JP6590347B2 - 偽造防止媒体及びその作製方法 - Google Patents

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本発明は、銀行券、旅券、有価証券、商品券、各種証明書等の偽造、複製等の防止が求められる分野において、同一券面内の複数の偽造防止技術を同一画像で形成した偽造防止媒体及びその作製方法に関する発明である。
従来、銀行券、旅券、商品券及び各種証明書等の貴重製品は、偽造防止技術を付与することが求められる。偽造防止技術としては、例えば、製紙工程で透かしやスレッド、印刷工程で凹版印刷やパール印刷、貼付工程でホログラムを付与することが一般的に知られている。
これらの偽造防止技術は、券面内に複数配置されるが、理想としては、画像が同一であることが望ましい。理由は、例えば、同一券面内に、第1の偽造防止技術として、すき入れで付与した建物、第2の偽造防止技術として、凹版印刷で付与した肖像、第3の偽造防止技術として、ホログラムで付与した数字として、各偽造防止技術を異なる画像とした場合、まず、使用者は、各偽造防止技術の画像、効果、位置などを学習・記憶する必要がある。そのため、各偽造防止技術の画像を同一とする構成とすれば、使用者が学習・記憶する必要もなくなり、より利便性は向上し、さらに、偽造品との判別性も容易となる。なお、本発明でいう「画像」とは、肖像、建物、動物、数字、文字、記号又はマークなどをいう。
前述の背景を踏まえた先行発明として、製紙工程で作製する透かし、印刷工程で作製する付加的エレメント及び貼付工程等で作製する中間調空浮出し模様が同一の画像となるデータ担体が出願されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2004−508226号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、透かし、印刷による付加的エレメント、浮出し模様の三つの偽造防止技術が同じ画像で構成されているため、識別性、利便性に優れるが、第3の偽造防止技術に浮出し模様を使用しているため、真偽の認証性や技術的な側面で以下の四点の課題がある。
一点目は、浮出し模様は、基材を所定の角度で傾けた場合に画像が視認できる。逆にいうと、所定の角度でしか視認できないため、常に画像が視認できない。このため、透かし、印刷による付加的エレメント、浮出し模様の三つの同じ画像で構成しても、前記浮出し模様は、見えない角度が多いため、識別性が低いという課題があった。
二点目は、浮出し模様は、エンボスによる凹凸に着色して、三次元的な視覚効果を得るが、用紙に付与できる凹凸は、最大でも0.2mm程度と凹凸量が少ないため、視認した時に、浮出し量が少なく、誰にでも瞬時に視認できないという課題があった。
三点目は、浮出し模様は、金属光沢層にエンボスなどによる凹凸を付与して形成する単純な構成なため、プリンタやエンボスなどで容易に偽造できるという課題があった。
四点目は、浮出し模様を作製する場合、二つの工程で作製する必要があり、まず、背景に、スクリーン印刷、オフセット印刷又はホットスタンプのいずれかを選択して基材に付与する工程と、浮出し模様の画像となる凹版版面を用意し、エンボスする工程の二工程が必要となり、コストが高いという課題があった。
以上のような課題があるため、浮出し模様をホログラムに変更する構成が考えられる。例えば、通常のホログラムの視覚効果として、所定の角度で視認した時にホログラムの画像の色が見る角度で変化する方法では、プリンタやエンボスなどで偽造が容易な環境であるため、偽造抵抗力が低いという課題があった。
また、他の例としては、ホログラムの視覚効果として、二つの画像がスイッチする方法では、所定の角度で視認した時に画像が切り替わるため、常に、同一のホログラムの画像が視認できず、透かし、印刷による付加的エレメント、ホログラムの三つの同じ画像で構成しても、ホログラムの同一の画像は見えない角度があるため、識別性が低いという課題があった。
本発明は、前述した課題を解決するために創出したものであり、透かし、印刷による付加的エレメント、ホログラムの三つの画像を同一の画像として視認できることで識別性を向上するとともに、偽造抵抗力が高い偽造防止媒体を提供することを目的とする。
本発明は、基材の少なくとも一部に、すき入れから成る第1の画像と、凹版画線から成る第2の画像と、ホログラムから成る第3の画像を有する偽造防止媒体であって、第1から第3までの画像が同一であることを特徴とする偽造防止媒体である。
本発明は、第3の画像が基材を所定の角度に傾けた場合に回転することを特徴とする偽造防止媒体である。
本発明は、第1から第3までの画像の大きさが異なることを特徴とする偽造防止媒体である。
本発明は、第3の画像が三次元的に視認できることを特徴とする偽造防止媒体である。
本発明は、第3の画像の周囲長が20mm以上であることを特徴とする偽造防止媒体である。
本発明は、第1から第3までの画像が肖像であることを特徴とする偽造防止媒体である。
本発明は、ホログラムがストライプ状ホログラムであることを特徴とする偽造防止媒体である。
本発明は、基材の少なくとも一部に、すき入れから成る第1の画像と、凹版画線から成る第2の画像と、ホログラムから成る第3の画像から成る偽造防止媒体の作製方法であって、単一の原画を用いて、すき入れ用画像データ、凹版印刷用画像データ及びホログラム用画像データを作製する工程と、すき入れ用画像データを用いて、抄紙機により、すき入れによる第1の画像を形成する工程と、凹版印刷用画線データを用いて、凹版印刷機により、凹版画線による第2の画像を印刷する工程と、ホログラム用画像データを用いて、貼付機によりホログラムによる第3の画像を形成する工程から成ることを特徴とする偽造防止媒体の作製方法である。
本発明の偽造防止媒体は、偽造防止技術として、すき入れで付与した第1の画像、凹版印刷で付与した凹版画線による第2の画像、ホログラムで付与した第3の画像を含み、第1から第3までの画像を同一として、ホログラムの第3の画像をアニメーションのように回転して視認できる効果を加えることで、同一の画像が視認できるため、より識別性が高い偽造防止媒体を提供することができる。また、ホログラムの画像の回転により、視覚的なインパクトも高くなり、偽造品では画像を回転することは困難であるため、偽造品との差別化が容易であり真偽判別も容易である。
また、特許文献1の浮出し模様は、印刷とエンボスの二工程を用いて作製するが、本発明のホログラムは、ホットスタンプ又はコールドスタンプの一工程で作製できるため、低コストで作製できる。
さらに、特許文献1の浮出し模様は、単純な構成であるため、偽造抵抗力が低下していたが、ホログラムの第3の画像がアニメーションのように回転するため、通常のレインボーホログラムを構成する回折格子と比較して、複雑な構造となるため、プリンタやエンボスなどによる複製が困難なため、偽造防止効果が向上する。
第1の実施の形態における偽造防止媒体 肖像Hの視認方法 所定の角度で傾けて視認した場合の肖像Hの向き 肖像Hの周囲長 本実施の形態のホログラムの構成を示す説明図 第2の実施の形態における偽造防止媒体 ストライプ状ホログラムの肖像Hの向き 第3の実施の形態における偽造防止媒体
本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他様々な実施の形態が含まれる。
(第1の実施形態)
本発明の偽造防止媒体の構成は、少なくとも、すき入れによる第1の画像、凹版画線による第2の画像及びホログラムによる第3の画像の偽造防止技術を含んで構成し、各画像が同一であり、かつ、ホログラムによる第3の画像が回転する効果を有する。
また、第3の画像は基材を傾けることで回転するが、回転速度が速いため、第1及び第2の画像の向きと第3の画像の向きが容易に一致して視認することができるため、識別性を阻害することはない。
本発明の「画像が同一」について説明する。例えば一枚の写真の画像を基の画像として、その基となる画像を調整して第1から第3までの画像を作製する。そのため、各画像の大きさ、色彩、階調及びディテールなどが異なるが、画像の構図や輪郭形状などは同一になる。これを、本発明の「画像が同一」という。
さらに、「回転」とは、図3に示すように、基材を傾けることで、所定の位置を基軸として、同一領域内でホログラムの画像が向きを変えて視認できることをいう。
本発明の第1の実施形態を図1で説明する。図1は、偽造防止媒体である商品券Sとした例である。商品券Sは、基材は用紙であり、抄紙機で施したすき入れの肖像W、凹版印刷機で施した凹版画線の肖像I、貼付機で施したパッチ状ホログラムの領域内に肖像Hを設けている。この時、肖像W、肖像I及び肖像Hは、一枚の写真、絵画及びデータなどの原画を元に作製した同一人物の肖像である。また、肖像W、肖像I及び肖像Hは、基材の長辺方向に対して同一位置に配置することで各画像が視認しやすく、識別も容易である。なお、本発明の「肖像」とは、髪の毛を含めた顔をいう。
すき入れの肖像Wは、基材を透過することで肖像を視認でき、凹版画線の肖像Iは、可視光により肖像を視認でき、かつ、触感により凹凸を感知できる。さらに、ホログラムの肖像Hは、可視光で肖像を視認でき、かつ、基材を傾けることで、肖像がアニメーションのように回転する。なお、図1の肖像W、肖像I及び肖像Hの配置は任意であり、他のエレメントなどを配置しながら適宜設計すればよい。また、肖像W、肖像I及び肖像Hの大きさは、それぞれ異なっているが、同一でも変形しても構わない。なお、図1は肖像の画像で例示したが、建物、動物、数字、文字、記号又はマークなどを適宜、選択して使用すればよい。
次に、ホログラムの肖像Hの視認方法について、詳細に説明する。図2は、図1の商品券Sの断面図(X−X’図)であり、肖像Hの上方に光源及び視点の位置を固定し、基材を左右に傾けて視認している。具体的には、図2(1)は、基材を左下に傾けて視認した場合、図2(2)は基材を正対して視認した場合、図2(3)は、基材を右下に傾けて視認した場合である。なお、本発明の「所定の角度で傾けて視認した場合」とは、図2のような視認方法をいう。また、図3は、図2の視認方法により肖像Hの向きを示したものであり、上図は正面図であり、下図は肖像Hの向きを説明するために鉛直方向から示している。
図3(1)の肖像Hは、図2(1)の視認位置で視認できる肖像の向きであり、図1の肖像W及び肖像Iの肖像の向きと同様であり、左向きである。次に、図3(2)の肖像は、図2(2)の観察位置で視認できる肖像の向きであり、正面を向いている。さらに、図3(3)の肖像は、図2(3)の観察位置で視認できる肖像の向きであり、右向きとなる。したがって、視認位置を変えることで、図3のように、肖像Hは回転する。なお、図面では、肖像Hの回転を便宜上、コマ送りのように示しているが、実際は、アニメーションのような動画的な動きとなる。なお、肖像Hの回転する肖像の向きは、適宜設計すればよい。
また、肖像Hの回転角度としては、図3のように、正面から左向きの角度をθ度、正面から右向きの角度を−θ度とすると、θ度は15度、−θ度は−15度、したがって、±θで30度以上が好適である。理由は、30度未満であると、肖像Hが回転する量が小さく、視覚的な変化が捉えにくいためである。
さらに、図1の偽造防止媒体の肖像W、肖像Iの向きと、肖像Hの回転する一部の向きを同一とすることが望ましい。理由は、所定の角度で視認した場合、各画像の向きが同一とすれば、画像の同一性を視認できるため、使用者の識別性が容易になる。そのため、肖像W及び肖像Iの向きと、肖像Hの回転の一部の向きとが一致することが望ましい。
また、回転効果を付与した肖像Hに加えて、三次元的に肖像が視認できる構成にすれば、さらに、肖像の視認性が向上し、より効果的である。具体的な回転する肖像H及び三次元的な効果を付与した肖像Hの作製方法としては、必要な各画像を写真撮影やコンピュータのソフトウェアなどで作製し、各画像を積層して作製するリップマンホログラムや各画像を二次元的に配置して作製するエンボスホログラムなどがあるが、適宜、公知技術を選択して用いればよい。なお、三次元的な効果は、適宜、選択して設定すればよい。
なお、本発明の「三次元的」とは、画像の所定の位置に対して、その手前の画像が飛び出して視認できる画像、又は後側の画像の奥行き感が視認できることをいう。具体的に本発明の肖像Hの場合では、図3に示すように、目の位置を基準として、鼻、頬などが手前側に飛び出して視認できる方法、又は目の位置を基準として、耳、髪の毛などが奥行き感をもって視認できる方法などがあるが、適宜設定して作製すればよい。この構成によれば、肖像Hが回転して、かつ、三次元的に視認できるため、作製方法もより高度で複雑となるため、より一層、偽造抵抗力を強化できる。
また、図1は、パッチ状ホログラムの貼付形態であり、円状、矩形などの形態で部分的に基材に貼付している。また、貼付領域の大きさは、縦方向及び横方向ともに15mm以上が望ましく、図4に示すとおり、貼付領域内に肖像Hの周囲長Pが、20mm以上が望ましい。理由としては、周囲長が20mm以下であると、肖像Hの視認性が低下するためである。なお、本発明の「周囲長」とは、ホログラムの回転する画像の輪郭の長さであり、肖像Hの場合は、髪の毛を含む顔の輪郭の長さをいう。図5は、本実施の形態のホログラムの構成を示す説明図である。ホログラムは、保護層1、光学的回折層2X、光反射層3X及び接着剤層4が順に積層され、光学的回折層2Xと光反射層3Xとでホログラム層5Xを形成している。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同一の構成は省略して、異なる点のみ説明する。第2の実施形態は、図6のように、基材の短辺方向に対して帯状に貼付するストライプ状ホログラムの形態であり、貼付領域としては、基材の長辺方向(横方向)の幅が10mm以上であることが望ましい。また、貼付領域内に肖像Hの周囲長Pは、20mm以上が望ましい。
また、ストライプ状ホログラムの特徴として、基材の短辺方向(縦方向)に十分な領域を確保できるため、図7に示すように、肖像Hに上半身を加えた構成が望ましい。具体的に、「上半身」とは、服、肩、腕などであり、所定の角度で視認したときに、肖像Hの顔の回転とともに、服、肩、腕なども、同時に回転して視認できるため、より画像領域の拡大が図られ、視認性が向上する。なお、図7は、図2の視認方法で視認した例である。一方、パッチ状ホログラムで、肖像Hに上半身を追加すると、肖像Hの領域が小さくなり、視認性が低下するため、パッチ状ホログラムでは、肖像Hで構成することが好ましい。
(作製方法)
次に、図1の偽造防止媒体である商品券Sの作製方法を説明する。すき入れの肖像W、凹版画線の肖像I及びホログラムの肖像Hは同一とするため、一枚の肖像の原画を用いて、デジタル処理等の変換をした後、すき入れ画像用データ、凹版印刷画像用データ及びホログラム画像用データとして、所定の形式及びサイズに調整し各データを作製する。
まず、商品券Sは、製紙工程の抄紙機で基材となるすき入れ紙を作製する。作製方法としては、丸網抄紙機を用いて、前述のすき入れ画像用データを用いて作製した凹凸をダンディロールに設け、抄造することで、用紙に肖像Wのすき入れを形成する。なお、すき入れは、長網抄紙機などを用いた公知の方法を用いて形成すればよい。
次に、凹版画線の肖像Iは、前述の凹版印刷用画像データを用いて、凹版版面を作製し、凹版印刷機に取り付けて凹版インキを凹版画線部に充填し、圧力をかけることで、肖像Iが形成できる。
さらに、ホログラムの肖像Hは、肖像Hが付与されたホログラムシートを貼付機により、すき入れによる肖像Wと凹版画線による肖像Iが付与された用紙に、パッチ状ホログラム又はストライプ状ホログラムの肖像Hを貼付することで、本発明の偽造防止媒体が作製できる。また、肖像Hが付与されたホログラムシートとしては、リップマンホログラムやエンボスホログラムなどの公知のホログラムを用いればよい。
実施例1は、図1に示すとおり、商品券Sの用紙基材に、すき入れの肖像W、凹版画線の肖像I及びホログラムの肖像Hで構成される。また、パッチ状ホログラムの大きさは、20×20mmの矩形である。なお、肖像Hの回転角度±θは50度、周囲長Pは40mmに設定している。また、すき入れの肖像Wの向きと、凹版画線の肖像Iの向きと、ホログラムの肖像Hの回転する一部の向きは、同一である。本構成により、三つの肖像が同一であるため、識別性が高く、偽造抵抗力も高い。
次に、実施例2は、図6に示すとおりであり、実施例1と同様な構成の説明は省略し、異なる構成のみ説明する。ストライプ状ホログラムは、基材の短辺方向(横方向)に対し帯状に15mmで貼付している。また、肖像に服、肩、腕などの上半身も加えて構成し、回転角度±θは50度、周囲長Pは20mmに設定している。さらに、肖像H及び上半身は、三次元的な構成も加えているため、三次元的に回転する肖像が視認できる。本構成であれば、三つの画像が同一であり、ホログラムの肖像Hの上半身を加えることで、より視認性が向上する。
次に、実施例3は、図8に示すとおり、実施例2の応用例であり、同様な構成の説明は省略し、異なる構成のみ説明する。実施例3は、ストライプ状ホログラムに、二つの異なる回転する画像を配置する例である。具体的には、第1の回転画像の肖像Hに加えて、第2の回転画像の建物2Hを配置しており、肖像Hの回転角度±θは60度、建物2Hの回転角度±θは90度として、回転方向は、肖像Hと建物2Hでは、逆方向に設定した。本構成によれば、基材を所定の角度で傾けて視認した場合、ホログラムの二つの異なる画像が回転し、かつ、各画像の回転角度、回転方向が異なるため、更に視認性が向上する。
S 商品券
W すき入れによる画像
I 凹版画線による画像
H ホログラムによる画像
2H ホログラムによる画像
P 周囲長
1 保護層
2X 光学的回折層
3X 光反射層
4 接着剤層
5X ホログラム層

Claims (2)

  1. 基材の少なくとも一部に、すき入れから成る第1の画像と、凹版画線から成る第2の画像と、ホログラムから成る第3の画像を有する偽造防止媒体であって、
    前記第1から第3までの画像が同一で、前記第1から第3までの画像が肖像であり、前記第3の画像の周囲長が20mm以上のホログラムで、三次元的に視認でき、前記基材を所定の角度に傾けた場合に回転し、回転する一部の向きが前記第1の画像、前記第2の画像の向きと同一であることを特徴とする偽造防止媒体。
  2. 基材の少なくとも一部に、すき入れから成る第1の画像と、凹版画線から成る第2の画像と、ホログラムから成る第3の画像から成る偽造防止媒体の作製方法であって、
    前記第1から第3までの画像が同一である単一の原画を用いて、すき入れ用画像データ、凹版印刷用画像データ及びホログラム用画像データを作製する工程と、
    前記すき入れ用画像データを用いて、すき入れによる前記第1の画像を形成する工程と、
    前記凹版印刷用画像データを用いて、凹版画線による前記第2の画像を印刷する工程と、
    前記ホログラム用画像データを用いて、周囲長が20mm以上、三次元的に視認でき、前記基材を所定の角度に傾けた場合に回転し、回転する一部の向きが前記第1の画像、前記第2の画像の向きと同一としたホログラムによる前記第3の画像を形成する工程から成ることを特徴とする偽造防止媒体の作製方法。
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