JP6608577B2 - 分散駆動コンベヤ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば分散駆動のコンベヤ装置に係り、特に、搬送中の物品を効率よく蓄積保管することができ、かつ、物品の衝突を防止することができる、分散駆動コンベヤ装置に関する。
物流の分野において、物品(荷物)を搬送するコンベヤが普及している。種々のタイプのコンベヤが存在するが、その中でも、搬送物が流れている部分のみローラが駆動する、分散駆動式のローラコンベヤは、省エネルギーの面からも、広く使用されている。
すなわち、分散駆動ローラコンベヤでは、複数の搬送ローラで構成されるゾーンを多数連続して設置したものであり、その各々のゾーンにローラの駆動源を有するものである。特許文献1には、このような分散駆動ローラコンベヤにおいて、ゾーン毎に、物品の間欠搬送を可能にし、更に、正逆駆動、増減速駆動、速度調整などの制御を行うという技術思想が開示されている。
このような方式のコンベヤでは、搬送物が流れている部分のみローラを駆動することによって、駆動電力を少なくすることができ、省エネルギーの効果が大きく、また、物品の間欠搬送や速度の調整などが容易に行えるという利点があり、広く用いられてきた。
特開2002−302221号公報
しかしながら、このようなコンベヤにおいては、後工程の、物品の仕分けを行う装置などに物品を供給するために、一時的にコンベヤ上に物品を停止させて蓄積保管する際の効率のよい方法、及び、その際に物品相互の衝突を避けるための適切な方法がないという問題があった。
例えば、搬送されてくる物品を順次停止させて蓄積する際に、その間隔が広くなったり、逆に、既に停止している物品に後続の物品が激しく衝突し、物品を損傷するなどの事故の発生の恐れがある。
そこで、上記問題を解決するため、本発明は、ゾーン毎の駆動源の新しい制御のやり方を含む分散駆動コンベヤ装置を提供することを課題とした。
かかる課題を解決するため、本発明では、物品をローラの回転によって搬送するローラコンベヤ装置であって、
−ローラの回転を駆動する駆動源、
−駆動源によって駆動される一群のローラを有するゾーン、
−ゾーンにおいて物品の存在を検知するセンサ、
−センサの検知結果に基づいて、ゾーンの駆動源を1以上の駆動状態または停止状態のいずれかに制御する制御部、
を備え、物品の存在が検知されたゾーン、搬送方向下流で隣接するゾーン、更にその下流のゾーンの駆動源を制御する。
また、上記本発明のローラコンベヤ装置において、物品の搬送を開始、または搬送を継続する際に、物品の存在が検知されたゾーンを駆動するとともに、搬送方向下流の隣接するゾーン、更にその下流の隣接するゾーンを駆動するように制御する。
このようにすると、物品を高速で、滑らかに搬送することができ、搬送効率を上げることができる。
あるいは、上記本発明のローラコンベヤ装置において、物品の搬送を停止して蓄積する際に、物品を停止すべきゾーンから2つ上流のゾーンに物品の存在が検知された場合に、そのゾーン及びその下流の隣接するゾーンを高速駆動し、更にその下流の隣接するゾーンを低速駆動するように制御する。
このようにすると、物品の搬送が停止する際に、徐々に速度が低下していくことから、物品同士が激しく衝突することを防止することができる。
具体的な第1の態様としては、全体動作において、
基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ソーラとを備えてなるゾーンが搬送上流から搬送下流に複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
前記制御部による前記基幹ローラへの制御信号を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)とし、上に駆動運転状態表示波形、下にセンサ在荷状況表示波形と配置させて表した場合に、ある特定ゾーンをnとして、上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、次の駆動状態1の図形となるものであり、

もしくは搬送物を搬送した場合の駆動状態(N個搬送)2の図形
で特定される形状を形成してなるものである。
この第1の態様は、代替的に、基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ソーラとを備えてなるゾーンが搬送上流から搬送下流に複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
前記制御部による前記基幹ローラへの制御信号を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)とし、上に駆動運転状態表示波形を、下にセンサ在荷状況表示波形を同時間軸で配置させて表した場合に、各ゾーン内で上段の***波形に係る箇所に対応する下段において前記上段の***波形に覆われる***形状が形成され、
この各ゾーンの波形が、ある特定のゾーンをnとして上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、順次時間経過側にずれた形状が形成されるものである。このときに、2つ下流の駆動開始の立ち上がりを実質的に同時刻にする。立ち上がりの時間をかせぐためである。或いは、立ち上がるまでの時間をとるため、予め2つ先を立ち上げてトップスピードまで持っていき、センサで検出したら2つ先の駆動をスタートアップさせてもよい。
ここで、「各ゾーン内で上段の***波形に係る箇所に対応する下段において前記上段の***波形に覆われる***形状が形成され、この各ゾーンの波形が、上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、順次時間経過側にずれた形状が形成される」とは、特定の制御ロジックを可視化した状態に係る意義を有するものである。
逆にいえば、「各ゾーン内で上段の***波形に係る箇所に対応する下段において前記上段の***波形に覆われる***形状が形成され、この各ゾーンの波形が、上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、順次時間経過側にずれた形状が形成される」ということによって特徴づけられることは、2つ先を動かすために、トップスピードにまでもってゆくのに円滑な流れとなるという効果を奏するための必要十分条件であるといえる。
第2の態様としては、制御動作において、
基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ソーラとを備えてなるゾーンが複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
前記制御部による前記基幹ローラへの制御を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)とし、上段から下段にかけて駆動要求(OUT)波形、運転(OUT)波形、センサ(IN)波形、受入可(IN)波形、受入可(OUT)波形、駆動要求(IN)波形を配置させて表した場合に、ある特定のゾーンをnとして、上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、次の駆動状態3の図形となるものであり、
もしくは次の駆動状態4
もしくは次の駆動状態5
もしくは次の駆動状態6
もしくは次の駆動状態7
もしくは次の駆動状態8
もしくは次の駆動状態9
もしくは次の駆動状態10
もしくは次の駆動状態11
もしくは次の駆動状態12
で特定される形状を形成してなるものである。
この第2の態様は、代替的に、基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ソーラとを備えてなるゾーンが搬送上流から搬送下流に複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
前記制御部による前記基幹ローラへの制御を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)として同時間軸で配置させて表した場合に、
(1)第(n−1)ゾーンの第2駆動要求(OUT)信号の立ち上がり時点と、第nゾーンの第2駆動要求(IN)信号の立ち上がり時点と、第nゾーンの運転(OUT)信号の立ち上がり時点とが実質的に同時刻であり、
(2)第(n−1)ゾーンのセンサ(IN)信号の***波形が当該ゾーンの運転(OUT)信号の***波形に覆われ、
(3)第(n−1)ゾーンの第1駆動要求(OUT)信号の立ち下がり時点と、第(n−1)ゾーンのセンサ(IN)信号の立ち下がり時点と、第nゾーンの第1駆動要求(IN)信号の立ち下がり時点とが実質的に同時刻である、
ように形成され、
この(1)〜(3)をなすように形成される各ゾーンの波形が、ある特定のゾーンをnとして、上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n、n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、順次時間経過側に形成されるものである。
第3の態様としては、制御動作において、
基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ソーラとを備えてなるゾーンが複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
前記制御部による前記基幹ローラへの制御を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)とし、上段から下段にかけて駆動要求(OUT)波形、運転(OUT)波形、センサ(IN)波形、受入可(IN)波形、受入可(OUT)波形、駆動要求(IN)波形を配置させて表した場合に、最下流のゾーンをdとして上流側ゾーン(d−1、d−2,d−3、d−4、…)に向けて、次の停止状態13の図形となるものであり、
もしくは次の停止状態14の図形となるものであり、
もしくは次の停止状態18の図形となるものであり、
もしくは次の停止状態20
で特定される形状を形成してなるものである。
この第3の態様は、代替的に、基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ソーラとを備えてなるゾーンが搬送上流から搬送下流に複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
前記制御部による前記基幹ローラへの制御を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)として、同時間軸で配置させて表した場合に、
(1)第(d−1)ゾーンの駆動運転信号の最後の***部分に係る最初の立ち下がり開始時点と、第(d−2)ゾーンのセンサ(在荷)信号の立ち上がり時点とが実質的に同時刻であり、
(2)第(d−1)ゾーンの駆動運転信号の最後の***部分に係る2番目の立ち下がり開始時点と、第(d−1)ゾーンのセンサ(在荷)信号の最後の立ち上がり時点とが実質的に同時刻であり、
(3)第dゾーンの駆動運転信号の最後の***部分に係る立ち下がり開始時点と、第dゾーンのセンサ(在荷)信号の最後の立ち上がり時点とが実質的に同時刻である、
ように形成されてなるものである。
本発明に係るローラコンベヤ装置では、物品の搬送及び蓄積保管が効率よく行われるとともに、物品同士の激しい衝突を防止することもでき、良質のローラコンベヤを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の側面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるローラコンベヤ装置の駆動方法の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の搬送時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の停止時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の物品連続搬送時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の長尺物品搬送時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の長尺物品停止時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の物品の順次払出時の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の物品の順次払出時の動作説明図であって、特に、最下流から、物品が蓄積停止している範囲の全てのゾーンから一斉に払い出される方法を説明するための図である。
以下、図面を参照し、本発明の第1の実施形態にかかるローラコンベヤ装置について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置1の斜視図である。複数のローラ10が両端の支持板11―11の間に回転自由に保持されている。支持板11は、保持脚12上に設置され、連結部材13及びボルト14により固定されている。ローラ10が矢印の方向に回転することによって、ローラ10の上に載置された物品PがA方向に搬送されることになる。なお、ローラコンベア装置1の長さ、幅などは、要求に応じて適宜変更できるものとする。また、ローラコンベヤ装置1の保持方法についても、例示の方法に限定されず、適宜、設置状況等を勘案の上、選択しうるものとする。
また、支持板11には、発光部151、受光部152からなる透過光による物品P(荷物)の存否を検知する在荷センサ15がゾーンZに設けられている。なお、検知センサについては、透過光によるもののほか、反射光、超音波、磁気など、物品Pの存否を検知できるものであれば、どのような原理に基づくものであってもよい。また、在荷センサ15の設置場所は基本的にゾーン内の任意の位置であるが、物品Pを在荷センサ15が検知した後にゾーン内の適切な位置に停止するように、ややゾーンの下流端寄りが望ましい。
図2は、本発明の第1の実施形態にかかるローラコンベヤ装置1の側面図である。ここで、ローラコンベヤ装置1は、所定の数のローラ10から成るゾーンZに分割される。この図に示す例では、5本のローラ10によって、一つのゾーンZが構成されており、ローラコンベヤ装置1全体は、6以上のゾーンZから構成されている。なお、ローラコンベヤ装置1内のゾーンZの数、及びゾーンZ内のローラ10の数については、例示の数に限定されず、必要に応じて増減してもよい。
各々のゾーンZには、複数のローラ10を駆動する駆動源20が設けられている。駆動源20から、各ローラ10へは、無端ベルト30により駆動力を伝達するようにしている。なお、駆動力を伝達する無端ベルト30については、ベルトに限定されず、チェーンなど、駆動伝達が可能なものであればどのようなものであってもよい。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかるローラコンベヤ装置の駆動方法の説明図である。駆動源20は、小型ブラシレスDCモータであって、少なくとも高速、低速の駆動状態が可能なものとする。この駆動源20は、ローラ10の搬送面より下方に位置している。駆動源20は、その軸上に、無端ベルト30用のプーリー溝21を2ヶ所有している。一方、それぞれのローラ10にもその軸上に無端ベルト30用のプーリー溝22を2ヶ所有しており、駆動源20とローラ10のプーリー溝21、22とは、無端ベルトが掛けられるよう、略平行に位置している。なお、駆動源20としては、消費電力が少ないことから、小型ブラシレスDCモータが好適であるが、汎用ACモータなど他の種類のモータであっても、その特性や経済的効果から使用できる場合もある。また、高速、低速の駆動状態については、モータ自身ではなく、その後の駆動力伝達の経路において実現してもよい。また、駆動源20は、ローラ10の搬送面より下方に位置することに限定されず、モータ内蔵ローラとして、ローラ10と略同面に配置してもよい。さらに、モータ内蔵ローラとした場合、すべてのローラをモータ内蔵ローラとしてもよいし、モータ内蔵ローラとローラとを組み合わせてもよい。
ここで、駆動源20の一方のプーリー溝21とコンベア進行方向側のローラ10のプーリー溝22、駆動源20の別のプーリー溝21とコンベア進行方向逆側のローラ10のプーリー溝22、との間に無端ベルト30を掛け、更に、隣り合うローラ10へも、空いているプーリー溝22を用いて無端ベルト30を掛ける。このようにして順次、隣接するローラ10のプーリー溝21に無端ベルトを掛け渡すことにより、ゾーンZに含まれる全てのローラ10に駆動力が伝達される。この方式によれば、1ゾーンZに含まれるローラ10の数に制限はない。
また、各ゾーンZには、そのゾーンZのローラ10の動作を制御する制御部40が設けられている。制御部40としては、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)が好適であるが、それ以外のマイクロプロセッサやコンピュータであってもよい。制御部40は、当該ゾーンZの在荷センサ15からの信号、更に、他のゾーンZの制御部40からの信号を受信し、それらに基づいて、当該ゾーンZの駆動源20の起動停止、速度調整を行う。なお信号は、電気的なアナログ信号、デジタル信号だけではなく、各制御部間を光ファイバーで繋いだ光信号で行うものであってもよい。
ここで、このような構成の本発明の第1の実施形態における、ローラコンベヤ装置1の動作について説明する。なお、この後の説明では、各要素をゾーン毎に区分して説明する場合は、ゾーン番号の添え字(例えば、40u)を付すものとする。
<制御の基本ロジック>
(1)最下流ゾーンdが受入不可の状態のときには、自ゾーンであるdの速度を低速に変更する。具体的には、「最下流」ゾーン(厳密には、最下流ゾーンのさらに下流のライン)が「受入不可」のときには、自ゾーンdの搬送速度を低速度とすると共に、上流d−1に「低速搬送」指示を送る。この状態でd−1に駆動要求信号が入力され、モータを駆動する際には、搬送速度を低速度で起動する。これは下記の上のイメージで表現される。または、d−1は、駆動要求信号の入力によるモータ駆動では高速駆動であるが、d−1のセンサONにより、低速搬送に切り替えて運転する。これは下記の下のイメージで表現される。
これにより、低速度での搬入が実行される。この動作は、制御信号をたとえばオシロスコープ等を用いて波形として表現すると、次のようになる。
もしくは
(2)ある特定のゾーンnにおいて、搬入動作を実行する際(このときには、すでに上流から「駆動要求」信号を受ける)に、ゾーンnのセンサONにより、下流2ゾーンへ「駆動要求」信号を出力し、2ゾーン先までのモータを駆動する。これにより、たとえ高速で搬送されているものであっても、ゾーンをまたがったスムーズな移行ができる。
この動作は、制御信号をたとえばオシロスコープ等を用いて波形として表現すると、次のようになる。

すなわち、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)とし、上に駆動運転状態表示波形、下にセンサ在荷状況表示波形と配置させて表した場合に、各ゾーン内で上段において***した箇所に対応する下段において前記上段の***波形に覆われる***形状が形成され、この各ゾーンの波形が、ある特定ゾーンをnとして上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、順次時間経過側にずれた形状が形成されるものである。
この場合、代替的に、下記の波形が可能である。
もしくは
<基本動作>
あるゾーンZnの制御部40nによってなされる基本の動作は、次のようになる。
a.当該ゾーンZnの在荷センサ15nがオフの場合
a−1 上流ゾーンZn−1へ「ゾーンZn受入可」信号を発する。
下流ゾーンZn+1からの「ゾーンZn+1受入可」信号がない場合は、
併せて、「ゾーンZn低速搬送」信号を発する。(最下流の発進NGの場合のみ)
a−2 上流ゾーンZn−1からの「第1駆動要求」信号と、
下流ゾーンZn+1からの「ゾーンZn+1受入可」信号がある場合は、
ゾーンZnの駆動源20nを高速駆動し、更にゾーンZn+1へ「第2
駆動要求」信号を発する。
a−3 上流ゾーンZn−2からの「第2駆動要求」信号と、
下流ゾーンZn+1からの「ゾーンZn+1受入可」信号がある場合は、
ゾーンZnの駆動源20nを高速駆動する。
a−3 上流ゾーンZn−2からの「第2駆動要求」信号があり、
下流ゾーンZn+1からの「ゾーンZn+1受入可」信号がない場合(最下流の発進NGの場合のみ)(あるいは「ゾーンZn低速搬送」信号を発している場合)は、第1、第2駆動要求のどちらでもゾーンZnの駆動源20nを低速駆動する。
a−4 駆動源20nが駆動している状態で、所定時間が経過したら、
駆動源20nを停止する。
b.当該ゾーンZnの在荷センサ15nがオンの場合
b−1 下流ゾーンZn+1が、「Zn+1受入可」信号を発している場合(最下流の発進OKの場合のみ)は、
当該ゾーンZnの高速駆動を開始する、または継続するとともに、下流
ゾーンZn+1へ「第1駆動要求」信号を発し、下流ゾーンZn+2へ「第2駆動要求」信号を発する。
b−2 下流ゾーンZn+1が、更に「Zn+1低速搬送」信号を発している場
合は、当該ゾーンZnの駆動源20nの低速駆動を開始する、または、
高速から低速に切り換える。
b−3 下流ゾーンZn+1が、「Zn+1受入可」信号を発していない場合は、
当該ゾーンZnの駆動を停止し、上流ゾーンZn−1への「Zn受入可」信号を停止する。
そのような基本動作による、一連の動作を説明する。
<搬送>
図4は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の搬送時の動作説明図である。ローラコンベヤ装置1の最上流のゾーンをゾーンZuとし、以下順に下流に向かい、ゾーンZu+1、ゾーンZu+2、とゾーンが連結しているものとする。ここで、図示しない他のコンベヤなどの物品を供給する外部装置がローラコンベヤ装置1の最上流に連結されている。物品が供給される場合には、外部装置または上位の制御系から、ローラコンベヤ装置1の最上流のゾーンZuの駆動を要求する信号(「第1駆動要求」信号)がゾーンZuの制御部40uに伝達される。すると、制御部40uは、当該ゾーンZuが「受入可」(すなわち、在荷センサ15uが物品を検知していないこと)の状態であるので、当該ゾーンZuの駆動源20uに対し、高速での駆動の指示を発し、それにより、駆動源20uが高速での駆動を開始し、一群のローラ10uが回転を開始して、外部装置からの物品を当該ゾーンZuに受け入れる。
更に、ゾーンZuの制御部40uは、「第1駆動要求」信号を受信しており、かつ、隣接する下流ゾーンZu+1から「受入可」信号を受信しているので、ゾーンZu+1の制御部40u+1に「第2駆動要求」の信号を送出する。
ゾーンZu+1においては、「第2駆動要求」の信号が制御部40u+1に通知され、かつ、当該ゾーンZu+1が「受入可」(すなわち、在荷センサ15u+1が物品を検知していないこと)であるので、当該ゾーンZu+1の駆動源20u+1に対し、高速駆動の指示を発し、それにより、駆動源20u+1が高速駆動を開始し、一群のローラ10u+1が回転を開始して、ゾーンZuからの物品を当該ゾーンZu+1に受け入れできる準備を行う。(ステップ101)
次に、物品が、ゾーンZuに搬送され、ゾーンZuの在荷センサ15uが物品を検知すると、ゾーンZuの制御部40uは、「第1駆動要求」をゾーンZu+1に送出する。
ゾーンZu+1においては、「第1駆動要求」を受けると、当該ゾーンZu+1が「受入可」であるので、駆動源20u+1に対し、駆動指示を発し、それにより、駆動源20u+1が駆動を開始し、一群のローラ10u+1が回転を開始して、上流のゾーンZuからの物品を当該ゾーンZu+1に受け入れる。更に隣接する下流ゾーンZu+2に対し、「第2駆動要求」を送出する。なお、ゾーンZu+1については、既に、ゾーンZuからの「第2駆動要求」により、高速駆動が開始されているので、高速駆動状態が継続することになる。(ステップ102)
次に、物品が、ゾーンZu+1に搬送され、ゾーンZu+1の在荷センサ15u+1が物品を検知すると、ゾーンZu+1の制御部40u+1は、「第1駆動要求」をゾーンZu+2に送出する。
ゾーンZu+2においては、「第1駆動要求」を受けると、当該ゾーンZu+2が「受入可」の状態であるので、駆動源20u+2に対し、高速駆動指示を発し、それにより、駆動源20u+2が高速駆動を開始し、一群のローラ10u+2が回転を開始して、上流のゾーンZu+1からの物品を当該ゾーンZu+2に受け入れる。更に隣接する下流ゾーンZu+3に対し、「第2駆動要求」を送出し、ゾーンZu+3では、駆動源20u+3が高速駆動を開始する。なお、ゾーンZu+2については、既に、ゾーンZu+1からの「第2駆動要求」により、高速駆動が開始されているので、高速駆動状態が継続することになる。また、ゾーンZuの駆動源20uは、物品が在荷センサ15uを通過して、センサ15uがオフになってから所定の時間の経過後に、駆動を停止する。これによって、コンベヤの駆動電力を少なくすることができる。(ステップ103)
次に、物品が、ゾーンZu+2に搬送され、在荷センサ15u+2が物品を検知すると、ゾーンZu+3への「第1駆動要求」が送出され、ゾーンZu+3からゾーンZu+4への「第2駆動要求」も送出され、ゾーンZu+1の駆動源20u+1も、物品が在荷センサ15u+1を通過して、センサ15u+1がオフになってから所定の時間の経過後に、駆動を停止する。(ステップ104)
このようにして、順次、物品が検知されたゾーンZの下流側2つ先までのゾーンZの駆動源20を起動させていき、物品が通過したゾーンZは、停止させられていく。
これにより、物品の存在する下流側の隣接するゾーンのみの駆動を開始する場合に比べて、先行してゾーンの駆動を開始しているため、物品の安定した搬送が実現される。
一連の動作を表したものが次のような波形であらわされるものとなる。なお、ここでは第1駆動要求及び第2駆動要求のそれぞれの信号は個別で入出力される場合での例とする。
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
もしくは
<蓄積停止>
図5は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の停止時の動作説明図である。ローラコンベヤ装置1からの物品を受け取る、図示しない他のコンベヤや仕分け装置などの外部装置がローラコンベヤ装置1の最下流に連結されている。
ここで、ローラコンベヤ装置1の下流の外部装置の状況が、物品を受け入れられない状況であり、その情報が、外部装置から、または上位の制御系から、最下流のゾーンZdの制御部20dに伝達されている。
また、最下流ゾーンZd、隣接する上流ゾーンZd−1、更に上流のゾーンZd−2に物品が存在しない(在荷センサ15d、15d−1、15d−2のそれぞれが物品を検知しない)場合を考える。
ゾーンZdは、当該ゾーンに物品を検知しないことから「Zd受入可」の信号を発するが、外部機器が物品を受け入れられない状況である場合には、それととともに、「Zd低速搬送」信号も発する。
ここで、ゾーンZd−3からゾーンZd−2までの搬送は、先に述べた搬送の手順に従って物品が搬送される。すなわち、ゾーンZd−3の在荷センサ15d−3が物品を検知すると、ゾーンZd−3の制御部40d−3は、ゾーンZd−3の駆動を指示し、更にゾーンZd−2に「第1駆動要求」、ゾーンZd−1に「第2駆動要求」を発し、それぞれが、高速駆動を開始する。ただし、上流からの搬送が継続している場合には、ゾーンZd−3、Zd−2は、既に高速駆動されているため、駆動が継続することになり、ゾーンZd−1の高速駆動のみが新たに開始することになる。(ステップ201)
次に、物品がゾーンZd−2に搬送され、ゾーンZd−2の在荷センサ15d−2で検知されると、ゾーンZd−2の制御部40d−2は、ゾーンZd−1の制御部40d−1に対して「第1駆動要求」を発し、制御部40d−1は、当該ゾーンZd−1が「Zd−1受入可」(すなわち、在荷センサ15d−1が物品を検知していないこと)の状態であるので、当該ゾーンZd−1の駆動源20d−1に対し、高速駆動の指示を発し、それにより、駆動源20d−1が高速駆動し、一群のローラ10d−1が高速で回転を開始して、ゾーンZd−2からの物品を当該ゾーンZd−1に受け入れる。なお、先にも述べたように、ゾーンZd−1は、既にゾーンZd−2よりさらに上流のゾーンZd−3からの「第2駆動要求」にて高速駆動を開始されているので、高速駆動状態が継続することになる。
更に、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、最下流ゾーンZdに対し、「第2駆動要求」を送出する。ゾーンZdにおいては、「Zd受入可」の信号を発するとともに、「Zd低速搬送」信号も発信しているので、駆動源20dを低速搬送状態にて駆動させる。(ステップ202)
この後、物品がゾーンZd−1に搬送され、在荷センサ15d−1が物品を検知すると、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、ゾーンZdが「Zd低速搬送」信号を発信しているので、駆動源20d−1の高速駆動を低速駆動に切り換え、搬送を継続する。
なお、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、隣接する最下流ゾーンZdに対し、「第1の駆動要求」を送出する。ゾーンZdにおいては、「Zd受入可」の信号を発するとともに、「Zd低速搬送」信号も発信しているため、駆動源20dを低速搬送にて駆動させることになるが、ゾーンZdは、既にゾーンZd−1よりさらに上流のゾーンZd−2からの「第2の駆動要求」にて低速搬送での駆動を開始されているので、低速搬送駆動状態が継続することになる。(ステップ203)
更に、物品がゾーンZdに搬送され、在荷センサ15dが物品を検知すると、ゾーンZdの駆動は停止する。ゾーンZdの駆動が停止すると、ゾーンZdの制御部40dは、「Zd受入可」信号の発信を停止する。
すると、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、ゾーンZdが受入不可状態であるので、更に上流のゾーンZd−2に対して、「Zd−1受入可」とともに「Zd−1低速搬送」信号を発信する。(ステップ204)
この状態で、次の物品がゾーンZd−3に搬送され、在荷センサ15d−3が物品を検知すると、ゾーンZd−2に「第1駆動要求」を発し、ゾーンZd−2は、高速駆動を継続するとともに、ゾーンZd−1に「第2駆動要求」を発し、ゾーンZd−1は、「Zd−1低速搬送」信号を発信していることから、低速搬送での駆動を開始する。(ステップ205)
物品がゾーンZd−2に搬送され、在荷センサ15d−2が物品を検知すると、ゾーンZd−2が「Zd−1低速搬送」信号を受信している場合には、高速搬送を低速搬送に切り換え、搬送を継続する。(ステップ206)
更に、物品がゾーンZd−1に搬送され、在荷センサ15d−1が物品を検知すると、ゾーンZd−1の駆動は停止し、ゾーンZd−1の駆動が停止すると、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、「Zd−1受入可」信号の発信を停止し、更にゾーンZd−2の制御部40d−2は、ゾーンZd−1が、受入不可状態である場合には、更に上流のゾーンZd−2に対して、「Zd−1受入可」とともに「Zd−1低速搬送」信号を発信する。(ステップ207)
このようにして、物品が最下流ゾーンZdから、上流の各ゾーンにおいて、順次、高速搬送から低速搬送状態に切り換えられ、その後停止するという動作が繰り返されることになる。
これにより、停止すべき物品が、徐々に速度を落とし、空きゾーンを有することなく、かつ、先行の物品Pに衝突することなく、効率よく蓄積することができる。
一連の動作を表したものが次のような波形であらわされるものとなる。なお、ここでは第1駆動要求及び第2駆動要求のそれぞれの信号は個別で入出力される場合での例とする。
もしくは
<蓄積停止>
図5は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の停止時の動作説明図である。ローラコンベヤ装置1からの物品を受け取る、図示しない他のコンベヤや仕分け装置などの外部装置がローラコンベヤ装置1の最下流に連結されている。
ここで、ローラコンベヤ装置1の下流の外部装置の状況が、物品を受け入れられない状況であり、その情報が、外部装置から、または上位の制御系から、最下流のゾーンZdの制御部20dに伝達されている。
また、最下流ゾーンZd、隣接する上流ゾーンZd−1、更に上流のゾーンZd−2に物品が存在しない(在荷センサ15d、15d−1、15d−2のそれぞれが物品を検知しない)場合を考える。
ゾーンZdは、当該ゾーンに物品を検知しないことから「Zd受入可」の信号を発するが、外部機器が物品を受け入れられない状況である場合には、それととともに、「Zd低速搬送」信号も発する。
ここで、ゾーンZd−3からゾーンZd−2までの搬送は、先に述べた搬送の手順に従って物品が搬送される。すなわち、ゾーンZd−3の在荷センサ15d−3が物品を検知すると、ゾーンZd−3の制御部40d−3は、ゾーンZd−3の駆動を指示し、更にゾーンZd−2に「第1駆動要求」、ゾーンZd−1に「第2駆動要求」を発し、それぞれが、高速駆動を開始する。ただし、上流からの搬送が継続している場合には、ゾーンZd−3、Zd−2は、既に高速駆動されているため、駆動が継続することになり、ゾーンZd−1の高速駆動のみが新たに開始することになる。(ステップ201)
次に、物品がゾーンZd−2に搬送され、ゾーンZd−2の在荷センサ15d−2で検知されると、ゾーンZd−2の制御部40d−2は、ゾーンZd−1の制御部40d−1に対して「第1駆動要求」を発し、制御部40d−1は、当該ゾーンZd−1が「Zd−1受入可」(すなわち、在荷センサ15d−1が物品を検知していないこと)の状態であるので、当該ゾーンZd−1の駆動源20d−1に対し、高速駆動の指示を発し、それにより、駆動源20d−1が高速駆動し、一群のローラ10d−1が高速で回転を開始して、ゾーンZd−2からの物品を当該ゾーンZd−1に受け入れる。なお、先にも述べたように、ゾーンZd−1は、既にゾーンZd−2よりさらに上流のゾーンZd−3からの「第2駆動要求」にて高速駆動を開始されているので、高速駆動状態が継続することになる。
更に、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、最下流ゾーンZdに対し、「第2駆動要求」を送出する。ゾーンZdにおいては、「Zd受入可」の信号を発信しているので、駆動源20dを低速高速搬送状態にて駆動させる。(ステップ202)
この後、物品がゾーンZd−1に搬送され、在荷センサ15d−1が物品を検知すると、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、隣接する最下流ゾーンZdに対し、「第1の駆動要求」を送出する。ゾーンZdにおいては、「Zd受入可」の信号を発するとともに、「Zd低速搬送」信号も発信しているため、駆動源20dの高速駆動を低速駆動に切り換え、搬送を継続する。(ステップ203)
更に、物品がゾーンZdに搬送され、在荷センサ15dが物品を検知すると、ゾーンZdの駆動は停止する。ゾーンZdの駆動が停止すると、ゾーンZdの制御部40dは、「Zd受入可」信号の発信を停止する。
すると、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、ゾーンZdが受入不可状態であるので、更に上流のゾーンZd−2に対して、「Zd−1受入可」とともに「Zd−1低速搬送」信号を発信する。(ステップ204)
この状態で、次の物品がゾーンZd−3に搬送され、在荷センサ15d−3が物品を検知すると、ゾーンZd−2に「第1駆動要求」を発し、ゾーンZd−2は、高速駆動を継続するとともに、ゾーンZd−1に「第2駆動要求」を発し、ゾーンZd−1は、高速搬送での駆動を開始する。(ステップ205)
物品がゾーンZd−2に搬送され、在荷センサ15d−2が物品を検知すると、ゾーンZd−2が「Zd−1低速搬送」信号を受信している場合には、Zn−1は高速搬送を低速搬送に切り換え、搬送を継続する。(ステップ206)
更に、物品がゾーンZd−1に搬送され、在荷センサ15d−1が物品を検知すると、ゾーンZd−1の駆動は停止し、ゾーンZd−1の駆動が停止すると、ゾーンZd−1の制御部40d−1は、「Zd−1受入可」信号の発信を停止し、更にゾーンZd−2の制御部40d−2は、ゾーンZd−1が、受入不可状態である場合には、更に上流のゾーンZd−2に対して、「Zd−1受入可」とともに「Zd−1低速搬送」信号を発信する。(ステップ207)
このようにして、物品が最下流ゾーンZdから、上流の各ゾーンにおいて、順次、高速搬送から低速搬送状態に切り換えられ、その後停止するという動作が繰り返されることになる。
これにより、停止すべき物品が、徐々に速度を落とし、空きゾーンを有することなく、かつ、先行の物品Pに衝突することなく、効率よく蓄積することができる。
一連の動作を表したものが次のような波形であらわされるものとなる。なお、ここでは第1駆動要求及び第2駆動要求のそれぞれの信号は個別で入出力される場合での例とする。
もしくは
<連続搬送>
本発明の第1の実施の形態において、物品が、連続して空きゾーンがなく搬送されてくる場合についての制御方法について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の物品の連続搬送時の動作説明図である。ここで、ステップ112までは、ステップ102までと同様である。
ゾーンZu+1は、物品が検知されているが、下流のゾーンZu+2から受入可の信号を受けているため、ゾーンZu+1も受入可の状態であり、従って、ゾーンZuにおいても、高速駆動が継続され、また、「第1駆動要求」をゾーンZu+1に発信している。なお、ゾーンZu+2への「第1駆動要求」は、既に「第1駆動要求」が発信している状態では、重ねて発信する必要はない。(ステップ113)
次に、物品が、それぞれゾーンZu+3、Zu+2に進行して検知され、更に、新たにZu+3で物品が検知された場合も、同様に、高速搬送が継続される。(ステップ114)
このようにして、物品が連続して搬送されても、空きゾーンを作ることなく効率よく搬送ができる。
一連の動作を表したものが次のような波形であらわされるものとなる。なお、ここでは第1駆動要求及び第2駆動要求のそれぞれの信号は個別で入出力される場合での例とする。
もしくは
<長尺物品搬送・停止>
本発明の第1の実施形態において、物品が、長尺である、すなわち、ゾーンZの長さより長い場合についての制御方法について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の長尺物品搬送時の動作説明図である。ここで、ステップ122までは、ステップ102までと同様である。
ゾーンZuとゾーンZu+1の両方のセンサ15u、15u+1が長尺物品を同時に検知している場合も、下流のゾーンZu+2から受入可の信号を受けているため、ゾーンZu+1も受入可の状態であり、更に、ゾーンZuも受入可の状態であり、高速駆動が継続され、また、「第1駆動要求」をゾーンZu+1に発信している。なお、ゾーンZu+2への「第1駆動要求」は、既に「第1駆動要求」が発信している状態では、重ねて発信する必要はない。(ステップ123)
次に、長尺物品が進行して、Zu+1とZu+2で検知されても、同様に、高速搬送が継続される。(ステップ124)
一連の動作を表したものが次のような波形であらわされるものとなる。なお、ここでは第1駆動要求及び第2駆動要求のそれぞれの信号は個別で入出力される場合での例とする。
もしくは
図8は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の長尺物品の停止時の動作説明図である。ここで、ステップ211は、ステップ201と同様である。
次に、長尺物品の先頭がゾーンZd−2のセンサ15d−2に検知され、少し遅れてゾーンZd−3のセンサ15d−3でも継続的に検知されたとする。すなわち、センサ15d−3がオフにならないまま、センサ15d−2がオンになった場合、かつ、「Zd低速搬送」信号を受けている場合、Zd−1の搬送速度は低速に切り換えられるが、同時にZd−2の搬送速度も低速に切り換えられる。(ステップ213)
更に、低速搬送状態で、先頭がゾーンZdのセンサ15dに検知されると、ゾーンZdの駆動源20dが停止し、同時に、ゾーンZd−1の駆動源20d−1も停止する。また、ゾーンZd−1からは、ゾーンZd−2へ「Zd−2受入不可」信号を発し、それを受けてゾーンZd−2は、ゾーンZd−3へ「Zd−3受入可」とともに「Zd−3低速搬送」を発信し、次の物品の搬送を待つことになる。(ステップ214)
このようにして、長尺物品が搬送されても、通常の場合と同様に効率よく搬送ができ、停止の場合も、スムーズに減速された後に停止する。
<短尺物品搬送・停止>
本発明の第1の実施形態において、物品が、短尺である、すなわち、ゾーンZの長さより短く、複数個の物品が1ゾーンZに収容しうる場合についての制御方法について説明する。
これまでの説明で、物品が継続して搬送されている状態を想定する。ここで、一群の短尺物品の先頭の物品が、ゾーンZのセンサ15に検知されたとする。そのまま搬送を継続すると、短尺物品がセンサ15の検知を外れるが、下流ゾーンが受入可であると、その後、すぐに次の短尺物品がセンサ15に検知され、検知を外れた時間が、先に述べた駆動源20を停止するまでの所定時間より短ければ、駆動が継続される。
短尺物品の停止の場合は、一群の短尺物品の先頭の物品を検知したことと、下流ゾーンが受入不可であることにより、駆動源を停止させ、一群の短尺物品をあたかも1個の物品として考えたように、停止させることもできる。
<払出>
次に、本発明の第1の実施の形態において、物品を、蓄積停止状態から、下流の外部装置に払い出す場合の制御方法について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態に係るローラコンベヤ装置の物品の順次払出時の動作説明図である。ゾーンZdの制御部40dが、下流の外部装置が受入可である信号を受け、かつ、センサ15dがオンである場合は、駆動源20dが高速駆動を開始する。(ステップ131)
物品が、外部装置に払い出されて、ゾーンZdのセンサ15dがオフになると、ゾーンZd受入可の信号が発せられ、ゾーンZd−1では、センサ15d−1がオンなので、駆動源20d−1が高速駆動される。(ステップ132)
このようにして下流側の物品が払い出された後に一つ上流のゾーンが高速駆動を開始して、順次、Zd、Zd−1、Zd−2、Zd−3と、高速駆動が開始され、物品が一つずつ外部装置に払い出される。(ステップ133〜134)
なお、払出方法としては、このような順次払出ではなく、図10のような最下流から、物品が蓄積停止している範囲の全てのゾーンZd、d−1、・・・を一斉に高速駆動を開始して一斉に払い出される方法が本発明の実施形態に適している。
すなわち、受入可であり、センサONの場合にすべてのゾーンが一斉に駆動するというような場合に限り、下流のセンサ15n+1がオフにならなくても受入可とみなし、当該ゾーンZnの駆動源20nを高速駆動するように設定しておけば、物品の保管されている全てのゾーンZd、Zd−1、・・で一斉に物品の高速搬送を開始することができる。(ステップ141〜145)
なお、これまでの説明で、2つ離れたゾーンへの信号伝達(例えば、第2駆動要求)は、隣のゾーンによってなされるもととしたが、これを、直接伝達するようにしてもよい。同様に、3以上離れたゾーンへも直接伝達してもよい。
また、ゾーンZ毎に制御部40を設けるとしたが、各ゾーンZのセンサ15や駆動源20から、遠隔地の集中制御部に、有線または無線で接続して、集中制御部において、ゾーン毎の制御部の機能を分担して実行してもよい。
駆動源20についても、ゾーンZ毎に設けるとしたが、複数のゾーンZに共通の駆動源を有し、それらの駆動力の伝達経路を、連結または切断することによって、ゾーン毎の駆動源と同等の機能を果たすようにしてもよい。
また、コンベヤ装置を、ローラコンベヤとして説明したが、ゾーン毎に、複数のローラの外周を覆うように幅広ベルトを被せた、ベルトコンベヤであってもよい。
1 ローラコンベヤ装置
10 ローラ
15 在荷センサ
20 駆動源
30 無端ベルト
40 制御部

Claims (3)

  1. 基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ローラとを備えてなるゾーンが搬送上流から搬送下流に複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
    前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
    前記制御部による前記基幹ローラへの制御信号を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)とし、上に駆動運転状態表示波形を、下にセンサ在荷状況表示波形を同時間軸で配置させて表した場合に、各ゾーン内で上段の***波形に係る箇所に対応する下段において前記上段の***波形に覆われる***形状が形成され、
    この各ゾーンの波形が、ある特定のゾーンをnとして上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、順次時間経過側に形成され、かつ、
    前記特定のゾーンnに係る前記下段の***波形の立ち上がり時間と、前記下流側ゾーンn+2に係る前記上段の***波形の立ち上がり時間とが実質的に同時刻である
    ことを特徴とするローラ型コンベア装置。
  2. 基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ローラとを備えてなるゾーンが搬送上流から搬送下流に複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
    前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
    前記制御部による前記基幹ローラへの制御を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)として同時間軸で配置させて表した場合に、
    (1)第(n−1)ゾーンの第2駆動要求(OUT)信号の立ち上がり時点と、第nゾーンの第2駆動要求(IN)信号の立ち上がり時点と、第nゾーンの運転(OUT:自ゾーンの制御部から自ゾーンの駆動源に対する駆動指示信号送出)信号の立ち上がり時点とが実質的に同時刻であり、
    (2)第(n−1)ゾーンのセンサ(IN:自ゾーンのセンサから自ゾーンの制御部に対するセンサ在荷信号)信号の***波形が当該ゾーンの運転(OUT:自ゾーンの制御部から自ゾーンの駆動源に対する駆動指示信号送出)信号の***波形に覆われ、
    (3)第(n−1)ゾーンの第1駆動要求(OUT)信号の立ち下がり時点と、第(n−1)ゾーンのセンサ(IN:自ゾーンのセンサから自ゾーンの制御部に対するセンサ在荷信号)信号の立ち下がり時点と、第nゾーンの第1駆動要求(IN)信号の立ち下がり時点とが実質的に同時刻である、
    ように形成され、
    この(1)〜(3)をなすように形成される各ゾーンの波形が、ある特定のゾーンをnとして、上流側ゾーン(n−1)から下流側ゾーン(n+1、n+2、n+3、n+4、…)に向けて、順次時間経過側に形成される
    ことを特徴とするローラ型コンベア装置。
  3. 基幹ローラとこの基幹ローラに略平行に配列された伴走ローラとを備えてなるゾーンが搬送上流から搬送下流に複数連接されて構成されるローラ型コンベア装置であって、
    前記ゾーンには、前記基幹ローラを回転駆動させるための駆動部と、前記基幹ローラの回転運動を前記伴走ローラに伝達するための伝達ベルトと、前記駆動部による回転数を制御するための制御部とを備え、
    前記制御部による前記基幹ローラへの制御を可視化した図形が、横軸を時間の経過、縦軸を信号(ON:信号あり、OFF:信号なし)として、同時間軸で配置させて表した場合に、
    (1)第(d−1)ゾーンの駆動運転信号の最後の***部分に係る最初の立ち下がり開始時点と、第(d−1)ゾーンのセンサ(在荷)信号の立ち上がり時点とが実質的に同時刻であり、
    (2)第dゾーンの駆動運転信号の***部分に係る立ち上がり開始時点と、第(d−2)ゾーンのセンサ(在荷)信号の最初の立ち上がり時点とが実質的に同時刻である、
    ように形成されることを特徴とするローラ型コンベア装置。
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