JP2018034466A - 潜像凹版模様を有する印刷物 - Google Patents

潜像凹版模様を有する印刷物 Download PDF

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Takeshi Iwasaki
健 岩崎
北川 伸一
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伸一 北川
正晴 小山
Masaharu Koyama
正晴 小山
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Abstract

【課題】 凹版印刷による彩紋模様のようなデザイン性及び重厚感に優れ、従来の潜像模様のような凸状の画線の高さや幅等の緻密な画線設計を要するようなことがない、観察角度に依存する凸状画線を用いた偽造防止技術を提供する。【解決手段】 基材と等色の凹形状の画線が万線状に配置された凹形状画線群と、凹形状画線とは異なる色で凸形状の凹版画線が複数配置された凹版画線群を備えた凹版模様領域を有し、凹形状画線群は、底部、側部及び頂点部が規則的に配列され、凹形状画線群と凹版画線群は、頂点部の上に凹版画線の一部が交差した交点を複数有するように積層され、凹版画線は、交点に隣接する凹形状画線の側部又は側部と底部に、凹版画線を形成している凹版インキが付着し、頂点部に交差している凹版画線の画線幅より太いあふれ部を備え、複数のあふれ部により潜像凹版模様が形成される。【選択図】 図3

Description

本発明は、偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物である銀行券、パスポ−ト、有価証券、身分証明書、カ−ド、通行券等の分野において、凹凸を有する基材に凹版画線を印刷することで生じる凹版インキのあふれ現象を利用することで、観察角度の変化に伴い潜像模様を視認できる印刷物に関するものである。
銀行券、株券、債券等の有価証券、各種証明書、重要書類等の印刷物において、偽造・改竄防止策として凹版印刷が用いられている。凹版印刷は、一般商業印刷に多用されているオフセット印刷とは異なり、凹状の画線で構成する印刷模様を有する版面に、凹版インキを詰め込み、強圧のもとで用紙等の基材に印刷することで、インキの盛りを有する印刷画線を形成する印刷方法であり、特殊な印刷機が必要となることを特徴としている。
凹版印刷によって印刷される印刷模様には、主に、幾何学模様をデザイン化した彩紋模様や重厚さを表現する唐草模様等の意匠性に重点を置いた印刷模様と、正面からは一様な画線の集合としか見えないが、斜視から観察すると潜像模様が視認できる潜像凹版模様(例えば、特許文献1参照。)等、偽造・改竄防止に重点を置いた印刷模様に大別される。
いずれの模様においても、模様を構成する凹版画線は、インキの盛りを有することから、オフセット印刷では感じない凹凸を指先で感じることで、真正であることも確認することができる。
しかし、彩紋模様や唐草模様は、デザイン性に重点が置かれた印刷模様であることから、近年のカラーコピー機やカラープリンタの高機能化、高精度化に伴い、これらの複写機等で複製した模造品を目視で簡易に判別することは困難な状況となっている。
一方、偽造・改竄防止を目的に有価証券の一部に盛り込まれている特許文献1記載の潜像凹版模様は、前述したとおり規則的に複数配置した凹版画線で構成した模様領域と、模様領域とは異なる方向に規則的に複数配置した凹版画線で構成した背景領域で形成されているため、デザイン性に欠け、視認性に優れた潜像凹版模様を提供するためには、十分なインキ盛り量が必要となる。そのため、緻密な版面設計、凹版インキの流動特性等の管理、適正なワイピング条件と印刷圧の管理等、製造する側にとって多くの負担を余儀なくされている。
ここで、特許文献1記載の潜像凹版模様を始めとする従来の潜像凹版模様を、図面を用いて説明する。図1は、代表的な潜像凹版模様(9)の模式図である。図1(b)及び図1(d)は、潜像凹版模様(9)を真上から観察した状態(以下「第1の観察方向」という。)(E1)を示す図であり、図1(a)は、図1(b)のA−A’の断面図で、基材(1)に印刷された複数の凹版画線(2)の状態を示す模式図である。
凹版印刷の特徴は、一般商業印刷に用いられるオフセット印刷に比べ、インキの盛りによる凸形状によって指感性を付与できることにある。一般的な凹版画線の盛り量(高さ)は、5〜15μm程度であるが、潜像凹版模様(9)を形成する凹版画線(2)は、基材(1)に対して斜めから観察(以下「第2の観察方向」という。)(E2)した際に、基材(1)を隠蔽させるため、30〜40μmの盛り量(高さ)が求められている。画線ピッチは、目視で真上から見た際は、一様な画線の集合体としか見えないようにするため、200〜300μmで設計されている。なお、観察方向(E)及び画線の配列方向(S)については、本発明の形態を説明するところで詳細に説明する。
図1に示す潜像凹版模様(9)は、凹版画線(2)により形成された背景模様領域(4)と潜像模様領域(3)から成る。背景模様領域(4)における凹版画線(2)は、図1(b)に示すように、第1の方向(S1)に複数、規則的に印刷されている。それに対して、潜像模様領域(3)の凹版画線(2)は、第1の方向(S1)と直交する方向に複数、規則的に印刷されている。
図1(b)に示す潜像凹版模様(9)を、第2の観察方向(E2)から観察した図が、図1(c)である。図1(c)において、背景模様領域(4)に印刷された凹版画線(2)は、基材(1)を隠蔽することで、一様なインキの色として見えることになる。一方、潜像模様領域(3)に印刷された凹版画線(2)は、第1の方向(S1)と平行に印刷されていることから、基材(1)を隠蔽することなく、凹版画線(2)と基材(1)の混色した色として見えることになる。この背景模様領域(4)と潜像模様領域(3)のコントラストの差によって、人は背景模様(6)の中に隠蔽された潜像模様(5)を認識することになる。
なお、このような画線構成によって形成された潜像凹版模様(9)は、第1の方向(S1)と直交した方向から観察した際は、潜像模様領域(3)が一様なインキの色として見え、背景模様領域(4)が凹版画線(2)と基材(1)の混色として潜像模様(5)を視認できることを特徴としている。
前述したとおり、良好な視認性を有するためには、斜視で観察した際に、いかに浅い角度で凹版画線(2)が基材(1)を隠蔽するかであり、その要件として凹版インキの盛り量、つまり凹版画線(2)の高さが重要となる。
次に、別の形態の潜像凹版模様(9)として、潜像模様領域(3)と背景模様領域(4)のインキの盛り量に差を設けた潜像凹版印刷物を図1(d)に示す。図1(d)に示す潜像凹版印刷物は、第1の方向(S1)に複数、規則的に印刷された凹版画線(2)で構成されている。凹版画線(2)は、図1(d)のA−A'断面図である図1(e)に示すように、潜像模様領域(3)に対して背景模様領域(4)の盛り量(高さ)を低くしている潜像凹版印刷物である。
この潜像凹版模様(9)を第1の観察方向(E1)から観察した際は、図1(b)に示す潜像凹版模様(9)より潜像模様をカモフラージュする効果に優れている。第2の観察方向(E2)から観察しようとした際は、潜像模様領域(3)の凹版画線(2)が基材(1)を隠蔽して一様なインキの色として視認される状態では、背景模様領域(4)の凹版画線(2)は、基材(1)を隠蔽しきれないため、基材(1)と凹版画線(2)の混色として視認されることで潜像模様が認識できる。
図1(h)は、図1(g)に示すように、図1(e)で示した潜像凹版模様(9)とは逆の構成で、潜像模様領域(3)に対して背景模様領域(4)の盛り量(高さ)を高くした場合の潜像模様である。
このように、特許文献1記載の技術は、凹版画線の盛り量に起因する潜像模様が形成可能な技術であるが、盛り量と潜像の隠蔽、出現を考慮した画線設計等、多くの労力を要して製造されるが、近年、高精度かつ高機能なUV−IJPの出現により、ドット状に吐出されるUVインキを積層させることで、凹版印刷により形成したような凸形状群で形成する印刷物を容易に作製できるようになってきている。
本出願人は、このようなUV−IJPを用いて、異なる色彩の凸状の画線を、模様に対応するように重ねて構成することで、観察角度の変化により、画像の色及び形状が変化した潜像画像が出現する偽造防止形成体を出願している(例えば、特許文献2参照)。
特公昭56−19273号公報 特開2014−136324号公報
特許文献2記載の技術は、従来の特許文献1記載の技術のような、多くの労力を要して製造することはなく、同様の凸状の画線を用いた偽造防止技術を提供することが可能となったが、UV−IJPは、特許文献1記載の技術を実施するために必要となる凹版印刷機とは異なり、比較的低価格で取得することができてしまうため、構成が把握できると、容易に作製されてしまうという問題があった。
このような背景の下、凹版印刷による彩紋模様のようなデザイン性及び重厚感に優れ、ただし、従来の潜像模様のような凸状の画線の高さや幅等の緻密な画線設計を要するようなことがなく、かつ、UV−IJPでは模倣できない観察角度に依存する凸状画線を用いた偽造防止技術が望まれていた。
そこで、本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、凹形状を有する基材上に、凹版印刷特有のデザイン性及び重厚感を備えた凹版画線を印刷することで、基材の凹形状部に生じるあふれ現象によって潜像模様が発現する印刷物を提供する。
本発明は、基材上の少なくとも一部に、基材と等色の凹形状の画線が万線状に配置された凹形状画線群と、凹形状画線とは異なる色で凸形状の凹版画線が複数配置された凹版画線群を備えた凹版模様領域を有し、凹形状画線群は、底部、側部及び頂点部が規則的に配列され、凹形状画線群と凹版画線群は、頂点部の上に凹版画線の一部が交差した交点を複数有するように積層され、凹版画線は、交点に隣接する凹形状画線の側部又は側部と底部に、凹版画線を形成している凹版インキが付着し、頂点部に交差している凹版画線の画線幅より太いあふれ部を備え、複数のあふれ部により潜像凹版模様が形成され、基材を傾けて観察すると、凹版模様領域内に潜像凹版模様が視認可能なことを特徴とする潜像凹版模様を有する印刷物である。
本発明の潜像凹版模様を有する印刷物は、潜像凹版模様が形成されている潜像凹版模様領域と、潜像凹版模様領域以外の領域の凹版画線の画線幅及び画線高さの関係が、i)潜像凹版模様領域の凹版画線の画線幅と潜像凹版模様領域以外の凹版画線の画線幅は等しく、かつ、潜像凹版模様領域の画線高さは、潜像凹版模領域以外の画線高さより高い、又は、ii)潜像凹版模様領域の凹版画線の画線幅は、潜像凹版模様領域以外の凹版画線の画線幅より太く、かつ、潜像凹版模様領域の画線高さと潜像凹版模領域以外の画線高さは等しい、又は、iii)潜像凹版模様領域の凹版画線の画線幅は、潜像凹版模様領域以外の凹版画線の画線幅より太く、かつ、潜像凹版模様領域の画線高さは、潜像凹版模領域以外の画線高さより高いことを特徴とする。
本発明の潜像凹版模様を有する印刷物は、凹版画線の画線幅が潜像凹版模様領域と潜像凹版模様領域以外の領域において、一定の範囲内における画線面積率が等しいことを特徴とする。
本発明の印刷物は、特許文献1記載の従来の潜像模様のように、単純な縦万線と横万線の構成だけではなく、彩紋模様の中に隠蔽した潜像模様を形成することが可能となったため、観察角度に依存する潜像模様に対してデザイン性を向上させることができた。
凹版印刷特有の強い印刷圧で印刷される凹版画線と凹凸形状を組み合わせた時にのみ生じるあふれ現象は、無圧のUV−IJPでは再現が不可能であり、偽造防止効果が向上した。
本発明による潜像模様は、凸部の斜面及び底部(凹部)に特有のあふれ現象が生じているが、UV−IJPでは、このような状態と同等な太りを印刷するには、高精度な刷合せが必要となることから、容易にUV−IJPを用いて本発明の潜像模様を形成することができない。
本発明による潜像模様は、凹版画線のインキ盛り量が従来の特許文献1記載の凹版画線のインキ盛り量より遥かに低くてよいため、コストの低減が図られていることと、製造工程間において、印刷物を複数積層した場合でも、嵩高にはならず、安定した作業を行うことも可能となる。
従来の潜像凹版模様の画線構成を説明する模式図を示す。 本発明における印刷物を示す平面図を示す。 本発明における潜像凹版模様を示す展開図を示す。 本発明における凹形状画線群を示す平面図及び断面図を示す。 本発明における「あふれ部」を説明する模式図を示す。 凹版画線と凹形状画線との配置角度を説明する模式図を示す。 凹版画線の画線幅及び画線高さの関係を説明する模式図を示す。 本発明における潜像凹版模様の作製方法を説明する模式図を示す。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載における技術的思想の範囲内であれば、その他の様々な実施の形態が含まれる。
本発明における凹版画線のあふれ現象を利用した潜像凹版模様について説明する。図2は、潜像凹版模様(9)を盛り込んだ印刷物(7)を示す平面図である。印刷物(7)は、例えば、紙幣、パスポート、身分証明書等の貴重印刷物であり、図2では、商品券を例とし、基材(1)上の少なくとも一部に本発明の特徴点となる凹版模様領域(8)に潜像凹版模様(9)が形成されている。
本発明における基材(1)は、上質紙、コート紙、アート紙等の紙葉類であり、後述する凹版模様領域(8)に形成される凹形状画線群が形成可能であれば、特に限定されるものではない。また、凹版模様領域(8)は、基材(1)上に形成されていれば、基材(1)全体に形成されていてもよく、特に大きさに限定はない。さらに、凹版模様領域(8)には、凹形状画線群の上に、基材(1)とは異なる色の凹版画線群が印刷されて成る。この構成については後述する。
図3は、本発明の潜像凹版模様(9)を説明する平面図である。図3(a)は、凹版画線(2)が複数印刷された複雑な曲線で構成する花や帯などの形を呈した幾何学的な彩紋模様(10)の模式図である。
本発明では、彩紋模様(10)を例に説明するが、後述する凹形状画線群(13)と交差する直線及び/又は曲線の集合体であれば彩紋模様(10)に限定されるものではないが、意匠性を重視する場合は、彩紋模様(10)のような幾何学模様が好ましい。
図3(b)は、彩紋模様(10)に隠蔽された潜像凹版模様(9)を形成する潜像凹版模様領域(11)を示す図である。潜像凹版模様(9)の発現原理は後述するが、彩紋模様(10)を第1の観察方向(E1)から観察した際は、潜像凹版模様領域(11)を視認することはできないが、第2の観察方向(E2)から観察した際は、図3(c)に示すように、ドットの集合体で表現される潜像凹版模様(9)を視認することができる。
本発明の印刷物(7)は、基材(1)上の少なくとも一部に本発明の特徴点となる潜像凹版模様(9)が形成された凹版模様領域(8)を備えている。図4(a)は、凹版模様領域(8)に形成される凹形状画線群(13)を模式的に示した平面図である。凹形状画線群(13)は、少なくとも凹版模様領域(8)内に形成されており、凹形状画線(12)が、第1の方向(S1)に万線状に配列されている。画線が一定の規則に従って複数配列されている状態を本発明では「万線状」という。この「万線状」を構成する画線は、直線でも曲線でも構わないが、以下、直線として説明する。
図4(b)は、図4(a)のA−A’断面図であり、図4(c)は、図4(b)の一部拡大図である。凹形状画線(12)は、基材(1)と等色で形成される。凹形状画線(12)は、傾斜した側部(15)及び底部(16)で形成されており、基材(1)表面と同一面が凸部の頂点部(14)に相当する。
本発明の潜像凹版模様(9)は、凹形状画線(12)を形成する側部(15)及び底部(16)に印刷された凹版画線(2)のあふれによって形成される。「あふれ現象」が発生するメカニズムについては後述するが、凹形状画線(12)が浅過ぎると「あふれ現象」は発生せず、逆に深過ぎると凹版画線(2)が底部(16)に印刷されないため、画線切れとなる。したがって、凹形状画線(12)の深さ(h1)は、30〜60μmの範囲で形成する必要がある。
潜像凹版模様(9)は、「あふれ現象」によって凹形状画線(12)の側部(15)及び底部(16)に生じる微細なドット状の凹版画線(2)の太りの集合体として視認することから、凹形状画線(12)のピッチ(P1)が短いほど、浅い角度で観察した際に「あふれ現象」が連結して見えるために視認性は向上する。しかし、ピッチ(P)が細かくなるに従い、傾斜した側部(15)を有する底部(16)は浅く、かつ、狭くなる。したがって、実験の結果、凹形状画線群(13)のピッチ(P1)の範囲は、400〜1000μmが適正となる。
凹形状画線群(13)の頂点部(14)の幅(W1)は、前述した凹形状画線(12)のピッチにより決定される。頂点部(14)の幅(W1)が狭い場合は、頂点部(14)に印刷される凹版画線(2)の面積が小さくなり、相対的にあふれの面積が大きくなるため、第1の観察方向(E1)から観察した際に、シャープな凹版画線(2)で印刷された彩紋模様(10)とはならなくなる。
一方、頂点部(14)の幅(W1)を広くした場合、底部(16)が狭くなり、かつ、側部(15)の傾斜が急になるため、凹版画線(2)が画線切れを起こすことになる。さらに、潜像凹版模様(9)は、側部(15)及び底部(16)に生じたあふれを視認することで、潜像模様(5)を認識するため、側部(15)の傾斜が急になることは、視認できる斜視角が深くなることにつながるため、結果として視認性が劣ることになる。したがって、実験の結果、頂点部(14)の幅(W1)の範囲は、200〜700μmが適正となる。
凹形状画線群(13)は、基材(1)が紙基材であれば、公知のすき入れ技術、エンボス加工又はレーザ加工により形成することができる。エンボス加工により凹形状画線群(13)を形成した場合、凹版印刷によって彩紋模様(10)を印刷する際に、凹版印圧によって印刷直前にエンボスが平らになり、凹形状画線(12)が変形して崩れる可能性を有しているため、すき入れ技術又はレーザ加工により形成することが好ましい。
次に、前述した凹形状画線群(13)の上に形成する凹版画線群(17)について説明する。凹版印刷は、画線で形成された印刷模様が施された金属製の凹版版面に、パターンローラによって凹版インキを転移させた後、ワイピングローラで拭き取ることで、凹形状で形成した凹版画線部にのみ凹版インキが残ることになる。この状態で印刷版胴(凹版版面)と圧胴の間に用紙を通すことで凹版インキは、用紙に転移され、印刷模様となる。
印刷時の印圧は、線圧1cm当たり1トンといわれている。そのため、紙厚95μmの用紙は、85μm程度に圧縮され、更に凹版画線部では、用紙が凹版画線部内に食い込むことでエンボス形状が形成され、エンボス形状の凸部に凹版インキが存在することになる。このことによって、凹版印刷独特の盛りのある印刷物が得られる。
このように、凹版印刷では、凹版インキが用紙に転移する瞬間においては、用紙が凹版版面に密着しており、凹版画線部内の凹版インキは、凹版版面部と用紙で密閉されているため、凹版画線部内の凹版インキが横方向に漏れることはない。
一方、本発明の潜像凹版模様(9)は、凹形状画線(12)を有する基材(1)に対して交差する方向に凹版画線(2)を印刷することで、凹形状画線(12)の側部(15)から底部(16)にかけて、徐々に凹版印圧が低下するとともに、基材(1)と凹版画線部の密閉性が失われるため、凹版インキは、横方向にあふれる(広がる)ことになる。この凹版インキがあふれることを本発明においては、「あふれ現象」という。つまり、同じ画線幅の凹版画線部であっても、頂点部(14)に対して底部(16)に印刷された凹版画線は、僅かではあるが太くなっている。凹形状画線(12)と平行な場合は、「あふれ現象」は生じない。
前述したように、本発明の凹版画線群(17)は、デザイン性の高い、複雑な曲線で構成する花や帯などの形を呈した幾何学的な彩紋模様(10)を形成するため、凹版画線(2)が複数幾何学的に配置されている。
図5は、凹版模様領域(8)に印刷された凹版画線群(17)の状態を示す模式図である。図5(a)は、凹版模様領域(8)に形成された凹形状画線群(13)上に印刷された凹版画線群(17)の一部を拡大した図である。凹版画線群(17)は、凹形状画線群(13)の上に、凹版画線(2)の一部が凹形状画線(12)と交差するように印刷されることとなり、凹版画線(2)と凹形状画線群(13)の頂点部(14)とが重なっている箇所を交点(19)という。
凹版画線(2)の画線幅(W)、ピッチ(P)及び画線高さ(h)については、一般的な凹版印刷の範囲であれば特に限定はないが、本印刷物が偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物を対象としていることから、画線幅(W)は10〜300μm、ピッチ(P)は200〜1000μm、画線高さ(h)は5〜70μmの範囲で形成されることが多い。
図5(b)は、図5(a)の四角囲いの箇所を更に拡大した図である。目視では一様な凹版画線(2)が複数配置されたことによって構成された彩紋模様(10)であるが、更に拡大して見ると凹形状画線(12)の側部(15)から底部(16)にかけて、「あふれ現象」が発生する。この「あふれ現象」となる凹版画線(2)の一部の太った箇所を「あふれ部」(18)という。「あふれ部」は、交点(19)に隣接して形成されることとなる。
このような凹版画線(2)を第2の観察方向(E2)から観察した際は、頂点部(14)の凹版画線(2)は細く見えるのに対し、側部(15)から底部(16)にかけて徐々に太くなる凹版画線(2)は、鮮明に視認することができるようになる。
凹版インキの「あふれ現象」は、全ての凹版模様領域(8)における凹版画線(2)で発生するものではなく、前述した基材(1)に施された凹形状の深さ、凹版印圧の高さ、凹版版面の画線深度、画線幅等の条件が整ったときに初めて発生するものである。
そこで、「あふれ現象」が生じる画線深度(h)、画線幅(W)及び印圧との関係について調査した結果を表1に示す。なお、凹版版面においては画線深度(h)となるが、凹版インキが凹版版面から基材(1)に転移されると、画線高さ(h)となる。
なお、調査においては、凹版版面の画線深度(h)を30μmと70μmとし、画線幅(W)は40μmから200μmまでの各画線幅(W)を準備し、印圧1500kgf、2000kgf、2500kgf、4000kgfとして印刷を行った。画線深度(h)と画線幅(W)との関係では、安定したインキの転移を考慮すると、画線幅(W)よりも画線深度(h)の方が小さい値となる。
また、「あふれ現象」は、凹形状画線(12)と凹版画線(2)が重なったところで発生するが、凹形状画線(12)と凹版画線(2)の配置角度にも影響を受ける。そこで、図6に示すように、印刷方向(S2)に対して90°に凹形状画線(12)、45°に凹版画線(2)をそれぞれ配置した。その時の凹版版面の温度は、60℃である。
Figure 2018034466
表1に示すように、画線深度(h)が30μmの場合には、画線幅(W)が100μm、印圧が4000kgfとなると、初めて「あふれ現象」が発生した。画線幅(W)が120μmの場合には、確認した四つの印圧全てに対して「あふれ現象」は発生した。
画線深度(h)が70μmの場合には、前述同様、安定したインキの転移を考慮し、画線深度(h)よりも画線幅(W)の方を大きくし、画線幅(W)を110μmから設定したが、110μmから200μmまでの画線幅(w)及び印圧の全てにおいて「あふれ現象」が発生した。
表1により、画線深度(h)は深く、画線幅(W)は広く、更には、印圧は高く設定した方が「あふれ現象」は発生するといえるが、設計する模様や基材(1)への影響を考慮すると、その限りではないため、印刷環境や製品により適宜設定すればよい。
印刷物上における凹版画線(2)の画線幅(W)は太く、画線高さ(h)は高い方が「あふれ現象」が発生しやすいが、凹版模様領域(8)内全ての凹版画線(2)の画線幅(W)及び画線高さ(h)をそのように設計しなければならないことでもない。
図7は、凹版画線(2)の画線幅(W)と画線高さ(h)の状態を示す図である。「あふれ現象」を発生させるために必要な領域は潜像凹版模様領域(11)であるため、凹版模様領域(8)内全ての凹版画線(2)を対象としなくても、潜像凹版模様領域(11)と、それ以外の領域(22)とで差を設けてもよい。
そこで図7(a)に示す凹版画線(2)は、潜像凹版模様領域(11)と潜像凹版模様領域(11)以外の領域(22)は、画線幅(W2)が等しい。ただし、A−A'における断面図に示すように、潜像凹版模様領域(11)の画線高さ(h2)の方が、潜像凹版模様領域(11)以外の領域(22)の画線高さ(h3)よりも高くなっている。
また、図7(b)に示す凹版画線(2)は、A−A'における断面図に示すように、潜像凹版模様領域(11)と潜像凹版模様領域(11)以外の領域(22)では、画線高さ(h2)が等しい。ただし、潜像凹版模様領域(11)の画線幅(W2)の方が、潜像凹版模様領域(11)以外の領域(22)の画線幅(W3)よりも太くなっている。
さらに、図7(c)に示す凹版画線(2)は、潜像凹版模様領域(11)の画線幅(W2)が、潜像凹版模様領域(11)以外の領域(22)の画線幅(W3)よりも太く、A−A'断面図に示すように、潜像凹版模様領域(11)の画線高さ(h2)の方が、潜像凹版模様領域(11)以外の領域(22)の画線高さ(h3)よりも高くなっている。
図7に示したように、潜像凹版模様領域(11)とそれ以外の領域(22)で凹版画線(2)の画線幅(W)及び画線高さ(h)を異ならせると、「あふれ現象」が発生しやすくなり、かつ、凹版インキのコスト削減にもつながるため、好ましい。
表1においては凹版画線(2)と凹形状画線(12)の配列方向を印刷方向(S2)に対して、それぞれ45°と90°に設計した状態で印刷したが、表2については、画線幅(W)を200μm、画線深度(h)を70μm、印圧を2500kgf及び版面温度を60℃の一定条件で、各画線の配列方向を異ならせて、「あふれ現象」の状況を調査した。なお、表2中の評価として、○:あふれた、△:一部あふれた、×:あふれないとした。
Figure 2018034466
表2に示すように、印刷方向(S2)に対して、凹形状画線(12)の配列角度を45°又は90°とし、凹版画線(2)の配列角度を0°とすると、「あふれ現象」が明確に生じ、逆に、二つの画線が同じ角度に配列、いわゆる、完全に重なる配列では「あふれ現象」は生じない。なお、「あふれ現象」が一部のみ生じた配列角度も判明したことから、前述の画線深度(h)、画線幅(W)及び印圧と同様、各条件により適切な配列角度を見いだせば、特に限定はなく、適宜設定すればよい。
次に、潜像凹版模様(9)の作製方法について図8を用いて説明する。図8(a)は彩紋模様であり、彩紋模様(10)を構成する凹版画線(2)については、実験において、「あふれ現象」が生じない画線深度(h)及び画線幅(W)で線画データを作成する。「あふれ現象」が生じない画線深度(h)及び画線幅(W)については、前述した「あふれ現象」が生じる画線深度(h)及び画線幅(W)以外の範囲であれば、特に限定はない。
図8(b)は潜像模様データ(20)を示し、図8(c)は潜像模様データ(20)を図8(a)の彩紋模様(10)に重ねた状態を示す。潜像模様データ(20)が重なっている領域の彩紋模様(10)の線画データを、潜像凹版模様領域(11)とすることによって、図8(d)の潜像模様線画データ(21)を作成する。次に、潜像凹版模様領域(11)内の線画データを、「あふれ現象」が生じる画線深度(h)及び画線幅(W)に少なくとも一方を変更する。必要に応じて、画線深度(h)及び画線幅(W)の両方を変更する。
潜像凹版模様領域(11)内の画線幅(W)を変更する場合は、潜像凹版模様領域(11)外の画線幅(W)と異なるため、第1の観察方向(E1)から観察した際に、潜像凹版模様(9)の存在が確認されてしまうおそれがある。この対策の一例として、潜像凹版模様領域(11)内の画線幅(W)と同一な画線面積となるように、潜像凹版模様領域(11)以外の凹版画線(2)を加工する。
画線幅(W)が異なっても所定の範囲内で画線面積率を等しくする方法として、本出願人が既に開示している特願平06−206140のように、同じ長さにおいて二本線の画線幅(W)の合計と一本線の画線幅(W)とを等しくする方法が挙げられる。なお、あくまでもこの方法は一例であって、同一の画線面積率を形成可能であれば、これに限定はされない。これら一連の凹版画線データの作成は、線画生成ソフトによって行われる。
以下、前述の発明を実施するための形態にしたがって、具体的に作製した印刷物の実施例について詳細に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
アドビシステムズ社製のAdobe Illustratorを用い、凹版画線を複数配列して構成される、図3(a)に示すような彩紋模様(10)を作成した。彩紋模様(10)を構成する凹版画線(2)の画線幅は120μm、画線深度は30μmに設定した。
次に、潜像模様(5)をアルファベットの「H」と決め、「H」を表現するための潜像凹版模様領域(11)を作成した。なお、潜像凹版模様領域(11)は、線画作成時のマスクに相当する。この潜像凹版模様領域(11)を、彩紋模様(10)に重ね合わせた後、潜像凹版模様領域(11)内の画線を「あふれ現象」が発生するように、画線深度(h)を他の背景模様領域(4)と異ならせるため、30μmから70μmに変更した。なお、画線幅(W)は変更せず、120μmのままとした。
こうして線画生成ソフトを用いて作成した彩紋模様(10)の画線データを用い、腐食法で黄銅板に凹版画線部を彫刻した。彫刻した黄銅板にクロムメッキを施し、凹版版面とした。
次に、公知の抄紙機を用いて坪量85g/mの上質紙を製造する工程で、図4(a)に示すような凹形状画線群(13)をすき入れによって形成し、基材(1)を作製した。凹形状画線群(13)を構成する凹形状画線(12)は、直線で形成した万線状であり、ピッチ(P1)を500μm、頂点部(14)の幅(W1)を300μm、底部(16)の深さを40μmとした。
なお、本実施例では、凹版版面を作製し、基材(1)を製造する工程においてすき入れにより凹形状画線群を形成したが、それぞれが別の工程で独立されているので、同時に行ってもよく、基材(1)を製造してから凹版版面を作製してもよい。
製造した基材(1)を用いて、公知の凹版印刷機の版胴に作製した凹版版面を取り付け、凹版印刷を行った。印刷に使用した凹版インキは、酸化重合型インキを使用して、2000kgfの印圧で印刷した。
印刷した印刷物を観察すると、基材(1)に対して第1の観察方向(E1)からは彩紋模様(10)が確認でき、潜像模様(5)は確認できなかった。その状態から観察角度を異ならせて基材(1)を斜めにして第2の観察方向(E2)から観察すると、彩紋模様(10)の中に「H」の文字の潜像模様(5)が確認できた。
1 基材
2 凹版画線
3 潜像模様領域
4 背景模様領域
5 潜像模様
6 背景模様
7 印刷物
8 凹版模様領域
9 潜像凹版模様
10 彩紋模様
11 潜像凹版模様領域
12 凹形状画線
13 凹形状画線群
14 頂点部
15 側部
16 底部
17 凹版画線群
18 あふれ部
19 交点
20 潜像模様データ
21 潜像模様線画データ
22 潜像凹版模様領域以外の領域
S1 第1の方向
S2 印刷方向
E1 第1の観察方向
E2 第2の観察方向
P ピッチ
W 幅
h 深さ

Claims (3)

  1. 基材上の少なくとも一部に、前記基材と等色の凹形状の画線が万線状に配置された凹形状画線群と、前記凹形状画線とは異なる色で凸形状の凹版画線が複数配置された凹版画線群を備えた凹版模様領域を有し、
    前記凹形状画線群は、底部、側部及び頂点部が規則的に配列され、
    前記凹形状画線群と前記凹版画線群は、前記頂点部の上に前記凹版画線の一部が交差した交点を複数有するように積層され、
    前記凹版画線は、前記交点に隣接する前記凹形状画線の側部又は側部と底部に、前記凹版画線を形成している凹版インキが付着し、前記頂点部に交差している前記凹版画線の画線幅より太いあふれ部を備え、
    複数の前記あふれ部により潜像凹版模様が形成され、
    前記基材を傾けて観察すると、前記凹版模様領域内に前記潜像凹版模様が視認可能なことを特徴とする潜像凹版模様を有する印刷物。
  2. 前記潜像凹版模様が形成されている潜像凹版模様領域と、前記潜像凹版模様領域以外の領域の前記凹版画線の画線幅及び画線高さの関係は、
    i)前記潜像凹版模様領域の前記凹版画線の画線幅と前記潜像凹版模様領域以外の前記凹版画線の画線幅は等しく、かつ、前記潜像凹版模様領域の画線高さは、前記潜像凹版模様領域以外の画線高さより高い、又は、
    ii)前記潜像凹版模様領域の前記凹版画線の画線幅は、前記潜像凹版模様領域以外の前記凹版画線の画線幅より太く、かつ、前記潜像凹版模様領域の画線高さは、前記潜像凹版模様領域以外の画線高さは等しい、又は、
    iii)前記潜像凹版模様領域の前記凹版画線の画線幅は、前記潜像凹版模様領域以外の前記凹版画線の画線幅より太く、かつ、前記潜像凹版模様領域の画線高さは、前記潜像凹版模様領域以外の画線高さより高いことを特徴とする請求項1記載の潜像凹版模様を有する印刷物。
  3. 前記凹版画線の画線幅は、前記潜像凹版模様領域と前記潜像凹版模様領域以外の領域において、一定の範囲内における画線面積率が等しいことを特徴とする請求項1又は2記載の潜像凹版模様を有する印刷物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019155841A1 (ja) 2018-02-07 2019-08-15 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像素子および撮像装置
CN111098617A (zh) * 2020-01-09 2020-05-05 武汉红金龙印务股份有限公司 一种潜影压纹防伪结构及其制备工艺

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