆されている。床梁12が耐火梁に相当する。耐火材14は、例えば耐熱ロックウールにより構成されており、横断面の一端側と他端側とがそれぞれ床面材13の下面に固定され、その間の中間部分にて床梁12を囲むようにして設けられている。
また、下階天井の納まりとして、床梁11には複数の天井吊り具15が取り付けられ、その天井吊り具15により野縁受け16が支持されている。野縁受け16は、床梁11に平行になるとともに床梁12に直交する向きに延びるよう設けられている。野縁受け16には支持具としてのクリップ17により野縁18が支持されている。野縁18は野縁受け16に直交するように設けられている。そして、野縁18の下面に石膏ボードからなる天井面材19が固定されている。
ここで、界壁部30において、上述のように床梁12が耐火材14の被覆により耐火梁とされる場合、耐火材14の存在により、床梁12により界壁部30を支持すること、すなわち界壁部30を構成する壁フレームを床梁12に対して固定することが困難となる。そこで本実施形態では、界壁部30を挟んで両側に各々存在する天井構造物(天井下地部材)を用いて界壁支持用の支持部材を固定し、その支持部材により界壁部30を支持することとしている。
次に、界壁支持構造を詳細に説明する。図2は、図1のA−A線断面図である。なお、図2では、便宜上、天井吊り具15や野縁18等の図示を省略する他、一部は現実の納まりでなく各部材の位置関係を示すものとなっている。
図1,図2に示すように、野縁受け16の界壁側端部においてその側面にはブラケット21が固定され、そのブラケット21には通し材22が固定されている。ブラケット21及び通し材22が連結部材に相当する。ブラケット21は例えばLアングル材よりなり、通し材22は例えば角形鋼管からなる。ブラケット21は、一面がビス等により野縁受け16に固定され、その一面に直交する他面がビス等により通し材22に固定されている。野縁受け16は所定間隔で複数設けられており、それら各野縁受け16を互いに連結するようにして通し材22が設けられている。
通し材22は界壁部20を挟んで左右両側に設けられており、その左右両側の通し材22に架け渡すようにして、界壁部30を支持する壁支持材としての支持プレート23が固定されている。なお図2では、便宜上、支持プレート23にドットを付している。支持プレート23は例えば平坦な鉄板よりなり、板面を上下に向けて配置され、通し材22に対してビス等により固定されている。図2に示すように、支持プレート23は、通し材22において野縁受け16との連結部となる位置にそれぞれ固定されている。ただし、支持プレート23の固定ピッチは変更可能であり、野縁受け16との連結部以外の位置に固定されていてもよい。
なお、支持プレート23を挟んで上側に通し材22が設けられるとともに、下側に別の通し材24が設けられていてもよい。この場合、これら上下の通し材22,24と支持プレート23とがビスの共締めにより相互に固定されているとよい。
界壁を挟んで両側の通し材22は、床梁12を取り巻く耐火材14を挟むようにして、耐火材14の両側に設けられている。また、支持プレート23は、床梁12を取り巻く耐火材14の下面に接触するようにして設けられている。
そして、下階側の床梁26を下端側の支持部、支持プレート23を上端側の支持部として界壁部30が取り付けられている。界壁部30は、ランナ及びスタッドからなる下地フレームが壁厚み方向に2列に設けられた構造を有している。詳しくは、界壁部30は、一方の下地フレーム(第1フレーム)として上ランナ31、下ランナ32及びスタッド33を有し、他方の下地フレーム(第2フレーム)として上ランナ34、下ランナ35及びスタッド36を有している。各下地フレームの上端側について特に言うと、上ランナ31,34は、支持プレート23の下面に当接させた状態で、その支持プレート23に固定されている。上記の各下地フレームは、壁厚み方向の中央部にて互いに離間するように配置されており、各々外側に石膏ボードからなる壁面材37が固定されている。
壁面材37は、その上方の支持プレート23、下方の床梁26に対してそれぞれ隙間を持たせて固定されており、その隙間部分にはシール材38が充填されている。なお本実施形態では、壁面材37として2枚の石膏ボードを重ねて用いており、その2枚重ねの石膏ボードのうち壁外側の石膏ボードの上下の隙間が、壁内側の石膏ボードの上下の隙間よりも小さくなるように構成されている。
界壁部30の内部には、下地フレームに固定された状態で断熱材39が取り付けられており、図3には壁内部における断熱材39の配置が示されている。断熱材39は、例えばグラスウールよりなり、断熱性能、遮音性能、耐火性能を有する。断熱材39は、各一対のスタッド33の間、又はスタッド36の間に固定され、壁厚み方向に並ぶ各下地フレームは、それぞれ壁面方向に所定間隔を隔てて離散配置されている。この場合、壁面方向に沿って、一方のフレーム側と他方のフレーム側とで互い違いになるように断熱材39が配置されている。
なお、図3に示す構成では、一方のフレーム側と他方のフレーム側とで壁厚み方向に重複しないように断熱材39が配置されているが、これを変更し、一方のフレーム側と他方のフレーム側とで壁厚み方向に一部重複した状態で断熱材39が配置されていてもよい。いずれにしろ一方のフレーム側と他方のフレーム側とで断熱材39が互い違いに配置されていればよい。
建物10の施工時における界壁部30の施工手順を説明する。
床梁11,12等の建物10の躯体が施工された状態で、耐火梁としての床梁12に耐火材14をまき付け、その後、天井部の施工作業を実施する。このとき、天井吊り具15や野縁受け16、野縁18の取り付けを適宜行うとともに、野縁18の下面に天井面材19を固定する。また、通し材22及び支持プレート23の取り付けを行う。
ここで、野縁受け16の端部にはブラケット21があらかじめ固定されており、野縁受け16の施工後には、野縁受け16の各端部のブラケット21に対して通し材22をビス等により固定する。そしてその後、床梁12を挟んで左右の通し材22に架け渡すようにして支持プレート23をビス等により固定する。支持プレート23を挟んで上下に通し材22,24を設ける場合には、上下の通し材22,24と支持プレート23とがビスにより共締めされる。
その後、界壁部30を構築する。この場合、下地フレームの上ランナ31,34を支持プレート23に対してビス等により固定し、さらに下ランナ32,35やスタッド33,36、断熱材39の施工を行う。そして、下地フレームに対する壁面材37の固定やシール材38の充填の作業を行う。こうした一連の作業により、図1に示す界壁構造が構築される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
界壁部30を挟んで両側の野縁受け16の間に架け渡して、床梁12の下方に支持プレート23を設け、その支持プレート23により界壁部30の下地フレームを支持する構成にした。この場合、床梁12の下方に支持プレート23を新たに設けることにより、床梁12への耐火材14の被覆作業を含め床梁12とは無関係に、界壁部30の支持が可能となる。また、支持プレート23は、界壁部30を挟んで両側の野縁受け16の間に架け渡して設けられ、水平方向両側で支持されているため、界壁部30を支持する上で所望の強度を付与できる。その結果、界壁領域における耐火性能を確保しつつ適正に界壁部30を構築することが可能となる。
また上記構成では、床梁12に耐火材14を被覆した状態、すなわち床梁12の被覆作業を施した後の状態で、天井部や界壁部の施工作業を行うことができる。この場合、床梁12に対する界壁支持を優先するには耐火材14の被覆作業を後にせざるを得ない、又は耐火材14を複数に分断して巻き付けを行わざるを得ない等の制約が生じない。ゆえに、作業の容易化を図ることができる他、床梁12の被覆等の作業をし忘れるといった作業ミスの抑制を図ることができる。
支持プレート23は、耐火材14に接触し、その耐火材14を床梁12との間に挟み込む状態で設けられている。この場合、耐火材14は、床梁12と支持プレート23とに挟み込まれた状態で設けられることになり、床梁12の耐火材14と界壁部30とにおいて連続性を確保して耐火性能を付与することができる。
天井構造物として野縁受け16が存在する場合に、その野縁受け16を利用することで支持プレート23を所望の位置に都合良く保持できる。
床梁12の長手方向に沿って延びるように設けられる通し材22に対して、所定間隔で複数の支持プレート23を固定する構成にした。この場合、床梁12に沿うように界壁部30を固定支持する上で、好適なる構成を実現できる。
支持プレート23を板状部材で構成することにより、界壁部30の下地フレームを固定するための固定面を好適に設けることができ、界壁部30の施工が容易となる。この場合、界壁部30を構築する際の作業性の点で優位な構成を実現できる。
界壁部30において、支持プレート23と壁面材37との間の隙間部分にシール材38を充填する構成にした。この場合、界壁部30の上方に支持プレート23が存在していることにより、シール材38の充填作業を容易に行うことができる。
界壁部30において、壁厚み方向に並べて2列の下地フレームを設け、それら各下地フレームには、壁面方向に沿って互い違いになるように断熱材39を配置した。この場合、界壁部30における断熱、遮音、耐火の性能を界壁部30の両面側で対等にしつつ、界壁部30における断熱材39の使用量を削減することができる。また、2列の各下地フレームで断熱材39を分散配置したため、界壁部30内において通気部を容易に形成できる。したがって、構成の簡易化を図りつつ所望の界壁性能を実現することができる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・壁支持材の構成は上記のものに限られず、適宜の変更が可能である。例えば、支持プレート23を界壁部30の壁面方向に拡張したものとし、複数の野縁受け16に跨がるような長さで構成してもよい。また、壁支持材は板状部材以外のものでもよく、例えばC形鋼や角形鋼といった条鋼を用いてもよい。
・上記実施形態では、天井構造物としての野縁受け16により支持プレート23を固定する構成としたが、これを変更してもよく、例えば天井構造物としての野縁18や天井吊り具15により支持プレート23を固定する構成としてもよい。
・上記実施形態では、鉄骨軸組工法により構築される多層階建物への適用例を説明したが、他の建物への適用も可能である。例えば、平屋建物への適用や、在来木造工法により構築される建物への適用が可能である。
10…建物、11…床梁、12…床梁(耐火梁)、14…耐火材、16…野縁受け(天井構造物)、21…ブラケット(連結部材)、22…通し材(連結部材)、31,34…上ランナ(下地フレーム)、37…壁面材、38…シール材、39…断熱材。

Claims (6)

  1. 周囲が耐火材により被覆された耐火梁を備え、前記耐火梁に沿って、その耐火梁の下方に界壁部が設けられる建物の界壁構造であって、
    前記界壁部を挟んで両側に各々存在する天井構造物の間に架け渡すようにして、前記耐火梁の下方に壁支持材が設けられ、その壁支持材により前記界壁部の下地フレームが支持されており、
    前記壁支持材は、板面を上下に向けて配置された平坦な板状部材であり、その上面が前記耐火材に接触し、その耐火材を前記耐火梁との間に挟み込む状態で設けられ、
    前記下地フレームは、前記壁支持材の下面に当接させた状態で前記壁支持材に固定されており、
    前記天井構造物は、前記耐火梁と同じ高さ位置の別の梁材に吊り下げ支持される野縁受けであり、
    前記壁支持材は、前記野縁受けに対して連結部材を介して連結されていることを特徴とする建物の界壁構造。
  2. 周囲が耐火材により被覆された耐火梁を備え、前記耐火梁に沿って、その耐火梁の下方に界壁部が設けられる建物の界壁構造であって、
    前記界壁部を挟んで両側に各々存在する天井構造物の間に架け渡すようにして、前記耐火梁の下方に壁支持材が設けられ、その壁支持材により前記界壁部の下地フレームが支持されており、
    前記耐火梁は、前記耐火材によって側部及び底部の全体が被覆されており、
    前記壁支持材は、板面を上下に向けて配置された平坦な板状部材であり、その上面が前記耐火材に接触し、その耐火材を前記耐火梁との間に挟み込む状態で設けられ、
    前記下地フレームは、前記壁支持材の下面に当接させた状態で前記壁支持材に固定されており、
    前記天井構造物は、前記耐火梁と同じ高さ位置の別の梁材に吊り下げ支持される野縁受けであり、
    前記壁支持材は、前記野縁受けに対して連結部材を介して連結されていることを特徴とする建物の界壁構造。
  3. 前記野縁受けが、前記耐火梁と同じ高さ位置かつ直交する別の梁材に吊り下げ支持され、
    前記連結部材は、前記野縁受けの前記界壁部側の側部においてその側面に固定されたブラケットと、前記壁支持材の上側において前記耐火梁の長手方向に沿って延びるように設けられた通し材とを備え、
    前記壁支持材は、前記ブラケットに固定された前記通し材に対して下方から連結されることを特徴とする請求項又はに記載の建物の界壁構造。
  4. 前記通し材に対して、その長手方向の所定間隔で複数の前記壁支持材が固定されていることを特徴とする請求項に記載の建物の界壁構造。
  5. 前記界壁部は、前記下地フレームに対して固定される壁面材を有し、前記壁支持材と前記壁面材との間の隙間部分にシール材が充填されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の建物の界壁構造。
  6. 前記界壁部は、前記下地フレームとして、壁厚み方向に並べて配置される第1フレームと第2フレームとを備え、それら各フレームには、壁面方向に沿って、前記第1フレーム側と前記第2フレーム側とで互い違いになるように断熱材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の建物の界壁構造。
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