JP6591574B2 - 波巻コイルの保持装置、保持方法及び挿入方法 - Google Patents

波巻コイルの保持装置、保持方法及び挿入方法 Download PDF

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Description

本発明は、波巻コイルを回転電機の環状のステータに装着するときに、装着前の波巻コイルを保持する波巻コイルの保持装置などに関する。
従来、回転電機のステータに装着される波巻コイルとして、特許文献1に記載されたものが知られている。この波巻コイルは、多数のコイル部材を組み合わせたものであり、このコイル部材は、2つの直線部及び接続部を有している。これらの2つの直線部は、互いに平行に配置され、互いの一端部が「く」の字状の接続部によって一体に接続されている。
この波巻コイルをステータに装着する場合、コイル部材の2つの直線部をそれぞれ、ステータの軸線方向からステータの2つのスロットに挿入し、スロットを通り抜けた先端部を曲げ加工する。そして、多数のコイル部材をスロットに挿入した後、それらの曲げ加工した多数の部位同士を溶接し、一体化することによって、波巻コイルがステータに装着される。
特開2017−158255号公報
上記従来の波巻コイルによれば、多数のコイル部材をスロットに挿入する作業と、挿入後に多数の部位を溶接する作業とを実行する必要があるので、工数が増大し、製造コストが増大するおそれがある。これを回避するには、波巻コイルの部材点数を低減すると同時に、溶接を用いることなく、波巻コイルをステータに装着する必要がある。
そのような装着手法としては、例えば、ステータ装着前に、波巻コイルを環状に構成し、ステータの内径よりも小さく縮径した状態で治具などの保持装置に保持するとともに、その状態から拡径することによって、波巻コイルをステータのスロットに挿入する手法が考えられる。しかし、このような手法を用いた場合、環状の波巻コイル全体を拡縮する必要があるので、拡縮時の荷重が増大してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、環状の波巻コイルを、ステータに装着する前に、拡縮時の荷重を低減可能な状態で保持できる波巻コイルの保持装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の波巻コイル9の保持装置1は、環状の波巻コイル9を縮径してから拡径しながら回転電機の環状のステータ6のスロット6aにステータ6の径方向に沿って挿入するときに、挿入前の縮径状態の波巻コイル9を保持する波巻コイル9の保持装置1において、波巻コイル9は、波巻コイル9の周方向に所定間隔を存して交互に設けられ、拡径時にスロット6aに挿入される第1直線部11a及び第2直線部11bと、第1直線部11a及び第2直線部11bの一端部間と第1直線部11a及び第2直線部11bの他端部間とを周方向に交互に接続する接続部(腕部12、ターン部13)と、を有しており、装置本体(上本体部2、中本体部3、下本体部4)と、装置本体に設けられ、第1直線部11aを波巻コイル9の軸線方向に沿う状態で保持し、第2直線部11bを、第2直線部11bの軸線方向の両端側の部位を波巻コイル9の軸線方向に対して波巻コイル9の周方向の逆側に互いにずれるとともに、第2直線部11bと接続部(腕部12)との間の屈曲角度θb’が第1直線部11aと接続部(腕部12)との間の屈曲角度θa’よりも小さくなるような状態に保持する保持部(上ピン2b、中ピン3b、下ピン4b)と、を備えることを特徴とする。
この波巻コイルの保持装置によれば、保持部により、波巻コイルの第1直線部が波巻コイルの軸線方向に沿う状態で保持されるとともに、第2直線部の軸線方向の両端側の部位が波巻コイルの軸線方向に対して波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれるとともに、第2直線部と接続部との間の屈曲角度が第1直線部と接続部との間の屈曲角度よりも小さくなるような状態に保持される。この保持状態から波巻コイルを外径方向に押圧し、波巻コイルを拡径しようとした場合、第1直線部、第2直線部及び接続部が同時に外径方向に移動する。その際、第1直線部は軸線方向に沿う状態で外径方向に移動するとともに、第2直線部は、接続部との間の屈曲角度が第1直線部と接続部との間の屈曲角度よりも小さいので、この屈曲角度がより大きくなるように変形しながら外径方向に移動することになる。このように、拡径時、第2直線部を接続部との間の屈曲角度が増大するように変形させながら移動させることができるので、拡径時の荷重を、第1直線部と第2直線部とが平行に保持されているときよりも低減することができる。さらに、波巻コイルを、第1直線部及び第2直線部を上記の状態に変形させた後、縮径しながら保持装置に保持させることにより、縮径時の荷重を低減することができる。
本発明において、保持部は、装置本体の軸線方向に互いに離間するように配置された一対の第1保持部(上ピン2b,2b、下ピン4b,4b)を1組として、装置本体の周方向に沿って配置された少なくとも1組の第1保持部を有しており、一対の第1保持部は、装置本体の周方向に対して相対的に移動可能に構成され、第2直線部11bの軸線方向の両端側の部位を波巻コイル9の周方向の逆側に互いにずれた状態で保持することが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、一対の第1保持部によって、第2直線部の軸線方向の両端側の部位が波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれた状態で保持される。これら一対の第1保持部は、装置本体の周方向に対して相対的に移動可能に構成されているので、これらを治具として用いることにより、第2直線部の両端側の部位のずれ度合いを自在に設定することができる。また、これら一対の第1保持部が、装置本体の軸線方向に互いに離間するように配置されているので、第2直線部の両端側の部位のずれを容易に形成することができる。さらに、一対の第1保持部は、装置本体の周方向に対して相対的に移動可能に構成されているので、これらの第1保持部の径方向の長さを適切に設定することにより、波巻コイルを拡径してからスロットに挿入する前に、第2直線部を波巻コイルの軸線方向に沿う状態に容易に変形させることができる。
本発明において、一対の第1保持部の各々は、第2直線部11bを周方向の両側から挟み込むように保持する一対のピン(上ピン2b,2b、下ピン4b,4b)で構成されていることが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、各第1保持部が第2直線部を周方向の両側から挟み込むように保持する一対のピンで構成されているので、第2直線部の両端側の部位を周方向に互いにずれた状態で容易に保持することができる。さらに、上述したように、波巻コイルを拡径してからスロットに挿入する前に、第2直線部を波巻コイルの軸線方向に沿う状態に変形させる作業をさらに容易に実行することができる。
本発明において、保持部は、装置本体の周方向に沿って配置され、第1保持部と異なる少なくとも1つの第2保持部(中ピン3b,3b)をさらに有しており、少なくとも1つの第2保持部(中ピン3b,3b)は、第2直線部11bにおける両端側の部位間の所定部位を保持するように構成されていることが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、第1保持部と異なる複数の第2保持部が装置本体の周方向に沿って配置され、少なくとも1つの第2保持部が第2直線部における両端側の部位間の所定部位を保持しているので、一対の第1保持部によって、第2直線部の軸線方向の両端側の部位のずれを形成するときに、第2直線部を周方向に位置決めしながら、このずれを形成することができる。さらに、上述したように、波巻コイルを拡径してからスロットに挿入する前に、第2直線部を周方向に位置決めしながら、波巻コイルの軸線方向に沿う状態に変形させることができ、第2直線部をスロットに挿入する作業を容易に実行することができる。
本発明において、一対の第1保持部(上ピン2b,2b、下ピン4b,4b)の少なくとも一方と第2保持部(中ピン3b,3b)は、第2直線部11bの軸線方向の両端側の部位を波巻コイル9の周方向の逆側に互いにずれるように変形させてから、変形状態に保持することが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、第2直線部の軸線方向の両端側の部位を波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれるように変形させてから変形状態に保持できる保持装置を、一対の第1保持部と第2保持部により、又は一対の第1保持部の一つと第2保持部により実現することができる。
本発明において、装置本体は、円筒面状の外周面2aを有し、外周面2aに一対の第1保持部の一方(上ピン2b,2b)が設けられた第1装置本体(上本体部2)と、円筒面状の外周面4aを有し、外周面4aに一対の第1保持部の他方(下ピン4b,4b)が設けられた第2装置本体(下本体部4)と、第1装置本体(上本体部2)及び第2装置本体(下本体部4)の間に配置され、円筒面状の外周面3aを有し、外周面3aに第2保持部(中ピン3b,3b)が設けられた第3装置本体と、を備え、第1〜第3装置本体(上本体部2、下本体部4、中本体部3)は装置本体の軸線に対して互いに同心に配置され、第1装置本体(上本体部2)及び第2装置本体(下本体部4)は、装置本体の周方向に沿って、互いに逆方向に回動自在に構成されていることが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、装置本体が、装置本体の軸線に対して互いに同心に配置された第1〜第3装置本体を備え、第1装置本体の外周面には一対の第1保持部の一方が設けられ、第2装置本体の外周面には、一対の第1保持部の他方が設けられ、第3装置本体の外周面には、第2保持部が設けられている。さらに、第1装置本体及び第2装置本体は、装置本体の周方向に沿って、互いに逆方向に回動自在に構成されているので、前述したように、第2直線部の両端側の部位のずれ度合いを自在に設定できると同時に、そのような治具を、3つの装置本体からなる1つの装置として実現することができる。
本発明において、ステータ6の外方においてスロット6aに沿って径方向に延び、波巻コイル9の拡径時に、第1直線部11aをスロット6aに案内する案内部(ガイドピン6c,6c)をさらに備えることが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、ステータの外方においてスロットに沿って径方向に延びる案内部によって、波巻コイルの拡径時に、第1直線部がスロットに案内されるので、第1直線部をスロットに挿入する作業を容易に実行することができる。
本発明において、波巻コイル9の第2直線部11bは、第1直線部11aに対して波巻コイル9の径方向の内側に所定距離(ずれ量L1)分、ずれた状態で設けられていることが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、波巻コイルの第2直線部は、第1直線部に対して波巻コイルの径方向の内側に所定長さ分、ずれた状態で設けられているので、この所定距離を適切に設定することにより、第1直線部をスロット内に挿入した後、第2直線部を波巻コイルの軸線方向に沿う状態に変形させてから、第2直線部をスロットに挿入することができる。それにより、第1直線部及び第2直線部が径方向において同じ位置関係に設けられている場合と比べて、第1直線部がスロット内に挿入されることで、波巻コイルがより拡径された状態で、第2直線部を波巻コイルの軸線方向に沿う状態に変形させることができ、その変形作業時の荷重をさらに低減することができる。
本発明において、波巻コイル9の接続部は、第1直線部11a及び第2直線部11bから波巻コイル9の周方向側に折れ曲がりながら、互いに近づくように延びる2つの腕部12,12と、2つの腕部12,12の一方からねじれながら1回転して2つの腕部12,12の他方に連続するターン部13とを備えていることが好ましい。
この波巻コイルの保持装置によれば、波巻コイルの接続部は、第1直線部及び第2直線部から波巻コイルの周方向側に折れ曲がりながら、互いに近づくように延びる2つの腕部と、2つの腕部の一方からねじれながら1回転して2つの腕部の他方に連続するターン部とを備えている。それにより、波巻コイルの拡径時、第2直線部を接続部との間の屈曲角度がより大きくなるように変形させるときに、ターン部を、その1回転している部分の曲率をより大きくなるように変形させることができるので、ターン部を備えていない場合と比べて、拡径時の荷重をさらに低減することができる。
前述した目的を達成するために、本発明の波巻コイル9の保持方法は、環状の波巻コイル9を縮径してから拡径しながら回転電機の環状のステータ6のスロット6aにステータ6の径方向に沿って挿入する際、挿入前の縮径状態の波巻コイル9を保持装置1によって環状に保持する波巻コイル9の保持方法において、波巻コイル9は、波巻コイル9の周方向に所定間隔を存して交互に設けられ、拡径時にスロット6aに挿入される第1直線部11a及び第2直線部11bと、第1直線部11a及び第2直線部11bの一端部間と第1直線部11a及び第2直線部11bの他端部間とを周方向に交互に接続する接続部(腕部12、ターン部13)と、を有しており、保持装置1によって、第1直線部11aを波巻コイル9の軸線方向に沿う状態で保持するとともに、第2直線部11bの軸線方向の両端側の部位を波巻コイル9の軸線方向に対して波巻コイル9の周方向の逆側に互いにずれるとともに、第2直線部11bと接続部との間の屈曲角度が第1直線部11aと接続部との間の屈曲角度よりも小さくなるような状態に保持することを特徴とする。
この波巻コイルの保持方法によれば、上述した波巻コイルの保持装置と同じ作用効果を奏することができる。
前述した目的を達成するために、本発明の波巻コイル9の挿入方法は、上記の波巻コイル9の保持方法によって保持された波巻コイル9を、波巻コイル9を拡径するとともに第2直線部11bを波巻コイル9の軸線方向に沿う状態に変形させてから、回転電機のステータ6のスロット6aにステータ6の径方向に沿って挿入することを特徴とする。
この波巻コイルの挿入方法によれば、拡縮時の荷重を低減しながら、波巻コイルをスロットに挿入することができる。
本発明の一実施形態に係る波巻コイルの保持装置の構成を示す斜視図である。 波巻コイルのコイル部材の正面図である。 コイル部材の平面図である。 図2AのX部の拡大図である。 コイル部材がステータに装着されたときの状態を示す斜視図である。 ステータの正面図である。 波巻コイルをステータに装着した状態を示す正面図である。 保持装置に装着する前の1つのコイル部材の変形状態を示す図である。 保持装置に装着する前に2つのコイル部材を組み合わせた状態を示す図である。 2つのコイル部材を保持装置に装着した状態を示す図である。 2つのコイル部材を保持装置によって変形させた状態を示す図である。 2つのコイル部材を変形させた後、保持装置によって保持した状態を示す斜視図である。 2つのコイル部材をスロットに挿入する前の状態を示す図である。 2つのコイル部材の第1直線部がスロットに挿入された状態を示す図である。 2つのコイル部材の第1直線部及び第2直線部がスロットに挿入された状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る波巻コイルの保持装置、保持方法及び挿入方法について説明する。本実施形態の保持装置は、後述する波巻コイルを回転電機用のステータに装着する際、装着前に保持するための治具に相当する。
図1に示すように、保持装置1は、同図の上側から下側に向かって、上本体部2、中装置本体3及び下装置本体4を順に備えている。これらの3つの本体部2〜4は、いずれも同径の円板形状を有し、互いに同心に配置されている。なお、以下の説明では、便宜上、図1の上側を「上」といい、下側を「下」というとともに、保持装置1の径方向、周方向及び軸線方向をそれぞれ、「径方向」、「周方向」及び「軸線方向」という。
上本体部2は、金属製(例えばステンレス製)のものであり、その外周面2aが円筒面状に形成されている。図1において、この外周面2aの上下方向の中央の位置には、周方向に並んだ一対の上ピン2b,2bを1組として、計12組の上ピン2b,2bが全周に渡って互いに等間隔に配置されている。なお、同図は概略図であり、実際の装置においては、ステータのスロット数に対応する数の上ピン2b,2bが配置されている。
これらの上ピン2bはいずれも、円柱状の金属製(例えばステンレス製)のものであり、上本体部2の外周面2aから径方向に突出した状態で、上本体部2に固定されている。なお、本実施形態では、上本体部2が装置本体及び第1装置本体に相当し、上ピン2bが保持部及び第1保持部に相当する。
1組の上ピン2b,2bは、後述するコイル部材10の直線部11(図2B参照)を両者の間に遊嵌状態で保持するためのものであり、両者の間隔は、直線部11の周方向の幅よりも少し大きく設定されているとともに、両者の長さすなわち外周面2aからの突出長さは、後述するずれ量L1よりも若干短い値に設定されている。この理由については後述する。
また、中本体部3は、上本体部2と同様に、金属製(例えばステンレス製)のものであり、その外周面3aが円筒面状に形成されている。この外周面3aの上下方向の中央の位置には、周方向に並んだ一対の中ピン3b,3bを1組として、計12組の中ピン3b,3bが全周に渡って互いに等間隔に配置されている。
これらの中ピン3bはいずれも、上述したピン2bと同様に、円柱状の金属製(例えばステンレス製)のものであり、中本体部3の外周面3aから突出した状態で、中本体部3に固定されている。なお、本実施形態では、中本体部3が装置本体及び第3装置本体に相当し、中ピン3bが保持部及び第2保持部に相当する。
1組の中ピン3b,3bも、1組の上ピン2b,2bと同様に、後述するコイル部材10の直線部11を両者の間に遊嵌状態で保持するためのものであり、両者の間隔は、1組の上ピン2b,2bの間隔と同じ値に設定されている。また、1組の中ピン3b,3bの長さは、1組の上ピン2b,2bよりも長い、ずれ量L1の2倍よりも若干短い値に設定されている。この理由については後述する。
一方、下本体部4は、金属製(例えばステンレス製)のものであり、前述した上本体部2と同一に構成されている。すなわち、下本体部4は、その外周面4aが円筒面状に形成され、外周面4aの上下方向の中央の位置には、周方向に並んだ一対の下ピン4b,4bを1組として、計12組の下ピン4b,4bが全周に渡って互いに等間隔に配置されている。
これらの下ピン4bはいずれも、円柱状の金属製(例えばステンレス製)のものであり、下本体部4の外周面4aから突出した状態で、下本体部4に固定されている。なお、本実施形態では、下本体部4が装置本体及び第2装置本体に相当し、下ピン4bが保持部及び第1保持部に相当する。
1組の下ピン4b,4bも、1組の上ピン2b,2b及び中ピン3b,3bと同様に、後述するコイル部材10の直線部11を両者の間に遊嵌状態で保持するためのものであり、両者の間隔及び突出長さは、1組の上ピン2b,2bの間隔及び突出長さと同じ値に設定されている。また、上ピン2bと下ピン4bとの上下方向の間隔は、直線部11の長さとほぼ同一に設定されているとともに、中ピン3bは、両者の上下方向の中央に配置されている。
また、以上の3つの本体部2〜4において、中本体部3は、保持装置1の中心軸線周りに回動不能に設けられ、上本体部2及び下本体部4は、保持装置1の中心軸線周りに回動可能に設けられている。上本体部2及び下本体部4には、図示しないアクチュエータが連結されており、このアクチュエータによって、互いに異なる回転方向に駆動されるように構成されている。この理由については後述する。
次に、本実施形態の保持装置1によって保持される波巻コイルについて説明する。この波巻コイル9は、図4に示す回転電機用のステータ6に装着されるものである。このステータ6の内周には、所定数(本実施形態では72個)のスロット6aが周方向に並んでおり、各スロット6aは、隣り合う2つのコア歯6b,6b間に形成されている。
波巻コイル9は、図2A,2Bに示すコイル部材10を複数個(例えば12個)、ステータ6のスロット6aに挿入することにより、図5に示す状態で装着される。
このコイル部材10は、ステータ6に装着された状態では、図3に示すように円環状の形状になっているとともに、この状態は、図2Aに示すコイル部材10の両端部を下方に引っ張りながら湾曲させた形状に相当する。また、コイル部材10は、後述するように、環状に縮径された状態で保持装置1に一旦、装着された後、拡径されることによってステータ6に装着されるので、以下のコイル部材10の各構成の説明においても、保持装置1の径方向及び周方向を適宜、コイル部材10の「径方向」及び「周方向」という。
コイル部材10は、図2Cに示すように、4つのコイル要素10A〜10Dを一体に組み合わせたものであり、4つのコイル要素10A〜10Dの各々は、3本の導線で構成されている。
具体的には、コイル要素10Aは3本の導線10aで構成されており、これらの3本の導線10aは、互いに同じ断面積に設定され、その長辺側が互いに接する状態で並んでいる。また、コイル要素10Bは3本の導線10bで構成されており、これらの3本の導線10bも、互いに同じ断面積に設定され、その長辺側が互いに接する状態で並んでいる。
さらに、コイル要素10Cは3本の導線10cで構成されており、これらの3本の導線10cも、互いに同じ断面積に設定され、その長辺側が互いに接する状態で並んでいる。また、コイル要素10Dは3本の導線10dで構成されており、これらの3本の導線10dも、互いに同じ断面積に設定され、その長辺側が互いに接する状態で並んでいる。
以上の12本の導線10a〜10dはいずれも、平角導線タイプのものであり、導電性の高い金属(例えば銅やアルミニウム合金)の表面に、絶縁材をコーティングしたもので構成されている。なお、図2A〜2Cにおいては、理解の容易化のために、導線10a〜10dの各々を示すラインが適宜、省略されており、この点は後述する各図においても同様である。
コイル部材10は、図2A,2Bに示すように、直線部11、腕部12、ターン部13及び結線部14を備えており、これらの要素11〜14は、4つのコイル要素10A〜10Dをフラットワイズ曲げ加工することによって一体に形成されている。すなわち、4つのコイル要素10A〜10Dにおいて、3本の導線の長辺側が互いに接している方向に曲げ加工することにより、上記の要素11〜14が一体に形成されている。
直線部11は、軸線方向に沿って延びるとともに、コイル部材10がステータ6に装着されるときに、ステータ6のスロット6aに挿入される部位であり、第1直線部11a及び第2直線部11bを備えている。
これらの第1及び第2直線部11a,11bは、周方向に交互に配置され、第1直線部11aは、第2直線部11bに対して、4本の導線10a〜10dの径方向の厚さL1分、外径方向にずれた位置関係(オフセットされた位置関係)で設けられている。以下、この厚さL1を「ずれ量L1」という。
また、第1及び第2直線部11a、11bの各々は、その両端部間の長さがスロット6aの軸線方向のサイズよりも若干、長くなっており、スロット6aに挿入されるときに、図2Bに示す長さL2の部位で、スロット6aに嵌合する。
さらに、一対の腕部12,12は、第1及び第2直線部11a,11bから波巻コイル9の周方向側に折れ曲がりながら、互いに近づくようにターン部13まで延びており、ターン部13は、一方の腕部12の一端からねじれながら1回転して他方の腕部12の一端に連続している。
このターン部13の構成により、ターン部13の両側の一対の腕部12,12は、前述したずれ量L1(所定距離)分、互いに径方向にずれるように構成されている。これに加えて、隣り合う2つのターン部13,13は、波巻コイル9の径方向に対して、互いに逆方向に1回転しながらねじれている。以上の構成により、上述したように、第1直線部11aは、第2直線部11bに対して、ずれ量L1分、外径方向にずれた位置関係で設けられている。
次に、以上のように構成された波巻コイル9をステータ6に装着するときの装着手法について説明する。この装着手法の場合、以下に述べるように、2つのコイル部材10,10が、保持装置1に一旦、保持された後、ステータ6に装着される。
まず、図示しない治具を用いて、コイル部材10を図2Bに示す状態から図6に示す状態に変形させる。すなわち、コイル部材10を、第2直線部11bを軸線方向に沿う状態に維持しながら、第1直線部11aの両端部がコイル部材10の軸線方向に対して周方向の逆側に互いにずれるとともに、第1直線部11aと腕部12との間の屈曲角度θbが第2直線部11bと腕部12との間の屈曲角度θaよりも小さくなるような形状に折り曲げる。
次いで、上記のように変形させた2つのコイル部材10を、図7に示すように組み合わせる。すなわち、2つのコイル部材10を上下逆の状態に配置するとともに、一方の第2直線部11bが他方の第1直線部11aの外径側(同図の手前側)に位置するように組み合わせる。
この場合、前述したように、ターン部13の両側の一対の腕部12,12は、前述したずれ量L1分、互いに径方向にずれるとともに、第1直線部11aは、第2直線部11bに対して、ずれ量L1分、外径方向にずれた状態で設けられているので、上記のように組み合わせることが可能になる。
次に、図示しない治具を用いて、2つのコイル部材10,10を、環状に変形させながら、図8に示す状態で保持装置1に装着する。なお、図8は、理解の容易化のために、保持装置1及び2つのコイル部材10,10を正面から見た状態を模式的に平面展開して示すとともに、2つのコイル部材10,10の一方を2点鎖線で示したものである。この点は、後述する図9においても同様である。
同図に示すように、2つのコイル部材10,10は、前述した上ピン2b、中ピン3b及び下ピン4bの長さに起因して、各々の第2直線部11bが上ピン2b,2b、中ピン3b,3b及び下ピン4b,4bの間に差し込まれ、遊嵌された状態で、保持装置1に装着される。これと同時に、一方の第1直線部11aが他方の第2直線部11bの外径側に位置するとともに、両者の中央付近が1組の中ピン3b,3bの間に差し込まれ、遊嵌された状態で、保持装置1に装着される。
この場合、第1直線部11aが、第2直線部11bに対して、ずれ量L1分、外径側にずれた位置関係にあること、及び、前述した上ピン2b及び下ピン4bの長さが、ずれ量L1よりも若干短い値に設定されていることに起因して、第1直線部11aの内径側端は、上ピン2b及び下ピン4bとの間に間隙を有する状態となる。その結果、第1直線部11aの軸線方向の両端部が互いに周方向にずれた位置関係にあるにもかかわらず、第1直線部11aを上記の状態で保持装置1に装着することができる。
そして、図8に示す状態から、アクチュエータにより、上本体部2を図1の時計回りに、下本体部4を図1の反時計回りにそれぞれ所定角度分、回転させることにより、2つのコイル部材10,10を、図9に示す状態に変形させ、その状態で保持する。すなわち、第2直線部11bの上端部及び下端部が互いに周方向の逆側にずれると同時に、それに伴って、第1直線部11aの上端部及び下端部が軸線方向に並ぶ位置関係となるように、2つのコイル部材10,10を変形させる。その結果、2つのコイル部材10,10は第2直線部11bと腕部12との間の屈曲角度θb’が、第1直線部11aと腕部12との間の屈曲角度θa’よりも小さくなるように変形した状態で、保持装置1に保持される。
このように、2つのコイル部材10,10が保持装置1に保持された場合、図10に示すように、保持装置1の外周面に沿って環状に保持された状態になるとともに、コイル部材10の外径すなわち第1直線部11aの外径は、ステータ6の内径よりも小さく縮径された状態となる。なお、図10では、理解の容易化のために、2つのコイル部材10,10の一方が省略されている。
次に、上記のようにコイル部材10,10を縮径状態で保持した保持装置1を、図4に2点鎖線で示すように、ステータ6の軸線方向に沿ってステータ6内に挿入する。この状態では、コイル部材10,10の第1直線部11aの表面(外径側の端面)と、ステータ6の内周面(コア歯6bの表面)との間には隙間が存在する。その後、図10及び図11に示すように、一対のガイドピン6c,6c(案内部)を1組として、2組のガイドピン6c,6cをステータ6側から保持装置1側に突出するようにセットする。
これらのガイドピン6c,6cは、ステータ6の外方の軸線方向の両端面に沿う位置において、第1直線部11aに対向するスロット6aの両側のコア歯6bに沿うように配置されるとともに、ガイドピン6c,6c間の間隔が第1直線部11aの周方向のサイズよりも若干、大きく設定されている。それにより、図11に示すように、コイル部材10の第1直線部11aの軸線方向の両端部は、これら2組のガイドピン6c,6cの間に差し込まれた状態になる。
なお、図11では、理解の容易化のために、第1直線部11a及び第2直線部11bの断面として、第1直線部11a及び第2直線部11bの軸線方向の中央付近の部位が示されており、この点は、後述する図12,13においても同様である。
次いで、図示しない治具を用いて、2つのコイル部材10,10の腕部12及びターン部13をステータ6側に押圧することにより、2つのコイル部材10,10を、図11に示す状態から拡径させながらステータ6側に移動させる。それに伴い、第1直線部11aは、2組のガイドピン6c,6cに案内されながらスロット6a側に移動するとともに、軸線方向に沿う状態となっていることで、そのままスロット6a内に挿入される。
そして、2つのコイル部材10,10が図12に示す位置まで移動すると、両者の第1直線部11a全体がスロット6a内に挿入され、第2直線部11bの外周面がコア歯6bの端面よりも若干、内径側に位置する状態となる。その状態では、第2直線部11bの図11に示す位置から図12に示す位置までの移動量が、前述したずれ量L1と、図4に示すコイル部材10とコア歯6bとの間の隙間とに相当する値となることで、第2直線部11bは、上ピン2b,2b及び下ピン4b,4bの間から抜けた状態となる。
それにより、図示しない治具を用いて、第2直線部11bを、その両端部が軸線方向に対して周方向の逆側に互いにずれた状態(図9に示す状態)から軸線方向に沿う状態(図8に示す状態)に変形させることが可能となるので、第2直線部11bをそのように変形させる。
このように、第2直線部11bを軸線方向に沿う状態に変形した後、図示しない治具を用いて、2つのコイル部材10,10の腕部12及びターン部13を外径側に押圧することにより、第2直線部11bが第1直線部11aと一緒にスロット6a内に挿入される。そして、最終的に、第1直線部11a及び第2直線部11bの双方を、図13に示す状態になるまでスロット6a内に挿入することにより、2つのコイル部材10,10のステータ6への装着が終了する。
以上のように、本実施形態の保持装置1によれば、波巻コイル9のコイル部材10において、その第1直線部11a及び第2直線部11bが、図示しない治具により、図2Bに示す状態から図6に示す状態になるように変形される。この図6に示す状態では、第2直線部11bがコイル部材10の軸線方向に沿うとともに、第1直線部11aの軸線方向の両端部がコイル部材10の軸線方向に対してコイル部材10の周方向の逆側に互いにずれるとともに、第1直線部11aと腕部12との間の屈曲角度θaが第2直線部11bと腕部12との間の屈曲角度θbよりも小さい状態になる。
そして、2つのコイル部材10,10を図7に示すように組み合わせた後、これらを縮径しながら保持装置1に装着する場合には、第1直線部11a、第2直線部11b、腕部12及びターン部13を同時に内径側に移動させることになる。その際、第1直線部11aは、腕部12との間の屈曲角度θaが第2直線部11bと腕部12との間の屈曲角度θbよりも小さいので、コイル部材10は、この屈曲角度θaがより小さくなると同時にターン部13の曲率がより大きくなるように変形しながら、内径側に移動する。
このように、コイル部材10を縮径しながら保持装置1に装着する際、第1直線部11a、腕部12及びターン部13を、上記のように変形させながら内径側に移動させることができるので、縮径時の荷重を、第1直線部11aと第2直線部11bが互いに平行に構成されているときよりも低減することができる。
これに加えて、第1直線部11aは、前述したずれ量L1分、第2直線部11bよりも外径側に配置されているので、第2直線部11bの方を図2Bに示す状態から図9に示す状態に変形させてから縮径するときと比べて、縮径時の荷重をより低減することができる。
また、コイル部材10,10を、図9に示すように変形させて保持装置1に保持した状態からステータ6に装着するときには、コイル部材10,10が、図示しない治具によってステータ6側に押圧され、図11に示す位置から図12に示す位置まで拡径しながら移動するのに伴い、第1直線部11a、第2直線部11b、腕部12及びターン部13が同時にステータ6側に移動する。その際、第2直線部11bは、腕部12との間の屈曲角度θb’が第1直線部11aと腕部12との間の屈曲角度θa’よりも小さいので、コイル部材10は、この屈曲角度θb’がより大きくなると同時にターン部13の曲率がより小さくなるように変形しながら、ステータ6側に移動することになる。
このように、コイル部材10を拡径しながらステータ6に装着する際、第1直線部11a、腕部12及びターン部13を、上記のように変形させながら移動させることができるので、拡径時の荷重を、第1直線部11aと第2直線部11bが互いに平行に構成されている状態から拡径するときよりも低減することができる。
これに加えて、第2直線部11bは、前述したずれ量L1分、第1直線部11aよりも内径側に配置されているので、コイル部材10が図11に示す位置から図12に示す位置まで移動し、拡径された状態にあるときに、第2直線部11bをコイル部材10の軸線方向に沿う状態に変形させることができ、その変形作業時の荷重を低減することができる。
また、保持装置1の上本体部2と下本体部4が互いに逆向きに回動可能に構成されており、図8に示す状態では、第2直線部11bの軸線方向の両端側の部位が上ピン2b,2b及び下ピン4b,4bの間に遊嵌され、第1直線部11a及び第2直線部11bの軸線方向の中央部が中ピン3b,3bの間に遊嵌されているので、2つのコイル部材10,10を、図8に示す状態から図9に示す状態に容易に変形させることができると同時に、図9に示す状態で容易に保持することができる。
さらに、拡径時、第1直線部11aが2組のガイドピン6c,6cによって案内されながらスロット6aに挿入されるので、第1直線部11aをスロット6aに挿入する作業を容易に実行することができる。
なお、実施形態は、図2A,2Bに示す状態のコイル部材10を、その第1直線部11aを治具により図6に示す状態に変形させた後、縮径させながら保持装置1に装着するとともに、その後、保持装置1により、第1直線部11a及び第2直線部11bを図9に示す状態に変形させて保持した例であるが、コイル部材10を保持装置1に保持する手法はこれに限らず、コイル部材10が縮径されて図9に示す状態で保持装置1に保持されるものであればよい。
例えば、図2A,2Bに示す状態のコイル部材10をそのままの状態で、円環状に縮径しながら保持装置1に装着し、その後、保持装置1の上本体部2及び下本体部4を互いに逆向きに回転させることにより、図9に示す状態に変形させて保持してもよい。この手法と実施形態の手法とを比較した場合、縮径時の荷重を低減する観点からは、実施形態の手法の方が有利である。
また、他の手法として、保持装置1によるコイル部材10の変形動作を省略してもよい。すなわち、図2A,2Bに示す状態のコイル部材10の第2直線部11bを図示しない治具によって図9に示す状態と同じ状態に変形させた後、円環状に縮径しながら保持装置1に装着してもよい。この手法の場合、縮径時及び拡径時の荷重を、実施形態の手法と同様に低減することができる。
実施形態は、波巻コイル9として、ターン部13を有するコイル部材10を組み合わせたものを用いた例であるが、本発明の波巻コイルはこれに限らず、第1直線部11a及び第2直線部11bと、当該第1直線部11a及び当該第2直線部11bの一端部間と当該第1直線部11a及び当該第2直線部11bの他端部間とを周方向に交互に接続する接続部とを有しているものであればよい。
例えば、図2A,2Bに示すコイル部材10において、ターン部13が省略され、第1直線部11a及び第2直線部11bの端部が接続部によって同一平面内に位置する状態で接続されたもの(すなわち径方向に互いにずれていない状態のもの)を用いてもよい。このようなコイル部材10を用いた場合には、1つのコイル部材10のみを図9に示す状態で保持装置1に保持した後、コイル部材10を拡径しながらスロット6a側に押圧し、スロット6a内に入り込む直前の位置で、図示しない治具により、第2直線部11bをステータ6の軸線方向に沿う状態に変形させた後、第2直線部11bをスロット6a内に挿入すればよい。
また、実施形態は、保持部として、上ピン2b,2b、中ピン3b,3b及び下ピン4b,4bを用いた例であるが、本発明の保持部はこれらに限らず、波巻コイルの第1直線部を波巻コイルの軸線方向に沿う状態で保持し、第2直線部を、第2直線部の軸線方向の両端側の部位を波巻コイルの軸線方向に対して波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれるとともに、第2直線部と接続部との間の屈曲角度が第1直線部と接続部との間の屈曲角度よりも小さくなるような状態に保持するものであればよい。例えば、保持部として、一対の角柱状の部材及び一対の凸部などを用いてもよい。
さらに、実施形態は、第1保持部として、一対の上ピン2b,2bと一対の下ピン4b,4bを1組として、計12組の上ピン2b,2b及び下ピン4b,4bを用いた例であるが、本発明の第1保持部はこれらに限らず、1組以上のものであればよい。例えば、一対の上ピン2b,2b及び一対の下ピン4b,4bを1組の第1保持部として、1組以上の第1保持部を備えるように構成してもよく、一対の上ピン2b,2b又は一対の下ピン4b,4bを1組の第1保持部として、1組以上の第1保持部を備えるように構成してもよい。
また、実施形態は、第2保持部として、計12組の中ピン3b,3bを用いた例であるが、本発明の第2保持部はこれらに限らず、少なくとも1つ以上のものであればよい。例えば、第2保持部を、1組の中ピン3b,3bのみとしてもよく、1つの中ピン3bのみとしてもよい。
一方、実施形態は、装置本体として、上本体部2、中本体部3及び下本体部4を組み合わせたものを用いた例であるが、本発明の装置本体はこれらに限らず、保持部が設けられているものであればよい。例えば、装置本体を上本体部2、中本体部3及び下本体部4を一体に固定化したものとしてもよく、その場合には、保持部としての上ピン2b,2b及び下ピン4b,4bを、互いに周方向の逆側に移動できるように構成すればよい。
1 保持装置
2 上装置本体(装置本体、第1装置本体)
2a 外周面
2b 上ピン(保持部、第1保持部)
3 中本体部(装置本体、第3装置本体)
3a 外周面
3b 中ピン(保持部、第2保持部)
4 下本体部(装置本体、第2装置本体)
4a 外周面
4b 下ピン(保持部、第1保持部)
6 ステータ
6a スロット
6c ガイドピン(案内部)
9 波巻コイル
10 コイル部材
11 直線部
11a 第1直線部
11b 第2直線部
12 腕部(接続部)
13 ターン部(接続部)
θa’ 第1直線部と接続部との間の屈曲角度
θb’ 第2直線部と接続部との間の屈曲角度
L1 ずれ量(所定距離)

Claims (11)

  1. 環状の波巻コイルを縮径してから拡径しながら回転電機の環状のステータのスロットに当該ステータの径方向に沿って挿入するときに、当該挿入前の縮径状態の当該波巻コイルを保持する波巻コイルの保持装置において、
    前記波巻コイルは、当該波巻コイルの周方向に所定間隔を存して交互に設けられ、拡径時に前記スロットに挿入される第1直線部及び第2直線部と、当該第1直線部及び当該第2直線部の一端部間と当該第1直線部及び当該第2直線部の他端部間とを周方向に交互に接続する接続部と、を有しており、
    装置本体と、
    当該装置本体に設けられ、前記第1直線部を前記波巻コイルの軸線方向に沿う状態で保持し、前記第2直線部を、当該第2直線部の軸線方向の両端側の部位を当該波巻コイルの軸線方向に対して前記波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれるとともに、前記第2直線部と前記接続部との間の屈曲角度が前記第1直線部と前記接続部との間の屈曲角度よりも小さくなるような状態に保持する保持部と、
    を備えることを特徴とする波巻コイルの保持装置。
  2. 前記保持部は、当該装置本体の軸線方向に互いに離間するように配置された一対の第1保持部を1組として、当該装置本体の周方向に沿って配置された少なくとも1組の第1保持部を有しており、
    当該一対の第1保持部は、前記装置本体の周方向に対して相対的に移動可能に構成され、前記第2直線部の軸線方向の前記両端側の部位を前記波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれた状態で保持することを特徴とする請求項1に記載の波巻コイルの保持装置。
  3. 前記一対の第1保持部の各々は、前記第2直線部を周方向の両側から挟み込むように保持する一対のピンで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の波巻コイルの保持装置。
  4. 前記保持部は、前記装置本体の周方向に沿って配置され、前記第1保持部と異なる少なくとも1つの第2保持部をさらに有しており、
    当該少なくとも1つの第2保持部は、前記第2直線部における前記両端側の部位間の所定部位を保持していることを特徴とする請求項2又は3に記載の波巻コイルの保持装置。
  5. 前記一対の第1保持部の少なくとも一方と前記第2保持部は、前記第2直線部の軸線方向の前記両端側の部位を前記波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれるように変形させてから、当該変形状態に保持することを特徴とする請求項4に記載の波巻コイルの保持装置。
  6. 前記装置本体は、
    円筒面状の外周面を有し、当該外周面に前記一対の第1保持部の一方が設けられた第1装置本体と、
    円筒面状の外周面を有し、当該外周面に前記一対の第1保持部の他方が設けられた第2装置本体と、
    前記第1装置本体及び当該第2装置本体の間に配置され、円筒面状の外周面を有し、当該外周面に前記第2保持部が設けられた第3装置本体と、
    を備え、
    前記第1〜第3装置本体は前記装置本体の軸線に対して互いに同心に配置され、
    前記第1装置本体及び当該第2装置本体は、前記装置本体の周方向に沿って、互いに逆方向に回動自在に構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の波巻コイルの保持装置。
  7. 前記ステータの外方において前記スロットに沿って径方向に延び、前記波巻コイルの拡径時に、前記第1直線部を前記スロットに案内する案内部をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の波巻コイルの保持装置。
  8. 前記波巻コイルの前記第2直線部は、前記第1直線部に対して当該波巻コイルの径方向の内側に所定距離分、ずれた状態で設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の波巻コイルの保持装置。
  9. 前記波巻コイルの前記接続部は、前記第1直線部及び前記第2直線部から前記波巻コイルの周方向側に折れ曲がりながら、互いに近づくように延びる2つの腕部と、当該2つの腕部の一方からねじれながら1回転して当該2つの腕部の他方に連続するターン部とを備えていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の波巻コイルの保持装置。
  10. 環状の波巻コイルを縮径してから拡径しながら回転電機の環状のステータのスロットに当該ステータの径方向に沿って挿入する際、当該挿入前の縮径状態の当該波巻コイルを保持装置によって環状に保持する波巻コイルの保持方法において、
    前記波巻コイルは、当該波巻コイルの周方向に所定間隔を存して交互に設けられ、拡径時に前記スロットに挿入される第1直線部及び第2直線部と、当該第1直線部及び当該第2直線部の一端部間と当該第1直線部及び当該第2直線部の他端部間とを周方向に交互に接続する接続部と、を有しており、
    前記保持装置によって、前記第1直線部を前記波巻コイルの軸線方向に沿う状態で保持するとともに、前記第2直線部の軸線方向の両端側の部位を当該波巻コイルの軸線方向に対して前記波巻コイルの周方向の逆側に互いにずれるとともに、前記第2直線部と前記接続部との間の屈曲角度が前記第1直線部と前記接続部との間の屈曲角度よりも小さくなるような状態に保持することを特徴とする波巻コイルの保持方法。
  11. 請求項10に記載の波巻コイルの保持方法によって保持された前記波巻コイルを、当該波巻コイルを拡径するとともに前記第2直線部を波巻コイルの軸線方向に沿う状態に変形させてから、前記回転電機の前記ステータの前記スロットに当該ステータの径方向に沿って挿入することを特徴とする波巻コイルの挿入方法。
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