JP4707544B2 - 構造材の結合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、係合溝が形成された第1構造材と第2構造材を結合対象とし、上記第1構造材に上記第2構造材を当接させて連結・固定する構造材の結合構造に係り、特に、部品点数が少なくて簡単な構造で所望の結合構造を得ることができるように工夫したものに関する。
例えば、アルミニウム製の構造材を結合させて各種工作機械等のフレームを構築することが行なわれている。その際の結合構造は、例えば、次のようなものである。まず、第1構造材の外側面に第2構造材の端面を突き当てて、それらの突き当て部分の角部に、略三角形状のブラケットを止めねじによって取り付けるものである。
又、別の結合構造として次のようなものがある。まず、第1の構造材側の蟻溝内に結合体を嵌合させる。この結合体の端部は上記蟻溝から外方に向かって突出・配置されている。一方、上記第1構造材の外側面に第2構造材の端面を突き当てる。その際、上記結合体の端部が第2構造材の蟻溝内に位置するようにする。その状態で上記結合体の端部を止めねじによって第2構造材の蟻溝内の定位置に取り付けるものである。
しかしながら、このような結合構造の場合には次のような問題があった。まず、ブラケットを用いた前者の例の場合には、ブラケットを第1、第2構造材の夫々に止めねじを用いて取り付けるために、止めねじの数が多くなり、その結果、多数の止めねじを六角レンチなどの締付工具を用いてねじ付ける作業が必要となり、その作業に多くの労力と長い作業時間を要してしまうという問題があった。
又、両者の結合構造は、いずれも第1構造材の外側面に第2構造材の端面を突き当てつつ、ブラケットや結合体を止めねじによって取り付けるため、結合時における両構造材の安定性を欠き、よってこれら第1構造材と第2構造材の結合作業における作業性が悪いという問題点があった。
そこで、このような問題点を解決するものとして、例えば、特許文献1に開示されているような構造材の結合構造が提案されている。これは、本件特許出願人によるものである。
特開20002−61302号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。すなわち、特許文献1に開示された構造材の結合構造によると、上記したような問題点を解決することはできるものの、さらなる改良が要求されていた。特に、部品点数を削減することが求められており、それによって、結合作業の容易化、作業性の向上を図ることが要求されているものである。
本発明は、このような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、第1構造材と第2構造材を、少ない部品点数で、且つ、簡単な構造で結合させることができる構造材の結合構造を提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による構造材の結合構造は、係合溝を備えた第1構造材と、長手方向に延長・形成された係合溝を少なくとも一対備えた第2構造材と、を具備し、上記第2構造材の端面を上記第1構造材の上記係合溝が設けられている側に当接させて、上記第1構造材と第2構造材を結合する構造材の結合構造において、上記第2構造材の一対の係合溝間に設けられた第1貫通孔に挿入・配置された第1スリーブと、上記第1貫通孔の一端側において上記第2構造材の係合溝と上記第1構造材の係合溝に係合・配置され雌ねじ部を有する第2貫通孔を備えた第1結合体と、上記第1貫通孔の他端側において上記第2構造材の係合溝と上記第1構造材の係合溝に係合・配置され第3貫通孔を備えた第2結合体と、上記第2結合体の第3貫通孔内に挿入・配置される第2スリーブと、上記第2結合体の第3貫通孔に挿入・配置された第2スリーブと上記第2構造材の第1貫通孔に挿入・配置された第1スリーブを貫通して上記第1結合体の第2貫通孔内に挿入され上記第2貫通孔に設けられた上記雌ねじ部に螺合することにより上記第1構造材と第2構造材を結合するねじ部材と、を具備し、上記第1結合体の第2貫通孔の上記第1スリーブ側には凸部が形成されていて該凸部の上記第1スリーブ側には第1スリーブ側に向かって徐々に縮径されるテーパ部が形成されていて、同様に、上記第2結合体の第3貫通孔に挿入・配置される上記第2スリーブの上記第1スリーブ側には凸部が形成されていて該凸部の上記第1スリーブ側には第1スリーブ側に向かって徐々に縮径されるテーパ部が形成されていて、一方、上記第1スリーブの両側には上記第1結合体側のテーパ部と上記第2スリーブのテーパ部に対向するように内側に向かって徐々に縮径される一対のテーパ部が形成されていて、上記ねじ部材を螺合させていくことにより、上記第1スリーブの両端のテーパ部と上記第1結合体側のテーパ部と上記第2スリーブのテーパ部との作用によって、上記第1構造材と第2構造材とが締結・固定されていくことを特徴とするものである。
又、請求項2による構造材の結合構造は、請求項1記載の構造材の結合構造において、上記第2結合体には上記ねじ部材の頭部が隠れる凹部が形成されていることを特徴とするものである。
以上詳述したように本発明による構造材の結合構造によると、係合溝を備えた第1構造材と、長手方向に延長・形成された係合溝を少なくとも一対備えた第2構造材と、を具備し、上記第2構造材の端面を上記第1構造材の上記係合溝が設けられている側に当接させて、上記第1構造材と第2構造材を結合する構造材の結合構造において、上記第2構造材の一対の係合溝間に設けられた第1貫通孔に挿入・配置された第1スリーブと、上記第1貫通孔の一端側において上記第2構造材の係合溝と上記第1構造材の係合溝に係合・配置され第2貫通孔を備えた第1結合体と、上記第1貫通孔の他端側において上記第2構造材の係合溝と上記第1構造材の係合溝に係合・配置され第3貫通孔を備えた第2結合体と、上記第2結合体の第3貫通孔内に挿入・配置される第2スリーブと、上記第2結合体の第3貫通孔に挿入・配置された第2スリーブと上記第2構造材の第1貫通孔に挿入・配置された第1スリーブと上記第1結合体の第2貫通孔内に挿入され上記第2貫通孔に設けられた雌ねじ部に螺合することにより上記第1構造材と第2構造材を結合するねじ部材と、を具備した構成としたので、まず、少ない部品点数で、且つ、簡単な構成で所望の結合構造を得ることができるようになった。すなわち、部品点数としては、第1スリーブ、第2スリーブ、第1結合体、第2結合体、ねじ部材だけであり、これらを順次セットして上記ねじ部材を螺合させるだけで所望の結合構造を得ることができるものである。よって、分解・組立に多くの労力と長い時間を要することもなく、分解・組立作業の容易化を図ることができるものである。
特に、第2結合体側においては、第2スリーブを別体に設けるようにしているので、第1結合体や第2結合体が傾いた状態でセットされるようなことはない。
因みに、第1結合体や第2結合体が傾いた状態で第1構造材と第2構造材とが結合・固定された場合には、上記第1結合体や第2結合体の傾きが外力の作用等によって解消された時点で、第1構造材と第2構造材との結合・固定状態が緩んでしまうことになってしまう。これに対して、本願発明の場合には、上記したように、そもそも第1結合体や第2結合体が傾いた状態でセットされるようなことはないので、上記したような事態の発生を防止することができる。
又、上記第1結合体の第2貫通孔の上記第1スリーブ側には凸部が形成されていて該凸部の上記第1スリーブ側には第1スリーブ側に向かって徐々に縮径されるテーパ部を形成して、同様に、上記第2結合体の第3貫通孔に挿入・配置される上記第2スリーブの上記第1スリーブ側には凸部が形成されていて該凸部の上記第1スリーブ側には第1スリーブ側に向かって徐々に縮径されるテーパ部を形成して、一方、上記第1スリーブの両端には上記第1結合体側のテーパ部と上記第2スリーブのテーパ部に対向するように内側に向かって徐々に縮径される一対のテーパ部を形成して、上記ねじ部材を螺合させていくことにより、上記第1スリーブの両端のテーパ部と上記第1結合体側のテーパ部と上記第2スリーブのテーパ部との作用によって、上記第1構造材と第2構造材とが締結・固定されていくように構成した場合には、強固な結合構造を簡単な構成で得ることができるものである。
又、上記第1結合体に上記ねじ部材の頭部が隠れる凹部を形成した場合には、ねじ部材の頭部の露出を防止することができる。
以下、図1乃至図9を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1及び図2において、まず、第1構造材1がある。この第1構造材1は、図3及び図4にも示すように、立方体形状をなしているとともに中空形状をなしている。そして、各面には四角形の開口部3が形成されている。又、各面の一対の辺にはT字型係合凹部5、5が形成されており、又、残りの一対の辺には係合凹部7、7が形成されている。
尚、図1は後述する各部品を組み立てて結合・固定する前の状態を示しており、図2は結合・固定後の状態を示している。
上記構成をなす第1構造材1に対して第2構造材11が当接・配置されている。この第2構造材11は、その横断面形状が四角形をなしていて、その中心部には貫通孔13が形成されている。又、四辺の夫々にはT字型係合凹部15が夫々形成されている。これら貫通孔13とT字型係合凹部15は長手方向に沿って連続して延長・形成されている。又、上記第2構造材11の端部であって所定の位置には上記貫通孔13とT字型係合凹部15に対して直交する方向に結合用貫通孔(第1貫通孔)17が穿孔されている。又、上記結合用貫通孔17の両側の上記T字型係合凹部15、15の縁部には円形の一部をなすような形状の切欠部16、16が形成されている。
次に、上記第2構造材11を上記第1構造材に対して所定の位置関係で当接・配置させて結合・固定する場合に使用する各部品の構成を順次説明する。
まず、図1及び図2に示すように、第1スリーブ21があり、この第1スリーブ21は上記第2構造材11に設けられた結合用貫通孔17内に挿入・配置される。上記第1スリーブ21の両端には、図7にも示すように、テーパ部23、23が形成されていて、これらテーパ部23、23は外方に向かってその内径を徐々に拡大するような形状になっている。
又、図1及び図2に示すように、上記第1スリーブ21の外側には第1結合体25が設置されている。上記第1結合体25は、図5にも示すように、棒体部27を備えていて、該棒体部27はその横断面形状が四角形となっている。上記棒体部27の長手方向一端側(図中上端側)には円筒係合部29が設けられている。この円筒係合部29は中空形状をなしていて貫通孔(第2貫通孔)31を備えている。又、上記円筒係合部29の上記第1スリーブ21側にはテーパ部33が設けられている。このテーパ部33はその外径が上記第1スリーブ21側に向かって徐々に縮小されるように形成されている。又、上記棒体部27の他端(図中下端側)にはT字型係合部35が形成されている。
そして、上記構成をなす第1結合体25を第2構造材11の係合凹部15と第1構造材1のT字型係合凹部5内に係合させるものである。すなわち、棒体部27の本体は上記第2構造材11の係合凹部15内に係合し、下端のT字型係合部35が上記第1構造材1のT字型係合凹部5内に係合することになる。
又、図1及び図2に示すように、上記第1スリーブ21と第2構造材11を挟んで上記第1結合体25の反対側には第2結合体41が配置されている。この第2結合体41は、図6にも示すように、棒体部43を備えている。この棒体部43の横断面形状は四角形となっている。上記棒体部41の一端側(図中上端側)には円筒係合部45が設けられている。この円筒係合部45は中空形状をなしていて貫通孔(第3貫通孔)47を備えている。又、上記円筒係合部45の外方側にはテーパ状凹部49が形成されている。このテーパ状凹部49はその内径が外方に向かって徐々に拡大されるように形成されている。又、上記棒体部43の他端(下端側)にはT字型係合部51が形成されている。
上記円筒係合部45の貫通孔47内には第2スリーブ61が挿入・配置される。上記第2スリーブ61は、図8にも示すように、中空形状をなしていて貫通孔63を備えている。又、上記第2スリーブ61の先端には鍔部65が形成されていて、この鍔部65にはテーパ部67が設けられている。このテーパ部67は既に説明した第1スリーブ21側に向かってその外径が徐々に縮小されるような形状になっている。
そして、上記構成をなす第2結合体41を第2構造材11の係合凹部15と第1構造材1のT字型係合凹部5内に係合させるものである。すなわち、棒体部43の本体は上記第2構造材11の係合凹部15内に係合し、下端のT字型係合部51が上記第1構造材1のT字型係合凹部5内に係合することになる。
又、既に説明した第1結合体25の円筒係合部29の貫通孔31には、図5(a)に示すように、雌ねじ部71が形成されている。一方、上記第2結合体41の外方からはねじ部材73が挿入・配置されて、上記雌ねじ部71に螺合される。それによって、第2構造材11が第1構造材1に結合・固定されるものである。
尚、上記ねじ部材71には頭部73があり、この頭部73は上記テーパ状凹部49内に埋もれてしまい外方に露出しないように構成されている。
又、第1構造材1の各開口部3には、図9に示すような閉塞部材81が取り付けられる。上記閉塞部材81は、蓋体83と、この蓋体83の内側に配置されたストッパ部材85と、上記蓋体83側から差し込まれて上記ストッパ部材85に螺合されるねじ部材87とから構成されている。又、上記ストッパ部材85には鍔部89が形成されている。上記構成をなす閉塞部材81を開口部3に係合させてねじ部材87をねじ込んでいく。最初はストッパ部材85も回転するが開口部3の内側の内壁3a(図2に示す)に当接することによりその回転は規制される。そして、その状態でねじ部材87をさらにねじ込んでいくことによりストッパ部材85が引き上げられることになるので、その鍔部89が開口部3の内壁3b(図2に示す)に係合して固定されることになる。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、第2構造材11の結合用貫通孔17内に第1スリーブ21を挿入・配置しておく。次に、上記第2構造材11を第1構造材1の所定位置に当接・配置する。そして、第1結合体25を第2構造材11の係合凹部15と第1構造材1のT字型係合凹部5内に係合させる。一方、反対側においては第2結合体41内に上記第2スリーブ61を挿入・配置させた状態で第2構造材11の係合凹部15と第1構造材1のT字型係合凹部5内に係合させる。
次に、ねじ部材73を第2結合体41側から差し込んで、第1結合体25の円筒係合部29の雌ねじ部71に螺合させていく。それによって、第1結合体25と第2結合体41が引き上げられながら締め付けられていく。これら第1結合体25と第2結合体41の締め付けによって、第1構造材1が第2構造材11側に引き上げられていき、結局、第1構造材1と第2構造材11とが強固に結合・固定されることになる。次に、閉塞部材81によって第1構造材1の各開口部3を閉塞する。
以上の作業によって第2構造材11の第1構造材1に対する結合・固定作業が完了するものである。
上記接合・固定の作用をさらに詳しく説明する。まず、ねじ部材73をねじ込んでいくことにより第2スリーブ61と第1スリーブ21との摺り合わせ作用がなされる。すなわち、第2スリーブ61のテーパ部65と第1スリーブ21のテーパ部23との摺り合わせ作用によって、第2結合体41が上方に引き上げられていく。同時に、第1スリーブ21が第2スリーブ61によって押されて第1結合体25側に移動する。それによって、第1スリーブ21の反対側のテーパ部23と第1結合体25側のテーパ部33とによる摺り合せ作用がなされる。それによって、第2結合体25が上方に引き上げられる。上記第2結合体41と第1結合体25が上方に引き上げられることにより、第1構造材1が第2構造材11側に引き上げられて結合・固定されることになる。
その際、第2結合体41側においては、第2結合体41と第2スリーブ61が別体に設けられているので、第2結合体41は締め付け時にT字型係合凹部15の奥の面に当接した状態でセットされその後単に上方に向かって上昇していくだけである。その為、第2結合体41が傾いた状態となることはない。
因みに、第2結合体41と第2スリーブ61が一体化されているような場合には、締め付け時に、締め付け部が内側に押し付けられるので、第2結合体41の下端部がT字型係合凹部15の奥の面から離間する方向に移動してしまい、その結果、第2結合体41が傾いてしまうことが懸念される。そのような傾きが発生した状態で結合・固定された場合は、その後何等かの外力の作用によってその傾きが是正されてしまうと、結合・固定状態が緩んでしまうことがある。本実施の形態の場合にはそのような懸念はないものである。
又、第1結合体25側においては、第1スリーブ21が第1結合体25側に移動しながら作用するので、第1結合体25が傾いてしまうようなことはない。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、少ない部品点数で、且つ、簡単な構成で所望の結合構造を得ることができるようになった。すなわち、部品点数としては、第1スリーブ21、第2スリーブ61、第1結合体25、第2結合体41、ねじ部材73だけであり、これらを順次セットして上記ねじ部材73を螺合させるだけで所望の結合構造を得ることができるものである。よって、分解・組立に多くの労力と長い時間を要することもなく、分解・組立作業の容易化を図ることができるものである。
又、強固な連結・固定状態を得ることができる。すなわち、ねじ部材73を螺合させていくと、第1スリーブ21の両端に形成されているテーパ部23、23と、第1結合体25の円筒係合部29のテーパ部33と、第2スリーブ61のテーパ部67の作用によって、第1結合体25と第2結合体41ひいては第1構造材1が第2構造材11側に引き上げられていき、それによって、第1構造材1と第2構造材11とが強固に連結・固定されることになるものである。
又、第2結合体41側においては、第2スリーブ61を別体に設けるようにしているので、仮に、第1結合体25や第2結合体41が傾いた状態でセットされるようなことはなく、よって、第1結合体21や第2結合体41が傾いた状態で第1構造材1と第2構造材11とが結合・固定されるようなことを防止することができる。
因みに、第1結合体25や第2結合体41が傾いた状態で第1構造材1と第2構造材11とが結合・固定された場合には、上記第1結合体25や第2結合体41の傾きが外力の作用等によって解消された時点で、第1構造材1と第2構造材11との結合・固定状態が緩んでしまうことになってしまう。これに対して、本実施の形態の場合には、上記したように、第1結合体25や第2結合体41が傾いた状態でセットされるようなことを防止することができるので、上記したような事態の発生を防止することができる。
又、ねじ部材73の頭部75は第2結合体41のテープ部49内に入り込むと共に、各部品は結合時には第2構造材11の嵌合凹部15内に隠れてしまうものであり、よって、他の構造物に影響を与えることもなく、又、美観上も優れているものである。
次に、図10乃至図13を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態の場合には、前記第1の実施の形態の場合と同様に、第2構造材11を第1構造材1に結合・固定するとともに、第3構造材91、91を上記第1構造材1に結合・固定している。そして、第1結合体21側には張出部93が設けられている。同様に、第2結合体41側においても張出部95が設けられている。上記張出部93には取付用孔94が設けられているとともに、上記張出部95にも取付用孔96が設けられている。上記張出部93、95は各構造材の結合角部に配置されることになる。そして、それら張出部93、95の取付用孔94、96を利用して各種部材、例えば、壁用の板体等を取り付けるようにしたものである。
上記第1結合体25の張出部93と第2結合体41の張出部95の先端部には固定金具97が夫々の先端部を被冠するように設置されている。この固定金具97は、図13に示すように、係合部99を備えているとともに貫通孔101を備えている。そして、上記係合部99を上記第1結合体25の張出部93と第2結合体41の張出部95の先端部に上方から係合させる。そして、貫通孔101、101を介して固定ボルト103、103とナット105、105によって固定するものである。
以上この第2の実施の形態によると、前記第1の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるとともに、第1結合体21に張出部93を設け、第2結合体41に張出部95を設けているので、各構造材によって組み立てられた骨組体に壁等を取り付ける場合に便利である。
尚、本発明は前記第1、第2の実施の形態に限定されるものではない。
まず、各構造材の形状としては様々なものが想定され図示したものに限定されるものではない。
同様に、各結合体、その他各部品の形状についても同様である。
本発明は、係合溝が形成された第1構造材と第2構造材を結合対象とし、上記第1構造材に上記第2構造材を当接させて連結・固定する構造材の結合構造に係り、特に、部品点数が少なくて簡単な構造で所望の結合構造を得ることができるように工夫したものに関し、例えば、様々な構造物の枠組を構築するような場合に好適である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合する手順を順次示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合する結合構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図3(a)は第1構造材の構成を示す正面図、図3(b)は第1構造材の構成を示す平面図、図3(c)は第1構造材の底面図、図3(d)は第1構造材の左側面図、図3(e)は第1構造材の右側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図4(a)は図3(c)のa−a断面図、図4(b)は図3(c)のb−b断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合するための結合体の構成を示す図で、図5(a)は結合体の一部を破断させて示す側面図、図5(b)は図5(a)のb−b矢視図、図5(c)は図5(a)のc−c矢視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合するための結合体の構成を示す図で、図6(a)は結合体の一部を破断させて示す側面図、図6(b)は図6(a)のb−b矢視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合するためのスリーブの構成を一部破断させて示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合するためのスリーブの構成を一部破断させて示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、第2構造材の開口部を閉塞するための閉塞部材の構成を示す図で、図9(a)は閉塞部材の断面図、図9(b)は図9(a)のb−b断面図、図9(c)は図9(a)のc−c矢視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合する結合構造を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合するための結合体の構成を示す図で、図11(a)は結合体の一部を破断させて示す側面図、図11(b)は図11(a)のb−b矢視図、図11(c)は図11(a)のc−c矢視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、第1構造材と第2構造材を結合するための結合体の構成を示す図で、図12(a)は結合体の一部を破断させて示す側面図、図12(b)は図12(a)のb−b矢視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図13(a)は結合体を固定するための固定具の構成を示す平面図、図13(b)は図13(a)のb−b断面図、図13(c)は図13(a)のc−c矢視図である。
符号の説明
1 第1構造材
3 開口部
5 T字型係合凹部
7 係合凹部
11 第2構造材
13 貫通孔
15 T字型係合凹部
17 結合用貫通孔(第1貫通孔)
21 第1スリーブ
23 テーパ部
25 第1結合体
27 棒体部
29 円筒係合部
31 貫通孔(第2貫通孔)
33 テーパ部
35 T字型係合部
41 第2結合体
43 棒体部
45 円筒係合部
47 貫通孔(第3貫通孔)
49 テーパ状凹部
51 T字型係合部
61 第2スリーブ
63 貫通孔
65 鍔部
67 テーパ部
71 第1結合体の雌ねじ部
73 ねじ部材
75 頭部

































Claims (2)

  1. 係合溝を備えた第1構造材と、長手方向に延長・形成された係合溝を少なくとも一対備えた第2構造材と、を具備し、上記第2構造材の端面を上記第1構造材の上記係合溝が設けられている側に当接させて、上記第1構造材と第2構造材を結合する構造材の結合構造において、
    上記第2構造材の一対の係合溝間に設けられた第1貫通孔に挿入・配置された第1スリーブと、
    上記第1貫通孔の一端側において上記第2構造材の係合溝と上記第1構造材の係合溝に係合・配置され雌ねじ部を有する第2貫通孔を備えた第1結合体と、
    上記第1貫通孔の他端側において上記第2構造材の係合溝と上記第1構造材の係合溝に係合・配置され第3貫通孔を備えた第2結合体と、
    上記第2結合体の第3貫通孔内に挿入・配置される第2スリーブと、
    上記第2結合体の第3貫通孔に挿入・配置された第2スリーブと上記第2構造材の第1貫通孔に挿入・配置された第1スリーブを貫通して上記第1結合体の第2貫通孔内に挿入され上記第2貫通孔に設けられた上記雌ねじ部に螺合することにより上記第1構造材と第2構造材を結合するねじ部材と、を具備し、
    上記第1結合体の第2貫通孔の上記第1スリーブ側には凸部が形成されていて該凸部の上記第1スリーブ側には第1スリーブ側に向かって徐々に縮径されるテーパ部が形成されていて、
    同様に、上記第2結合体の第3貫通孔に挿入・配置される上記第2スリーブの上記第1スリーブ側には凸部が形成されていて該凸部の上記第1スリーブ側には第1スリーブ側に向かって徐々に縮径されるテーパ部が形成されていて、
    一方、上記第1スリーブの両側には上記第1結合体側のテーパ部と上記第2スリーブのテーパ部に対向するように内側に向かって徐々に縮径される一対のテーパ部が形成されていて、
    上記ねじ部材を螺合させていくことにより、上記第1スリーブの両端のテーパ部と上記第1結合体側のテーパ部と上記第2スリーブのテーパ部との作用によって、上記第1構造材と第2構造材とが締結・固定されていくことを特徴とする構造材の結合構造。
  2. 請求項1記載の構造材の結合構造において、
    上記第2結合体には上記ねじ部材の頭部が隠れる凹部が形成されていることを特徴とする構造材の結合構造。
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