JP6586663B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、特に、電子写真方式の画像形成装置に関する。
昨今、一部の電子写真方式の画像形成装置では、部品点数削減等の理由から、像担持体の表面を帯電させる帯電器に用いられる昇圧回路を、像担持体の表面の静電潜像を現像する現像装置に用いられる昇圧回路としても使用している。つまり、一つの昇圧回路を帯電器と現像装置が共用している。しかし、昇圧回路を単純に共用化しただけでは、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスにおいて、帯電器と現像装置とが同時に停止してしまう。この場合、像担持体の一部の表面は、電力供給停止前に帯電器を通過して帯電し、電力供給停止後に現像装置を通過する。ここで、例えば2成分系現像剤を使用していた場合に、現像剤に含まれるキャリアが像担持体の一部の表面に移動してしまう虞がある。そこで、特許文献1に記載の画像形成装置のように、帯電器と現像装置との間に除電光源を設けて、電力供給が停止されたら像担持体の表面の電荷を中和する方法が考えられている。
特開平1−109373号公報
ただし、除電光源を設けて電力供給停止後に像担持体の表面の電荷を中和する方法では、像担持体の表面における除電光源と現像装置との間の区間は帯電したままであり、キャリアが像担持体の表面の該区間に移動してしまう虞がある。さらに、除電光源を設けることによる商品のコストアップも招来する。
本発明の目的は、帯電器及び現像装置に用いられる昇圧回路を共用化した画像形成装置であって、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスの際に、現像剤の移動を抑制することができる画像形成装置を提供することである。
本発明の一の形態である画像形成装置は、
静電潜像を担持するための回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電器と、
前記静電潜像を現像する現像剤を担持するための現像剤担持体を含む現像装置と、
前記帯電器に接続される帯電器側端子、前記現像装置に接続される現像装置側端子、並びに該帯電器側端子及び該現像装置側端子に接続された1つの昇圧回路を含み、該帯電器及び該現像装置に電力を供給する電源回路と
前記現像装置側端子に接続され、前記帯電器及び前記現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスにおいて、前記昇圧回路からの電力供給が停止された際に、前記現像装置へ供給される電力の減衰を遅延させるコンデンサと
前記像担持体の回転速度を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された回転速度で回転が開始された像担持体の前記回転速度が、前記像担持体の表面における前記帯電器から前記現像剤担持体までの距離を前記コンデンサの放電に要する時間で割った値未満かどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段により、前記回転速度が前記コンデンサの放電に要する時間で割った値未満であると判断された場合、前記昇圧回路からの電力供給が停止された際に、前記回転速度が前記コンデンサの放電に要する時間で割った値以上となるように、一時的に前記像担持体の回転速度を増速し、前記回転速度が前記コンデンサの放電に要する時間で割った値未満でないと判断された場合、前記回転速度を維持する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一の形態である画像形成装置では、立下げプロセスにおいて、昇圧回路からの電力供給が停止された際に、現像装置へ供給される電力の減衰を遅延させる。これにより、像担持体の表面のうち昇圧回路からの電力供給停止前に帯電器を通過して帯電し、昇圧回路から電力供給停止後に現像装置を通過する部分があっても、昇圧回路からの電力供給停止後に所定時間は現像装置へは電力が供給されているため、現像剤の一部が像担持体の表面に移動してしまうことを抑制することができる。
本発明によれば、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスの際に、現像剤の移動を抑制することができる。
一実施例に係る画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 一実施例に係る画像形成装置における感光体ドラム周辺の構成を示す概略図である。 帯電チャージャ及び現像装置に電力を供給する電源回路の回路図である。 立下げプロセス時の時間と現像出力の関係を示す図である。 トランスからの電力供給が停止された際の感光体ドラム表面の帯電状態を示す図である。 立下げプロセスに関する部分の構成を示すブロック図である。 画像形成及び立下げプロセスの制御に関するフローチャートである。 画像形成及び立下げプロセスの制御に関するフローチャートである。 電源回路に含まれるコンデンサの静電容量と該コンデンサの放電に係る保持時間との関係を示す図である。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
以下、一実施例である画像形成装置1について、添付図面を参照して説明する。各図においては、同じ部材、部分について共通する符号を付し、重複する説明は省略する。
画像形成装置1は、図1に示すように、タンデム方式の電子写真プリンタであり、画像形成装置1の各部及び各手段を制御する制御部4、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色のトナー画像を形成するためのイメージングユニット10と、中間転写ユニット20を備えている。
イメージングユニット10は、それぞれ、感光体ドラム11を中心として帯電チャージャ12、現像装置13などを配置したもので、レーザー走査光学ユニット14から照射される光によってそれぞれの感光体ドラム11上に描画される静電潜像を、マイナスに帯電したトナーを現像装置13から感光ドラム11に移動させることにより、現像して各色のトナー画像を形成する。
中間転写ユニット20は、矢印W方向に無端状に回転駆動される中間転写ベルト21を備え、各感光体ドラム11と対向する1次転写ローラ22から付与される電界により、各感光体ドラム11上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21上に1次転写して合成する。なお、本実施例における電子写真法による具体的なプロセスは、後で説明する。
装置本体の下部には、用紙を1枚ずつ給紙する自動給紙ユニット30が配置され、用紙は給紙ローラ31からタイミングローラ対32を経て、中間転写ベルト21と2次転写ローラ25とのニップ部に搬送され、2次転写ローラ25から付与される電界にてトナー画像(合成カラー画像)が2次転写される。その後、用紙は定着ユニット35に搬送されてトナーの加熱定着を施され、装置本体の上面に配置されたトレイ部2に排出される。
(感光体ドラム及びその周囲の部材の詳細 図2参照)
上述のとおり、感光体ドラム11の周囲には、帯電チャージャ12、現像ローラ16を含む現像装置13などが配置されている。具体的には、図2に示すように、感光体ドラム11の回転軸方向から見たとき、時計回りに回転する感光体ドラム11の周囲に、帯電チャージャ12、レーザー走査光学ユニット14、現像ローラ16、1次転写ローラ22及びイレーサ17がこの順で時計回りに並んでいる。
そして、画像形成の際には、帯電チャージャ12が感光体ドラム11の表面をマイナスに帯電させる。マイナスに帯電した感光体ドラム11の表面の一部は、レーザー走査光学ユニット14からの光の照射、つまり、露光により、電荷が中和される。その結果、感光体ドラム11の表面の一部に静電潜像が描画される。その後、静電潜像が描画された感光体ドラム11の表面が、現像ローラ16を通過することで、マイナスに帯電したトナーが感光体ドラム11の表面における静電潜像部分に移動し、静電潜像が現像される。さらに、トナー画像が形成された感光体ドラム11の表面が、1次転写ローラ22付近を通過することで、1次転写ローラ22から付与される電界により、感光体ドラム11上のトナー画像が中間転写ベルト21に転写される。転写後、感光体ドラム11の表面に残存する不要な電荷はイレーサ17により除去される。
(帯電チャージャ及び現像装置の電源回路 図3参照)
帯電チャージャ12及び現像装置13は、それらの電源回路40に含まれるトランス60を共用している。具体的には、帯電チャージャ12に電力供給するトランス60の電力を分圧して、現像装置13に供給している。図3に記載の回路図を参照しながら、以下でさらに詳しく説明する。
電源回路40は、帯電チャージャ側電源回路50と現像装置側電源回路70とに分けられる。
帯電チャージャ側電源回路50の帯電入力端子52から入力された帯電チャージャ12を制御するための入力信号Scは、まず、アンプ54により増幅される。増幅された入力信号Scは、発振回路56を経由してトランジスタ58へ向かう。そして、入力信号Scが発振回路56を経由したことでトランジスタ58のON−OFFが繰り返され、トランス60の一次側に電流が流れるとともに、トランス60の二次側に昇圧された電流Ibが流れる。この昇圧された電流Ibは、二次側に接続されたダイオード62及びコンデンサ64で、整流、平滑された後に、その一部である電流Icが帯電出力として、帯電チャージャ側端子66から帯電チャージャ12に供給される。また、トランス60の二次側の回路は、ダイオード62から帯電チャージャ側端子66に向かう途中で、現像装置13へ電力を供給するための回路である現像装置側電源回路70に向かって分岐している。
現像装置側電源回路70に流入した電流Ibの一部である電流Idは、まず、ダイオード72により現像装置13に適した電圧に降圧される。そして、降圧された電流Idは、現像装置側電源回路70に設けられたトランジスタ74により制御され、現像出力として現像装置側端子76を介して現像装置13に供給される。また、ダイオード72から現像装置側端子76へ向かう回路の途中には、コンデンサ78が接続されている。そして、現像装置側電源回路70に電流Idが流入している間は、現像装置側端子76に接続されたコンデンサ78に電荷が蓄えられた状態が継続している。なお、トランジスタ74のベース端子には、現像装置電源回路70に設けられたオペアンプ80を介して、現像装置を制御するための入力信号Sdが入力される。
以上のように電源回路40では、帯電チャージャ側電源回路50に設けられたトランス60から電流Ibが出力され、これが、帯電出力である電流Ic、及び現像出力である電流Idとなる。つまり、帯電チャージャ12と現像装置13とは、一つの昇圧回路を共用している。従って、トランス60から電流Ibが出力されない場合、帯電チャージャ12に電力が供給されないだけでなく、現像装置側電源回路70への電力供給も停止する。ここで、現像装置側電源回路70のダイオード72から現像装置側端子76へ向かう回路の途中には、コンデンサ78が接続されている。これにより、現像装置側電源回路70への電力供給が停止された際に、コンデンサ78に蓄えられた電荷が放出される。その結果、トランス60からの電力供給停止後、所定時間は現像装置13への電力供給が継続される(電流Itが流れる)。つまり、現像装置13へ供給される電力の減衰が遅延される。
(コンデンサ容量と感光体ドラムの回転速度の関係 図4及び図5参照)
上述のとおり、トランス60からの電力供給停止後も、現像装置13へは電力供給が継続される。ただし、図4に示すように、現像装置13へ供給される電力は徐々に減少する。ここで、現像装置13へ供給される電力の電圧である現像出力電圧Vdが、所定の電位Vmを下回ると、感光体ドラム11の表面のうちトランス60からの電力供給停止前に帯電チャージャ12を通過して帯電し、かつ、トランス60から電力供給停止後に現像装置13の現像ローラ16を通過する帯電部分N(図5参照)に、キャリアが付着してしまう。これを防ぐために、画像形成装置1では、現像出力電圧Vdが所定の電位Vmを下回る前に帯電部分Nが現像ローラ16を通過するように、感光体ドラム11の回転速度Srを一時的に増速させる。
ここで、コンデンサ78の静電容量をC、電源回路40の負荷インピーダンスをR、トランス60からの電力供給時における帯電チャージャ側端子66から出力される電流Icの電圧をV1、トランス60からの電力供給時における現像装置側端子76から出力される電流Idの電圧をV2とすると、現像出力電圧Vdがトランス60から電力供給停止後に所定の電位Vmを下回るまでの時間Tsは、下記の(1)式で表すことができる。
Ts=−CR×ln(V2/V1) …(1)
そして、感光体ドラム11の表面における帯電チャージャ12から現像ローラ16までの距離Lを時間Tsで割った値が、感光体ドラム11増速時の回転速度における最小値となる。なお、時間Tsと、増速時の感光体ドラム11の回転速度の関係を具体的な数字を用いて、表1に記載する。
Figure 0006586663
(画像形成及び立下げプロセスのフロー 図6乃至図8参照)
画像形成等の処理が終了すると、帯電チャージャ12及び現像装置13への電力の供給が停止される立下げプロセスが開始される。この際、上述の感光体ドラム11の増速が行われる。この感光体ドラム11の増速に係る画像形成及び立下げプロセス制御について、以下で説明する。
画像形成装置1における画像形成及び立下げプロセスの制御は、図6に示すように、画像形成命令やその終了等を知らせるMFPコントローラ102からの指示に基づき、エンジン制御部104に含まれるエンジン制御CPU106が、レーザー走査光学ユニット14などに命令を出すことにより行われる。なお、MFPコントローラ102及びエンジン制御部104は、制御部4の一部である。以下で、図7及び図8に記載のフローチャートを参照しながら、画像形成から立下げプロセスまでの制御のメインフローを説明する。
画像形成及び立下げプロセスの制御は、まず、画像形成装置1の電源が投入され、画像形成をすぐに行うことができる待機状態になることでスタートする。
本制御のステップMS1では、制御部4が、画像形成装置1に設けられたユーザー入力用のインターフェース、画像形成装置1と接続されたコンピュータ端末、及び画像形成装置1に設けられた各種のセンサ等から各種の情報を得る。
ステップMS2では、制御部4がステップMS1で得た情報から、帯電チャージャ12及び現像装置13への電力供給を開始する過程である立上げプロセスの開始条件が存在するか否かが、制御部4により判定される。立上げプロセスの開始条件が存在する場合には、本制御はステップMS3に進み、存在しない場合にはステップMS1に戻る。なお、立上げプロセス開始の条件としては、画像形成命令、画像の安定化や感光体表面のクリニーング、トナーの補給、現像装置13のトナー濃度の確認、及び感光体ドラム11の電気抵抗のモニタリング等である。
ステップMS3では、制御部4が、ステップMS1で得た情報、具体的には、プリントされる用紙の種類や、形成される画像の画素数等から、これから行われる画像形成等の処理時における感光体ドラム11の回転速度を決定する。つまり、感光体ドラム11の回転速度は、複数から選択可能である。
ステップMS4では、制御部4が立上げプロセスを開始する。具体的には、電源回路40から帯電チャージャ12及び現像装置13に電力供給が開始され、さらに、感光体ドラム11の回転及び中間転写ベルト21の駆動等が開始される。
ステップMS5では、制御部4が、立上げプロセス開始の条件となった画像形成等の処理が終了したか否かを判定する。終了した場合には本制御はステップMS6に進み、終了していない場合には本制御はステップMS5で待機する。
ステップMS6では、制御部4が、立下げプロセスの際に行われる感光体ドラム11の増速に関する計算を行う。具体的には、現像出力電圧Vdがキャリア付着が懸念される電位Vmを下回る前に、感光体ドラム11の表面における帯電部分Nが現像ローラ16を通過するのに必要な感光体ドラム11の回転速度Smを、上記の(1)式を用いて算出する。
ステップMS7では、制御部4が、感光体ドラム11の回転速度を増速するか否かの判定を行う。画像形成等の処理時における感光体ドラム11の回転速度Srが、ステップMS6で算出した回転速度Sm未満である場合には本制御はステップMS8に進み、回転速度Sm以上である場合には本制御はステップMS9に進む。
ステップMS8では、制御部4が、感光体ドラム11の回転速度を増速する。増速後、本制御はステップMS9に進む。
ステップMS9では、制御部4によりトランス60からの電力供給が停止される。
ステップMS10では、制御部4が、立上げプロセス開始の条件となった画像形成等の処理に関係した部材、例えば、感光体ドラム11や中間転写ベルト21等を停止する。これにより、画像形成装置1は再び待機状態となり、本制御はステップMS1に戻る。
(効果)
画像形成装置1では、電源回路40における現像装置側電源回路70のダイオード72から現像装置側端子76へ向かう回路の途中にコンデンサ78が接続されている。そして、立下げプロセスにおいて、現像装置側電源回路70への電力供給が停止された際に、このコンデンサ78に蓄えられた電荷が放出される。その結果、トランス60からの電力供給停止後、所定時間は現像装置13へは電力が供給されている。つまり、コンデンサ78に蓄えられた電荷が放出されたことで、現像装置13へ供給される電力の減衰が遅延される。これにより、感光体ドラム11の表面のうちトランス60からの電力供給停止前に帯電チャージャ12を通過して帯電し、トランス60から電力供給停止後に現像装置13を通過する帯電部分Nがあっても、トランス60からの電力供給停止後、所定時間は現像装置13へは電力が供給されている。結果として、現像剤の一部が感光体ドラム11の表面に移動してしまうことを抑制することができる。
また、画像形成装置1では、現像出力電圧Vdがキャリア付着が懸念される所定の電位Vmを下回る前に、感光体ドラム11の表面の帯電部分Nが現像ローラ16を通過するように、感光体ドラム11の回転速度Srを一時的に増速させている。これにより、コンデンサ78の静電容量が小さく、トランス60停止後に現像装置13へ電力が供給される時間が短い場合であっても、感光体ドラム11表面へのキャリアの付着を抑制することができる。
さらに、画像形成装置1では、感光体ドラム11の回転速度Srは複数の回転速度から選択可能であり、しかも、感光体ドラム11の回転速度及び現像出力電圧Vdがキャリア付着が懸念される所定の電位Vmを下回るまでの時間Ts(図4参照)を勘案して、増速時の回転速度を決定している。これにより、必要以上に感光体ドラム11の回転速度が増速されることを防ぎ、結果として、印刷媒体や形成される画像の画素数等に柔軟に対応できるとともに、無駄な電力消費を抑えることができる。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、感光体ドラム11の回転速度に上限がある場合に、これに合わせてコンデンサ78の静電容量を決めてもよい。この場合、感光体ドラム11の回転速度の上限値から、キャリア付着をしない電位を有する電力がどの程度の時間、現像装置13に供給する必要があるかを求めることができる。この時間を保持時間Tnとし、電源回路40の負荷インピーダンスをR、トランス60からの電力供給時における帯電チャージャ側端子66から出力される電流Icの電圧をV1、トランス60からの電力供給時における現像装置側端子76から出力される電流Idの電圧をV2とすると、コンデンサ78に求められる静電容量Cnは、下記の(2)式で表すことができる。
Cn=−Tn/R÷ln(V2/V1) …(2)
(2)式から導かれる保持時間と静電容量の関係を図9に表し、その具体的な数値を表2に示す。
Figure 0006586663
以上のように、本発明に係る画像形成装置は、帯電器及び現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスの際に、現像剤の移動を抑制することができる点で優れている。
Ts 時間
L 距離
Sr 回転速度
1 画像形成装置
4 制御部
11 感光体ドラム(像担持体)
12 帯電チャージャ(帯電器)
13 現像装置
16 現像ローラ(現像担持体)
17 イレーサ−(除電装置)
40 電源回路
60 トランス(昇圧回路)
66 帯電チャージャ側端子(帯電器側端子)
76 現像装置側端子
78 コンデンサ

Claims (4)

  1. 静電潜像を担持するための回転可能な像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電器と、
    前記静電潜像を現像する現像剤を担持するための現像剤担持体を含む現像装置と、
    前記帯電器に接続される帯電器側端子、前記現像装置に接続される現像装置側端子、並びに該帯電器側端子及び該現像装置側端子に接続された1つの昇圧回路を含み、該帯電器及び該現像装置に電力を供給する電源回路と
    前記現像装置側端子に接続され、前記帯電器及び前記現像装置への電力供給を停止する過程である立下げプロセスにおいて、前記昇圧回路からの電力供給が停止された際に、前記現像装置へ供給される電力の減衰を遅延させるコンデンサと
    前記像担持体の回転速度を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された回転速度で回転が開始された像担持体の前記回転速度が、前記像担持体の表面における前記帯電器から前記現像剤担持体までの距離を前記コンデンサの放電に要する時間で割った値未満かどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記回転速度が前記コンデンサの放電に要する時間で割った値未満であると判断された場合、前記昇圧回路からの電力供給が停止された際に、前記回転速度が前記コンデンサの放電に要する時間で割った値以上となるように、一時的に前記像担持体の回転速度を増速し、前記回転速度が前記コンデンサの放電に要する時間で割った値未満でないと判断された場合、前記回転速度を維持する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記昇圧回路からの電力が分圧されて前記現像装置に供給されること、
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体の回転速度は、複数の回転速度から選択可能であること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤は2成分系現像剤であること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
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