JP6565532B2 - コンソール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンソール装置に関し、さらに詳しくは、車両の座席側部の車両床面上に備えられるコンソール装置に関する。
従来のコンソール装置として、車両の座席側部の車両床面上に備えられるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、例えば、図10に示すように、コンソールボックス103の側面部103aに空調空気を吹き出すための吹出口105を設けてなる技術が開示されている。これにより、インストルメントパネル等に吹出口を設けるものに比べて、吹出口105が座席の着座者の近傍に配置されるため、空調効率が高められる。
実開昭61−137010号公報
しかし、上記特許文献1に開示された技術では、コンソールボックス103の側面部103aに吹出口105を設けているので、座席の着座者に対して空調空気の直接風が当たりすぎてしまい、着座者の快適性が低下してしまう。さらに、コンソールボックス103の側面部103aに対して吹出口105の枠部材等を組み付ける必要があり、複雑な構造となってしまう。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、座席の着座者に対して直接風が当たりすぎずに空調空気を吹き出すことができる簡易な構造のコンソール装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の座席側部の車両床面上に備えられるコンソール装置であって、上方が開口した収容部を有するコンソールボックスと、前記収容部を開閉可能なように前記コンソールボックスの上部に設けられる蓋体と、を備え、前記コンソールボックスは、前記車両床面上に互いに対向して立設される一対のサイドパネル部と、一対の前記サイドパネル部の間で前記車両床面に対して車両前後方向に移動可能に設けられ且つ前記収容部を有するボックス本体と、を備え、前記ボックス本体の上部には前記蓋体が設けられており、前記サイドパネル部の上端と前記蓋体の側端部との間には、前記座席の着座者に対して空調空気を吹き出すための隙間が設けられており、前記サイドパネル部には、前記隙間に空調空気を供給するダクトが備えられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記コンソールボックス及び前記蓋体のうちの少なくとも一方には、前記座席の車両後方に空調空気を送る前記ダクトから供給される空調空気を後席に向けて吹き出す後席用吹出口が設けられ、前記ダクトには、該ダクト内を流れる空調空気を前記隙間に供給するための供給穴が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記サイドパネル部の上端及び前記蓋体の側端部のうちの少なくとも一方には、車両幅方向に沿う縦断面で外周が円弧状となる円弧状部が設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記蓋体の側端部は、前記ボックス本体の側面をなす立壁より車両幅方向の外方に突出して前記サイドパネル部の上端部を覆っていることを要旨とする。
本発明のコンソール装置によると、上方が開口した収容部を有するコンソールボックスと、収容部を開閉可能なようにコンソールボックスの上部に設けられる蓋体と、を備える。そして、コンソールボックスの側面部の上端側と蓋体の側端部との間には、座席の着座者に対して空調空気を吹き出すための隙間が設けられている。これにより、座席の着座者に対して隙間から空調空気が拡散されつつ吹き出される。そのため、座席の着座者に対して直接風が当たりすぎずに空調空気を吹き出すことができる。さらに、従来のようにコンソールボックスの側面部に吹出口の枠部材等を組み付けるものに比べて、簡易な構造とすることができる。
さらに、前記コンソールボックスが、一対のサイドパネル部と、ボックス本体と、を備えるので、ボックス本体及び蓋体を車両前後方向に移動させることで蓋体の車両前後方向の位置を調整できる。さらに、サイドパネル部に対してボックス本体及び蓋体を移動させるための間隔を利用して空調風を送る隙間を構成できる。
また、前記コンソールボックス及び前記蓋体のうちの少なくとも一方に、ダクトと、後席用吹出口と、が設けられ、前記ダクトに、供給穴が形成されている場合は、後席の着座者に対してダクトから供給される空調空気が後席用吹出口から吹き出され得る一方、座席の着座者に対してダクトの供給穴から供給される空調空気が隙間から吹き出される。よって、後席用吹出口のダクトを利用して隙間に空調空気を供給でき、別途ダクトを設ける必要がない。
また、前記コンソールボックスの側面部の上端側及び前記蓋体の側端部のうちの少なくとも一方に、円弧状部が設けられている場合は、隙間から吹き出される空調空気がコアンダ効果により円弧状部に沿って流れる。よって、隙間から空調空気が車両高さ方向に拡散されつつ吹き出される。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るコンソール装置を備える車両室内を上方からみた平面図である。 上記コンソール装置を備える車両室内を上方からみた斜視図である。 上記コンソール装置の側面図である。 図3のIV−IV線断面拡大図である。 図4の要部拡大図である。 実施例に係るサイドパネル部の要部斜視図である。 上記コンソール装置の作用説明図である。 他の形態に係るコンソール装置の要部断面図であり、(a)はコンソールボックス側のみに円弧状部が設けられている形態を示し、(b)は蓋体側のみに円弧状部が設けられている形態を示す。 更なる他の形態に係るコンソール装置の要部断面図である。 従来のコンソール装置を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<コンソール装置>
本実施形態に係るコンソール装置は、車両の座席(FS)側部の車両床面(F)上に備えられるコンソール装置(1)であって、上方が開口した収容部(13)を有するコンソールボックス(3)と、収容部を開閉可能なようにコンソールボックスの上部に設けられる蓋体(4)と、を備える(例えば、図1〜図4等参照)。そして、コンソールボックス(3)の側面部(3a)の上端側と蓋体(4)の側端部(4a)との間には、座席(FS)の着座者に対して空調空気を吹き出すための隙間(27)が設けられている(例えば、図5等参照)。
なお、上記隙間(27)の大きさ、形状、個数等は特に問わない。空調空気の車両前後方向の拡散性といった観点から、上記隙間(27)が車両前後方向(P)に沿って設けられていることが好ましい(例えば、図3等参照)。特に、上記隙間(27)が車両前後方向(P)に延びるスリット状に形成されていることが好ましい。また、例えば、上記コンソールボックス(3)及び蓋体(4)のうちの少なくとも一方には、隙間(27)に空調空気を供給するためのダクト(9)が設けられていることができる。
本実施形態に係るコンソール装置としては、例えば、上記コンソールボックス(3)及び蓋体(4)のうちの少なくとも一方には、座席(FS)の車両後方に空調空気を送るダクト(9)と、ダクトから供給される空調空気を後席(RS)に向けて吹き出す後席用吹出口(6)と、が設けられ、ダクト(9)には、ダクト内を流れる空調空気を隙間(27)に供給するための供給穴(18)が形成されている形態(例えば、図3及び図4等参照)を挙げることができる。
なお、上記供給穴(18)の大きさ、形状、個数等は特に問わない。空調空気の拡散性といった観点から、上記供給穴(18)がダクト(9)の長手方向に沿って複数設けられていることが好ましい(例えば、図6等参照)。
本実施形態に係るコンソール装置としては、例えば、上記コンソールボックス(3)の側面部(3a)の上端側及び蓋体(4)の側端部(4a)のうちの少なくとも一方には、車両幅方向(Q)に沿う縦断面で外周が円弧状となる円弧状部(31、32)が設けられている形態(例えば、図5及び図8等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係るコンソール装置としては、例えば、上記コンソールボックス(3)は、車両床面(F)上に互いに対向して立設され且つコンソールボックス(3)の側面部(3a)を構成する一対のサイドパネル部(15)と、一対のサイドパネル部の間で車両床面に対して車両前後方向(P)に移動可能に設けられ且つ収容部(13)を有するボックス本体(16)と、を備える形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。上記蓋体(4)の側端部(4a)は、例えば、ボックス本体(16)の側面より車両幅方向(Q)の外方に突出していることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)コンソール装置の構成
本実施例に係るコンソール装置1は、図1及び図2に示すように、車両1列目の左右の前席FS(本発明に係る「座席」として例示する。)の間の車両床面F上に備えられている。このコンソール装置1は、図4に示すように、上方が開口した収容部13を有するコンソールボックス3と、収容部13の開口を開閉可能なようにコンソールボックス3の上部に設けられる蓋体4と、を備えている。このコンソールボックス3は、小物等を収容する収容機能を備えている。また、蓋体4は、収容部13の開閉機能に加えて、前席の着座者(主に、運転手)の肘掛け機能(即ち、アームレスト機能)を備えている。
上記コンソールボックス3の車両後方側には、図1及び図2に示すように、後席用吹出口6が形成されたレジスタケース7が設けられている。この後席用吹出口6は、図示しない開閉機構(例えば、フィン機構等)により開閉可能とされている。また、レジスタケース7には、車両空調装置8に連絡するダクト9が接続されている。そして、ダクト9を介して車両空調装置8で生成された空調空気(例えば、冷風又は温風等)がレジスタケース7内に供給されることで、後席用吹出口6から後席RSの着座者に対して空調空気が吹き出される。
なお、インストルメントパネル10等には、前席FSの着座者に対してダクト11を介して車両空調装置8から供給される空調空気を吹き出す前席用レジスタ12が設けられている。さらに、上記車両空調装置8においては、通常、冷房に圧縮機が用いられ、暖房にエンジン廃熱や電気ヒータ等が用いられる。
上記コンソールボックス3は、図3及び図4に示すように、車両床面F上に互いに対向して立設され且つコンソールボックスの側面部3aを構成する一対のサイドパネル部15と、一対のサイドパネル部15の間で車両前後方向Pに移動可能に設けられるボックス本体16と、を備えている。
上記サイドパネル部15は、コンソールボックス3の意匠面を形成する外側パネル15aと、外側パネル15aの内側に取り付けられる内側パネル15bと、を備えている。この外側パネル15aは、ボックス本体16の車両前後方向Pの移動範囲においてボックス本体16の側面を覆い得る大きさを有している。また、内側パネル15bは、縦断面略コ字状に形成されている。そして、内側パネル15bは、外側パネル15aとの間で上述のダクト9を形成している。すなわち、コンソールボックス3には、前席FSの車両後方に空調空気を送るダクト9が設けられている。また、内側パネル15bの上壁には、ダクト9内を流れる空調空気を後述する隙間27に供給するための供給穴18が形成されている。この供給穴18は、ダクト9の長手方向に沿って所定間隔で複数設けられている(図6参照)。
上記ボックス本体16は、図4に示すように、底壁16aと、底壁16aの周縁側から立ち上がる立壁16bと、を備え、上述の収容部13を有している。また、ボックス本体16の上部には、ヒンジ構造20を介して蓋体4が車両前後方向Pの軸回りに回動可能に設けられている。この蓋体4の回動により収容部13の開口が開閉される。また、蓋体4の側端部4aは、ボックス本体16の側面をなす立壁16bより車両幅方向Qの外方に突出しており、サイドパネル部15の上端部を覆っている。
上記ボックス本体16の下部には、図3及び図4に示すように、車両前後方向Pに延びる左右のレール22にスライド可能に支持されるスライダ23が設けられている。これら各レール22は、車両床面F上に設置されるベースプレート24上に取り付けられている。そして、図示しないスライド駆動機構(例えば、電動式のボールネジ機構等)によりスライダ23がレール22に沿ってスライド移動することで、ボックス本体16が車両前後方向Pに所定の移動範囲でスライド移動される。
ここで、上記コンソールボックス3の側面部3a(即ち、サイドパネル部15)の上端側と蓋体4の側端部4aとの間には、前席FSの着座者に対して空調空気を吹き出すための隙間27が設けられている。すなわち、サイドパネル部15の上端側と蓋体4の側端部4aとは、隙間27を介して車両高さ方向Rに対向している。この隙間27は、車両前後方向Pに延びるスリット状に形成されている。具体的に、隙間27は、車両前後方向Pの長さが所定値Lとされ、車両高さ方向Rの高さが所定値Hとされている(図3参照)。また、隙間27は、サイドパネル部15の上端側(具体的に、外側パネル15a及び内側パネル15bの上端側)とボックス本体16の側面となる立壁16bとの間に形成された連絡路28を介して供給穴18に連絡されている。よって、ダクト9内を流れる空調空気の一部が供給穴18から連絡路28を通って隙間27に供給される。
上記サイドパネル部15の上端側(具体的に、外側パネル15aの上端側)及び蓋体4の側端部4aのそれぞれには、図5に示すように、車両幅方向Qに沿う縦断面で外周が円弧状となる円弧状部31、32が設けられている。これら各円弧状部31、32は、車両幅方向Qの外方に向かうにつれて車両高さ方向Rに広がるように隙間27を形成している。また、各円弧状部31、32の曲率半径は、隙間27から吹き出される空調空気がコアンダ効果により各円弧状部31、32に沿って流れる大きさに設定されている。
(2)コンソール装置の作用
次に、上記構成のコンソール装置1の作用について説明する。後席RSに着座者が存在する場合等には、図7に示すように、後席RSの着座者に対して後席用吹出口6から空調空気が車両後方に向かって吹き出される。さらに、ダクト9の供給穴18から連絡路28を介して隙間27に空調空気が供給されて、前席FSの着座者に対して隙間27から空調空気が車両幅方向Qに向かって吹き出される。このとき、隙間27から吹き出される空調空気は、図5に示すように、各円弧状部31、32に沿って流れて車両高さ方向Rにまんべんなく拡散される。なお、後席RSに着座者が存在しない場合等には、後席用吹出口6を閉鎖状態とすることで、後席用吹出口6から空調空気が吹き出されず、ダクト9の供給穴18及び連絡路28を介して隙間27から空調空気が吹き出される。
(3)実施例の効果
本実施例のコンソール装置1によると、上方が開口した収容部13を有するコンソールボックス3と、収容部13を開閉可能なようにコンソールボックス3の上部に設けられる蓋体4と、を備える。そして、コンソールボックス3の側面部3aの上端側と蓋体4の側端部4aとの間には、座席FSの着座者に対して空調空気を吹き出すための隙間27が設けられている。これにより、座席FSの着座者に対して隙間27から空調空気が拡散されつつ吹き出される。そのため、座席FSの着座者に対して直接風が当たりすぎずに空調空気を吹き出すことができる。さらに、従来のようにコンソールボックスの側面部に吹出口の枠部材等を組み付けるものに比べて、簡易な構造とすることができる。
また、本実施例では、隙間27は、車両前後方向Pに沿って設けられている。これにより、空調空気の車両前後方向の拡散性に優れる。特に、本実施例では、隙間27が車両前後方向Pに延びるスリット状に形成されているので、空調空気の車両前後方向の拡散性に優れる。
また、本実施例では、コンソールボックス3には、ダクト9と、後席用吹出口6と、が設けられ、ダクト9には、供給穴18が形成されている。これにより、後席RSの着座者に対してダクト9から供給される空調空気が後席用吹出口6から吹き出され得る一方、座席FSの着座者に対してダクト9の供給穴18から供給される空調空気が隙間27から吹き出される。よって、後席用吹出口6のダクト9を利用して隙間27に空調空気を供給でき、別途ダクトを設ける必要がない。特に、本実施例では、供給穴18がダクト9の長手方向に沿って複数設けられているので、空調空気の拡散性に優れる。
また、本実施例では、サイドパネル部15の上端側及び蓋体4には、円弧状部31、32が設けられている。これにより、隙間27から吹き出される空調空気がコアンダ効果により円弧状部31、32に沿って流れる。よって、隙間27から空調空気が車両高さ方向Rに拡散されつつ吹き出される。
さらに、本実施例では、コンソールボックス3は、一対のサイドパネル部15と、ボックス本体16と、を備える。これにより、ボックス本体16及び蓋体4を車両前後方向Pに移動させることで蓋体4(即ち、アームレスト4)の車両前後方向Pの位置を調整できる。さらに、サイドパネル部15に対してボックス本体16及び蓋体4を移動させるための間隔を利用して空調風を送る隙間27を構成できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、車両前後方向Pに延びるスリット状の隙間27を例示したが、これに限定されず、例えば、車両前後方向Pに沿って複数の隙間を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、サイドパネル部15(即ち、コンソールボックス3の側面部3a)の上端側及び蓋体4の側端部4aのそれぞれに円弧状部31、32を備えるようにしたが、これに限定されず、例えば、サイドパネル部15の上端部のみに円弧状部31を備える形態(図8(a)参照)としたり、蓋体4の側端部4aのみに円弧状部32を備える形態(図8(b)参照)としたりしてもよい。さらに、サイドパネル部15の上端側及び蓋体4の側端部4aに円弧状部を備えないようにしてもよい。
また、上記実施例では、コンソールボックス3に後席用吹出口6を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、コンソールボックス3の後席用吹出口6に換えて又は加えて、蓋体4に後席用吹出口を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、後席用吹出口6に空調空気を供給するダクト9を利用して隙間27に空調空気を供給するようにしたが、これに限定されず、例えば、ダクト9を隙間27に空調空気を供給する専用ダクトとしてもよい。さらに、例えば、ダクト9とは別物の専用ダクトで隙間27に空調空気を供給するようにしてもよい。この場合、例えば、図9に示すように、供給穴18が形成された専用ダクト34を、サイドパネル部15とボックス本体16との間に設けるようにしてもよい。さらに、参考形態として、図9中に仮想線で示すように、専用ダクト34を、隙間27に沿って設けたり、ボックス本体16の内部に設けたり、蓋体4の内部に設けたりする形態が挙げられる
また、上記実施例では、車両床面Fに対して車両前後方向P(例えば、水平方向、水平方向に傾斜した方向等)に移動可能なボックス本体16を備えるコンソールボックス3を例示した。参考形態として、例えば、車両床面Fに対して移動不能なボックス本体を備えるコンソールボックスが挙げられる
また、上記実施例では、肘掛け機能を備える蓋体4を例示したが、これに限定されず、例えば、肘掛け機能を備えない蓋体としてもよい。また、上記実施例では、ボックス本体16に回動可能に設けられた蓋体4を例示したが、これに限定されず、例えば、ボックス本体16にスライド可能に設けられた蓋体としてもよい。
さらに、上記実施例では、車両1列目の前席FS側部に備えられるコンソール装置1を例示したが、これに限定されず、例えば、車両の2列目以降の後席側部に備えられるコンソール装置としてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
本発明は、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機において、座席の着座者に対する空調空気の吹き出し機能を備えるコンソール装置に関する技術として広く利用される。
1;コンソール装置、3;コンソールボックス、3a;側面部、4;蓋体、4a;側端部、6;後席用吹出口、9;ダクト、13;収容部、15;サイドパネル部、16;ボックス本体、18;供給穴、27;隙間、31,32;円弧状部、FS;前席、RS;後席、F;車両床面、P;車両前後方向。

Claims (4)

  1. 車両の座席側部の車両床面上に備えられるコンソール装置であって、
    上方が開口した収容部を有するコンソールボックスと、
    前記収容部を開閉可能なように前記コンソールボックスの上部に設けられる蓋体と、を備え、
    前記コンソールボックスは、前記車両床面上に互いに対向して立設される一対のサイドパネル部と、一対の前記サイドパネル部の間で前記車両床面に対して車両前後方向に移動可能に設けられ且つ前記収容部を有するボックス本体と、を備え、
    前記ボックス本体の上部には前記蓋体が設けられており、
    前記サイドパネル部の上端と前記蓋体の側端部との間には、前記座席の着座者に対して空調空気を吹き出すための隙間が設けられており、
    前記サイドパネル部には、前記隙間に空調空気を供給するダクトが備えられていることを特徴とするコンソール装置。
  2. 前記コンソールボックス及び前記蓋体のうちの少なくとも一方には、前記座席の車両後方に空調空気を送る前記ダクトから供給される空調空気を後席に向けて吹き出す後席用吹出口が設けられ、
    前記ダクトには、該ダクト内を流れる空調空気を前記隙間に供給するための供給穴が形成されている請求項1記載のコンソール装置。
  3. 前記サイドパネル部の上端及び前記蓋体の側端部のうちの少なくとも一方には、車両幅方向に沿う縦断面で外周が円弧状となる円弧状部が設けられている請求項1又は2に記載のコンソール装置。
  4. 前記蓋体の側端部は、前記ボックス本体の側面をなす立壁より車両幅方向の外方に突出して前記サイドパネル部の上端部を覆っている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコンソール装置。
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