JP5167939B2 - 回転電機のコイル組立体製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のコイル組立体製造方法に関する。
電動機および発電機を兼ねているか、あるいは電動機または発電機として専用に使用される回転電機として、特許文献1、2に開示されるものが公知である。特許文献1、2ともに、略U字状に形成された所謂セグメント導体(Segment Conductor;SC)を固定子コアのスロットに設置し、セグメント導体の開放端部を電気的に接続して固定子巻線を形成している。
しかしながら、特許文献1に記載の回転電機では、セグメント導体のターン部の中央をねじって周方向に異なるスロットにセグメント導体を設置しているので、固定子コアの軸方向両端側に突出する固定子巻線の部分(以下、固定コアから軸方向に突出している固定子巻線の部分を「コイルエンド」という。)の高さが高く、固定子コアから固定子巻線が大きく突出するという問題がある。
これに対し、特許文献2では、セグメント導体のターン部の略中央部にねじりを伴わないクランク形状部を形成して平坦にすることにより、コイルエンドの高さを低くしようとしている。
特開平11−285216号公報 特開2003−18778号公報
しかしながら、特許文献2に記載の回転電機において、セグメント導体が設置されているスロットの間隔と、セグメント導体の太さとがそれぞれ同じであれば、コイルエンドでセグメント導体が形成する三角形の底辺と底角の大きさは等しいのでコイルエンドの高さを低くすることには限界がある。
そこで、平角線のコイルエンド形状を階段状に成形することで、コイルの幅分を積み重ねた高さとし、更にコイルを連続線によって形成することにより、固定子コア裏面のコイル接合を無くして、コイルエンド高さを最低にすることが考えられる。
ここで、コイルを連続線によって形成する場合、コイルの折り返しが必要となるが、単に折り返しただけではコイルが変形するという問題が生じる。また、コイルを折り返した状態ではコイル同士の干渉によってコイルエンドの階段状成形を行うことが困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コイルの変形が少なく且つ効率的に製造可能な回転電機のコイル組立体製造方法を提供することを解決すべき課題とするものである。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段について、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.周方向に複数のスロットを有する固定子コアに装着され、前記スロットに設置される周方向で波状をなす複数の各相巻線が巻回されて形成されると共に、前記各相巻線が、周方向の異なる前記スロットに設置されているスロット収容部と、前記スロットの外部で前記スロット収容部同士を接続しているターン部と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転する前記スロット収容部よりなる折り返し部とを有する回転電機のコイル組立体を製造する方法であって、
直線状のコイル線材を矩形波状に折り曲げて複数の前記スロット収容部と前記ターン部とを形成する折り曲げ工程と、
前記複数のスロット収容部のうち折り返し予定部分をその軸線周りに180度ねじるねじり工程と、
前記折り曲げ工程及び前記ねじり工程によって得られた複数の成形コイル線材について前記各ターン部同士を交差させて編み込む編込み工程と、
前記編込み工程によって得られたコイル編込み体について、前記複数の成形コイル線材の前記各折り返し予定部分を中心として一方側の編込み済み部分を他方側の編込み済み部分に対して相対的に折り返す折り返し工程と
を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
手段1によれば、折り曲げ工程では、直線状のコイル線材を矩形波状に折り曲げて複数のスロット収容部とターン部とを形成する。また、ねじり工程では、複数のスロット収容部のうち折り返し予定部分をその軸線周りに180度ねじる。続いて、編込み工程では、折り曲げ工程及びねじり工程によって得られた複数の成形コイル線材について各ターン部同士を交差させて編み込む。そして、折り返し工程では、編込み工程によって得られたコイル編込み体について、複数の成形コイル線材の各折り返し予定部分を中心として一方側の編込み済み部分を他方側の編込み済み部分に対して相対的に折り返す。このとき、各折り返し予定部分が、ねじり工程において予め180度のねじりが加えられているため、各折り返し予定部分を中心として一方側の編込み済み部分を他方側の編込み済み部分へ相対的に折り返すことによってねじれが解消され、コイル形状を変形させることなく両側の編込み済み部分を重ね合わせることができる。
従って、周方向の異なるスロットに設置されているスロット収容部と、スロットの外部でスロット収容部同士を接続しているターン部と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転するスロット収容部よりなる折り返し部とを有する複数の各相巻線が巻回されて形成される回転電機のコイル組立体を、コイル形状の変形を抑制しつつ確実に製造することができる。
2.前記折り曲げ工程は、前記折り返し予定部分に対して一方側に位置する部分に折り曲げ加工を施す第1折り曲げ工程と、前記折り返し予定部分に対して他方側に位置する部分に折り曲げ加工を施す第2折り曲げ工程とからなり、
前記ねじり工程は、前記第1折り曲げ工程と前記第2折り曲げ工程との間に行われることを特徴とする手段1に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段2によれば、まず、第1折り曲げ工程で、折り返し予定部分に対して一方側に位置する部分に折り曲げ加工を施す。次に、ねじり工程では、複数のスロット収容部のうち折り返し予定部分をその軸線周りに180度ねじる。そして、第2折り曲げ工程では、折り返し予定部分に対して他方側に位置する部分に折り曲げ加工を施す。従って、180度のねじりが加えられた折り返し予定部分を有する成形コイル線材を効率的に且つ確実に得ることができる。
3.前記折り返し工程よりも前に前記コイル線材の前記各ターン部を階段状に成形する階段状コイルエンド成形工程を有することを特徴とする手段1又は2に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段3によれば、階段状コイルエンド成形工程では、コイル線材の各ターン部を階段状のコイルエンド形状に成形するので、編込み工程で複数の成形コイル線材について各ターン部同士を交差させて編み込むことによって緊密に組み合わせられる。従って、コイルエンドの軸方向突出長を最小限に抑えることができる。また、折り返し曲げ工程よりも前に階段状コイルエンド成形工程が行われるので、コイル線材同士が干渉することなく各ターン部を容易に階段状のコイルエンド形状に成形することができる。
4.周方向に複数のスロットを有する固定子コアに装着され、前記スロットに設置される周方向で波状をなす複数の各相巻線が巻回されて形成されると共に、前記各相巻線が、周方向の異なる前記スロットに設置されているスロット収容部と、前記スロットの外部で前記スロット収容部同士を接続しているターン部と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転する前記スロット収容部よりなる折り返し部とを有する回転電機のコイル組立体を製造する方法であって、
直線状のコイル線材を、折り返し予定部分の両端部を除き、矩形波状に折り曲げて複数の前記スロット収容部と前記ターン部とを形成する折り曲げ工程と、
前記折り曲げ工程によって得られた複数の成形コイル線材を編み込む編込み工程と、
前記編込み工程によって得られたコイル編込み体について、前記各成形コイル線材における前記各折り返し予定部分を、その両端部において隣り合う前記スロット収容部側へそれぞれ直角に折り曲げる折り返し曲げ工程と
を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
手段4によれば、折り曲げ工程では、直線状のコイル線材を、折り返し予定部分の両端部を除き、矩形波状に折り曲げて複数のスロット収容部とターン部とを形成する。次に、編込み工程では、折り曲げ工程によって得られた複数の成形コイル線材を編み込む。そして、折り返し曲げ工程では、編込み工程によって得られたコイル編込み体について、各成形コイル線材における各折り返し予定部分を、その両端部において隣り合うスロット収容部側へそれぞれ直角に折り曲げる。これにより、コイル形状を変形させることなく、複数の成形コイル線材の各折り返し予定部分を中心として両側の編込み済み部分を重ね合わせることができる。
従って、周方向の異なるスロットに設置されているスロット収容部と、スロットの外部でスロット収容部同士を接続しているターン部と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転するスロット収容部よりなる折り返し部とを有する複数の各相巻線が巻回されて形成される回転電機のコイル組立体を、コイル形状の変形を抑制しつつ確実に製造することができる。
5.前記コイル線材の前記各スロット収容部の両端部に、隣り合う前記各スロット収容部同士が互いに遠ざかる方向へ屈曲するように屈曲部を形成する屈曲部成形工程を有し、
前記編込み工程は、前記屈曲部が形成された一対の成形コイル線材の一端側にて一対の前記ターン部同士を交差させると共に前記各成形コイル線材の各軸線のなす角度が所定範囲となるように前記各成形コイル線材の他端側を保持した状態で、一対の前記成形コイル線材のうちの少なくともいずれか一方を回転させて一対の前記成形コイル線材の前記各ターン部同士を順次交差させるものであって、
前記編込み工程によって得られたコイル編込み体に対して、前記各スロット収容部に形成された前記各屈曲部を直線状に変形させる加工を施すことにより、隣り合う前記スロット収容部同士が互いに近づくように変形させる縮め工程を有することを特徴とする手段4に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段5によれば、屈曲部成形工程は、コイル線材の各スロット収容部の両端部に、隣り合う各スロット収容部同士が互いに遠ざかる方向へ屈曲するように屈曲部を形成し、編込み工程は、屈曲部が形成された一対の成形コイル線材の一端側にて一対のターン部同士を交差させると共に各成形コイル線材の各軸線のなす角度が所定範囲となるように各成形コイル線材の他端側を保持した状態で、一対の成形コイル線材のうちの少なくともいずれか一方を回転させて一対の成形コイル線材の各ターン部同士を順次交差させる。そして、縮め工程では、編込み工程によって得られたコイル編込み体に対して、各スロット収容部に形成された各屈曲部を直線状に変形させる加工を施すことにより、隣り合うスロット収容部同士が互いに近づくように変形させる。
従って、屈曲部成形工程においてコイル線材の各スロット収容部の両端部に、隣り合うスロット収容部同士が互いに遠ざかる方向へ屈曲するように屈曲部を形成するようにしているため、編込み工程において、成形コイル線材のターン部同士が干渉することなく編込みを行うことができる。特に、編込みを行う成形コイル線材の本数が多い場合には、隣り合うスロット収容部同士の間隔幅が狭くなるので、ターン部同士の干渉を有利に回避することができる。これにより、各成形コイル線材の各軸線のなす角度を小さく設定することが可能となり、成形コイル線材の編込み時に生じる変形を少なくすることができる。
また、編込み工程で使用する回転装置として、小型の装置を使用可能となるので、製造装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。さらに、成形コイル線材の回転動作を小さくすることが可能となるので、容易に高速回転させることができ、編込みの高速化を実現することが可能となる。
6.前記折り返し曲げ工程よりも前に前記コイル線材の前記各ターン部を階段状のコイルエンド形状に成形する階段状コイルエンド成形工程を有することを特徴とする手段4又は5に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段6によれば、階段状コイルエンド成形工程では、コイル線材の各ターン部を階段状のコイルエンド形状に成形するので、編込み工程で複数の成形コイル線材について各ターン部同士を交差させて編み込むことによって緊密に組み合わせられる。従って、コイルエンドの軸方向突出長を最小限に抑えることができる。また、折り返し曲げ工程よりも前に階段状コイルエンド成形工程が行われるので、コイル線材同士が干渉することなく各ターン部を容易に階段状のコイルエンド形状に成形することができる。
以下、本発明の回転電機のコイル組立体の製造方法を具体化した各実施形態について説明する。まず、本発明の方法によって製造されるコイルが適用される回転電機の一実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形態の回転電機1の構成を示す断面図である。
本実施形態の回転電機1は、略有底筒状の一対のハウジング部材100,101とが開口部同士で接合されてなるハウジング10と、ハウジング10に軸受け110,111を介して回転自在に支承される回転軸20に固定された回転子2と、ハウジング10の内部で回転子2を包囲する位置でハウジング10に固定された固定子3と、を備えている。
回転子2は、永久磁石により周方向に交互に異なる磁極を、固定子3の内周側と向き合う外周側に複数形成している。回転子2の磁極の数は、回転電機により異なるため限定されるものではない。本実施形態においては、8極(N極:4、S極:4)の回転子が用いられている。
固定子3は、図2に示したように、固定子コア30と、複数の各相巻線から形成される三相のコイル4と、固定子コア30とコイル4との間に配された絶縁紙5と、を備えた構成を有している。
固定子コア30は、図3に示したように、内周に複数のスロット31が形成された円環状を有している。複数のスロット31は、その深さ方向が径方向と一致するように形成されている。固定子コア30に形成されたスロット31の数は、回転子2の磁極数に対し、コイル4の一相あたり2個の割合で形成されている。すなわち、8×3×2=48個のスロット31が形成されている。
固定子コア30は、図4に示した分割コア32を24個、周方向に配設して形成されている。分割コア32は、ひとつのスロット31を区画するとともに、周方向で隣接する分割コア32との間でひとつのスロットを区画する形状(径方向内方に伸びるティース部320と、ティース部320が形成されるバックコア部321)に形成されている。
固定子コア30(を構成する分割コア32)は、0.3mmの厚さの電磁鋼板410枚を積層させて形成されている。なお、積層された電磁鋼板の間には、絶縁薄膜が配置されている。なお、固定子コア30は、この電磁鋼板の積層体からだけでなく、従来公知の金属薄板および絶縁薄膜を用いて形成してもよい。
コイル4は、複数の巻線40を所定の巻回方法で巻回してなる。コイル4を構成する巻線40は、図5(A)に示したように、銅製の導体41と、導体41の外周を覆い導体41を絶縁する内層420及び外層421からなる絶縁皮膜42とから形成されている。内層420および外層421を合わせた絶縁皮膜42の厚みは、100μm〜200μmの間に設定されている。このように、内層420および外層421からなる絶縁皮膜42の厚みが厚いので、巻線40同士を絶縁するために巻線40同士の間に絶縁紙等を挟み込んで絶縁する必要がなくなっているが、図2に示したように、線材同士を絶縁するために絶縁紙5を配してもよい。
さらに、コイル4の巻線40は、図5(B)に示したように、内層420および外層421からなる絶縁皮膜42の外周をエポキシ樹脂等からなる融着材48で被覆してもよい。これにより、回転電機に発生する熱により融着材48は絶縁皮膜42よりも早く溶融するので、同じスロット31に設置されている複数の巻線40同士が融着材48同士により熱接着する。その結果、同じスロット31に設置されている複数の巻線40が一体化し巻線40同士が鋼体化することで、スロット31の巻線40の機械的強度が向上する。
コイル4は、図6に示したように、三相巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)により形成されている。より具体的には、U1相を形成する巻線440aとU2相を形成する巻線440bが直列接続され、U2相を形成する巻線440cとU1相を形成する巻線440dが直列接続され、巻線440a、440b、と巻線440c、440dとが並列接続されてU相巻線が形成されている。V相およびW相も同様に巻線が形成されている。
コイル4は、図7に示したように、複数の巻線40を所定の形状に巻回してなる。コイル4を構成する巻線40は、固定子コア30の内周側で周方向にそって波巻きされている。そして、固定子コア30に形成されたスロット31に収容される直線状のスロット収容部43と、隣り合ったスロット収容部43同士を接続するターン部44と、を備えている。スロット収容部43は、所定のスロット数(本実施形態では3相×2個=6個)ごとのスロット31に収容されている。ターン部44は、固定子コア30の軸方向の端面から突出して形成されている。
そして、コイル4は、複数の巻線40を一方の端部が固定子コア30の軸方向の端面から突出した状態で、周方向に沿って波状に巻装して形成されている。コイル4のU相は、周方向に沿って波状に巻装されたU1相を形成する巻線440aとU2相を形成する巻線440bを他方の端部同士で接続され、U2相を形成する巻線440cとU1相を形成する440dを他方の端部同士で接続されている。巻線440aと巻線440dは、同一スロット31にスロット収容部43が収容され、巻線440bと巻線440cは他の同一スロット31にスロット収容部43が収容される。このとき、巻線440aのスロット収容部43と、巻線440dのスロット収容部43は、スロット31の深さ方向で交互にスロット収容部43が位置するように設置されている。巻線440bのスロット収容部43と巻線440cのスロット収容部43は、スロット深さ方向で交互にスロット収容部43が位置するように設置されている。そして、巻線440a,440bの接合部45は、巻線40の巻装される方向が反転するスロット収容部43よりなる折り返し部46に形成されている。
コイル4においては、巻線440a,巻線440bを接続して形成された接続体と巻線440c、巻線440dを接続して形成された接続体2個を並列につないで1相をなしている。この2本の巻線40を接続して形成された接続体を6組用いて3相(U,V,W)×2個(倍スロット)のコイル4を形成している。つまり、コイル4は、2本の巻線40a,40b×3相(U,V,W)×2個(倍スロット)=12本の巻線40を用いて形成されている。
本実施形態においては、2本の巻線40を接続して形成された接続体は、周方向で4周巻回してコイル4を形成している。すなわち、コイル4は、2本の巻線40を接続して形成された接続体が径方向で4層重なった構成となっている。つまり、ひとつのスロット31内に4層×2本=8本のスロット収容部43が配置されている。2本の巻線40を接合して形成された接続体を巻回したコイル4は、接合体の端部が最外周層側に位置し、二本の巻線40の接合部が最内周層側に位置するように、接続体を巻回している。
コイル4において、ターン部44は固定子コア30の軸方向両側にそれぞれ形成されている。ターン部44の略中央部は、ねじりを伴わないクランク状をなすように成形されている。ターン部44のクランク形状は、固定子コア30の周方向でクランク形状をなすように形成されている。このターン部44のクランク形状によるずれ量は、巻線40の略幅分である。これにより、径方向に隣接している巻線40のターン部44同士が干渉しなくなり、ターン部44を密に巻回できる。その結果、コイル4の固定子コア30の端面から突出したコイルエンドの径方向の幅が小さくなるので、コイル4を形成した巻線40が径方向外側に張り出すことが防止できる。
また、スロット31から固定子コア30の外に突出するターン部44は、固定子コア30の軸方向の端面から階段状に形成されている。ターン部44が階段状のコイルエンド形状に形成されたことで、巻線40の階段状のターン部44が周方向に隣り合うスロットから突出する巻線40と干渉することを防止できる。これにより、周方向に隣り合うスロットから突出する巻線40同士が互いに干渉することを避けるために、コイル4の固定子コア30の端面から突出したコイルエンドの高さが高くなったり、あるいはコイルエンドの径方向の幅が大きくなったりすることを防止できる。その結果、コイルエンドの高さが低くなる。さらに、コイルエンドの径方向の幅が小さくなるので、コイル4が径方向外側に張り出すことを防止できる。
階段状のターン部44は、4段の階段状に形成されている。そして、4段の階段状のターン部44の一段の高さは、巻線40の略幅(高さ)分である。これにより、軸方向でターン部44が重なり合ったときに、すき間を生じることなくターン部44同士を重ね合わせることができ、ターン部44を密に巻回できる。
階段状のターン部44は、その最も高い部分(階段状の頂上部)が、クランク状に形成されている。したがって、巻線40のターン部44は、クランク部を挟んで両側を階段状に形成している。
コイル4は、ターン部44が固定子コア30から突出したコイルエンドの高さの範囲内で、コイル4を構成する各巻線40の接合体の端部が径方向外方に向かって突出している。そして、各巻線40の接合体の端部であって、中性点側の端部は、他方の端部よりも高い位置で径方向外方に突出している。
次に、本実施形態におけるコイル4を構成する巻線40の巻回状態を図8〜13を用いてより具体的に説明する。
本実施形態のコイル4は、それぞれ二組の三相巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)により形成されている。図8に、三相巻線のそれぞれの結線の状態を示した。図8におけるスロット番号は、U1相をなす巻線40の中性点側の端部に最も近接したスロット収容部43が収容されるスロット31を1番とし、以後、巻線40が巻回される周方向にそって2番、3番‥と便宜的につけた番号である。また、図9に、図8のU相(U1,U2)をなす巻線40のみの結線の状態を示した。なお、図8〜9において、上下方向に直線状に形成された部分がスロット収容部43に相当し、上方側および下方側の傾斜した部分がターン部44に相当する。
本実施形態のコイル4の展開図を図10に示した。図10に示したように、コイル4は巻線440aと440cの端部を接続して中性点側とするとともに、巻線440bと巻線440dの端部を接続して相端子側としている。コイル4は、2組の巻線40a,40bを端部同士で接続して形成された接続体を各相(U1,U2,V1,V2,W1,W2)ごとに、6組用いて形成されている。2本の巻線40a,40bのそれぞれは、中性点側の端部および相端子側の端部とは反対の端部がつながった1本の銅線である。また2本の巻線40a、40bのそれぞれは、中性点側の端部および相端子側の端部とは反対の端部同士を溶接して接合してもよい。
各相の結線方法は同様であり、コイル4の巻線40の巻回の仕方をU相を用いて結線方法を説明する。U相における巻線40の結線の状態を図11に示した。 図11(a)は巻線440a、440bの結線状態、図11(b)は巻線440c、440dの結線状態を示す。また、各巻線440a、440bのスロット31内の深さ方向での位置とターン部44の位置との関係を図12に示し、巻線440c、440dのスロット31内の深さ方向での位置とターン部44の位置との関係を図13に示した。
巻線440a、440bの結線状態を図11(a)及び図12を用いて説明する。U相をなす巻線40が収容されるスロット31は、回転子2が8極であり、固定子コア30に16個(440a−1、440a−2、・・・、440a−8、440b−1、440b−2、・・・、440b−8)が形成されている。スロット31には8本のスロット収容部43が深さ方向に重なって収容される。スロット31の深さ方向でスロット収容部43が収容される位置を、開口部から深さ方向に進むにつれて、8番、7番、6、…1番と呼ぶ。
巻線440a、440bは直列接続されており、巻線440a−1の端部が中性点に接続され、巻線440b−1の端部が巻線440dと接続されてU相端子に接続される。
巻線440aは、中性点に最も近いスロット収容部43となる、スロット440a−1の1番に収容される。巻線440bは巻線440bの端部に最も近いスロット収容部43となる、スロット440b−1の1番に収容される。
巻線440aのスロット440a−1に収容されたスロット収容部43にターン部44を介して接続されたスロット収容部43(次のスロット収容部43)は、固定子コア30の軸方向で中性点に接続される端部が突出した側(以下、上方側)に背向した端部側(以下、下方側)のターン部44I(下)を介して接続され、スロット440a−2の2番に収容される。このように、ターン部44I(下)は、スロット440a−1の1番とスロット440a−2の2番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440a−2に収容された巻線440aの次のスロット収容部43は、ターン部44II(上)を介して接続され、スロット440a−3の1番に収容される。このようにターン部44II(上)は、スロット440a−2の2番とスロット440a−3の1番とを固定子コア30の上方側で接続する。スロット440a−3に収容された巻線440aの次のスロット収容部43はターン部44III(下)を介して接続され、スロット440a−4の2番に収容される。
このように、ターン部44III(下)は、スロット440a−3の1番とスロット440a−4の2番とを固定子コア30の下方側で接続する。
巻線440bのスロット440b−1に収容されたスロット収容部43にターン部44を介して接続されたスロット収容部43(次のスロット収容部43)は、固定子コア30の軸方向でU相に接続される端部が突出した側(以下、上方側)に背向した端部側(以下、下方側)のターン部44II(下)を介して接続され、スロット440b−2の2番に収容される。このように、ターン部44II(下)は、スロット440b−1の1番とスロット440b−2の2番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440b−2に収容された巻線440bの次のスロット収容部43はターン部44III(上)を介して接続され、スロット440b−3の1番に収容される。このように、ターン部44III(上)は、スロット440b−2の2番とスロット440b−3の1番とを固定子コア30の上方側で接続する。
スロット440b−3に収容された巻線440bの次のスロット収容部43は、ターン部44IV(下)を介して接続され、スロット440b−4の2番に収容される。このように、ターン部44IV(下)は、スロット440b−3の1番とスロット440b−4の2番とを固定子コア30の下方側で接続する。
このように、2本の巻線440a、440bは、固定子コア30の上方側に位置するターン部44II(上)〜44VII(上)が隣接するスロット収容部43の2番と1番とを、下方側に位置するターン部44I(下)〜44VIII(下)が隣接するスロット収容部43の1番と2番とを、接続する。この接続方法で周方向に1周して、スロット440a−1からスロット440a−8、スロット440b−1からスロット440b−8まで2本の巻線440a、440bのスロット収容部43が設置される。スロット440a−8、440b−8では、2番目に巻線440aのスロット収容部43が収容される。
そして、スロット440a−8、440b−8の2番目にスロット収容部43が収容された巻線440a、440bの次のスロット収容部43は、スロット440a−1、440b−1の3番に収容される。このように、ターン部44VIII(上)、44I(上)は、スロット440a−8、440b−8の2番とスロット440a−1、440b−1の3番とを固定子コア30の上方側で接続する。つまり、周方向で1周したら、径内方向に、接続体が巻回して1層分内径側にずれている。
スロット440a−1の3番に接続された巻線440aはターン部44I(下)を介して接続され、スロット440a−2の4番に収容される。このように、ターン部44I(下)は、スロット440a−1の3番とスロット440a−2の4番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440a−2に収容された巻線440aの次のスロット収容部43は、ターン部44II(上)を介して接続され、スロット440a−3の3番に収容される。このように、ターン部44II(上)は、スロット440a−2の4番とスロット440a−3の3番とを固定子コア30の上方側で接続する。
スロット440a−3に収容された巻440aの次のスロット収容部43は、ターン部44III(下)を介して接続され、スロット440a−4の4番に収容される。このように、ターン部44III(下)は、スロット440a−3の3番とスロット440a−4の4番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440b−1の3番に接続された巻線440bはターン部44II(下)を介して接続され、スロット440b−2の4番に収容される。このように、ターン部44II(下)は、スロット440b−1の3番とスロット440b−2の4番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440b−2に収容された巻線440bの次のスロット収容部43は、ターン部44III(上)を介して接続され、スロット440b−3の3番に収容される。このように、ターン部44III(上)は、スロット440b−2の4番とスロット440b−3の3番とを固定子コア30の上方側で接続する。
スロット440b−3に収容された巻線440bの次のスロット収容部43は、ターン部44IV(下)を介して接続され、スロット440b−4の4番に収容される。このように、ターン部44IV(下)は、スロット440b−3の3番とスロット440b−4の2番とを固定子コア30の下方側で接続する。
このように、2本の巻線440a、440bは、固定子コア30の上方側に位置するターン部44II(上)〜44VII(上)が隣接するスロット収容部43の3番と4番とを、下方側に位置するターン部44I(下)〜44VIII(下)が隣接するスロット収容部43の3番と4番とを、接続する。この接続方法で周方向に1周して、スロット440a−1からスロット440a−8、スロット440b−1からスロット440b−8まで2本の巻線440a、440bのスロット収容部43が設置される。スロット440a−8、440b−8では、4番目に巻線440aのスロット収容部43が収容される。
そして、スロット440a−8、440b−8の4番目にスロット収容部43が収容された巻線440a、440bの次のスロット収容部43は、スロット440a−1、440b−1の5番に収容される。このように、ターン部44VIII(上)、44I(上)は、スロット440a−8、440b−8の4番とスロット440a−1、440b−1の5番とを固定子コア30の上方側で接続する。つまり、周方向で1周したら、径内方向に、接続体が巻回して1層分内径側にずれている。
スロット440a−1の5番に接続された巻線440aはターン部44I(下)を介して接続され、スロット440a−2の6番に収容される。このように、ターン部44I(下)は、スロット440a−1の5番とスロット440a−2の6番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440a−2に収容された巻線440aの次のスロット収容部43は、ターン部44II(上)を介して接続され、スロット440a−3の5番に収容される。このように、ターン部44II(上)は、スロット440a−2の6番とスロット440a−3の5番とを固定子コア30の上方側で接続する。
スロット440a−3に収容された巻440aの次のスロット収容部43は、ターン部44III(下)を介して接続され、スロット440a−4の6番に収容される。このように、ターン部44III(下)は、スロット440a−3の5番とスロット440a−4の6番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440b−1の5番に接続された巻線440bはターン部44II(下)を介して接続され、スロット440b−2の6番に収容される。このように、ターン部44II(下)は、スロット440b−1の5番とスロット440b−2の6番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440b−2に収容された巻線440bの次のスロット収容部43は、ターン部44III(上)を介して接続され、スロット440b−3の5番に収容される。このように、ターン部44III(上)は、スロット440b−2の6番とスロット440b−3の5番とを固定子コア30の上方側で接続する。
スロット440b−3に収容された巻線440bの次のスロット収容部43は、ターン部44IV(下)を介して接続され、スロット440b−4の6番に収容される。このように、ターン部44IV(下)は、スロット440b−3の5番とスロット440b−4の6番とを固定子コア30の下方側で接続する。
このように、2本の巻線440a、440bは、固定子コア30の上方側に位置するターン部44II(上)〜44VII(上)が隣接するスロット収容部43の5番と6番とを、下方側に位置するターン部44I(下)〜44VIII(下)が隣接するスロット収容部43の5番と6番とを接続する。この接続方法で周方向に1周して、スロット440a−1からスロット440a−8、スロット440b−1からスロット440b−8まで2本の巻線440a、440bのスロット収容部43が設置される。スロット440a−8、440b−8では、6番目に巻線440aのスロット収容部43が収容される。
そして、スロット440a−8、440b−8の6番目にスロット収容部43が収容された巻線440a、440bの次のスロット収容部43は、スロット440a−1、440b−1の7番に収容される。このように、ターン部44VIII(上)、44I(上)は、スロット440a−8、440b−8の6番とスロット440a−1、440b−1の7番とを固定子コア30の上方側で接続する。つまり、周方向で1周したら、径内方向に、接合体が巻回して1層分内径側にずれている。
スロット440a−1の7番に接続された巻線440aはターン部44I(下)を介して接続され、スロット440a−2の8番に収容される。このように、ターン部44I(下)は、スロット440a−1の7番とスロット440a−2の8番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440a−2に収容された巻線440aの次のスロット収容部43は、ターン部44II(上)を介して接続され、スロット440a−3の7番に収容される。このように、ターン部44II(上)は、スロット440a−2の8番とスロット440a−3の7番とを固定子コア30の上方側で接続する。
スロット440a−3に収容された巻440aの次のスロット収容部43は、ターン部44III(下)を介して接続され、スロット440a−4の8番に収容される。このように、ターン部44III(下)は、スロット440a−3の7番とスロット440a−4の8番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440b−1の7番に接続された巻線440bはターン部44II(下)を介して接続され、スロット440b−2の8番に収容される。このように、ターン部44II(下)は、スロット440b−1の7番とスロット440b−2の8番とを固定子コア30の下方側で接続する。
スロット440b−2に収容された巻線440bの次のスロット収容部43は、ターン部44III(上)を介して接続され、スロット440b−3の7番に収容される。このように、ターン部44III(上)は、スロット440b−2の8番とスロット440b−3の7番とを固定子コア30の上方側で接続する。
スロット440b−3に収容された巻線440bの次のスロット収容部43は、ターン部44IV(下)を介して接続され、スロット440b−4の8番に収容される。このように、ターン部44IV(下)は、スロット440b−3の7番とスロット440b−4の8番とを固定子コア30の下方側で接続する。
このように、2本の巻線440a、440bは、固定子コア30の上方側に位置するターン部44II(上)〜44VII(上)が隣接するスロット収容部43の7番と8番とを、下方側に位置するターン部44I(下)〜44VIII(下)が隣接するスロット収容部43の7番と8番とを接続する。この接続方法で周方向に1周して、スロット440a−1からスロット440a−8、スロット440b−1からスロット440b−8まで2本の巻線440a、440bのスロット収容部43が設置される。スロット440a−8、440b−8では、8番目に巻線440aのスロット収容部43が収容される。
そして、このスロット440a−8、440b−8の8番目に収容されたスロット収容部43が接続される。
このスロット440a−8、440b−8の8番目に収容されたスロット収容部43が折り返し部46を形成している。このように、二本の巻線40a,40bの接続体が固定子コア30に巻装される。
次に、巻線440c、440dの結線状態は、図11(b)及び図13に示したとおりであり、巻線440a、440bと同様に結線しているため詳細な説明は省略する。
コイル4は、このU1相と同様にして、6組の接合体がU1,U2,V1,V2,W1,W2の各相をなすにように巻回されている。
なお、図14〜15に示したように、ターン部44VIII(上)−4層目は、スロット440a−8とスロット440b−8とを固定子コア30の上方側で接続していることから、このターン部44VIII(上)−4層目と周方向での位置が同じ位置にある各層のターン部44VIII(上)は、径方向外方に向かってコイルエンドがずれた形状に変形されている。これにより、スロット440a−8とスロット440b−8とを接続するターン部VIII(上)−4層目が、他のターン部VIII(上)と干渉を生じなくなり、コイルエンドが粗大化しなくなっている。また、図15に示したように、コイル4の回転子2と対向する内周面から径方向内方に巻線40が突出しなくなった。
次に、本発明の第一の実施形態におけるコイル4の製造方法について、図16乃至図23を参照しつつ説明する。図16は、本実施形態におけるコイル4の製造方法の流れを示すフローチャートである。
本実施形態におけるコイル4の製造方法では、図16に示すように、第1折り曲げ工程S1と、ねじり工程S2と、第2折り曲げ工程S3と、階段状コイルエンド成形工程S4と、編込み工程S5と、折り返し工程S6と、巻回工程S7とを順次行う。ここで、図17は、第1折り曲げ工程S1を示す説明図である。図18は、ねじり工程S2を示す説明図である。図19は、第2折り曲げ工程S3を示す説明図である。図20は、階段状コイルエンド成形工程S4を示す説明図である。図21は、編込み工程S5終了後の状態を示す説明図である。図22は、折り返し工程S6終了後の状態を示す説明図である。
第1折り曲げ工程S1では、図17に示すように、成形用治具T1を用いて直線状のコイル線材40P(加工前の巻線40)の一端側から折り返し予定部分46aの一端46bまで同一平面内で順次直角に折り曲げて、直線状のスロット収容部43と、スロット収容部43に対して直角をなす直線状のターン部44とを交互に連続的に成形する。
ねじり工程S2では、図18に示すように、スロット収容部43のうち最終的に折り返し部46となる折り返し予定部分46aの一端46b近傍を固定治具T2で把持固定すると共に、他端46c近傍を他の固定治具T3で把持固定した状態で軸線周りに折り返し方向へ180°回転させる。これにより、折り返し予定部分46aにねじりが与えられる。
第2折り曲げ工程S3では、図19に示すように、成形用治具T1を用いてコイル線材40Pの折り返し予定部分46aの他端46cから他端までを同一平面内で順次直角に折り曲げて、直線状のスロット収容部43と、スロット収容部43に対して直角をなす直線状のターン部44とを交互に連続的に成形する。
続いて、階段状コイルエンド成形工程S4を行う。階段状コイルエンド成形工程S4では、図20に示すように、コイル線材40Pにおける直線状のターン部44を成形型T4により階段状に成形して階段状コイルエンドを形成する。
そして、6本の直線状のコイル線材40Pについて、それぞれ第1折り曲げ工程S1〜階段状コイルエンド成形工程S4までを順次行うことにより、6本の成形コイル線材40Qを作製する。
次に、編込み工程S5では、図21に示すように、一対の成形コイル線材40Qの一端側にて一対のターン部44同士を交差させると共に各成形コイル線材40Qの各軸線のなす角度(以下、「編込み角度」という。)θが所定範囲となるように各成形コイル線材40Qの他端側を保持する。この状態で、例えば、一対の成形コイル線材40Qを各軸線周りに同一方向へそれぞれ回転させると、一対の成形コイル線材40Qの各ターン部44同士が一端側から他端側に向かって順次交差していくことによって編込みが行われる。その後、同様の方法で編込みを行い、合計6本の成形コイル線材40Qが編み込まれた図22に示すコイル編込み体40Rが得られる。
続いて、コイル編込み体40Rに対して折り返し工程S6を行う。折り返し工程S6では、図22に示すように、コイル編込み体40Rを構成する6本の成形コイル線材40Qを、各々の折り返し予定部分46aを中心として他端側の編み込み済み部分(図22に示すコイル編込み体40Rの右半分)を一端側へ180°折り返して一端側の編み込み済み部分(図22に示すコイル編込み体40Rの左半分)へ重ね合わせる。この時、折り返し予定部分46aは、予めねじり工程S2で折り返し方向に180度のねじりが加えられているので、折り返し工程S6で同一方向に折り返されることによって、折り返し予定部分46aのねじりが解消され、コイル形状を変形させることなく両側の編み込み済み部分を重ね合わせることができる。折り返し工程S6の結果、合計12本の成形コイル線材40Qが編み込まれた図23に示すコイル編込み体40Sが得られる。
そして、巻回工程S7でコイル編込み体40S全体をドーナツ状に連続して巻回し、成形することによって、図7に示すようなコイル4(本発明における回転電機のコイル組立体)が完成する。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態におけるコイル4の製造方法は、直線状のコイル線材40Pを矩形波状に折り曲げて複数のスロット収容部43とターン部44とを形成する第1と第2の折り曲げ工程S1,S3と、複数のスロット収容部43のうち折り返し予定部分46aをその軸線周りに180度ねじるねじり工程S2と、折り曲げ工程S1,S3及びねじり工程S2によって得られた複数の成形コイル線材40Qについて各ターン部44同士を交差させて編み込む編込み工程S5と、編込み工程S5によって得られたコイル編込み体40Rについて複数の成形コイル線材40Qの各折り返し予定部分46aを中心として一方側の編込み済み部分を他方側の編込み済み部分に対して相対的に折り返す折り返し工程S6と、折り返し工程S6で得られたコイル編込み体40Sをドーナツ状に巻回して成形する巻回工程S7とを有する。
従って、周方向の異なるスロット31に設置されているスロット収容部43と、スロット31の外部でスロット収容部43同士を接続しているターン部44と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転するスロット収容部43よりなる折り返し部46とを有する複数の各相巻線40が巻回されて形成されるコイル4を、コイル形状の変形を抑制しつつ確実に製造することができる。
また、折り曲げ工程は、折り返し予定部分46aに対して一方側(図17〜19で左半分)に位置する部分に折り曲げ加工を施す第1折り曲げ工程S1と、折り返し予定部分46aに対して他方側に位置する部分(図17〜19で右半分)に折り曲げ加工を施す第2折り曲げ工程S3とからなり、ねじり工程S2は、第1折り曲げ工程S1と第2折り曲げ工程S3との間に行われる。
従って、180度のねじりが加えられた折り返し予定部分46aを有する成形コイル線材40Qを効率的に且つ確実に得ることができる。
また、折り返し工程S6よりも前にコイル線材40Pの各ターン部44を階段状のコイルエンド形状に成形する階段状コイルエンド成形工程S4を有する。階段状コイルエンド成形工程S4では、コイル線材40Pの各ターン部44を階段状のコイルエンド形状に成形するので、編込み工程S5で複数の成形コイル線材40Qについて各ターン部44同士を交差させて編み込むことによって緊密に組み合わせられる。従って、コイルエンドの軸方向突出長を最小限に抑えることができる。また、折り返し工程よりも前に階段状コイルエンド成形工程S4が行われるので、コイル線材40P同士が干渉することなく各ターン部44を容易に階段状のコイルエンド形状に成形することができる。
次に、本発明の第二の実施形態におけるコイル4の製造方法について、図24乃至図29を参照しつつ説明する。図24は、本実施形態におけるコイル4の製造方法の流れを示すフローチャートである。
本実施形態におけるコイル4の製造方法では、図24に示すように、折り曲げ工程S11と、階段状コイルエンド成形工程S12と、編込み工程S13と、折り返し曲げ工程S14と、巻回工程S15とを順次行う。ここで、図25は、折り曲げ工程S11を示す説明図である。図26は、階段状コイルエンド成形工程S12を示す説明図である。図27は、編込み工程S13を示す説明図である。図28は、6本の成形コイル線材40Q’が編み込まれたコイル編込み体40R’を示す図である。図29は、折り返し工程S14を示す説明図であり、(a)は折り返し予定部分46aの他端部46cを同一平面内で反時計回りに90°折り曲げた状態を、(b)は一端部46bを反時計回りに90°折り曲げた状態をそれぞれ示している。
折り曲げ工程S11では、図25に示すように、成形用治具T1を用いて直線状のコイル線材40Pを一端から他端まで同一平面内で順次直角に折り曲げて、直線状のスロット収容部43と、スロット収容部43に対して直角をなす直線状のターン部44とを交互に連続的に成形する。但し、折り返し予定部分46aの両端46b,46cの2箇所では直角曲げを行わない。
続いて、階段状コイルエンド成形工程S12を行う。階段状コイルエンド成形工程S12では、図26に示すように、直線状のターン部44を成形型T5により成形して階段状コイルエンドを形成する。
次に、編込み工程S13では、図27に示すように、一対の成形コイル線材40Q’の一端側にて一対のターン部44同士を交差させると共に各成形コイル線材40Q’の各軸線のなす編込み角度θが所定範囲となるように各成形コイル線材40Q’の他端側を保持する。この状態で、例えば、一対の成形コイル線材40Q’を各軸線周りに同一方向へそれぞれ回転させると、一対の成形コイル線材40Q’の各ターン部44同士が一端側から他端側に向かって順次交差していくことによって編込みが行われる。その後、同様の方法で編込みを行い、合計6本の成形コイル線材40Q’が編み込まれた図28に示すコイル編込み体40R’が得られる。
続いて、コイル編込み体46R’に対して折り返し曲げ工程S14を行う。折り返し曲げ工程S14では、まず、図29(a)に示すように、編込まれた6本の成形コイル線材40Q’における折り返し予定部分46aの他端46cを同一平面内で隣接するスロット収容部43側(図29で反時計回り)に直角に折り曲げる。続いて、図29(b)に示すように、6本の成形コイル線材40Q’における折り返し予定部分46aの一端46bを同一平面内で隣接するスロット収容部43側(図29で反時計回り)に直角に折り曲げる。折り返し曲げ工程S14の結果、合計12本の成形コイル線材40Q’が編み込まれた図29(b)に示すコイル編込み体40R’が得られる。
そして、巻回工程S15でコイル編込み体40R’全体をドーナツ状に巻回して成形することによって、図7に示すようなコイル4(本発明における回転電機のコイル組立体)が完成する。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態におけるコイル4の製造方法は、直線状のコイル線材40Pを、折り返し予定部分46aの両端46b、46cを除き、矩形波状に折り曲げて複数のスロット収容部43とターン部44とを形成する折り曲げ工程S11と、折り曲げ工程S11によって得られた複数の成形コイル線材40Q’を編み込む編込み工程S12と、編込み工程S12によって得られたコイル編込み体40R’について各成形コイル線材40Q’における各折り返し予定部分46aをその両端46b、46cにおいて隣り合うスロット収容部43側へそれぞれ直角に折り曲げる折り返し曲げ工程S13とを有している。これにより、コイル形状を変形させることなく、複数の成形コイル線材40Pの各折り返し予定部分46aを中心として両側の編込み済み部分を重ね合わせることができる。従って、上述した構成を有するコイル4(回転電機のコイル組立体)を、コイル形状の変形を抑制しつつ確実に製造することができる。
次に、第三の実施形態におけるコイル4の製造方法について、図30乃至図36を参照しつつ説明する。図30は、本実施形態におけるコイル4の製造方法の流れを示すフローチャートである。
本実施形態におけるコイル4の製造方法では、図30に示すように、折り曲げ工程S21と、階段状コイルエンド・屈曲部成形工程S22と、編込み工程S23と、折り返し曲げ工程S24と、縮め工程S25と、巻回工程S26とを順次行う。ここで、図31は、階段状コイルエンド成形工程S22を示す説明図である。図32は、編込み工程S23を示す説明図である。図33は、6本の成形コイル線材40Q”が編み込まれたコイル編込み体40R”を示す図である。図34は、折り返し曲げ工程S34を示す説明図である。
まず、直線状のコイル線材40Pについて折り曲げ工程S21を行う。尚、折り曲げ工程S21は、上記第二の実施形態の折り曲げ工程S11と同様であるので、説明を省略する。
続いて、階段状コイルエンド・屈曲部成形工程S22を行う。階段状コイルエンド成形工程S22では、図31に示すように、直線状のターン部44を成形型T6により階段状に成形して階段状コイルエンドを形成する。また、同時に、各スロット収容部43の両端には屈曲部43Kを形成する。
屈曲部43Kは、隣り合うスロット収容部43同士が互いに遠ざかる方向へ屈曲するように形成されている。即ち、一つのターン部44で一端部同士が接続された隣り合うスロット収容部43において、スロット収容部43の他端側が開くように屈曲部43Kが形成されている。なお、隣り合うスロット収容部43の開き角度αは40度とされている。各屈曲部43Kは、各スロット収容部43と各ターン部44が交差する角部の交差角度が変化しないように、角部から離間した位置に形成されている。
また、各スロット収容部43の一端側に形成される各屈曲部43Kの屈曲角度と他端側に形成される各屈曲部43Kの屈曲角度は同じにされている。これにより、各スロット収容部43の両端部に形成された各屈曲部43Kの外側にある直線状部分が略平行になるため、成形コイル線材40Q”の軸線が湾曲することなく直線状態となっている。なお、各スロット収容部43は、隣り合うスロット収容部43同士の間隔幅よりも長くされている。また、奇数番目のターン部44と偶数番目のターン部44は、軸線周りの180度位相がずれた位置に交互に設けられている。
次に、編込み工程S23では、図32に示すように、一対の成形コイル線材40Q”の一端側にて一対のターン部44同士を交差させると共に各成形コイル線材40Q”の各軸線のなす編込み角度θが所定範囲(本実施形態では約25度に設定)となるように各成形コイル線材40Q”の他端側を保持する。この状態で、例えば、一対の成形コイル線材40Q”を各軸線周りに同一方向へそれぞれ回転させると、一対の成形コイル線材40Q”の各ターン部44同士が一端側から他端側に向かって順次交差していくことによって編込みが行われる。その後、同様の方法で編込みを行い、合計6本の成形コイル線材40Q”が編み込まれた図33に示すコイル編込み体40R”が得られる。
続いて、コイル編込み体40R”に対して折り返し曲げ工程S24を行う。まず、図34(a)に示すように、編込まれた6本の成形コイル線材40Q”における折り返し予定部分46aの一端46bを同一平面内で隣接するスロット収容部43側(図33で反時計回り)に直角に折り曲げる。続いて、図34(b)に示すように、6本の成形コイル線材40Q”における折り返し予定部分46aの他端46cを同一平面内で隣接するスロット収容部43側(図33で反時計回り)に直角に折り曲げる。折り返し曲げ工程S24の結果、合計12本の成形コイル線材40Q”が編み込まれた図34(b)に示すコイル編込み体40S”が得られる。
そして、次の縮め工程S25では、図35に示すように、折り返し曲げ工程S24終了後のコイル編込み体40S”に対して、各スロット収容部43両端の各屈曲部43Kが形成されている部位を、それぞれクランプするように2つのコイルホルダCH1、CH2を設置し、コイルホルダCH1を作動させるにより各屈曲部43Kを直線状に変形させる加工を施す。この場合、図35において、コイル編込み体40S”の最も左端に位置する第1ターン部群の箇所は固定されている。そして、コイルホルダCH1、CH2が作動すると、各屈曲部43Kが直線状に変形することにより、隣り合うスロット収容部同士が互いに近づくように変形する。
これにより、左端から2番目のターン部群A、3番目のターン部群B、4番目のターン部群Cが図35の左方向へ同時に移動する。この時、ターン部群Aの移動量を1とすると、ターン部群Bの移動量は2となり、ターン部群Cの移動量は3となる。その結果、図36に示すような直線状に変形して略平行となったスロット収容部43を有する所定のコイル編込み体40T”が得られる。
そして、巻回工程S26でコイル編込み体40T”全体をドーナツ状に巻回して成形することによって図7に示すようなコイル4(本発明における回転電機のコイル組立体)が完成する。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、階段状コイルエンド・屈曲部成形工程S22は、コイル線材40Pの各スロット収容部43の両端部に、隣り合う各スロット収容部43同士が互いに遠ざかる方向へ屈曲するように屈曲部43Kを形成し、編込み工程S23は、屈曲部43Kが形成された一対の成形コイル線材の一端側にて一対のターン部44同士を交差させると共に各成形コイル線材40Q”の各軸線のなす角度が所定範囲となるように各成形コイル線材の他端側を保持した状態で、一対の成形コイル線材40Q”のうちの少なくともいずれか一方を回転させて一対の成形コイル線材40Q”の各ターン部44同士を順次交差させる。そして、縮め工程S25では、編込み工程S23及び折り返し曲げ工程S24によって得られたコイル編込み体40S”に対して、各スロット収容部43に形成された各屈曲部43Kを直線状に変形させる加工を施すことにより、隣り合うスロット収容部43同士が互いに近づくように変形させる。
従って、階段状コイルエンド・屈曲部成形工程S22においてコイル線材40Pの各スロット収容部43の両端部に、隣り合うスロット収容部43同士が互いに遠ざかる方向へ屈曲するように屈曲部43Kを形成するようにしているため、編込み工程S23において、成形コイル線材のターン部44同士が干渉することなく編込みを行うことができる。特に、編込みを行う成形コイル線材40Q”の本数が多い場合には、隣り合うスロット収容部43同士の間隔幅が狭くなるので、ターン部44同士の干渉を有利に回避することができる。これにより、各成形コイル線材40Q”の各軸線のなす角度θを小さく設定することが可能となり、成形コイル線材40Q”の編込み時に生じる変形を少なくすることができる。
また、編込み工程S23で使用する回転装置として、小型の装置を使用可能となるので、製造装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。さらに、成形コイル線材の回転動作を小さくすることが可能となるので、容易に高速回転させることができ、編込みの高速化を実現することが可能となる。
特に、本実施形態では、階段状コイルエンド・屈曲部成形工程S22において、各スロット収容部43の両端部に各屈曲部43Kを形成する際に、隣り合うスロット収容部43の開き角度αが、編込み工程S23において設定される編込み角度θよりも大きくなるようにしている。そのため、開き角度αを大きくすることによって、編込み角度θをより小さく設定することが可能となるので、成形コイル線材40Q”の編込み時に生じる変形を有利に抑えることができる。
なお、上記編込み工程S23において編込みを行った成形コイル線材40Q”を用いて、成形コイル線材40Q”の開き角度αとターン部44同士の干渉が発生しない編込み角度θとの関係を調べたところ、図37に示す結果が得られた。開き角度αが0度の時(図38参照。第二の実施形態における成形コイル線材40Q’と同一。)には、ターン部44同士の干渉が発生しない編込み角度θは50度であった。また、開き角度αが25度の時(図39参照。)には、ターン部44同士の干渉が発生しない編込み角度θは25度であった。また、上記実施形態のように、開き角度αが40度の時(図32参照。)には、ターン部44同士の干渉が発生しない編込み角度θは15度であった。また、開き角度αが60度の時(図40参照。)には、ターン部44同士の干渉が発生しない編込み角度θは10度であった。
以上のことから、開き角度αが大きいほど編込み角度θを小さくできることが解る。よって、開き角度αに対する編込み角度θの比が1以下となる範囲が好ましい範囲と考えられる。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能であることは云うまでもない。
例えば、上記第1の実施形態では、第1折り曲げ工程S1と第2折り曲げ工程S3との間にねじり工程S2を行う例を示したが、予め、第1折り曲げ工程S1の前にねじり工程S2を行い、第1折り曲げ工程S1と第2折り曲げ工程S3を続けて行うようにしてもよい。
また、上記第3の実施形態では、階段状コイルエンド・屈曲部成形工程S22において、ターン部44の階段形状(階段状コイルエンド)の成形と屈曲部43Kとの成形を同時に行うようにしたが、これらを別個の工程で行うようにしてもよい。
本発明は、周方向の異なるスロットに設置されているスロット収容部と、スロットの外部でスロット収容部同士を接続しているターン部と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転するスロット収容部よりなる折り返し部とを有する複数の各相巻線が巻回されて形成される回転電機のコイル組立体の製造に利用可能である。
本発明の一実施形態の回転電機の構成を示す断面図である。 回転電機の固定子の斜視図である。 回転電機の固定子コアを示した図である。 回転電機の固定子コアを構成するコア分割体を示した図である。 回転電機のコイルを構成する各相巻線の構成を示す断面図である。 回転電機のコイルの結線を示した図である。 回転電機のコイルの斜視図である。 回転電機のコイルの結線を示した図である。 回転電機のコイルのU相の結線を示した図である。 回転電機のコイルを形成する固定子巻線の成形体を示した図である。 回転電機のコイルにおけるU相の結線状態を示した図である。 回転電機のU相の巻線のスロットへの収容位置を示した図である。 回転電機のU相の巻線のスロットへの収容位置を示した別の図である。 回転電機の固定子の径方向外方を通るターン部を示した図である。 回転電機のコイルの上面図である。 第一の実施形態におけるコイルの製造方法の流れを示すフローチャートである。 第一の実施形態における第1折り曲げ工程を示す説明図である。 第一の実施形態におけるねじり工程を示す説明図である。 第一の実施形態における第2折り曲げ工程を示す説明図である。 第一の実施形態における階段状コイルエンド成形工程を示す説明図である。 第一の実施形態における編込み工程を示す説明図である。 第一の実施形態における折り返し工程を示す説明図である。 第一の実施形態における12本の成形コイル線材が編み込まれた編み込み体を示す図である。 第二の実施形態におけるコイルの製造方法の流れを示すフローチャートである。 第二の実施形態における折り曲げ工程を示す説明図である。 第二の実施形態における階段状コイルエンド成形工程を示す説明図である。 第二の実施形態における編込み工程を示す説明図である。 第二の実施形態における6本の成形コイル線材が編み込まれたコイル編込み体を示す図である。 第二の実施形態における折り返し曲げ工程を示す説明図である。 第三の実施形態におけるコイルの製造方法の流れを示すフローチャートである。 第三の実施形態における階段状コイルエンド成形工程を示す説明図である。 第三の実施形態における編込み工程を示す説明図である。 第三の実施形態における6本の成形コイル線材が編み込まれたコイル編込み体を示す図である。 第三の実施形態における折り返し曲げ工程を示す説明図である。 第三の実施形態におけるコイル縮め工程を示す説明図であり、(A)は左側面図であり、(B)は正面図である。 第三の実施形態におけるコイル縮め工程終了後のコイルの一部を示す正面図である。 開き角度αと編込み角度θの関係を示すグラフである。 開き角度αを0度とした場合の説明図である。 開き角度αを25度とした場合の説明図である。 開き角度αを60度とした場合の説明図である。
符号の説明
1 回転電機
4 コイル(コイル組立体)
30 固定子コア
31 スロット
40 巻線
40P コイル線材
40Q、40Q’、40Q” 成形コイル線材
40R、40R’、40R” コイル編込み体(6本)
40S、40S’、40S” コイル編込み体(12本)
40T”コイル編込み体(12本)
43 スロット収容部
43K 屈曲部
44 ターン部
46 折り返し部
46a 折り返し予定部分
46b 折り返し予定部分の一端
46c 折り返し予定部分の他端
α 成形コイル線材の開き角度

Claims (6)

  1. 周方向に複数のスロットを有する固定子コアに装着され、前記スロットに設置される周方向で波状をなす複数の各相巻線が巻回されて形成されると共に、前記各相巻線が、周方向の異なる前記スロットに設置されているスロット収容部と、前記スロットの外部で前記スロット収容部同士を接続しているターン部と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転する前記スロット収容部よりなる折り返し部とを有する回転電機のコイル組立体を製造する方法であって、
    直線状のコイル線材を矩形波状に折り曲げて複数の前記スロット収容部と前記ターン部とを形成する折り曲げ工程と、
    前記複数のスロット収容部のうち折り返し予定部分をその軸線周りに180度ねじるねじり工程と、
    前記折り曲げ工程及び前記ねじり工程によって得られた複数の成形コイル線材について前記各ターン部同士を交差させて編み込む編込み工程と、
    前記編込み工程によって得られたコイル編込み体について、前記複数の成形コイル線材の前記各折り返し予定部分を中心として一方側の編込み済み部分を他方側の編込み済み部分に対して相対的に折り返す折り返し工程と
    を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
  2. 前記折り曲げ工程は、前記折り返し予定部分に対して一方側に位置する部分に折り曲げ加工を施す第1折り曲げ工程と、前記折り返し予定部分に対して他方側に位置する部分に折り曲げ加工を施す第2折り曲げ工程とからなり、
    前記ねじり工程は、前記第1折り曲げ工程と前記第2折り曲げ工程との間に行われることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  3. 前記折り返し工程よりも前に前記コイル線材の前記各ターン部を階段状に成形する階段状コイルエンド成形工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  4. 周方向に複数のスロットを有する固定子コアに装着され、前記スロットに設置される周方向で波状をなす複数の各相巻線が巻回されて形成されると共に、前記各相巻線が、周方向の異なる前記スロットに設置されているスロット収容部と、前記スロットの外部で前記スロット収容部同士を接続しているターン部と、一方の端部と他方の端部との間に位置し巻装方向が反転する前記スロット収容部よりなる折り返し部とを有する回転電機のコイル組立体を製造する方法であって、
    直線状のコイル線材を、折り返し予定部分の両端部を除き、矩形波状に折り曲げて複数の前記スロット収容部と前記ターン部とを形成する折り曲げ工程と、
    前記折り曲げ工程によって得られた複数の成形コイル線材を編み込む編込み工程と、
    前記編込み工程によって得られたコイル編込み体について、前記各成形コイル線材における前記各折り返し予定部分を、その両端部において隣り合う前記スロット収容部側へそれぞれ直角に折り曲げる折り返し曲げ工程と
    を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
  5. 前記コイル線材の前記各スロット収容部の両端部に、隣り合う前記各スロット収容部同士が互いに遠ざかる方向へ屈曲するように屈曲部を形成する屈曲部成形工程を有し、
    前記編込み工程は、前記屈曲部が形成された一対の成形コイル線材の一端側にて一対の前記ターン部同士を交差させると共に前記各成形コイル線材の各軸線のなす角度が所定範囲となるように前記各成形コイル線材の他端側を保持した状態で、一対の前記成形コイル線材のうちの少なくともいずれか一方を回転させて一対の前記成形コイル線材の前記各ターン部同士を順次交差させるものであって、
    前記編込み工程によって得られたコイル編込み体に対して、前記各スロット収容部に形成された前記各屈曲部を直線状に変形させる加工を施すことにより、隣り合う前記スロット収容部同士が互いに近づくように変形させる縮め工程を有することを特徴とする請求項4に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  6. 前記折り返し曲げ工程よりも前に前記コイル線材の前記各ターン部を階段状に成形する階段状コイルエンド成形工程を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
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