JP6567294B2 - 壁紙施工用テープ糊及び該テープ糊用転写工具 - Google Patents

壁紙施工用テープ糊及び該テープ糊用転写工具 Download PDF

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Description

本発明は、例えば自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けすることが可能な壁紙施工用テープ糊に関するものである。
熟練を有する内装業者が壁紙施工する場合には、壁紙糊付機で澱粉糊等のペースト状糊を壁紙裏面に均一に糊付塗布して、壁紙を内装面に貼付し、重ね合わせ部分を取り除いて付き合わせ状態にする等の方法で施工する。
その一方で、一般人がDIYや日曜大工で壁紙施工する場合には、壁紙糊付機を持たないために、澱粉糊等のペースト糊を用いるが、既存壁紙の上から下地処理なく施工する場合、接着性・乾燥性等の問題があり現実的でない。即ち、第1に糊桶・刷毛・ローラー等専用工具を準備する必要がある。次に、一般住宅において、壁紙裏面に糊付するスペースの確保が難しい。更に、刷毛・ローラー等の不慣れな道具を用いて、壁紙の裏面か壁表面に直接塗布しなければならず、適切な塗布量を均一に塗布し、壁紙施工することが困難であった。最後に、塗布される糊の種類によっては臭気の問題が考えられる。
更には、ペースト糊が多すぎると、糊が壁紙の外方にハミ出したり、糊溜まり跡の発生や、フクレ等の原因となる。逆に、ペースト糊が少ないと、少しの時間を放置しただけで、壁紙の糊を付けた裏紙同士が付着して、剥がれなくなる「アイハギ」が発生したり、施工後の剥がれに繋がる。そのため、ペースト糊が予め壁紙裏面に塗布された生糊付壁紙や粘着剤付壁紙等がDIY用として市販されている。
予め壁紙裏面に糊や粘着剤が塗布された壁紙については、日本の住宅事情に応じた工夫が施されているものが既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。この提案された壁装シートは、「表面の全面を粘着剤によって処理された壁装材の裏面と、表面の全面を表面処理剤によって処理された台紙の表面とが剥離強度が0.02〜2kg/3cmの範囲にあるように見掛け上の接着をなしており、更に台紙の裏面が公知の接着剤によって壁表面に接着できる構成の脱着可能な壁装材と台紙とよりなる」ものである。
これにより、壁装材が壁表面から剥がれ落ちることが無く、尚且つ、壁装材を新しいものに貼り替える時には、容易に台紙から壁装材を剥ぎ取ることで下地の壁表面が不均一に露出する等の影響がなく、壁の平滑性が損なわれることがない利点を奏する。
実公昭48−30993号公報
しかしながら、このような壁装シートは、壁紙の種類や意匠が限定され、顧客が自由に壁紙を選ぶことができなかった。また、提案された台紙のみを購入し、自身で選択した壁紙を台紙に貼って壁装シートを得た上で、内装施工するには、大きな手間がかかり、台紙上に壁紙を均一に貼着すること自体に熟練を要することとなる。
一方、最近のネット環境及び流通環境の充実より、外国から種々の壁紙がDIYや日曜大工を行う一般人の手元に容易に届くようになった。そこで、より簡便にしかも失敗無く壁紙を壁表面に貼着することができ、尚且つ、壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面に影響を与えることが少ない方策を検討した。その結果、本発明をなすに至ったものである。
本発明は、自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を行うことができ、尚且つ、壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面に影響を与えることが少ない壁紙施工用テープ糊及び該テープ糊用転写工具を得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係る壁紙施工用テープ糊は、壁紙の裏面と壁表面との対向面同士を接着する粘着剤層を備えたテープ糊であって、
前記粘着剤層は、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層と、壁表面に接着される第2粘着剤層とが基材を介することなく両粘着剤層同士が積層された粘着剤層積層体であり、
前記第1粘着剤層と前記第2粘着剤層とが共にガラス転移点(Tg)が−45℃以下のアクリル共重合樹脂系粘着剤であり、
架橋剤が添加されていない前記第1粘着剤層に対して、前記第2粘着剤層は架橋剤が添加されており、第1粘着剤層の粘着力が第2粘着剤層の粘着力よりも大きいことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る壁紙施工用テープ糊は、請求項1に記載の第1粘着剤層を面一とし、前記第2粘着剤層がスリット状又は斑状に配されて、壁紙の裏面への接触面積と壁表面への接触面積とが相違することを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る壁紙施工用テープ糊は、請求項1又は2に記載の第1粘着剤層面に予め被着される第1剥離ライナーと、前記第2粘着剤層面に予め被着される第2剥離ライナーとを更に備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係る壁紙施工用テープ糊は、請求項3に記載の第1剥離ライナーの第1粘着剤層面との剥離容易性が、第2剥離ライナーの第2粘着剤層面との剥離容易性よりも大きいことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係る壁紙施工用テープ糊は、請求項1又は2に記載の第1粘着剤層と第2粘着剤層の粘着剤層積層体の第2粘着剤層面に被覆された帯状剥離ライナーとを更に備え、
この粘着剤層積層体と帯状剥離ライナーとの帯状積層体が捲回されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明に係る壁紙施工用テープ糊は、請求項5に記載の捲回された帯状剥離ライナーの第1粘着剤層との境界面の剥離容易性が、第2粘着剤層との境界面の剥離容易性よりも大きいことを特徴とするものである。
本発明は、自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を行うことができ、尚且つ、壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面に影響を与えることが少ない壁紙施工用テープ糊及び該テープ糊用転写工具を得ることができるという効果がある。
本発明の壁紙施工用テープ糊の一実施例の構成を示す断面図である。 本発明の壁紙施工用テープ糊の両面に剥離ライナーを被着した実施例の構成を示す断面図である。 本発明の壁紙施工用テープ糊の捲回した別の実施例の構成を示す断面図であり、要部の拡大図を含む。 捲回された壁紙施工用テープ糊の転写工具の一実施例を示す説明図であり、a図は平面図、b図は要部の拡大図を含む正面図である。
本発明においては、壁紙の裏面と壁表面との対向面同士を接着する粘着剤層を備えたテープ糊であって、前記粘着剤層は、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層と、壁表面に接着される第2粘着剤層との粘着剤層積層体であり、第1粘着剤層の粘着力が第2粘着剤層の粘着力よりも大きいものであるため、自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を行うことができ、尚且つ、壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面下地の壁表面に影響を与えることが少ない。また、既存の壁紙や壁表面に接する第2粘着剤層が第1粘着剤層よりも弱い粘着力であることから、施工時の壁紙の修正が可能となる利点もある。
詳しく説明すると、壁紙は多くの種類があり、日本製の壁紙の多くは、表面側(表装)が、塩化ビニルや織物、紙、無機質、オレフィン等で、壁表面に貼着される裏面側が、裏打ち紙(普通紙、不燃紙)からなる二層構造となっている。尚、接着面となる裏打ち紙は、製品により異なっている。一方、海外製の輸入壁紙は、フリース(不織布)壁紙が圧倒的に多く、裏打ち紙を備えたものは少ない。従って、接着面となる裏面はパルプとポリエステル繊維を主成分に構成された不織布が表出しており、紙と比較して接着剤の馴染みがよくない。
本発明においては、粘着剤層を基材に積層させるものではなく、粘着剤層を壁紙の裏面に接着させ、この粘着剤層で壁表面に壁紙を貼着させるものである。これにより、裏打ち紙を備えないフリースを始めとして、市販の壁紙をも自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を行うことができる。また、粘着剤層は第1と第2の粘着剤層が積層されているものであり、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層の粘着力が、壁表面に接着される第2粘着剤層の粘着力よりも大きいものであるために、本テープ糊によって貼着された壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面下地の壁表面に影響を与えることが少ない効果を奏する。
従って、日本製の壁紙だけでなく、裏面がパルプとポリエステル繊維を主成分に構成された不織布が表出した海外製の輸入壁紙でも簡単に糊付けして内装施工を行うことができる。本発明のテープ糊は粘着剤層自体を壁紙の裏面に接着させるものであり、両面テープのように表裏の粘着剤層の間にプラスチックフィルムのような基材を介するものではないため、壁紙の縁部を跨いで粘着剤層を貼着しても基材が存在しないため、基材を切断する等の措置が不要となり、熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けすることができる。
本発明における粘着剤層としては、壁紙の裏面と対抗する壁表面との間に介在させて壁紙を長期の期間において落下させない粘着力を備えるものであればよい。加えて、本発明では、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層の粘着力が、壁表面に接着される第2粘着剤層の粘着力よりも大きいものであるため、壁紙を剥離した際に壁表面側に粘着剤層が残ることがない。
本発明における壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層の粘着力が、壁表面に接着される第2粘着剤層の粘着力よりも大きいことは、粘着剤層面の全体での粘着力の大きさの相違であれば、壁紙を剥離した際に壁表面側に粘着剤層が残ることがない効果を達成することができる。従って、第1粘着剤層の第1粘着剤の面積に対して、第2粘着剤層の第2粘着剤との粘着付与剤の面積を小さくして粘着力の大きさを相違させて粘着力の大きさを相違させてもよい。例えば、第2粘着剤層を面一な第1粘着剤層に対して、スリット状や斑状に配する等して、壁紙の裏面と壁表面との接触面積を相違させてもよい。
具体的な粘着剤としては、粘着剤層を構成する粘着剤成分としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ビニル系粘着剤等が選択可能であり、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が好ましくは使用される。これら粘着剤に対して、必要に応じて粘着付与剤、軟化剤、可塑剤、防カビ剤、老化防止剤、架橋剤等の添加剤を用いることができる。
例えば、ゴム系粘着剤としては、エラストマーとしての、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)等のスチレン系熱可塑性エラストマー、天然ゴム、ブチルゴム、イソブチレンゴム、イソプロピレンゴム等があげられ、1種又は2種以上の混合物としても使用してもよい。
また、アクリル系粘着剤としては、アクリル系共重合体があげられ、カルボキシル基含有モノマーやヒドロキシル基含有モノマーの種類や量を適宜選択、調整することにより使用できる。これらのカルボキシル基含有モノマー成分やヒドロキシル基含有モノマー成分の含有量は、共に少ない方が接着力が向上し、多いほど接着力が低下する傾向があり、これらの量を調整して粘着剤層を好ましい特性とする。
具体的なアクリル共重合体の成分としては、主モノマー成分やコモノマー成分が知られている。主モノマー成分としては、アルキル基の炭素数2〜12程度のアクリル酸アルキルエステルやアルキル基の炭素数4〜12程度のメタクリル酸アルキルエステル等が使用できる。コモノマー成分としては、アクリル酸メチル、アルキル基の炭素数1〜3のメタクリル酸アルキルエステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン等が使用できる。また、必要に応じてカルボキシル基含有モノマーやヒドロキシル基含有モノマー等の官能基含有モノマー等を少量混合して使用できる。
このカルボキシル基含有モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコン酸等の多価カルボン酸及びこれらの無水物を使用できる。また、ヒドロキシル基含有モノマーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等やN−メチルアクリルアミド等が使用できる。また、官能基含有モノマー成分としては、ジメチルアミノエチルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、メチロールアクリルアミド、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルメタクリレート等が使用できる。
また、粘着付与剤としては、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル、フェノール系樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、脂肪族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、スチレン系樹脂、キシレン系樹脂、クマロンインデン樹脂等が使用できる。また、軟化剤としては、石油系軟化剤、植物油系軟化剤、液状ゴム、液状粘着付与樹脂等が使用できる。
更に、可塑剤としては、ジエチルフタレート等のフタル酸系、リン酸エステル、アジピン酸エステル、セバチン酸エステル、リシノール酸エステル、ポリエステル系、ポリエーテル系、エポシキ系、塩化パラフィン等が使用できる。また、防カビ剤としては、亜ヒ酸、亜酸化銅、酸化水銀、有機硫黄化合物、フェノール系化合物等が使用できる。
老化防止剤としては、ナフチルアミン系化合物、ジフェニルアミン系化合物、p−フェニレンジアミン系化合物、その他のアミン系化合物、アミン化合物混合物、キノリン系化合物、ヒドロキノン誘導体、モノフェノール系化合物、ビスフェノール系化合物、トリスフェノール系化合物、ポリフェノール系化合物、チオビスフェノール系化合物等が使用できる。架橋剤としては、エポキシ系、尿素系、イソシアネート系、金属キレート系、メラミン系、アジリジン系等が使用できる。
本発明の壁紙施工用テープ糊は、壁紙の裏面に貼着される前は第1粘着剤層と第2粘着剤層とを剥離ライナーで被着された状態で使用者に供される。その形態としては、第1粘着剤層と第2粘着剤層との各々に相違する剥離ライナーを被着したシート状体と、第1粘着剤層と第2粘着剤層との各々に1枚の剥離ライナーの表裏面を被着して捲回した捲回体との2つが挙げられる。
従って、好ましい一つの態様としては、第1粘着剤層面に予め被着される第1剥離ライナーと、前記第2粘着剤層面に予め被着される第2剥離ライナーとを更に備えるシート状体のものが挙げられる。このシート状体においては、壁紙の裏面に貼着される第1粘着剤層を覆っている第1剥離ライナーを剥離して第1粘着剤層を露出して壁紙の裏面に貼着した後に第2剥離ライナーを剥離して壁紙を壁表面に貼着することで内装施工を簡便に行うことができる。
更に好ましくは、第1剥離ライナーの第1粘着剤層面との剥離容易性が、第2剥離ライナーの第2粘着剤層面との剥離容易性よりも大きいシート状体のものが挙げられる。このシート状体においては、第1剥離ライナーを剥離して第1粘着剤層を露出させる場合に、より簡便に剥離することができる。
また、好ましい別の態様としては、第1粘着剤層と第2粘着剤層の粘着剤層積層体の第2粘着剤層面に被覆された帯状剥離ライナーとを更に備え、この粘着剤層積層体と帯状剥離ライナーとの帯状積層体が捲回されている捲回体が挙げられる。この捲回体を転写工具にセットして壁紙の裏面に転写することにより、内装施工を簡便に行うことができる。
更に好ましくは、捲回された帯状剥離ライナーの第1粘着剤層との境界面の剥離容易性が、第2粘着剤層との境界面の剥離容易性よりも大きい捲回体が挙げられる。この捲回体の一端部を解きながら内装施工を行う際に、第1粘着剤層と第2粘着剤層との積層体は、第1粘着剤層が確実に露出することとなり、内装施工を簡便に行うことができる。
尚、転写工具としては、捲回体の一端部を解きながら巻き取りローラに移動させる間に捲回体の第1粘着剤層面を露出する露出部で転写対象の壁紙の裏面に押し当てつつ帯状剥離ライナーから剥離された第1粘着剤層と第2粘着剤層との積層体を前記壁紙の裏面に転写するものであればよい。
本発明の壁紙施工用テープ糊は、第1剥離ライナー上に第1粘着剤層を、第2剥離ライナー上に第2粘着剤層を形成し、両者を貼り合わせることにより、第1粘着剤層と第2粘着剤層との積層体が得られる。例えば、シート状体のものは第1及び第2剥離ライナーと共に所望の長さに切断することにより得られる。捲回体のものは、第1剥離ライナーを剥離しつつ第2剥離ライナーの他面側に第1粘着剤層を貼着しながら捲回して得られる。この場合、第2剥離ライナーは帯状剥離ライナーとなる。尚、捲回方向については、第1粘着剤層を内側にして捲回してもよいし、外側にして捲回してもよい。
剥離ライナーの基材としては、例えば、グラシン紙、コート紙、無塵紙、キャストコート紙等の紙基材、これらの紙基材にポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステルフィルム、ポリプロピレン(OPP,CPP)やポリメチルペンテン等のポリオレフィンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリ酢酸ビニルフィルム等を挙げることができる。特に、PETフィルム、PENフィルム、ポリプロピレン(OPP、CPP)フィルム、PEラミネート紙、PPラミネート紙が適している。
剥離ライナー表面には、シリコーン系剥離剤、長鎖アルキル系剥離剤、フッ素系剥離剤などの剥離剤処理されており、この剥離剤の量を粘着力が大きい第1粘着剤層を覆う剥離ライナー面で多くすることにより、粘着力が大きい第1粘着剤層でも、第1粘着剤層との境界面の剥離容易性が、第2粘着剤層との境界面の剥離容易性よりも大きくすることができる。
尚、第1粘着剤層と第2粘着剤層との積層体の厚みとしては、貼付される壁紙の重さ等に応じて適宜選定されればよい。通常10〜100μm、好ましくは20〜50μmの範囲が良好である。また、剥離ライナー基材の厚みとしては、特に制限はなく、剥離ライナーの用途に応じて適宜選定されるが、通常5〜300μm、好ましくは10〜200μmの範囲である。
図1は本発明の壁紙施工用テープ糊の一実施例の構成を示す断面図である。図2は本発明の壁紙施工用テープ糊の両面に剥離ライナーを被着した実施例の構成を示す断面図である。図3は本発明の壁紙施工用テープ糊の捲回した別の実施例の構成を示す断面図であり、要部の拡大図を含む。図4は捲回された壁紙施工用テープ糊の転写工具の一実施例を示す説明図であり、a図は平面図、b図は要部の拡大図を含む正面図である。
実施例1
図1に示す通り、本実施例の壁紙施工用テープ糊10は、第1粘着剤層12と第2粘着剤層14の粘着剤層積層体15である。第1粘着剤層12は壁紙の裏面に接着され、第2粘着剤層14は壁表面に接着される。各々の粘着力は、第1粘着剤層12の粘着力が第2粘着剤層14の粘着力よりも大きくなっている。
具体的には、アクリル共重合体を主成分としたアクリル系粘着剤を2種使用した。両粘着剤共にガラス転移点(Tg)が、−45℃以下の低Tgアクリル共重合樹脂系粘着剤で、第1粘着剤層12に使用する粘着剤は、強い粘着性を得るために架橋は行っていない。第2粘着剤層14に使用する粘着剤には架橋剤を添加し、粘着性を落として剥離性を良くし、結果的に第1粘着剤層12の粘着力を第2粘着剤14の粘着力よりも大きくした。
これにより、裏打ち紙を備えないフリースを始めとして、市販の壁紙をも自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を行うことができる。また、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層12の粘着力が、壁表面に接着される第2粘着剤層14の粘着力よりも大きいものであるために、本テープ糊10によって貼着された壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面に影響を与えることが少ない。
実施例2
図2に示す通り、本実施例の壁紙施工用テープ糊20は、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層22と壁表面に接着される第2粘着剤層24の粘着剤層積層体25が、第1剥離ライナー26と第2剥離ライナー28とで挟んで構成されている。粘着剤層積層体25は、具体的には、実施例1と同様にアクリル共重合体を主成分としたアクリル系粘着剤を2種使用した。両粘着剤共にガラス転移点(Tg)が、−45℃以下の低Tgアクリル共重合樹脂系粘着剤で、第1粘着剤層22に使用する粘着剤は、強い粘着性を得るために架橋は行っていない。第2粘着剤層24に使用する粘着剤には架橋剤を添加し、粘着性を落として剥離性を良くし、結果的に第1粘着剤層22の粘着力を第2粘着剤層24の粘着力よりも大きくした。また、剥離ライナーの粘着剤層からの剥離容易性(剥離強度)に関し、第1剥離ライナー26の第1粘着剤層22からの剥離容易性(剥離強度)が、第2剥離ライナー28の第2粘着剤層24面の剥離容易性(剥離強度)より、2倍以上、好ましくは3倍以上、剥離容易性が大きく(剥離強度は弱い)した。
これにより、第1粘着剤層22を覆っている第1剥離ライナー26を剥離して第1粘着剤層22を露出させて壁紙の裏面に貼着し、その後に第2剥離ライナー28を剥離して壁紙を壁表面に貼着することができる。これにより、裏打ち紙を備えないフリースを始めとして、市販の壁紙をも自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を簡便に行うことができる。また、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層22の粘着力が、壁表面に接着される第2粘着剤層24の粘着力よりも大きいものであるために、本テープ糊20によって貼着された壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面下地の壁表面に影響を与えることが少ない。
実施例3
図3に示す通り、本実施例の壁紙施工用テープ糊30は、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層32と壁表面に接着される第2粘着剤層34の粘着剤層積層体35が、内側になるように帯状剥離ライナー38と共に芯材39に捲回して構成されている。粘着剤層積層体35は、具体的には、実施例1及び2と同様にアクリル共重合体を主成分としたアクリル系粘着剤を2種使用した。両粘着剤共にガラス転移点(Tg)が、−45℃以下の低Tgアクリル共重合樹脂系粘着剤で、第1粘着剤層32に使用する粘着剤は、強い粘着性を得るために架橋は行っていない。第2粘着剤層34に使用する粘着剤には架橋剤を添加し、粘着性を落として剥離性を良くし、結果的に第1粘着剤層32の粘着力を第2粘着剤層34の粘着力よりも大きくした。また、剥離ライナーの粘着剤層からの剥離容易性(剥離強度)に関し、帯状剥離ライナー38の第1粘着剤層32面側の剥離容易性(剥離強度)が、帯状剥離ライナー38の第2粘着剤層34面側の剥離容易性(剥離強度)より、2倍以上、好ましくは3倍以上、剥離容易性が大きく(剥離強度は弱い)した。
これにより、捲回されたテープ糊30を解きながら第1粘着剤層32を露出させて壁紙の裏面に貼着し、第1粘着剤層32と第2粘着剤層34との粘着剤層積層体35を壁紙の裏面に転写し、露出した第2粘着剤層34面を壁紙の壁表面に貼着することができる。lこれにより、裏打ち紙を備えないフリースを始めとして、市販の壁紙をも自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を簡便に行うことができる。また、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層32の粘着力が、壁表面に接着される第2粘着剤層34の粘着力よりも大きいものであるために、本テープ糊30によって貼着された壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面下地の壁表面に影響を与えることが少ない。
実施例4
図4に示す通り、実施例3で示した壁紙施工用テープ糊30を転写工具40に装着した。即ち、転写工具40は、壁紙施工用テープ糊30を両端から保持する一対の側板42と、この一対の側板を連絡して壁紙施工用テープ糊30を捲回した芯材39の内部を遊嵌して保持するローラ保持部44と、壁紙施工用テープ糊30の帯状剥離ライナー38の端部を解きながら引き出した帯状剥離ライナー38を第1粘着剤層32と壁表面に接着される第2粘着剤層34の粘着剤層積層体35と共に切断するための切断刃46を備える。
前述の通り、壁紙施工用テープ糊30は、この第1粘着剤層32の粘着力が第2粘着剤層34の粘着力よりも大きい。このため、帯状剥離ライナー38の第1粘着剤層32面側の剥離容易性(剥離強度)が、帯状剥離ライナー38の第2粘着剤層34面側の剥離容易性(剥離強度)より、2倍以上、好ましくは3倍以上、剥離容易性が大きく(剥離強度は弱い)した。
転写工具40は、50mm幅の捲回されたテープ糊30の帯状剥離ライナー38の一端部を解きながら所定の長さ引き出し、切断刃46で切断する。切断された壁紙施工用テープ糊30は、帯状剥離ライナー38と、この帯状剥離ライナー38に貼着された第2粘着剤層34と壁紙の裏面に貼着される第1粘着剤層32との粘着剤層積層体35とが積層されている。この切断された壁紙施工用テープ糊30は壁紙の裏面の周囲等に貼り付けておく。壁紙を壁表面に接着するには、壁との接着部分の壁紙施工用テープ糊30帯状剥離ライナー38を第2粘着剤層34から剥がしつつ、第2粘着剤層34を壁表面に接着させる。この際、第1粘着剤層32の粘着力が第2粘着剤層34の粘着力よりも大きいため、粘着剤層積層体35が壁紙の裏面に残り、第2粘着剤層34が壁表面に接着される。
この転写工具40による転写作業により、内装施工を簡便に行うことができる。裏打ち紙を備えないフリースを始めとして、市販の壁紙をも自由に選定した壁紙を熟練を有さない一般人でも簡単に糊付けして内装施工を簡便に行うことができる。また、各々の粘着力は、第1粘着剤層32の粘着力が第2粘着剤層34の粘着力よりも大きくしているため、本テープ糊30によって貼着された壁紙を剥ぎ取る際には、下地の壁表面下地の壁表面に影響を与えることが少ない。
尚、本実施例で示した壁紙施工用テープ糊30とは反対に、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層と壁表面に接着される第2粘着剤層の粘着剤層積層体が、内側でなく、外側になるように帯状剥離ライナーと共に芯材に捲回して構成された壁紙施工用テープ糊を用いる転写工具内に装着してもよい。
10…壁紙施工用テープ糊、
12…第1粘着剤層、
14…第2粘着剤層、
15…粘着剤層積層体、
20…壁紙施工用テープ糊、
22…第1粘着剤層、
24…第2粘着剤層、
25…粘着剤層積層体、
26…第1剥離ライナー、
28…第2剥離ライナー、
30…壁紙施工用テープ糊、
32…第1粘着剤層、
34…第2粘着剤層、
35…粘着剤層積層体、
38…帯状剥離ライナー、
39…芯材、
40…転写工具、
42…側板、
44…ローラ保持部、
46…切断刃、

Claims (6)

  1. 壁紙の裏面と壁表面との対向面同士を接着する粘着剤層を備えたテープ糊であって、
    前記粘着剤層は、壁紙の裏面に接着される第1粘着剤層と、壁表面に接着される第2粘着剤層とが基材を介することなく両粘着剤層同士が積層された粘着剤層積層体であり、
    前記第1粘着剤層と前記第2粘着剤層とが共にガラス転移点(Tg)が−45℃以下のアクリル共重合樹脂系粘着剤であり、
    架橋剤が添加されていない前記第1粘着剤層に対して、前記第2粘着剤層は架橋剤が添加されており、第1粘着剤層の粘着力が第2粘着剤層の粘着力よりも大きいことを特徴とする壁紙施工用テープ糊。
  2. 前記第1粘着剤層を面一とし、前記第2粘着剤層がスリット状又は斑状に配されて、壁紙の裏面への接触面積と壁表面への接触面積とが相違することを特徴とする請求項1に記載の壁紙施工用テープ糊。
  3. 前記第1粘着剤層面に予め被着される第1剥離ライナーと、前記第2粘着剤層面に予め被着される第2剥離ライナーとを更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の壁紙施工用テープ糊。
  4. 前記第1剥離ライナーの第1粘着剤層面との剥離容易性が、第2剥離ライナーの第2粘着剤層面との剥離容易性よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の壁紙施工用テープ糊。
  5. 前記第1粘着剤層と第2粘着剤層の粘着剤層積層体の第2粘着剤層面に被覆された帯状剥離ライナーとを更に備え、
    この粘着剤層積層体と帯状剥離ライナーとの帯状積層体が捲回されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁紙施工用テープ糊。
  6. 前記捲回された帯状剥離ライナーの第1粘着剤層との境界面の剥離容易性が、第2粘着剤層との境界面の剥離容易性よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の壁紙施工用テープ糊。
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