JP6576978B2 - 天板と脚の連結構造 - Google Patents
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Description
請求項3の発明は、一対の楔片の上下面と一側周面にテーパ面を形成するとともに、係合孔内の上下および左右両側面にテーパ面に形成し、前記一対の楔片を前記係合孔内の各テーパ面に係合可能に挿入し、楔片と係合孔に設けた二種類のテーパ面による楔効果を複合的に作用させて、楔片と係合孔とを強固に連結し得るようにしている。
請求項4の発明は、継手の一端部にジョイントを設け、他端部に楔片を設け、天板の下面に取付ける下枠に接続するジョイントと、脚に設けた張出継手に係合可能に挿入する楔片を介して、天板と脚を容易に連結し得るようにしている。
請求項6の発明は、一対の楔片の接合部にボルトを挿入可能な凹溝を対向配置し、該凹溝を対向してボルト挿通孔を形成するようにしている。
請求項7の発明は、一対の楔片の接合部の一端に手指を挿入可能な切欠溝を形成し、一対の楔片を対向配置後、これらの間にボルトを挿入してネジ孔にねじ込む際、切欠溝に手指を挿入してボルトのねじ込みを実現可能にしている。
請求項9の発明は、楔片の上面または下面若しくは側面のテーパ面のテーパ角度を同一または相違して形成し、係合孔に対する楔片の接触面圧力ないし密着力を加減調整可能にしている。
請求項10の発明は、係合孔内の上面または下面若しくは左右両面のテーパ面のテーパ角度を同一または相違して形成し、楔片に対する上下方向または左右方向の接触面圧力ないし密着力を加減調整可能にしている。
請求項11の発明は、係合孔内の上下面のテーパ面のテーパ角度を、左右両面のテーパ面のテーパ角度より大きく形成し、左右両面の楔片の接触圧力を上下面と係合孔内の上下面との間の接触圧力よりも増強し、その左右面に対する保持力を増強して、楔片の密着力を強化するようにしている。
請求項3の発明は、一対の楔片の上下面と一側周面にテーパ面を形成するとともに、係合孔内の上下および左右両側面にテーパ面に形成し、前記一対の楔片を前記係合孔内の各テーパ面に係合可能に挿入したから、楔片と係合孔に設けた二種類のテーパ面による楔効果を複合的に作用させて、楔片と係合孔とを強固に連結することができる。
請求項4の発明は、継手の一端部にジョイントを設け、他端部に楔片を設けたから、天板の下面に取付ける下枠に接続するジョイントと、脚に設けた張出継手に係合可能に挿入する楔片を介して、天板と脚を容易に連結することができる。
請求項6の発明は、一対の楔片の接合部にボルトを挿入可能な凹溝を対向配置したから、凹溝を対向してボルト挿通孔を形成することができる。
請求項7の発明は、一対の楔片の接合部の一端に手指を挿入可能な切欠溝を形成したから、一対の楔片を対向配置後、これらの間にボルトを挿入してネジ孔にねじ込む際、切欠溝に手指を挿入してボルトのねじ込みを実現することができる。
請求項8の発明は、一対の楔片の接合部の一端に互いに係合可能なガイド溝と凸状ガイドを対向して形成したから、一対の楔片の位置ずれを防止し、一対の楔片を係合孔に確実かつ安全に挿入することができる。
請求項9の発明は、楔片の上面または下面若しくは側面のテーパ面のテーパ角度を同一または相違して形成したから、係合孔に対する楔片の接触面圧力ないし密着力を加減調整することができる。
請求項11の発明は、係合孔内の上下面のテーパ面のテーパ角度を、左右両面のテーパ面のテーパ角度より大きく形成したから、左右両面の楔片の接触圧力を上下面と係合孔内の上下面との間の接触圧力よりも増強し、その左右面に対する保持力を増強して、楔片の密着力を強化することができる。
前記脚5は矩形断面の鋼管で構成され、その下端部にゴム製のキャップ6が取付けられ、その上端部にアルミダイカスト製の接続ジョイント7が装着されている。
図中、8は脚5の上端内部に取付けた固定板で、その通孔9にボルト10が挿入され、その螺軸を接続ジョイント7の下部に設けたネジ孔11にねじ込んで、脚5を取付けている。
前記係合孔13は縦長矩形に開口され、その上下部は緩やかな山形に形成され、その四隅は小さな湾曲面状に形成されていて、その内部にアルミダイカスト製の一対の楔片14,15が圧入されている。
前記係合孔13の内面は、その上下面13a,13bが奥部に傾斜する同様なテーパ状に形成され、その左右面13c,13dが奥部に傾斜するテーパ状に形成されている。
前記楔片14,15の横断面形状は、図9のように横長の台形状に形成され、その外側の左右面を、係合孔13の左右面13c,13dと係合可能なテーパ面に形成している。
前記ボルト18は、先端の螺軸を張出継手12の奥部に形成したネジ孔19にねじ込んで緊締し、楔片14,15を係合孔13に密着して固定している。
前記楔片14,15は後述のガイド溝と凸状ガイドを含め、実質的に同一に構成され、その成形金型の共用化と部品製作の合理化、ないしそのメインテナンスの合理化を図るようにしている。
前記凹溝16,17の一端に臨ませて、大形で深底の切欠溝23,24が形成され、該切欠溝23,24に手指を挿入して前記ボルト18を前記貫通孔に挿入可能にされ、組み立て後は天板2の下面に対向して配置されている。
前記継手25,26の先端部に、前記下枠3,4に挿入可能な角柱状のジョイント29,30が突設され、その内側周面にネジ孔31,32が形成され、該ネジ孔31,32に下枠3,4の通孔35,36を介して、ビス33,34がねじ込まれている。
図中、37,38は前記ジョイント29,30の長さ方向に形成した長孔で、該長孔37,38に連結ボルト39,40が挿入され、これを天板2に埋設したナット41,42にねじ込み、ジョイント29,30を天板2に連結可能にしている。
前記係合孔13の内面は、その上下面13a,13bを奥部側に傾斜する同様なテーパ状に成形し、左右面13c,13dを奥部側に傾斜する同様なテーパ状に成形する。
実施形態の場合、上下面13a,13bによるテーパ角θaを、左右面13c,13dによるテーパ角θbよりも大きく形成し(θa>θb)、θaを約18°に形成し、θbを約6°に形成する。
また、外側の左右面を、係合孔13の左右面13c,13dと係合可能な同様のテーパ面に成形する。
前記楔片14,15の接合部14a,15aを平滑な平坦面に成形し、その接合面の一側に半円形断面の凹溝16,17を形成し、それらの接合時に円形の貫通孔を形成可能にし、この貫通孔に切欠溝23,24側からボルト18を挿入可能にする。
その際、脚5の下端部から長尺のナットレンチ(図示略)を挿入し、これをボルト10の頭部に係合して回動し、ボルト10を通孔9に挿入して緊締する。この後、脚5の下端部にキャップ6を取付ける。この状況は図5のようである。
その際、楔片14,15は接合部14a,15aを密着して接合し、接合部14a,15aの中央に凹溝16,17を対向して配置し、それらでボルト18に対する円形のボルト挿通孔を形成し、また各一対の凸状ガイド2をガイド溝21に係合して、一体的に接合する。この状況は図11,12のようである。
この後、上方に開口した切欠溝23,24に手指を挿入し、保持したボルト18を前記凹溝16,17を接合したボルト挿通孔に挿入し、その先端の螺軸を係合孔13の奥部のネジ孔19にねじ込んで緊締する。
実施形態では楔片14,15の左右面と前記左右面13c,13dとの間の接触圧力を、楔片14,15の上下面と前記上下面13a,13bとの間の接触圧力よりも約4倍増強し、その左右面に対する保持力を増強して、楔片14,15の密着力を強化している。
しかも、楔片14,15は係合孔13の上下面13a,13bと左右面13c,13dに対し、楔効果によって圧接され、脚5の上端部の動揺やガタの発生を阻止するから、脚5を長期に亘って安定して連結し、天板2の使用上の負荷に堪えられる。
また、脚5は上端部に張出継手12と一体の接続ジョイント7を取付け、下端部にキャップ6を取付けた状態で梱包し、これを前記天板2の梱包と一緒または別個に梱包する。
したがって、顧客は梱包を開放後、楔片14,15を係合孔13に挿入し、これらの間にボルト18をねじ込んで緊締するだけで、簡便に組み立てられる。
3,4 下枠
5 脚
13 係合孔
13a,13b テーパ面
13c,13d テーパ面
14a,15a 接合部
17,18 凹溝
18 ボルト
21 ガイド澪
22 凸状ガイド
23,24 切欠溝
29,30 ジョイント
Claims (11)
- 天板の下面に脚の上端部を配置した天板と脚の連結構造において、天板の下面に管状の下枠を取付け、該下枠の端部に挿入可能なジョイントと板状の楔片を備えた継手を設け、前記楔片はその上面または下面若しくはその上下面にテーパ面を形成し、前記脚の上端部に一対の楔片を挿入可能な係合孔を形成した張出継手を取付け、前記係合孔内の上面または下面若しくは上下面に前記楔片のテーパ面と係合可能なテーパ面を形成し、前記係合孔のテーパ面に前記一対の楔片のテーパ面を係合可能に挿入し、前記一対の楔片の接合部にボルトを挿入可能に設け、該ボルトの螺軸を係合孔の奥部に形成したネジ孔にねじ込み、前記一対の楔片を前記係合孔に圧接可能に取付けたことを特徴とする天板と脚の連結構造。
- 前記一対の楔片の一側周面にテーパ面を形成するとともに、前記係合孔内の左右両側面にテーパ面を形成し、前記楔片の側周面のテーパ面を係合孔内の左右両側面のテーパ面に係合可能に挿入した請求項1記載の天板と脚の連結構造。
- 前記一対の楔片の上下面と一側周面にテーパ面を形成するとともに、係合孔内の上下および左右両側面にテーパ面に形成し、前記一対の楔片を前記係合孔内の各テーパ面に係合可能に挿入した請求項1または2記載の天板と脚の連結構造。
- 前記継手の一端部にジョイントを設け、他端部に楔片を設けた請求項1記載の天板と脚の連結構造。
- 前記天板の下面に二つの下枠の端部を離間して交差配置し、各下枠の端部に継手のジョイントを挿入し、各継手の楔片の接合部を接合して配置した請求項1記載の天板と脚の連結構造。
- 前記一対の楔片の接合部にボルトを挿入可能な凹溝を対向配置した請求項1記載の天板と脚の連結構造。
- 前記一対の楔片の接合部の一端に手指を挿入可能な切欠溝を形成した請求項1記載の天板と脚の連結構造。
- 前記一対の楔片の接合部の一端に互いに係合可能なガイド溝と凸状ガイドを対向して形成した請求項1記載の天板と脚の連結構造。
- 前記楔片の上面または下面若しくは側面のテーパ面のテーパ角度を同一または相違して形成した請求項2記載の天板と脚の連結構造。
- 前記係合孔内の上面または下面若しくは左右両面のテーパ面のテーパ角度を同一または相違して形成した請求項2または3記載の天板と脚の連結構造。
- 前記係合孔内の上下面のテーパ面のテーパ角度を、左右両面のテーパ面のテーパ角度より大きく形成した請求項10記載の天板と脚の連結構造。
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