JP6594190B2 - 容器の開口量を調整する調整シート、およびこの調整シートを備えた揮散容器 - Google Patents

容器の開口量を調整する調整シート、およびこの調整シートを備えた揮散容器 Download PDF

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Description

本発明は、芳香剤、消臭剤、防虫剤などの薬剤を収容した容器の開口量を調整する調整シート、およびこの調整シートを備えた揮散容器に関する。
芳香剤や消臭剤や防虫剤(以下、薬剤と称する)は、容器を開封した後、空気中に揮散し始め、時間の経過とともに徐々に減る。薬剤の単位時間当たりの揮散量は、容器の開口面積(開口量)が大きいほど多くなる。このため、容器の開口面積を大きくすると、特に容器を高温下に置いた場合や、容器を空気の通り道に置いた場合、薬剤の単位時間当たりの揮散量が多くなり、短時間で薬剤が無くなってしまう。
このような不具合を防止するため、容器を保持したケースの一部に、容器の開口を覆う揮散量調整板を設けたものが知られている。
特開2001−190651号公報
しかし、上述した揮散量調整板は、容器を保持したケースの一部として設けたため、構成が大がかりで、その分、コスト高になってしまう。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、安価な構成により容器の開口量を調整できる調整シート、およびこの調整シートを備えた揮散容器を提供することを目的とする。
本発明の調整シートの一態様は、揮散する薬剤を収容して開口部を開放可能にシール部材で密閉した容器本体と、薬剤を揮散させるための複数の揮散孔を有して開口部に被せた蓋体との間でシール部材に重ねて蓋体の内側に収納される。この調整シートは、シール部材を剥がした状態で容器本体の開口部の縁にちょうど重なる外周縁と、外周縁から内側に離間した位置で調整シートの一部を折り曲げる折り部と、折り部の両端をつないで折り部との間で調整シートの一部を囲むように設けられ、調整シートの一部を折り部を中心に切り起こすための切込部とを有する。
また、本発明の揮散容器の一態様は、揮散する薬剤を収容して開口部を開放可能にシール部材で密閉した容器本体と、薬剤を揮散させるための複数の揮散孔を有して開口部に被せた蓋体と、容器本体と蓋体の間でシール部材に重ねて蓋体の内側に収納した調整シートとを有する。調整シートは、シール部材を剥がした状態で容器本体の開口部の縁にちょうど重なる外周縁と、外周縁から内側に離間した位置で調整シートの一部を折り曲げる折り部と、折り部の両端をつないで折り部との間で調整シートの一部を囲むように設けられ、調整シートの一部を折り部を中心に切り起こすための切込部とを有する。
本発明の調整シートの一態様によれば、容器本体の開口部を密閉したシール部材の上に重ねて蓋体との間に収容でき、使用時には、切込部で調整シートに切込を入れて折り部で一部を折り曲げ、シール部材を剥がした容器本体の開口部の縁に当該調整シートを載せ、蓋体を開口部に被せればよく、安価な構成により容器の開口量を調整できる。
また、本発明の揮散容器の一態様によれば、容器本体の開口部を密閉したシール部材の上に重ねて蓋体との間に調整シートを収容でき、調整シートの使用時には、切込部で調整シートに切込を入れて折り部で一部を折り曲げ、シール部材を剥がした容器本体の開口部の縁に当該調整シートを載せ、蓋体を容器本体の開口部に被せればよく、安価な構成により容器の開口量を調整できる。
図1は、実施形態に係る揮散容器を示す外観図である。 図2は、図1の揮散容器の容器本体を示す部分断面図である。 図3は、図1の揮散容器の蓋体を容器本体側から見た裏面図である。 図4は、図3の蓋体の部分断面図である。 図5は、図1の揮散容器の容器本体と蓋体の間に配置される調整シートを示す外観図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る揮散容器100の外観図である。揮散容器100は、芳香剤、消臭剤、防虫剤などの薬剤を収容した有底の略円筒形の容器本体10と、容器本体10の開口部11(図2)に被せる略円筒形の蓋体20と、を有する。容器本体10の開口部11と蓋体20の間には、後述する調整シート1(図5)が収容配置される。容器本体10および蓋体20は、合成樹脂により形成されている。
図2は、容器本体10の一部を切り欠いた部分断面図である。容器本体10は、開口部11を有する略円筒形の首部12、首部12の図示下端から連続して外側に略球面状に膨出した胴部13、および胴部13の図示下端に連続した略円板状の底部14を一体に有する。薬剤Yは、未使用の状態でその上面が容器本体10の首部12にわずかに届かない量で容器本体10内に収容されている。
首部12の外周面には、後述する蓋体20の複数本の突条部21(図3)を嵌合する円環状の溝部15が設けられている。言い換えると、溝部15と首部12の上端12aの間には、蓋体20の突条部21と係合する円環状の係合凸部16が設けられている。係合凸部16は、首部12の上端12aに向けて縮径した環状の傾斜面16aを有する。
首部12の上端12aには、略円形のアルミシール17(シール部材)が貼設されている。アルミシール17は、容器本体10内に所定量の薬剤Yを充填した後、首部12の上端12aに貼設され、容器本体10の開口部11を密閉する。これにより、薬剤Yの揮散を防止している。アルミシール17は、揮散容器100の使用開始時に、利用者によって容器本体10から剥がされる。
図3は、蓋体20を容器本体10側から見た裏面図である。また、図4は、蓋体20の部分断面図である。蓋体20は、容器本体10の首部12の周囲に対向する筒状の周壁22、この周壁22の内面22aから突出して周方向に延設された環状のフランジ部23、およびこのフランジ部23の内周面23aをつなぐように設けた複数本のリブ24を一体に有する。周壁22の上端は、意匠性を向上させるため、花びらのように湾曲して外側にわずかに広がっている。
複数本のリブ24は、図3に示すように複雑に湾曲して交差した形状を有し、蓋体20の美観を向上させている。フランジ部23および複数本のリブ24は、略水平面にそって配置されている。言い換えると、蓋体20は、フランジ部23の内側で複数本のリブ24によって区画された複数個の揮散孔25を有する。フランジ部23は、蓋体20を容器本体10の開口部11に被せた状態で、その下面23bが容器本体10の首部12の上端12aに概ね接触する位置に設けられている。
また、図4でフランジ部23の下方には、周壁22の内面22aから突出した複数本の突条部21が設けられている。各突条部21は、周壁22の周方向に延設されており、蓋体20を容器本体10の開口部11に被せたとき、上述した容器本体10の首部12の係合凸部16を乗り越えて環状の溝部15に嵌合する。
複数本の突条部21は、例えば図3に示すように、蓋体20の中心に対して点対称となる位置にレイアウトされている。本実施形態では、2組の突条部21を蓋体20の中心を間に挟んでそれぞれ対向する位置に配置し、合計4本の突条部21を周方向に等間隔で設けた。突条部21は、周壁22の内面22aに沿って略等間隔で少なくとも3つ設ければよく、その本数は任意に設定できる。
図5は、調整シート1の外観図である。本実施形態の調整シート1は、コート紙、耐水紙などの種類で、ある程度の腰のある紙により形成されている。しかし、調整シート1の材質はこれに限定されるものではなく、例えば、ポリプロピレン(PP)などの透明な合成樹脂により形成してもよい。揮散容器100の出荷時に、調整シート1は、容器本体10のアルミシール17の上に重ねて配置され、蓋体20との間に収容される。
調整シート1の他に、折り畳んだ状態の取扱説明書や両面テープ(図示せず)などを調整シート1に重ねて容器本体10と蓋体20の間に収納してもよい。両面テープは、容器本体10の底部14に貼設され、自動車の図示しないカップホルダーや図示しない棚や台などに容器本体10を固定するためのものである。
調整シート1は、容器本体10の首部12の上端12aの形状と略一致する外形を有する。本実施形態では、調整シート1は、略円形のシートである。調整シート1の直径は、首部12の上端12aに調整シート1の外周縁1aがちょうど重なる大きさに設計されている。より詳細には、調整シート1の直径は、首部12の上端12aの内径より少なくとも大きく、上端12aの外径を大きく超えない範囲に設計されている。
また、調整シート1の直径は、蓋体20の周壁22の内面22aから突設した複数本の突条部21を超えて調整シート1を蓋体20の内側に配置可能な大きさを有する。言い換えると、蓋体20の周壁22に設けた複数本の突条部21の内面22aからの突出高さは、複数本の突条部21を乗り越えて蓋体20の内側に調整シート1を収容可能な値に設計されている。
調整シート1は、外周縁1aから内側に離間した位置で当該調整シート1の一部(以下、ベント部4と称する)を折り曲げる折り部2と、折り部2の両端をつないで折り部2との間でベント部4を囲むように設けた略半円形の切込部3と、を有する。本実施形態では、調整シート1は、略半円形の2つのベント部4を有する。2つのベント部4は、それぞれ、切込部3で調整シート1を切り抜いて折り部2で折り曲げることで切り起こすことができる。或いは、切込部3は、初めから調整シート1に切込をいれたものであってもよい。ベント部4を切り起こすことで、調整シート1には調整開口5が開けられる。そして、各ベント部4の折り部2を中心とした折り曲げ角度を変えることで、調整開口5の開度(開口量)を調整することができる。
2つのベント部4は、調整シート1の中心Cを間に挟んで点対称となる位置に設けられている。本実施形態では、2つの折り部2が調整シート1の中心Cを間に挟んで平行に対向し、各折り部2の両端からそれぞれの切込部3が外周縁1aの方向に突出して設けられている。例えば、これら2つのベント部4を調整シート1の同じ面側に略直角に切り起こすと、2つのベント部4が互いに平行に対向する。
以下、調整シート1の取り扱い方法について説明する。
揮散容器100の出荷時には、調整シート1は、容器本体10のアルミシール17と蓋体20のフランジ部23および複数本のリブ24により挟まれた状態で、容器本体10と蓋体20との間に収納配置されている。調整シート1とともに取扱説明書や両面テープなども重ねて一緒に収納される場合もある。
調整シート1を収納する際には、蓋体20を裏返して台などに載せ、調整シート1を蓋体20の内側に収納する。このとき、蓋体20の複数本の突条部21を超えて調整シート1が挿入されフランジ部23および複数本のリブ24の上に載置される。取扱説明書や両面テープを一緒に収納する場合には、調整シート1に重ねて収納する。
そして、この状態で、容器本体10を逆さまにして(アルミシール17を下にして)首部12を蓋体20の内側に押し込む。これにより、蓋体20の複数本の突条部21が容器本体10の首部12にある環状の係合凸部16を乗り越えて環状の溝部15に嵌合する。この状態で、調整シート1の周縁部は、蓋体20のフランジ部23と容器本体10の首部12の上端12aによって挟持される。容器本体10の開口部11がアルミシール17で密閉されているため、薬剤Yが流出することなく容器本体10を逆さにして蓋体20に嵌め込むことができる。
或いは、調整シート1を内側に収納した状態の蓋体20を180°反転させて、台などに載置した容器本体10の首部12に嵌め込んでもよい。この場合、調整シート1の外径を、その外周縁1aが複数本の突条部21にわずかに引っ掛かる大きさに設計しておくことで、調整シート1が蓋体20から脱落することを防止でき、作業性を高めることができる。
一方、上述した揮散容器100を使用する場合、使用者は、まず、蓋体20を容器本体10の首部12から取り外し、容器本体10を台などの上に置き、アルミシール17を首部12の上端12aから剥がし取る。このとき、使用者は、調整シート1(取扱説明書、両面テープ)を取り出しておく。アルミシール17を剥がした直後から、容器本体10内に充填した薬剤Yの揮散が開始される。
そして、使用者は、開口部11が開放した状態の容器本体10の首部12の上端12aの上に調整シート1を載せる。このとき、使用者は、調整シート1のベント部4を予め切り起こして開度を調整して調整開口5を開けておく。調整開口5の開度は、ベント部4を切り起こす際の折り部2の折り曲げ角度を調整することで調整できる。また、2つのベント部4の開度を異ならせたり、一方だけを切り起こしたりすることで、調整開口5の開口量をよりダイナミックに調整できる。
なお、調整シート1を首部12の上端12aに載せる場合、切り起こしたベント部4が容器本体10の首部12の内側に配置される向き(ベント部4が下を向く向き)にする。このように、ベント部4を首部12の内側に挿入することで、調整シート1が首部12の上端12aに対してずれて載置された場合であっても、開口部11の縁にベント部4が引っ掛かり、調整シート1が首部12の上端12aから脱落し難くなる。これにより、調整シート1を上端12aに載せ易くなる。
この後、使用者は、蓋体20を容器本体10の開口部11に被せる。このとき、首部12の上端12aに載った調整シート1の外周縁が首部12の上端12aから外側にはみ出している場合、このまま蓋体20を被せると調整シート1が挟まってしまう可能性がある。このような場合、調整シート1の外周縁が破損してしまう可能性がある。このため、使用者は、蓋体20の周壁22の内側に調整シート1の外周縁を入れてから、蓋体20を容器本体10の首部12と同心に配置されるように横にずらし、この状態から、蓋体20を下方に押して蓋体20の内側に首部12を押し込む。
このとき、蓋体20の周壁22の内面22aに設けた複数本の突条部21のうちの1つに調整シート1の外周縁の一部が接触し、調整シート1の外周縁が当該突条部21を乗り越える。上述したように、蓋体20を横にずらして押し込む場合、蓋体20の周壁22の内面22aの一部に調整シート1の外周縁が片側だけ接触した状態となる。このため、調整シート1が接触した内面22aにある突条部21に調整シート1が接触する。このように、調整シート1の一部が突条部21に接触して乗り越えることで、調整シート1が横にずれ(中央に寄せられ)、調整シート1の中心が首部12の中心と同軸にセンタリングされることになる。
上記のように、調整シート1を容器本体10と蓋体20の間に取り付けることで、開度を調整された少なくとも1つの調整開口5が蓋体20の複数の揮散孔25に少なくとも部分的に重なり、容器本体10内に収容した薬剤Yの揮散が可能となる。言い換えると、調整開口5を形成するための折り部2および切込部3は、調整開口5が少なくとも部分的に複数の揮散孔25と重なる位置に設けられている。
以上のように、本実施形態によると、容器本体10と蓋体20の間に調整シート1を設けるだけで、安価な構成により薬剤Yの単位時間当たりの揮散量を調整できる。このため、例えば、比較的高温になる車内に揮散容器100を置く場合やエアコンの通気口の近くに揮散容器100を置く場合であっても、薬剤Yの揮散速度を遅くすることができ、揮散容器100の使用期間をある程度コントロールすることができる。
また、本実施形態によると、調整シート1の外周縁1aから離間した位置に折り部2や切込部3を設けたため、ベント部4が容器本体10の首部12に干渉することがなく、調整開口5の開度が不用意に変化することがない。また、調整シート1が首部12の上端12aからずれた場合、ベント部4が首部12の上端12aに引っ掛かることにより調整シート1の脱落を防止でき、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態によると、調整シート1をコート紙や耐水紙によって形成したため、揮散した薬剤Yが調整シート1に吸着し難く、調整シート1が薬剤Yによって変質することがない。
また、本実施形態によると、調整シート1に折り部2および切込部3を設けてベント部4を切り起こす構造を採用したため、調整シート1の製造時に切りカスが出ることがなく、調整シート1の加工費用を抑えることができる。また、出荷時には、調整シート1のベント部4を切り起こさない平らな状態であるため、容器本体10のアルミシール17に重ねることができ、構成をコンパクトにでき、揮散容器100の製造コストを安価にできる。さらに、使用時には、ベント部4を切り起こす角度を調整することで、調整開口5の開度を調整できる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上述した実施形態では、調整シート1をコート紙、耐水紙などの紙により形成した場合について説明したが、これに限らず、ポリプロピレン(PP)などの透明な合成樹脂により調整シート1を形成してもよい。この場合、調整シート1が透明であることから、取扱説明書や両面テープを外部から見易くすることができ、検品作業を容易にできる。また、調整シート1をPP製とした場合も、揮散した薬剤Yが吸着し難く、調整シート1の変質の心配がない。
また、上述した実施形態では、調整シート1に2つの調整開口5を設けた場合について説明したが、これに限らず、3つ以上の調整開口5を設けてもよい。この場合、調整シート1の外周縁1aから離間した位置で当該調整シート1の中心を間に挟んで両側に調整開口5を設けることが好ましい。また、調整開口5の形状や向きは上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、図5の2つの調整開口5を入れ替えて、切込部3を調整シート1の中心に向けて湾曲させてもよい。
また、上述した実施形態では、使用者が調整シート1を容器本体10の開口部11に載せた上で蓋体20を被せる場合について説明したが、これに限らず、蓋体20の内側に調整シート1を収納してから、台などの上に置いた容器本体10の開口部11に蓋体20を被せてもよい。この場合、調整シート1の外径を、その外周縁1aが蓋体20の複数本の突条部21にわずかに引っ掛かる大きさに設計しておくことで、調整シート1が蓋体20の内側から脱落することを防止でき、蓋体20を容器本体10の首部12に容易に嵌め込むことができる。
1…調整シート、 1a…外周縁、 2…折り部、 3…切込部、 4…ベント部、 5…調整開口、 10…容器本体、 11…開口部、 12…首部、 12a…上端、 15…溝部、 16…係合凸部、 17…アルミシール、 20…蓋体、 21…突条部、 22…周壁、 23…フランジ部、 24…リブ、 25…揮散孔、 100…揮散容器、 Y…薬剤。

Claims (6)

  1. 揮散する薬剤を収容して開口部を開放可能にシール部材で密閉した容器本体と、上記薬剤を揮散させるための複数の揮散孔を有して上記開口部に被せた蓋体と、の間で上記シール部材に重ねて上記蓋体の内側に収納した調整シートであって、
    上記シール部材を剥がした状態で上記容器本体の上記開口部の縁にちょうど重なる外周縁と、
    上記外周縁から内側に離間した位置で当該調整シートの一部を折り曲げる折り部と、
    上記折り部の両端をつないで上記折り部との間で当該調整シートの一部を囲むように設けられ、当該調整シートの上記一部を上記折り部を中心に切り起こすための切込部とを有する調整シート。
  2. 上記折り部および上記切込部は、当該切込部で当該調整シートに切込を入れて当該折り部で当該調整シートの上記一部を切り起こした状態で当該調整シートに設けられる上記折り部と上記切込部で囲まれた調整開口が、上記蓋体の上記複数の揮散孔に少なくとも部分的に重なる位置に設けられている、
    請求項1の調整シート。
  3. 上記折り部および上記切込部は、当該調整シートの中心を間に挟んで少なくとも2箇所に設けられている、
    請求項2の調整シート。
  4. 上記折り部を中心とした当該調整シートの折り曲げ角度が変更可能である、
    請求項2の調整シート。
  5. 揮散する薬剤を収容して開口部を開放可能にシール部材で密閉した容器本体と、
    上記薬剤を揮散させるための複数の揮散孔を有して上記開口部に被せた蓋体と、
    上記容器本体と上記蓋体の間で上記シール部材に重ねて上記蓋体の内側に収納した調整シートと、を有し、
    上記調整シートが、
    上記シール部材を剥がした状態で上記容器本体の上記開口部の縁にちょうど重なる外周縁と、
    上記外周縁から内側に離間した位置で当該調整シートの一部を折り曲げる折り部と、
    上記折り部の両端をつないで上記折り部との間で当該調整シートの一部を囲むように設けられ、当該調整シートの上記一部を上記折り部を中心に切り起こすための切込部とを有する揮散容器。
  6. 上記蓋体は、上記容器本体の上記開口部の周囲に対向する筒状の周壁を有し、この周壁の内面から内側に突出して当該周壁の周方向に延びた複数本の突条部を有し、これら複数本の突条部の上記周壁内面からの突出高さが、当該複数本の突条部を超えて上記調整シートを上記蓋体の内側に収納可能な高さに設定されている、
    請求項5の揮散容器。
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