JP6095214B2 - パンツ型吸収性物品の製造方法及び製造装置 - Google Patents
パンツ型吸収性物品の製造方法及び製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6095214B2 JP6095214B2 JP2013011243A JP2013011243A JP6095214B2 JP 6095214 B2 JP6095214 B2 JP 6095214B2 JP 2013011243 A JP2013011243 A JP 2013011243A JP 2013011243 A JP2013011243 A JP 2013011243A JP 6095214 B2 JP6095214 B2 JP 6095214B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent article
- type absorbent
- welding
- pants
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
そこで、パンツ型紙おむつの側壁にフラップ状の持ち手を設けた技術が開発されている(特許文献1参照)。又、吸収性物品の前側及び後側に複数の指先係合部を設けた技術が開発されている(特許文献2参照)。
さらに、本出願人は、長尺シート部材を折り返してパンツ型紙おむつの上端周縁部に被せて指を掛けるポケットを形成した技術を開発した(特許文献3参照)。
この発明によれば、パンツ型吸収性物品の腰部開口の端部を折り返して溶着する工程を、連続ラインから取り出し、オフライン(バッチ式)で折り返し部を簡単に溶着できるので、大掛かりな設備改造を不要とし、設備コストを抑制できる。そして、第1の位置では、型部が溶着手段と最も離間しているので、溶着手段に干渉されずに型部にパンツ型吸収性物品を被せることができる。そして、型部を溶着手段に近接させて溶着することができる。
又、前記型部の四周が矩形状であると、型部に被せられた折り返し部に各溶着手段を均一な力で押し当て易くなり、溶着が容易かつ確実となる。
吸収本体部10は、図示はしないが、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシートとバックシートの間に配置される吸収体とを備え、トップシートを着用者側に向けている。さらに、バックシートの幅方向両側縁の外側からトップシートの上に向かい、尿漏れを防止するサイドシートが立ち上がっている。
パンツ型吸収性物品200は、溶着可能な合成樹脂の不織布を主体とし、後述するように、外装シート20の内側にゴム紐を貼着して伸縮性を付与し、腰部開口201が伸縮するように構成されていればよい。
吸収体2は、木材パルプフラッフのような、フラッフのウェブの親水性繊維マトリックスを、公知の高吸水性樹脂(SAP)の粒子と混合して形成すればよい。又、吸収体2表面にエンボスを施すと、尿等の拡散をコントロールすると共に、使用者の体型に応じて吸収体2が容易に変形するので好ましい。フラッフとしては、木材パルプフラッフの代わりに合成繊維、ポリマー繊維などを使用してもよい。又、木材パルプフラッフとしては、嵩が低く、解繊装置の所要動力(パルプをフラッフ化する際の解繊機の消費電力)が抑えられるトリートメントパルプを用いることが好ましい。
バックシート6は、吸収体2内において保持している液体などが下着に漏れないような防水性を有する液不透過性の材料から形成されていればよく、ポリエチレンフィルムなどの薄いプラスチックフィルムとすることができるが、着用中にカサカサした音がしやすく、柔らかさを付与するよう、バックシート6にマイクロエンボスを施したり、プラスチックフィルムの外側に不織布を貼合わせたクロスライクバックシートを用いることもできる。
サイドシート8は、バックシート6と同様の材料から形成することができ、撥水性の不織布から形成してもよく、ポリプロピレン製のスパンボンド不織布や、スパンボンド不織布とメルトブローン不織布との積層物などを用いることができる。
又、股間部は、着用者の尿及び大便を***する部位をいう。前側領域21及び後側領域22は、後述する溶着によって接続される。
同様に、脚部開口202、203の周縁には、外装シート20の内側にゴム紐を貼着して伸縮性を付与した脚部伸縮部202a、203aがそれぞれ形成されている。
なお、この例では、周方向に溶着部40が10個形成され、持ち手35も10個形成されている。又、各持ち手35の周方向の幅(間隔W1)を一定とし、周方向に等間隔で持ち手35を形成してもよく、各持ち手35の周方向の幅が異なっていてもよい。
又、溶着部40を形成するための溶着は複数の樹脂部材を加熱して一体化する方法であり、ヒーターを使用した熱溶着、超音波エネルギーにより摩擦熱を発生させて溶着させる超音波溶着、振動溶着、電磁誘導を用いる誘導溶着、高周波溶着等が挙げられる。
なお、この実施形態では、上下に細長い溶着部40が形成されているが、後述するように溶着部40を種々の形状とすることができる。
なお、溶着部40の周方向の幅は3〜15mmであることが好ましく、5〜7mmであるとより」好ましい。溶着部40の周方向の幅が3mm未満であると溶着部40のシール強度が不足し、幅が15mmを超えると、持ち手35に指を掛けた際に硬い溶着部40に触れやすく肌触りが劣化する。
又、重なり部23は外装シート20が二重になっていて硬いため、この部分に溶着部40を設けるとさらに硬くなって着用感が劣るので、重なり部23を避けて溶着部40を設けることが好ましい
なお、外装シート20の「先端」側とは、外装シート20を第1折り返し点P1及び第2折り返し点P2で折り返さない状態で、脚部開口202、203から遠い側をいう。
図3は、パンツ型吸収性物品の製造装置100の構成を示す斜視図である。パンツ型吸収性物品の製造装置100は、略直方体状(凸状)の型部110と、型部110を収容する矩形の開口120hを有するステージ120と、ステージ120内に配置されて型部110を開口120h内で上下(図3の矢印方向)に進退させる移動手段(アクチュエータ)124とを備えている。型部110の一部はステージ120の上面よりも上方に突出しており、ステージ120の開口120hの内壁には、複数の溶着手段(超音波溶着装置)122が配置されている。なお、図3では、超音波溶着装置の先端のホーン(共鳴体)のみを表記し、発振器や振動子を省略してある。
型部110は、腰部開口201の端部を折り返し溶着前のパンツ型吸収性物品200が腰部開口側201から被せられ、パンツ型吸収性物品200のサイズに応じて複数の大きさの型部110が取替え可能になっている。
複数の溶着手段122は、開口120hの内壁に沿って間隔を開けてそれぞれ配置され、型部110の周囲を取り囲んでいる。
以上の工程はすべてライン上で自動化されて連続製造される。
ところが、パンツ型吸収性物品200の腰部開口201の端部を折り返して溶着する工程を、上述のライン上で行うことは、大掛かりな設備改造を必要とし、設備コストが過大となる。そこで、本発明は、腰部開口201の端部を折り返す前のパンツ型吸収性物品200を上述のラインから取り出し、オフライン(バッチ式)で折り返し部を簡単に溶着できる製造方法及び装置を提供するものである。
まず、パンツ型吸収性物品の製造装置100の型部110を最も上方に移動させ、型部110が溶着手段122と最も離間した第1の位置とする(図5(a))。この第1の位置で、作業員により腰部開口の端部を折り返して折り返し部30を形成したパンツ型吸収性物品200が型部110に腰部開口201側から被せられる。第1の位置では、型部110が溶着手段122と最も離間しているので、溶着手段122に干渉されずに型部110にパンツ型吸収性物品200を被せることができる。
次に、パンツ型吸収性物品200が被せられた型部110を下方に移動させ、型部110を溶着手段122と同じ高さに近接させて、溶着手段122を折り返し部30に対向させる(図5(b))。
さらに、溶着手段(ホーン)122を折り返し部30に向かって水平方向に移動させ、溶着手段(ホーン)122を折り返し部30に接しさせた状態で、折り返し部30の所定位置を超音波溶着する(図5(c))。以上のようにして、大掛かりな設備を必要とせずに折り返し部30を簡単に溶着することができる。
なお、型部110の上下は、操作ボタンにより作業員が行うことができる。又、溶着手段(ホーン)122の水平移動及び溶着については、操作ボタンにより作業員が行うことができるし、例えば型部110が図5(b)の位置に移動した時に自動的に行ってもよい。さらに、複数の溶着手段122による溶着を、同時に行うことが好ましい。
又、型部110の四周(水平方向の断面)を矩形状とすれば、型部110に被せられた折り返し部30に各溶着手段122を均一な力で押し当て易くなり、溶着が容易かつ確実となる。
例えば、型部110と溶着手段122との相対的な移動方向は上記に限られない。つまり、図6に示すように、開口を有しないステージ120zの上面に型部110を移動不能に取り付ける一方、各溶着手段122を移動部123に取り付け、移動部123をステージ120z上面で水平方向に移動可能としてもよい。この場合、図5(b)、(c)の2段階の工程を不要とし、移動部123が型部110から離間した第1の位置でパンツ型吸収性物品200を型部110に被せた後、移動部123を一度に移動させて溶着手段122を折り返し部30に接しさせて溶着することができる。
35 持ち手
40 溶着部
110 型部
122 溶着手段
124 移動手段
200 パンツ型吸収性物品
201 腰部開口
Claims (2)
- 腰部開口の端部を下に向かって折り返し、この折り返し部の周方向に間隔を開けた所定位置を溶着することで持ち手を形成してなるパンツ型吸収性物品の製造方法であって、
丸筒状の前記腰部開口の端部を折り返しつつ、溶着前の前記パンツ型吸収性物品を前記腰部開口側から被せるための上方に凸状かつ四周が矩形状の型部が溶着手段と最も離間した第1の位置で、前記腰部開口の端部を折り返した前記パンツ型吸収性物品が前記腰部開口側から前記型部に被せられた状態で、前記型部を前記溶着手段に相対的に近接させ、前記溶着手段により前記折り返し部の前記所定位置を溶着するパンツ型吸収性物品の製造方法。 - 腰部開口の端部を下に向かって折り返し、この折り返し部の周方向に間隔を開けた所定位置を溶着することで持ち手を形成してなるパンツ型吸収性物品の製造装置であって、
丸筒状の前記腰部開口の端部を折り返しつつ溶着前の前記パンツ型吸収性物品を前記腰部開口側から被せるための上方に凸状かつ四周が矩形状の型部と、
前記型部の周囲を取り囲む溶着手段と、
前記型部を前記溶着手段に対して相対的に近接及び離間させる移動手段と、を備えたパンツ型吸収性物品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013011243A JP6095214B2 (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | パンツ型吸収性物品の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013011243A JP6095214B2 (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | パンツ型吸収性物品の製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014140531A JP2014140531A (ja) | 2014-08-07 |
JP6095214B2 true JP6095214B2 (ja) | 2017-03-15 |
Family
ID=51422413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013011243A Expired - Fee Related JP6095214B2 (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | パンツ型吸収性物品の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6095214B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000170017A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-20 | Nisshinbo Ind Inc | ずれ止め部材を備えた衣類の製造方法、製造装置及び衣類 |
JP4384455B2 (ja) * | 2003-08-29 | 2009-12-16 | 日本被服株式会社 | 詰め襟用襟芯の製造方法 |
JP5600552B2 (ja) * | 2010-10-29 | 2014-10-01 | 日本製紙クレシア株式会社 | パンツ型吸収性物品 |
-
2013
- 2013-01-24 JP JP2013011243A patent/JP6095214B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014140531A (ja) | 2014-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100245353B1 (ko) | 1회용 탄성 의복 및 그의 제조방법 | |
JP5812651B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2003220091A (ja) | パンツ型の使い捨て着用物品 | |
JP6442224B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP2004216082A (ja) | パンツ型の使い捨て着用物品 | |
JP6761707B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5238567B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP5784264B1 (ja) | 使い捨てパンツ型下着及びその製造方法 | |
KR102208903B1 (ko) | 풀온 착용 물품 | |
JP5777271B2 (ja) | 着用物品 | |
JP2014233501A (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP2008161207A (ja) | 使い捨てのパンツ型着用物品 | |
JP6230351B2 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP6296761B2 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP5781856B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP6058886B2 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2004091459A1 (ja) | 使い捨てのパンツ型着用物品 | |
JP5766855B1 (ja) | パンツ型の着用物品 | |
JP6203061B2 (ja) | 使い捨てのパンツ型着用物品 | |
JP6095214B2 (ja) | パンツ型吸収性物品の製造方法及び製造装置 | |
JP5276524B2 (ja) | 使い捨て吸収性物品の製造方法 | |
CN109069319B (zh) | 套穿式吸收性物品与用于制造套穿式吸收性物品方法 | |
JP5848957B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
WO2019131109A1 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
KR20160147796A (ko) | 1회용 기저귀 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6095214 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |