JP6586908B2 - ローラクラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、ローラクラッチに関する。
家電製品や各種レジャー用品等に用いられるクラッチとして、例えば、図6に示すようなローラクラッチ201がある。このローラクラッチ201は、複数のローラ203と、ローラ203と同数のローラポケット213が形成される保持器210と、ローラ203と同数のカム溝223を有する円筒形のシェル220と、ローラ203をカム溝223に向かって付勢するばね240とを備える。
保持器210は、合成樹脂によって成形され、図7に示すように、保持器210の軸方向両端部に互いに対向して設けられた一対の環状部211、212と、これら環状部211、212を円周方向に沿って等間隔で連結させる複数の柱部214とを有する。隣り合う柱部214同士の間の空間は、ローラ収納用のローラポケット213となる。
柱部214は、平面規V字形のばね240が一体に設けられる。ばね240は、前壁214aから、前壁214aに対向する他の柱部214の後壁214bに向かって拡開して延設される。このばね240の付け根の両側に、受け部217、217が設けられる。受け部217、217は、ばね240の自由端の背面側に位置し、そのばね240が付け根側に撓む際の撓み量を制限する。
保持器210の組込方向Pの先端側における環状部212の外周部には、円周方向に沿って等間隔に、複数の突部219が形成される。また、組込方向Pの後端側における環状部211の外径寸法は、組込方向Pの先端側の柱部214の外周円径よりも大きい寸法に設定される。突部219は、軸方向垂直断面が略半円弧状に形成され、シェル220のカム溝223に係合する。組込方向Pの後端側の環状部211は、シェル220に圧入することで嵌合される。
上記構成のローラクラッチ201は、図6に示す回転軸204の外周部に取り付けられる。回転軸204を図6中の矢印D1方向に回転させた場合は、ばね240の弾性復帰力も加わり、ローラ203がカム溝223の緩斜面側へ転動する。そして、ローラ203がカム溝223と回転軸204との間に楔作用により噛み込む。これにより、ローラ203が回転不能となり、回転軸204及びシェル220が一体的に回転する。
一方、回転軸204を逆方向、すなわち、図6中の矢印D2方向に回転させた場合は、ローラ203が、ばね240を後方へ撓ませ、カム溝223の急斜面側へ転動する。そして、そのローラ203がカム溝223と回転軸204との間で回転可能となる。その結果、シェル220が回転しないまま回転軸204のみが回転する。
ところで、図6及び図7に示したローラクラッチ201においては、合成樹脂製の保持器210をシェル220に圧入して固定している。そのため、クラッチの使用温度が低い場合や振動が大きい場合には、保持器210及びローラ203がシェル220から抜け出す可能性があった。
そこで、特許文献1のローラクラッチでは、図8に示す形状のシェル220を用いている。すなわち、シェル220は、筒状体の一方開口端を径方向内向きに屈曲させて、径方向内向きのフランジ部225が形成され、他方開放端は開放したままとなっている。この他方開放端は、カム溝223(図6参照)が形成されない真円状の円筒ボス部227となっている。なお、このローラクラッチは、保持器210の環状部211、212の両方の外周部に、軸方向垂直断面が略半円弧状の複数の突部219(図9(A),(B)参照)を有しており、これらの突部219がシェル220のカム溝223(図6参照)に係合してシェル220に対する保持器210の回り止めが施される。
シェル220は、保持器210の環状部212に対向する円筒ボス部227の内周面に、環状の凹溝229が形成される。一方、保持器210は、フランジ部225とは反対側の環状部212の外周面に、径方向に突出し、軸方向断面が略半円状の突起部215が形成される。この突起部215が凹溝229に遊嵌することで、保持器210がシェル220から抜け止めされる。
特開2011−132996号公報
図8に示す従来のローラクラッチでは、保持器210の外周面に突起部215を設け、その突起部215をシェル220側の凹溝229に嵌め込んでいる。しかしながら、このような突起部215を金型で成形する際、突起部215に無理抜きが生じて、突起部215を破損させる虞がある。
例えば、図9(A)に示すように、スリーブ101aとスリーブガイド101bからなる第1金型101、第2金型103、第3金型111、及び第4金型113を用いて保持器210を成形することを考える。この場合、成形後の製品を取り出すには、まず、第3金型111を図中矢印PAで示す外径側に移動させる。そして、図9(B)に示すように、第1金型101のスリーブ101aを図中矢印PBで示す方向に移動させる。このようにして製品となる保持器210を押し出す。
そのとき、第1金型101で成形された保持器210の突起部215は、第1金型101のスリーブガイド101bの突起部成形用の凹部107の内壁と干渉するため、離型時の無理抜きによって突起部215が破損する虞がある。無理抜きをさせないためには、第1金型101のスリーブガイド101bを径方向にスライドさせる構成にすればよいが、金型構造が更に複雑となり、コストアップに繋がる。
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであり、その目的は、金型コストを増大させることなく、保持器の抜け止め用の突起部を、保持器成形時に破損させないようにしたローラクラッチを提供することにある。
本発明は下記構成からなる。
(1) 複数のローラと、前記複数のローラをそれぞれ収容する複数のローラポケットを有する保持器と、前記複数のローラに対応するカム溝を内周面に有する円筒形のシェルと、前記ローラを前記カム溝に向かって付勢するばねと、を構え、一方向の動力のみを伝達するローラクラッチであって、
前記シェルは、軸方向一方側が径方向内向きのフランジ部を有する係止部とされ、軸方向他方側が内径面に環状の溝部を有するボス部とされ、
前記保持器は、前記軸方向他方側の端部に、径方向外側に突出して前記溝部に遊嵌する突起部が形成され、
前記突起部は、軸方向に直交する断面形状が軸方向にわたって同一形状とされ、軸方向に直交する断面における外形の大きさが、前記軸方向一方側の端部から前記軸方向他方側の端部へ向かって同一又は小さくされていることを特徴とするローラクラッチ。
(2) 前記シェルは、前記ボス部側の端部における内周側の縁部に、周方向にわたる面取り部を有し、
前記面取り部は、内径側縁部の位置が前記突起部の外周側端部よりも内周側とされ、外径側縁部の位置が前記突起部の外周側端部よりも外周側とされていることを特徴とする(1)のローラクラッチ。
(3) 前記保持器は、少なくとも前記軸方向他方側の端部に、径方向外方に突出して前記カム溝に係合する突部を有し、
前記突起部は、前記突部に対して、前記軸方向他方側に隣接して形成されていることを特徴とする(1)又は(2)のローラクラッチ。
本発明によれば、金型コストを増大させることなく、保持器の抜け止め用の突起部が、保持器成形時に破損することを防止できる。これにより、ローラクラッチの生産性を向上できる。
本発明に係るローラクラッチの要部断面図である。 図1におけるA−A断面図である。 図2におけるB−B断面図である。 図2におけるC−C断面図である。 合成樹脂製の保持器と保持器を成形する金型との関係を示す図で、(A)は成形直後の離型開始前の状態を示す要部拡大断面図、(B)は金型を離型させる際の様子を示す要都拡大断面図である。 ローラクラッチの軸方向から見た断面図である。 図6の保持器の一部を示す斜視図である。 ローラクラッチの要部断面図である。 従来の合成樹脂製の保持器と保持器を成形する金型との関係を示す図で、(A)は成形直後の離型開始前の状態を示す要部拡大断面図、(B)は金型を離型させる際の突起部の様子を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明のローラクラッチは、シェルに対する保持器の抜け止め構造が異なる以外は、図6及び図7に示すローラクラッチと同一の構造である。そのため、同一の構成となる部材については、説明を簡略化又は省略する。以下、シェルに対する保持器の抜け止め構造を中心に詳細に説明する。
図1は、ローラクラッチの要部断面図であり、図2は、図1のA−A断面図である。本構成例のローラクラッチ100は、一方向の動力のみを伝達するワンウェイクラッチである。ローラクラッチ100は、複数のローラ3と、合成樹脂製の保持器10と、略円筒形状のシェル20と、不図示のばねとを有する。図中のDaxは軸方向、Drは径方向を示す。
保持器10は、複数のローラ3をそれぞれ収容する複数のローラポケット13を有する。シェル20は、図6のカム溝223に対応するカム溝23を内周面21に有する。これらのカム溝23は、各ローラ3に対応して設けられ、ローラ3の数と同数である。不図示のばねは、図6のばね240に対応するものであり、ローラ3をカム溝23に向かって付勢する。
図1及び図2に示すように、シェル20は、軸方向中間部にカム溝23を有する。ここで、シェル20の軸方向一方側Ax1は、径方向内向きのフランジ部25が形成された係止部20Aとする。また、シェル20の軸方向他方側Ax2は、開放されたボス部20Bとする。シェル20には、開放されたボス部20B側の端部における内周側の縁部に、周方向にわたって面取り部26が形成されている。
合成樹脂製の保持器10は、一対の環状部11、12と、複数の柱部14と、を有する。軸方向一方側Ax1の環状部11と、軸方向他方側Ax2の環状部12とが、互いに対向して配置されている。複数の柱部14は、環状部11、12の間に設けられ、環状部11、12を円周方向に沿って等間隔で連結させる。隣り合う柱部14の間の空間は、ローラ収納用のローラポケット13となる。また、ローラ3は前述した不図示のバネ(図6のばね240に対応)によって付勢される。なお、環状部12の外径面は、シェル20のボス部20Bに対して隙間ばめされている。
保持器10の軸方向両端部の環状部11、12には、その外径面に、円周方向に沿って等間隔に突部27、28(図7の突部219に対応)が形成される。突部27、28は、シェル20の内周面21に形成されたカム溝23に係合し、シェル20に対する保持器10の周方向の回転を規制する。
シェル20のボス部20Bの内径面には、環状の溝部30が形成される。溝部30は、保持器10の環状部12と対向する位置に形成される。
図3は図2におけるB−B断面図、図4は図2におけるC−C断面図である。図3及び図4に示すように、環状部12には、外径面より径方向外方に突出する突起部32が形成されている。突起部32は、シェル20の溝部30に遊嵌する。これにより、保持器10がシェル20から抜け止めされる。突起部32は、円周方向に二つ形成され、互いに対向する位置に配置される。なお、突起部32は、二つ以上であればよく、その形成数は二つに限らない。また、突起部32は、周方向に連続した環状に形成されていてもよい。また、溝部30と突起部32との嵌合箇所には、軸方向及び径方向にそれぞれ所定の隙間が設けられている。この隙間により、保持器10にローラ3が衝突しても、保持器10に過大な負荷が作用することがない。
環状部12に形成された突起部32は、突部28に対して、軸方向他方側Ax2に隣接して形成される。また、シェル20側の溝部30に遊嵌する保持器10の突起部32は、軸方向に直交する断面形状が軸方向にわたって同一形状とされる。そして、軸方向に直交する断面における突起部32の外形の大きさは、軸方向一方側Ax1の端部32aから軸方向他方側Ax2の端部32bへ向かって同一又は小さくされている。つまり、保持器10の軸方向他方側Ax2の突起部32は、端部32aから端部32bへ向かって軸方向に直交する断面における外形の大きさが同一又は小さくなっている。
また、シェル20の面取り部26は、内径側縁部26aにおける径Daが、突起部32の外周側端部における径Dtよりも小さく、外径側縁部26bにおける径Dbが、突起部32の外周側端部における径Dtよりも大きくされている。換言すると、シェル20の面取り部26は、内径側縁部26aの位置が突起部32の外周側端部よりも内周側とされ、外径側縁部26bの位置が突起部32の外周側端部よりも外周側とされている。
以上説明したローラクラッチ100によれば、保持器10の軸方向の移動が、シェル20のボス部20Bに形成された環状の溝部30と、この溝部30に遊嵌する保持器10の突起部32との抜け止め機構によって規制される。このため、ローラクラッチ100の使用温度が低い場合や振動が大きい場合であっても、保持器10及びローラ3の抜け出しを確実に防止できる。
また、シェル20側の溝部30に遊嵌する保持器10の軸方向他方側Ax2の突起部32の軸方向に直交する断面における外形の大きさが、端部32aから端部32bへ向かって同一又は小さくなっている。したがって、保持器10は、突起部32が径方向外側に突出した形状であっても、保持器成形後の離型時に、突起部32が破損することを防止できるようになっている。
また、シェル20の面取り部26は、内径側縁部26aが突起部32の外周側端部よりも内周側とされ、外径側縁部26bが突起部32の外周側端部よりも外周側とされている。したがって、シェル20に保持器10を嵌め込む際に、突起部32が面取り部26に当接して溝部30へ円滑に導かれる。
次に、保持器10の成形手順について説明する。
図5は、保持器10と、保持器10を成形する第1金型101、第2金型103、第3金型111、及び第4金型113との関係を示す図で(A)は成形後の離型開始前の状態を示す要部拡大断面図、(B)は金型を離型させる際の突起部32の様子を示す要部拡大断面図である。
図5(A)に示すように、保持器10の軸方向端部の環状部12、突部28及び突起部32は、第1金型101、第2金型103、第3金型111、及び第4金型113を用いて成形される。第1金型101は、スリーブ101aとスリーブガイド101bとからなるもので、保持器10の突起部32を成形するキャビティ105が画成される。第3金型111は、保持器10の突部28を成形するキャビティ115が画成される。
第1金型101は、環状部12の外周面を成形する内壁面105aと、突起部32の外周面32cを成形する内壁面105bと、突起部32の端面32dを成形する内壁面105cと、保持器10の端面10aを成形する内壁面105dとを有する。これら内壁面105a、105b、105c、105dは、キャビティ105を画成する。第3金型111は、環状部12の外周面を成形する内壁面115aと、突部28の外周面28aを成形する内壁面115bと、ローラポケット13を成形する内壁面115cとを有する。これら内壁面115a、115b、115cは、キャビティ115を画成する。
第1金型101、第2金型103、第3金型111、及び第4金型113を用いて保持器10を成形した後は、第3金型111が図中矢印PAで示すように、外径側に移動される。そして、図5(B)に示すように、第1金型101のスリーブ101aが図中矢印PBで示すように、スリーブガイド10bに対して相対移動して、環状部12を押し出す。
ここで、成形する突起部32は、軸方向に直交する断面形状が軸方向にわたって同一形状とされ、軸方向に直交する断面における外形の大きさは、軸方向一方側Ax1の端部32aから軸方向他方側Ax2の端部32bへ向かって同一又は小さくされている。つまり、保持器10の軸方向他方側Ax2の突起部32は、端部32aから端部32bへ向かって軸方向に直交する断面における外形の大きさが同一又は小さくなっている。
その結果、突起部32は、第1金型101のスリーブ101aの軸方向スライドに伴って、第1金型101のスリーブガイド101bの内壁面105bを摺動する。したがって、スリーブ101aが矢印PBで示すようにスライドされた際、成形された突起部32は、第1金型101のスリーブガイド101bに形成された内壁面105a,105b,105cから無理抜きされることなく、円滑に脱型されて破損が防止される。また、第1金型101のスリーブ101aのスライド方向は軸方向であり、径方向に型移動させる必要がないため、金型構造が複雑化せず、コストアップを招くことがない。
また、シェル20の面取り部26は、内径側縁部26aが突起部32の外周側端部よりも内周側とされ、外径側縁部26bが突起部32の外周側端部よりも外周側とされている。したがって、シェル20に保持器10を嵌め込む際に、突起部32が面取り部26に案内されながら溝部30へ円滑に導かれる。これにより、シェル20の端面との干渉による突起部32の損傷を防止しつつ、シェル20内へ保持器10を円滑に組み込むことができる。
特に、突起部32は、突部28に対して、軸方向他方側Ax2に隣接して形成されているので、例えば、第3金型111に、突部28と突起部32との間に隙間を成形するための成形部を設ける必要がなく、金型形状の複雑化を抑制できる。
以上説明したように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
3 ローラ
10 保持器
13 ローラポケット
20 シェル
20A 係止部
20B ボス部
23 カム溝
25 フランジ部
26 面取り部
26a 内径側縁部
26b 外径側縁部
27,28 突部
30 溝部
32 突起部
32a,32b 端部
100 ローラクラッチ
240 ばね
Ax1 軸方向一方側
Ax2 軸方向他方側

Claims (3)

  1. 複数のローラと、前記複数のローラをそれぞれ収容する複数のローラポケットを有する保持器と、前記複数のローラに対応するカム溝を内周面に有する円筒形のシェルと、前記ローラを前記カム溝に向かって付勢するばねと、を構え、一方向の動力のみを伝達するローラクラッチであって、
    前記シェルは、軸方向一方側が径方向内向きのフランジ部を有する係止部とされ、軸方向他方側が内径面に環状の溝部を有するボス部とされ、
    前記保持器は、前記軸方向他方側の端部に、径方向外側に突出して前記溝部に遊嵌する突起部が形成され、
    前記突起部は、軸方向に直交する断面形状が軸方向にわたって同一形状とされ、軸方向に直交する断面における外形の大きさが、前記軸方向一方側の端部から前記軸方向他方側の端部へ向かって同一又は小さくされていることを特徴とするローラクラッチ。
  2. 前記シェルは、前記ボス部側の端部における内周側の縁部に、周方向にわたる面取り部を有し、
    前記面取り部は、内径側縁部の位置が前記突起部の外周側端部よりも内周側とされ、外径側縁部の位置が前記突起部の外周側端部よりも外周側とされていることを特徴とする請求項1に記載のローラクラッチ。
  3. 前記保持器は、少なくとも前記軸方向他方側の端部に、径方向外方に突出して前記カム溝に係合する突部を有し、
    前記突起部は、前記突部に対して、前記軸方向他方側に隣接して形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のローラクラッチ。
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