JP6598588B2 - 摺動構造、めっき浴及び摺動部材の製造方法 - Google Patents
摺動構造、めっき浴及び摺動部材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6598588B2 JP6598588B2 JP2015165840A JP2015165840A JP6598588B2 JP 6598588 B2 JP6598588 B2 JP 6598588B2 JP 2015165840 A JP2015165840 A JP 2015165840A JP 2015165840 A JP2015165840 A JP 2015165840A JP 6598588 B2 JP6598588 B2 JP 6598588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- carbon onion
- base material
- plating bath
- plating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
すなわち、本発明は、一態様によれば、一方に対し他方が摺動する2つの摺動部材を備える摺動構造であって、摺動部材の少なくとも1つが摺動面にカーボンオニオンを含むことを特徴とする摺動構造である。
摺動部材の少なくとも1つは、摺動面と該摺動面を支持する母材とを備えることが好ましい。
ある実施形態においては、摺動面は、カーボンオニオンを共析させた複合めっき膜であることが好ましい。
複合めっき膜は、カーボンオニオンをNi−Pめっきに共析させたものであることが好ましい。
カーボンオニオンの平均粒子間距離は、250nm以下であることが好ましい。
カーボンオニオンの平均粒径は、1nm以上500nm以下であることが好ましい。
別の実施形態においては、摺動面は、カーボンオニオンを含む樹脂膜であることが好ましい。
また、別の実施形態においては、摺動面は、カーボンオニオンからなることが好ましい。
ある実施形態においては、共析めっき膜を形成するためのめっき浴であって、カーボンオニオンと、Ni、Fe、Co、Cu、Cr、Sn、Ag、Au、Al、Pd、Ptからなる群のうち1種または2種以上の組み合わせとを少なくとも含み、P濃度が2〜16質量%である、めっき浴である。
また、別のある実施形態においては、摺動部材の摺動面をカーボンオニオンとNiとPとを含むめっき浴に浸漬させ、無電解めっき法によって該摺動面に共析めっき膜を形成する工程と、該膜を大気雰囲気下で240〜500℃で加熱する工程とを少なくとも含む、摺動部材の製造方法である。
カーボンオニオンを含む層は、カーボンオニオンと、金属材料、例えばNi、Fe、Co、Cu、Cr、Sn、Ag、Au、Al、Pd、Ptからなる群のうち1種または2種以上の組み合わせとを含む共析めっき膜(複合めっき膜)であることが好ましい。特に、カーボンオニオンを含む層は、カーボンオニオンとNiとPとを含む共析めっき膜であることが好ましい。
カーボンオニオンを含む層は、また、カーボンオニオン以外に、例えば、ポリエチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂等の熱可塑性樹脂や、ポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート等のエンジニアリングプラスチックや、ポリフェニレンサルファイド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド等のスーパーエンジニアリングプラスチック等の樹脂材料を含んでいてもよい。カーボンオニオンを含む層は、例えば、溶融したあるいは溶媒に溶解した樹脂材料の溶液にカーボンオニオンを添加して、塗布法によって形成した樹脂膜であってもよい。
カーボンオニオンを含む層は、さらに、カーボンオニオン単独からなる層であってもよい。例えば、CVD法、物理蒸着(Physical Vapor Deposition、PVD)法等を用いて、摺動部材上にカーボンオニオン単独からなる層を形成してもよい。
カーボンオニオンの表面処理について検討した。カーボンオニオンとして、透過型電子顕微鏡による観察によって測定した平均粒径10nmのものを用いた。98%硫酸溶液中にカーボンオニオンを1.0g/L加え、温度を25℃、100℃または200℃に設定して、60分間静置することにより表面処理を行った。表面処理の後、ろ過によって硫酸溶液からカーボンオニオンを分離して水洗した後、乾燥させた。硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル溶液および次亜リン酸ナトリウムを混合した、P濃度が8〜10wt%となるNi−Pめっき浴に、得られたカーボンオニオンを0.5g/Lとなるように添加した。スターラーを用いて30分間撹拌した後に、めっき浴中でのカーボンオニオンの分散性を評価した。分散性は、めっき浴中でカーボンオニオンが沈降するまでの時間により評価した。カーボンオニオンの沈降は、目視によって確認した。図3に、カーボンオニオンの酸処理時の処理温度と、めっき浴中におけるカーボンオニオンの沈降する時間の関係を示す。酸処理時の処理温度を200℃とすることで、沈降するまでの時間が飛躍的に延びることから、カーボンオニオンの表面が十分に親水化されたことが確認できた。
酸処理時の温度を200℃に設定して、処理時間を5、30、60または120分とした以外は参考例1と同様にして実施した。図4に、カーボンオニオンの酸処理時の処理時間と、めっき浴中におけるカーボンオニオンの沈降する時間の関係を示す。酸処理時の処理時間を60分以上とすることで、沈降するまでの時間が飛躍的延びることから、カーボンオニオンの表面が十分に親水化されたことが確認できた。
酸処理時の温度を200℃に設定して、処理時間を60分とした以外は参考例1と同様にして、カーボンオニオンを分散させためっき浴を調製した。めっき浴にアンモニア水を添加してpH5.6に調整した後、恒温槽を用いて85℃としためっき浴に直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状の炭素鋼材S45Cの円板面を25分間浸し、その表面にNi−Pとカーボンオニオンの共析めっき膜を形成した。図5に、得られた共析めっき膜の断面を走査型電子顕微鏡(日立製、型番:S−4300)によって観察した写真(3万倍率)を示す。図5において、共析めっき膜中にカーボンオニオン粒子がみられ、界面活性剤を用いなくてもカーボンオニオンを共析させることができることが確認できた。
2つの摺動部材のうち、一方の摺動部材の母材として、直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状の炭素鋼材S45Cを用いた。摺動部材の摺動面となる円板面にカーボンオニオンを含む層となる共析めっき膜を、無電解めっき法によって作製した。カーボンオニオンは、平均粒径10nmのものを用い、めっき浴に添加する前に表面処理を行った。表面処理は、200℃の98%硫酸溶液中にカーボンオニオンを1.0g/L加え、60分間静置することにより行った。表面処理の後、ろ過によって硫酸溶液からカーボンオニオンを分離して水洗した後、乾燥させてからめっき浴に添加した。めっき浴は、硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル溶液、次亜リン酸ナトリウム、コハク酸および乳酸を混合して、P濃度が8〜10wt%となるNi−Pめっき浴とした。めっき浴に、カーボンオニオンを0.1g/Lとなるように添加し、スターラーを用いて60分間撹拌して、カーボンオニオンをめっき浴中に分散させた。さらに、めっき浴にアンモニア水を添加してpH5.6に調整した後に、恒温槽を用いて85℃としためっき浴に母材の摺動面を支持する面を50分間浸し、母材の表面に、Ni−Pとカーボンオニオンの共析めっき膜(厚み10μm)を形成した。共析めっき膜の表面に存在するカーボンオニオンの平均粒子間距離を、走査型電子顕微鏡(カールツァイスマイクロスコピー社製、型番:ΣIGMA−VP)を用いて評価したところ、平均粒子間距離は248nmであった。
めっき浴にカーボンオニオンを0.5g/Lで添加した以外は実施例1と同様にして行った。共析めっき膜の表面に存在するカーボンオニオンの平均粒子間距離は、170nmであった。評価結果を表1に示す。
めっき浴にカーボンオニオンを0.02g/Lで添加した以外は実施例1と同様にして行った。共析めっき膜の表面に存在するカーボンオニオンの平均粒子間距離は、392nmであった。評価結果を表1に示す。
めっき浴にカーボンオニオンを添加しなかった以外は実施例1と同様にして行った。評価結果を表1に示す。
2つの摺動部材のうち、一方の摺動部材の母材に、直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状の炭素鋼材S45Cを用いた。摺動部材の摺動面となる円板面にカーボンオニオンを含む層を、無電解めっき法および熱処理によって作製した。カーボンオニオンは、平均粒径10nmのものを用い、めっき浴に添加する前に表面処理を行った。表面処理は、200℃の98%硫酸溶液中にカーボンオニオン1.0g/Lを加え、60分間静置することにより表面処理を行った。表面処理の後、ろ過によって硫酸溶液からカーボンオニオンを分離して水洗した後、乾燥してからめっき浴に添加した。めっき浴は、硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル溶液、次亜リン酸ナトリウム、コハク酸および乳酸を混合して、P濃度が8〜10wt%となるNi−Pめっき浴とした。めっき浴にカーボンオニオンを0.5g/Lとなるように添加し、スターラーを用いて60分間撹拌して、カーボンオニオンをめっき浴中に分散した。さらに、めっき浴にアンモニア水を添加してpH5.6に調整した後に、恒温槽を用いて85℃としためっき浴に母材の摺動面を支持する面を50分間浸し、母材の表面に、Ni−Pとカーボンオニオンの共析めっき膜を形成した。共析めっき膜を形成した母材を、加熱炉(デンケン・ハイデンタル社製、型番:KDF−S70)を用いて、大気雰囲気下400℃で1時間加熱し、共析めっき膜を硬化させ、厚さ10μmのカーボンオニオンを含む層とした。なお、層の厚さは、走査型電子顕微鏡(カールツァイスマイクロスコピー社製、型番:ΣIGMA−VP)で評価した。
相手材の摺動部材を窒素雰囲気下での加熱(ガス軟窒化処理)を行わなかった以外は実施例4と同様にして行った。相手材である球状の摺動部材のビッカース硬さは、直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状のS45Cを代用して評価したところ、Hv250であった。評価結果を表2に示す。
相手材の摺動部材を窒素雰囲気下での加熱(ガス軟窒化処理)を行わずに、硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル溶液、次亜リン酸ナトリウム、コハク酸、乳酸およびアンモニア水を混合して、pH5.6、P濃度が8〜10wt%となるNi−Pめっき浴に浸漬させ、無電解めっき法により、球状の表面に厚さ10μmのNi−Pめっき膜を形成した以外は実施例4と同様にして行った。相手材である球状の摺動部材のビッカース硬さは、直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状のS45Cを代用し、表面に上述したNi−Pめっき膜を同様にして作製した後に評価したところ、Hv500であった。評価結果を表2に示す。
相手材の摺動部材を窒素雰囲気下での加熱(ガス軟窒化処理)を行わずに、硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル溶液、次亜リン酸ナトリウム、コハク酸、乳酸およびアンモニア水を混合して、pH5.6、P濃度が8〜10wt%となるNi−Pめっき浴に浸漬させ、無電解めっき法により、球状の表面にNi−Pめっき膜を形成した後に、大気雰囲気下400℃で1時間加熱し、10μmのNi−Pめっき層とした以外は実施例4と同様にして行った。相手材である球状の摺動部材のビッカース硬さは、直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状のS45Cを代用し、表面に上述したNi−Pめっき膜を同様にして作製して加熱処理を行った後に評価したところ、Hv950であった。評価結果を表2に示す。
円板状の摺動部材上に共析めっき膜を形成した後に加熱処理を行わなかった以外は実施例4と同様にして行った。円板状の摺動部材上の共析めっき膜のビッカース硬さを評価したところ、Hv500であった。評価結果を表2に示す。
円板状の摺動部材上に共析めっき膜を形成した後に加熱処理を行わないこと、および、相手材の摺動部材を窒素雰囲気下での加熱(ガス軟窒化処理)を行わずに、硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル溶液、次亜リン酸ナトリウム、コハク酸、乳酸およびアンモニア水を混合して、pH5.6、P濃度が8〜10wt%となるNi−Pめっき浴に浸漬させ、無電解めっき法により、球状の表面にNi−Pめっき膜を形成した後に、大気雰囲気下400℃で1時間加熱し、厚さ10μmのめっき層としたこと以外は実施例4と同様にして行った。円板状の摺動部材上の共析めっき膜のビッカース硬さを評価したところ、Hv500であった。相手材である球状の摺動部材のビッカース硬さは、直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状のS45Cを代用し、表面に上述したNi−Pめっき膜を同様にして作製して加熱処理を行った後に評価したところ、Hv950であった。評価結果を表2に示す。
2つの摺動部材のうち、一方の摺動部材の母材の素地として、直径5.0cm、厚さ3.0mmの円板状の炭素鋼材S45Cを用いた。素地を、窒素雰囲気下で850℃、4時間加熱してガス軟窒化処理を行い、表面処理層を形成した。加熱後の表面処理層のビッカース硬さを評価したところ、Hv500であった。その後、母材の摺動面となる円板面の表面処理層の上に、カーボンオニオンを含む層を作製した。
炭素鋼材S45C上に、ガス軟窒化処理に代えて、Ni−Pめっき膜からなる表面処理層を施した以外は実施例10と同様にして実施した。表面処理層を形成するためのめっき浴は、硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル溶液、コハク酸および乳酸を混合してP濃度が8〜10wt%となるようにし、さらにアンモニア水を添加してpH5.6に調整し、恒温槽を用いて85℃とした。めっき浴に、母材の摺動面を支持する面を50分間浸して、Ni−P無電解めっき膜を施した。また、Ni−P無電解めっき膜を施した母材を、加熱炉を用いて、大気雰囲気下400℃で1時間加熱し、厚さ10μmのNi−Pめっきからなる表面処理層とした。表面処理層のビッカース硬さを評価したところ、Hv950であった。評価結果を表3に示す。
Ni−Pめっき膜からなる表面処理層の厚みを5μmとした以外は実施例11と同様にして実施した。評価結果を表3に示す。
Ni−Pめっき膜からなる表面処理層の厚みを2μmとした以外は実施例11と同様にして実施した。評価結果を表3に示す。
炭素鋼材S45C上に表面処理層を形成しないこと以外は実施例10と同様にして実施した。評価結果を表3に示す。
2A、2B :摺動部材
3 :カーボンオニオンを含む層
4 :カーボンオニオン
5 :Ni摩耗粉
6 :母材
61 :表面処理層
62 :母材の素地
Claims (11)
- 一方に対し他方が摺動する2つの摺動部材を備える摺動構造であって、
前記摺動部材の少なくとも1つが摺動面にカーボンオニオンをNi−Pめっきに共析させた複合めっき膜を含み、前記摺動面において、カーボンオニオンが占める面積比率が0.3〜10%であることを特徴とする摺動構造。 - 前記カーボンオニオンの平均粒子間距離が250nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の摺動構造。
- 前記カーボンオニオンの平均粒径が1nm以上500nm以下であることを特徴とする請求項2に記載の摺動構造。
- 前記2つの摺動部材のそれぞれの摺動面が異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の摺動構造。
- 前記摺動部材の1つのみが前記カーボンオニオンを前記摺動面に含み、該カーボンオニオンを含む該摺動面がカーボンオニオンを含まない摺動面よりも相対的に硬く形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の摺動構造。
- 前記摺動部材の少なくとも1つが前記摺動面と該摺動面を支持する母材とを備え、前記母材の前記摺動面を支持する面のビッカース硬さと、前記摺動面のビッカース硬さとの差がHv450以内であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の摺動構造。
- 前記母材の前記摺動面を支持する面が表面処理層を備え、該表面処理層が、前記母材の表面に高周波焼入れ、火炎焼入れ、レーザー焼入れ、浸炭焼入れ、ガス軟窒化処理、ショットピーニングおよび超音波処理からなる群から選ばれる少なくとも1つの表面改質処理を施すことにより生じた改質層、または、Fe、NiまたはCrの1つ以上を備える金属層であることを特徴とする請求項6に記載の摺動構造。
- 共析めっき膜を形成するための、カーボンオニオンと、NiとPとを含むめっき浴であって、NiとPとの総質量を100%とした場合に2〜16質量%のPを含み、めっき浴1Lに対して0.1〜2.0gのカーボンオニオンを含む、めっき浴。
- 摺動面と該摺動面を支持する母材とを備える請求項1に記載の摺動部材の製造方法であって、
前記母材をカーボンオニオンとNiとPとを含むめっき浴に浸漬させ、無電解めっき法によって共析めっき膜からなる前記摺動面を形成する工程と、
前記膜を大気雰囲気下で240〜500℃で加熱する工程と
を含む、摺動部材の製造方法。 - 前記共析めっき膜を形成する工程の前に、前記母材の表面に、高周波焼入れ、火炎焼入れ、レーザー焼入れ、浸炭焼入れ、ガス軟窒化処理、ショットピーニングおよび超音波処理からなる群から選ばれる少なくとも1つの表面改質処理を施して改質層を形成する工程、または、前記母材をFe、Ni、Crのうち少なくとも1つを含むめっき浴に浸漬させ、無電解めっき法によって金属層を形成する工程を含む、請求項9に記載の摺動部材の製造方法。
- 前記めっき浴が、NiとPとの総質量を100%とした場合に、2〜16質量%のPを含み、めっき浴1Lに対して0.1〜2.0gのカーボンオニオンを含む、請求項9または10に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015165840A JP6598588B2 (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 摺動構造、めっき浴及び摺動部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015165840A JP6598588B2 (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 摺動構造、めっき浴及び摺動部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017043801A JP2017043801A (ja) | 2017-03-02 |
JP6598588B2 true JP6598588B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=58210005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015165840A Active JP6598588B2 (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 摺動構造、めっき浴及び摺動部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6598588B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019171512A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | トヨタ自動車東日本株式会社 | 摺動部材及びその製造方法 |
WO2023063286A1 (ja) * | 2021-10-13 | 2023-04-20 | 株式会社レゾナック | 構造体及び摺動部材、並びに、それらの製造方法 |
CN115013437A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-06 | 中国地质大学(北京) | 一种航天器用长寿命超低摩擦固体润滑滑动轴承组件 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3411499B2 (ja) * | 1998-04-21 | 2003-06-03 | 三菱電機株式会社 | 耐摩耗性摺動部材の製造方法 |
JP2002105623A (ja) * | 2000-09-27 | 2002-04-10 | Kobe Steel Ltd | カーボンオニオン薄膜およびその製造方法 |
JP2004256592A (ja) * | 2003-02-24 | 2004-09-16 | Toshiba Corp | 複合粒子、複合部材、複合皮膜およびそれらの製造方法 |
CN1281784C (zh) * | 2004-04-27 | 2006-10-25 | 浙江大学 | 含有碳纳米葱球形纳米材料的复合镀层 |
JP5873354B2 (ja) * | 2012-02-24 | 2016-03-01 | 神港精機株式会社 | カーボンオニオン膜の作製方法 |
-
2015
- 2015-08-25 JP JP2015165840A patent/JP6598588B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017043801A (ja) | 2017-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5116430A (en) | Process for surface treatment titanium-containing metallic material | |
JP6695799B2 (ja) | 軸受要素とその製造方法 | |
WO2002014703A1 (fr) | Palier lisse | |
JP3027515B2 (ja) | Ni−P−B系無電解めっき皮膜及びこの皮膜を用いた機械部品 | |
JP6598588B2 (ja) | 摺動構造、めっき浴及び摺動部材の製造方法 | |
JP3249774B2 (ja) | 摺動部材 | |
JP3570607B2 (ja) | 摺動部材 | |
WO2013111744A1 (ja) | 被覆部材およびその製造方法 | |
JP2009150518A (ja) | スラスト軸受用摺動部材 | |
JP4789141B2 (ja) | 鉄系部品の製造方法 | |
JPH05163582A (ja) | 表面処理方法 | |
JP5385039B2 (ja) | 摺動性と表面圧縮残留応力を同時に付与するショットピーニング用粉末およびそれを用いた摺動性部材の製造方法 | |
JP4467042B2 (ja) | 鉄系部品およびその製造方法 | |
JP6516403B2 (ja) | 摺動部材およびすべり軸受 | |
JP4167326B2 (ja) | アルミニウム合金製オートマチックトランスミッション用スプール弁 | |
JP5729714B2 (ja) | 軟質金属で被覆されたショットピーニング用粉末 | |
JPH04333575A (ja) | チタン含有金属材料上に複合被覆膜層を形成する方法 | |
JP2007039711A (ja) | フッ素樹脂膜を有するめっき皮膜およびその製造方法 | |
JP2016180439A (ja) | 転がり軸受 | |
Shetty et al. | Heat treatment and quenching effects on wear of electroless nickel–phosphorous plating | |
JP2004346353A (ja) | 非晶質炭素被膜の成膜方法 | |
JPH03174494A (ja) | 摺動部材 | |
CN107532292B (zh) | 具有中间涂层和碳涂层的基材 | |
JP2011208215A (ja) | 浸硫層被覆部材およびその製造方法 | |
JP2006089841A (ja) | 耐摩耗性に優れるTi合金製部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190521 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6598588 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |