JP2008183959A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井の頭上空間の減少を極力少なくすると共に、後方座席の空調快適性の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】ボディを構成するルーフフレーム2のルーフサイドレールとの間に差し渡されたクロスメンバ4に一体として空調用の温風通路22と冷風通路23を形成する。それから、後方座席に対し、個々に車室内吹出口25が設けられると共に、この車室内吹出口25に温風と冷風とを混合するミックス手段を持つようにしている。このため、後方座席の空調快適性が向上される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ワンボックスカーなどの3列シートを持つ乗用車において、後部座席である2列、3列目の車両用空調装置に関する。
近年、ワンボックスカーなど運転座席の後方に前後2列の後方座席が設置された自動車が増加してきている。そのため、後方座席の空調を図る必要があり、車両の後方に空調ユニットを配置し、該空調ユニットから得られる冷風をダクトを介して天井部位に導き、該天井部位に設けられた吹出口から後方座席に向けて冷風を吹出させていた。
例えば、特許文献1にあっては、車両の構造体であるルーフサイドレール部2に沿ってダクト1が配管され、そのダクト1に複数の吹出口(アウトレット)3,3を有している。この吹出口3,3からは、冷風が各座席に向けて吹出されている。
実開平7−28709
また、特許文献2にあっては、車室の前後方向に複数列の座席が配設され、その後方に位置する後方座席3の側方にクーラユニット5が配され、このクーラユニット5から導出された冷房用エアを最後方に位置するピラー9に沿って車体の上方側に立上りダクト29を介して案内し、この立上りダクト29によって案内された冷房用エアを、ルーフパネル32の下面に配されたルーフダクト33に送り出している。そして、ルーフダクト33に設けられた第1の吹出口と第2の吹出口から各後方座席に冷房用エアが吹出されている。
特開平11−254947
さらに、特許文献3にあって、後方座席用空調ユニット10からは、冷風通路を形成する左座席用、右座席用冷風吹出ダクト1,2が車両の前方に向けて延長されている。これらの左座席用、右座席用冷風吹出ダクト1,2は、左右の各座席に着座する乗員の頭胸部に向けて冷風を配風するため、車両の床面部からガイドパネル部、更にピラー部、天井部へと配されている。そして第2列目冷風吹出口12,22および第3列目冷風吹出口13,23がそれぞれ設けられ、冷風が各座席に向けて吹出されている。
特開2001−341518
前述したように、特許文献1にあっては、車両エアコン用ダクトは天井側面のルーフサイドレール部に沿って設けられており、極力減少させようとしても、所定のダクト断面積を有することから、車室内側に出っ張ることは避けられない。また特許文献2,3にあっては、天井のルーフパネル下に配されることから、車室内に出っ張ることは、前述の特許文献1と同様に避けられない。即ち、頭上空間を減少させる不都合を回避することはできない。さらに、従来例(特許文献1,2又は3)は、共に吹出空気の温調は、エアコンユニット内で一義的に定められ、車室内吹出口での温度調節はできなかった。
そこで、この発明は、天井の頭上空間の減少を極力少なくすることが出来るようにしたもので、ボディを構成するルーフフレームのルーフサイドレールとの間に差し渡されたクロスメンバを用い、このクロスメンバに一体として空調用の温風通路と冷風通路を形成するようにして、頭上空間の減少を極力なくすことを目的とすると共に、後方座席の空間の空調快適性の向上を図ることにある。
この発明に係る車両用空調装置は、車両のボディのルーフフレームを構成するルーフサイドレールとクロスメンバにあって、前記クロスメンバに一体として空調用の温風通路と冷風通路を形成すると共に、前記温風通路と冷風通路に接続の車室内吹出口に温風と冷風とを混合するミックス手段を持つようにしたことにある(請求項1)。
これにより、冷風通路と温風通路が構造体であるクロスメンバに一体に組込まれることから、今まで使用していない空間の利用となり、天井空間を損なうことも無い。また車室内吹出口の近傍まで温風通路と冷風通路が導かれているから、ミックス手段により温風と冷風とを混合させることが個々別々にできることから、乗員個々の吹出口風の温度コントロールを自ら適宜に設定でき、後方座席の乗員に対する個別快適空間を提供できる。
前記したクロスメンバは、構造体で、断面四角形となっているが、みぞ形でも良く、その場合には、樹脂等にて開口部を閉塞して、温風通路、冷風通路を形成しても良い。
前記ミックス手段は、可動する可動選択ドアと、この可動選択ドアの回転軌跡上に開口する2つの開口部とより成り、前記可動選択ドアの回動位置により冷風と温風の風量比を変化させるようにしたことにあり(請求項2)、可動選択ドアを外部から手動等で回動することで、任意に調節でき、吹出風の温度コントロールとして最適である。
前記車室内吹出口に吹き出し風量を可変とする開閉ドアを設けることが好ましく(請求項3)、これにより、車室内吹出口を自ら乗員が開閉することができる。前記開閉ドアを外部から手動等で回動することで、開口の断面積を変化させ、風量を変化させることができる。
また、前記車室内吹出口を後方座席位置に対応して設置することが好ましく(請求項4)、各々の乗員に吹出風が当たり、しかも吹出風の温度はコントロールが可能であるので、個別快適空間を持たすことができる。
以上のように、この発明によれば、冷風通路と温風通路が構造体であるルーフフレームのクロスメンバに一体として形成されるから、スペースの増加とならず、頭上空間の減少を極力抑えることができる。また、冷風通路と温風通路は共に天井まで導かれるので、車室内吹出口にて温度制御が、個々の吹出別に最適空間を提供できる(請求項1)。
ミックス手段は、可動選択ドアを動かすことで、冷風と温風の混合比を変化させることで行われる構造を取り、安価に提供できる(請求項2)。また、車室内吹出口には風量調節用の開閉ドアを有し、温調空気量を調節することが出来る(請求項3)。さらに、車室内吹出口は後方座席位置に対応して設置されるので、個別快適空間を前述した手段と共に提供できる(請求項4)。
以下、実施例を図面に基づいて説明する。
図1,図2において、この発明が用いられる自動車、例えばワンボックスカー1のボディの概略図が示され、構造体であるルーフフレーム2は前後方向に伸びるルーフサイドレール3とその間に差し渡されたクロスメンバ4とで構成され、該ルーフフレーム2はアンダーボディ5のサイドレール6上に立設のピラー7により支えられている。
このワンボックスカー1は、前方座席10とその後方に2列の後方座席11,12を配置し、図示しないドアにより乗り入れができるようになっている。このワンボックスカー1の空調は、前方のインストルメントパネル下の前方空調装置14が配され、主に前方座席の乗員の空調のみならずデフロスト作用を行っている。
これに対し、後方の2座席11,12は、後方空調装置16から空調が行われる。この後方空調装置16は、アンダーボディ5の上に載置され、座席10,11,12の側方であるボディの一側に寄って取付られ、車室内空気(特に車両後方の空気)を吸引する送風機17及びヒータコア18、エバポレータ19がケース20内に収納されている。
前記送風機17より吸引された空気は、ヒータコア18を通って温風化され、またエバポレータ19を通って冷風化される。これら温風と冷風とは、温風通路22と冷風通路23を通り次のように運ばれる。
温風通路22及び冷風通路23は、図3,図4に示すように、ボディのピラー7,7に添って又は一体に構成されており、天井へ導かれ、天井では前記ルーフフレーム2を構成するクロスメンバ4と一体に構成され、図に示すように、四角形の筒状で、ボディの左右方向に伸びている。このように、両通路22,23は、今まで使用されてこなかった空調を利用するため、車室内への突出量を最大限に減少させることができる。この温風通路22と冷風通路23は、断面四角形の筒体を構成しているが、溝状のクロスメンバ4にあっては、樹脂製の蓋を嵌め込むことで構成しても良い。
車室内吹出口25は、図5,図6に示され、各後方座席11,12の上方に(図2に示されている)あり、一端に2つの開口部26,27を有し、前記温風通路22と冷風通路23に連通している。この開口部26,27は、可動選択ドア28の回転軌跡上にあり、その回転位置により、導き入れる温風と冷風の量を制御している。即ち冷温空気量比を変化させて吹出し空気温度を調節している。この可動選択ドア28は手動なり、モータにより回動される。
また、この車室内吹出口25の最も出口側に、開閉ドア30が配され、回動位置により、吹出孔25aから吹出風量が全閉から徐々に増加し、全開になるように制御される。この開閉動作は手動なり、モータにより回動される。
図7,図8において、温風と冷風を流す温風通路22と冷風通路23の組み方に関し、図7は前記した例で説明したように、並設した通路22,23をピラー7に、そしてクロスメンバ4と一体に構成した例である。図8は、左右のピラー7を用いて、一方を温風通路22とし、他方を冷風通路23とし、クロスメンバ4内では対向流として流すようにしているが、前述した車室内吹出口25を取付けるのに不具合はない。
この発明の実施例を示す概略の斜視図である。 同上の概略の側面図である。 同上の温風通路と冷風通路がクロスメンバと、ピラーに一体に構成された説明図である。 図3のA−A線断面図である。 車室内吹出口が温風通路と冷風通路に取付られた状態の断面図である。 同上の正面図である。 温風通路と冷風通路の概略図で、温風と冷風が流れる状態の説明図である。 同じく温風通路と冷風通路の他の例の概略図で、温風と冷風が流れる状態の説明図である。
符号の説明
1 ワンボックスカー
2 ルーフフレーム
4 クロスメンバ
7 ピラー
10 前方座席
11 後方座席
12 後方座席
16 後方空調装置
18 ヒータコア
19 エバポレータ
22 温風通路
23 冷風通路
28 可動選択ドア
30 開閉ドア

Claims (4)

  1. 車両のボディのルーフフレームを構成するルーフサイドレールとクロスメンバにあって、前記クロスメンバに一体として空調用の温風通路と冷風通路を形成すると共に、前記温風通路と冷風通路に接続の車室内吹出口に温風と冷風とを混合するミックス手段を持つようにしたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記ミックス手段は、可動する可動選択ドアと、この可動選択ドアの回転軌跡上に開口する2つの開口部とより成り、前記可動選択ドアの回動位置により冷風と温風の風量比を変化させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 前記車室内吹出口に吹き出し風量を可変とする開閉ドアを設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  4. 前記車室内吹出口を後部座席位置に対応して設置したことを特徴とする請求項1記載の車両用吹出口。
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Cited By (3)

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