JP6611412B2 - ケーブル配線ボックス用穴明け治具 - Google Patents
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Description
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)請求項1により、カバーに取付けられた切り粉吸引除去装置によって、回転切削刃で切削された壁板の切り粉は、カバー内より切り粉吸引除去装置に吸引除去される。
したがって、従来のように切り粉がカバーにたまって、回転切削刃での切削作業が低下したり、切り粉の除去作業で効率よく切削作業ができない等の不具合を確実に防止できる。
(2)前記(1)により、回転切削刃で切削される壁板の切り粉は切り粉吸引除去装置に吸引除去されるので、切削作業中に切り粉がカバー外へ飛散したりするのを確実に防止して、きれいな状態で作業することができる。
また、切り粉が飛散しないので、石膏ボードを用いた壁体にケーブル配線ボックス用穴を明けた後の清掃作業が楽にできる。
(3)前記(1)により、カバーに切り粉吸引除去装置を取付けるので、回転切削刃で切削した切り粉は、カバー内より直接切り粉吸引除去装置に吸引除去されるため、切り粉の移動が短く、飛散や駆動部に悪影響を与えたりするのを効率よく阻止することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、カバー内の切り粉を効率よく切り粉吸引除去装置で吸引除去させることができ、かつ係止片によって、形成した穴の上部の壁板を切削することができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、壁板が厚い場合に深切り用台座を介して回転切削刃を回転軸に取付けることにより、回転軸の軸心方向の移動量が同じでも、厚い壁板に深切り用台座のないもので切削を行ない、しかる後、この切削部分に深切り用台座を設けたもので切削することにより、ケーブル配線ボックス用穴を明けることができる。
図1ないし図17に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は本発明のケーブル配線ボックス用穴明け治具で、このケーブル配線ボックス用穴明け治具1は手で持つことができる支持体2と、この支持体2の先端部に背面板6a部位が複数本のビス3で固定されたケーブル配線ボックス4の幅寸法とほぼ同じ幅寸法に形成された前面開口5のカバー6と、このカバー6と前記支持体2内に回転可能で、かつ軸心方向の移動ができるように軸心方向の移動調整機構7を介して取付けられた回転軸8と、この回転軸8の前記カバー6内に位置する部位で、該カバー6で覆われるように取付けられた回転切削刃9と、前記回転軸8を回転駆動および軸心方向に移動させることができるように、後端部にチャック固定あるいはインパクト固定等の固定手段10で取付けられる電動工具等の駆動装置11と、前記カバー6の背面部位より前記回転切削刃9で壁板12を切削する時の切り粉を吸引除去する切り粉吸引除去装置13とで構成されている。
しかる後、壁板12に覆われたケーブル配線ボックス4を、本願発明者が商品化したケーブル配線ボックス検出センサー46で検出し、壁板12に筆記具でケガかれた部位にカバー6の先端部を押し付け、駆動装置11を駆動させて回転軸8を壁板12方向へ押し付けることにより、まず、最初に壁板12にドリル30の先端部が当接して壁板12に穴を形成しながら侵入するため、回転切削刃9も壁板12に当接して切削する。
この時、切り粉吸引除去装置13を駆動させておくことにより、生ずる切り粉はカバー6の切り粉導入溝16より吸引パイプ取付口24、吸引パイプ22を介して掃除機44に吸引除去される。
この場合には、カバー6の開口5をカッタナイフやヤスリ等の近傍に位置させて、切り粉吸引除去装置13を駆動させて行なうことにより、切り粉の飛散を防止することができる。
次に、図18ないし図23に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
2:支持体、 3:ビス、
4:ケーブル配線ボックス、 5:開口、
6:カバー、 7:移動調整機構、
8:回転軸、 9:回転切削刃、
10:固定手段、 11:駆動装置、
12:壁板、 13:切り粉吸引除去装置、
14:回転軸挿入孔、 15、15A:カバー本体、
16:切り粉導入溝、 17:係止片収納凹部、
18:スプリング、 19:穴、
20:係止片、 21:連通孔、
22:吸引パイプ、 23:係止片、
24、24A:吸引パイプ取付口、
25、26:支持片、 27:当接片、
28:水平器、 29:回転軸本体、
30:ドリル、 31:付勢スプリング、
32:取付板、 33:移動量調整ダイヤル、
34:透孔、 35:調整筒、
36:位置決め筒、 37:長孔、
38:係止片、 39:回転軸本体挿入孔、
40:ベース板、 41:切削刃支持片、
42:切削刃、 43:ショルダベルト、
44:掃除機、 45:取付具、
46:ケーブル配線ボックス検出センサー、
47:深切り用台座、 48:開閉蓋。
Claims (3)
- 手で持つことができる支持体と、この支持体の先端部に背面部位が固定されたケーブル配線ボックスの幅寸法とほぼ同じ幅寸法に形成された前面開口のカバーと、このカバーと前記支持体内に回転可能で、かつ軸心方向の移動ができるように取付けられた回転軸と、この回転軸の前記カバー内に位置する部位で、該カバーで覆われるように取付けられた回転切削刃と、前記回転軸を回転駆動および軸心方向に移動させることができる駆動装置と、前記カバーに取付けられた前記回転切削刃で壁板を切削する時の切り粉を吸引除去する切り粉吸引除去装置とからなり、
前記切り粉吸引除去装置は、カバーの下部に形成された細長凹所状の切り粉導入溝と連通する連通孔に取り付けられ、前記回転切削刃は、円筒状のベース板と、このベース板より所定間隔で前方へ突出する多数個の切削刃支持片と、この多数個の切削刃支持片の先端部にそれぞれ固定された切削刃とで構成されていることを特徴とするケーブル配線ボックス用穴明け治具。 - カバーは該カバーの下部位置に回転切削刃で切削した部位の穴の下部位置に係止される出没可能な弧状の係止片が設けられるとともに、該係止片の内側位置の前記カバーの背面部位に形成された切り粉吸引除去装置の吸引パイプが着脱可能に取付けられる吸引パイプ取付口が設けられていることを特徴とする請求項1記載のケーブル配線ボックス用穴明け治具。
- 回転軸に取付けられる回転切削刃は、該回転軸に着脱可能に取付けられる、該回転切削刃の先端部をカバーの前面開口より突出する深切り用台座を介して取付けられていることを特徴とする請求項1、2いずれかに記載のケーブル配線ボックス用穴明け治具。
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JP2013257704A JP6611412B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | ケーブル配線ボックス用穴明け治具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013257704A JP6611412B2 (ja) | 2013-12-13 | 2013-12-13 | ケーブル配線ボックス用穴明け治具 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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