JP6559262B2 - 吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置、及び孔部形成方法 - Google Patents
吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置、及び孔部形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6559262B2 JP6559262B2 JP2017565881A JP2017565881A JP6559262B2 JP 6559262 B2 JP6559262 B2 JP 6559262B2 JP 2017565881 A JP2017565881 A JP 2017565881A JP 2017565881 A JP2017565881 A JP 2017565881A JP 6559262 B2 JP6559262 B2 JP 6559262B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side portion
- outer peripheral
- sheet
- rotating body
- pushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
- B26D7/00—Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
- B26D7/08—Means for treating work or cutting member to facilitate cutting
- B26D7/10—Means for treating work or cutting member to facilitate cutting by heating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26F—PERFORATING; PUNCHING; CUTTING-OUT; STAMPING-OUT; SEVERING BY MEANS OTHER THAN CUTTING
- B26F1/00—Perforating; Punching; Cutting-out; Stamping-out; Apparatus therefor
- B26F1/02—Perforating by punching, e.g. with relatively-reciprocating punch and bed
- B26F1/06—Perforating by punching, e.g. with relatively-reciprocating punch and bed with punching tools moving with the work
- B26F1/08—Perforating by punching, e.g. with relatively-reciprocating punch and bed with punching tools moving with the work wherein the tools are carried by, and in operation move relative to, a rotative drum or similar support
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26F—PERFORATING; PUNCHING; CUTTING-OUT; STAMPING-OUT; SEVERING BY MEANS OTHER THAN CUTTING
- B26F1/00—Perforating; Punching; Cutting-out; Stamping-out; Apparatus therefor
- B26F1/18—Perforating by slitting, i.e. forming cuts closed at their ends without removal of material
- B26F1/20—Perforating by slitting, i.e. forming cuts closed at their ends without removal of material with tools carried by a rotating drum or similar support
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
CD方向に沿った回転軸回りに回転する回転体の外周面の外側に突出しつつ前記回転体とは別部材として設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する装置であって、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されており、
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部は、前記シート状部材に当接する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられて、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記受け部の前記基端部が挿通可能な貫通孔を有するとともに、前記貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記受け部は前記中心側部分に保持されている
ことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置である。
また、
吸収性物品に係るシート状部材に複数の孔部を形成する方法であって、
CD方向に沿った回転軸回りに回転体を回転する工程と、
前記回転体とは別部材として前記回転体の外周面の外側に突出して設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する工程と、を有し、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されており、
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部は、前記シート状部材に当接する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられて、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記受け部の前記基端部が挿通可能な貫通孔を有するとともに、前記貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記受け部は前記中心側部分に保持されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
CD方向に沿った回転軸回りに回転する回転体の外周面の外側に突出しつつ前記回転体とは別部材として設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する装置であって、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置である。
前記シート状部材と前記外周側部分との間に隙間が存在するように前記シート状部材を前記回転体に保持させながら、前記シート状部材に前記押し込み部材を押し込むのが望ましい。
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されているのが望ましい。
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部の熱伝導率(W/(m・K))は、前記押し込み部材の熱伝導率(W/(m・K))及び前記外周側部分の熱伝導率(W/(m・K))よりも小さいのが望ましい。
前記押し込み部材は、前記シート状部材に押し込まれる先端部と、前記先端部よりも前記回転半径方向の内側に位置する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられ、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記先端部及び前記基端部が挿通可能な第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記押し込み部材は前記中心側部分に保持されているのが望ましい。
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されており、
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部は、前記シート状部材に当接する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられて、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記受け部の前記基端部が挿通可能な第2貫通孔を有するとともに、前記第2貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記受け部は前記中心側部分に保持されているのが望ましい。
前記第1貫通孔は、前記受け部の前記基端部が挿通可能且つ前記受け部の前記フランジ部が挿通不能な大きさに形成されており、
前記第2貫通孔は、前記押し込み部材の前記先端部及び前記基端部が挿通可能且つ前記押し込み部材の前記フランジ部が挿通不能な大きさに形成されているのが望ましい。
前記押し込み部材における前記先端部を含む部分のことを先端側部分とし、前記フランジ部を含む部分のことを根元側部分とした場合に、前記フランジ部を介して前記中心側部分に保持された前記根元側部分に対して前記先端側部分が着脱可能に構成されているのが望ましい。
前記第1貫通孔の内周面と前記押し込み部材の前記基端部の外周面との間には隙間が設けられているのが望ましい。
前記外周側部分の外周面には、前記複数の前記押し込み部材が所定パターンで配置された配置領域と、前記押し込み部材が配置されない非配置領域とが、前記回転方向に並んで設定されており、
前記非配置領域には、前記回転半径方向の外側を向いた頂面を有した面状部材が設けられているとともに、前記頂面は、前記外周側部分の前記外周面よりも前記回転半径方向の外側に位置しており、
前記面状部材の熱伝導率(W/(m・K))は、前記押し込み部材の熱伝導率(W/(m・K))及び前記外周側部分の熱伝導率(W/(m・K))よりも小さいのが望ましい。
前記押し込み部材は、前記シート状部材に押し込まれる先端部と、前記先端部よりも前記回転半径方向の内側に位置する基端部と、を有し、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が、前記基端部に一体に設けられているのが望ましい。
前記外周側部分は、前記中心側部分の外周面を周方向の全周に亘って覆う筒状部材であり、
前記外周側部分は、前記CD方向の両端にそれぞれ設けられた固定部材を介して前記中心側部分に同軸に固定されているのが望ましい。
吸収性物品に係るシート状部材に複数の孔部を形成する方法であって、
CD方向に沿った回転軸回りに回転体を回転する工程と、
前記回転体とは別部材として前記回転体の外周面の外側に突出して設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する工程と、を有し、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成方法である。
本実施形態の吸収性物品に係るシート状部材1mの孔部形成装置50、及び孔部形成方法は、例えば吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造ラインで使用される。図1は、使い捨ておむつ1の一例としての3ピースタイプのおむつ1をパンツ型状態において腹側から見た概略斜視図である。また、図2は、展開状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図であり、図3は、図2中のIII−III断面図である。
一方、図2及び図3の展開状態においては、おむつ1は、互いに直交する三方向として縦方向と横方向と厚さ方向とを有している。そして、以下では、この展開状態において縦方向の一方側及び他方側のことをそれぞれ「腹側」及び「背側」とも言い、また、厚さ方向の一方側及び他方側のことをそれぞれ「肌側」及び「非肌側」とも言う。
ちなみに、横方向については、パンツ型状態と展開状態とで互いに同じ意味である。また、展開状態の縦方向は、パンツ型状態の上下方向に沿っているとともに、展開状態の厚さ方向は、パンツ型状態の前後方向に沿っている。
更に、図2及び図3の展開状態では、おむつ1に伸縮性を付与するための後述の弾性部材16,35,45による収縮力が全く無いものと仮想して広がった状態のおむつ1を示している。
そして、この略H形状の展開状態から、吸収性本体10の縦方向の所定位置CL10(縦方向におけるおむつ1の中央位置CL1に相当する位置)を折り位置として同吸収性本体10が二つ折りされるとともに、この二つ折りの状態において互いに対向する帯部材31,41同士が横方向の各端部31e,41eにて溶着等で接合されると、これら帯部材31,41同士が環状に繋がって、これにより、図1に示すような胴回り開口BH及び一対の脚回り開口LH,LHが形成されたパンツ型状態のおむつ1となる。
そして、これらトップシート13とバックシート15との間に吸収体11を挟んだ状態において、吸収体11から縦方向及び横方向に突出した部分でこれら両シート13,15同士が例えば額縁状に接着や溶着等で接合されることにより、吸収性本体10が形成されている。なお、バックシート15は、外装シート15bを有さずに、防漏シート15aだけを有していても良い。
なお、上流側ロール51と中間ロール52とは、上流側ロール51の回転方向Dc51における所定位置P51で最接近しているが、この最接近する位置P51(以下、最接近位置とも言う)が、第1搬送ルートR51から第2搬送ルートR52へと切り替わる位置である。同様に、中間ロール52と下流側ロール59とは、中間ロール52の回転方向Dc52における所定位置P52で最接近しているが、この最接近する位置P52が、第2搬送ルートR52から第3搬送ルートR59へと切り替わる位置である。
しかし、当該孔部形成装置50の作動後には、中心側部分52in及びフランジ部55pfが温度上昇して熱膨張することから、上記の寸法差が無くなって、これにより、前述したように、フランジ部55pfは、中心側部分52inの外周面52inexに当接しながらも、外周側部分52exの内周面52exinにも当接した状態に保持される。よって、組み立ての際に上記のような寸法差がある場合にも、同装置50の作動後には、中心側部分52in内の発熱体54の熱量が、中心側部分52inの外周面52inexと当接する上記フランジ部55pfを介してピン部材55pに速やかに伝達されて、これにより、当該ピン部材55pを何等問題無く加熱することができる。
ちなみに、軟化点については、JISK5496(熱可塑性プラスチックフィルム及びシートの熱機械分析による軟化温度試験方法)のTMA(熱機械分析)で求めることができる。また、融点については、JISK5421(プラスチックの転移温度測定方法)のDSC(示差走査熱量測定)で求めることができる。すなわち、JISK5421のDSCの記載中に規定された融解ピーク温度を、上記の融点とすることができる。
そして、図12に示すように、この受け部55rは、円柱部55rb(基端部に相当)を本体とし、同円柱部55rbの先端に、中間ロール52の回転半径方向Dr52の外方を向いた略平坦な頂面55rtを有している。また、同頂面55rtは、外周側部分52exの外周面52exexよりも回転半径方向Dr52の外側の位置且つピン部材55pの先端よりも回転半径方向Dr52の内側の位置に位置している。
よって、当該受け部55rは、中間製品1mを外周側部分52exの外周面52exexよりも回転半径方向Dr52の外側の位置で貫通せずに受け止めることができて、つまり、中間製品1mと外周側部分52exとの間に隙間G1m(図12)を設けることができる。そして、これにより、外周側部分52exから中間製品1mへの入熱を抑制できて、その結果、外周側部分52exからの入熱起因の中間製品1mの熱損傷を抑制可能となる。
そして、このようになっていれば、ピン部材55p保持用の第1貫通孔52exh1に受け部55rを保持させることができ、また逆に受け部55r保持用の第2貫通孔52exh2にピン部材55pを保持させることができる。よって、ピン部材55pと受け部55rとの配置位置を適宜入れ替えることで、これらピン部材55pと受け部55rとの配置パターンを自由に変更できる。そして、これにより、ピン部材55pが形成する通気孔hの配置パターンの設定の自由度を高めることができる。すなわち、通気孔hの配置パターンが互いに異なる複数種類のおむつ1を容易に作り分け可能となる。
先ず、この図13の例では、先端側部分55pe1が具備する円柱部55pbにおける回転半径方向Dr52の内側の端部の外周面には、雄ねじSCMが形成されており、他方、根元側部分55pe2が具備する大径部55prにおける回転半径方向Dr52の外側の端面55prsには、雌ねじSCFが形成されている。そして、前者の雄ねじSCMが後者の雌ねじSCFに螺合されることで、これら両者は取り外し可能に固定されている。
よって、根元側部分55pe2を中間ロール52の外周側部分52ex及び中心側部分52inに残置したまま、先端側部分55pe1だけを取り外し可能である。そのため、先端側部分55pe1が摩耗等して通気孔hの形成性が低下した場合にも、かかる問題のあるピン部材55pの先端側部分55pe1だけを選択的に新品の先端側部分55pe1に交換することができて、これにより、中間ロール52の全体を分解すること無く通気孔hの成形性が良好な状態に同ロール52を戻すことができる。そして、その結果、ピン部材55pのメンテナンスの作業負荷軽減を図れる。
よって、当該頂面55msが中間製品1mと当接することにより、中間製品1mを広範囲に亘って確実に外周側部分52exから離間させた状態にすることができる。
また、この例では、当該面状部材55mの熱伝導率(W/(m・K))は、ピン部材55p及び外周側部分52exの各熱伝導率(W/(m・K))よりも小さくなっている。すなわち、この例では、既述のようにピン部材55p及び外周側部分52exは共に鉄製である一方、面状部材55mは樹脂製の一例としてのベークライト製であり、これにより、ピン部材55p及び外周側部分52exの各熱伝導率よりも面状部材55mの熱伝導率は小さくなっている。
よって、面状部材55mから中間製品1mへの入熱を小さくしながらも、ピン部材55pから中間製品1mへの入熱を大きく確保できる。そして、これにより、面状部材55mとの当接起因の中間製品1mの熱損傷を抑制しながらも、ピン部材55pでの孔部hの形成性を高めることができる。
同図14に示すように、上流側ロール51の外周面51sの穴部51hは、ピン部材55pに対応させて設けられている。すなわち、図7に示すように、中間ロール52の外周面52sにおけるCD方向の一方側の領域には一対のピン部材群G55p1,G55p1が回転方向Dc52に並んで設けられていることから、これに対応させて、上流側ロール51の外周面51sにおけるCD方向の一方側の領域には、千鳥配置で複数の穴部51hを有した穴部群G51h1,G51h1が、回転方向Dc51に並んで一対設けられている。同様に、図7に示すように、中間ロール52の外周面52sにおけるCD方向の他方側の領域には一対のピン部材群G55p2,G55p2が回転方向Dc52に並んで設けられていることから、これに対応させて、上流側ロール51の外周面におけるCD方向の他方側の領域には、千鳥配置で複数の穴部51hを有した穴部群G51h2,G51h2が、回転方向Dc51に一対並んで設けられている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
更に言えば、この2ピースタイプのおむつが、所謂テープ式の使い捨ておむつであっても良い。なお、テープ式の使い捨ておむつとは、着用者の胴部を腹側から覆う上記腹側部と、同胴部を背側から覆う上記背側部とを連結するのに、ファスニングテープを用いるタイプのおむつのことである。
また、更に言えば、吸収性物品は、何等使い捨ておむつ1に限らない。すなわち、不織布を材料として製造される吸収性物品であれば、その製造の際に、本発明の孔部形成装置50及び孔部形成方法を適用可能である。そのため、この吸収性物品の概念には、尿取りパッドや生理用ナプキン等も含まれる。
1m 中間製品(シート状部材)、
1mw1 連続シート、1mw2 連続シート、
1mw2p1 部分、1mw2p2部分、
10 吸収性本体、
10LG 部分、10ea 端部、10eb 端部、11 吸収体、
11c 吸収性コア、
13 トップシート、15 バックシート、
15a 防漏シート、15b 外装シート、
16 弾性部材、
31 腹側帯部材、31a 連続体、31e 端部、
31s 吸収性本体非存在部分、32 不織布、32Le 端部、
33 不織布、33B 折り返し部、35 弾性部材、35a 連続体、
41 背側帯部材、41a 連続体、42 不織布、41Le 端部、43 不織布、
50 孔部形成装置、
51 上流側ロール、51h 穴部、51s 外周面、
52 中間ロール(回転体)、52s 外周面、
52ex 外周側部分、52exex 外周面、52exin 内周面、
52exh1 第1貫通孔、52exh1s 内周面、
52exh2 第2貫通孔、
52in 中心側部分、52inex 外周面、
52inh 収容孔、
53 エンドプレート(固定部材)、
54 カートリッジヒーター(発熱体)、54c 発熱線、54p パイプ材、
55p ピン部材(押し込み部材)、55p’ ピン部材(押し込み部材)、
55pa 円錐部(先端部)、55pb 円柱部(基端部)、55pbs 外周面、
55pf フランジ部、
55pe1 先端側部分、55pe2 根元側部分、
55pr 大径部、55prs 頂面(端面、受け部)、
55r 受け部、55rt 頂面、
55rb 円柱部(基端部)、55rf フランジ部、
55m 面状部材、55ms 頂面、
59 下流側ロール、59h 穴部、59s 外周面、
BH 胴回り開口、LH 脚回り開口、LG レッグギャザー、
CL1 中央位置、CL10 所定位置、
h 通気孔(孔部)、
G52 隙間、G1m 隙間、 G55pb 隙間、
C51 回転軸、C52 回転軸、
AN 非配置領域、
Gh31 通気孔群、Rh31 通気孔列、
Gh41 通気孔群、Rh41 通気孔列、
G51h1 穴部群、G51h2 穴部群、
G55p1 ピン部材群、G55p2 ピン部材群、
G59h1 穴部群、G59h2 穴部群、
P51 最接近位置、P52 最接近位置、
SG51h1 穴部群セット、SG51h2 穴部群セット、
SG55p1 ピン部材群セット、SG55p2 ピン部材群セット、
R51 第1搬送ルート、R52 第2搬送ルート、R59 第3搬送ルート、
P51 最接近位置、P52 所定位置、
Claims (16)
- CD方向に沿った回転軸回りに回転する回転体の外周面の外側に突出しつつ前記回転体とは別部材として設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する装置であって、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されており、
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部は、前記シート状部材に当接する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられて、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記受け部の前記基端部が挿通可能な貫通孔を有するとともに、前記貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記受け部は前記中心側部分に保持されている
ことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - 請求項1に記載の吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置であって、
前記シート状部材と前記外周側部分との間に隙間が存在するように前記シート状部材を前記回転体に保持させながら、前記シート状部材に前記押し込み部材を押し込むことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - 請求項2に記載の吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置であって、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - CD方向に沿った回転軸回りに回転する回転体の外周面の外側に突出しつつ前記回転体とは別部材として設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する装置であって、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられおり、
前記シート状部材と前記外周側部分との間に隙間が存在するように前記シート状部材を前記回転体に保持させながら、前記シート状部材に前記押し込み部材を押し込み、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されており、
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部の熱伝導率(W/(m・K))は、前記押し込み部材の熱伝導率(W/(m・K))及び前記外周側部分の熱伝導率(W/(m・K))よりも小さいことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置であって、
前記押し込み部材は、前記シート状部材に押し込まれる先端部と、前記先端部よりも前記回転半径方向の内側に位置する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられ、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記先端部及び前記基端部が挿通可能な第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記押し込み部材は前記中心側部分に保持されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - 請求項5に記載の吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置であって、
前記第1貫通孔は、前記受け部の前記基端部が挿通可能且つ前記受け部の前記フランジ部が挿通不能な大きさに形成されており、
前記貫通孔は、前記押し込み部材の前記先端部及び前記基端部が挿通可能且つ前記押し込み部材の前記フランジ部が挿通不能な大きさに形成されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - CD方向に沿った回転軸回りに回転する回転体の外周面の外側に突出しつつ前記回転体とは別部材として設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する装置であって、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記押し込み部材は、前記シート状部材に押し込まれる先端部と、前記先端部よりも前記回転半径方向の内側に位置する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられ、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記先端部及び前記基端部が挿通可能な第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記押し込み部材は前記中心側部分に保持されており、
前記押し込み部材における前記先端部を含む部分のことを先端側部分とし、前記フランジ部を含む部分のことを根元側部分とした場合に、前記フランジ部を介して前記中心側部分に保持された前記根元側部分に対して前記先端側部分が着脱可能に構成されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - 請求項5乃至7の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置であって、
前記第1貫通孔の内周面と前記押し込み部材の前記基端部の外周面との間には隙間が設けられていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - CD方向に沿った回転軸回りに回転する回転体の外周面の外側に突出しつつ前記回転体とは別部材として設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する装置であって、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記外周側部分の外周面には、前記複数の前記押し込み部材が所定パターンで配置された配置領域と、前記押し込み部材が配置されない非配置領域とが、前記回転方向に並んで設定されており、
前記非配置領域には、前記回転半径方向の外側を向いた頂面を有した面状部材が設けられているとともに、前記頂面は、前記外周側部分の前記外周面よりも前記回転半径方向の外側に位置しており、
前記面状部材の熱伝導率(W/(m・K))は、前記押し込み部材の熱伝導率(W/(m・K))及び前記外周側部分の熱伝導率(W/(m・K))よりも小さいことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - CD方向に沿った回転軸回りに回転する回転体の外周面の外側に突出しつつ前記回転体とは別部材として設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する装置であって、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記押し込み部材は、前記シート状部材に押し込まれる先端部と、前記先端部よりも前記回転半径方向の内側に位置する基端部と、を有し、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が、前記基端部に一体に設けられていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - 請求項1乃至10の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置であって、
前記外周側部分は、前記中心側部分の外周面を周方向の全周に亘って覆う筒状部材であり、
前記外周側部分は、前記CD方向の両端にそれぞれ設けられた固定部材を介して前記中心側部分に同軸に固定されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置。 - 吸収性物品に係るシート状部材に複数の孔部を形成する方法であって、
CD方向に沿った回転軸回りに回転体を回転する工程と、
前記回転体とは別部材として前記回転体の外周面の外側に突出して設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する工程と、を有し、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持されており、
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部は、前記シート状部材に当接する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられて、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記受け部の前記基端部が挿通可能な貫通孔を有するとともに、前記貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記受け部は前記中心側部分に保持されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成方法。 - 吸収性物品に係るシート状部材に複数の孔部を形成する方法であって、
CD方向に沿った回転軸回りに回転体を回転する工程と、
前記回転体とは別部材として前記回転体の外周面の外側に突出して設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する工程と、を有し、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記複数の孔部を形成する工程において、
前記シート状部材と前記外周側部分との間に隙間が存在するように前記シート状部材を前記回転体に保持させながら、前記シート状部材に前記押し込み部材を押し込み、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が前記回転体に保持し、
前記受け部は、前記押し込み部材とは別体であるとともに、前記外周側部分の外周面において前記押し込み部材の配置位置とは異なる位置に配置されており、
前記受け部の熱伝導率(W/(m・K))は、前記押し込み部材の熱伝導率(W/(m・K))及び前記外周側部分の熱伝導率(W/(m・K))よりも小さいことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成方法。 - 吸収性物品に係るシート状部材に複数の孔部を形成する方法であって、
CD方向に沿った回転軸回りに回転体を回転する工程と、
前記回転体とは別部材として前記回転体の外周面の外側に突出して設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する工程と、を有し、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記押し込み部材は、前記シート状部材に押し込まれる先端部と、前記先端部よりも前記回転半径方向の内側に位置する基端部と、前記基端部よりも前記回転半径方向の内側に設けられ、前記基端部の外周面よりも外側に突出するフランジ部と、を有し、
前記外周側部分は、前記先端部及び前記基端部が挿通可能な第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔に挿通不能な前記フランジ部が前記中心側部分と前記外周側部分との間の前記隙間に介挿されていることにより、前記押し込み部材は前記中心側部分に保持されており、
前記押し込み部材における前記先端部を含む部分のことを先端側部分とし、前記フランジ部を含む部分のことを根元側部分とした場合に、前記フランジ部を介して前記中心側部分に保持された前記根元側部分に対して前記先端側部分が着脱可能に構成されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成方法。 - 吸収性物品に係るシート状部材に複数の孔部を形成する方法であって、
CD方向に沿った回転軸回りに回転体を回転する工程と、
前記回転体とは別部材として前記回転体の外周面の外側に突出して設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する工程と、を有し、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記外周側部分の外周面には、前記複数の前記押し込み部材が所定パターンで配置された配置領域と、前記押し込み部材が配置されない非配置領域とが、前記回転方向に並んで設定されており、
前記非配置領域には、前記回転半径方向の外側を向いた頂面を有した面状部材が設けられているとともに、前記頂面は、前記外周側部分の前記外周面よりも前記回転半径方向の外側に位置しており、
前記面状部材の熱伝導率(W/(m・K))は、前記押し込み部材の熱伝導率(W/(m・K))及び前記外周側部分の熱伝導率(W/(m・K))よりも小さいことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成方法。 - 吸収性物品に係るシート状部材に複数の孔部を形成する方法であって、
CD方向に沿った回転軸回りに回転体を回転する工程と、
前記回転体とは別部材として前記回転体の外周面の外側に突出して設けられた複数の押し込み部材を、前記回転体の回転方向に沿って搬送されるシート状部材に押し込むことにより、前記シート状部材に複数の孔部を形成する工程と、を有し、
前記回転体は、前記回転軸を含む中心側部分と、前記中心側部分よりも前記回転体の回転半径方向の外側に設けられ、前記中心側部分に前記押し込み部材が当接するように前記押し込み部材を保持するための外周側部分と、前記中心側部分内に設けられて前記中心側部分を介して前記押し込み部材を加熱する発熱体と、を有し、
前記中心側部分と前記外周側部分との間には、前記回転半径方向の隙間が設けられており、
前記押し込み部材は、前記シート状部材に押し込まれる先端部と、前記先端部よりも前記回転半径方向の内側に位置する基端部と、を有し、
前記外周側部分の外周面よりも前記回転半径方向の外側の位置且つ前記押し込み部材の先端よりも前記回転半径方向の内側の位置で、前記シート状部材を貫通せずに受け止め可能な受け部が、前記基端部に一体に設けられていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2016/077884 WO2018055703A1 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置、及び孔部形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2018055703A1 JPWO2018055703A1 (ja) | 2018-09-27 |
JP6559262B2 true JP6559262B2 (ja) | 2019-08-14 |
Family
ID=61690300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017565881A Active JP6559262B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置、及び孔部形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6559262B2 (ja) |
WO (1) | WO2018055703A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115398053A (zh) * | 2020-04-16 | 2022-11-25 | 宝洁公司 | 开孔非织造物 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6113278Y2 (ja) * | 1979-03-20 | 1986-04-24 | ||
JPS6048996U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-06 | 昭和飛行機工業株式会社 | ハニカムコア成形用材へのガス抜き孔穿設装置における針ロ−ル |
US5794502A (en) * | 1989-12-21 | 1998-08-18 | Arens; Cornelis G. | Two piece punch for roll piercing materials |
PL207189B1 (pl) * | 2001-07-03 | 2010-11-30 | Fiberweb Corovin Gmbh | Laminat perforowany oraz sposób wytwarzania laminatu perforowanego |
JP6000113B2 (ja) * | 2012-12-22 | 2016-09-28 | 日本タングステン株式会社 | ロータリーカッター用カッターロールおよびロータリーカッター |
-
2016
- 2016-09-21 JP JP2017565881A patent/JP6559262B2/ja active Active
- 2016-09-21 WO PCT/JP2016/077884 patent/WO2018055703A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2018055703A1 (ja) | 2018-09-27 |
WO2018055703A1 (ja) | 2018-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6134877B1 (ja) | 吸収性物品に係る不織布への貫通孔の形成方法、及び形成装置 | |
RU2404057C2 (ru) | Шов, соединяющий вместе, по меньшей мере, два рулонных материала | |
JP6057347B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつの製造方法、及びパンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2016007347A5 (ja) | ||
JP6134876B1 (ja) | 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置 | |
JP5902845B1 (ja) | 使い捨ての着用物品 | |
JP6244495B1 (ja) | 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置 | |
JP6559262B2 (ja) | 吸収性物品に係るシート状部材の孔部形成装置、及び孔部形成方法 | |
JP5558976B2 (ja) | 間欠伸縮シートの製造方法、並びにパンツタイプ使い捨ておむつの製造方法及びパンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6676664B2 (ja) | 吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置 | |
CN110769793B (zh) | 吸收性物品和吸收性物品的制造方法 | |
CN116829112A (zh) | 穿着物品的制造方法 | |
JP5758963B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5674750B2 (ja) | 使い捨ておむつの製造方法 | |
WO2020137423A1 (ja) | 吸収性物品用の吸収体、及び吸収性物品 | |
JP2017113189A (ja) | 使い捨ておむつ | |
CN213130310U (zh) | 层叠体、吸收性物品以及层叠体的制造装置 | |
JP6847188B2 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2023234196A1 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP6108340B2 (ja) | 使い捨ておむつの製造方法及び使い捨ておむつ | |
CN116723814A (zh) | 穿着物品 | |
JP2015142714A5 (ja) | ||
JP6095214B2 (ja) | パンツ型吸収性物品の製造方法及び製造装置 | |
JP2020096701A (ja) | 展開型着用物品 | |
JP2018033530A (ja) | パンツ型吸収性物品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180529 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190716 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6559262 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |