JP6607791B2 - モータ及び電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ及び電動圧縮機に関する。
電動圧縮機は、ハウジングの内部に配置される圧縮機構及びその圧縮機構を駆動するモータを備える。モータは、ステータ及びステータの内側で回転するロータを有する。ステータは、積層鋼板に巻線することによって形成される。例えば特許文献1及び特許文献2に開示されているように、ステータは、焼嵌め又は圧入によってハウジングの内面に固定される。
特開2006−296010号公報 特開2012−082792号公報
焼嵌めによってステータを固定する場合、ステータに大きな締め付け力が作用し、ステータに歪み変形が発生する可能性がある。ステータに歪み変形が発生するとステータの磁気特性が劣化し、モータ効率が低下する可能性がある。
本発明は、ステータの歪みを抑制してモータ効率の低下を抑制できるモータ及び電動圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は、ハウジングの内部に配置されるステータと、前記ステータの内側に配置され中心軸を中心に回転するロータと、を備え、前記中心軸の平行方向における前記ハウジングの内面の一部においてハウジング凹部が前記中心軸の周方向に形成され、前記ハウジング凹部の底面と前記ステータの側面とが間隙を介して対向し、前記ハウジング凹部の外側の前記ハウジングの内面と前記ステータの側面とが固定される、モータを提供する。
本発明によれば、ハウジングの内面の一部にハウジング凹部が形成されることにより、ステータの側面とハウジングの内面との間に空間が形成される。その空間が形成されることにより、焼嵌め等によってステータをハウジングに固定しても、ステータに作用する締め付け力及びその締め付け力に起因する歪み変形は緩和される。例えば、ステータに締め付け力が作用してステータが変形しても、その変形分を空間に逃がすことにより、歪み変形が抑制される。ステータの歪み変形が抑制されるので、モータ効率の低下が抑制される。また、ハウジング凹部は中心軸の周方向に形成されるので、空間はステータを囲むように形成される。そのため、ステータに作用する締め付け力は効果的に緩和される。
本発明において、前記中心軸の平行方向における前記ステータの側面の一部においてステータ凹部が前記中心軸の周方向に形成されてもよい。
ステータの側面の一部にステータ凹部が形成されることによっても、ステータを囲むように空間が形成されるので、ステータに作用する締め付け力及び歪み変形は緩和される。
本発明は、ハウジングの内部に配置されるステータと、前記ステータの内側に配置され中心軸を中心に回転するロータと、を備え、前記中心軸の平行方向における前記ステータの側面の一部においてステータ凹部が前記中心軸の周方向に形成され、前記ステータ凹部の底面と前記ハウジングの内面とが間隙を介して対向し、前記ステータ凹部の外側の前記ステータの側面と前記ハウジングの内面とが固定される、モータを提供する。
本発明においても、ステータの側面とハウジングの内面との間に空間が形成されるので、ステータに作用する締め付け力及び歪み変形は緩和される。そのため、モータ効率の低下が抑制される。
本発明において、前記ハウジングに対する前記ステータの回転を防止する回転防止機構を備えることが好ましい。
ステータの一部とハウジングとが離れていると、ステータに作用するロータの回転力の反力により、ハウジングに対してステータが回転してしまう可能性がある。回転防止機構が設けられることにより、ステータの回転が抑制され、モータの効率低下が抑制される。
本発明において、前記ステータは、前記ステータの側面において前記中心軸の平行方向に延在するように形成され油が通過する第1溝を有し、前記回転防止機構は、前記中心軸の放射方向において前記第1溝の底面よりも外側に設けられることが好ましい。
ステータに第1溝が設けられている場合において、回転防止機構が中心軸の放射方向において第1溝の底面よりも内側に設けられると、ステータの磁束特性が劣化する可能性がある。回転防止機構が中心軸の放射方向において第1溝の底面よりも外側に設けられることにより、ステータの磁束特性の劣化が抑制され、モータ効率の低下が抑制される。
本発明において、前記回転防止機構は、前記ステータに連結されるピン部材を含んでもよい。
ステータに連結されるピン部材により、ハウジングに対するステータの回転は効果的に抑制される。
本発明において、前記ステータは、前記中心軸の平行方向に形成され前記ピン部材が配置される開口部を有し、前記開口部は、前記中心軸の放射方向において前記第1溝の底面よりも外側に設けられることが好ましい。
ステータに第1溝が設けられている場合において、ピン部材が配置される開口部が中心軸の放射方向において第1溝の底面よりも内側に設けられると、ステータの磁束特性が劣化する可能性がある。ピン部材が配置される開口部が中心軸の放射方向において第1溝の底面よりも外側に設けられることにより、ステータの磁束特性の劣化が抑制され、モータ効率の低下が抑制される。
本発明は、上述のモータと、前記モータが発生する動力により作動する圧縮機構と、を備える電動圧縮機を提供する。
本発明によれば、モータ効率の低下が抑制されたモータを備えるので、電動圧縮機の効率が向上する。
本発明によれば、ステータの歪みを抑制してモータ効率の低下を抑制できるモータ及び電動圧縮機が提供される。
図1は、第1実施形態に係る電動圧縮機の一例を示す側断面図である。 図2は、図1のA部分を拡大した図である。 図3は、第1実施形態に係るモータを模式的に示す分解斜視図である。 図4は、第1実施形態に係るステータと孔との位置関係を説明するための模式図である。 図5は、第2実施形態に係るハウジング及びステータの一部を拡大した断面図である。 図6は、第2実施形態に係るモータを模式的に示す分解斜視図である。 図7は、第3実施形態に係るモータを模式的に示す分解斜視図である。 図8は、図7のB−B線矢視図である。 図9は、第3実施形態に係るステータに設けられた孔と凹部との関係を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る電動圧縮機1の一例を示す側断面図である。本実施形態において、電動圧縮機1は、密閉型電動スクロール圧縮機である。
図1に示すように、電動圧縮機1は、ハウジング3と、ハウジング3の内部に設けられたモータ5と、ハウジング3の内部に設けられモータ5が発生する動力により中心軸CEを中心に回転する回転シャフト19と、回転シャフト19と接続されモータ5が発生する動力により作動する圧縮機構7とを備える。
ハウジング3は、鋼又はアルミニウムのような金属製である。ハウジング3は、中心軸CEの平行方向に延在する筒状のハウジング本体3aと、ハウジング本体3aの下端部を閉塞する底部材3bと、ハウジング本体3aの上端部を閉塞する蓋部材3cとを有する。ハウジング本体3aの側部に吸引管9が設けられている。吸引管9は、ハウジング3の内部にガスを導入する。蓋部材3cの上部に吐出管11が設けられる。吐出管11は、圧縮機構7で圧縮されたガスを排出する。ハウジング3の底部に油が溜められる油溜り14が設けられる。ハウジング本体3aと蓋部材3cとの間にディスチャージカバー13が設けられている。ディスチャージカバー13によって、ハウジング3の内部は、低圧室3Lと高圧室3Hとに仕切られる。
モータ5は、ハウジング3の内部に配置されるステータ15と、ステータ15の内側に配置され中心軸CEを中心に回転するロータ17と、ステータ15に接続された樹脂ボビン51とを有する。ステータ15は、積層鋼板を含む。ロータ17は、回転シャフト19と接続される。樹脂ボビン51は、ステータ15における巻線形成(コイル形成)に用いられる。樹脂ボビン51は、樹脂ボビン51は、ステータ15の上部及び下部のそれぞれに設けられ、コイルを支持する。ステータ15、ロータ17、樹脂ボビン51、及び回転シャフト19は、ハウジング3の低圧室3Lに配置される。モータ5は、外部電源から供給された電力によってロータ17を回転させる。ロータ17は、例えば90[rps]以上で回転する。ロータ17が回転することによって、ロータ17と一緒に回転シャフト19が回転する。
回転シャフト19の上端部は、上部軸受22に回転可能に支持される。回転シャフト19の下端部は、下部軸受23に回転可能に支持される。回転シャフト19の上端部には、中心軸CEに対して偏った偏心軸LEに沿って上方に突出する偏心ピン25が設けられている。偏心ピン25を有する回転シャフト19の上端部に圧縮機構7が接続される。
回転シャフト19及び偏心ピン25は、給油通路27を有する。回転シャフト19の下端部は、油溜り14に配置される。回転シャフト19の下端部に設けられた給油ポンプ29は、回転シャフト19の回転に伴って、油溜り14に溜められた油を回転シャフト19の給油通路27に送り込む。
上部軸受22は、軸受部材21に設けられる。軸受部材21は、ハウジング本体3aの内壁面に固定される。軸受部材21は、上部軸受22を介して回転シャフト19を回転可能に支持する。軸受部材21の上面に設けられた凹部21aは、ドライブブッシュ37を収容するとともに、給油ポンプ29により給油通路27を介して供給された油を溜める。凹部21aに溜められた油は、圧縮機構7に供給される。軸受部材21の内部に形成された排油通路21cは、凹部21aに溜められた油を、軸受部材21の端面21bとハウジング本体3aの内壁面との間の空間40に排出する。
圧縮機構7は、固定スクロール33と、旋回スクロール35と、ドライブブッシュ37とを有する。モータ5が作動し、回転シャフト19が回転すると、旋回スクロール35が公転旋回する。圧縮機構7において、吸引管9を介してハウジング3内の低圧室3Lに導入された低圧のガスは、旋回スクロール35が公転旋回することで固定スクロール33と旋回スクロール35との間の圧縮室に吸入されつつ圧縮される。圧縮された高圧のガスは、固定スクロール33から吐出され、ディスチャージカバー13を開放して高圧室3Hに至り、吐出管11を介してハウジング3の外部に排出される。
軸受部材21の下方にガイド板31が設けられる。ガイド板31は、ハウジング本体3aの内壁面との間で、排油通路21cから排出された油をハウジング3の油溜り14に導くトンネル41を形成する。
電動圧縮機1の運転において、油溜り14の油は、給油ポンプ29により汲み上げられ、回転シャフト19の内部に形成された給油通路27を通って、下部軸受23及び上部軸受22を潤滑する。給油通路27の上端部から吐出された油は、ドライブブッシュ37を潤滑した後、軸受部材21の上面の中央部に設けられた凹部21aに溜められる。給油通路27から吐出され凹部21aに余剰に溜められた油は、排油通路21cを通って、端面21bに設けられている排油通路21cの出口から空間40に排出される。排油通路21cから空間40に排出された油は、ガイド板31とハウジング本体3aの内壁面との間のトンネル41に供給される。トンネル41に供給された油は、トンネル41を通った後、ステータ15の側面に設けられた第1溝43を通過して油溜り14に送られる。
図2は、図1のA部分を拡大した図である。図3は、本実施形態に係るモータ5を模式的に示す分解斜視図である。
図1、図2、及び図3に示すように、中心軸CEの平行方向におけるハウジング3の内面の一部にハウジング凹部71が形成される。本実施形態においては、中心軸CEの平行方向におけるステータ15の中央部と対向する位置にハウジング凹部71が形成される。ハウジング凹部71は、中心軸CEの周方向に形成される。
ハウジング凹部71の底面71Tとステータ15の側面15Tとが間隙を介して対向する。ハウジング凹部71とステータ15との間に空間SPが形成される。空間SPは、ステータ15を囲むように、中心軸CEの周方向に設けられる。ハウジング凹部71の外側のハウジング3の内面3Tとステータ15の側面15Tとが固定される、本実施形態において、ステータ15は、焼嵌めによってハウジング3に固定される。
図1及び図3に示すように、ステータ15は、ステータ15の側面において中心軸CEの平行方向に延在するように形成された第1溝43を有する。第1溝43は、中心軸CEの周方向に複数設けられる。上述のように、油は第1溝43を通過可能であり、第1溝43を通過した油は、油溜り14に送られる。
本実施形態において、モータ5は、ハウジング3に対するステータ15の回転を防止する回転防止機構60を備える。回転防止機構60は、ステータ15に作用するロータ17の回転力の反力に起因するステータ15の回転を防止する。本実施形態においては、ステータ15とハウジング3との間に空間SPが形成されており、ステータ15の一部とハウジング3とは離れている。すなわち、ステータ15は、側面15T及び内面3Tを介してハウジング3に固定されているものの、空間SPにおいてはハウジング3とは直接的には固定されていない。そのため、ロータ17の回転力が強い場合、ステータ15は、そのロータ17の回転力の反力に起因して、ハウジング3に対して回転してしまう可能性がある。回転防止機構60は、ハウジング3に対するステータ15の回転を防止する。
本実施形態において、回転防止機構60は、ハウジング3とステータ15とを連結するピン部材61を含む。ステータ15には、中心軸CEの平行方向に孔15Hが形成されている。孔15Hは、ピン部材61が配置される開口部である。孔15Hにピン部材61が配置され、そのピン部材61がハウジング3に固定されることにより、ハウジング3に対するステータ15の回転が防止される。
本実施形態においては、中心軸CEの周方向に孔15Hが複数(図3に示す例では3つ)設けられる。それら複数の孔15Hのそれぞれにピン部材61が配置されることにより、ステータ15の回転は効果的に防止される。
図4は、本実施形態に係るステータ15と孔15Hとの位置関係を説明するための模式図である。図4に示すように、孔15Hは、中心軸CEの放射方向において第1溝43の底面43Tよりも外側に設けられる。
ステータ15に第1溝43が設けられている場合において、ピン部材61が配置される孔15Hが中心軸CEの放射方向において第1溝43の底面43Tよりも内側に設けられると、ステータ15の磁束特性が劣化する可能性がある。ピン部材61が配置される孔15Hが中心軸CEの放射方向において第1溝43の底面43Tよりも外側に設けられることにより、ステータ15の磁束特性の劣化が抑制され、モータ効率の低下が抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハウジング3の内面の一部にハウジング凹部71が形成されることにより、ステータ15の側面とハウジング3の内面との間に空間SPが形成される。その空間SPが形成されることにより、焼嵌めによってステータ15をハウジング3に固定しても、ステータ15に作用する締め付け力及びその締め付け力に起因する歪み変形は緩和される。例えば、ステータ15に締め付け力が作用してステータ15が変形しようとしても、その変形分は空間に逃げるため、ステータ15の歪み変形が抑制される。ステータ15の歪み変形が抑制されるので、モータ効率の低下が抑制される。また、ハウジング凹部71は中心軸CEの周方向に形成されるので、空間SPはステータ15を囲むように形成される。そのため、ステータ15に作用する締め付け力は効果的に緩和され、ステータ15の歪み変形は抑制される。
また、本実施形態においては、回転防止機構60が設けられることにより、ハウジング3に対するステータ15の回転が抑制される。そのため、モータ5の効率低下が抑制される。
また、本実施形態においては、ステータ15は、油が通過する第1溝43を有し、回転防止機構60は、中心軸CEの放射方向において第1溝43の底面43Tよりも外側に設けられる。これにより、ステータ15の磁束特性の劣化が抑制され、モータ効率の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、回転防止機構60は、ステータ15に連結されるピン部材61を含む。ピン部材61により、ハウジング3に対するステータ15の回転は効果的に抑制される。
なお、本実施形態においては、ステータ15は、焼嵌めによってハウジング3と固定されることとした。ステータ15は、溶接によってハウジング3と固定されてもよい。なお、ステータ15は、加締めによってハウジング3と固定されてもよい。
なお、本実施形態においては、ハウジング凹部71は、中心軸CEの平行方向においてステータ15の中央部と対向するように設けられることとした。ハウジング凹部71はステータ15の上部及び下部の少なくとも一方と対向するように設けられてもよいし、中心軸CEの平行方向において複数設けられてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図5は、本実施形態に係るハウジング3及びステータ15の一部を拡大した断面図である。図6は、本実施形態に係るステータ15及び樹脂ボビン51を有するモータ5Bを模式的に示す分解斜視図である。
図5及び図6に示すように、本実施形態に係るモータ5Bにおいて、中心軸CEの平行方向におけるステータ15の内面の一部にステータ凹部72が形成される。本実施形態においては、中心軸CEの平行方向におけるステータ15の中央部にステータ凹部72が形成される。ステータ凹部72は、中心軸CEの周方向に形成される。
ステータ凹部72の底面72Tとハウジング3の内面3Tとが間隙を介して対向する。ステータ凹部72とハウジング3との間に空間SPが形成される。空間SPは、ステータ15を囲むように、中心軸CEの周方向に設けられる。ステータ凹部72の外側のステータ15の内面15Tとハウジング3の内面3Tとが固定される、本実施形態において、ステータ15は、焼嵌めによってハウジング3に固定される。
本実施形態においても、モータ5Bは、ハウジング3に対するステータ15の回転を防止する回転防止機構60を備える。回転防止機構60は、ハウジング3とステータ15とを連結するピン部材61を含む。
以上説明したように、本実施形態によれば、ステータ15の側面の一部にステータ凹部72が形成されることにより、ステータ15とハウジング3との間に空間SPが形成される。その空間SPが形成されることにより、上述の実施系と同様、ステータ15の歪み変形が抑制され、モータ効率の低下が抑制される。また、ステータ凹部72は中心軸CEの周方向に形成されるので、空間SPはステータ15を囲むように形成される。そのため、ステータ15に作用する締め付け力は効果的に緩和され、ステータ15の歪み変形は抑制される。
なお、本実施形態においても、ステータ15は、溶接又は加締めによってハウジング3と固定されてもよい。
なお、本実施形態においては、ステータ凹部72は、中心軸CEの平行方向においてステータ15の中央部に設けられることとした。ステータ凹部72はステータ15の上部及び下部の少なくとも一方に設けられてもよいし、中心軸CEの平行方向において複数設けられてもよい。以下の実施形態においても同様である。
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
第3実施形態は、上述の第2実施形態の変形例である。図7は、本実施形態に係るモータ5Cのステータ15及び樹脂ボビン51を模式的に示す分解斜視図である。図8は、図7のB−B線矢視図である。
上述の第2実施形態と同様、ステータ15の側面にステータ凹部72が設けられる。本実施形態においては、ステータ15は、ステータ凹部72の底面から中心軸CEの放射方向の外側に突出する突出部材75を有する。ピン部材61が配置される開口部である凹部15Rが突出部材75に設けられる。突出部材75の先端部は、ハウジング3の内面と接触するステータ15の側面よりも、中心軸CEの放射方向の内側に配置される。
図9は、ステータ15に設けられた孔15Hと、凹部15Rとの関係を模式的に示す図である。孔15Hは、ステータ15の上面15aと、ステータ凹部72に面する下面15bとを貫通するように設けられる。また、孔15Hは、ステータ凹部72に面する上面15cと、ステータ15の下面15dとを貫通するように設けられる。孔15Hと凹部15Rとは対応付けられている。ピン部材61は、孔15H及び凹部15Rに配置される。
以上説明したように、本実施形態によれば、孔15Hに加えて、凹部15Rが設けられることにより、ピン部材61の保持がより安定する。そのため、ピン部材61によるステータ15の回転はより一層効果的に防止される。
なお、上述の各実施形態において、ハウジング凹部71とステータ凹部72との両方が設けられてもよい。
1 電動圧縮機
3 ハウジング
3a ハウジング本体
3b 底部材
3c 蓋部材
3H 高圧室
3L 低圧室
5 モータ
7 圧縮機構
9 吸引管
11 吐出管
13 ディスチャージカバー
14 油溜り
15 ステータ
15H 孔(開口部)
15R 凹部(開口部)
17 ロータ
19 回転シャフト
21 軸受部材
21a 凹部
21b 端面
21c 排油通路
22 上部軸受
23 下部軸受
25 偏心ピン
27 給油通路
29 給油ポンプ
31 ガイド板
33 固定スクロール
35 旋回スクロール
37 ドライブブッシュ
40 空間
41 トンネル
43 第1溝
51 樹脂ボビン
60 回転防止機構
61 ピン部材
71 ハウジング凹部
72 ステータ凹部
75 突出部材
SP 空間
CE 中心軸
LE 偏心軸
SP 空間

Claims (6)

  1. ハウジングの内部に配置されるステータと、
    前記ステータの内側に配置され中心軸を中心に回転するロータと、
    前記ハウジングに対する前記ステータの回転を防止する回転防止機構と、を備え、
    前記中心軸の平行方向における前記ハウジングの内面の一部においてハウジング凹部が前記中心軸の周方向に形成され、
    前記ハウジング凹部の底面と前記ステータの側面とが間隙を介して対向し、
    前記ハウジング凹部の外側の前記ハウジングの内面と前記ステータの側面とが固定され
    前記ステータは、前記ステータの側面において前記中心軸の平行方向に延在するように形成され油が通過する第1溝を有し、
    前記回転防止機構は、前記中心軸の放射方向において前記第1溝の底面よりも外側に設けられる、
    モータ。
  2. 前記中心軸の平行方向における前記ステータの側面の一部においてステータ凹部が前記中心軸の周方向に形成される、
    請求項1に記載のモータ。
  3. ハウジングの内部に配置されるステータと、
    前記ステータの内側に配置され中心軸を中心に回転するロータと、
    前記ハウジングに対する前記ステータの回転を防止する回転防止機構と、を備え、
    前記中心軸の平行方向における前記ステータの側面の一部においてステータ凹部が前記中心軸の周方向に形成され、
    前記ステータ凹部の底面と前記ハウジングの内面とが間隙を介して対向し、
    前記ステータ凹部の外側の前記ステータの側面と前記ハウジングの内面とが固定され
    前記ステータは、前記ステータの側面において前記中心軸の平行方向に延在するように形成され油が通過する第1溝を有し、
    前記回転防止機構は、前記中心軸の放射方向において前記第1溝の底面よりも外側に設けられる、
    モータ。
  4. 前記回転防止機構は、前記ステータに連結されるピン部材を含む、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ。
  5. 前記ステータは、前記中心軸の平行方向に形成され前記ピン部材が配置される開口部を有し、
    前記開口部は、前記中心軸の放射方向において前記第1溝の底面よりも外側に設けられる、
    請求項に記載のモータ。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のモータと、
    前記モータが発生する動力により作動する圧縮機構と、
    を備える電動圧縮機。
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