JP6597353B2 - 車輪支持用転がり軸受ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持する為の車輪支持用転がり軸受ユニットの改良に関する。
自動車の車輪及び制動用回転体は、例えば特許文献1〜2等に記載された、車輪支持用転がり軸受ユニットにより懸架装置に対し回転自在に支持される。このうちの特許文献1に記載された車輪支持用転がり軸受ユニットは、ハブを構成する回転側フランジの径方向中間部の周方向複数箇所に通孔を設けている。そして、図示されていない車輪及び制動用回転体を前記回転側フランジの軸方向外側面に、前記各通孔を軸方向内側から挿通した複数本のスタッドとナットとにより結合固定している。この状態で、これら各スタッドの頭部は、前記回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向内方に突出している。これら各スタッドの頭部のこの回転側フランジの軸方向内側面から突出量は、車両の重量や、車輪及び制動用回転体の直径(外径)等によっても異なるが、一般的な乗用車用の車輪支持用転がり軸受ユニットの場合で、4〜7mm程度である。この様な特許文献1に記載された構造の場合、これら各スタッドの頭部と、外輪の軸方向外端部とを径方向に重畳させる(これら各スタッドの頭部を、この外輪の軸方向外端部の径方向外方に位置させる)事で、前記車輪支持用転がり軸受ユニットの軸方向寸法を小さくして、小型化を図っている。従って、前記外輪の軸方向外端部の外径を大きくする事ができず、転動体(特に軸方向外側列の転動体)のピッチ円直径の大きさが制限されてしまい、設計の自由度が制限される。
尚、本明細書及び特許請求の範囲に於いて、軸方向に関して「外」とは、自動車への組み付け状態で車両の幅方向外側を言い、各図の左側を言う。反対に、車両の幅方向中央側となる、各図の右側を、軸方向に関して「内」と言う。
これに対し、特許文献2には、車輪及び制動用回転体を回転側フランジに、ボルトにより支持固定する事で、車輪支持用転がり軸受ユニットの小型化を図りつつ、設計の自由度を確保できる構造が記載されている。図5は、前記特許文献2に記載された、駆動輪用の車輪支持用転がり軸受ユニットを示している。車輪支持用転がり軸受ユニット1は、外輪2と、ハブ3と、複数個の転動体4、4とを備える。このうちの外輪2は、内周面に複列の外輪軌道5a、5bを、外周面の軸方向中間部に静止側フランジ6を、それぞれ設けている。この静止側フランジ6の径方向中間部の周方向複数箇所には、前記外輪2を懸架装置に結合固定する為のボルトを挿通する通孔7を設けている。
又、前記ハブ3は、ハブ本体8と内輪9とを組み合わせて成るもので、前記外輪2の径方向内側にこの外輪2と同軸に配置されている。前記ハブ本体8は、外周面のうち、この外輪2の軸方向外端部よりも軸方向外側に突出した部分に回転側フランジ10を、同じく前記複列の外輪軌道5a、5bのうち、軸方向外側列の外輪軌道5aと対向する軸方向中間部に、軸方向外側列の内輪軌道11aを、同じく軸方向内端部に小径段部12を、それぞれ設けている。そして、前記回転側フランジ10の径方向中間部の周方向複数箇所に、ねじ孔13を設けている。尚、前記ハブ本体8の中心部には、等速ジョイントを構成するスプライン軸部をスプライン係合させる為のスプライン孔34を設けている。前記内輪9は、外周面に軸方向内側列の内輪軌道11bを設け、前記小径段部12に外嵌固定されている。
又、前記各転動体4、4は、前記複列の外輪軌道5a、5bと、前記複列の内輪軌道11a、11bとの間に、保持器14a、14bにより保持された状態で、両列毎に複数個ずつ、転動自在に設けられている。
前記車輪支持用転がり軸受ユニット1は、車輪及び制動用回転体を前記回転側フランジ10の軸方向外側面に、これら車輪及び制動用回転体に設けられた通孔を挿通した複数本のボルトを、前記回転側フランジ10のねじ孔13に、軸方向外側から螺合し更に締め付ける事で結合固定する。この状態で、前記各ボルトの先端面(軸方向内端面)を、前記回転側フランジ10の軸方向内側面よりも軸方向外方に位置させて、前記各ボルトの先端部(軸方向内端部)が、前記回転側フランジ10の軸方向内側面から突出しない様に、前記各ボルトの軸部の長さを規制している。
更に、前記外輪2の内周面と前記ハブ3の外周面との間に存在し、前記各転動体4、4を設けた内部空間15の軸方向両端開口部のうち、軸方向外端開口部をシールリング16により塞ぐと共に、この内部空間15の軸方向内端開口部を、シールリングとスリンガとを組み合わせて成る組み合わせシールリング28により塞いでいる。これにより、前記内部空間15内に塵芥や雨水等の異物が侵入したり、この内部空間15内に充填したグリースが外部空間に漏洩するのを防止している。前記シールリング16は、芯金17とシール材18とから成る。このうちの芯金17は、軟鋼板等の金属板製で、嵌合筒部19と、この嵌合筒部19の軸方向外端縁から径方向外方に折れ曲がった円輪部20と、この嵌合筒部19の軸方向内端縁から径方向内方及び軸方向外方に向けてU字形に折り返された折れ曲がり部21とを備える。そして、このうちの嵌合筒部19を、前記外輪2の軸方向外端部内周面に締り嵌めで内嵌固定すると共に、前記円輪部20の軸方向内側面を、この外輪2の外端面に、前記シール材18の一部を介在させた状態で突き当てている。
このシール材18は、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製で、前記芯金17に接合固定しており、3本の接触式のシールリップ22a、22b、22cと、ラビリンスシールを構成する、庇状のラビリンスリップ23とを備える。このうちの各シールリップ22a〜22cは、それぞれの先端縁を前記回転側フランジ10の軸方向内側面又は前記ハブ3の中間部外周面に、全周に亙って摺接させている。一方、前記ラビリンスリップ23は、前記各シールリップ22a〜22cのうち、最も径方向外側に設けられたシールリップ22aよりも更に径方向外方に設けられている。又、前記ラビリンスリップ23は、前記回転側フランジ10の軸方向内側面の基端寄り部分(径方向内寄り部分)に設けられた段部24よりも径方向外方に位置させて、前記ラビリンスリップ23の先半部(軸方向外半部)とこの段部24とを径方向に重畳させている。そして、このラビリンスリップ23の先端面及び先端部内周面と、前記回転側フランジ10の軸方向内側面(のうち、前記ハブ3の径方向に関して、前記ねじ孔13よりも内側に存在する部分)及び前記段部24の外周面とを、全周に亙り近接対向させて、前記ラビリンスリップ23の先端面及び先端部内周面と、前記回転側フランジ10の軸方向内側面及び前記段部24の外周面との間部分にラビリンスシール25を設けている。又、前記シールリング16を構成するシール材18のうちで、前記ラビリンスリップ23の基端部から径方向外方に連続する部分により、前記芯金17を構成する円輪部20のうちで前記外輪2の軸方向外端面から径方向外方に突出する部分を覆い、当該部分に水の侵入を堰き止める為の堰部26を設けている。
尚、図示の例の場合、前記内輪9の軸方向内端部に嵌合固定した円環状のカバー27により、前記内部空間15の軸方向内端開口部を覆って、前記組み合わせシールリング28、延いては、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1全体の耐久性の向上を図っている。
上述の様な特許文献2に記載された構造の場合、前記各ボルトの先端部を、前記回転側フランジ10の軸方向内側面から突出しない様にしている為、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1の小型化を図りつつ、設計の自由度を確保する事ができる。しかしながら、前記内部空間15の軸方向外端開口部からのこの内部空間15内への塵芥や雨水等の異物の侵入防止効果の向上を図る面からは更なる改良の余地がある。
特開2009−132207号公報 特開2014−142054号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、設計の自由度を確保しつつ、内部空間内への異物の侵入防止効果をより向上させる事ができる、車輪支持用転がり軸受ユニットの構造を実現する事を目的としている。
本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、外輪と、ハブと、複数個の転動体と、複数本のボルトと、シールリングとを備える。
このうちの外輪は、内周面に複列の外輪軌道を有し、使用状態で懸架装置に支持されて回転しない。
前記ハブは、複列の内輪軌道と回転側フランジとを有し、前記外輪の径方向内側にこの外輪と同軸に配置されている。このうちの複列の内輪軌道は、前記ハブの外周面のうちで前記複列の外輪軌道と対向する部分に設けられている。前記回転側フランジは、前記ハブの外周面のうちで前記外輪の軸方向外端部よりも軸方向外側に突出した部分に設けられており、径方向中間部の周方向複数箇所にねじ孔が設けられている。
前記各転動体は、前記複列の外輪軌道と前記複列の内輪軌道との間に、各列毎に複数個ずつ転動自在に設けられている。
前記各ボルトは、車輪及び制動用回転体を前記回転側フランジに固定する為のものであって、先端面(軸方向内端面)が軸方向内方を向いた状態で、前記ねじ孔に螺合されている。即ち、前記各ボルトは、前記回転側フランジのねじ孔に軸方向外側から螺合されている。
前記シールリングは、前記外輪の内周面と前記ハブの外周面との間に存在する内部空間の軸方向外端開口部を塞ぐものであって、前記外輪の軸方向外端部に固定される芯金と、該芯金により補強された弾性材製のシール材とから構成されている。このうちのシール材は、前記回転側フランジの軸方向内側面又は前記ハブの外周面に全周に亙り摺接するシールリップと、このシールリップよりも径方向外方に設けられ、先端縁(軸方向外端縁)を前記回転側フランジの軸方向内側面に近接対向させた庇リップとを有する。
特に、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットに於いては、前記各ボルトの先端面の少なくとも一部を、前記回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に位置させている(この回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に凹ませている)。そして、前記庇リップの先端縁を、前記各ボルトの先端面のうち、前記回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に位置する部分(この回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に凹んだ部分)と径方向に整合する位置で、この回転側フランジの軸方向内側面に近接対向させている。
上述の様な本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットを実施する場合に、具体的には、例えば、前記各ボルトにより、前記車輪及び前記制動用回転体を前記回転側フランジに結合固定した状態で、これら各ボルトの先端面全体が、この回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に位置する様に、これら各ボルトのねじ部の軸方向長さを規制する。
或いは、これら各ボルトの先端面に、軸方向外方に凹んだ凹部を設ける。
或いは、前記回転側フランジを、径方向内側部分に設けられた厚肉部と径方向外側部分に設けられた薄肉部とを、軸方向内側面に設けられた段部により連続して成るものとし、前記ねじ孔の軸方向内端開口部のうち、前記ハブの径方向に関する内方部分を前記段部に開口させる。そして、前記庇リップの先端縁を、前記各ボルトの先端面のうち、前記ハブの径方向に関する内方部分に対向させると共に、前記段部に近接対向させる。
上述の様な本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットによれば、設計の自由度を確保しつつ、転動体を設置した内部空間内への異物の侵入防止効果をより向上させる事ができる。
このうち、設計の自由度の確保は、前述の図5に示した従来構造と同様の理由により図れる。即ち、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、車輪及び制動用回転体を回転側フランジの軸方向外側面に、この回転側フランジのねじ孔に軸方向外側から螺合した複数本のボルトにより結合固定している。従って、前述の図5に示した従来構造と同様に、これら各ボルトの先端部が前記回転側フランジの軸方向内側面から突出する事がなく、前記車輪支持用転がり軸受ユニットの小型化を図りつつ、設計の自由度を確保する事ができる。更に、本発明の場合には、前記回転側フランジの軸方向内側面に、スタッドの頭部の軸方向外側面を当接させる為の座面を設ける必要がない為、前述の特許文献1に記載された構造と比較して、前記回転側フランジの径方向中間部の軸方向厚さを大きくする事ができ、この回転側フランジの強度及び剛性の向上を図る事ができる。
又、前記車輪支持用転がり軸受ユニットの運転時に、前記回転側フランジが回転すると、この回転側フランジの軸方向内側面(及びこの回転側フランジに支持固定された前記各ボルトの先端面)と、外輪の軸方向外端部に支持固定されたシールリングを構成する庇リップの先端縁との間に気流が発生する。この気流により、車両の走行時に跳ね上げられる等して前記庇リップの表面に付着した異物は、前記回転側フランジ側に引き寄せられる。又、本発明の場合、前記各ボルトの先端面の少なくとも一部を、前記回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に位置させている。この為、前記庇リップの先端縁と、前記各ボルトの先端面のうち、前記回転側フランジの内側面よりも軸方向外方に位置する部分とが対向する部分では、当該部分から周方向に外れた部分よりも前記気流の速度が小さく(遅く)なり、圧力も大きくなる。従って、前記気流の作用により、前記回転側フランジ側に引き寄せられた異物は、前記圧力及び遠心力の作用により外部空間に排出される。この結果、前記内部空間内への異物の侵入防止効果をより向上させられる。
本発明の実施の形態の第1例を示す断面図。 図1のX部拡大図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図2に相当する図。 同第3例を示す、図2に相当する図。 従来構造の1例を示す断面図。
[実施の形態の第1例]
図1〜2は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1aは、一般的な乗用車の従動輪用の車輪支持用転がり軸受ユニットであって、外輪2と、ハブ3と、複数個の転動体4、4と、複数本のボルト29と、シールリング16aと、カバー27aとを備える。このうちの外輪2は、内周面に複列の外輪軌道5a、5bを、外周面の軸方向中間部に静止側フランジ6を、それぞれ設けている。この静止側フランジ6の径方向中間部の周方向複数箇所には、前記外輪2を懸架装置に結合固定する為のボルトを挿通する通孔7を設けている。
又、前記ハブ3は、ハブ本体8と内輪9とを組み合わせて成るもので、前記外輪2の径方向内側にこの外輪2と同軸に配置されている。前記ハブ本体8は、外周面のうち、この外輪2の軸方向外端部よりも軸方向外側に突出した部分に回転側フランジ10を、同じく前記複列の外輪軌道5a、5bのうち、軸方向外側列の外輪軌道5aと対向する軸方向中間部に、軸方向外側列の内輪軌道11aを、同じく軸方向内端部に小径段部12を、それぞれ設けている。そして、前記回転側フランジ10の径方向中間部の周方向複数箇所に、ねじ孔13を設けている。尚、この様な回転側フランジ10は、前記ハブ本体8の外周面に放射状に設ける事もできるし、このハブ本体8の外周面に全周に亙り円輪板状に設ける事もできる。前記内輪9は、外周面に軸方向内側列の内輪軌道11bを設け、前記小径段部12に締り嵌めで外嵌固定されている。この状態で、前記内輪9の軸方向内端面を、前記ハブ本体8の軸方向内端部に設けられた円筒部のうち、この内輪9の軸方向内端面よりも軸方向内方に突出した部分を径方向外方に塑性変形させる事により形成した抑え部(かしめ部)39により抑え付けている。又、前記内輪9の軸方向内端部外周面には、磁性金属材に永久磁石を接着等により固定して成る円環状のエンコーダ35を外嵌固定している。
又、前記各転動体4、4は、前記複列の外輪軌道5a、5bと、前記複列の内輪軌道11a、11bとの間に、保持器14a、14bにより保持された状態で、両列毎に複数個ずつ、転動自在に設けられている。尚、図示の例の場合、前記各転動体4、4として玉を使用しているが、重量が嵩む自動車用の車輪支持用転がり軸受ユニットの場合、玉に代えて円すいころを使用する事もできる。
又、前記各ボルト29は、車輪を構成するホイール30、及び、制動用回転体であるディスク(又はロータ)31に設けられた取付孔32a、32bを軸方向外側から挿通した状態で、前記回転側フランジ10に設けられた前記ねじ孔13に軸方向外側から螺合されている。この様な構成により、前記ホイール30及び前記ディスク31を前記回転側フランジ10の軸方向外側面に結合固定している。本例の場合、前記各ボルト29の先端面をこの回転側フランジ10の軸方向内側面よりも軸方向外方に位置させている。即ち、前記各ボルト29のねじ部の軸方向長さを、前記ねじ孔13の軸方向長さよりも短くしている。具体的には、前記各ボルト29の先端面の前記回転側フランジ10の軸方向内側面からの凹み量L29を、0.5mm以上、1.5mm以下としている。この凹み量L29を0.5mm未満とすると、前記各ボルト29の先端面が通過する際の気流の変化に伴う圧力変化を十分に大きくする事ができず、後述する様な、異物の外部空間への排出効果を十分に得難くなる可能性がある。一方、前記凹み量L29を1.5mmよりも大きくすると、前記各ボルト29の前記ねじ孔13に対する螺合量を十分に確保できず、前記ホイール30及び前記ディスク31の前記回転側フランジ10に対する支持強度(支持剛性)を十分に確保し難くなる。但し、前記凹み量L29は、車両の重量や、車輪及び制動用回転体の直径(外径)等に応じて適宜変更する事ができる。
又、前記シールリング16aは、前記外輪2の内周面と前記ハブ3の外周面との間に存在する内部空間15の軸方向外端開口部を塞ぐものであって、芯金17aとシール材18aとから成る。このうちの芯金17aは、軟鋼板等の金属板製で、嵌合筒部19aと、この嵌合筒部19aの軸方向外端縁から径方向外方に折れ曲がった円輪部20aと、この嵌合筒部19aの軸方向内端縁から径方向内方及び軸方向外方に向けてU字形に折り返された折れ曲がり部21aとを備える。そして、このうちの嵌合筒部19aを、前記外輪2の軸方向外端部内周面に締り嵌めで内嵌固定すると共に、前記円輪部20aの軸方向内側面を、前記外輪2の軸方向外端面に突き当てている。
前記シール材18aは、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製で、前記芯金17aに加硫接着等により接着固定されており、2本の接触式のシールリップ22d、22eと、庇リップ33と、堰部26aとを備える。このうちの各シールリップ22d、22eは、それぞれの先端縁を前記回転側フランジ10の軸方向内側面又は前記ハブ3の中間部外周面に、全周に亙って摺接させている。
前記庇リップ33は、前記各シールリップ22d、22eのうち、径方向外側に設けられたシールリップ22eよりも更に径方向外方に、軸方向外側に向かう程径方向外方に伸長(傾斜)する状態で設けられている。そして、前記庇リップ33の先端縁(軸方向外端縁)を、前記回転側フランジ10の軸方向内側面のうちで、径方向位置が、前記各ボルト29の先端面(ねじ孔13の軸方向内端開口部)のうちで前記ハブ3の径方向に関する内端部(図2の下端部)と整合(一致)する部分に近接対向させている。これにより、前記庇リップ33の先端縁と前記回転側フランジ10の軸方向内側面との間に、ラビリンスシール25aを設けている。具体的には、前記ハブ3が回転していない状態で、前記庇リップ33の先端縁と前記回転側フランジ10の軸方向内側面(のうち、前記ねじ孔13の軸方向内端開口部から周方向に外れた部分)との間の距離(軸方向に関する距離)dを、0.5mm以上、1.5mm以下としている。本例の場合、前記庇リップ33が、前記各シールリップ22e、22fよりも径方向外方に設けられている為、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1aの運転時(前記ハブ3の回転時)には、モーメントの作用等により、前記距離dが大きく変動する。この距離dが0.5mm未満の場合、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1aの運転時に、前記庇リップ33の先端縁と前記回転側フランジ10の軸方向内側面とが接触する可能性がある。一方、前記距離dが1.5mmよりも大きくなると、前記各ボルト29の先端面が通過する際の気流の変化に伴う圧力変化を十分に大きくする事ができず、後述する様な、異物の外部空間への排出効果を十分に得難くなる可能性がある。但し、前記距離dは、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1aの軸方向寸法等に応じて適宜変更する事ができる。尚、前記庇リップ33の先半部内周面と、前記回転側フランジ10の軸方向内側面の基端寄り部分(径方向内寄り部分)に設けられた段部24とを近接対向させて、前記ラビリンスシール25aの全長を確保する事もできる。
前記堰部26aは、前記シール材18aのうちで、前記庇リップ33の基端部から径方向外方に連続する部分により、前記外輪2の軸方向外端部よりも径方向外方に突出した状態で設けられている。この様な堰部26aにより、この外輪2の外周面に付着した水分が、この外輪2の外周面を伝って、前記内部空間15内に侵入する事を防止している(堰き止めている)。
又、前記カバー27aは、非磁性材により有底円筒状に造られたもので、円筒部を前記外輪2の軸方向内端部に締り嵌めで内嵌固定する事により、前記内部空間15の軸方向内端開口部を塞いでいる。但し、この内部空間15の軸方向内端開口部は、前述の図5に示した従来構造と同様に、組み合わせシールリング28により塞ぐ事もできる。
上述の様な本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1aによれば、設計の自由度を確保しつつ、前記各転動体4、4を設置した前記内部空間15内への異物の侵入防止効果をより向上させる事ができる。
このうち、設計の自由度の確保は、前述の図5に示した従来構造と同様の理由により図れる。即ち、本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1aは、前記ホイール30及び前記ディスク31を前記回転側フランジ10の軸方向外側面に支持固定する為に、これらホイール30及びディスク31の取付孔32a、32bを挿通した前記各ボルト29を、前記回転側フランジ10のねじ孔13に軸方向外側から螺合している。従って、前記従来構造と同様に、前記各ボルト29の先端部が前記回転側フランジ10の軸方向内側面から突出する事がなく、前記外輪2の軸方向外端部の外径を、スタッドの頭部を回転側フランジの軸方向内側面側に位置させる前記特許文献1に記載された構造よりも大きくする事ができる。要するに、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1aによれば、この特許文献1に記載された構造と比較して、設計の自由度を向上させられると共に、軸方向外側列の外輪軌道5aの軌道径(延いては、軸方向外側列の転動体4、4のピッチ円直径)を大きくできて、転がり疲れ寿命やモーメント剛性の向上を図る事ができる。更に、本例の場合、前記回転側フランジ10の軸方向内側面に、スタッドの頭部の軸方向外側面を当接させる為の座面を設ける必要がない為、前記回転側フランジ10の径方向中間部の軸方向厚さを大きくできて、この回転側フランジ10の強度及び剛性の向上を図る事ができる。
又、前記車輪支持用転がり軸受ユニット1aの運転時に、前記ハブ3の回転に伴って、前記回転側フランジ10が回転すると、この回転側フランジ10の軸方向内側面(及びこの回転側フランジ10に支持固定された前記各ボルト29の先端面)と、前記庇リップ33の先端縁との間に気流が発生する。この気流により、車両の走行時に跳ね上げられる等して前記庇リップ33の表面に付着した異物は、前記回転側フランジ10側に引き寄せられる。又、本例の場合、前記各ボルト29の先端面を、前記回転側フランジ10の軸方向内側面よりも軸方向外方に位置させている。この為、前記各ボルト29の先端面が前記庇リップ33の先端縁を通過する際には、これら各ボルト29の先端面とこの庇リップ33の先端縁との間部分で前記気流の速度が小さく(遅く)なり、圧力も大きくなる。従って、前記回転側フランジ10側に引き寄せられた異物は、前記気流及び圧力の作用により、前記各ボルト29の先端面に向けて排出された(当該部分に引き寄せられた)後、遠心力の作用により外部空間に排出される。この結果、前記内部空間15内への異物の侵入防止効果を、前述の図5に示した従来構造よりも向上させる事ができる。
尚、本発明を実施する場合に、前記内部空間15の軸方向外端開口部を塞ぐシールリングを、金属板を略L字形に曲げ成形して成る、芯金の嵌合筒部を外輪の軸方向外端部外周面に締り嵌めで外嵌固定し、この嵌合筒部の軸方向外端縁から径方向内方に折れ曲がった円輪部の軸方向内側面を前記外輪の軸方向外端面に突き当てる構造とする事もできる。
又、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニットは、ハブの中心部に、等速ジョイントを構成する駆動軸を動力の伝達を可能に係合させる為のスプライン孔等の係合孔が設けられた駆動輪用の構造と、ハブが中実の従動輪用の構造との何れの構造でも実施する事ができる。
更に、本発明は、両列の転動体のピッチ円直径が等しい構造に限らず、両列の転動体のピッチ円直径が互いに異なる(軸方向外側列の転動体のピッチ円直径が、軸方向内側列のピッチ円直径よりも大きな又は小さな)、所謂異径PCD型の車輪支持用転がり軸受ユニットに適用する事も可能である。
[実施の形態の第2例]
図3は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1bは、ホイール30及びディスク31を回転側フランジ10に結合固定する為の複数本のボルト29aの先端面の中央部に、軸方向外方に凹んだ有底円筒状の凹部36を設けている。この様なボルト29aの先端面のうちの外径寄り部分(これら各ボルト29aの径方向に関する外寄り部分、前記凹部36から外れた部分)の軸方向位置を、前記回転側フランジ10の軸方向内側面の軸方向位置と略一致させている。従って、本例の場合には、前記各ボルト29aの先端面のうち、前記凹部36の底面が、前記回転側フランジ10の軸方向内側面よりも軸方向外方に位置している。そして、内部空間15の軸方向外端開口部を塞ぐシールリング16aの庇リップ33aの先端縁を、前記回転側フランジ10の軸方向内側面のうちで、径方向位置が、この回転側フランジ10に支持固定された前記各ボルト29aの先端面に設けられた凹部36(のうち、ハブ3の径方向に関する内寄り部分)と整合(一致)する部分に近接対向させている。尚、本例の場合には、前記庇リップ33aを軸方向に伸長する状態で設け、この庇リップ33aの外周面を、前記ハブ3の中心軸を中心とする円筒面としている。
この様な本例の場合には、前記各ボルト29aの先端面のうち、前記凹部36が前記庇リップ33aの先端縁を通過する際に、当該部分(この凹部36と、この庇リップ33aの先端縁との間部分)で、前記ハブ3の回転に伴って発生する気流の速度が小さくなり、圧力も大きくなる。そして、これら気流及び圧力の作用により、前記回転側フランジ10側に引き寄せられた異物が前記凹部36に向けて排出された後、遠心力の作用により外部空間に排出される。又、本例の場合には、前記庇リップ33aや前記外輪2の軸方向外端部の径方向位置を、前述の図1〜2に示した実施の形態の第1例の車輪支持用転がり軸受ユニット1aと比較して、径方向外側にする事ができる。
その他の部分の構成及び作用は、前記実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第3例]
図4は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の車輪支持用転がり軸受ユニット1cの場合、回転側フランジ10aの軸方向内側面の径方向中間部に、この回転側フランジの径方向内半部に設けられた厚肉部37と、同じく径方向外半部に設けられた薄肉部38とを連続する段部24aを設けている。ホイール30及びディスク31を回転側フランジ10aに結合固定する為の複数本のボルト29bを螺合する為のねじ孔13aの軸方向内端開口部のうち、ハブ3の径方向に関する内方部分を、前記段部24aに開口させている。そして、前記各ボルト29bを前記ねじ孔13aに螺合した状態で、これら各ボルト29bの先端面のうちの径方向外半部(前記ハブ3の径方向に関する外半部)の軸方向位置を、前記回転側フランジ10を構成する薄肉部38の軸方向内側面(前記各ボルト29bの先端面のうちの径方向外半部の周囲に存在する部分の軸方向位置)と一致させている。従って、本例の場合には、前記各ボルト29bの先端面のうち、前記ハブ3の径方向に関する内方部分(前記段部24aと整合する部分)が、前記回転側フランジ10aの軸方向内側面のうち、この段部24a及びこの段部24aよりも径方向内方に存在する部分よりも軸方向外方に位置している。そして、内部空間15の軸方向外端開口部を塞ぐシールリング16aの庇リップ33の先端縁を、前記各ボルト29bの先端面のうち、前記ハブ3の径方向に関する内方部分に対向させると共に、前記段部24aに近接対向させている。
この様な本例の場合には、前記各ボルト29bの先端面のうち、前記ハブ3の径方向に関する内方部分が、前記庇リップ33の先端縁を通過する際に、前記各ボルト29aの先端面のうち、前記ハブ3の径方向に関する内方部分と、前記庇リップ33の先端縁との間部分で、このハブ3の回転に伴って発生する気流の速度が小さくなり、圧力も大きくなる。そして、これら気流及び圧力の作用により、前記回転側フランジ10側に引き寄せられた異物が、前記各ボルト29bの先端面のうち、前記ハブ3の径方向に関する内方部分に向けて排出された後、遠心力の作用により外部空間に排出される。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様である。
1、1a〜1c 車輪支持用転がり軸受ユニット
2 外輪
3 ハブ
4 転動体
5a、5b 外輪軌道
6 静止側フランジ
7 通孔
8 ハブ本体
9 内輪
10、10a 回転側フランジ
11a、11b 内輪軌道
12 小径段部
13、13a ねじ孔
14a、14b 保持器
15 内部空間
16、16a シールリング
17、17a 芯金
18、18a シール材
19、19a 嵌合筒部
20、20a 円輪部
21、21a 折れ曲がり部
22a〜22e シールリップ
23 ラビリンスリップ
24、24a 段部
25、25a ラビリンスシール
26、26a 堰部
27、27a カバー
28 組み合わせシールリング
29、29a、29b ボルト
30 ホイール
31 ディスク
32a、32b 取付孔
33 庇リップ
34 スプライン孔
35 エンコーダ
36 凹部
37 厚肉部
38 薄肉部
39 抑え部

Claims (1)

  1. 使用状態で懸架装置に支持されて回転しない外輪と、この外輪の径方向内側にこの外輪と同軸に配置されたハブと、複数個の転動体と、複数本のボルトと、シールリングとを備え、
    前記外輪は、内周面に複列の外輪軌道を有するものであり、
    前記ハブは、外周面のうちでこれら複列の外輪軌道と対向する部分に設けられた複列の内輪軌道と、外周面のうちで前記外輪の軸方向外端部よりも軸方向外側に突出した部分に設けられ、径方向中間部の周方向複数箇所にねじ孔が設けられた回転側フランジとを有するものであり、
    前記各転動体は、前記複列の外輪軌道と前記複列の内輪軌道との間に、各列毎に複数個ずつ転動自在に設けられており、
    前記各ボルトは、車輪及び制動用回転体を前記回転側フランジに固定する為のものであって、先端面が軸方向内方を向いた状態で、前記ねじ孔に螺合されており、
    前記シールリングは、前記外輪の内周面と前記ハブの外周面との間に存在する内部空間の軸方向外端開口部を塞ぐものであって、前記外輪の軸方向外端部に固定される芯金と、この芯金により補強された弾性材製のシール材とから構成され、このシール材は、前記回転側フランジの軸方向内側面又は前記ハブの外周面に全周に亙り摺接するシールリップと、このシールリップよりも径方向外方に設けられ、先端縁を前記回転側フランジの軸方向内側面に近接対向させた庇リップとを有するものである
    車輪支持用転がり軸受ユニットに於いて、
    前記各ボルトの先端面の少なくとも一部を、前記回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に位置させており、
    前記庇リップの先端縁が、前記各ボルトの先端面のうち、前記回転側フランジの軸方向内側面よりも軸方向外方に位置する部分と径方向に整合する位置で、この回転側フランジの軸方向内側面に近接対向している事を特徴とする車輪支持用転がり軸受ユニット。
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