JP6604973B2 - 容器入り冷凍食品 - Google Patents

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Description

本発明は、容器ごと加熱してそのまま喫食可能な、容器入り冷凍食品に関する。
近年の電子レンジの普及を受けて、電子レンジ加熱するだけで喫食可能な冷凍食品が多数販売されている。さらに、1つの容器内にご飯等の主食及び副食類などの複数の食品が配置されており、容器ごと電子レンジ加熱した後直ちに、又は簡単な作業のみで、見栄えよく盛り付けされた食品を提供することができる、容器入り冷凍食品も市販されている。
しかし、上記の容器入り冷凍食品では、加熱後の見栄えを重視して容器内に各食品を配置する結果、食品全体としては厚みや密度に偏りが生じやすく、そのため、電子レンジ加熱の際に解凍ムラが起こりやすく、解凍不充分な部分や過加熱の部分があるなど喫食時の品質に劣ることがあった。また、該容器入り冷凍食品では、水分含量の異なる食品を並べて配置するため、冷凍保存中や解凍中に食品同士の間で水分移動が起こりやすく、これも品質低下の原因となっていた。特に、副食がソースなどの流動性のある食品の場合、解凍ムラや水分移動の問題は顕著であった。
従来の電子レンジ加熱に適した容器入り冷凍食品として、例えば、特許文献1には、容器底部に冷凍した主固形食品が入れられ、その上部に、冷凍した調味液を載せた、側面上部周辺に小孔を設けた中蓋が載置され、さらに蒸気抜き孔を設けた上蓋が上面に嵌着されている、容器入り冷凍食品が開示されている。特許文献2には、容器内に、所定粘度に調製された調味液の上に主食が配置され、調味液と主食とが全面ではなく一部で接触して凍結されている冷凍食品が開示されている。また、特許文献3には、底壁と周壁を有する容器本体と、該容器本体の開口部近辺に支持された、多数の貫通孔を有する底壁を有する中皿とを備え、該容器本体に食品を収納し、該中皿にゼリー状スープを収納した電子レンジ用食品包装体が開示されている。
特開平6−125755号公報 特開2006−20630号公報 特開平11−91834号公報
本発明は、主食と副食を含む複数の食品をまとめて加熱することができ、さらに加熱後には、解凍ムラがなく、かつ主食と副食とが見栄えよく盛り付けられた食品を提供することができる容器入り冷凍食品を提供する。
本発明者らは、種々検討した結果、容器の底部に主食を、その上部に副食として凍結した流動性食品を収納し、その際に、該主食と副食とを、孔を有する隔壁で互いに接触しないように隔てて配置した容器入り冷凍食品を開発した。さらに本発明者らは、該容器入り冷凍食品を加熱すると、該加熱に伴って流動化した副食が徐々に該隔壁の孔から主食の上に流れ落ちることにより、加熱後には、解凍ムラがなく、かつ主食と副食とが見栄えよく盛り付けられた食品が得られることを見出した。
したがって、本発明は、容器入り冷凍食品であって、
主食、副食、及びそれらを収納する容器を備え、
該副食は、凍結された流動性食品であり、
該容器の底部に該主食が収納され、該主食部の上部に該副食が収納されており、
該主食と副食は、孔を有する隔壁で互いに接触しないように分離されている、
容器入り冷凍食品を提供する。
本発明の容器入り冷凍食品によれば、主食と副食を含む複数の食品をまとめて、容器ごと冷凍保存及び加熱することができる。また、本発明の容器入り冷凍食品を加熱すれば、複数の食品を解凍ムラなく加熱することができ、かつ加熱後には、主食と副食とが見栄えよく配置され、そのまま盛り付け作業なしに喫食可能な食品を得ることができる。
容器入り冷凍食品の一実施形態。 容器入り冷凍食品の別の一実施形態。 容器入り冷凍食品の別の一実施形態。
本発明の容器入り冷凍食品は、容器ごと加熱してそのまま喫食することができる冷凍食品である。本発明の容器入り冷凍食品は、主食及び副食と、それらを収納する容器とを備える。該主食は、該容器の底部に収納される。該副食は、凍結された流動性食品であり、かつ該容器内において該主食の上部に収納されている。本発明の容器入り冷凍食品が冷凍された状態においては、該主食及び副食は、該容器内で、孔を有する隔壁で互いに接触しないように分離されている。本発明の容器入り冷凍食品を、該容器ごと加熱すると、該副食は、加熱による品温上昇に伴って徐々に流動化し、該隔壁の孔から該主食の上に流れ落ちる。該副食が完全に解凍されると、そのほぼ全てが該孔から流れ落ちて、該主食の全部又は少なくとも一部を覆うように容器内に配置される。したがって、本発明の容器入り冷凍食品を加熱すると、該容器内に加熱された主食と副食とが見栄えよく盛り付けられた、1つの料理を作り上げることができる。
本発明の容器入り冷凍食品を喫食する場合は、これを、底部に主食、その上部に副食を収納した状態のまま解凍する。解凍手段は、自然解凍、流水解凍、加温空気や熱風による加熱、電子レンジ加熱等が挙げられるが、電子レンジ加熱が好ましい。本発明の容器入り冷凍食品は、主食と副食が分離して配置されているため、それぞれにマイクロ波がよく行き渡りやすい。また、本発明の容器入り冷凍食品では、加熱に伴う流動化と対流の発生により副食中で熱伝達が促進され、かつ副食が主食上へ流れ落ちることにより主食にも熱が伝達されやすい。したがって、本発明の容器入り冷凍食品を加熱すると、解凍ムラなく全体が効率よく加熱された、品質良好な食品を得ることができる。
本発明の容器入り冷凍食品に含まれる主食の好ましい例としては、ご飯、麺、パスタ、イモ類、及びパン、ピザ台等のベーカリー食品などが挙げられる。上記主食は、具材などの固形食品を含んでいてもよい。主食の別な例としては、肉料理、魚介料理、卵料理、野菜料理などの固形食品が挙げられる。あるいは、本発明の容器入り冷凍食品に含まれる主食は、ご飯、麺、パスタ、イモ類、ベーカリー食品などと、上記肉料理、魚料理、卵料理、野菜料理などの固形食品などとの組み合わせであってもよく、その場合、該固形食品は、ご飯、麺、パスタ、イモ類、ベーカリー食品などの上に載置された状態で、容器に収納されていることが好ましい。
上記主食は、好ましくは凍結された状態で容器に収納されるが、必ずしもその必要はない。例えば、主食が乾燥春雨、油揚げ麺、クラッカー、ビスケット、コーンフレークのような水分量の少ない食品であれば、そのまま容器に収納し、冷凍保存してもよい。あるいは、冷蔵のご飯、麺、パスタ等を容器に収納し、冷凍保存してもよい。好ましくは、上記主食は、容器内に収納されて冷凍された状態で、0.5〜15cm、好ましくは1〜5cmの厚みを有する。厚みが大き過ぎるか又は小さ過ぎると、加熱の際に解凍ムラが生じやすくなる。
本発明の容器入り冷凍食品に含まれる副食は、冷凍温度帯(−5〜−40℃程度)で固形化しており、喫食温度(40〜80℃程度)で流動性を有する流動性食品である。本発明において、副食となる流動性食品は、60℃において、好ましくは10〜60000mPa・s、より好ましくは50〜20000mPa・s、さらに好ましくは200〜10000mPa・s、なお好ましくは400〜8000mPa・sの粘度を有する。副食の粘度が低過ぎると、副食が解凍されないまま主食の上に落下し、加熱後の食品の解凍ムラや、食感や外観の劣化をもたらす場合がある。他方、副食の粘度が高過ぎても、副食の流動が不十分なためにやはり解凍ムラが生じやすくなる。本発明において、副食となる流動性食品の例としては、上記粘度を有するソース、たれ、調味液、ジュレ、ディップなどが挙げられる。該副食は、具材などの固形食品を含んでいてもよい。例えば、具材を含むカレーソースや牛丼のたれなどであってもよい。
好ましくは、上記副食は、凍結された状態では、中央部が周辺部に比べて薄い形状を有する。これにより、副食の解凍時間を短縮することができ、かつ解凍ムラがより生じにくくなる。中央部が薄い形状の例としては、上面、下面、又は上下面の中央部に筒型又はドーム型の窪みを有する板若しくは円盤、及びドーナツ形状が挙げられる。好ましくは、副食の中央部の厚さは、最も薄い部分で、副食の周辺部の厚さの70%以下、より好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下であり、なお好ましくは0%、すなわち副食はドーナツ形状である。また好ましくは、副食の中央部とは、副食の上面又は下面の中央部における、該上面又は下面の面積の20〜80%、より好ましくは30〜60%程度を占める領域である。
好ましくは、上記副食は、凍結された状態で、少なくとも周辺部が、0.5〜8cmの厚みを有する。当該厚さが0.5cm未満の場合、解凍されても表面張力の作用で隔壁の孔から下に流れ落ちにくくなる。他方、当該厚さが8cmを超えると、解凍ムラが生じやすくなる。
本発明の容器入り冷凍食品に含まれる主食と副食とは、それらを組み合わせたときに1つの料理を構成できるものであることが好ましい。組み合わせによって得られる料理の具体例としては、牛丼、中華丼、カレーライス、ハヤシライスなどの飯もの、カレーうどん、あんかけ焼きそばなどの麺もの、ソース付パスタやピザ、ソースをかけた肉、魚介又は卵の料理、カツカレーやロコモコ等の飯と肉料理の組み合わせ、などが挙げられる。したがって、主食と副食の組み合わせの好ましい例としては、ご飯とカレーソース、ハヤシライスソース又はトマトソースなどのソース、ご飯とたれ、うどんや中華麺等の麺とつゆ又はソース、パスタとパスタソース、ピザとピザソース、ハンバーグとそのソースなどが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、消費者の嗜好に応じて任意の組み合わせが可能である。
本発明の容器入り冷凍食品において、上記主食と副食とを収納する容器は、該主食と副食の冷凍保存及び加熱のための容器として、ならびに加熱された主食と副食のための食器として用いられる。該容器は、底壁と周壁とを備え、上部が開口した容器であればよく、その形状や大きさは、隔壁を介して主食と副食とを収納することができ、かつ加熱の際に収納した主食と副食が容器からこぼれたり溢れたりしない限り、特に限定されない。例えば、容器の形状としては、丸型又は角型のカップ、ボウル、深皿などが挙げられる。さらに、保温性や耐衝撃性向上のために該容器を2重底にしたり、安定性向上のため該容器の底に脚部を設けたりしてもよい。
上記容器内には、底部に主食が収納され、その上部に凍結された副食が収納されている。ただし、該主食と副食の間には、孔を有する隔壁が設けられている。したがって、該主食と副食は、該隔壁により分離されて配置されており、冷凍保存状態では互いに接触していない。容器内で主食と副食が接触しないように配置することにより、冷凍保存中及び加熱中における主食と副食との間の水分移動が防止されるため、加熱後の食品の品質(外観、食感など)を向上させることができる。一方、隔壁が孔を有することにより、加熱されて流動化した副食は、該孔を通って主食の上に流れ落ちることができるので、本発明の容器入り冷凍食品を加熱するだけで、主食の上に副食が盛り付けられた1つの料理ができあがる。
好ましくは、上記隔壁は、未解凍の副食と主食との接触を妨げる一方で、加熱されて流動化した副食が該孔以外の部分から主食の上に流れ落ちることを防止することができる形状及び大きさを有する。例えば、上記孔を有する隔壁は、周縁又は周壁を有する皿状、中央に向かって深くなる皿状、ボウル状などの中皿の形状であり得、該中皿の底面が、前記孔を有する隔壁を構成する。また例えば、上記隔壁又は中皿は、全周が容器の内側壁と接触する大きさであってもよく、又はその周囲の一部が容器の内側壁と接触する大きさであってもよい。必要に応じて、該孔から副食が流れ落ちやすくするように、上記隔壁の面は、該孔に向かって傾斜していたり、凹凸を有していてもよい。
上記容器を加熱後に食器として使用する際の利便性を考慮すると、上記隔壁は該容器から取り外し可能であって、本発明の容器入り冷凍食品を加熱した後には除去されることが好ましい。
上記隔壁の孔の形や大きさは、副食の流動性や、副食に含まれる食材の大きさによっても異なるが、円形又は多角形上の孔が好ましい。また、孔の総面積は、好ましくは10cm2以上、より好ましくは15cm2以上、さらに好ましくは25cm2以上であって、かつ好ましくは150cm2以下、より好ましくは120cm2以下、さらに好ましくは100cm2以下である。さらにより好ましくは、孔の総面積は25〜100cm2、なお好ましくは30〜70cm2である。孔の総面積が10cm2未満であると、副食の流れ落ちが遅くなって副食が過加熱となることがある。他方、孔の総面積が120cm2を超えると、副食が十分に解凍されないまま主食の上に落下することにより、解凍ムラが起こることがある。あるいは、孔の総面積は、上記隔壁の総面積(孔の面積を含む)に対して、好ましくは5〜95%程度、より好ましくは9〜86%程度、さらに好ましくは14〜60%程度、なお好ましくは17〜40%程度、なお好ましくは25〜40%程度である。
上記隔壁の孔の数は、複数であってもよいが、4個以下が好ましく、1つがより好ましい。孔の数が増えると、各孔の面積が小さくなり、その結果上述した副食の過加熱の問題が生じやすくなる。さらに、副食の加熱ムラを防ぐ観点からは、孔は隔壁の中央部にあることが好ましい。より好ましくは、該隔壁は、中央部に1つの孔を有する。
好ましくは、上記容器内において、上記凍結された副食は、上記孔を有する隔壁上に載置されている。例えば、該容器は、主食の上部に配置された、底面に孔を有する中皿を備え、凍結された副食は、該中皿に載置されており、該中皿の底面は、該主食と副食とを分離する隔壁を構成する。
一方で、上記容器内の主食は、加熱の際に該隔壁の孔から副食が流れ落ちることを妨げないように、該隔壁から離して配置されることが好ましい。好ましくは、該容器内の主食と副食は、冷凍保存状態では、それらの間に0.1mm〜5cmの間隙をあけて配置されている。
したがって、上記隔壁は、上記容器の上縁部、又は内壁上の突起や段差部などにより支持されていることが好ましい。これらの支持により、該容器内部で隔壁と主食とを分離することができ、また加熱中に流動化した副食の重みによる該隔壁の変形や傾きを防止することができる。例えば、上記容器は、その周壁の内側に複数の突起を備えているか、該周壁の内側の一部に設けられた段差部を備えているか、又は該周壁の内側を一周する段差部を備えており、これらの突起又は段差部により該隔壁は支持される。また例えば、該隔壁は、1つ以上のフック又は周囲にフランジを備え、該フック又はフランジを容器の上縁部に掛けることで、該隔壁が支持される。
図1及び2に、本発明の容器入り冷凍食品の一実施形態を示す。図1及び図2ではいずれも、容器1の底部に主食10が収納されており、その上部には底面が平らな中皿2が配置され、該中皿2の上に凍結された副食11が載置されている。中皿2は、その底面中央に1つの孔3を有し、中皿の底面は、該主食と副食を分離する隔壁として機能する。図1では、中皿2はフランジ4を有し、フランジ4を容器1の上縁部に掛けることで、中皿2が容器1の内部で主食10と接触しないように配置される。図2では、容器1の内部に突起5が設けられており、中皿2を支持する。図2のバリエーションとして、図3のように、容器1の内壁に段差部8を形成して中皿2を支持してもよい。
好ましくは、本発明の容器入り冷凍食品のための容器は、さらに蓋を備え、該蓋は、好ましくは蒸気穴を備える。蓋の形状は、例えば、押し蓋、かぶせ蓋、ピラード蓋などが挙げられるが、特に限定されない。あるいは、該容器は、蒸気穴を有するフィルムや袋等で包装されていてもよい。必要に応じて、該蒸気穴はトップシールなどによりシールされた状態で提供され、加熱の際にシールが除去される。上述した図1〜3では、容器1は、蒸気穴7を有する蓋6を備える。
好ましくは、本発明の容器入り冷凍食品を構成する上記容器、隔壁、蓋、フィルム、袋等の材料としては、マイクロ波透過性であり、かつ冷凍食品の電子レンジ加熱に耐えられる耐熱性及び耐水性を有する材料を使用することができる。このような材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、結晶化ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等の耐熱性プラスチック、耐熱耐水コートを施した紙、及びこれらの複合材料などが挙げられる。
好ましくは、本発明の容器入り冷凍食品を冷凍保存及び輸送する間、容器内の主食と副食との間、好ましくは主食と隔壁との間の間隙には、緩衝性素材が配置されており、保存及び輸送中の衝撃から内部の食品を保護する。また好ましくは、該間隙には不透水性素材が配置され、保存及び輸送中における主食と副食との間の水分移動の防止を助ける。なお好ましくは、該間隙には緩衝性かつ不透水性の素材が配置される。緩衝性かつ不透水性の素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート製等のフィルム材、シート材などが挙げられる。上記緩衝性又は不透水性素材は、本発明の容器入り冷凍食品を加熱する際には除去される。
以下に実施例を示し、本発明の効果を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例等に限定されるものではない。
(参考例1)容器の準備
2種のポリプロピレン製トレイ(底が一辺13cmの正方形状、深さ10cmと5cmでそれぞれフランジを有しスタック可能)を準備し、深さ10cmのトレイを主食用容器、5cmのトレイを副食用容器として用いた。
(参考例2)主食(パスタ)の製造
乾燥スパゲティを1%食塩水で9分間茹で調理し(歩留まり225%)、取出して約15℃の水で30秒間水洗いし、水切りした後、150g取り分け、参考例1で準備した主食用容器の底面全体に広げて収容し(パスタの厚みは2cm)、急速フリーザーで急速凍結した。
(参考例3)副食(パスタソース)の製造
濃縮ホワイトソースを水で薄め、パスタソースを製造した。該パスタソースの粘度は、60℃で900mPa・sであった。このソースを一辺13cmの正方形×厚さ1.2cmの容器に充填し(重量100g)、急速フリーザーで凍結した。
製造例1〜10
参考例1で準備した副食用容器の底の中央部に、表1記載のサイズを有する正方形状の孔を1つ開けた。この孔を開けた副食用容器を、参考例2で製造した凍結スパゲティ入り主食用容器の上に重ねることによって、主食用容器内の凍結パスタの上部に副食用容器が中皿として配置された2段底の容器を得た。次いで、該副食用容器に参考例3で製造した凍結パスタソースを載置し、上からラップをかけて、容器入り冷凍ソース付スパゲティを製造した。
比較例1
参考例2と同様に、茹でスパゲティ150gを主食用容器に広げて収容し、その上から、参考例3と同様に製造した未凍結のパスタソース100gをかけて、急速フリーザーで凍結し、容器入り冷凍ソース付スパゲティを製造した。
比較例2
参考例2と同様に、茹でスパゲティ150gを主食用容器に収容して凍結させ、その上に直接、参考例3で製造した凍結パスタソース100gを載置し、容器入り冷凍ソース付スパゲティを製造した。
比較例3
製造例1と同様の手順で、ただし、副食用容器の底に孔を開けないで、容器入り冷凍ソース付スパゲティを製造した。
試験例1
製造例1〜10、及び比較例1〜3の容器入り冷凍ソース付スパゲティを、容器ごと電子レンジ(500W)で中心部の品温が60℃になるまで加熱して、加熱時間を計測した。さらに、加熱後の副食(パスタソース)の外観及び主食(パスタ)の食感を、表2に記載の評価基準に従って、10人のパネラーにより評価し、平均点を求めた。結果を表1に示す。
製造例11〜15
製造例5と同様の手順で、ただし、副食用容器の孔の形状又は数を表3のように変更して(孔の総面積64cm2)、製造例11〜15の容器入り冷凍ソース付スパゲティを製造した。孔が複数個の場合、個々の孔は同じ大きさとし、副食用容器底面の中心と同心の正多角形の各頂点に相当する位置に配置した。例えば、孔の数が8個である製造例12の場合、副食用容器底面の中心と同心の正8角形の各頂点に相当する位置に各孔を配置した。
(試験例2)
試験例1と同様の手順で、製造例11〜15の容器入り冷凍ソース付スパゲティの加熱時間、ならびに加熱後の副食の外観及び主食の食感を評価した。結果を表3に示す。なお、表3には製造例5の結果を再掲する。
1 容器
2 中皿
3 孔
4 フランジ
5 突起
6 蓋
7 蒸気穴
8 段差部
10 主食
11 副食

Claims (8)

  1. 容器入り冷凍食品であって、
    主食、副食、及びそれらを収納する容器を備え、
    該副食は、凍結された流動性食品であり、
    該容器の底部に該主食が収納され、該主食の上部に該副食が収納されており、
    該主食と副食は、孔を有する隔壁で互いに接触しないように分離されている、
    容器ごと加熱して該副食を該孔から該主食の上に流れ落とすことで該主食の上に該副食を盛り付け、そのまま喫食するための容器入り冷凍食品。
  2. 前記孔の総面積が15〜100cm2である、請求項1記載の容器入り冷凍食品。
  3. 前記孔の数が1つである、請求項1又は2記載の容器入り冷凍食品。
  4. 前記孔が前記隔壁の中央部に位置する、請求項1〜3のいずれか1項記載の容器入り冷凍食品。
  5. 前記副食が、前記容器内において、前記主食の上部に配置された中皿に載置されており、該中皿の底面が、前記孔を有する隔壁を構成する、請求項1〜4のいずれか1項記載の容器入り冷凍食品。
  6. 前記中皿が、前記容器の上縁部、又は該容器の内壁上の突起若しくは段差部で支持されている、請求項5記載の容器入り冷凍食品。
  7. 前記凍結された副食が、中央部が周辺部に比べて薄い形状を有する、請求項1〜6のいずれか1項記載の容器入り冷凍食品。
  8. 前記隔壁の面が、前記孔から前記副食が流れ落ちやすくするように、該孔に向かって傾斜しているか又は凹凸を有する、請求項1〜7のいずれか1項記載の容器入り冷凍食品。
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