JP6609298B2 - 草刈機用カバー - Google Patents

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Description

本発明は、草刈機の刈刃を覆う草刈機用カバーに関する。
例えば、特許文献1に記載されるように、回転駆動させた刈刃を草等の切断対象に接触させて切断する草刈機が知られている。この種の草刈機では、切断した草等が飛散することを抑制するべく、刈刃を覆うカバーを設ける場合がある。この場合、カバーを大きくして、刈刃を覆う範囲を大きくすることで草等の飛散を抑制する効果を高めることができる。
米国特許出願公開第2001/0045292号明細書
しかしながら、カバーを大きくすると、該カバーが、フェンスや、柵、壁、縁石等の障害物の近傍に生えている草等への刈刃の接近を妨げることになり、障害物近傍の草等を切断することが困難になる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、切断した草等の飛散を効果的に抑制することと、障害物の近傍の草等を容易に切断することとの両方を可能にする草刈機用カバーを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、草刈機の回転駆動される刈刃を覆う草刈機用カバーであって、前記刈刃の回転時に前記刈刃が通過する領域である刈刃回転領域の少なくとも一部の上方及び径方向外方を覆う閉位置と、前記閉位置から退避した開位置とに変位可能な可動カバー機構を備えることを特徴とする。
この草刈機用カバーによれば、可動カバー機構を閉位置に変位させることで、切断した草等が飛散することを抑制できる。一方、可動カバー機構を開位置に変位させることで、フェンスや、柵、壁、縁石等の障害物の近傍に生えている草に対しても回転させた刈刃を接近させて切断することができる。
従って、草刈機の使用状況に応じて、可動カバー機構を変位させることによって、切断した草等の飛散を効果的に抑制することと、障害物の近傍の草等を容易に切断することとの両方を可能にすることができる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記可動カバー機構は、前記刈刃回転領域の左側の上方及び径方向外方を覆う閉位置及び露出させる開位置の間を移動可能な左側カバーと、前記刈刃回転領域の右側の上方及び径方向外方を覆う閉位置及び露出させる開位置の間を移動可能な右側カバーと、を備えることが好ましい。
この場合、例えば、左側カバーを閉位置に配置することによって、草刈機の進行方向の左側に切断した草等が飛散することを効果的に抑制できる。一方、左側カバーを開位置に配置することによって、進行方向の左側に障害物が存在する場合であっても、該障害物の近傍に生えている草等を容易に切断できる。右側カバーについても、進行方向の右側において、同様に配置することにより、同様の作用効果を得ることができる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記可動カバー機構は、前記刈刃回転領域の前側の上方及び径方向外方を覆う閉位置及び露出させる開位置の間を移動可能な前側カバーを備える。この場合、前側カバーを閉位置に配置することによって、草刈機の進行方向の前側に切断した草等が飛散することを効果的に抑制できる。一方、前側カバーを開位置に配置することによって、進行方向の前側に障害物が存在する場合であっても、該障害物の近傍に生えている草等を容易に切断できる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記左側カバーは、前記左側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも左側に配置される左開閉部と、前記左側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも後側に配置される左後開閉部とを有し、前記右側カバーは、前記右側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも右側に配置される右開閉部と、前記右側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも後側に配置される右後開閉部とを有することが好ましい。
この場合、左側カバー及び右側カバーを閉位置に配置した際、切断した草等が進行方向の後側に飛散することを、左後開閉部及び右後開閉部によって抑制することが可能になる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記刈刃の回転方向が平面視で右回りである場合、前記右開閉部と前記右後開閉部とが、回転する刈刃の径方向の外側に凸状の湾曲面を形成するように連続し、前記刈刃の回転方向が平面視で左回りである場合、前記左開閉部と前記左後開閉部とが前記湾曲面を形成するように連続することが好ましい。
例えば、刈刃の回転方向が平面視で右回りである場合、開位置に右開閉部を配置すると、切断した草等は進行方向の右側に放出される。一方、閉位置に右開閉部を配置すると、切断した草等は、湾曲面を介して、右開閉部から右後開閉部へと円滑に導かれた後、進行方向の後方に排出される。従って、右開閉部の位置を調整することによって、切断した草等が排出される方向を調整することができ、しかも、切断した草等が右側カバーの内側に留まることを効果的に抑制できる。
刈刃の回転方向が平面視で左回りである場合も同様に、左開閉部の位置を調整することによって、切断した草等が排出される方向を調整でき、刈刃を覆う位置に左開閉部を配置しても、左側カバーの内側に切断した草等が留まることを効果的に抑制できる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記右開閉部と前記右後開閉部とが前記湾曲面を形成するように連続する場合、前記左開閉部と前記左後開閉部とは角部を形成し、前記左開閉部と前記左後開閉部とが前記湾曲面を形成するように連続する場合、前記右開閉部と前記右後開閉部とは角部を形成することが好ましい。
この場合、切断した草等が、右開閉部から湾曲面を介して右後開閉部に導かれた後、左後開閉部や左開閉部の内側まで達したとしても、該左開閉部と左後開閉部によって形成された角部によって該草等を下方に導くことができる。これによって、左開閉部の前方に向かって、切断した草等が排出されることを回避できる。前記右開閉部と前記右後開閉部とが角部を形成する場合も同様である。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記左側カバーは、前記草刈機の進行方向の前後に延在する左回動軸を中心に回動することで、前記閉位置及び前記開位置の間を移動可能であり、前記右側カバーは、前記進行方向の前後に延在する右回動軸を中心に回動することで、前記閉位置及び前記開位置の間を移動可能であることが好ましい。この場合、左回動軸及び右回動軸を設ける簡単な構成によって、左側カバー及び右側カバーの配置を容易に調整することができる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記左回動軸及び前記右回動軸は、前記進行方向に沿って前記刈刃の回転中心を通る中心軸に対して、前記進行方向の前方から後方に向かうにつれて離間するように傾斜することが好ましい。
この場合、右側カバー及び左側カバー(以下、これらを総称して側方カバーともいう)を閉位置に配置した状態で草刈機による草刈作業を行う際に、進行方向の前方から側方カバーに障害物が接触しても、側方カバーが損傷することを抑制できる。上記のように傾斜する左回動軸及び右回動軸では、側方カバーに対して、その前方から進行方向に沿って荷重が加えられても、該回動軸の延在方向に交わる方向に分力を生じさせて、側方カバーを上方に回動させ易くすることができるためである。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記左側カバーは、前記左回動軸を介して揺動可能な状態で前記閉位置に配置され、前記右側カバーは、前記右回動軸を介して揺動可能な状態で前記閉位置に配置されることが好ましい。この場合、刈刃を覆う位置に配置した側方カバーに障害物等が接触しても、側方カバーは、障害物等に押圧されて上方に容易に移動することが可能である。これによって、側方カバーに大きな荷重が加えられることを回避できるため、側方カバーが損傷すること等を効果的に抑制できる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記左側カバー及び前記右側カバーは、前記閉位置及び前記開位置の間で停止させることが可能であることが好ましい。この場合、側方カバーを、閉位置と開位置との間の所望の位置に配置した状態、換言すると、刈刃に対する側方カバーの開度を詳細に設定した状態で、草刈作業を行うことが可能になる。
例えば、刈刃回転領域よりも左側及び右側を全て覆う位置に側方カバーを配置することで、切断した草等が飛散する量や範囲を最小限に抑えることができる。その一方で、障害物近傍の草や、背丈の高い草等を切断し難くなるため、草刈作業の効率は向上させ難い。
また、刈刃回転領域を全て露出させる位置に側方カバーを配置することで、該側方カバーが草等に刈刃を接触させる作業を妨げることを回避できるため、草刈作業の効率を最大限に高めることができる。その一方で、切断した草等の飛散を抑制する効果は向上させ難い。
この草刈機用カバーによれば、上記の通り、切断対象である草等の背丈や、障害物の高さ等、草刈機の使用状況等に応じて側方カバーの開度を調整することができる。これによって、切断した草等の飛散を抑制することと、草刈作業を効率的に行うこととの均衡を適切に図ることが可能になる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記前側カバーは、前記前側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも前側に配置される可撓性のシート状部と、前記前側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも上側に配置される上開閉部と、を有する。この場合、切断した草等が前方に飛散することを抑制するべく、可撓性のシート状部を閉位置に配置しても、シート状部の内側に切断対象の草等を進入させて切断し易くすることができる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記上開閉部は、左右に延在する前回動軸を中心に回動可能であることが好ましい。上開閉部に前回動軸を設ける簡単な構成によって、前側カバーの配置を容易に調整することが可能になる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記シート状部は、前記前側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも左側及び右側の少なくとも一方に配置される部分を有する。この場合、前側カバーによって、刈刃回転領域よりも左側及び右側に切断した草等が飛散することを抑制できる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記上開閉部には、前記シート状部の左端部を支持する左支持部材及び前記シート状部の右端部を支持する右支持部材が、前記草刈機の進行方向の前後に延在する回動軸を中心にそれぞれ回動可能に取り付けられる。また、前記左支持部材及び前記右支持部材の回動角度をそれぞれ独立に調整可能であることが好ましい。
この場合、シート状部の左端部を支持する左支持部材の回動角度を調整することによって、シート状部の左側を、閉位置及び開位置の間の所望の位置に配置することができる。同様に、右支持部材の回動角度を調整することによって、シート状部の右側を、閉位置及び開位置の間の所望の位置に配置することができる。
従って、切断対象である草等の背丈や、障害物の高さ、草刈機の使用状況等に応じて、右支持部材及び左支持部材の各々の回動角度を調整することで、切断した草等の飛散を抑制することと、草刈作業を効率的に行うこととの均衡を適切に図ることが可能となる。
上記の草刈機用カバーは、ひも状の前記刈刃に対して好適に適用することができる。ひも状の刈刃は、例えば、ブレード状や円盤状の刈刃等に比して可撓性が高いこと等から、草等の切断作業の際に障害物等に接触した場合であっても、該障害物が損傷することや、刈刃を介して草刈機に大きな衝撃が加えられることを回避できる。一方で、ひも状の刈刃では、ブレード状や円盤状の刈刃等に比して、切断した草等が飛散し易くなるが、この草刈機用カバーによれば、ひも状の刈刃に適用した場合であっても、切断した草等の飛散を効果的に抑制することができる。
上記の草刈機用カバーにおいて、前記刈刃回転領域の上側に固定され、左右方向の長さが、前記刈刃回転領域の直径よりも小さい固定カバーをさらに備えることが好ましい。この場合、刈刃と切断対象の草等との接触を妨げることなく、すなわち、草刈作業の効率を低下させることなく、切断した草等が刈刃の上方に飛散することを抑制できる。また、刈刃がひも状であった場合、固定カバーにより、障害物が刈刃を保持するホルダに接近することを回避できるため、ホルダと障害物との間に刈刃が挟まれて損傷すること等を抑制できる。
本発明の草刈機用カバーによれば、切断した草等の飛散を効果的に抑制することと、障害物の近傍の草等を容易に切断することとの両方を可能にすることができる。
本発明の実施形態に係る草刈機用カバーを備える草刈機の側面図である。 図1の草刈機の斜視図である。 図2の前側カバーを、開位置に移動させた斜視図である。 前側カバーを省略した草刈機の要部概略平面図である。 開位置に配置した右側カバー及び左側カバーを説明する説明図である。 左支持部材及び右支持部材の回動角度を調整可能であることを説明する説明図である。 左支持部材及び右支持部材の回動角度を調整可能であることを説明する別の説明図である。 左支持部材及び右支持部材の回動角度を調整可能であることを説明するまた別の説明図である。
以下、本発明に係る草刈機用カバーについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下の図において、同一又は同様の機能及び効果を奏する構成要素に対しては同一の参照符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
図1〜図4に示すように、本実施形態では、草刈機用カバー10が、ひも状の刈刃12を備える歩行型の草刈機14に備えられる例について説明する。しかしながら、草刈機用カバー10を適用可能な草刈機は、上記の草刈機14に限定されるものではなく、例えば、ブレード状や円盤状の刈刃(不図示)を備えてもよいし、乗用型であってもよい。
図において、矢印X1は草刈機14の進行方向の前方を示し、矢印X2は草刈機14の進行方向の後方を示す。また、矢印Y1は草刈機14の進行方向に対する上方を示し、矢印Y2は草刈機14の進行方向に対する下方を示す。さらに、矢印Z1は草刈機14の進行方向に対する左方を示し、矢印Z2は草刈機14の進行方向に対する右方を示す。
以下では、草刈機用カバー10の各構成要素について、上記の進行方向の前後、上下、左右の方向(作業者から見た前後、上下、左右の方向と同じ)を基準として説明する。図1〜図4に示すように、草刈機14は、草刈機用カバー10の他に、機体を構成するハウジング18と、ハウジング18の上部に配置された原動機20(駆動源)と、ハウジング18内に収納され刈刃12を保持するホルダ22と、ハウジング18の前部に配置された前輪24と、ハウジング18の後部に配置された左右の後輪26と、ハウジング18の後方に延出する操作ハンドル28とを主に備える。なお、図4では、前輪24の図示を省略している。
原動機20は、回転駆動力を生じさせることが可能なエンジンやモータ等からなる。ホルダ22は、不図示のベルト等を介して原動機20の回転駆動力が伝達される。これによって、ホルダ22が回転することに伴い、該ホルダ22に保持された刈刃12が平面視で右回り方向(図4の矢印R方向)に回転する。刈刃12は、例えば、ナイロンコード等からなるひも状であり、図4に一点鎖線で示す円(刈刃回転領域12A)を描くように回転駆動される。この刈刃12の回転中心をOとし、進行方向に沿って刈刃12の回転中心Oを通る草刈機14の中心軸をLcとする。
後輪26の車軸は、ハウジング18の後部に設けられた後部フレームに回動自在に設けられ、走行動力伝達機構及び変速機を介して、原動機20の回転駆動力を後輪26に伝達する。なお、後部フレーム、走行動力伝達機構及び変速機は何れも不図示である。これによって、後輪26が回転することで、草刈機14を走行させることが可能になっている。前輪24の車軸はハウジング18から前方に突設されたフレーム30に回動自在に設けられる。操作ハンドル28の前端部は、例えば、後部フレームに取り付けられ、該操作ハンドル28を操作することにより、草刈機14を進行方向の左右に操作することが可能になっている。
次に、図5〜図8を併せて参照しつつ、草刈機用カバー10について説明する。草刈機用カバー10は、刈刃12の回転時に、刈刃12が通過する領域である刈刃回転領域12A(図4等参照)の少なくとも一部の上方及び径方向外方を覆う閉位置と、閉位置から退避した開位置とに変位可能な可動カバー機構31と、固定カバー32とを備える。可動カバー機構31は、右側カバー34と、左側カバー36と、前側カバー38とを備える。なお、図4及び図5では、前側カバー38の図示を省略している。
固定カバー32は、例えば、樹脂や金属等からなる板状であり、刈刃12の上方に配設される。この際、図4に示すように、固定カバー32の左右方向の中心は、中心軸Lc上に配置される。また、固定カバー32の左右方向の長さは、回転時の刈刃12の直径の略2/3となるように設定される。さらに、固定カバー32の前端は、回転時の刈刃12の平面視における前端よりも後方に配置されている。従って、固定カバー32は、刈刃回転領域12Aの前端側と、左右方向の両端側とを除く上方を覆うように設けられる。固定カバー32の前端側には、前方に向かうにつれて上方に傾斜する前舌部40が設けられている。
図3〜図5に示すように、右側カバー34は、右板状部42と、右開閉部44と、右後開閉部46とを有する。右板状部42の中心軸Lcに近接する一端側が、固定カバー32の上面に回動支持部48を介して取り付けられる。なお、図4では、回動支持部48の図示を省略する。これによって、右板状部42の中心軸Lcから離間する他端側に突設された右開閉部44と、右板状部42の後端側に突設された右後開閉部46とが、進行方向の前後に延在する右回動軸Lr(図4参照)を中心に回動可能となっている。右回動軸Lrは、前方から後方に向かうにつれて中心軸Lcから離間するように、該中心軸Lcに対して傾斜している。
図3に示すように、右板状部42の他端側を下方に移動させることで、刈刃回転領域12Aの右側及び右後側を覆う閉位置に、右開閉部44及び右後開閉部46をそれぞれ配置することができる。また、図5に示すように、右板状部42の他端側を上方に向かって移動させることで、刈刃回転領域12Aの右側及び右後側を露出させる開位置に右開閉部44及び右後開閉部46をそれぞれ配置することができる。
回動支持部48は、例えば、フリーストップヒンジ(トルクヒンジ)等、固定カバー32に対して、右板状部42を任意の角度で静止させることが可能な構成を有する。これによって、右開閉部44及び右後開閉部46は、閉位置と開位置との間の任意の位置で停止させることができる。このようにして、右開閉部44及び右後開閉部46を停止させる位置を調整することにより、該右開閉部44及び右後開閉部46が刈刃回転領域12Aの右側及び右後側を覆う割合(開度)を調整することができる。また、回動支持部48は、右回動軸Lrを介して揺動可能な状態で、右開閉部44及び右後開閉部46を、閉位置に配置することが可能に構成されている。
図4に示すように、右開閉部44及び右後開閉部46は、閉位置にあるときの平面視で、回転する刈刃12(刈刃回転領域12A)の径方向の外側に凸状の湾曲面を形成するように連続する。
左側カバー36は、左板状部50と、左開閉部52と、左後開閉部54とを有する。左板状部50も、右板状部42と同様に、中心軸Lcに近接する一端側が、固定カバー32の上面に回動支持部48を介して取り付けられる。また、左板状部50の中心軸Lcから離間する他端側に左開閉部52が突設され、左板状部50の後端側に左後開閉部54が突設されている。これによって、左開閉部52及び左後開閉部54は、進行方向の前後に延在する左回動軸Llを中心に回動可能となっている。図4に示すように、左回動軸Llも、前方から後方に向かうにつれて中心軸Lcから離間するように、該中心軸Lcに対して傾斜している。
図3に示すように、左板状部50の他端側を下方に向かって移動させることで、刈刃回転領域12Aの左側及び左後側を覆う閉位置に左開閉部52及び左後開閉部54をそれぞれ配置することができる。また、図5に示すように、左板状部50の他端側を上方に向かって移動させることで、刈刃回転領域12Aの左側及び左後側を露出させる開位置に左開閉部52及び左後開閉部54をそれぞれ配置することができる。
右開閉部44及び右後開閉部46と同様に、左開閉部52及び左後開閉部54についても、閉位置と開位置との間の任意の位置で停止させることができる。この左開閉部52及び左後開閉部54を停止させる位置を調整することにより、該左開閉部52及び左後開閉部54が刈刃12の左側を覆う割合(開度)を調整することができる。
右開閉部44及び右後開閉部46を停止させる位置と、左開閉部52及び左後開閉部54を停止させる位置は、互いに独立に調整可能である。また、左回動軸Llを介して揺動可能な状態で、左開閉部52及び左後開閉部54を閉位置に配置することが可能になっている。
図4に示すように、閉位置にあるときの平面視において、左開閉部52は進行方向に略沿って延在し、左後開閉部54は左右方向に略沿って延在する。これによって、左開閉部52と左後開閉部54との間のコーナに角部56が形成されている。
図1〜図3、図6〜図8に示すように、前側カバー38は、上開閉部58と、可撓性のシート状部60と、左支持部材62と、右支持部材64とを有する。上開閉部58は、ハウジング18に取り付けられた固定部材66に対して、左右方向に延在する前回動軸Lfを介して固定されている。これによって、上開閉部58は、前回動軸Lfを中心として回動可能である。
以下では、上開閉部58の前回動軸Lfに近接する側の端部を中心側端部ともいい、上開閉部58の前回動軸Lfと離間する側の端部を外側端部ともいう。上開閉部58を回動させて、図1及び図2に示すように、上開閉部58の外側端部を前回動軸Lfの前方に配置した場合、該上開閉部58は、ハウジング18を介した刈刃回転領域12Aの上方の一部と、前輪24とを覆うよう閉位置に配置される。
シート状部60は、例えば、ポリエステル繊維やナイロン繊維等を用いた織物からなり、上記のようにして上開閉部58を閉位置に配置した際に、該上開閉部58の外周縁部から垂下して、刈刃回転領域12Aの前側とともに左側及び右側を覆う閉位置に配置される。
また、シート状部60は、図3に示すように、上開閉部58を回動させて、その外側端部を前回動軸Lfの後方に配置した場合、上開閉部58の上方において、刈刃回転領域12Aを露出させる開位置に配置することが可能になっている。従って、シート状部60は、上開閉部58を回動させることで、開位置と閉位置の間を移動可能となっている。
次に、図6〜図8に示すように、左支持部材62及び右支持部材64について、上開閉部58を閉位置に配置した場合の方向を基準として説明する。左支持部材62は、上開閉部58の中心側端部の左端に、進行方向に沿う回動軸(不図示)を中心に回動可能に固定されるとともに、シート状部60の左後端部を支持する。右支持部材64は、上開閉部58の中心側端部の右端に、進行方向に沿う回動軸(不図示)を中心に回動可能に固定されるとともに、シート状部60の右後端部を支持する。
上開閉部58と、左支持部材62及び右支持部材64の各々とは、上記の回動支持部48と同様に、上開閉部58に対して、左支持部材62及び右支持部材64の各々を任意の角度で静止させることが可能な構成により固定されている。これによって、左支持部材62及び右支持部材64の回動角度をそれぞれ独立に調整することができる。このようにして、左支持部材62の回動角度を調整することにより、該左支持部材62に支持されたシート状部60の左後端部が刈刃回転領域12Aの左側を覆う割合(開度)を調整することができる。同様に、右支持部材64の回動角度を調整することにより、該右支持部材64に支持されたシート状部60の右後端部が刈刃回転領域12Aの右側を覆う割合(開度)を調整することができる。
例えば、図6に示すように、上開閉部58の下方において、該上開閉部58の面方向と左支持部材62の延在方向とが略直交するように、左支持部材62の回動角度を調整することで、シート状部60の左端側を刈刃12の左側を全て覆う位置に配置することができる。すなわち、刈刃12の左側に対するシート状部60の開度を最小とすることができる。右支持部材64についても同様に回動角度を調整することで、刈刃12の右側に対するシート状部60の開度を最小とすることができる。
また、図7に示すように、上開閉部58の上方において、該上開閉部58の面方向と左支持部材62の延在方向とが略直交するように、左支持部材62の回動角度を調整することで、シート状部60の左端側を刈刃12の左側を全て露出させる位置に配置することができる。すなわち、刈刃12の左側に対するシート状部60の開度を最大とすることができる。右支持部材64についても同様に回動角度を調整することで、刈刃12の右側に対するシート状部60の開度を最大とすることができる。
さらに、図8に示すように、左支持部材62の回動角度を、図6に示す回動角度と、図7に示す回動角度との間の大きさに調整することで、刈刃12の左側に対するシート状部60の開度を上記の最小と最大の間の大きさとすることができる。右支持部材64についても同様に回動角度を調整することで、刈刃12の右側に対するシート状部60の開度を上記の最小と最大の間の大きさとすることができる。
本実施形態に係る草刈機用カバー10は基本的には以上のように構成され、以下の効果を奏する。
上記の通り、草刈機用カバー10では、左側カバー36、右側カバー34、前側カバー38のそれぞれが、閉位置及び開位置の間を移動可能に構成されている。従って、例えば、閉位置に左側カバー36を配置することによって、草刈機14の進行方向の左側に切断した草等が飛散することを効果的に抑制できる。一方、開位置に左側カバー36を配置することによって、草刈機14の進行方向の左側に、フェンスや、柵、壁、縁石等の障害物が存在する場合であっても、該障害物の近傍に生えている草等を容易に切断できる。右側カバー34及び前側カバー38の各々についても、上記の左側カバー36と同様に移動させて、同様に作用効果を得ることができる。
以上から、この草刈機用カバー10によれば、使用状況に応じて、左側カバー36、右側カバー34、前側カバー38を配置することによって、切断した草等の飛散を効果的に抑制することと、障害物の近傍の草等を容易に切断することとの両方を可能にすることができる。
上記の通り、草刈機用カバー10では、左側カバー36が左開閉部52及び左後開閉部54を有し、右側カバー34が右開閉部44及び右後開閉部46を有する。これによって、左側カバー36及び右側カバー34を閉位置に配置することで、切断した草等が進行方向の左側及び後側に飛散することを抑制することが可能になる。
刈刃12の回転方向が平面視で右回りである場合、開位置に右開閉部44を配置すると、切断した草等は進行方向の右側に放出される。一方、閉位置に右開閉部44を配置すると、切断した草等は、右開閉部44と右後開閉部46によって形成された湾曲面を介して、右開閉部44から右後開閉部46へと円滑に導かれた後、進行方向の後方に排出される。従って、右開閉部44の位置を調整することによって、切断した草等が排出される方向を調整することができ、しかも、切断した草等が右側カバー34の内側に留まることを効果的に抑制できる。
上記の通り、湾曲面を形成するように連続する右開閉部44と右後開閉部46に対して、左開閉部52と左後開閉部54とは角部56を形成する。このため、切断した草等が、右開閉部44から湾曲面を介して右後開閉部46に導かれた後、左後開閉部54や左開閉部52の内側まで達したとしても、該左開閉部52と左後開閉部54によって形成された角部56によって該草等を下方に導くことができる。これによって、左開閉部52の前方に向かって、切断した草等が排出されることを回避できる。
なお、刈刃12の回転方向を平面視で左回りとする場合は、左開閉部52と左後開閉部54とを刈刃12の径方向の外側に凸状の湾曲面を形成するように連続させ、右開閉部44と前記右後開閉部46とによって角部56を形成することで、同様の作用効果を得ることができる。
上記の通り、左側カバー36は、左回動軸Llを中心に回動することで、閉位置及び開位置の間を移動可能であり、右側カバー34は、右回動軸Lrを中心に回動することで、閉位置及び開位置の間を移動可能である。従って、左回動軸Ll及び右回動軸Lrを設ける簡単な構成によって、左側カバー36及び右側カバー34の配置を容易に調整することができる。
上記の通り、左回動軸Ll及び右回動軸Lrは、中心軸Lcに対して、進行方向の前方から後方に向かうにつれて離間するようにそれぞれ傾斜する。このため、閉位置に左側カバー36及び右側カバー34(以下、これらを総称して側方カバーともいう)を配置した状態で草刈機14による草刈作業を行う際に、進行方向の前方から障害物が接触しても、側方カバーが損傷することを抑制できる。上記のように傾斜する左回動軸Ll及び右回動軸Lrでは、側方カバーに対して、その前方から進行方向に沿って荷重が加えられても、該左回動軸Ll及び右回動軸Lrの延在方向に交わる方向に分力を生じさせて、側方カバーを上方に回動させ易くすることができるためである。
上記の通り、左側カバー36は、左回動軸Llを介して揺動可能な状態で閉位置に配置され、右側カバー34は、右回動軸Lrを介して揺動可能な状態で閉位置に配置される。このため、閉位置に配置した側方カバーに障害物等が接触しても、側方カバーは、障害物等に押圧されて上方に容易に移動することが可能である。これによって、側方カバーに大きな荷重が加えられることを回避できるため、側方カバーが損傷すること等を効果的に抑制できる。
上記の通り、側方カバーは、閉位置及び開位置の間で停止させることが可能である。これによって、側方カバーを、閉位置と開位置との間の所望の位置に配置した状態、換言すると、刈刃12に対する側方カバーの開度を詳細に設定した状態で、草刈作業を行うことが可能になる。
例えば、図3等に示すように、刈刃回転領域12Aの左側及び右側を全て覆う位置に側方カバーを配置することで、切断した草等が飛散する量や範囲を最小限に抑えることができる。その一方で、障害物近傍の草や、背丈の高い草等を切断し難くなるため、草刈作業の効率は向上させ難い。
また、図5に示すように、刈刃12の左側及び右側を全て露出する位置に側方カバーを配置することで、該側方カバーが草等に刈刃12を接触させる作業を妨げることを回避できるため、草刈作業の効率を最大限に高めることができる。その一方で、切断した草等の飛散を抑制する効果は向上させ難い。
この草刈機用カバー10によれば、上記の通り、切断対象である草等の背丈や、障害物の高さ等、草刈機14の使用状況等に応じて側方カバーの開度を調整することができるため、切断した草等の飛散を抑制することと、草刈作業を効率的に行うこととの均衡を適切に図ることが可能になる。
上記の通り、前側カバー38は、可撓性のシート状部60と、上開閉部58とを有する。このように、可撓性のシート状部60によって刈刃12の前側を覆うことで、該シート状部60の内側に切断対象の草等を容易に進入させて刈刃12に接触させることができるとともに、切断した草等が刈刃12の前方に飛散することを抑制することが可能になる。
上記の通り、上開閉部58は、左右方向に延在する前回動軸Lfを中心に回動可能である。従って、前回動軸Lfを設ける簡単な構成によって、上開閉部58の配置を容易に調整することができる。
また、シート状部60は、前側カバー38が閉位置にあるときに刈刃回転領域12Aよりも左側及び右側に配置される部分を有する。このため、前側カバー38によって、刈刃回転領域12Aよりも左側及び右側に切断した草等が飛散することを抑制できる。
上記の通り、上開閉部58には、シート状部60の左後端部(左端部)を支持する左支持部材62及びシート状部60の右後端部(右端部)を支持する右支持部材64が、進行方向に沿う回動軸を中心にそれぞれ回動可能に取り付けられる。また、左支持部材62及び右支持部材64の回動角度をそれぞれ独立に調整可能になっている。
この場合、シート状部60の左後端部を支持する左支持部材62の回動角度を調整することによって、シート状部60の左側を、刈刃回転領域12Aの左側を覆う閉位置及び露出させる開位置の間の所望の位置に配置することができる。同様に、右支持部材64の回動角度を調整することによって、シート状部60の右側を、刈刃回転領域12Aの右側を覆う閉位置及び露出させる開位置の間の所望の位置に配置することができる。
従って、切断対象である草等の背丈や、障害物の高さ、草刈機14の使用状況等に応じて、右支持部材64及び左支持部材62の各々の回動角度を調整することで、切断した草等の飛散を抑制することと、草刈作業を効率的に行うこととの均衡を適切に図ることが可能となる。
上記の通り、草刈機用カバー10が適用される草刈機14は、ひも状の刈刃12を備える。ひも状の刈刃12は、例えば、ブレード状や円盤状の刈刃等に比して可撓性が高いこと等から、草等の切断作業の際に障害物等に接触した場合であっても、該障害物が損傷することや、刈刃12を介して草刈機14に大きな衝撃が加えられることを回避できる。一方で、ひも状の刈刃12では、ブレード状や円盤状の刈刃12等に比して、切断した草等が飛散し易くなるが、この草刈機用カバー10によれば、ひも状の刈刃12に適用した場合であっても、切断した草等の飛散を効果的に抑制することができる。
上記の通り、草刈機用カバー10は、刈刃回転領域12Aの上側に固定され、進行方向に対する左右方向の長さが、刈刃回転領域12Aの直径よりも小さい固定カバー32を備える。この場合、刈刃12と切断対象の草等との接触を妨げることなく、すなわち、草刈作業の効率を低下させることなく、切断した草等が刈刃12の上方に飛散することを抑制できる。また、固定カバー32により、障害物が刈刃12を保持するホルダ22に接近することを回避できるため、ホルダ22と障害物との間に刈刃12が挟まれて損傷すること等を抑制できる。
さらに、固定カバー32は前端側に、前方に向かうにつれて上方に傾斜する前舌部40が設けられる。これによって、固定カバー32の下方の刈刃12に向かって草等を効果的に導くことが可能になるため、草刈作業の効率を高めることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
10…草刈機用カバー 12…刈刃
14…草刈機 32…固定カバー
34…右側カバー 36…左側カバー
38…前側カバー 44…右開閉部
52…左開閉部 60…シート状部

Claims (13)

  1. 草刈機の回転駆動される刈刃を覆う草刈機用カバーであって、
    前記刈刃の回転時に前記刈刃が通過する領域である刈刃回転領域の少なくとも一部の上方及び径方向外方を覆う閉位置と、前記閉位置から退避した開位置とに変位可能な可動カバー機構を備え
    前記可動カバー機構は、前記刈刃回転領域の前側の上方及び径方向外方を覆う閉位置及び露出させる開位置の間を移動可能な前側カバーを備え、
    前記前側カバーは、
    前記前側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも前側に配置される可撓性のシート状部と、
    前記前側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも上側に配置される上開閉部と、を有し、
    前記シート状部は、前記前側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも左側及び右側に配置される部分を有し、
    前記上開閉部には、前記シート状部の左端部を支持する左支持部材及び前記シート状部の右端部を支持する右支持部材が、前記草刈機の進行方向の前後に延在する回動軸を中心にそれぞれ回動可能に取り付けられることを特徴とする草刈機用カバー。
  2. 請求項1記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記左支持部材及び前記右支持部材の回動角度をそれぞれ独立に調整可能であることを特徴とする草刈機用カバー。
  3. 請求項1又は2記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記可動カバー機構は、
    前記刈刃回転領域の左側の上方及び径方向外方を覆う閉位置及び露出させる開位置の間を移動可能な左側カバーと、
    前記刈刃回転領域の右側の上方及び径方向外方を覆う閉位置及び露出させる開位置の間を移動可能な右側カバーと、を備えることを特徴とする草刈機用カバー。
  4. 請求項3記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記左側カバーは、前記左側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも左側に配置される左開閉部と、前記左側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも後側に配置される左後開閉部とを有し、
    前記右側カバーは、前記右側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも右側に配置される右開閉部と、前記右側カバーが前記閉位置にあるときに前記刈刃回転領域よりも後側に配置される右後開閉部とを有することを特徴とする草刈機用カバー。
  5. 請求項4記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記刈刃の回転方向が平面視で右回りである場合、前記右開閉部と前記右後開閉部とが、回転する刈刃の径方向の外側に凸状の湾曲面を形成するように連続し、
    前記刈刃の回転方向が平面視で左回りである場合、前記左開閉部と前記左後開閉部とが前記湾曲面を形成するように連続することを特徴とする草刈機用カバー。
  6. 請求項5記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記右開閉部と前記右後開閉部とが前記湾曲面を形成するように連続する場合、前記左開閉部と前記左後開閉部とは角部を形成し、
    前記左開閉部と前記左後開閉部とが前記湾曲面を形成するように連続する場合、前記右開閉部と前記右後開閉部とは角部を形成することを特徴とする草刈機用カバー。
  7. 請求項〜6の何れか1項に記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記左側カバーは、前記草刈機の進行方向の前後に延在する左回動軸を中心に回動することで、前記閉位置及び前記開位置の間を移動可能であり、
    前記右側カバーは、前記進行方向の前後に延在する右回動軸を中心に回動することで、前記閉位置及び前記開位置の間を移動可能であることを特徴する草刈機用カバー。
  8. 請求項7記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記左回動軸及び前記右回動軸は、前記進行方向に沿って前記刈刃の回転中心を通る中心軸に対して、前記進行方向の前方から後方に向かうにつれて離間するように傾斜することを特徴とする草刈機用カバー。
  9. 請求項7又は8記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記左側カバーは、前記左回動軸を介して揺動可能な状態で前記閉位置に配置され、
    前記右側カバーは、前記右回動軸を介して揺動可能な状態で前記閉位置に配置されることを特徴とする草刈機用カバー。
  10. 請求項〜9の何れか1項に記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記左側カバー及び前記右側カバーは、前記閉位置及び前記開位置の間で停止させることが可能であることを特徴とする草刈機用カバー。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記上開閉部は、左右に延在する前回動軸を中心に回動可能であることを特徴とする草刈機用カバー。
  12. 請求項1〜1の何れか1項に記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記刈刃はひも状であることを特徴とする草刈機用カバー。
  13. 請求項1〜1の何れか1項に記載の草刈機用カバーにおいて、
    前記刈刃回転領域の上側に固定され、左右方向の長さが、前記刈刃回転領域の直径よりも小さい固定カバーをさらに備えることを特徴とする草刈機用カバー。
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