JP6612628B2 - 腕帯装着補助具及び装着補助具付きの腕帯 - Google Patents

腕帯装着補助具及び装着補助具付きの腕帯 Download PDF

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Description

本発明は、腕帯装着補助具及び装着補助具付きの腕帯に関する。
血圧を血圧計で測定する場合、腕帯(カフともいう。)で、腕、手首、指など(以下、腕等という)を圧迫して血流の脈波を検出する。腕帯は、帯状に形成された、主に布製のカバーの内部に空気袋が内蔵されていて、空気袋に空気が入っていない状態では平たい帯状となり、折り畳んで収納することができる。このような腕帯はソフトカフと称される。そして、血圧の測定の際には、帯状の腕帯を腕等に巻き付け、空気袋の内部に空気を供給することで腕帯を膨らまして腕等を圧迫する。
ここで、被検者本人が自身の腕等に腕帯を巻き付ける場合、片手での操作となるため、操作に時間が掛ったり、血圧の測定に適する密着した巻き付けができなかったりする。そこで、適切で容易な巻き付け操作を実現するために、腕帯の帯状の長手方向の一端部に環状の締め具が装着されて、長手方向の他方の端部を予め締め具の環状の中に内側から通した状態に形成したものがある。この腕帯は、一方の端部(締め具)に他方の端部が通されているため、折り畳まれた状態から広げると筒状になり、その中に腕等を通すことで、被検者自身が腕帯を巻き付けるという操作を容易にしている。
一方、空気袋が硬質の樹脂によって予め特定の輪郭の筒状に形作られたハードカフは、腕等をその筒の中に通すだけであるため、操作自体は容易である(例えば、特許文献1
参照)。しかし、ハードカフは、腕等を通した状態では、腕帯は腕等に対して緩い状態であり、内部に空気を供給して膨らませた状態で初めて腕等を圧迫することができる。
これに対してソフトカフは、空気を供給する前段階の腕等に巻いた状態で既に、腕等への密着を実現しているため、空気を供給して膨らませた状態での腕等への密着性は、ハードカフに比べて高い。しかも、腕等の太さや形状には被検者の個人差があるため、特定の輪郭の筒状に形成されたハードカフよりもソフトカフの方が圧迫時の腕への密着性が高い。
特開2002−102181号公報
しかし、一端部に締め具が設けられたソフトカフであっても、折り畳まれた状態から広げ、筒状の太さを調整しながら腕等を通す装着の操作は慣れないと難しい。一方、ハードカフは、使用前から筒状に形成されているため操作性は良い。しかし、被検者ごとに太さや形状の個人差がある腕等に対する圧迫時の密着性の点で、特定の形状に形成されているハードカフよりもソフトカフの方が優れている。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、腕等への腕帯の密着性を維持しつつ、腕等に腕帯を装着する操作を容易にする腕帯装着補助具及び装着補助具付きの腕帯を提供することを目的とする。
本発明の第1は、筒状の外枠部材と、前記外枠部材の筒の内側に、前記外枠部材の内面に接して両端部の間の部分が撓んだ状態で配置された板状部材と、を備え、前記板状部材が、前記外枠部材と前記板状部材とで囲まれた空間内に配置される腕帯の外面の一部を固定する、前記板状部材の前記両端部の間の部分に形成された第1固定部を有し、前記外枠部材が、前記空間内に配置される前記腕帯の外面の他の一部を固定する第2固定部と、前記腕帯の、前記第1固定部に固定される前記一部に対して前記他の一部とは反対側の端部を前記空間内から外面の側に通過させる開口と、前記外面に、前記端部の側を固定する第3固定部と、を有する腕帯装着補助具である。
本発明の第2は、本発明に係る腕帯装着補助具と、前記腕帯装着補助具の前記外枠部材と前記板状部材とで囲まれた空間内において、前記第1固定部及び前記第2固定部に固定され、かつ前記第1固定部に固定された部分に対して前記第2固定部に固定された部分とは反対側の端部が、前記開口を介して前記空間内から外面の側に配置された状態で、前記第3固定部に固定される腕帯と、を備えた装着補助具付きの腕帯である。
本発明に係る腕帯装着補助具及び装着補助具付きの腕帯によれば、腕等への腕帯の密着性を維持しつつ、腕等に腕帯を装着する操作を容易にする。
本発明の一実施形態である腕帯装着補助具を示す斜視図である。 図1Aにおける外枠部材の軸線に垂直な面による断面を表す断面図である。 図1Aの腕帯装着補助具の側面図である。 腕帯装着補助具にソフトカフの腕帯が固定された状態を示す斜視図である。 図2Aにおける外枠部材の軸線に垂直な面による断面を表す断面図である。 腕帯に挿し入れた腕等を圧迫するために、腕帯の端部を引っ張った状態を示す図である。 腕等を圧迫した状態に保つために、腕帯の面ファスナを腕帯装着補助具の第3固定部に固定した状態を示す図である。 外枠部材の貫通孔を通して空間から外枠部材の外方に引き出された腕帯の端部が、貫通孔を通過した部分において折り返されない形態を示す図2B相当の図である。 図1Bに示した腕帯装着補助具における外枠部材と板状部材とを一体に形成した腕帯装着補助具を示す図1B相当の断面図である。 図5Aの状態から、腕帯の端部を引っ張った状態を示す図である。
以下、本発明に係る腕帯装着補助具及び装着補助具付きの腕帯の実施形態について、図面を用いて説明する。
<腕帯装着補助具の構成>
図1Aは本発明の一実施形態である腕帯装着補助具1を示す斜視図、図1Bは図1Aにおける外枠部材2の軸線に垂直な面による断面を表す断面図、図1Cは図1Aの腕帯装着補助具1の側面図である。
本発明の一実施形態である腕帯装着補助具1は、血圧計で血圧を測定する場合に、腕、手首、指など(以下、腕等という)に装着されて腕等を圧迫する腕帯を、腕等に装着する操作のための補助具である。腕帯装着補助具1は、図1A,1B,1Cに示すように、外枠部材2と板状部材3とを備えている。
外枠部材2は、例えばシリコーンゴムやポリプロピレン(PP)などの樹脂材で、円筒状に形成されている。外枠部材2の材質は、樹脂に限定されず、金属であってもよく、樹脂としては軟質の樹脂であってもよいし硬質の樹脂であってもよい。なお、外枠部材2は、押しつぶした状態に変形可能で、省スペースを実現することができ、軽量でもあるシリコーンゴムであることが好ましい。
板状部材3は、例えばポリプロピレンなどの樹脂材で、単体では平坦な矩形の平板状に形成されている。板状部材3のコシ(剛性)は、外枠部材2よりも弱い。板状部材3は、両端部3c,3d間の長さが外枠部材2の内径よりも長く形成されている。このため、板状部材3は、外枠部材2の円筒の内側に配置された状態で、外枠部材2の内面2bに両端部3c,3dが接して両端部3c,3dの間の部分3eが撓んだ状態で、外枠部材2の軸方向に延びて配置されている。
板状部材3は、外枠部材2の内面2bに一方の面3aが対向して両端部3c,3dが接しているため、板状部材3は、図1Bに示すように、一方の面3aが他方の面3bよりも外枠部材2の内面2bに近い凸となるように撓んでいる。板状部材3は両端部3c,3dが外枠部材2の内面2bに接しているが、外枠部材2にいずれの部分も固定されていないため、板状部材3は外枠部材2に対して内面2bに沿って周方向に自由に摺動することができる。
なお、一方の端部3c(後述する外枠部材2の第2固定部6に近い側の端部)は、外枠部材2の内面2bに対して摺動しないように固定されていてもよい。この場合、外枠部材2と板状部材3とが離れ離れになるのを防止することができる。また、板状部材3は、一方の端部3cが外枠部材2に固定されて外枠部材2に支えられるため、他方の端部3dは内面2bに接する必要がない。したがって、両端部3c,3d間の板状部材3に沿った長さを、外枠部材2の内径よりも短く形成することもできる。
図2Aは腕帯装着補助具1にソフトカフの腕帯20が固定された状態を示す斜視図、図2Bは図2Aにおける外枠部材2の軸線に垂直な面による断面を表す断面図である。腕帯装着補助具1は、図2A,2Bに示すように、外枠部材2と板状部材3とで囲まれた空間のうち大きい方の略円柱状の空間1sの内側に、いわゆるソフトカフである腕帯20を固定する。腕帯装着補助具1は、空間1sに臨んだ板状部材3の面3bに、腕帯20の外面20a(被検者の腕等100に接する面を内面20bとしたとき、内面20bとは反対側の面)を固定する第1固定部4,5を有している。
なお、ソフトカフの腕帯20は、主に布製のカバーの内部に空気袋が内蔵されていて、空気袋に空気が入っていない状態では平たい帯状となり、折り畳んだ状態で収容することができる。そして、血圧の測定の際には、筒状にして空気袋の内部に空気を供給することで腕帯20を膨らまして腕等100を圧迫する。
腕帯装着補助具1は、空間1sに臨んだ外枠部材2の内面2bに、腕帯20の外面20aを固定する第2固定部6を有している。第1固定部4,5及び第2固定部6は、例えば面ファスナであり、第1固定部4は腕帯20の外面に予め設けられている例えば面ファスナなどの被固定部24と密着して腕帯20を固定する。同様に、第1固定部5は腕帯20の外面20aに予め設けられている例えば面ファスナなどの被固定部25と密着して腕帯20を固定する。第2固定部6は、腕帯20の一方の端部21の近傍の外面20aに予め設けられている例えば面ファスナなどの被固定部26と密着して腕帯20を固定する。
外枠部材2はさらに、外面2aに第3固定部7を有している。外枠部材2の第3固定部7も例えば面ファスナであり、第3固定部7は腕帯20の他方の端部22の近傍の外面20aに予め設けられている例えば面ファスナなどの被固定部27と密着して腕帯20を固定する。
外枠部材2には、外枠部材2の軸方向に沿って延びた貫通孔8(切欠き部の一例)が形成されている。貫通孔8は、空間1s内に配置された腕帯20の、外枠部材2の軸に沿った長さよりも長く形成された、細長い矩形の開口であり、図2Bに示すように、空間1sに配置された腕帯20の、端部21とは反対の端部22を、外枠部材2の外面2aの側に貫通させる。なお、第2固定部6は、貫通孔8の直近に形成されており、第3固定部7は、貫通孔8に対して、第2固定部6とは反対の側に設けられている。なお、貫通孔8に対して、第2固定部6と反対側の内面2bのうち第1固定部5と貫通孔8との間の範囲には、第2固定部6と同様の、腕帯20を固定する固定部は形成されていない。
<腕帯装着補助具の作用>
以上のように構成された腕帯装着補助具1によると、板状部材3は外枠部材2の内側に配置された状態では図1Bに示すように略円筒状の空間1sを形成する。腕帯20は、外面20aに設けられた被固定部26,24,25が腕帯装着補助具1の固定部6,4,5にそれぞれ対応して固定されることにより、図2Bに示すように空間1sの外縁に沿って配置され、全体として略円筒状に広げられた状態となる。したがって、血圧を計測しようとする被検者は、自身で腕帯20を広げる必要がない。
そして、腕帯装着補助具1は、図2Bに示すように、外枠部材2と板状部材3とによって腕等100よりも太い内径の略円筒の形状を維持しているため、この略円筒状に広げられた腕帯20の内側に圧迫対象の腕等100を所定の位置まで挿し入れる際に、腕帯20が変形しない。従来のソフトカフの腕帯の場合は、圧迫対象とは反対の手で腕等100の所定の位置まで腕帯を引き上げる操作の際に腕帯が変形するため、腕帯の周囲の複数の部分を持ち替えながら引き上げる操作が必要である。
これに対して、本実施形態の腕帯装着補助具1に固定された腕帯20では、そのような事態が生じるのを防止することができる。つまり、本実施形態の腕帯装着補助具1によれば、固定された腕帯20を腕等100に装着する操作を、ハードカフと同様に容易にすることができる。
図3Aは、腕帯20に挿し入れた腕等100を圧迫するために、腕帯20の端部22を引っ張った状態を示す図であり、図3Bは、腕等100を圧迫した状態に保つために、腕帯20の被固定部27を腕帯装着補助具1の第3固定部7に固定した状態を示す図である。
被検者は、広げられた腕帯20の内側に腕等100を挿し入れた状態(図2B参照)で、貫通孔8を通過して外枠部材2の外面2aの側に引き出された状態の腕帯20の端部22を、例えば腕帯20に通していない方の手で、図3Aに示すように外方に引っ張ると、腕帯20のうち腕帯装着補助具1の空間1s内の部分が外方に引っ張られる。具体的には、腕帯20は、第1固定部5に固定された被固定部25が貫通孔8の側に引っ張られる。このとき、板状部材3は、被固定部25が固定された第1固定部5が貫通孔8の側に引っ張られる。
板状部材3は、両端部3c,3dがいずれも外枠部材2に固定されておらず外枠部材2に対して内面2bに沿って摺動可能で、かつ可撓性を有する。したがって、第1固定部5が貫通孔8の側に引っ張られると、図3Aに示すように、端部3c,3dがいずれも内面2bを摺動しながら空間1sを狭めるように変形する。これにより、腕帯20に空気が供給される前の段階で、腕帯20の内面20bを、全周に亘って腕等100に密着させることができる。なお、両端部3c,3dがいずれも内面2bを摺動しながら空間1sを狭めるように変形することで、板状部材3が腕等100に対して偏って密着するのを防止又は抑制することができる。
そして、被検者は、図3Bに示すように、例えば手で腕帯20の端部22を引っ張ったまま、腕帯20を、貫通孔8の縁で折り返し、腕帯20の外面20aを外枠部材2の外面2aに向き合わせ、腕帯20の外面20aの被固定部27を外枠部材2の外面2aの第3固定部7に固定する。これにより、空気が供給される前の段階の腕帯20を、腕等100に密着した状態に保持することができる。
この後、被検者は、腕帯20から手を離して、血圧計を操作し、腕帯20に空気を供給して腕帯20を膨らませることにより、腕等100を腕帯20で強く圧迫し、腕帯20と腕等100との適切な密着を実現し、精度の高い血圧値を計測することができる。
以上、詳細に説明した通り、本実施形態の腕帯装着補助具1によれば、腕等100への腕帯20の密着性をソフトカフと同等に維持しつつ、腕等100に腕帯20を装着する操作をハードカフと同等に容易にすることができる。
<変形例>
本実施形態の腕帯装着補助具1は、図2Bに示すように、外枠部材2の貫通孔8を通して空間1sから外枠部材2の外方に引き出された腕帯20の端部22が、外面20aの側が外枠部材2の外面2aに対向するように、貫通孔8を通過した部分において折り返される形態であるが、貫通孔8を通過した部分において折り返されない形態であってもよい。
図4は、外枠部材2の貫通孔8を通して空間1sから外枠部材2の外方に引き出された腕帯20の端部22が、貫通孔8を通過した部分において折り返されない形態を示す図2B相当の図である。腕帯20が、腕帯20の内面20bのうち端部22に近接した位置に、被固定部27を有するものである場合は、図4に示すように、外枠部材2の貫通孔8を通して空間1sから外枠部材2の外方に引き出された腕帯20の端部22の側の部分は、貫通孔8を通過した部分において折り返されない。つまり、腕帯20は、外枠部材2の外側においても、外枠部材2の内側の空間1sにおける巻き方向を維持して、腕帯20の端部の近傍の内面20bに設けられた被固定部27を、第3固定部7で固定することができる。
図5Aは、図1Bに示した腕帯装着補助具1における外枠部材2と板状部材3とを一体に形成した腕帯装着補助具11を示す図1B相当の断面図、図5Bは、図5Aの状態から、腕帯20の端部22を引っ張った状態を示す図である。図示の腕帯装着補助具11は、本発明に係る腕帯装着補助具の一実施形態であり、可撓性を有する矩形で平板状の単一の部材を円筒状に丸めた構造であり、丸めて最外周の1周部分を構成した円筒部分12の他に円筒部分12の内側まで延びた延長部分13を有する渦巻き状に形成されている。
そして、円筒部分12の基点となる端部12cの内面12bが、延長部分13の基点となる基部13cの外面13aと固定されている。これにより、円筒部分12は、腕帯装着補助具1における外枠部材2に相当する。一方、延長部分13の、基部13cとは反対側の端部13dの外面13aは、円筒部分12の内面12bに固定されず、円筒部分12に対して摺動可能となっている。これにより、延長部分13は、腕帯装着補助具1における、端部3cが外枠部材2に固定された板状部材3に相当する。なお、この構成の場合、腕帯装着補助具1における板状部材3の、第2固定部6に近い方の端部3cを外枠部材2の内面2bに対して摺動しないように固定した形態において、外枠部材2と板状部材3とを一体にした構成の一例と捉えることができる。
なお、円筒部分12に貫通孔8が形成され、貫通孔8の直近の円筒部分12の内面であって、延長部分13の基部13cに近い側に、腕帯装着補助具1における第2固定部6と同じ第2固定部6が形成され、延長部分13の内面13bに、腕帯装着補助具1における第1固定部4,5と同じ第1固定部4,5が形成され、円筒部分12の外面12aに、腕帯装着補助具1における第3固定部7と同じ第3固定部7が形成されている。
このように形成された腕帯装着補助具11は、図5Aに示すように、腕帯装着補助具1と同様に、第1固定部4,5及び第2固定部6に被固定部24,25,26により固定された腕帯20は、全体として略円筒状に広げられた状態となる。したがって、血圧を計測しようとする被検者は、自身で腕帯20を広げる操作をする必要がない。また、腕帯装着補助具11によれば、固定された腕帯20を腕等100に装着する操作を、ハードカフと同様に容易にすることができる。
また、被検者が、広げられた腕帯20の内側に腕等を挿し入れた状態で、貫通孔8を通過して円筒部分12の外面12aの側に引き出された状態の腕帯20の端部22を、腕帯20に通していない方の手で外方に引っ張ると、腕帯20のうち腕帯装着補助具11の空間11s内の部分が外方に引っ張られる。これにより、延長部分13は、図5Bに示すように、端部13dが内面12bを摺動しながら空間11sを狭めるように変形する。これにより、腕帯20に空気が供給される前の段階で、腕帯20の内面20bを、全周に亘って腕等に密着させることができる。
そして、被検者は、腕帯装着補助具1と同様に、腕帯20の被固定部27を円筒部分12の外面12aの第3固定部7に固定することで、空気が供給される前の段階の腕帯20を、腕等に密着した状態に保持することができる。
したがって、腕帯装着補助具11によれば、腕等への腕帯20の密着性をソフトカフと同等に維持しつつ、腕等に腕帯20を装着する操作をハードカフと同等に容易にすることができる。
上述した実施形態及び変形例の腕帯装着補助具1,11は、板状部材3又は延長部分13に、両端部3c,3dの間又は基部13cと端部13dとの間に2つの第1固定部4,5が形成された構成であるが、第1固定部は1つでもよいし、3つ以上の複数でもよい。ただし、第1固定部4,5と第2固定部6とにより、腕帯20を広げる形状が決まり、第1固定部の数が多いほど、腕帯20を大きく広げることができるため、第1固定部は2つ以上形成されていることが好ましい。また、2つの第1固定部4,5と、第2固定部6とが、互いに近接するのではなく、互いに遠く離れた位置に形成されることにより、固定される腕帯20を大きく広げることができる。
上述した実施形態及び変形例の腕帯装着補助具1,11は、第1固定部4,5、第2固定部6及び第3固定部7がそれぞれ例えば面ファスナであるものとして説明したが、第1固定部4,5、第2固定部6及び第3固定部7は、面ファスナに限定されるものではなく、例えばスナップボタン等、腕帯20の対応する部分である被固定部24,25,26,27を固定するものであれば如何なる態様の固定部や固定部材であってもよい。被固定部24,25,26,27についても同様である。
また、各実施形態及び変形例の腕帯装着補助具1,11は、腕帯装着補助具1,11の内側の空間1s,11sに固定された腕帯20を腕帯装着補助具1,11の外側に引き出すための開口の一例として貫通孔8を適用したものである。しかし、本発明に係る腕帯装着補助具は、この形態に限定されるものではなく、腕帯20を腕帯装着補助具1,11の内側の空間1s,11sから外側に通過させる開口であれば、周囲の全周が繋がった孔に限らず、周囲の一部が繋がった切欠きや、周囲の2か所が繋がらずに分断された空間であってもよい。開口として、分断された空間を適用したものでは、図1Bの断面図では、外枠部材2は、C字状の断面を有するものとなる。
各実施形態及び変形例の腕帯装着補助具1,11は、外枠部材2及び円筒部分12がいずれも円筒状に形成されたものであるが、これら外枠部材2及び円筒部分12の形状は、断面が真円の円環状の円筒に限定されるものではなく、断面が楕円の円環状の円筒や、曲率が不定に変化する円環状の断面の円筒であってもよい。さらに、外枠部材2及び円筒部分12は、円筒に限定されず角筒であってもよい。ただし、外枠部材2及び円筒部分12が円筒形状であることにより、内側の空間に固定された腕帯を大きく広げることができて腕等を通し易くなるため、円筒形状であることが好ましい。
上述した実施形態は、腕帯20とは別体の腕帯装着補助具1であり、腕帯20に、第1固定部4,5、第2固定部6及び第3固定部7にそれぞれ固定される例えば面ファスナなどの被固定部が形成されているものであれば、既存の腕帯にも利用することができる。
<装着補助具付きの腕帯>
また、上述した腕帯装着補助具1と腕帯20とが、第1固定部4,5、第2固定部6で予め固定されたもの、すなわち装着補助具付きの腕帯は、本発明に係る装着補助具付きの腕帯の一実施形態である。この装着補助具付きの腕帯は、上述した腕帯装着補助具1(又は腕帯装着補助具11)と、腕帯装着補助具1(又は腕帯装着補助具11)の外枠部材2(円筒部分12)と板状部材3(延長部分13)とで囲まれた空間1s(又は空間11s)内において、第1固定部4,5及び第2固定部6に固定され、かつ第1固定部4,5に固定された部分に対して第2固定部6に固定された部分とは反対側の端部22が、貫通孔8を介して空間1s(又は空間11s)内から外面2a(又は外面12a)の側に配置された状態で、第3固定部7に固定される腕帯20と、を備えた構成である。
そして、この実施形態の装着補助具付き腕帯によれば、腕等への腕帯20の密着性をソフトカフと同等に維持しつつ、腕等に腕帯20を装着する操作をハードカフと同等に容易にすることができる。
1 腕帯装着補助具
1s 空間
2 外枠部材
2a 外面
3 板状部材
3c,3d 端部
4,5 第1固定部
6 第2固定部
7 第3固定部
8 貫通孔(開口の一例)
20 腕帯
20a 外面
22 端部
100 腕等

Claims (6)

  1. 筒状の外枠部材と、
    前記外枠部材の筒の内側に、前記外枠部材の内面に接して両端部の間の部分が撓んだ状態で配置された板状部材と、を備え、
    前記板状部材が、前記外枠部材と前記板状部材とで囲まれた空間内に配置される腕帯の外面の一部を固定する、前記板状部材の前記両端部の間の部分に形成された第1固定部を有し、
    前記外枠部材が、前記空間内に配置される前記腕帯の外面の他の一部を固定する第2固定部と、前記腕帯の、前記第1固定部に固定される前記一部に対して前記他の一部とは反対側の端部を前記空間内から前記外枠部材の外面の側に通過させる開口と、前記外枠部材の外面に、前記端部の側を固定する第3固定部と、を有する腕帯装着補助具。
  2. 前記板状部材の前記両端部のうち、前記第2固定部に近い側の端部は、前記外枠部材に固定されている請求項1に記載の腕帯装着補助具。
  3. 前記板状部材の前記両端部の間の、前記板状部材に沿った長さが、前記外枠部材の内側の幅又は直径よりも長い請求項1又は2に記載の腕帯装着補助具。
  4. 前記板状部材の前記両端部が、いずれもの前記外枠部材の内面に沿って摺動可能である請求項3に記載の腕帯装着補助具。
  5. 前記第1固定部は、前記両端部の間に複数形成されている請求項1から4のうちいずれか1項に記載の腕帯装着補助具。
  6. 請求項1から5のうちいずれか1項に記載の腕帯装着補助具と、
    前記腕帯装着補助具の前記外枠部材と前記板状部材とで囲まれた空間内において、前記第1固定部及び前記第2固定部に固定され、かつ前記第1固定部に固定された部分に対して前記第2固定部に固定された部分とは反対側の端部が、前記開口を介して前記空間内から外面の側に配置された状態で、前記第3固定部に固定される腕帯と、を備えた装着補助具付きの腕帯。
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