JP6579817B2 - 記録装置、記録方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

記録装置、記録方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は記録装置、記録方法、及びコンピュータプログラムに関する。詳細には、時分割駆動される複数の記録素子が配列された複数の記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させて該記録媒体に文字や画像を記録する記録装置、該記録装置による記録方法、及びコンピュータプログラムに関する。
フルラインタイプの記録ヘッドは多数のノズルが配列されて構成され、該配列方向が紙幅方向と一致する向きで装置本体に固定される。図1に示されるようなインクジェット記録装置は、記録ヘッドを固定したまま記録媒体を搬送して記録を行うことができるので、高速記録が可能である。
記録ヘッドの駆動に関する技術の1つに、ノズルの時分割駆動がある(特許文献1)。時分割駆動は、インクの供給速度及びインク供給の安定性向上のため、並びに、駆動のためのピーク電力量低減のために実施される。
図2は従来の時分割駆動の一例を説明する図である。本例において、記録装置は、一列に配列された複数のノズルを、連続する16ノズルごとの幾つかのノズル群に分割し、これら分割したノズル群の各ノズルを、ノズルごとに異なるタイミングで駆動させる。本例における時分割駆動では、同じタイミングで駆動するノズルが16ノズルごとに存在する。
図2(a)は、ノズル列とノズル群の関係を示す図である。図2(b)は、連続する16ノズルの駆動タイミングを示し、縦軸は列中のノズル位置を、横軸は時間を示す。ノズル群内の16ノズル、例えばノズル1からノズル16までは、図2(b)に示される1周期のタイミングに従い順番に駆動され、続く周期(不図示)についても同様である。
1周期の駆動により記録媒体上の同じカラム(1画素幅の領域)内にドットが形成されるが、駆動中に記録媒体が搬送されるため、駆動タイミングの相違に応じてずれた位置にドットが形成される。従って、搬送方向に垂直な罫線の記録データについては、理想ドット配置から最大で1カラム幅ずれて分散してドットが形成される(図2(c))。記録媒体上に形成されるこのようなドットの分散は、画像エッジに品位が求められる黒文字などの記録において不利である。
この課題を解決する技術として、搬送速度及び時分割駆動における駆動タイミングなどに合わせて記録ヘッドのノズル位置を設定する技術がある。図2(b)と同様に、図3(b)に示される時分割駆動における駆動タイミングのずれ及び搬送速度などに合わせて、ノズル群内の16ノズルは、図3(a)に示されるようにずらして配置される。このような技術により、図3(c)に示されるように、記録媒体上での理想ドット配置と、実際に記録媒体上に形成されるドット配置とのずれを相殺することができる。
再表WO/053102号公報
しかし、例えばカラー記録のためのフルマルチタイプの記録装置においては、図1に示される通り、記録ヘッドの取り付け誤差などの原因で、複数の記録ヘッド間で搬送方向と垂直な方向に対する傾き誤差θが生じることがある。この場合、傾き誤差θがない記録ヘッドにより、図4(a)に示されるようなドット配置が記録媒体上に記録される。また、傾き誤差θのある記録ヘッドにより、図4(b)に示されるようなドット配置が記録媒体上に記録される。従って、これらの両方を用いて記録すると、図4(c)に示されるように記録媒体上のドット分布に粗密が生じ、画像ムラが発生することがある。
以上説明したように、ノズル位置の設定によってドットの分散を回避する上記従来技術では、画像エッジの品位を向上できる一方で、記録ヘッド間の傾き誤差などの外的要因に起因して画像の一様性が低下する課題がある。
本発明の目的は、時分割駆動される複数の記録素子が配列された複数の記録ヘッドを有する記録装置について、画像エッジの品位向上と記録ヘッド間の傾き誤差に対する画像の一様性の維持を両立することである。
上記課題を解決するための本発明における記録装置は、インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動させる相対移動手段と、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動する駆動手段と、を有する記録装置において、前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記所定の記録素子列とは別の記録素子配列の前記複数の記録素子は互いに、前記第1の駆動順に応じた相対的な変位量をとるように配列され、前記駆動手段は、記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動し、前記駆動手段は、前記時分割駆動において、前記第1の駆動順とは駆動順が異なる第2の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動し、前記第2の駆動順は、前記複数の記録素子の夫々についての前記第1の駆動順を0から起算した場合の駆動順番と前記第2の駆動順を0から起算した場合の駆動順番を足した数が前記時分割駆動における前記駆動タイミングの数よりも1つ小さくなるように設定されることを特徴とする。
また、本発明における記録装置は、インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動させる相対移動手段と、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動する駆動手段と、を有する記録装置において、前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子は直列に配列され、前記駆動手段は、記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動し、前記駆動手段は、前記時分割駆動により、前記所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが、前記交差する向きにおいて、前記複数の記録素子間の駆動タイミングに応じた相対的な変位量で変位した位置に記録されるように、前記第1の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動することを特徴とする
また、本発明の記録方法は、インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動するステップと、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動するステップと、を有する記録方法において、前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記所定の記録素子列とは別の記録素子配列の前記複数の記録素子は互いに、前記第1の駆動順に応じた相対的な変位量をとるように配列され、記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動するステップと、前記時分割駆動において、前記第1の駆動順とは駆動順が異なる第2の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動するステップと、を備え前記第2の駆動順は、前記複数の記録素子の夫々についての前記第1の駆動順を0から起算した場合の駆動順番と前記第2の駆動順を0から起算した場合の駆動順番を足した数が前記時分割駆動における前記駆動タイミングの数よりも1つ小さくなるように設定されることを特徴とする。
また、本発明の記録方法は、インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動するステップと、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動するステップと、を有する記録方法において、前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子は直列に配列され、記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動するステップと、前記駆動するステップによって、前記時分割駆動により、前記所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが、前記交差する向きにおいて、前記複数の記録素子間の駆動タイミングに応じた相対的な変位量で変位した位置に記録されるように、前記第1の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子が駆動されることを特徴とする。
また本発明は、コンピュータを上記記録装置として機能させるためのコンピュータプログラムを提供する。
本発明によれば、最も高い濃度のインクで記録するドットに関して、記録媒体上での記録素子配列方向に対応する方向からの時分割駆動による変位を抑制できるために、画像のエッジ部の品位を向上できる。一方、他のインクのドットに関しては、記録媒体において記録素子配列方向に対応する方向からドットごとの変位量で変位され、分散されて配置される。したがって、画像のエッジ部の品位向上及び記録ヘッド間の傾き誤差発生に対する画像の一様性を両立できる。
本発明を適用し得るインクジェット記録装置における記録ヘッドと記録媒体の関係を示す図である。 従来の記録ヘッドにおける時分割駆動と記録媒体上のドット配列の一例を説明する図である。 従来の記録ヘッドにおける時分割駆動と記録媒体上のドット配列の別例を説明する図である。 従来の記録装置によって記録される記録媒体上のドット配列を説明する図である。 本発明を適用可能なインクジェット記録装置を含む記録システムを示す図である。 実施形態における記録ヘッドの概略構成図である。 実施形態におけるコントローラ部およびプリント部の構成図である。 実施形態における画像処理フローの一例を示すフローチャートである。 実施形態において、記録ヘッドの内蔵回路を模式的に示す回路図の一部である。 実施形態において、記録ヘッドに転送される各種信号のタイミングチャートである。 実施形態1において、記録ヘッドごとに時分割駆動の駆動順を選択するための処理フローを示すフローチャートである。 実施形態1におけるノズルずらし配置及び駆動順の異なる2種類の時分割駆動について説明する図である。 実施形態1における2種類のドット配列の記録を説明する図である。 実施形態1における2種類のドット配列を示す図である。 実施形態1において、記録ヘッド間に傾き誤差がある場合に得られる効果を説明する図である。 実施形態2におけるブラック以外の色のドット配列の記録を説明する図である。 実施形態2における2種類のドット配列を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
以下の実施形態は、本発明を、インクジェット記録装置に適用した例である。本実施形態におけるインクジェット記録装置は、電気熱変換体などの熱エネルギー発生素子に熱エネルギーを発生させ、当該熱エネルギーによってインクに膜沸騰を生じさせる。その結果発生するインクの気泡の圧力により、インクをノズルから吐出させるインクジェット記録ヘッドを搭載する。このようなインク吐出方式は例示のみを目的としたものである。本発明の範囲はインク吐出方式により限定されない。特許請求の範囲に記載した範囲を逸脱しない限り、記録ヘッドを搭載する他の種々の方式の記録装置にも本発明を適用することができる。例えば、圧電素子などを用いる方式の記録ヘッドを搭載する記録装置にも本発明を適用することができる。
(装置構成)
はじめに、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の構成について説明する。
(メカ構成)
図5は、本発明を適用可能な記録装置を含む記録システムを示す図である。本記録システムは、例えば、ロール状に巻かれた記録媒体であるシートに対して記録可能なインクジェット方式による記録装置20と、画像データ供給装置と、が接続されて構成されている。画像データ供給装置は、記録装置20に画像データを供給するパーソナルコンピュータ(以下、単に「コンピュータ」という)30を用いることができる。
コンピュータ30は、画像データを記録装置20に供給する機能を有する。コンピュータ30は、CPU等の主制御デバイスと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶デバイスとを備える。その他に、コンピュータ30は、キーボードやマウス等の入出力デバイスと、ネットワークカード等の通信デバイス等とを備える。これら各構成要素はバス等により接続され、記憶デバイスに記憶されたコンピュータプログラムを主制御デバイスが実行することで上記機能が実現される。
図5に示されるように、記録装置20は、プリント部4、制御部13などを備える。プリント部4は、実際に記録媒体に記録を行う記録ヘッド14を含む。制御部13は、コンピュータ30からの画像データを受信して処理するコントローラ部15と、記録装置20内の各部への電源供給を制御する電源部16とを含む。また、記録装置20は、シート供給部1、デカール部2、斜行補正部3、スキャナ部5、カッター部6、情報記録部7、乾燥部8、シート巻き取り部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出トレイ12などを備え、これらが記録装置20の動作をサポートする。
シートは、ローラ対やベルトを具備する搬送機構により、搬送経路(図5において実線で示される経路)に沿って、搬送される。シート供給部1は、ロール状に巻かれたシートを収納する。デカール部2は、シート供給部1から供給されたシートの反りを軽減させる。斜行補正部3は、デカール部2を通過したシートが、本来の進行方向に対する傾きがあった場合、当該シートの斜行を補正する。プリント部4は、搬送されるシート上に画像を記録する。プリント部4は、複数のインクジェット記録ヘッド14(以下単に、「記録ヘッド14」という)を有する。プリント部4の記録ヘッド14はそれぞれ、フルフルラインタイプの記録ヘッドであり、使用が想定されるシートの最大幅に対応した記録幅を有する。
カッター部6は、シートを所定の長さにカットする。情報記録部7は、シートの裏面にシリアル番号や日付などの情報を記録する。乾燥部8は、シートを加熱して、シート上のインクを乾燥させる。シート巻取部9は、両面記録モードにおいて、表面への記録が完了した連続シートを一時的に巻き取る。排出搬送部10は、シートをソータ部11まで搬送する。ソータ部11は、シートを異なる排出トレイ12に振り分けて排出する。制御部13は記録装置20の各部の制御を統括する。制御部13は、例えばCPU、メモリ(ROM、RAM)、各種I/Oインターフェース等を含むコントローラ部15と、記録装置20内の各部への電源供給を制御する電源部16とを備える。
なお、本実施形態の記録装置はロール状に巻かれたシートに対して記録を行うものであるが、使用する記録媒体の形状によって本発明が限定されないことは自明である。何故なら本発明の前述した目的は、後述するノズルずらし配置及び時分割駆動における駆動順の選択的適用により達成されるからである。
また、本実施形態の記録装置が備える搬送機構はローラによる一般的な機構であるが、搬送機構の違いは本発明の効果を妨げず、本発明は搬送機構によって限定されない。
(記録ヘッドの構成)
プリント部4の記録ヘッド14は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の個別の記録ヘッド14が、ノズル配列方向と略直角な向きに並置されて構成される。それぞれの記録ヘッド14は、記録ヘッド14に対し搬送経路中で相対移動される記録媒体に対向して配置され、その構成は同一であり、該構成の概略は図6に示される。図6の記録ヘッド14は、色毎に4色それぞれ並置されて構成される例について示しているが、実施形態はこれに限られない。異なる種類の記録素子配列が、同一の記録ヘッド14に組み込まれて構成されていてもよい。
記録ヘッド14には、シリコンで形成された18枚のヘッドチップ60が、ノズル配列方向および記録媒体の搬送方向に広がりをもってベース基板に千鳥状配置で貼り付けられている。ヘッドチップ60における有効吐出幅は、例えば約1インチの長さである。隣接する領域の記録に関与するヘッドチップ同士は、その端部同士がノズル配列方向と交差する方向において重なってつなぎ部を形成している。ヘッドチップ60は、ノズル配列方向の両端部にある電極部(不図示)で、フレキシブル配線基板(不図示)とワイヤボンディングにより電気的に接続されている。
また、記録ヘッド14には、不揮発性メモリ(後述するROM)が内蔵されている。この不揮発性メモリは、ヘッドチップ60と同様に、フレキシブル配線基板と接続されている。記録ヘッド14は、例えば有効吐出幅が約18インチの長さを有する液体吐出ヘッドであり、1パスにより連続記録が可能である。プリント部4には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)各色についての記録ヘッド14が備えられ、シートに対してフルカラー記録が可能である。
各ヘッドチップ60には、記録素子として機能する複数のノズルが直列に整列されたノズル列61が複数配置されている。本実施形態における記録ヘッド14は、一例として、一つのヘッドチップあたり8列のノズル列61で構成されている。各ノズル(吐出口)には、本発明の限定ではなく例示として、発熱抵抗素子(ヒータ)と発熱抵抗素子を保護する保護膜とから構成される駆動素子が設けられている。また、各ノズルは発熱抵抗素子に対向する位置に吐出口を備えていて、吐出口を通じて外にインクが出て行く。駆動素子は、ヒータに通電して液体を加熱し発泡させ、その運動エネルギーによってノズルから液体を吐出させる。本実施形態における各ノズル列のノズル数は1024とする。各ノズル列のノズルの配置についての詳細は後述する。
なお、本実施形態では、最も一般的な構成であるC、M、Y、Kの4色インクでカラー記録を行うインクジェットプリンタを含む記録システムについて説明する。しかし、前述した本発明の目的に鑑みれば、本発明は4色のインクジェットプリンタに限定されないことは勿論である。すなわち、CMYKの4色に加えて、その他のインク色に対応する記録ヘッド14を有するプリンタ、またはCMYK以外のインク種を組み合わせてプリントを行うプリンタに対して本発明を適用することもできる。
(制御構成)
次に、図7を用いて、コントローラ部15の例示的な構成について説明する。
コントローラ部15は、CPU40と、ROM51と、RAM52と、I/F53とがバスを通じて接続される。CPU40は、記録装置20における処理を統括制御する。ROM51は、記録装置20を動作させるためのプログラムや、後述する時分割駆動に関する複数の駆動順についての情報等を格納する。RAM52は、CPU40の作業領域等として使用される。I/F53は、外部機器(例えば、コンピュータ30)と記録装置20との間を繋ぐ通信インターフェースである。
CPU40は、画像処理部41、時分割駆動順選択部42などを備え、本実施形態における記録装置20の画像処理を実現する。このような画像処理は、CPU40がROM51に記憶されたプログラムを読み込んで、RAM52を作業領域として該プログラムを実行することにより実現される。
画像処理部41は、入力されたベクター形式の画像データに対して画像処理を施し、各色の記録ヘッド14の各ヘッドチップ、各ノズル列用のドット配置パターンを生成する。以下、図8を参照して、画像処理部41による画像処理の処理フローについて説明する。
図8は、画像処理部41が実施する画像処理の処理フローを示す。まず、S801において、コンピュータ30から受信したベクター形式の画像データにレンダリング処理を施し、ベクター形式の画像データをビットマップ形式の画像データに変換する。S802において、ビットマップ形式に変換された画像データを、色空間変換処理により各インク色の多値データに分解する。本実施形態における記録装置20は、CMYKそれぞれについて1つの記録ヘッド14を搭載しているので、ビットマップ形式に変換された画像データをそれぞれ4色分の多値画像データに変換する。S803の階調補正処理では、各色の多値画像データに対して階調補正を行なう。S804の量子化処理では、CMYKの各色それぞれのインクドット数データを、CMYKにつき各1ビットデータで、インクドットの有無を示すデータに変換する。この方法として、ディザマトリクス法や誤差拡散法などの疑似中間調処理を用いてもよいし、出力画像の用途に応じて単純量子化を用いてもよい。本実施形態では、各色の多値画像データを誤差拡散法により16値化画像データに低階調化する。そして、16値化画像データの16階調それぞれに対してさらに2値化処理をし、1200dpi×1200dpiの2値化画像データへ変換する。S805の列分配処理では、変換した1200dpi×1200dpiの2値化画像データを各ヘッドチップのノズル列に分配し、ノズル列ごとに1200dpi×1200dpiの2値化画像データを生成する。
図8に示したこのような処理フローに従い、入力された画像データは記録装置20が記録可能な2値化データに変換され、記録可能な2値化画像データはプリント部4へ転送される。
なお、図8の処理フローにおいて、ヘッドチップのつなぎ部における画像データの分配処理についての記載を省略したが、当該データ分配処理についてはS805の列分配処理後に実施すればよい。その方法として、グラデーションマスクなどによるヘッドチップ間の画像データ分配方法が考えられる。しかし、本発明の効果に対する画像データ分配方法の影響は小さいため、本発明はこの画像データ分配方法に限定されない。
時分割駆動順選択部42は、各記録ヘッド14に充填されているインク色に従って、ROM51に格納されている複数の駆動順から特定の駆動順を選択する。次いで、時分割駆動順選択部42は、選択した駆動順と、2値化画像データとを各記録ヘッド14へ転送する。詳細については後述する。
(記録ヘッドの内部構成及び制御)
各記録ヘッド14のヘッド駆動部25〜28が、2値化画像データに基づきどのようにノズルからインクを吐出させるかを詳細に説明する。以下の説明は、記録装置20の全ての記録ヘッド14にあてはまる。
本実施形態において、記録ヘッド14はノズルの時分割駆動を実施する。前述したように、時分割駆動は、記録ヘッド14の記録素子を所定数ごとに駆動することにより、駆動電流のピーク値を低減して電源の負担を軽減する技術である。本実施形態では、ヘッドチップ60において、1024個のノズルが1列のノズル列61に含まれ、1024個のノズルが連続する16ノズルずつのノズル群に分割される。そして、記録ヘッド14は、各ノズル群内のノズルを異なるタイミングで順番に駆動してインクを吐出させる。これにより、インク吐出のために必要な電流のピーク値を、ヘッドチップ60のノズルを同一タイミングで駆動する場合と比較して1/16低減できる。
図9は、記録ヘッド14の内蔵回路を模式的に示す回路図の一部である。図9は、1つのノズル群に対して、16分割の時分割駆動を行わせるためのヘッドチップ60の回路構成を示す図である。他のノズル群に対応するヘッドチップ60内の回路構成も同様であるため、図示を省略する。
図9において、画像データIDATAがシフトレジスタ70に入力される。データラッチ71によるラッチ信号D_LATに応じて、シフトレジスタ70の出力がラッチされる。データラッチ71の出力は、AND回路100〜115によってヒートイネーブル信号PH_ENB00との論理積がとられる。AND回路100〜115の出力端は、ヒートイネーブル信号PH_ENB00と画像データIDATAとの両方が1のとき、1となる。ヒートイネーブル信号PH_ENB00は、ヘッドチップ0のヒートのためのイネーブル信号であり、各ノズルのヒート時間を設定する。本実施形態においてはヘッドチップ内の全ノズルに対して同じヒートイネーブル信号が接続されており、ヘッドチップ内では各ノズルにおける吐出時のヒート時間は同一である。
AND回路100〜115の出力はAND回路200〜215の一方の入力端に入力され、AND回路200〜215の出力はトランジスタ300〜315のベースに接続される。デコーダ80の各出力端はAND回路200〜215の他方の入力端に接続されている。デコーダ80が信号HT_ENB0〜3に基づき生成する出力信号ENB0〜15は、前述した時分割駆動において駆動タイミングを異ならせるための信号である。トランジスタ300〜315のエミッタはヒートグランドHGNDに接続され、コレクタは各ノズルに対応したヒータ400〜415の一端に接続され、ヒータ400〜415の他端はヒート電源VHに接続される。
このような回路構成において、画像データIDATAが「1」、かつヒートイネーブル信号PH_ENB00が「1」であって、さらに出力信号ENB0〜15のいずれかが「1」のときに、AND回路200〜215の出力のいずれかが「1」になる。AND回路200〜215の出力に応答して、トランジスタ300〜315のうち対応する一つがオンする。これにより、ヒータ400〜415のうち対応する一つに電流が流れて当該ヒータが発熱し、対応するノズルからインクが吐出する。
次に、時分割駆動を行うための信号である、前述した出力信号ENB0〜15の生成とそのタイミングについて説明する。図10は、記録ヘッド14に転送される各種信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
記録ヘッドに転送されるカラム単位の画像データIDATAは、ラッチ信号D_LATにより有効になる。信号HT_ENB0〜3は、HT_ENB3を最上位ビットとする4ビットデータで表される。信号HT_ENB0〜3は、1カラムにおける例えば0,6,12,3,9,15,2,8,14,5,11,1,7,13,4,10となどの駆動順の情報として記録ヘッド14に転送される。記録ヘッド14は、受信した信号HT_ENB0〜3の各ビットの値の組み合わせに応じて、デコーダ80が後述の分割駆動の順番である駆動順I及び駆動順II、または他の任意の駆動順に応じたタイミングの出力信号ENB0−ENB15を生成する。デコーダ80において、例えば出力信号ENB0,6,12,3,9,15,2,8,14,5,11,1,7,13,4,10がタイミングチャートに従った一定時間間隔で順次1(アクティブ)になる。これに応じて16ノズルが順番に駆動される(駆動順I)。16ノズルを分割駆動するのと同様の駆動順で、1ノズル列内で64ブロックの、1ヘッドチップ内で512ブロックの、各色の記録ヘッド14内で9216のブロックの、各ノズルが同時に分割駆動される。次のカラムについても、同様に分割駆動される。
(本実施形態の要部)
続いて、本発明をインクジェット記録装置に適用した実施形態において、本実施形態の要部について説明する。
(時分割駆動における駆動順の選択的適用)
本実施形態では、後述のノズルずらし配置を採用した記録ヘッドを、各色に対応する記録ヘッド14として用いる。そして、図11に示した処理フローに従って、吐出されるインク色に応じて、少なくとも2種類の時分割駆動の駆動順から1つ選択し、吐出されるインク色に選択された駆動順を適用する。
記録装置20の電源がONされると、各色記録ヘッド14について、図11で示される処理が行われる。S1101において、記録ヘッド14にインクが充填されていると判別した場合(S1101:Yes)、S1102に移行する。記録ヘッド14にインクが充填されていないと判別した場合(S1101:No)、再びS1101に移行する。S1102において、当該インク色がブラック(Bk)であるか否か判定し、判定結果に応じて駆動順Iまたは駆動順IIのいずれかが選択され適用される。すなわち、ブラックインクが充填されている記録ヘッド14については、S1103の処理に分岐して駆動順Iを適用し、ブラック以外の色のインクが充填されている記録ヘッド14についてはS1104の処理に分岐して駆動順IIを適用する。
(ブラック記録ヘッドの時分割駆動及びノズルずらし配置)
既に説明した通り、記録媒体の搬送方向に対し垂直方向に直線状のノズル配列を有する記録ヘッドについて時分割駆動を実施すると、時分割駆動によってノズルごとに駆動タイミングが異なる分だけ、記録媒体上の1カラム内でドット位置が搬送方向にずれる。すなわち、ドット位置が記録媒体上で記録媒体の搬送方向に分散して変位する。記録装置が黒文字を記録媒体に記録する際に、記録する画像の画像エッジには品位が求められる。そのため、ドット位置が記録媒体の搬送方向に分散して変位する現象を防ぐために、本実施形態では、ブラックインクの記録ヘッドについては、ノズル配置が駆動順Iに合わせて直線状の配列から相対的な変位量をとるような配列を使用する。このような配置を、本明細書中ではノズルずらし配置と呼ぶ。
図12(a)は、ブラックインクの記録ヘッド14における1つのノズル群に適用される駆動順Iと、駆動順Iにおけるノズルずらし配置の詳細と、当該ノズルずらし配置のノズルずらし量と、を示した図である。図12(a)は、1ヘッドチップ60内の8つのノズル列61のうち、1つのノズル列についてのみ示している。これら駆動順I及びノズルずらし配置は、各色の記録ヘッド14のすべてのヘッドチップ60のすべてのノズル列61に対して同様に実施される。
ノズル列61における各ノズル群は16ノズルで構成され、その16ノズルについてノズルごとに駆動タイミングが異なる、同図に示した駆動順Iが設定されている。図12(a)及び図12(b)において、駆動順は0から15で表され、小さい順から大きい順の数字に従ってノズルが駆動される。よって、駆動順Iによれば、1番目にノズル1が駆動され、2番目にノズル12が駆動される。続いて、ノズル7、ノズル4、ノズル15、ノズル10、ノズル2、ノズル13、ノズル8、ノズル5、ノズル16、ノズル11、ノズル3、ノズル14、ノズル9、ノズル6の順の繰り返し周期で各ノズルが駆動される。図12(a)で示される通り、ノズル番号は配列順に従う。図12(a)に示される駆動順Iは、一つの例示であって本発明の範囲を限定するものでないことが理解されよう。ノズルずらし配置及び以下で説明する記録装置の仕様に関連し、記録媒体上でノズル配列方向に対応する方向にドットを整列させて記録することができる他の任意の駆動順に設定してもよい。この場合、図12(a)で図示したノズルずらし配置は、該他の駆動順に対応して変更することができる。
本実施形態において例示されるノズルずらし配置においては、ノズル1〜16について、図12(a)で垂直なノズル配列方向(すなわち記録媒体の搬送方向に対し垂直な直線状方向)に対して図12(a)に示される通りずらして各ノズルが配置される。図12(a)に示される各ノズルのずれ量は、駆動順Iに従って1番目に駆動されるノズル1の記録媒体搬送方向の位置を基準としており、また、該ずれ量に従ってノズル1〜16が配置される例が示されている。各ノズルのずれ量は、記録ヘッドの駆動信号の周波数や、時分割駆動におけるノズル間(記録素子間)の駆動タイミング差(すなわち駆動される順番)や、これらと関連して記録媒体上の画像解像度を決定するシート搬送速度などから算出される。本実施形態では、記録装置20の仕様が、搬送速度3インチ/秒、1200dpi駆動(シート上の1画素幅が約21.17um=25.4/1200mm)であるときに、駆動順Iを適用することを想定して、ノズルずらし配置が設定されている。したがって、各ノズルのずらし量は、1画素幅を分割数16で除した値の整数倍になっている。本実施形態の仕様とは異なる記録装置においては、異なるずれ量に基づく別のノズルずらし配置を適用することができ、図12(a)に図示されるずれ量が本発明を限定するものではないことは自明である。
ここで、図13及び図14を参照して、上記ノズルずらし配置が駆動順Iと協働して実現する作用を説明する。
ノズルずらし配置がされていない記録素子であって、各ノズルが直線状に配列されているブラックインクの記録ヘッドが、駆動順Iを適用した時分割駆動を行うと、各記録素子が駆動順Iで、タイミングチャートに従った一定時間間隔で駆動される。この結果、画素列を示す画像データに基づいて、各ノズル(各記録素子)により記録媒体上の所定領域に記録されるべきドットは、図13(a)に示した表の第3行目に表される距離だけ、ノズル1によるドット位置を基準にして、それぞれずれる。同表及び以下の表におけるずれ量は、記録媒体の搬送方向のずれがプラスとして表される。ここで、各ずれ量は、時分割駆動の一周期の間に記録媒体が搬送される距離を分割数16で除した値の整数倍になっており、駆動順Iに従ってずれ量は増大する。
一方、本実施形態において、ブラックインクの記録ヘッドは前述のノズルずらし配置がされており、図13(a)に示される表の第4行目に表される距離だけ、各ノズルが記録媒体の搬送方向にずれて配列されている。図13から明らかな通り、前述した各ノズルのずらし量は、記録素子が直線状に配列された記録ヘッドで駆動順Iに従って記録されるべきドットのずれ量(変位量)と大きさが等しく、記録されるべきドットの向きと逆である。このように、ノズルずらし配置と記録されるべきドットのずれとは互いに相殺される関係にある。そのため、画素列を示す画像データに基づいて、上記ノズルずらし配置のブラックインクの記録ヘッドに駆動順Iを適用し、さらに時分割駆動により駆動することにより得られる記録媒体上のドット配置は、搬送方向に直交する方向に直線状に整列される。この記録媒体上のドット配置を、ブラックインクドット配列140として図14に示される。ブラックインクドット配列140は、記録媒体上の理想ドット配置からのずれが抑制されている。
(他色記録ヘッドの時分割駆動及びノズルずらし配置)
ブラック以外の色のインクを吐出する記録ヘッドについては、前述したノズルずらし配置がブラック記録ヘッドと共通に設定される。また、前述した通り、図11の処理に従いブラック以外の色のインクには、駆動順IIが適用される。以下、駆動順IIについて図12(b)を参照して詳述する。
図12(b)は、本実施形態において、他色記録ヘッドのために設定された駆動順IIが、駆動順Iと対照して示された図である。詳細には、駆動順Iでは、図12(a)で示される順番でブラックインクの記録ヘッド14が駆動するのに対して、駆動順IIでは、これとは逆の順番で駆動する。すなわち、他色記録ヘッドについては、ノズル6、ノズル9、ノズル14、ノズル3、ノズル11、ノズル16、ノズル5、ノズル8、ノズル13、ノズル2、ノズル10、ノズル15、ノズル4、ノズル7、ノズル12、ノズル1の順番で駆動する。換言すると、ブラック記録ヘッド及び他色記録ヘッドで同一のノズル番号のノズルでは、本実施形態の16分割時分割駆動では、駆動順Iにおける駆動順番の値と駆動順IIにおける各駆動順番の値とを足した数が、駆動タイミングの数である16より1つ大きい。例えば、ノズル4については、駆動順Iにおいて4番目に駆動され、駆動順IIにおいて13番目に駆動される。このとき、駆動順番の値を足した数が16より1つ大きい17になるという対応関係があり、この関係は他のノズルについても当てはまる。このような駆動順Iと駆動順IIとの対応関係は、8分割時分割駆動の場合にも、32分割時分割駆動の場合にも当てはまる。
他色記録ヘッドのための駆動順IIにおいて、駆動順Iのノズルずらし配置がされた記録ヘッドによって記録媒体への記録が行われた場合、記録媒体上のドットの着弾位置は、理想ドット配置に対して搬送方向に均等にずれて分散されることが要求される。駆動順IIがこの要件を満たすことを、図13及び図14を参照して説明する。
ノズルずらし配置がされていない記録素子であって、各ノズルが直線状に配列されているブラックインクの記録ヘッドが、駆動順IIを適用した時分割駆動を行うと、各記録素子が駆動順Iで、タイミングチャートに従った一定時間間隔で駆動される。この結果、各ノズルにより記録媒体上に記録されるべきドットは、図13(b)に示した表の第3行目に表される距離だけ、ノズル6によるドット位置を基準にして、それぞれずれる。つまり、ノズル6によるドット位置を基準にして、駆動順IIに従い各ドットの変位量(ずれ量)は増大する。
一方、本実施形態において、他色インクの記録ヘッドは前述のノズルずらし配置がされており、図13(b)に示される表の第4行目に表される距離だけ、各ノズルが記録媒体の搬送方向にずれて配列されている。したがって、例えば最初に駆動されるノズル6は19.8μm、記録媒体の搬送方向にずれて配置されているため、記録媒体上に理想ドット位置から19.8μmずれたドット142が記録される。2番目に駆動されるノズル9はノズルずらし配置がされていなければ搬送方向と逆方向に1.32μmずれたドットが記録されるべきところである。しかし、ノズルずらし配置により、ノズル9は18.48μm搬送方向にずれて配置されているため、記録媒体上に理想ドット位置から17.16(=18.48−1.32)μm、搬送方向にずれたドット143が記録される。このように、駆動順IIに従い、ノズル14,3,11,16,5,8により順次、搬送方向にずれたドット144〜149が記録される。次いで、ノズル13,2,10,15,4,7,12,1により順次、搬送方向とは逆方向にずれたドット152〜157が記録される。図13(b)に示される表の第5行目及び図14から明らかな通り、各ドットは搬送方向または搬送方向と逆方向に、それぞれ異なるずれ量で均等に分散配置される。この記録媒体上のドット配置を、分散ドット配列141として図14に示される。
(従来例に対する効果)
本実施形態では、駆動順Iに対応するノズルずらし配置がされたヘッドチップを持つ各色記録ヘッドを用いて、時分割駆動の異なる駆動順を、記録ヘッドのインク色に応じて選択適用することにより、従来技術の課題を解決することができる。
すなわち、図14に示したように、ブラックのインク色の記録ヘッドについては、駆動順Iを適用した時分割駆動により、ドットずれのない理想のドット配列を記録媒体上に記録することができる。従って、黒文字などの、エッジ品位が特に重要とされるブラック画像のエッジ品位を従来よりも向上させることができる。
また、図14に示したように、他のインク色の記録ヘッドについては、駆動順IIを適用した時分割駆動により、駆動順IIがノズルずらし配置に対応していないことから、均等に分散されたドット配列を記録媒体上に記録することができる。これにより、従来発生していたように、記録ヘッド間の傾き誤差などの外的要因に起因する画像の一様性の低下を防ぐことができる。
図15は、本実施形態において、3列のノズル列を持つ記録ヘッド間に傾き誤差がある場合に、記録媒体上に記録されるドット配列の一例を示す図である。
図15(a)は、ノズルの傾きがない場合に、ブラックインクを使用する記録ヘッドによって記録媒体上に記録されるドット配列を示したものである。図15(b)は、ノズルの傾きがない場合に、その他の色のインクを使用する記録ヘッドによって記録媒体上に記録されるドット配列を示したものである。図15(a)および図15(b)に示される通り、各色記録ヘッドによりカラー画像を記録した場合、図15(a)および図15(b)の両ドット配列を重ねた、図15(d)に示されるドット配列が記録媒体上に記録される。
一方、その他の色のインクを使用する記録ヘッドの何れか一つまたは複数が、傾き誤差θで取り付けられた場合、本実施形態によるドット配列は図15(c)に示される通りになる。このとき、各色記録ヘッドにより記録媒体上にカラー画像を記録した場合、図15(a)および図15(c)の両ドット配列に基づき、図15(e)に示されるドット配列が記録媒体上に記録される。図15(e)に示されるドット配列では、傾き誤差θに対して、ブラック以外の各色のドットが記録媒体上で細かく分散して位置しており、ドットの粗密の周期が短いことから、画像ムラが視認しにくいことがわかる。このため、記録ヘッド間の傾き誤差に対する画像の一様性を維持することができ、前述したブラック画像のエッジ品位の向上と、傾き誤差に対する画像の一様性とを両立することができる。
さらに、2つの効果を両立できることに加えて、各色について同一水準の記録ヘッドを使用すればインク色ごとに記録ヘッドを作る必要がないことから、コスト面でも有利であるという付随する効果もある。
〔実施形態2〕
本実施形態は、各色インクの記録ヘッドに対して同一駆動順を適用した時分割駆動を施して実施形態1と同様の効果を得るものである。
本実施形態において、ブラックインクを吐出する記録ヘッドは、図12(a)に示されるノズルずらし配置を持つ記録ヘッドを使用し、駆動順Iを適用した時分割駆動により駆動される。他色インクを吐出する記録ヘッドは、ブラックインクを吐出する記録ヘッドと同様に、駆動順Iを適用した時分割駆動により駆動され、実施形態1のノズルずらし配置とは異なるノズル配置が施された記録ヘッドを用いる。本実施形態では、他色インクの記録ヘッドのノズル配置において、複数のノズルがノズル配列方向、すなわち記録媒体の搬送方向に対して垂直な方向に直列に整列されており、すべてのノズルのずらし量は0である。
ここで、図16及び図17を参照して、本実施形態におけるノズル配置が駆動順Iと協働することにより実現される作用を説明する。
図16に示される表において、第3行目に示される通り、すべてのノズルのずらし量は0である。ブラックインク以外のインク用の記録ヘッドであって、ノズルずらし配置がされていない記録ヘッドが、駆動順Iを適用して時分割駆動を行うと、各記録素子が駆動順Iで、タイミングチャートに従い一定時間間隔で駆動される。この結果、記録媒体上に記録されるドットは、ノズル1によるドット位置を基準にして、図16に示される表の第4行目に示される距離分それぞれずれる。具体的には、ノズル1に続き2番目に駆動されるノズル12は、ノズル1の駆動とノズル12の駆動との間に記録媒体が1.32μm搬送される。そのため、ノズル1により記録したドットに対して搬送方向と逆方向に1.32μmずれたドット173が記録媒体に記録される。このように、駆動順Iに従いノズル1,12,7,4,15,10,2,13,8,5,16,11,3,14,9,6により順次、搬送方向と逆方向に1.32μmの整数倍だけずれたドット172〜187が記録媒体に記録される。図16に示される表における第4行目、及び図17に示される通り、各ドットは記録媒体の搬送方向と逆方向に、それぞれ異なるずれ量(変位量)で均等に分散配置される。これを分散ドット配列171として、ブラックインクドット配列170と対照して図17に示す。
さらに、本実施形態におけるブラックインクドット配列170は、実施形態1によるブラックインクドット配列140(図14)と同様に整列されており、記録媒体上で理想ドット位置からずれのない理想のドット配置となっている。したがって本実施形態によっても、コスト面での効果を除き、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態はブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置に本発明を適用したものであるが、ブラックの記録ヘッドを備えない種々タイプの記録装置にも本発明を適用することができる。この場合、複数の記録ヘッドのうち、最も高い濃度のインクを吐出するノズルずらし配置がされた記録ヘッドについて、上記各実施形態におけるブラックの記録ヘッドと同様に記録順Iを適用した時分割駆動を実施すればよい。

Claims (23)

  1. インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動させる相対移動手段と、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動する駆動手段と、を有する記録装置において、
    前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記所定の記録素子列とは別の記録素子配列の前記複数の記録素子は互いに、前記第1の駆動順に応じた相対的な変位量をとるように配列され、
    前記駆動手段は、記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動し、
    前記駆動手段は、前記時分割駆動において、前記第1の駆動順とは駆動順が異なる第2の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動し、
    前記第2の駆動順は、前記複数の記録素子の夫々についての前記第1の駆動順を0から起算した場合の駆動順番と前記第2の駆動順を0から起算した場合の駆動順番を足した数が前記時分割駆動における前記駆動タイミングの数よりも1つ小さくなるように設定されることを特徴とする記録装置。
  2. インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動させる相対移動手段と、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動する駆動手段と、を有する記録装置において、
    前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子は直列に配列され、
    前記駆動手段は、記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動し、
    前記駆動手段は、前記時分割駆動により、前記所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが、前記交差する向きにおいて、前記複数の記録素子間の駆動タイミングに応じた相対的な変位量で変位した位置に記録されるように、前記第1の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動することを特徴とする記録装置。
  3. 前記複数の記録素子間の駆動タイミングに応じた相対的な前記変位量は、前記第1の駆動順における前記複数の記録素子の夫々の駆動順番、及び、前記記録媒体上で実現される、前記相対移動の方向における画像解像度に基づき設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記複数の記録素子配列のうち、それぞれの記録素子配列が組み込まれた複数の記録ヘッドをさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記複数の記録素子配列のうち、それぞれの記録素子配列は、異なるインクを吐出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記所定の記録素子配列と、前記別の記録素子配列は、それぞれ異なるインクを吐出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記所定の記録素子配列は、前記複数の記録素子配列の中で最も高い濃度のインクを吐出することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  8. 前記複数の記録素子配列について、前記最も高い濃度のインクを吐出するか他のインクを吐出するかを判別する手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  9. 前記最も高い濃度のインクはブラックのインクであり、前記所定の記録素子配列は、前記ブラックのインクを吐出することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  10. 前記複数の記録素子は、吐出口と、該吐出口からインクを吐出するための熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生素子とをそれぞれ有し、
    前記駆動手段は、前記熱エネルギー発生素子に熱エネルギーを発生させることにより、前記複数の記録素子を駆動することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記相対移動手段は、前記複数の記録素子配列を固定したまま、該配列方向と交差する方向に前記記録素子配列に対向する記録媒体を搬送することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の記録装置。
  12. インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動するステップと、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動するステップと、を有する記録方法において、
    前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記所定の記録素子列とは別の記録素子配列の前記複数の記録素子は互いに、前記第1の駆動順に応じた相対的な変位量をとるように配列され、
    記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動するステップと、
    前記時分割駆動において、前記第1の駆動順とは駆動順が異なる第2の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動するステップと、を備え
    前記第2の駆動順は、前記複数の記録素子の夫々についての前記第1の駆動順を0から起算した場合の駆動順番と前記第2の駆動順を0から起算した場合の駆動順番を足した数が前記時分割駆動における前記駆動タイミングの数よりも1つ小さくなるように設定されることを特徴とする記録方法。
  13. インクを吐出するために用いられる複数の記録素子が配列され、該配列方向と交差する向きに並置された複数の記録素子配列と、該複数の記録素子配列と該複数の記録素子配列に対向する記録媒体とを前記交差する向きに相対移動するステップと、所定数の記録素子ごとに駆動タイミングを異ならせる時分割駆動により前記複数の記録素子配列の前記複数の記録素子を所定の間隔、かつ所定の駆動順で駆動するステップと、を有する記録方法において、
    前記複数の記録素子配列のうち、所定の種類のインクを吐出する所定の記録素子配列の前記複数の記録素子は、前記交差する向きにおいて前記時分割駆動における前記所定の記録素子配列のための第1の駆動順および前記記録素子間の駆動の間隔に応じた相対的な変位量をとるように配列され、かつ前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子は直列に配列され、
    記録媒体の所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが直線状に整列するように、前記第1の駆動順を適用した前記時分割駆動により、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子を駆動するステップと、
    前記駆動するステップによって、前記時分割駆動により、前記所定領域に形成される前記配列方向の画素列を示す画像データに基づくドットが、前記交差する向きにおいて、前記複数の記録素子間の駆動タイミングに応じた相対的な変位量で変位した位置に記録されるように、前記第1の駆動順を適用して前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子が駆動されることを特徴とする記録方法。
  14. 前記複数の記録素子間の駆動タイミングに応じた相対的な前記変位量を、前記第1の駆動順における前記複数の記録素子の夫々の駆動順番、及び、前記記録媒体上で実現される、前記相対移動の方向における画像解像度に基づき設定するステップをさらに備えることを特徴とする請求項12または13に記載の記録方法。
  15. 前記駆動するステップによって、複数の記録ヘッドに組み込まれたそれぞれの記録素子配列の前記複数の記録素子が駆動されることを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載の記録方法。
  16. 前記駆動するステップによって、それぞれ異なるインクを吐出する記録素子配列の前記複数の記録素子が駆動されることを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載の記録方法。
  17. 前記駆動するステップによって、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子と、前記別の記録素子配列の前記複数の記録素子とが駆動され、前記所定の記録素子配列と前記別の記録素子配列はそれぞれ異なるインクを吐出することを特徴とする請求項12から16のいずれか1項に記載の記録方法。
  18. 前記駆動するステップによって、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子が駆動され、前記所定の記録素子配列は、前記複数の記録素子配列の中で最も高い濃度のインクを吐出することを特徴とする請求項17に記載の記録方法。
  19. 前記複数の記録素子配列について、前記最も高い濃度のインクを吐出するか他のインクを吐出するかを判別するステップをさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
  20. 前記最も高い濃度のインクはブラックのインクであり、
    前記駆動するステップによって、前記所定の記録素子配列の前記複数の記録素子が駆動され、前記所定の記録素子配列は、前記ブラックのインクを吐出することを特徴とする請求項18に記載の記録方法。
  21. 前記複数の記録素子は、吐出口と、該吐出口からインクを吐出するための熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生素子とをそれぞれ有し、
    前記駆動するステップによって、前記熱エネルギー発生素子が熱エネルギーを発生されることにより、前記複数の記録素子が駆動されることを特徴とする請求項12から20のいずれか1項に記載の記録方法。
  22. 前記相対移動するステップによって、前記複数の記録素子配列を固定したまま、該配列方向と交差する方向に前記記録素子配列に対向する記録媒体が搬送されることを特徴とする請求項12から21のいずれか1項に記載の記録方法。
  23. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載の記録装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
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