JP6563163B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

セル変換器(100)が直列接続された電力変換装置において、各セル変換器(100a)は、スイッチング素子(1a,1b)とコンデンサ(2)とを接続する主回路導体(3a,3b)と、他のセル変換器(100a,100b)に接続する2つの外部端子(X1,X2)の間に配置されるバイパス部(4)と、外部端子(X1,X2)と主回路導体(3a,3b)を接続する外部出力導体(5a,5b)と、外部出力導体(5a,5b)とバイパス部(4)とを接続するバイパス接続導体(6a,6b)とを備え、バイパス接続導体(6a,6b)または外部出力導体(5a,5b)の高電位側と低電位側とは互い対向して配置し、導体を屈曲させて導体の一部の電流の向きが同じ方向になる部位を設けることにより、相互インダクタンス及び自己インダクタンスを増加させ、二重故障時にバイパス部(4)に流れる短絡電流を抑制する。

Description

本願は、複数のセル変換器が直列に接続された電力変換装置に関する。
高圧用途の電力変換装置においては、マルチレベル変換器の実用化が図られている。交流端子U、V、Wと直流端子P、Nとの間に、複数台のセル変換器を直列に接続し、変換器セルに内在する半導体スイッチング素子のオン/オフ制御により、交流端子U、V、Wには交流電圧を直流端子P、Nには直流電圧を発生させる回路構成のマルチレベル変換器が開示されている。
一方、セル変換器(サブモジュール)に異常が発生した時に、この異常の発生したセル変換器(サブモジュール)の出力端子をバイパス部(短絡装置)によってバイパスし、継続運転を可能にする電力変換装置がある(例えば特許文献1参照)。高圧の電力線路に適用される、複数のセル変換器を互いに直列に接続してなる電力変換装置にあっては、いずれかのセル変換器に異常が発生した場合、故障したセル変換器の出力端子を閉路することで、この故障したセル変換器を直列回路から除くバイパス部は、その確実な閉路動作が電力変換装置としての運転の継続を保障するものであるので、電力運用上、重要な役割を担っている。
このようなバイパス部は、その閉路動作に伴い、過電流などの過酷な状態に晒される恐れがあり、この過酷な使用により損傷すると、異常が発生したセル変換器を確実にバイパスできない場合がある。そのため、出願人は、セル変換器の異常が検知された場合に、バイパス部を閉じるとともに、バイパス部を閉じると同時、あるいはそれ以前に、バイパス部の閉路が確立されるまでの期間、複数の半導体素子のうち、バイパス部と並列に、このバイパス部を含まない電流経路を継続的に形成するように選択した半導体素子をオン状態にする技術を創出した(例えば特許文献2参照)。
特表2010−524426号公報(図2等) 特許第5889498号公報(図7等)
特許文献2では、セル変換器の異常が検知された場合に、バイパス部を閉じるとともに、バイパス部を閉じると同時あるいはそれ以前に、バイパス要素の閉路が確立されるまでの期間、複数の半導体素子のうち、バイパス部と並列に、このバイパス部を含まない電流経路を継続的に形成するように選択した半導体素子をオン状態にする。最近では、このバイパス部を含まない電流経路を継続的に形成するように選択した半導体素子の異常に対応する技術が求められている。すなわち、二重異常が発生した場合においても、電力変換装置としての運転の継続を保障することが求められている。
本願は、上記の課題を解決するための技術を開示するものであり、セル変換器の二重異常発生時、その出力端子を閉路するバイパス部を、その閉路動作に伴う損傷から防止し、運転の継続を可能とする電力変換装置を得ることを目的とする。
本願に開示される電力変換装置は、電力変換を行うセル変換器が複数個直列に接続された電力変換装置であって、前記各セル変換器は、スイッチング素子と、コンデンサと、前記スイッチング素子と前記コンデンサとを接続する主回路導体と、他の前記セル変換器に接続する2つの外部端子と、前記2つの外部端子の間に配置され、バイパス接続されるバイパス部と、前記2つの外部端子の一方と前記主回路導体及び前記バイパス部とを接続する第1の導体部と、前記2つの外部端子の他方と前記主回路導体及び前記バイパス部とを接続する第2の導体部とを備え、前記第1及び第2の導体部は、前記主回路導体から前記バイパス部までの間において、前記主回路導体から前記バイパス部までの経路である第1の方向に対し、前記第1の方向に交差する方向である第2の方向に延伸された部位をそれぞれ有するように屈曲形状で構成され、前記第1の導体部の前記第2の方向に延伸された第1の部位と前記第2の導体部の前記第2の方向に延伸された第2の部位とは、前記第1及び第2の方向と交差する第3の方向において少なくとも一部互いに重なるように設けられ、前記コンデンサから前記バイパス部へ電流が流れた時に前記第1の部位と前記第2の部位とに同じ向きの電流が流れる、ものである。
本願に開示される電力変換装置によれば、バイパス部に流れる過電流を抑制でき、信頼性の高い電力変換装置を実現することができる。この結果、セル変換器のサイズを大きくせずに、いずれかのセル変換器に二重異常が発生した場合にも運転の継続が可能となる小型で安価な電力変換装置を得ることができる。
実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す概略回路図である。 実施の形態1に係る電力変換装置のセル変換器の構成を示す概略回路図である。 直列接続された複数台のセル変換器におけるバイパス電流経路を示す概略回路図である。 セル変換器内部におけるバイパス部短絡電流経路を示す概略回路図である。 実施の形態1に係るセル変換器の内部配置を示す概略図である。 定常時にセル変換器に流れる電流の経路を示す概略回路図である。 定常時にセル変換器に流れる電流の別の経路を示す概略回路図である。 定常時にセル変換器に流れる電流の別の経路を示す概略回路図である。 定常時にセル変換器に流れる電流の別の経路を示す概略回路図である。 実施の形態1に係る外部出力導体のセル変換器中での配置を示す概略斜視図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の概略形状を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体と比較するための外部出力導体の例を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態1に係る外部出力導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体と比較するためのバイパス接続導体の例を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の別の概略形状を示す図である。 実施の形態2に係るバイパス接続導体の別の概略形状を示す図である。
以下、本実施の形態について図を参照して説明する。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
実施の形態1.
以下、実施の形態1に係る電力変換装置について図を用いて説明する。
図1は、実施の形態1に係る電力変換装置の主回路構成の一例を示す図である。なお、変換器セルが直列に接続された回路構成としては、一般に、カスケード変換器、MMC(Modular Multilevel Converter、モジュラーマルチレベル変換器)、チェーン接続変換器等と呼ばれる。要は直列に接続した変換器である。なお、変換器セルは、後述するが、2つ以上の半導体素子と1つ以上のエネルギー蓄積要素から構成されると定義する。
図1においては、交流端子U、V、Wと、直流端子P、Nとの間に複数のセル変換器100が直列に接続されており、その間にリアクトル300P、300Nを有している。この図1はあくまでも一例であって、変換器セルが直列に接続された回路構成であればよい。例えば、各相のリアクトル300Pと300Nとを磁気結合させて1つのリアクトルとしてもよい。また、リアクトルを負極側(直流端子Nの側)に集中させてもよい。さらに、リアクトルの代替として配線インダクタンスなどの寄生インダクタンスを有するものとしてもよい。
図2は、図1に示された電力変換装置から直列に接続されたセル変換器100の一部を切り出したもので、セル変換器100の構成を示す概略回路図である。ここでは、3つのセル変換器100a〜100cのうち、代表してセル変換器100aのみ回路図を示す。
図において、スイッチング素子1aの低電位側とスイッチング素子1bの高電位側とが直列に接続され、ブリッジを構成している。コンデンサ2は、スイッチング素子1aの高電位側とスイッチング素子1bの低電位側とに接続され、電力変換装置の動作に応じて直流エネルギーの蓄積、供給を行う。コンデンサ2の正端子とスイッチング素子1aの高電位端子とは高電位側の主回路導体3aにより接続され、コンデンサ2の負端子とスイッチング素子1bの低電位側とは低電位側の主回路導体3bによって接続される。セル変換器100aの外部端子X1は隣り合うセル変換器100bの外部端子X2と筐体外部の導体等で電気的に接続され、セル変換器100aの外部端子X2は隣り合うセル変換器100cの外部端子X1と筐体外部の導体等で電気的に接続される。これらによりセル変換器100a〜100cは直列に接続された状態となり、図1に示された電力変換装置であるマルチレベル変換器が構成される。
スイッチング素子1aの低電位側とスイッチング素子1bの高電位側との接続点と高電位側の外部端子X1とを接続する第1の外部出力導体5aと、スイッチング素子1bの低電位側と前記低電位側の外部端子X2とを接続する第2の外部出力導体5bとの間にセル変換器の故障時に閉じて電力変換装置の運転継続を可能にするバイパス部4が設けられる。第1の外部出力導体5aと、この第1の外部出力導体5aとバイパス部4の高電位側とを接続する第1のバイパス接続導体6aとで第1の導体部10aを構成する。第2の外部出力導体5bと、この第2の外部出力導体5bとバイパス部4の低電位側とを接続する第2のバイパス接続導体6bとで第2の導体部10bを構成する。
図3は、図2の回路図にバイパス電流経路を示した図である。セル変換器100aに異常が発生した場合、バイパス部4が閉じる。すなわち、セル変換器100bからセル変換器100a、セル変換器100cへと下方向へ電流が流れる場合、太線で示すようにセル変換器100aの外部端子X1から電流がセル変換器100aに入り、バイパス部4を通って、外部端子X2から電流が出力されて、セル変換器100cへ電流が流れる。
一方、セル変換器100cからセル変換器100a、セル変換器100bへと上方向へ電流が流れる場合、太線で示すようにセル変換器100aの外部端子X2から電流がセル変換器100aに入り、バイパス部4を通って、外部端子X1から電流が出力されて、セル変換器100bへ電流が流れる。これにより、電力変換装置の継続運転を可能にすることが出来る。
図4は、図2の回路図にセル変換器内部におけるバイパス部短絡電流経路を示す図である。セル変換器100a内で異常を検知した場合、バイパス部4は図3に示した電流バイパス経路を形成するために閉じる。その時、スイッチング素子1aが短絡故障した状態でスイッチング素子1bがオンしないという二重異常が発生した場合を想定する。コンデンサ2に蓄積されたエネルギーが過電流となって図中太線で示した循環経路でバイパス部4へ全て流れ込んでしまう。
同様に、セル変換器100a内で異常を検知すると同時に、スイッチング素子1aが誤動作でオンするという二重異常が発生した場合を想定する。スイッチング素子1aがオンの場合にはスイッチング素子1bはオンしない動作ロジックとなっているため、コンデンサ2に蓄積されたエネルギーが過電流となって太線の循環経路でバイパス部4へ全て流れ込んでしまう。
このようにバイパス部4に耐電流能力を超える過電流が流れた場合、バイパス部4が破損してその後の確実な開閉動作が出来なくなり、電力変換装置としての運転の継続を保障することが出来ないことになる。
次に、実施の形態1に係るセル変換器の構造について説明する。図5はセル変換器100aの内部配置を示す概略図である。図5Aが正面図、図5Bが右側面図である。図において、セル変換器100aを構成する各部品は筐体200の中に収納されている。
外部端子X1、X2は筐体200の前面に取り付けられる。外部端子X1に接続された第1の外部出力導体5aは筐体200の奥行方向に延びてスイッチング素子1aとスイッチング素子1bとの接続点(図示せず)を介して主回路導体3aと接続される。外部端子X2に接続された第2の外部出力導体5bは筐体200の奥行方向に延びて主回路導体3bと接続される。第1の外部出力導体5aは高電位、第2の外部出力導体5bは低電位であり、電流の向きが逆であり、互いに垂直方向において対向するように配置される。
主回路導体3aはスイッチング素子1aの高電位側端子とコンデンサ2の高電位側端子(正端子)とに接続され、高電位となる。主回路導体3bはスイッチング素子1bの低電位側端子とコンデンサ2の低電位側端子(負端子)とに接続され、低電位となる。主回路導体3aと主回路導体3bとはスイッチング素子1aとスイッチング素子1bとで流れる電流の向きが反対方向になるよう互いに水平方向において対向するように配置される。
第1のバイパス接続導体6aは一端が第1の外部出力導体5aの途中に接続され、他端がバイパス部4の高電位側に接続される。第2のバイパス接続導体6bは一端が第2の外部出力導体5bの途中に接続され、他端がバイパス部4の低電位側に接続される。第1のバイパス接続導体6aと第2のバイパス接続導体6bとは電流の向きが逆であり、互いに水平方向において対向するように配置される。
次に、セル変換器100a内での定常時の電流の流れ方を図6Aから6Dを用いて説明する。
1)モード1:外部端子X1から電流が入力されスイッチング素子1bをオンした場合
図6Aの実線及び矢印で示すように、電流は第1の外部出力導体5a、スイッチング素子1b、第2の外部出力導体5bの順に通過して外部端子X2から出力される。
2)モード2:外部端子X1から電流が入力されスイッチング素子1bをオンしない場合
図6Bの実線及び矢印で示すように、電流は第1の外部出力導体5a、スイッチング素子1aのダイオード部、主回路導体3a、コンデンサ2、主回路導体3b、第2の外部出力導体5bの順に通過して外部端子X2から出力される。
3)モード3:外部端子X2から電流が入力されスイッチング素子1aをオンした場合
図6Cの実線及び矢印で示すように、電流は第2の外部出力導体5b、主回路導体3b、コンデンサ2、主回路導体3a、スイッチング素子1a、第1の外部出力導体5aの順に通過して外部端子X1から出力される。
4)モード4:外部端子X2から電流が入力されスイッチング素子1aをオンしない場合
図6Dの実線及び矢印で示すように、電流は第2の外部出力導体5b、スイッチング素子1bのダイオード部、第1の外部出力導体5aの順に通過して外部端子X1から出力される。
セル変換器100aの異常を検出してバイパス部4が閉じて、図3の電流経路になる場合の電流の流れ方は次の2通りである。
5)モード5:電流は外部端子X1から入力され、第1の外部出力導体5a、第1のバイパス接続導体6a、バイパス部4、第2のバイパス接続導体6b、第2の外部出力導体5bの順に通過して外部端子X2から出力される。
6)モード6:電流は外部端子X2から入力され、第2の外部出力導体5b、第2のバイパス接続導体6b、バイパス部4、第1のバイパス接続導体6a、第1の外部出力導体5aの順に通過して外部端子X1から出力される(モード5の電流の向きが逆方向)。
セル変換器100aの異常を検出してバイパス部4が閉じて、図4の電流経路になる場合の電流の流れ方は次の通りである。
7)モード7:コンデンサ2、主回路導体3a、スイッチング素子1a、第1の外部出力導体5a、第1のバイパス接続導体6a、バイパス部4、第2のバイパス接続導体6b、第2の外部出力導体5b、主回路導体3b、コンデンサ2の順に循環する。
本実施の形態においては、上述のモード7において、図4の電流経路になる場合に、第1の導体部10aのうち主回路導体3aと第1のバイパス接続導体6aとの接続との間の第1の外部出力導体5aと、第2の導体部10bのうち主回路導体3bと第2のバイパス接続導体6bとの接続との間の第1の外部出力導体5aとに流れる電流の向きが空間的に同じ方向になるような部位を設けるように、第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bの形状を屈曲形状とした。ここで、屈曲形状は、折れ線状に屈曲された折曲形状及び曲線状に屈曲された湾曲形状を含む。
図7は本実施の形態による外部出力導体のセル変換器中の配置を示した概略図で、図5の前方斜め上方向から見た、すなわち図5A中、図5B中のそれぞれ矢印のA方向から見た斜視図である。
図において、第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bは所定の幅と厚さを有する板状の導体で、互いに垂直方向に対向して配置され、それぞれ屈曲している。第1の外部出力導体5aの一端は外部端子X1に接続され、他端は主回路導体3a(図示せず)に接続され、途中でバイパス部4(図示せず)に接続される第1のバイパス接続導体6aが接続されている。第2の外部出力導体5bは第1の外部出力導体5aの下方に離間して配置され、一端は外部端子X2に接続され、他端は主回路導体3b(図示せず)に接続され、途中に、バイパス部4(図示せず)に接続される第2のバイパス接続導体6bが接続されている。第1のバイパス接続導体6a及び第2のバイパス接続導体6bは互いに平行部分を有するように配置されている。
以下の実施の形態1に係る第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bを説明する図8A〜8Gにおいては、図7の第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bをそれぞれx方向の矢印xa、xbの方向に展開した概略平面図(上面図)として説明する。
図8Aは、図7の斜視図を平面に展開した外部出力導体の概略形状を示す図である。図中矢印12a、12b、12cは電流の流れる向きを示しており、バイパス部4の高電位側から低電位側に電流が流れた場合の向きを示している。主回路導体3a、3bとの接続箇所は図では離間して示し、バイパス接続導体6a、6bとの接続箇所も図では離間して示している。
図において、第1の外部出力導体5aは折曲形状導体7aで構成され、第2の外部出力導体5bが折曲形状導体7bで構成されている。第1の外部出力導体5aの一端は外部端子X1に接続され、他端は主回路導体3aに接続され、途中で第1のバイパス接続導体6aの一端に接続され、第1のバイパス接続導体6aの他端はバイパス部4の高電位側に接続されている。第2の外部出力導体5bの一端は外部端子X2に接続され、他は主回路導体3bに接続され、途中で第2のバイパス接続導体6bの一端に接続され、第2のバイパス接続導体6bの他端はバイパス部4の低電位側に接続されている。
第1の外部出力導体5aは、主回路導体3aから外部端子X1へ向かう経路の方向である矢印12aと平行な第1の方向(y方向、筐体200の奥行方向)に垂直な第2の方向(x方向)に沿うように延伸されて形成された第1の部位11aを有し、同様に、第2の外部出力導体5bは、第1の方向に垂直な第2の方向に沿うように延伸されて形成された第2の部位11bを有する。さらに、第1の外部出力導体5aに設けられた第1の部位11aの少なくとも一部は第1及び第2の方向ともに垂直な第3の方向(図7においてz方向)において、第2の外部出力導体5bの第2の部位11bと重なるように設けられる。
図7に戻るが、第1の部位11aと第2の部位11bとは同じ電流の向き12bであり、第3の方向(z方向)において互いに隣り合って対向するように配置されている。また、第1の部位11aは第1の面13aを有する様に板状に設けられ、第2の部位11bは第2の面13bを有する様に板状に設けられ、第1の面13a及び第2の面13bはそれぞれ第3の方向に平行であり、第1の部位11a及び第2の部位11bは第1の面13a及び第2の面13bに平行な方向において互いに隣り合うように配置されている。
このように、第1の面13a及び第2の面13bがそれぞれ第3の方向に平行である場合、第1の外部出力導体5aを第1のバイパス接続導体6aに接続した部分及び第2の外部出力導体5bを第2のバイパス接続導体6bに接続した部分において、バイパス部4に短絡電流が流れた場合の電磁反発力の影響を軽減することができる。これにより、第1のバイパス接続導体6a、第2のバイパス接続導体6b、第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bの変形を抑制することが可能となる。
図8Bは、図8Aにおける屈曲形状を板状の導体を湾曲させて構成したもので、第1の外部出力導体5aを湾曲形状導体8aで、第2の外部出力導体5bを湾曲形状導体8bで構成している。この構造においても第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bにはそれぞれ第2の方向(x方向)に沿うように延伸されて形成された第1の部位11aと第1の面13a及び第2の方向に沿うように延伸されて形成された第2の部位11bと第2の面13bを有しており、第1の面13a及び第2の面13bにおいて、空間的に電流は同じ方向に流れる。第1及び第2の外部出力導体の形状以外の動作は図8Aと同様である。
図8Aでは1つの板状の導体を折曲させて屈曲形状を形成した外部出力導体を示していたが、図8Cにおいては第1及び第2の外部出力導体5a、5bは矩形のU字形状(コの字形状)導体9a、L字形状導体9b、矩形のS字形状導体9c及び直線形状導体9eを連結して、図8Aの折曲形状導体7a、7bと同様な折曲形状を構成している。図8Aの折曲形状導体7a、7bは1つの導体で形成するために加工が難しいが、簡単な加工の導体を複数組み合わせることで同様な形状を得られる。外部出力導体の形状以外は前述図8Aの動作と同様である。
図8Dは、図8Cの変形例であり、第1及び第2の外部出力導体5a、5bをL字形状導体9b及び矩形のS字形状導体9cを連結して折曲形状導体7a、7bと同様な折曲形状を構成している。前述の図8Cの構成と比べて、使用する形状導体の種類を4種類から2種類に減らすことが出来る。外部出力導体の形状以外は前述図8Aの動作と同様である。
図8Eは、図8Dの変形例であり、矩形のS字形状導体9cを矩形のU字形状導体9aに置き換えたものである。この矩形のU字形状導体9aは、第1の外部出力導体5aにおいて平面部が下側すなわち第2の外部出力導体5bに近づくように取付け、第2の外部出力導体5bの矩形のU字形状導体9aの平面部は上側つまり第1の外部出力導体5aに近づくよう対向させて取付ける。外部出力導体の形状以外は前述図8Aの動作と同様である。
図8Bでは1つの板状の導体を湾曲させて屈曲形状を形成した外部出力導体を示していたが、図8Fにおいては第1及び第2の外部出力導体5a、5bはU字形状導体9d、L字形状導体9b、矩形のU字形状導体9a、矩形のS字形状導体9c及び直線形状導体9eを連結して図8Bの湾曲形状導体8a、8bと同様な湾曲形状を構成している。湾曲形状導体8a、8bは1つの導体で形成するために加工が難しいが、簡単な加工の導体を複数組み合わせることで同様な形状を得られる。外部出力導体の形状以外は前述図8Aの動作と同様である。
図8Gは、直線形状である外部出力導体を示している。第1の外部出力導体105aと第2の外部出力導体105bは直線形状である。外部出力導体105aの一端は外部端子X1に接続され、他端は主回路導体103aに接続され、途中で第1のバイパス接続導体106aの一端に接続され、第1のバイパス接続導体106aの他端はバイパス部104の高電位側に接続されている。第2の外部出力導体105bの一端は外部端子X2に接続され、他端は主回路導体103bに接続され、途中で第2のバイパス接続導体106bに接続され、第2のバイパス接続導体106bの他端はバイパス部104の低電位側に接続されている。第1の外部出力導体105aと第2の外部出力導体105bの電流は矢印で示すように反対向きの流れになっており、向かい合う配置になっている。
次に、図8A〜図8Fに示した本実施の形態に係る外部出力導体の形状の作用効果について、図8Gと比較して説明する。
まず、図8Gにおいては、第1の外部出力導体105a、第2の外部出力導体105bが直線形状であり、第1のバイパス接続導体106aと主回路導体103a、第2のバイパス接続導体106bと主回路導体103bとの接続が最短である。そのため、第1の外部出力導体105aの自己インダクタンス(Lc0)と第2の外部出力導体105bの自己インダクタンス(Ld0)が小さい。また、第1の外部出力導体105aと第2の外部出力導体105bは向かい合う配置になっておりその電流は異なる向きの流れになっているため、負の相互インダクタンス(−M)が発生する。合成インダクタンスL0は、次式(1)で表される。
L0=Lc0+Ld0−2M ・・・(1)
一方、図8Aにおいては、第1の外部出力導体5a、第2の外部出力導体5bは屈曲しているので配線長が長くなり、第1の外部出力導体5aの自己インダクタンス(Lc1:Lc1>Lc0)と第2の外部出力導体5bの自己インダクタンス(Ld1:Ld1>Ld0)は最短の配線長より増加する。また、第1の外部出力導体5aの部位11aと第2の外部出力導体5bの部位11bとは空間的に電流は同じ向きの流れになっており、さらに、電流の方向に沿って向かい合う配置になっているため、正の相互インダクタンス(+M)が発生する。合成インダクタンスL1は、次式(2)で表される。
L1=Lc1+Ld1+2M ・・・(2)
L1>L0 となることがわかる。
すなわち、従来よりも合成インダクタンスが増加することにより、図4の太線で示した短絡電流は抑制されてからバイパス部4に流れるため、バイパス部4の破損を抑制できる。
図8B〜図8Fの外部出力導体の形状においても、図8Aと同様に従来よりも合成インダクタンスが増加することにより、同様の効果を奏することができる。図4の太線で示した短絡電流は抑制されてからバイパス部4に流れるため、バイパス部4の破損を抑制できる。
図8A〜図8Fにおいて、主回路導体3aと主回路導体3bとは対向するように記載しているが、図のように配置し、主回路導体3aと主回路導体3bとの間で負の相互インダクタンスを発生させて低インダクタンスにするのがよい。主回路導体3aと主回路導体3bとが高インダクタンスになると、通常動作時にスイッチング素子1a、1bに高電圧が印加され、好ましくない。低インダクタンスであると、より短絡電流が大きくなるが、本実施の形態の構成により短絡電流を抑制することは可能である。
図7、図8A〜図8Fにおいて、第1の方向に対し、第2の方向が垂直の例を示したが、第2の方向は第1の方向に対し交差していれば、垂直方向である必要はない。第2の方向に流れる電流が第1の方向に対して垂直な方向の成分を有していればよい。また、屈曲形状の配置によっては、第2の方向に流れる電流において、逆方向となる箇所がある場合は、電流が同じ方向の成分が逆方向の成分よりも大きくなるようにすれば、上述の式(2)の3項が正となり、短絡電流は抑制されてからバイパス部4に流れることになる。
例えば図8Hは図8Aの変形例である。図8Aにおける第2の方向である矢印12bの方向に対し、図8Hは、第2の方向が第1の外部出力導体5aにおいては矢印12dの方向に、第2の外部出力導体5bにおいては矢印12eの方向になるように屈曲形状を形成したことを示した図である。矢印12d、12eの各々は、例えば矢印12bから30度以内の角度範囲にある。また、矢印12dと矢印12eとの角度が例えば60度以内である。この場合も第1の部位11aと第2の部位11bとは同じ電流の向き12bの成分による効果を奏することが可能であり、第1の部位11aが有する第1の面13aと第2の部位11bとが有する第2の面13bの平行成分による効果、すなわち、バイパス部4に短絡電流が流れた場合の電磁反発力の影響を軽減する効果も奏することが可能となる。
さらに、図8Iは図8Aの別の変形例である。第1の外部出力導体5a、第2の外部出力導体5bにおいて、ともに矢印12dの方向になるように屈曲形状を形成したものである。矢印12dは、例えば矢印12bから45度以内の角度範囲にある。この場合も、第1の部位11aと第2の部位11bとは同じ電流の向き12bの成分による効果を奏することが可能であり、第1の部位11aが有する第1の面13aと第2の部位11bとが有する第2の面13bは平行であり、バイパス部4に短絡電流が流れた場合の電磁反発力の影響を軽減する効果も奏することが可能となる。
図8Aの変形例を2例挙げたが、図8B〜図8Fも同様に、第2の方向が第1の方向に対し交差していれば、垂直方向である必要はなく、第2の方向に流れる電流が第1の方向に対して垂直な方向の成分を有していればよい。
このように、第2の方向は第1の方向に対し垂直方向でなくてもよく、所定範囲内の角度で交差するような方向であり、第1の方向に対し垂直方向の成分の同じ電流の向きの成分を有し、屈曲形状を設けることによる電流の成分のうち、電流が同じ方向の成分が逆向きの成分より大きくなるようにすればよい。
また、図示してないが、バイパス部4の設置場所から外側に位置するセル変換器の筐体200までの空間にはスイッチング素子1a、1b及びバイパス部4の駆動用の基板及び電源が存在するため、正の相互インダクタンス(+M)が発生する構成とすることで、自己インダクタンスを増加させるためにバイパス部4の設置場所から外側に位置する空間まで外部出力導体の横方向の長さを延伸する必要が無く、外部出力導体を小型化構成することが出来る。
以上のように、実施の形態1によれば、主回路導体3aと第1のバイパス接続導体6aとの接続との間の第1の外部出力導体5aの形状と、主回路導体3bと第2のバイパス接続導体6bとの接続との間の第2の外部出力導体5bの形状とを屈曲形状を有するように構成し、主回路導体3a、3bと第1及び第2のバイパス接続導体6a、6bとの接続の経路の方向すなわち、筐体の奥行方向に対しそれぞれ垂直な方向に延伸された第1及び第2の部位を持ち、それら第1及び第2の部位は空間的に少なくとも重なるようにし、セル変換器に二重異常が発生した場合に、それら第1及び第2の部位には電流の向きが同じ方向になるようにしたので、インダクタンスを増加させるにより、バイパス部4に流れる過電流を抑制でき、信頼性の高い電力変換装置を実現することができる。筐体内の空間を利用して上述の各外部出力導体5a、5bの屈曲形状を配置でき、セル変換器のサイズを大きくすることなく、いずれかのセル変換器に二重異常が発生した場合にも運転の継続が可能となる小型で安価な電力変換装置を得ることが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、上述のモード7において、図4の電流経路になる場合に、第1の導体部10aのうち主回路導体3aと第1のバイパス接続導体6aとの接続との間の第1の外部出力導体5aと、第2の導体部10bのうち主回路導体3bと第2のバイパス接続導体6bとの接続との間の第1の外部出力導体5aとに流れる電流の向きが空間的に同じ方向になるような部位を設けるように、第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bの形状とした。本実施の形態2においては、第1の導体部10aのうち第1のバイパス接続導体6aと、第2の導体部10bのうち第2のバイパス接続導体6bとに流れる電流の向きが空間的に同じ方向になるような部位を設けるように、第1のバイパス接続導体6a及び第2のバイパス接続導体6bの形状を屈曲形状とした。屈曲形状は、実施の形態1と同様に、折れ線状に屈曲された折曲形状及び曲線状に屈曲された湾曲形状を含む。
以下の実施の形態2に係る第1のバイパス接続導体6a及び第2のバイパス接続導体6bを説明する図9A〜9Gにおいては、図7の第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bはそれぞれ図8Gのものとし、図5Bの右側面図において、重なって示されている第1のバイパス接続導体6a及び第2のバイパス接続導体6bを図7のそれぞれy方向の矢印y1、y2の方向に展開した概略平面図(右側面図)として説明する。
図9Aにおいて、第1のバイパス接続導体6aは折曲形状導体7aで構成され、第2のバイパス接続導体6bは折曲形状導体7bで構成されている。第1のバイパス接続導体6aの一端は第1の外部出力導体5aに接続され、他端はバイパス部4の高電位側に接続される。第2のバイパス接続導体6bの一端は第2の外部出力導体5bに接続され、他端はバイパス部4の低電位側に接続されている。
第1のバイパス接続導体6aは第1の外部出力導体5aからバイパス部4の高電位側へ向かう経路の方向である矢印12aと平行な第1の方向(図7においてz方向)に垂直な方向である第2の方向(図7においてy方向)に沿うように延伸されて形成された第1の部位11aを有し、同様に第2のバイパス接続導体6bは第2の外部出力導体5bからバイパス部4の低電位側へ向かう経路である第1の方向に垂直な方向である第2の方向に沿うように延伸されて形成された第2の部位11bを有する。さらに、第1のバイパス接続導体6aの第1の部位11aの少なくとも一部は、第1及び第2の方向ともに垂直な第3の方向(図7においてx方向)において、第2のバイパス接続導体6bの第2の部位11bと重なるように設けられる。
すなわち、第1のバイパス接続導体6aの第1の部位11aと第2のバイパス接続導体6bの第2の部位11bとは第2の方向である矢印12bで示した同じ電流の向きになっており、第3の方向において互いに隣り合って対向してするように配置されている。また、第1の部位11aは第1の面13aを有する様に板状に設けられ、第2の部位11bは第2の面13bを有する様に板状に設けられ、第1の面13a及び第2の面13bはそれぞれ第3の方向に平行であり、第1の部位11a及び第2の部位11bは第1の面13a及び第2の面13bに平行な方向において互いに隣り合うように配置されている。
第1の面13a及び第2の面13bがそれぞれ第3の方向に平行である場合、第1のバイパス接続導体6aをバイパス部4と第1の外部出力導体5aに接続した部分及び第2のバイパス接続導体6bをバイパス部4と第2の外部出力導体5bに接続した部分にて、バイパス部4に短絡電流が流れた場合の電磁反発力の影響を軽減することができる。これにより第1のバイパス接続導体6a、第2のバイパス接続導体6b、第1の外部出力導体5a及び第2の外部出力導体5bの変形を抑制することが可能となる。
図9Bは、図9Aにおける屈曲形状を板状の導体を湾曲させて構成したもので、第1のバイパス接続導体6aを湾曲形状導体8aで、第2のバイパス接続導体6bを湾曲形状導体8bで構成している。この構造においても第1のバイパス接続導体6a及び第2のバイパス接続導体6bにはそれぞれ第2の方向(y方向)に沿うように延伸されて形成された第1の部位11aと第1の面13a及び第2の方向に沿うように延伸されて形成された第2の部位11bと第2の面13bを有しており、第1の面13a及び第2の面13bにおいて、空間的に電流は同じ方向に流れる。バイパス接続導体の形状以外の動作は図9Aと同様である。
図9Aでは1つの板状の導体を折曲させて屈曲形状を形成したバイパス接続導体を示していたが、図9Cにおいては第1及び第2のバイパス接続導体6a、6bは矩形のU字形状(コの字形状)導体9a、L字形状導体9b及び直線形状導体9eを連結して、図9Aの折曲形状導体7a、7bと同様な折曲形状を構成している。図9Aの折曲形状導体7a、7bは1つの導体で形成するために加工が難しいが、簡単な加工の導体を複数組み合わせることで同様な形状を得られる。バイパス接続導体の形状以外は前述図9Aの動作と同様である。
図9Dは、図9Cの変形例であり、第1及び第2のバイパス接続導体6a、6bを矩形のS字形状導体9cを連結して折曲形状導体7a、7bと同様な折曲形状を構成している。前述の図9Cの構成と比べて、使用する形状導体の種類を3種類から1種類に減らすことができる。バイパス接続導体の形状以外は前述図9Aの動作と同様である。
図9Eは、図9Dの変形例であり、矩形のS字形状導体9cを矩形のU字形状導体9aに置き換えたものである。この矩形のU字形状導体9aは、第1のバイパス接続導体6aにおいて平面部が左側すなわち第2のバイパス接続導体6bに近づくように取付け、第2のバイパス接続導体6bの矩形のU字形状導体9aの平面部は右側すなわち第1のバイパス接続導体6aに近づくよう対向させて取付ける。バイパス接続導体の形状以外は前述図9Aの動作と同様である。
図9Bでは1つの板状の導体を湾曲させて屈曲形状を形成したバイパス接続導体を示していたが、図9Fにおいては第1及び第2のバイパス接続導体6a、6bはU字形状導体9d、L字形状導体9b及び直線形状導体9eを連結して図9Bの湾曲形状導体8a、8bと同様な湾曲形状を構成している。図9Bの湾曲形状導体8a、8bは1つの導体で形成するために加工が難しいが、簡単な加工の導体を複数組み合わせることで同様な形状を得られる。外部出力導体の形状以外は前述図9Aの動作と同様である。
図9Gは、直線形状であるバイパス接続導体を示している。第1のバイパス接続導体106aと第2のバイパス接続導体106bは直線形状である。第1のバイパス接続導体106aの一端は第1の外部出力導体105aに接続され、他端はバイパス部104の高電位側に接続されている。第2のバイパス接続導体106bの一端は第2の外部出力導体105bに接続され、他端はバイパス部104の低電位側に接続されている。第1のバイパス接続導体106aと第2のバイパス接続導体106bの電流は矢印で示すように反対向きの流れになっており、向かい合う配置になっている。
次に、図9A〜図9Fに示した本実施の形態に係るバイパス接続導体の形状の作用効果について、図9Gと比較して説明する。
まず、図9Gにおいては、第1のバイパス接続導体106a、第2のバイパス接続導体106bが直線形状であり、第1の外部出力導体105a、第2の外部出力導体105bとバイパス部104との接続が最短である。そのため、第1のバイパス接続導体106aの自己インダクタンス(La0)と第2のバイパス接続導体106bの自己インダクタンス(Lb0)が小さい。また、第1のバイパス接続導体106aと第2のバイパス接続導体106bは向かい合う配置になっておりその電流は異なる向きの流れになっているため、負の相互インダクタンス(−M)が発生する。合成インダクタンスLbp0は、次式(3)で表される。
Lbp0=La0+Lb0−2M ・・・(3)
一方、図9Aにおいては、第1のバイパス接続導体6a、第2のバイパス接続導体6bは屈曲形状を有してしているので配線長が長くなり、第1のバイパス接続導体6aの自己インダクタンス(La1:La1>La0)と第2のバイパス接続導体6bの自己インダクタンス(Lb1:Lb1>Lb0)は最短の配線長より増加する。また、第1のバイパス接続導体6aの第1の部位11aと第2のバイパス接続導体6bの第2の部位11bとは空間的に電流は同じ向きの流れになっており、さらに、電流の方向に沿って向かい合う配置になっているため、正の相互インダクタンス(+M)が発生する。合成インダクタンスLbp1は、次式(4)で表される。
Lbp1=La1+Lb1+2M ・・・(4)
Lbp1>Lbp0 となることがわかる。
すなわち、従来よりも合成インダクタンスが増加することにより、図4の太線で示した短絡電流は抑制されてからバイパス部4に流れるため、バイパス部4の破損を抑制できる
図9B〜図9Fのバイパス接続導体の形状においても、図9Aと同様に従来よりも合成インダクタンスが増加することにより、同様の効果を奏することができる。図4の太線で示した短絡電流は抑制されてからバイパス部4に流れるため、バイパス部4の破損を抑制できる。
図9A〜図9Fにおいて、第1の方向に対し、第2の方向が垂直の例を示したが、第2の方向は第1の方向に対し交差していれば、垂直方向である必要はない。第2の方向に流れる電流が第1の方向に対して垂直な方向の成分を有していればよい。また、屈曲形状の配置によっては、第2の方向に流れる電流において、逆方向となる箇所がある場合は、電流が同じ方向の成分が逆方向の成分よりも大きくなるようにすれば、上述の式(4)の3項が正となり、短絡電流は抑制されてからバイパス部4に流れることになる。
例えば図9Hは図9Bの変形例である。図9Bにおける第2の方向である矢印12bに対し、図9Hは、第2の方向が第1のバイパス接続導体6aにおいては矢印12dの方向に、第2のバイパス接続導体6bにおいては矢印12eの方向になるように屈曲形状を形成したことを示した図である。矢印12d、12eの各々は、例えば、矢印12bから30度以内の角度範囲にある。また、矢印12dと矢印12eとの角度が、例えば60度以内である。この場合も、第1の部位11aと第2の部位11bとは同じ電流の向き12bの成分による効果を奏することが可能であり、第1の部位11aが有する第1の面13aと第2の部位11bとが有する第2の面13bの平行成分による効果、すなわち、バイパス部4に短絡電流が流れた場合の電磁反発力の影響を軽減する効果も奏することが可能となる。
さらに、図9Iは図9Bの別の変形例である。第1のバイパス接続導体6a、第2のバイパス接続導体6bにおいて、ともに矢印12dの方向になるように屈曲形状を形成したものである。矢印12dは、例えば矢印12bから45度以内の角度範囲にある。この場合も、第1の部位11aと第2の部位11bとは同じ電流の向き12bの成分による効果を奏することが可能であり、第1の部位11aが有する第1の面13aと第2の部位11bとが有する第2の面13bは平行であり、バイパス部4に短絡電流が流れた場合の電磁反発力の影響を軽減する効果も奏することが可能となる。
図9Bの変形例を2例挙げたが、図9A、図9C〜図9Fも同様に、第2の方向が第1の方向に対し交差していれば、垂直方向である必要はなく、第2の方向に流れる電流が第1の方向に対して垂直な方向の成分を有していればよい。
このように、実施の形態2においても、第2の方向は第1の方向に対し垂直方向でなくてもよく、所定範囲内の角度で交差するような方向であり、第1の方向に対し垂直方向の成分の同じ電流の向きの成分を有し、屈曲形状を設けることによる電流の成分のうち、電流が同じ方向の成分が逆向きの成分より大きくなるようにすればよい。
また、図示しないが、バイパス部4の設置場所から外側に位置するセル変換器の筐体200までの空間にはスイッチング素子1a、1b及びバイパス部4の駆動用の基板及び電源が存在するため、正の相互インダクタンス(+M)が発生する構成とすることで、自己インダクタンスを増加させるためにバイパス部4の設置場所から外側に位置する空間までバイパス接続導体の横方向の長さを延伸する必要が無く、バイパス接続導体を小型化構成することが出来る。
以上のように、実施の形態2によれば、第1のバイパス接続導体6aの形状と、第2のバイパス接続導体6bの形状とを、屈曲形状を有するように構成し、第1及び第2の外部出力導体5a、5bとの接続からバイパス部4との接続の方向すなわち、筐体の上下方向に対しそれぞれ垂直な方向に延伸された第1及び第2の部位を持ち、それら第1及び第2の部位が空間的に少なくとも重なるよう、セル変換器に二重異常が発生した場合に、それら第1及び第2の部位は、空間的に電流の向きが同じ方向になるようにしたので、インダクタンスを増加させるにより、バイパス部4に流れる過電流を抑制でき、信頼性の高い電力変換装置を実現することができる。筐体内の空間を利用して上述の各バイパス接続導体6a、6bの屈曲形状を配置でき、セル変換器のサイズを大きくすることなく、いずれかのセル変換器に二重異常が発生した場合にも運転の継続が可能となる小型で安価な電力変換装置を得ることが可能となる。
また、実施の形態1の外部出力導体5a、5bには定常動作であるモード1からモード4においても電流が流れて外部出力導体5a、5bのインダクタンス増加に伴う電力損失の増加が発生するので、外部出力導体5a、5bのインダクタンスが増加しない実施の形態2のほうが電力損失面ではより効果を奏する。
なお、上記実施の形態1においては、外部出力導体5a、5bが屈曲形状を有するように、上記実施の形態2においては、バイパス接続導体6a、6bが屈曲形状を有するように構成したが、実施の形態1と2を組み合わせてもよい。その場合、隣接した導体間に電流の向きが異なる箇所が増加しないように配置を配慮する必要がある。
また、外部出力導体5a、5b及びバイパス接続導体6a、6bを板状に導体を用いる例について説明したが、板状に限定されるものではない。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1a,1b:スイッチング素子、 2:コンデンサ、 3a,3b:主回路導体、 4:バイパス部、 5a:第1の外部出力導体、 5b:第2の外部出力導体、 6a:第1のバイパス接続導体、 6b:第2のバイパス接続導体、 7a,7b:折曲形状導体、 8a,8b:湾曲形状導体、 9a:矩形のU字形状導体、 9b:L字形状導体、 9c:矩形のS字形状導体、 9d:U字形状導体、 9e:直線形状導体、 10a:第1の導体部、 10b:第2の導体部、 11a:第1の部位、 11b:第2の部位、 12a,12b,12c,12d,12e:矢印、 13a:第1の面、 13b:第2の面、 X1,X2:外部端子、 100,100a,100b,100c:セル変換器

Claims (10)

  1. 電力変換を行うセル変換器が複数個直列に接続された電力変換装置であって、
    前記各セル変換器は、
    スイッチング素子と、
    コンデンサと、
    前記スイッチング素子と前記コンデンサとを接続する主回路導体と、
    他の前記セル変換器に接続する2つの外部端子と、
    前記2つの外部端子の間に配置され、バイパス接続されるバイパス部と、
    前記2つの外部端子の一方と前記主回路導体及び前記バイパス部とを接続する第1の導体部と、
    前記2つの外部端子の他方と前記主回路導体及び前記バイパス部とを接続する第2の導体部とを備え、
    前記第1及び第2の導体部は、前記主回路導体から前記バイパス部までの間において、前記主回路導体から前記バイパス部までの経路である第1の方向に対し、前記第1の方向に交差する方向である第2の方向に延伸された部位をそれぞれ有するように屈曲形状で構成され、前記第1の導体部の前記第2の方向に延伸された第1の部位と前記第2の導体部の前記第2の方向に延伸された第2の部位とは、前記第1及び第2の方向と交差する第3の方向において少なくとも一部互いに重なるように設けられ、
    前記コンデンサから前記バイパス部へ電流が流れた時に前記第1の部位と前記第2の部位とに同じ向きの電流が流れる、電力変換装置。
  2. 前記第1の導体部は、
    前記2つの外部端子の一方の外部端子と前記主回路導体との間を接続する第1の外部出力導体と、
    前記第1の外部出力導体と前記バイパス部の一端とを接続する第1のバイパス接続導体とを含み、
    前記第2の導体部は、
    前記2つの外部端子の他方の外部端子と前記主回路導体との間を接続する第2の外部出力導体と、
    前記第2の外部出力導体と前記バイパス部の他端とを接続する第2のバイパス接続導体とを含み、
    前記第1の部位は、前記第1のバイパス接続導体に設けられ、
    前記第2の部位は、前記第2のバイパス接続導体に設けられた、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第1の部位は1つの導体部材である前記第1のバイパス接続導体の一部が折曲されて形成され、前記第2の部位は1つの導体部材である前記第2のバイパス接続導体の一部が折曲されて形成された請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1の部位は1つの導体部材である前記第1のバイパス接続導体の一部が湾曲されて形成され、前記第2の部位は1つの導体部材である前記第2のバイパス接続導体の一部が湾曲されて形成された請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1及び第2のバイパス接続導体は、L字形状、S字形状、U字形状、直線形状からなる導体のうちから組み合わされて構成されたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1の導体部は、
    前記2つの外部端子の一方の外部端子と前記主回路導体との間を接続する第1の外部出力導体と、
    前記第1の外部出力導体と前記バイパス部の一端とを接続する第1のバイパス接続導体とを含み、
    前記第2の導体部は、
    前記2つの外部端子の他方の外部端子と前記主回路導体との間を接続する第2の外部出力導体と、
    前記第2の外部出力導体と前記バイパス部の他端とを接続する第2のバイパス接続導体とを含み、
    前記第1の部位は、前記第1の外部出力導体に設けられ、
    前記第2の部位は、前記第2の外部出力導体に設けられた、請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記第1の外部出力導体は、前記主回路導体から前記第1のバイパス接続導体との接続部の間においては、1つの導体部材で構成され、前記第1の部位は1つの導体部材である前記第1のバイパス接続導体の一部が折曲されて形成され、
    前記第2の外部出力導体は、前記主回路導体から前記第2のバイパス接続導体との接続部の間においては、1つの導体部材で構成され、前記第2の部位は1つの導体部材である前記第2のバイパス接続導体の一部が折曲されて形成された請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記第1の外部出力導体は、前記主回路導体から前記第1のバイパス接続導体との接続部の間においては、1つの導体部材で構成され、前記第1の部位は1つの導体部材である前記第1のバイパス接続導体の一部が湾曲されて形成され、
    前記第2の外部出力導体は、前記主回路導体から前記第2のバイパス接続導体との接続部の間においては、1つの導体部材で構成され、前記第2の部位は1つの導体部材である前記第2のバイパス接続導体の一部が湾曲されて形成された請求項6に記載の電力変換装置。
  9. 前記第1及び第2の外部出力導体は、L字形状、S字形状、U字形状、直線形状からなる導体のうちから組み合わされて構成されたことを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
  10. 前記第1の部位は前記第3の方向に平行な第1の面を有し、
    前記第2の部位は前記第3の方向に平行な第2の面を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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