JP6572161B2 - 操作検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアを開閉する駆動ユニットを動作させるドアハンドルを備えた操作検知装置に関する。
従来、ワンボックス車等の車両では、車体の側部に車両の前後方向にスライドするスライドドア(ドア)を設けている。これにより、車体の側部に形成された大きな開口部からの乗降や荷物の積み下ろし等を容易に行うことができる。スライドドアは重量が嵩むため、当該スライドドアを自動的に開閉し得るパワースライドドア装置を車両に搭載している。
このようなパワースライドドア装置には、例えば、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載された車両用自動開閉装置(パワースライドドア装置)では、スライドドアのドアハンドルに、操作者の指により操作されるセンサを設けている。そして、センサを押圧しつつドアハンドルの長手方向に移動させることで、パワースライドドア装置の駆動ユニットが駆動される。このように、特許文献1に記載のセンサには、その厚さ方向への変形量に応じた出力信号を発生する圧電素子を採用している。
また、特許文献2に記載された車両用人体検出装置では、車両用ドア(ドア)のドアハンドルに、人体の接近により当該人体との間の静電容量が変化するセンサ電極を設けている。これにより、特許文献2に記載の技術では、上述の特許文献1のような押圧操作が不要となり、センサ電極に操作者の指を接近させるのみで、駆動ユニットを駆動させることができる。
特開2013−170447号公報 特開2005−134178号公報
ところで、誰にでも容易に操作できるようにするという観点では、上述の特許文献2に記載された静電容量形の近接センサを用いるのが望ましい。しかしながら、特許文献2に記載の技術では、例えば、操作者にドアを操作する意思が無いにも関わらず、操作者がセンサ電極に近付いただけでドアが開閉動作するような誤操作が発生し得る。したがって、静電容量形の近接センサを採用しつつ、操作者の意思に反する誤操作を無くせるように工夫する必要が生じていた。
本発明の目的は、静電容量形の近接センサを採用しつつ、操作者の意思に反した誤操作の発生を確実に防止できる操作検知装置を提供することにある。
本発明の一態様では、ドアを開閉する駆動ユニットを動作させるドアハンドルを備えた操作検知装置であって、前記ドアハンドルの内部に前記ドアの移動方向に並んで設けられ、操作者の近接により当該操作者との間の静電容量が変化する複数の電極を有し、前記複数の電極のうちの前記ドアの移動方向両側に設けられた一対の電極が、前記駆動ユニットの駆動を禁止させるための誤検知用の電極とされる。
本発明の他の態様では、前記複数の電極は、前記ドアハンドルの前記ドアがある内側とは反対の外側における前記操作者の近接を検知する。
本発明の他の態様では、前記複数の電極は、前記ドアハンドルの内部の基板に設けられ、前記基板には、前記静電容量の変化に基づいて、前記駆動ユニットの駆動を許可する許可信号および前記駆動ユニットの駆動を禁止する禁止信号を発生する制御部が設けられている。
本発明の他の態様では、前記基板には、前記複数の電極にそれぞれ対応した発光素子が設けられ、前記ドアハンドルには、前記発光素子の発光状態を外部に知らせる透過部が設けられている。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記発光素子を種々の色に発光させる。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記操作者の近接により静電容量が変化した前記電極に対応した前記発光素子を発光させる、操作時発光制御を行う。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記誤検知用の電極を除く他の電極に対応した前記発光素子のみを発光させる、操作誘導時発光制御を行う。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記複数の発光素子を、前記ドアの移動方向に順に点滅させる、ドア移動時発光制御を行う。
本発明によれば、ドアハンドルの内部に、ドアの移動方向に並ぶよう操作者の近接により当該操作者との間の静電容量が変化する複数の電極を設け、複数の電極のうちのドアの移動方向両側に設けた一対の電極を、駆動ユニットの駆動を禁止させるための誤検知用の電極としたので、操作者は、誤検知用の電極を除く他の電極を指等で意識してなぞらない限り、駆動ユニットを駆動させることができない。したがって、例えば、ドアハンドルの前を横切る等して全ての電極の静電容量が変化したような場合には、駆動ユニットの駆動を禁止させることができる。よって、信頼性をより高めたシステムの構築が可能となる。
パワースライドドア装置を備えた車両を示す概要図である。 ドアハンドルの正面側(車両外側)を示す斜視図である。 ドアハンドルの裏面側(車両内側)を示す斜視図である。 ドアハンドルの内部に設けた電極を示す平面図である。 (a)は操作者の指による操作状態を説明する説明図、(b)は電極の静電容量の変化(電気信号の変化)を示すグラフである。 車載コントローラの制御内容を示す表である。 制御部の処理内容を示すフローチャート(全閉時)である。 制御部の処理内容を示すフローチャート(全開時)である。 制御部の処理内容を示すフローチャート(開閉動作時)である。 実施の形態2のドアハンドルの図2に対応した斜視図である。 (a)〜(e)は、図10のドアハンドルに設けた発光素子の発光パターンを説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1はパワースライドドア装置を備えた車両を示す概要図を、図2はドアハンドルの正面側(車両外側)を示す斜視図を、図3はドアハンドルの裏面側(車両内側)を示す斜視図を、図4はドアハンドルの内部に設けた電極を示す平面図を、図5(a)は操作者の指による操作状態を説明する説明図、(b)は電極の静電容量の変化(電気信号の変化)を示すグラフを、図6は車載コントローラの制御内容を示す表をそれぞれ示している。
図1に示すように、車両10は、所謂ミニバンとも呼ばれる車両であって、車体11を備えている。車体11の側部には、乗降や荷物の積み下ろし等を行うための比較的大きな開口部12が設けられている。また、車両10には、開口部12を開閉するスライドドア(ドア)13が設けられている。そして、車体11の側部には、車両10の前後方向に延びるガイドレール14が設けられ、これによりスライドドア13は、ガイドレール14に案内されて車両10の前後方向に移動自在となっている。
スライドドア13は、比較的大きな開口部12を開閉するので重量が嵩む。したがって、車体11の車室内側でかつ開口部12の近傍には、パワースライドドア装置20が搭載されている。パワースライドドア装置20は、駆動ユニット21と、当該駆動ユニット21を制御する車載コントローラ22とを備えている。駆動ユニット21は、スライドドア13を車両10の前後方向に牽引する開側ケーブルおよび閉側ケーブル(何れも図示せず)を、それぞれ巻き取ったり送り出したりする。
より具体的には、駆動ユニット21を正転駆動することで、閉側ケーブルが巻き取られるとともに開側ケーブルが送り出されて、ひいてはスライドドア13が車両10の前方に移動して開口部12が閉じられる。一方、駆動ユニット21を逆転駆動することで、開側ケーブルが巻き取られるとともに閉側ケーブルが送り出されて、ひいてはスライドドア13が車両10の後方に移動して開口部12が開かれる。
車載コントローラ22には、操作者により操作されるドアハンドル30が電気的に接続されている。ドアハンドル30は、スライドドア13に設けられた窓ガラス15の下方で、かつスライドドア13の車室外側に配置されている。そして、ドアハンドル30からは、車載コントローラ22に向けて、操作者の操作に基づく開操作信号や閉操作信号等が送出される。具体的には、ドアハンドル30には、開操作信号や閉操作信号等を送出する制御部36(図4参照)が設けられ、当該制御部36と車載コントローラ22とは、互いに種々の信号のやり取りをして連携するようになっている。
図2に示すように、ドアハンドル30は、プラスチック等の樹脂材料により、車両10の前後方向に延びる略棒状に形成されている。そして、ドアハンドル30の長手方向に沿う車両後方側には、スライドドア13に回動自在に取り付けられる第1支持部31が一体に設けられている。具体的には、第1支持部31の回動軸(図示せず)は、車両10の上下方向に延びている。これによりドアハンドル30は、車両10の車幅方向に対して、第1支持部31の回動軸を中心に揺動するようになっている。
また、ドアハンドル30の長手方向に沿う車両前方側には、車両10の車幅方向に突出された第2支持部32が一体に設けられている。第2支持部32は、ドアハンドル30の長手方向に沿う車両前方側が車両10の上下方向にがたつくのを抑え、かつドアハンドル30を所定の角度範囲で揺動させる機能を有している。
ここで、車体11とスライドドア13との間には、スライドドア13を閉じた状態で保持するラッチ機構(図示せず)が設けられている。ラッチ機構は、スライドドア13が閉じられると、スライドドア13を閉塞状態にロックする。一方、スライドドア13を手動で操作すべく、操作者がドアハンドル30の裏面部BSを押さえて手前に引っ張ると、ラッチ機構はリリースされる。これにより、スライドドア13は、車両10の後方に向けて手動で移動可能となる。
図4に示すように、ドアハンドル30は中空となっており、その内部には、静電容量形の近接センサユニット33が収容されている。近接センサユニット33は、ドアハンドル30の内部に固定ねじ等の固定手段(図示せず)により固定されている。ここで、ドアハンドル30および近接センサユニット33は、本発明における操作検知装置を構成している。
近接センサユニット33は、操作者によるドアハンドル30の操作を検知するものである。具体的には、操作者が指FG(図5(a)参照)でドアハンドル30の表面部AS(図2参照)を、車両前方側または車両後方側になぞることで、スライドドア13を開くための開操作信号や、スライドドア13を閉じるための閉操作信号等を、車載コントローラ22(図1参照)に送出する。これにより、駆動ユニット21(図1参照)が駆動されて、スライドドア13が車両10の前後方向に自動で移動する。このように、ドアハンドル30は、スライドドア13を自動で開閉させるために、駆動ユニット21を動作させるための操作スイッチとしても機能する。
図4に示すように、近接センサユニット33は、略長方形の板状に形成されたセンサ基板(基板)34を備えている。センサ基板34の表面(図中手前側の面)には、合計5つの電極X1,A,B,C,X2を備えた電極部品35が実装されている。これらの電極X1,A,B,C,X2は、例えば、導電性に優れた銅板によって形成されている。また、センサ基板34の裏面(図中奥側の面)には、近接センサユニット33を統括的に制御する制御部(CPU)36が実装されている。ここで、図4および図5(a)では、各電極X1,A,B,C,X2の形状および配置関係を分かり易くするために、各電極X1,A,B,C,X2に網掛けを施している。
電極部品35は、略長方形の板状に形成された電極取付板35aを備えている。電極取付板35aは、車両10(図1参照)の前後方向に延在され、各電極X1,A,B,C,X2をそれぞれ所定間隔で保持している。ここで、隣り合う各電極X1,A,B,C,X2の離間寸法は、それぞれ同じ離間寸法Lとされている。また、隣り合う各電極X1,A,B,C,X2の間の隙間Gの形状は略V字形状とされている。具体的には、略V字形状の隙間Gの突出方向が、中央に配置された電極Bを中心として、車両前方側および車両後方側のそれぞれに向けられている。
これにより、指FGで表面部ASをなぞることによる、当該指FGと各電極X1,A,B,C,X2との間の静電容量の変化(電気信号の変化)を、図5(b)に示すように滑らかにしつつ、一の電極からの電気信号が立ち下がる前に、他の電極からの電気信号を立ち上げるようにできる。すなわち、制御部36は、各電極X1,A,B,C,X2からの連続した電気信号の変化を検出することで、指FGが表面部AS上でスライド(移動)していると認識できる。言い換えれば、各電極X1,A,B,C,X2からの連続した電気信号の変化を検出できなければ、制御部36は、指FGが表面部AS上をスライドしていない(誤操作)と認識できる。
図5(a)に示すように、各電極X1,A,B,C,X2は、スライドドア13の移動方向(車両10の前後方向)に並んで設けられ、操作者の指FGの近接により、当該指FGと各電極X1,A,B,C,X2との間の静電容量は、図5(b)に示すように変化する。そして、制御部36は、これらの静電容量の変化(電気信号の変化)に基づいて、駆動ユニット21(図1参照)の駆動を許可する許可信号および駆動ユニット21の駆動を禁止する禁止信号を生成し、これらの許可信号および禁止信号を、車載コントローラ22(図1参照)に送出する。
ここで、制御部36により生成される許可信号には「開操作信号」および「閉操作信号」の2種類があり、制御部36により生成される禁止信号には「動作停止信号」の1種類がある。つまり、制御部36は、指FGと各電極X1,A,B,C,X2との間の静電容量の変化に基づいて、合計3種類の出力信号を生成するようになっている。そして、近接センサユニット33と車載コントローラ22との通信には、デジタル信号(パルス信号)が用いられる。具体的には、制御部36は3種類のデジタル信号を予め備えており、これらのデジタル信号を状況に応じて車載コントローラ22に送出するようになっている。そのため、通信用の配線は1本で済む。通信用の配線の他に、近接センサユニット33を駆動するための一対の電源線があり、近接センサユニット33と車載コントローラ22との間の配線は合計3本で済む。よって、スライドドア13に対する配線作業を容易に行うことができる。
また、各電極X1,A,B,C,X2の並び順は、車両前方側から車両後方側に向けて、電極X1→電極A→電極B→電極C→電極X2の順で並べられている。そして、各電極X1,A,B,C,X2のうち、スライドドア13の移動方向両側に配置された一対の電極X1,X2は、駆動ユニット21の駆動を禁止させるための誤検知用の電極となっている。すなわち、一対の電極X1,X2に挟まれた他の3つの電極A,B,Cは、駆動ユニット21を動作させるための操作用の電極となっている。
さらに、各電極X1,A,B,C,X2は、ドアハンドル30のスライドドア13がある内側とは反対の外側寄りの部分に配置されている。これにより、近接センサユニット33は、ドアハンドル30の外側(図2の手前側)における操作者の指FGの近接を検知するようになっている。
図4に示すように、各電極X1,A,B,C,X2の中央部分と、それに対応する電極取付板35aの部分には、それぞれ連通孔Wが形成されている。そして、センサ基板34の表面で、かつそれぞれの連通孔Wに対応する部分には、発光素子としての発光ダイオード(LED)37がそれぞれ実装されている。ここで、各発光ダイオード37は、例えば、側面発光のRGBチップLED(フルカラー)とされ、高輝度でかつ種々の色を発光可能となっている。また、発光ダイオード37は、1つの連通孔W(1つの電極)に対して2つ設けられ、これにより、ドアハンドル30の操作状態を、操作者に対してきめ細かくかつ分かり易く表示可能となっている。
なお、ドアハンドル30の表面部ASは、各発光ダイオード37の発光状態を外部に知らせるために半透明となっている。すなわち、ドアハンドル30の表面部ASは、本発明における透過部を構成している。また、制御部36は、指FGの近接により静電容量が変化した電極に対応する発光ダイオード37を、任意の色(例えば青色等)で点灯または点滅(発光)させる制御(操作時発光制御)を実行する。これにより、操作者に対して操作感を与えるようにしている。
次に、各電極X1,A,B,C,X2からの電気信号の出力パターン(静電容量の変化のパターン)と、このときのスライドドア13の状態(駆動ユニット21の動作状態)とについて、図5および図6を用いて詳細に説明する。
[出力パターン1]
図5(a)の実線矢印の開操作に示すように、操作者が意識して、操作領域にある各電極A,B,Cをこの順で辿るように、ドアハンドル30の表面部ASを指FGでなぞると、各電極A,B,Cからは、図5(b)の時間t1から時間t5に示すように所定の時間差を持って、電気信号がそれぞれ制御部36に出力される。すると、車載コントローラ22(図1参照)は、制御部36からの許可信号または禁止信号の入力と、そのときのスライドドア13の状態とに応じて、図6の「出力パターン1」に示すようなスライドドア13(駆動ユニット21)の制御を実行する。ただし、操作者が勢い良く各電極A,B,Cをその順でなぞった後に、指FGが電極X2に到達した場合であっても、スライドドア13(駆動ユニット21)は同様に制御される。また、スライドドア13が全閉状態にある場合には、車載コントローラ22は、ラッチ機構(図示せず)をリリースする制御も実行する。
[出力パターン2]
図5(a)の破線矢印の閉操作に示すように、操作者が意識して、操作領域にある各電極C,B,Aをこの順で辿るように、ドアハンドル30の表面部ASを指FGでなぞると、各電極C,B,Aからは、図5(b)の時間t5から時間t1に示すように所定の時間差を持って、電気信号がそれぞれ制御部36に出力される。すると、車載コントローラ22は、制御部36からの許可信号または禁止信号の入力と、そのときのスライドドア13の状態とに応じて、図6の「出力パターン2」に示すようなスライドドア13(駆動ユニット21)の制御を実行する。ただし、操作者が勢い良く各電極C,B,Aをその順でなぞった後に、指FGが電極X1に到達した場合であっても、スライドドア13(駆動ユニット21)は同様に制御される。また、スライドドア13が閉動作から全閉状態となるときには、車載コントローラ22は、ラッチ機構をロックする制御も実行する。
[出力パターン3]
図5(a)の実線矢印の開操作に示すように、操作者が意識して、ドアハンドル30の表面部ASにおける操作領域(図2の網掛け部分参照)を指FGでなぞった場合であって、そのスライド量(移動量)が足りない場合、つまり開操作の方向に電極を2つ跨ぐような操作をした場合には、車載コントローラ22は、以下のような制御を実行する。つまり、スライドドア13がどのような状態であっても、図6の「出力パターン3」に示すようなスライドドア13(駆動ユニット21)の動作を禁止する制御を実行する。なお、開操作の方向に電極を2つ跨ぐ操作パターンには、図6の「出力パターン3」にも示されるように、電極A→B,電極B→C,電極C→X2をそれぞれなぞる3パターンがある。
[出力パターン4]
図5(a)の破線矢印の閉操作に示すように、操作者が意識して、ドアハンドル30の表面部ASにおける操作領域を指FGでなぞった場合であって、そのスライド量(移動量)が足りない場合、つまり閉操作の方向に電極を2つ跨ぐような操作をした場合には、車載コントローラ22は、以下のような制御を実行する。つまり、スライドドア13がどのような状態であっても、図6の「出力パターン4」に示すようなスライドドア13(駆動ユニット21)の動作を禁止する制御を実行する。なお、閉操作の方向に電極を2つ跨ぐ操作パターンには、図6の「出力パターン4」にも示されるように、電極C→B,電極B→A,電極A→X1をそれぞれなぞる3パターンがある。
[出力パターン5]
操作者や同乗者等がドアハンドル30に近接すると、当該操作者や同乗者等と各電極X1,A,B,C,X2との間の静電容量が変化する場合がある。例えば、同乗者がドアハンドル30の前を衣服で擦るように車両前方側から車両後方側に移動すると、電極X1をスタートとして、各電極X1,A,B,C,X2から電気信号が発生する。この場合には、車載コントローラ22は、スライドドア13がどのような状態であっても、図6の「出力パターン5」に示すようなスライドドア13(駆動ユニット21)の動作を禁止する制御を実行する。つまり、制御部36は、誤検知用の電極X1からの電気信号を最初に検知した場合には、各電極A,B,Cをこの順で辿っていたとしても「誤操作」として認識し、スライドドア13(駆動ユニット21)の動作を許可しない。ここで、電極X2をスタートとして、各電極X2,C,B,A,X1から電気信号が発生した場合や、各電極A,B,Cから連続すること無く単独でそれぞれ電気信号が発生した場合にも同様に制御される。
次に、近接センサユニット33(図4参照)を形成する制御部36のより具体的な動作について、図面を用いて詳細に説明する。
図7,図8,図9は、それぞれ制御部の処理内容を示すフローチャートを示している。
図7に示すように、まず、リモコンキー(図示せず)を持った状態で操作者が車両10に近付く等することで、パワースライドドア装置20がスタンバイ状態となる(ステップS1)。続くステップS2では、制御部36において、操作者と各電極X1,A,B,C,X2との静電容量が変化したか否か、つまり電極から電気信号が出力されたか否かが判断される。ステップS2で電極から電気信号が出力されたと判定した場合(yes)には、ステップS3に進む。一方、ステップS2で電極から電気信号が出力されていないと判定した場合(no)には、ステップS2での判断処理を繰り返し実行する。
ステップS3では、制御部36が、車載コントローラ22からの情報に基づいて、スライドドア13が全閉の状態にあるか否かを判断する。ここで、車載コントローラ22からの情報は、上述した通信用の配線を介して制御部36に送られてくる。また、車載コントローラ22は、スライドドア13の車体11に対する位置情報を、駆動ユニット21の駆動履歴から取得して記憶している。そして、ステップS3で「全閉」であると判定(yes)した場合にはステップS4に進み、「全閉」ではないと判定(no)した場合にはステップS20(図8参照)に進む。
ステップS4では、制御部36が、車載コントローラ22からの情報に基づいて、ラッチ機構とは別に設けられたロック機構(図示せず)がアンロック状態にあるか否かを判断する。ここで、車載コントローラ22は、操作者のリモコン操作等によるロック機構の状態を把握しかつ保持しており、この情報を制御部36に送出する。そして、ステップS4で「アンロック」であると判定(yes)した場合にはステップS5に進み、「ロック」であると判定(no)した場合にはステップS2に戻る。
ステップS5では、制御部36において、各電極X1,A,B,C,X2のうちのどの電極から電気信号が出力されたかを読み取り、その読み取り値が[01000]であるか否かを判断する。ここで、[01000]は、各電極X1,A,B,C,X2の並び順を示しており、各電極X1,A,B,C,X2のうちの電極Aのみから電気信号が出力されたことを意味している。つまり、ステップS5では、電極Aに操作者の指FG(図5(a)参照)が近接したか否かを判断している。そして、ステップS5で電極Aから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS6に進み、電極Aから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS7に進む。ステップS7では、制御部36が「誤操作」であると判定して、その後、ステップS2に戻る。
ステップS6では、制御部36がタイマー(図示せず)をスタートさせ、その後、ステップS8に進む。ステップS8では、ステップS5から連続して、制御部36において、各電極X1,A,B,C,X2のうちのどの電極から電気信号が出力されたかを読み取り、その読み取り値が[00100]であるか否かを判断する。すなわち、ステップS8では、電極Bに操作者の指FGが近接したか否かを判断している。そして、ステップS8で電極Bから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS9に進み、電極Bから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS10に進む。
ステップS9では、ステップS8から連続して、制御部36において、各電極X1,A,B,C,X2のうちのどの電極から電気信号が出力されたかを読み取り、その読み取り値が[00010]であるか否かを判断する。すなわち、ステップS9では、電極Cに操作者の指FGが近接したか否かを判断している。そして、ステップS9で電極Cから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS11に進み、電極Cから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS12に進む。
そして、ステップS11では、制御部36が、所定時間(例えば0.5sec)以内に各電極A,B,Cがこの順で電気信号を出力したこと(図5(b)参照)に基づいて、許可信号としての開操作信号を生成し、この開操作信号を車載コントローラ22に送出する。これにより、車載コントローラ22は駆動ユニット21を逆転駆動させて、ひいてはスライドドア13が車両10の後方に移動して開口部12が開かれる。
その後、ステップS13に進んで、タイマーのカウント値や、電極からの電気信号の読み取り値をリセットして、スライドドア13を車両10の後方に移動させる「開動作」を開始するための処理が終了する。
ステップS10では、制御部36において、所定時間(例えば0.5sec)が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していないと判定(no)した場合にはステップS8に戻り、所定時間が経過(タイムアウト)したと判定(yes)した場合にはステップS15に進む。そして、ステップS15では、制御部36が「誤操作」であると判定して、その後、ステップS2に戻る。
また、ステップS12では、制御部36において、所定時間(例えば0.5sec)が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していないと判定(no)した場合にはステップS9に戻り、所定時間が経過(タイムアウト)したと判定(yes)した場合にはステップS14に進む。そして、ステップS14では、制御部36が「誤操作」であると判定して、その後、ステップS2に戻る。
図8に示すように、ステップS20では、制御部36が、車載コントローラ22からの情報に基づいて、スライドドア13が全開の状態にあるか否かを判断する。そして、ステップS20で「全開」であると判定(yes)した場合にはステップS21に進み、「全開」ではないと判定(no)した場合にはステップS40(図9参照)に進む。
ステップS21では、制御部36において、電極からの電気信号の読み取り値が[00010]であるか否かを判断する。つまり、ステップS21では、電極Cに操作者の指FGが近接したか否かを判断している。そして、ステップS21で電極Cから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS22に進み、電極Cから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS23に進む。ステップS23では、制御部36が「誤操作」であると判定して、その後、ステップS2(図7参照)に戻る。
ステップS22では、制御部36がタイマーをスタートさせ、その後、ステップS24に進む。ステップS24では、ステップS21から連続して、制御部36において、電極からの電気信号の読み取り値が[00100]であるか否かを判断する。すなわち、ステップS24では、電極Bに操作者の指FGが近接したか否かを判断している。そして、ステップS24で電極Bから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS25に進み、電極Bから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS26に進む。
ステップS25では、ステップS24から連続して、制御部36において、電極からの電気信号の読み取り値が[01000]であるか否かを判断する。すなわち、ステップS25では、電極Aに操作者の指FGが近接したか否かを判断している。そして、ステップS25で電極Aから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS27に進み、電極Aから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS28に進む。
そして、ステップS27では、制御部36が、所定時間(例えば0.5sec)以内に各電極C,B,Aがこの順で電気信号を出力したことに基づいて、許可信号としての閉操作信号を生成し、この閉操作信号を車載コントローラ22に送出する。これにより、車載コントローラ22は駆動ユニット21を正転駆動させて、ひいてはスライドドア13が車両10の前方に移動して開口部12が閉じられる。
その後、ステップS29に進んで、タイマーのカウント値や、電極からの電気信号の読み取り値をリセットして、スライドドア13を車両10の前方に移動させる「閉動作」を開始するための処理が終了する。
ステップS26では、制御部36において、所定時間(例えば0.5sec)が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していないと判定(no)した場合にはステップS24に戻り、所定時間が経過(タイムアウト)したと判定(yes)した場合にはステップS31に進む。そして、ステップS31では、制御部36が「誤操作」であると判定して、その後、ステップS2(図7参照)に戻る。
また、ステップS28では、制御部36において、所定時間(例えば0.5sec)が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していないと判定(no)した場合にはステップS25に戻り、所定時間が経過(タイムアウト)したと判定(yes)した場合にはステップS30に進む。そして、ステップS30では、制御部36が「誤操作」であると判定して、その後、ステップS2(図7参照)に戻る。
図9に示すように、ステップS40では、制御部36が、車載コントローラ22からの情報に基づいて、スライドドア13が開閉動作中であるか否か、つまり駆動ユニット21が動作中であるか否かを判断する。なお、ステップS40では、パワースライドドア装置20がスタンバイ状態になった直後(ステップS1の直後)において、スライドドア13が開閉動作中であるか否かを判断するようにしているが、これは、車両10から離れた位置において、操作者がリモコンキーの操作でスライドドア13を開閉動作させる場合があるからである。そして、ステップS40で「開閉動作中」であると判定(yes)した場合にはステップS41に進み、「開閉動作中」ではないと判定(no)した場合にはステップS42に進む。
ステップS41では、制御部36が、電極から電気信号が入力されたことに基づいて、操作者がスライドドア13を停止させたいという何らかの理由(荷物挟まり等)があるとして、禁止信号としての動作停止信号を生成し、この動作停止信号を車載コントローラ22に送出する。これにより、車載コントローラ22は駆動ユニット21の動作を途中で停止して、ひいてはスライドドア13が開口部12に対して途中で停止される。
ステップS42では、制御部36において、電極からの電気信号の読み取り値が[01000]であるか否かを判断する。つまり、ステップS42では、電極Aに操作者の指FGが近接したか否かを判断している。そして、ステップS42で電極Aから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS6(図7参照)に進み、電極Aから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS43に進む。
ステップS43では、制御部36において、電極からの電気信号の読み取り値が[00010]であるか否かを判断する。つまり、ステップS43では、電極Cに操作者の指FGが近接したか否かを判断している。そして、ステップS43で電極Cから電気信号が出力されたと判定(yes)した場合にはステップS22(図8参照)に進み、電極Cから電気信号が出力されていないと判定(no)した場合にはステップS44に進む。ステップS44では、制御部36が「誤操作」であると判定して、その後、ステップS2(図7参照)に戻る。
以上詳述したように、実施の形態1によれば、ドアハンドル30の内部に、スライドドア13の移動方向に並ぶよう操作者の近接により当該操作者との間の静電容量が変化する複数の電極X1,A,B,C,X2を設け、複数の電極X1,A,B,C,X2のうちのスライドドア13の移動方向両側に設けた一対の電極X1,X2を、駆動ユニット21の駆動を禁止させるための誤検知用の電極とした。
これにより、操作者は、誤検知用の各電極X1,X2を除く他の各電極A,B,Cを指等で意識してなぞらない限り、駆動ユニット21を駆動させることができない。したがって、例えば、ドアハンドル30の前を横切る等して全ての電極X1,A,B,C,X2の静電容量が変化したような場合には、駆動ユニット21の駆動を禁止させることができる。よって、信頼性をより高めたシステムの構築が可能となる。
また、実施の形態1によれば、複数の電極X1,A,B,C,X2は、ドアハンドル30のスライドドア13がある内側とは反対の外側における操作者の近接を検知するので、ドアハンドル30の操作をより容易に行うことが可能となる。
さらに、実施の形態1によれば、複数の電極X1,A,B,C,X2は、ドアハンドル30の内部のセンサ基板34に設けられ、センサ基板34には、各電極X1,A,B,C,X2の静電容量の変化に基づいて、駆動ユニット21の駆動を許可する許可信号および駆動ユニット21の駆動を禁止する禁止信号を発生する制御部36を設けている。これにより、制御部36において、正常操作なのか誤操作なのかを判断することができ、ひいては車載コントローラ22(図1参照)との配線を簡素化して組み立て性を向上させることが可能となる。
また、実施の形態1によれば、センサ基板34には、複数の電極X1,A,B,C,X2にそれぞれ対応した発光ダイオード37が設けられ、ドアハンドル30には、発光ダイオード37の発光状態を外部に知らせる半透明の表面部ASが設けられている。さらに、制御部36は、操作者の近接により静電容量が変化した電極に対応した発光ダイオード37を発光させる、操作時発光制御を実行する。これにより、操作者は、ドアハンドル30の操作具合を外部から容易に把握することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10は実施の形態2のドアハンドルの図2に対応した斜視図を、図11は(a)〜(e)は、図10のドアハンドルに設けた発光素子の発光パターンを説明する説明図をそれぞれ示している。
図10に示すように、実施の形態2のドアハンドル(操作検知装置)40は、実施の形態1のドアハンドル30(図2参照)に比して、透明では無いプラスチック等の樹脂材料で形成されるとともに、ドアハンドル40の表面部ASの発光ダイオード37(図4参照)に対応する部分に、透明な樹脂よりなる複数の窓部(透過部)41を設けた点が異なっている。これらの窓部41は、各電極X1,A,B,C,X2(図4参照)に対応して、合計5つ設けられている。これにより、実施の形態1のドアハンドル30の操作具合よりも、ドアハンドル40の操作具合の方が、外部から容易に把握することができる。
また、実施の形態2の近接センサユニット33では、以下に示すような種々の発光パターンで、複数の発光ダイオード37を点灯または点滅(発光)させるようになっている。
[発光パターン1]
図11(a)に示すように、制御部36(図4参照)は、システム起動時において、全ての発光ダイオード37を緑色で点滅(発光)させる。また、制御部36は、システム異常時において、全ての発光ダイオード37を赤色で点滅(発光)させる。これにより、操作者はシステムの状態を外部から容易に把握することができる。
[発光パターン2]
図11(b)に示すように、制御部36は、システムがスタンバイの状態で、かつスライドドア13(図1参照)が全閉の場合に、各電極A,B,Cに対応した発光ダイオード37のみを、その順番A→B→Cで青色に点滅(発光)させる。これにより、操作者は、ドアハンドル40の操作領域(図10の網掛け部分参照)を操作するよう誘導され、より確実にスライドドア13を開操作することができる。ここで、「発光パターン2」のようにする制御部36の制御は、本発明における操作誘導時発光制御を構成している。また、上述とは逆に、スライドドア13が全開の場合には、各電極C,B,Aに対応した発光ダイオード37を、その順番C→B→Aで黄色に点滅(発光)させる。
[発光パターン3]
図11(c)に示すように、制御部36は、タイムアウト前の正常時において、操作者の指FGが触れているところを緑色に点灯(発光)させ、これにより操作者に対して操作感を与える。一方、制御部36は、タイムアウト後の誤判定時において、全ての発光ダイオード37を赤色に点灯(発光)させる。これにより、操作者は自身の操作方法が悪いこと、つまり指FGをスライドさせる速度が遅いことを、外部から容易に把握することができる。
[発光パターン4]
図11(d)に示すように、制御部36は、誤検知用の電極X1または誤検知用の電極X2からの電気信号を最初に検知した場合に、全ての発光ダイオード37を赤色に点灯(発光)させる。これにより、操作者は、制御部36が誤検知したことを、外部から容易に把握することができる。
[発光パターン5]
図11(e)に示すように、制御部36は、スライドドア13(駆動ユニット21)が開動作中である場合に、各電極X1,A,B,C,X2に対応した各発光ダイオード37を、その順番で順次青色で点滅(発光)させる。一方、制御部36は、スライドドア13(駆動ユニット21)が閉動作中である場合に、各電極X2,C,B,A,X1に対応した各発光ダイオード37を、その順番で順次黄色で点滅(発光)させる。つまり、各発光ダイオード37は、スライドドア13の移動方向に順に点滅される。これにより、スライドドア13が開いている最中であること、または閉じている最中であることを、外部から容易に把握することができ、視覚的にも有効である。ここで、「発光パターン5」のようにする制御部36の制御は、本発明におけるドア移動時発光制御を構成している。
以上のように形成した実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2においては、各発光ダイオード37の発光具合を、外部により目立たせることができる。したがって、操作者は、より容易にドアハンドル40を操作することが可能となる。ただし、上述の発光パターン1から発光パターン5に限らず、他の発光パターンで各発光ダイオード37を発光させても良いし、各発光ダイオード37の発色は任意である。
本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態では、各電極X1,A,B,C,X2に対応させて各発光ダイオード37を設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、各発光ダイオード37を省略することもできる。また、発光ダイオード37を、誤検知用の各電極X1,X2のみに対応させて設けたり、操作用の各電極A,B,Cのみに対応させて設けたりしても良い。さらに、RGBチップLEDに限らず、単色発光の安価な発光ダイオードを用いることもできる。また、実施の形態2における発光パターンを、実施の形態1に採用しても良い。
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であって、上記各実施の形態に限定されるものではない。
10 車両
11 車体
12 開口部
13 スライドドア(ドア)
14 ガイドレール
15 窓ガラス
20 パワースライドドア装置
21 駆動ユニット
22 車載コントローラ
30 ドアハンドル(操作検知装置)
31 第1支持部
32 第2支持部
33 近接センサユニット(操作検知装置)
34 センサ基板(基板)
35 電極部品
35a 電極取付板
36 制御部
37 発光ダイオード(発光素子)
AS 表面部(透過部)
BS 裏面部
FG 指
W 連通孔
A,B,C 電極(他の電極,操作用の電極)
X1,X2 電極(誤検知用の電極)
40 ドアハンドル(操作検知装置)
41 窓部(透過部)

Claims (8)

  1. ドアを開閉する駆動ユニットを動作させるドアハンドルを備えた操作検知装置であって、
    前記ドアハンドルの内部に前記ドアの移動方向に並んで設けられ、操作者の近接により当該操作者との間の静電容量が変化する複数の電極を有し、
    前記複数の電極のうちの前記ドアの移動方向両側に設けられた一対の電極が、前記駆動ユニットの駆動を禁止させるための誤検知用の電極とされる、
    操作検知装置。
  2. 請求項1記載の操作検知装置において、
    前記複数の電極は、前記ドアハンドルの前記ドアがある内側とは反対の外側における前記操作者の近接を検知する、
    操作検知装置。
  3. 請求項1または2記載の操作検知装置において、
    前記複数の電極は、前記ドアハンドルの内部の基板に設けられ、
    前記基板には、前記静電容量の変化に基づいて、前記駆動ユニットの駆動を許可する許可信号および前記駆動ユニットの駆動を禁止する禁止信号を発生する制御部が設けられている、
    操作検知装置。
  4. 請求項3記載の操作検知装置において、
    前記基板には、前記複数の電極にそれぞれ対応した発光素子が設けられ、
    前記ドアハンドルには、前記発光素子の発光状態を外部に知らせる透過部が設けられている、
    操作検知装置。
  5. 請求項4記載の操作検知装置において、
    前記制御部は、前記発光素子を種々の色に発光させる、
    操作検知装置。
  6. 請求項4または5記載の操作検知装置において、
    前記制御部は、前記操作者の近接により静電容量が変化した前記電極に対応した前記発光素子を発光させる、操作時発光制御を行う、
    操作検知装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の操作検知装置において、
    前記制御部は、前記誤検知用の電極を除く他の電極に対応した前記発光素子のみを発光させる、操作誘導時発光制御を行う、
    操作検知装置。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の操作検知装置において、
    前記制御部は、前記複数の発光素子を、前記ドアの移動方向に順に点滅させる、ドア移動時発光制御を行う、
    操作検知装置。
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