JP6572429B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に低温貯蔵室等のドア開閉構成に関するものである。
一般に家庭用冷蔵庫は、冷蔵室、野菜室、冷凍室等を備え、更に前記冷蔵室内には当該冷蔵室よりも低温に冷却されるチルド室(冷蔵室よりも低く約1℃の温度帯とする室)あるいはパーシャル室(約−3℃の微凍結温度帯とする室)またはこれらに切り替え可能な第三温度帯室等の低温貯蔵室を設けたものが見られる。
そして、上記低温貯蔵室には出し入れ自在な容器が設けてあり、当該容器の出し入れによって前記低温貯蔵室のドアを開閉するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図12は特許文献1記載の冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は冷蔵室101の下部に低温貯蔵室102を設け、この低温貯蔵室102はその上面を冷蔵室101の最下段に位置する棚板としても利用する棚板部材103で覆って構成してある。
上記低温貯蔵室102は内部に引出自在な容器104が設けてあり、その前方開口縁部分には傾斜部105が設けてある。そして、上記容器104を出し入れすることにより、前記傾斜部105がドア106の裏面に設けた突起部107に当接し、ドア106を開閉するようになっている。
特開2006−118825号公報
本発明は、容器引出し初動時の摺動抵抗を低減できる冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明の冷蔵庫は、上記目的を達成するために、冷蔵室を少なくとも有し、前記冷蔵室の下部に貯蔵室が設けられている冷蔵庫であって、前記貯蔵室は、引き出し式の容器と前記貯蔵室を開閉するドアとから構成され、前記容器の左右の側壁の少なくとも一方には、前記容器を引き出す動作、及び、前記容器を押し込む動作によって前記ドアを開閉させるためのガイド部が設けられ、前記ドアには、第1の突起部と、第2の突起部と、第3の突起部とが設けられ、前記ガイド部は、前記冷蔵庫の正面側に位置し、かつ、傾斜している第1の傾斜部材と、前記第1の傾斜部材よりも前記冷蔵庫の背面側に位置し、かつ、傾斜している第2の傾斜部材と、前記第1の傾斜部材と前記第2の傾斜部材とをつなぐつなぎ部材とから構成され、前記第1の突起部と前記第2の突起部の両方が前記第1の傾斜部材に当接可能であり、前記容器が押し込まれている状態から前記容器を引き出すことで、前記第1の突起部の次に前記第2の突起部が前記第1の傾斜部材に当接し、更に前記容器を引き出すことで、前記第3の突起部が前記第2の傾斜部材に当接することを特徴とする
本発明によれば、容器引出し初動時の摺動抵抗を低減できる冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の扉を開いた時の正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室を示す正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室の断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室の容器引出し中間時点での断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室を示す図6のA−A断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室容器とドアの要部を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室容器とドアの分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室の容器引出し動作を示す説明図 従来の冷蔵庫の低温貯蔵室部分を示す断面図
第1の発明は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けた冷蔵室と、前記冷蔵室の下部に区画形成した貯蔵室と、前記貯蔵室内に出し入れ自在に設けた容器と、前記容器の出し入れによって貯蔵室を開閉するドアとを備え、前記ドアもしくは前記容器のいずれか一方に前記容器の移動によって前記ドアを開閉する傾斜部を設け、前記傾斜部は容器移動方向に沿って傾斜角が異なる少なくとも二つ以上の傾斜部分を備えた構成としてある。
これにより、容器を出し入れする際に生じるドア開閉或いは容器移動に供される分力は、それぞれの傾斜部分の角度によって異なる大きさとすることができ、容器出し入れ時の容器位置に適した大きさの分力に設定することができる。したがって、容器の出し入れ双方の動きを軽くすることができ、使い勝手を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ドアもしくは容器の一方に前記容器もしくはドアに設けた各傾斜部分に対応させて突起部をそれぞれ設け、前記それぞれの突起部を前記各傾斜部分に順次当接させてドアを開閉させる構成としてある。
これにより、傾斜部分と突起部との当接角度を容器の移動につれて最も抵抗が少なくなる角度に設定することができ、容器の出し入れ移動が途中で重くなることを抑制でき、更に使い勝手の良いものとすることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記傾斜部分の各傾斜角度は容器押し込み挿入時にドアの荷重によって生じる容器押し込み収納方向の分力が容器の移動に伴う摺動抵抗よりも大きい分力を発生する角度に設定した構成としてある。
これにより、容器は押し込み収納時軽く押し込むだけでドア荷重によって生じる分力により自動的に貯蔵室内へと押し込み収納することができ、使い勝手を更に向上させることができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明において、前記ドアはガラス板或いは板厚の厚い透明板を用いて構成してある。
これにより、ドアの荷重が大きくなってドアの荷重により生じる容器収納方向への分力を大きなものとすることができ、より確実に容器を自動的に貯蔵室内へと押し込み収納することができるとともに、ドアを構成する透明板は深みがあって重厚感のあるものとなり、ドアの品位を大きく向上させることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、前記容器はローラーまたは滑動体によって出し入れ自在に支持した構成としてある。
これにより、容器の出し入れ移動時の摺動抵抗を大幅に低減でき、ドア荷重によって生じる分力により容器を確実に自動収納することができるようになり、さらに使い勝手を向上させることができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、前記容器はガイド部材により支持し、前記ガイド部材はその後端部に後方にいくほど低くなる傾斜引き込み部を設けた構成としてある。
これにより、容器は貯蔵室内に押し込まれていくうちに傾斜引き込み部の傾斜によって最終位置に引き込まれ、確実に貯蔵室奥部まで移動し収納されるとともに、その位置に停止保持されて不用意に前方へと移動するようなこともなくなり、信頼性の高いものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図12は本発明の実施の形態1を示すもので、まず、冷蔵庫全体の構成について図1〜図3を用い説明する。
図1〜図3において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は、図3に示すように主に鋼板を用いた外箱2と、ABSなどの硬
質樹脂で成型された内箱3と、前記外箱2と内箱3との間に充填された硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材4とから構成されている。
冷蔵庫本体1は、仕切板5、6、6aによって複数の貯蔵室に区分されており、冷蔵庫本体1の最上部は冷蔵室7、冷蔵室7の下方は切替室8a及び切替室8aに並設した製氷室8b、さらにその下方は冷凍室9、さらに最下部は野菜室10となっている。そして前記各貯蔵室の前面開口部は、扉11a、11b、11c、11d、11eによって開閉可能に閉塞されている。
前記冷蔵庫本体1の上部後方領域には機械室14が設けられている。機械室14には、圧縮機15、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクルの高圧側構成部品が収容されている。
また、冷蔵庫本体1の背面には冷気を生成する冷却室16と、冷却室16からの冷気を前記冷蔵室7、冷凍室9、野菜室10等に供給循環させる冷気通路17が設けられている。
冷却室16内には冷却器19が配設されており、冷却器19の上部には冷却ファン20が配置されている。前記冷却ファン20は、冷却器19により冷却された冷気を、冷気通路17を介し冷蔵室7、冷凍室9、野菜室10等に強制循環させて各室を冷却するものである。
例えば、冷蔵室7は食材が凍らない程度の温度通常1℃〜5℃に冷却し、野菜室10は冷蔵室7と同等もしくは若干高めの温度2℃〜7℃に冷却している。また、冷凍室9は冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃の冷凍温度帯に冷却しており、場合によっては冷凍保存状態向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温に冷却することもある。
前記冷却室16からの冷気によって冷却される冷蔵室7には食材を載置する複数の棚板21が設けてあり、かつ、側壁前部には照明装置(図示せず)が設置してあって扉11aを開くと点灯し冷蔵室7内を照射するようになっている。
また、上記冷蔵室7にはその下部に低温貯蔵室23が形成してある。この低温貯蔵室23は例えば約1℃の温度帯に冷却されるチルド室あるいは約−3℃の微凍結温度帯まで冷却されるパーシャル室に切り替え可能な低温貯蔵室となっている。なお、低温貯蔵室23はチルド室或いはパーシャル室に切り替え可能なものでなく、チルド室或いはパーシャル室として専用設計されたものであってもよいものである。
上記低温貯蔵室23は図4〜図6に示すようにその上面を冷蔵室7の最下段に位置する棚板としても利用する棚板部材24及び側面の給水タンク室22(図2参照)との間を仕切る間仕切り板22aとで区画形成してあり、内部には引出自在な容器25が設けてあって、その前方は前記容器25の引出によって棚板部材24の前端部を中心に回動して開くドア26によって閉蓋してある。
以下、上記ドア26の開閉構成について、図7〜図12を用いて説明する。
まず容器25は、図4〜図6及び特に図9、図10に示すように、上面及び前方上部を開口した略箱型に形成してあり、前端部には把手25aが一体形成してあり、両側壁外面には前記ドア26を開閉させるためのガイド片27が帯状に設けてある。
上記ガイド片27には前記ドア26を開閉動作させるための傾斜部28が形成してある
。この傾斜部28はこの例では二つの傾斜部分28a、28bで構成してあってその途中は水平片部28cでつながっており、その傾斜角はそれぞれ異なる角度に設定してある。
本実施の形態では前記二つの傾斜部分28a、28bのうち、容器前方側に位置する傾斜部分28aの傾斜角は従来に比べやや水平に近い緩やかな角度とし、後方に位置する傾斜部分28bの傾斜角は前方の傾斜部分28aの傾斜よりさらに水平に近い緩やかな角度としてある。
一方、前記容器25の出し入れによって開閉されるドア26は、図9、図10に示すように、略四角形状のABS等からなるドア枠29にアクリル樹脂等で構成した透明板30を嵌め込み装着して構成してあり、そのドア枠29の両側上部に設けた鉤状の軸支部31を前記棚板部材24の前端に枢支して回動自在としてある。
そして、上記ドア26は、そのドア枠29の両側部に前記容器25のガイド片27に設けた傾斜部分28a、28bに当接する突片部32設けてある。この突片部32には前記容器25の二つの傾斜部分28a、28bに対応して突起部33a−1、33a−2と33bとが形成してあり、突起部33a−1、33a−2が容器前方側の傾斜部分28aに当接し、もう一つの突起部33bは容器後方側の傾斜部分28bに当接するようになっている。
なお、この実施の形態では上記傾斜部分28aに当接する側の突起部33a−1、33a−2は二つにして設けたが、これは一つであってもよいものである。
さらに前記容器25は、図10に示すように、その両側壁部にレール34を設け、このレール34を低温貯蔵室壁に装着した第一のガイド部材35および給水タンク設置室22の間仕切り板22aに設けた第二のガイド部材36によって出し入れ自在に支持してある。
そして、上記第一、第二ガイド部材35、36の前方端部分には容器25を支持するローラー37aを設けるとともに、容器25のレール34の後端部にはジュラコン等のすべり性の良い樹脂で形成した滑動体37bが組み込んである。
更に前記第一、第二ガイド部材35、36の後端部には後方にいくほど低くなる傾斜引き込み部38(図6参照)が形成してある。
なお、前記低温貯蔵室23は棚板部材24を構成する断熱材39中に冷気ダクト部40が形成してあり、冷蔵庫本体1背面の冷気通路17から冷気ダクト部40を介して冷気が供給され、所定温度に冷却するようになっている。
また、前記低温貯蔵室23にはその棚板部材24の下面に凹部を形成して、LED等からなる照明装置が設けてあり、棚板部材24によって冷蔵室7内の照明装置からの光が届かなくても容器25内部を照射して内部の視認性を高めるようにしてある。
以上のように構成された冷蔵庫について、次にその作用効果を説明する。
まず、この冷蔵庫の低温貯蔵室は、冷蔵庫本体1の冷気通路17から供給される冷気が棚板部材24に設けた冷気ダクト部40を介して供給され、低温貯蔵室23内の容器25に収納している肉や魚等の食材を所定温度に冷却保存している。例えば低温貯蔵室がチルド室である場合は約1℃に冷却保存し、パーシャル室である場合は約−3℃の微凍結温度に冷却保存している。 そして、上記低温貯蔵室23に肉や魚等の食材を出し入れすると
きには、容器25の把手25aを持って容器25を出し入れする。
この時、低温貯蔵室23の前方開口を閉蓋しているドア26は前記容器25の出し入れに伴って開閉される。
以下、上記ドア26の開閉について図11を用いて詳述する。
まず、低温貯蔵室23内に冷却保存している食材を取り出す時には、把手25aを持って容器25を引き出す。これにより図11の(a)(b)に示すように、容器側面のガイド片27に設けた前方側の傾斜部分28aがドア26の突片部32に設けた下側の突起部33a−1、33a−2のうち突起部33a−1に当接し、そのまま前記傾斜部分28aが突起部33a−1から突起部33a−2を介してドア26を上向きに回動させていく。
そして、そのまま容器25を引き出して行くと、図11の(c)に示すように、傾斜部分28aと突起部33a−2との当接が外れるとほぼ同時に容器後方側の傾斜部分28bがドア26の突片部32に設けた上側の突起部33bに当接し、図11の(d)に示すように、そのまま前記傾斜部分28bが突起部33bを介してドア26を上向きに回動させていく。
更に容器25を引き出し続けると、ついにドア26はその突起部33bが図11の(e)(f)に示すように、容器25のガイド片27に設けた後方側の傾斜部分28bを乗り越え後方水平片部28dまで摺動して全開状態となり、その状態で支持される。
従ってユーザはこの状態で容器25の前方開口部分から容器25内部の食材を取り出すことができる。
次に、低温貯蔵室23内に新たに食材を収納する場合を説明する。
上記のようにして容器を引き出したのち、容器25の前方開口部より肉や魚等の食材を容器25内に入れ、把手25aを持って容器25を軽く押し込む。これにより、ドア26の突起部33bが図11の(e)に示すように、容器25の後方水平片部28dから後方側の傾斜部分28bへと移動していき、ドア26の荷重が突起部33bを介して前記傾斜部分28bに加わり、その分力で容器25が低温貯蔵室23内へと押し込まれるようになる。
このまま容器25が低温貯蔵室23内と押し込まれていき、ドア26の突起部33bが図11の(c)に示すように、容器25の後方側の傾斜部分28bから離れ後方水平片部28dに達するのとほぼ同時にドア26の下側の突起部33a−1、33a−2のうち突起部33a−2が容器前方の傾斜部分28aに当接する。これにより、今度は容器前方の傾斜部分28aにドア26の荷重が加わり、その分力で容器25がそのまま更にドア26の荷重によって低温貯蔵室23内へと押し込まれていき、ついには容器25は低温貯蔵室23内に完全に押し込まれ、ドア26は低温貯蔵室23の前方開口を閉じる。
ここで、本実施の形態では、前記容器25の出し入れ時の操作力に関係する傾斜部28が傾斜角の異なる二つの傾斜部分28a、28bで構成してあるから、容器25の出し入れ双方の操作力を軽いものとすることができる。
すなわち、容器引出し初期に作用する傾斜部分28aはその傾斜角を従来に比べやや緩やかにしておけばドア26を上向きに回動させて開く分力が小さくなり、軽い力で引き出すことができる。したがって、容器引き出し開始時に瞬間的に大きな力を必要とするとし
ても従来に比べ軽く引き出すことができる。
また、前記傾斜部分28aの傾斜角をやや緩やかにしておくことによって、引き出した容器25から手を放すと容器25が勝手に勢いよく低温貯蔵室23内へと戻ってしまうということも防止でき、使い勝手が向上する。すなわち、傾斜部分28aの傾斜角が急な場合、容器25を押し込む方向の分力が大きく、ドア26をガラスドア等の高級感のあるものとしてその重量が重くなると、ドア荷重による前記容器押し込み分力が大きくなりすぎて、容器25が勝手に勢いよく低温貯蔵室23内へと戻ってしまい、食材の出し入れがしにくくなる。しかしながらこの実施の形態によれば、ドア26をガラスドア等の高級感のあるものとしてその重量が重くなってもこのようなことを防止できる。
また、上記低温貯蔵室23を閉蓋するドア26の透明板30をガラス等で形成して重量が重くなっても、傾斜部分28aの傾斜角が従来に比べ緩やかであるから、容器25を軽く引き出すことが可能となる。したがって、ドア26の透明板30を大重量化しやすいガラスもしくは板厚の厚いアクリル樹脂等で形成して重厚感のあるものとすることができ、高級感を持たせドア品位を向上させることもできる。
さらに、前記傾斜部分28aの傾斜角をやや緩やかにしつつある程度の傾斜角を持たせておけば、前記容器25の引出力を軽くしつつドア26の開き度合いが遅くなるのを防止して使い勝手も良好なものとすることができる。すなわち、上記傾斜部分28aの傾斜角を緩やかにしすぎると、容器引出し時、傾斜が緩いためドア26の開きが遅くなって容器前方の間口がなかなか全開状態にならず、容器25をいっぱいに引き出さないと食材の出し入れができなくなる。しかしながら上記傾斜部分28aの傾斜角をやや緩やかにしつつある程度の傾斜角を持たせておけば、ドア26の開きが適度に早くなって容器25をいっぱいに引き出さなくても食材の出し入れができるようになり、使い勝手が向上する。
また、容器25後方部の傾斜部分28bはその傾斜角が従来に比べやや穏やかではあるもののある程度の角度を持っているから、容器25を収納する際、ドア荷重による容器収納方向への分力が作用する。したがって、容器25の押し込み収納も軽く行うことができる。
本実施の形態では、前記ドア荷重によって生じる容器押し込み方向の分力は容器25の移動に伴う摺動抵抗よりも大きくなるように設定してあるので、容器25は押し込み収納時軽く押し込むだけで自動的に低温貯蔵室23内へと押し込み収納することができ、使い勝手を向上させることができる。
またドア26が前記したようにガラス或いは板厚の厚い透明板30を用いて重くなっているので、ドア荷重により生じる容器収納方向への分力がより大きなものとなり、さらに確実に容器25を低温貯蔵室23内へと自動的に押し込み収納することができ、ドア品位の向上と併せて操作力の軽減が図れ、効果的である。
また、本実施の形態では、前記容器25はローラー37aと滑動体37bによって支持しているので、その移動に伴う抵抗が少なく、前記容器押し込み方向のドア荷重による分力が大きくなったことと相まって容器25の自動押し込み収納をさらに確実なものとすることができる。
なお、このローラー37aと滑動体37bによる支持はいずれか一方のみによる支持であってもその効果が得られるものであり、両方設けるかいずれか一方のみとするかは適宜選択すればよい。
また、前記容器25は低温貯蔵室23内に押し込まれていくうちにレール34の後端部に設けた滑動体37bが傾斜引き込み部38の傾斜によって最終位置に引き込まれるようになる。したがって、容器25は確実に低温貯蔵室23奥部まで移動し収納されるこことなる。また、上記滑動体37bの傾斜引き込み部38への嵌り込みによって容器25はその位置に停止保持され、不用意に前方へと移動するようなこともなくなって、信頼性の高いものとなる。
また、前記ドア26に設けた突起部33a−1、33a−2、33bは前記容器25の傾斜部分28a、28bに対応させてそれぞれ設けてあるから、各傾斜部分28a、28bに対して最適な角度にして設けることができる。したがって一つの突起部を傾斜角の異なる複数の傾斜部分28a、28bに当接させていく場合に生じがちな微妙なこじれ等を抑制して、摺動抵抗を最小のものとすることができる。よって、容器25の出し入れが途中で重くなるようなことがなく、容器引出し区間全域にわたって容器25を軽く滑らかに移動させることができ、更に使い勝手の良いものとすることができる。
特にこの実施の形態では容器引出し初動時に当接することになる突起部33a−1、33a−2を二つに分けて設けているから、最も大きな力を必要とする初動時の摺動抵抗をきめ細かく低減することができ、より軽い力での容器25の引出を実現することができる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば上記実施の形態ではドア26を設けた貯蔵室は当該貯蔵室専用に冷却用の冷気を供給するチルド室やパーシャル室等の低温貯蔵室の場合で説明したが、これは当該貯蔵室専用の冷気供給機構を有さない貯蔵室、例えば冷蔵室に設けられていて冷蔵室と略同じ温度に維持されるような貯蔵室であってもよいものである。
また、ドア26を開閉させるための傾斜部28は二つの傾斜部分28a、28bを備えたものを例示したが、これは少なくとも二つ以上であればよいものである。
また、ドア26の開き度合い速度と容器25の収納力の最適な設定に応じて傾斜部分28a、28bの角度を任意に設定してもよいものである。
また、突起部33は合計三つ設けた場合を例示したが、これは突起部と傾斜部分との摺動抵抗の低減効果が少なくなるものの、一つであってもよいものである。
更にこの実施の形態では、容器25に傾斜部28を、ドア26に突起部33を設けたものを例示したが、容器25側に突起部33を設けドア26に傾斜部28を設ける構成としてもよいものである。
また、容器25のレール34とガイド35、36による支持は、容器25の両側壁部分或いはいずれか一方の側壁部分のみのいずれであってもよいものであるが、両側壁部分で支持する構成にしておけば、本実施の形態で例示したように低温貯蔵室23を、給水タンク設置室22を除く冷蔵室7横幅一杯の広いものとしていた場合でも、容器25の引出およびドア26の開閉動作が左右でねじれるようなことなくスムーズなものとすることができ効果的である。
このように今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではな
いと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、容器の出し入れ性が向上し、使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。よって、家庭用はもちろん業務用冷蔵庫やショーケース等多くの用途に幅広く適用することができる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱(冷蔵庫本体内箱)
4 発泡断熱材
5、6 仕切板
7 冷蔵室
15 圧縮機
16 冷却室
17 冷気通路
18 背面壁体
19 冷却器
20 冷却ファン
21 棚板
22 給水タンク設置室
23 低温貯蔵室(貯蔵室)
24 棚板部材
25 容器
26 ドア
27 ガイド片
28 傾斜部
28a、28b 傾斜部分
29 ドア枠
30 透明板
31 軸支部
32 突片部
33、33a−1、33a−2、33b 突起部
34 レール
35 第一のガイド部材
36 第二のガイド部材
37a ローラー
37b 滑動体
38 傾斜引き込み部
39 断熱材
40 冷気ダクト部
41 凹部
42 照明装置

Claims (6)

  1. 蔵室を少なくとも有し、前記冷蔵室の下部に貯蔵室が設けられている冷蔵庫であって、前記貯蔵室は、引き出し式の容器と前記貯蔵室を開閉するドアとから構成され、前記容器の左右の側壁の少なくとも一方には、前記容器を引き出す動作、及び、前記容器を押し込む動作によって前記ドアを開閉させるためのガイド部が設けられ、前記ドアには、第1の突起部と、第2の突起部と、第3の突起部とが設けられ、前記ガイド部は、前記冷蔵庫の正面側に位置し、かつ、傾斜している第1の傾斜部材と、前記第1の傾斜部材よりも前記冷蔵庫の背面側に位置し、かつ、傾斜している第2の傾斜部材と、前記第1の傾斜部材と前記第2の傾斜部材とをつなぐつなぎ部材とから構成され、前記第1の突起部と前記第2の突起部の両方が前記第1の傾斜部材に当接可能であり、前記容器が押し込まれている状態から前記容器を引き出すことで、前記第1の突起部の次に前記第2の突起部が前記第1の傾斜部材に当接し、更に前記容器を引き出すことで、前記第3の突起部が前記第2の傾斜部材に当接することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記2の傾斜部材の傾斜角は前記第1の傾斜部材の傾斜角よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第2の傾斜部の長さは前記第1の傾斜部の長さよりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記貯蔵室はチルド室又はパーシャル室に切り替え可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記貯蔵室はチルド室であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵室はパーシャル室であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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