JP6555183B2 - エレベータの昇降体の重量測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの昇降体の重量測定装置に関するものである。
従来における昇降路内に主ロープを介して吊り下げられたエレベータの昇降体の重量を測定する方法では、昇降体の上方側に延びる主ロープの途中を掴み具により掴み、この掴み具をジャッキで上方に迫り上げ、この迫り上げ時の荷重を荷重センサで検出して昇降体の重量を測定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、昇降路の上部に形成された機械室の床面に形成した開口部に挿入された複数本のロープから成る主ロープを介して吊り下げられる昇降体を備えたエレベータに適用され、重量測定器を用いて昇降体の重量を測定するエレベータの昇降体の重量測定方法において、機械室の床面に形成した開口部に重量測定器を設置し、主ロープに掴み具を取り付け、この状態で昇降体を降下させて、掴み具で前記重量測定器を押圧することによって昇降体の重量を測定するようにしたものも、従来において知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−226052号公報 特開2015−081192号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来技術においては、主ロープの途中の掴み具をジャッキで迫り上げるための基礎が必要であり、ガイドレール間に一対の固定枠を支持部材により取り付けて、この固定枠をジャッキで掴み具を迫り上げるときの基礎として用いている。この際、異なる昇降路のサイズに対しては異なる大きさの固定枠を用いる必要があるため、様々なサイズの昇降路に対して適用することが困難である。また、昇降路のサイズが大きくなると必要となる固定枠のサイズも大きくなるため、固定枠の昇降路内への搬入及び取り付けが容易でなくなる。
さらに、特許文献1及び特許文献2のいずれに示された従来技術においても、測定された重量は、掴み具より下側の主ロープの重量も含んでいる。したがって、これらの方法では、かご等の昇降体の正確な重量を知ることが困難である。特に既設のエレベータにおいては、使用により主ロープの重量も設置から変化する。このため、測定値から主ロープの重量分を補正しようとしても、主ロープの正確な重量を知ることは難しいため、かご等の昇降体の正確な重量を知ることがより困難になる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、かご等の昇降路内の昇降体のより正確な重量を測定することができ、異なるサイズの昇降路を有するエレベータについても容易に適用することが可能であるエレベータの昇降体の重量測定装置を得るものである。
この発明に係るエレベータの昇降体の重量測定装置においては、エレベータの昇降路内に設置されたレールを支持するレールブラケット又は前記レール同士を連結する目板の間に張りわたされた支持用ロープと、前記支持用ロープの中間部に上端が接続され、前記昇降路内の昇降体に下端が接続され、前記上端と前記下端との間にチェーンブロックと吊り秤とが接続された重量測定部と、を備えた構成とする。
または、エレベータの昇降路頂部の機械室内に設けられ、前記機械室の床部に形成された主ロープ孔の直上に少なくとも配置された支持部材と、前記支持部材に上端が接続され、前記昇降路内の昇降体に下端が接続され、前記上端と前記下端との間にチェーンブロックと吊り秤とが接続された重量測定部と、を備えた構成とする。

または、エレベータの昇降路内の昇降体を吊持する複数本の主ロープのうちの1本の中間部に固定される主ロープ挟み部材と、前記主ロープ挟み部材に上端が接続され、前記昇降体に下端が接続され、前記上端と前記下端との間にチェーンブロックと吊り秤とが接続された重量測定部と、を備えた構成とする。
この発明に係るエレベータの昇降体の重量測定装置においては、かご等の昇降路内の昇降体のより正確な重量を測定することができ、異なるサイズの昇降路を有するエレベータについても容易に適用することが可能であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの昇降体の重量測定装置の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの昇降体の重量測定装置の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの昇降体の重量測定装置が備える支持部材の取付構造を模式的に示す図である。 図3に示す矢印Aの方向から見た矢視図である。 図3に示す支持部材の要部を示す斜視図である。 図3に示す支持部材の取付構造が備える取付具の斜視図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの昇降体の重量測定装置の全体構成を模式的に示す図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るもので、エレベータの昇降体の重量測定装置の全体構成を模式的に示す図である。
まず、図1を参照しながら、この発明の実施の形態1に係るエレベータの昇降体の重量測定装置が重量測定の対象とする既設エレベータの構成について説明する。図1に示すように、エレベータの昇降路100内には、かご200が昇降自在に設置されている。かご200の上端には主ロープ300の一端が連結されている。主ロープ300の他端は図示しない釣合い重りの上端に連結されている。なお、釣合い重りもかご200と同様に昇降路100内に昇降自在に設置されている。主ロープ300の中間部は、昇降路100の頂部に設置された図示しない巻上機の駆動綱車及びそらせ車に巻き掛けられている。このようにして、乗りかご200及び釣合い重りは、主ロープ300によって昇降路100内で互いに相反する方向に昇降するつるべ状に吊持されている。
昇降路100内には、一対のかごレール101が互いに対向して設置されている。これらのかごレール101、かご200の昇降方向に沿って配置され、かご200の昇降を案内するためのものである。それぞれのかごレール101は、レールブラケット102により、昇降路100の内壁面に固定されている。また、かごレール101は、複数のレールがかご200の昇降方向に沿って並べられて連結されている。レールの連結部分には図示しない目板が設けられており、複数のレール同士は、この目板により連結されている。
かご200は、かご室201とかご枠とを備えている。かご室201は、利用者等が搭乗するための箱体である。かご室201は、かご枠内に取り付けられている。かご枠は、かご室201の上下及び左右両側を囲うように設けられる枠体である。かご枠は、左右それぞれの縦柱202と、かご室201の上方において、これらの縦柱202間に掛けわたされた上梁203と、かご室201を下方から支持する図示しない下梁と、を備えている。
次に、このようにして構成された既設のエレベータの昇降体の重量を測定するための構成について説明する。なお、ここでは重量測定の対象となる昇降体をかご200とした場合をとり上げる。重量測定の対象となる昇降体を釣合い重りとすることもできる。すなわち、この発明の実施の形態1に係るエレベータの昇降体の重量測定装置は、かご200のみならず、釣合い重りの重量を測定することも可能である。
既設のエレベータのかご200の重量を測定する際には、昇降路100内に支持用ロープ411が設置される。支持用ロープ411の両端部には、支持用ロープ接続部412が形成されている。一端の支持用ロープ接続部412は、一対のかごレール101のうちの一方のレールブラケット102に接続される。他端の支持用ロープ接続部412は、一対のかごレール101のうちの他方のレールブラケット102に接続される。この際、支持用ロープ411の両端の支持用ロープ接続部412は、同じ高さ位置にあるレールブラケット102にそれぞれ接続することが望ましい。
なお、支持用ロープ接続部412は、レールブラケット102でなく、前述したレールの目板に接続するようにしてもよい。また、支持用ロープ接続部412は、かごレール101のレールブラケット102でなく、釣合い重りを案内するための図示しない重りレールのブラケット又は目板に接続するようにしてもよい。このようにして、支持用ロープ411はレールブラケット102又は目板の間に張りわたされる。
以上のようにして設けられた支持用ロープ411は、昇降路100内において重量測定部400を支持するためのものである。支持用ロープ411の中間部には、重量測定部400の上端に形成された支持側接続部405が接続される。重量測定部400の下端には、かご側接続部401が形成されている。かご側接続部401は、重量測定対象の昇降体であるかご200に接続される。ここでは、かご側接続部401は、かご200の上梁203に接続されている。
支持側接続部405とかご側接続部401との間には、チェーンブロック404及び吊り秤402が接続される。チェーンブロック404及び吊り秤402は、ここでは、直列に連結されている。すなわち、支持側接続部405の下側には、チェーンブロック404の上フックが接続されている。チェーンブロック404のチェーン403の下フックには、吊り秤402が接続されている。そして、吊り秤402の下側には、かご側接続部401が接続されている。
以上のように構成されたエレベータの昇降体の重量測定装置を用いて、既設エレベータのかご200の重量を測定する場合、まず、釣合い重りが移動しないように固定する。次に、かご200の上に作業員が乗り、これまでに説明したように支持用ロープ411と重量測定部400とを取り付け、図1に示す状態とする。
そして、かご200の上の作業員は、チェーンブロック404のチェーン403を巻き上げる。このチェーンブロック404の巻き上げは、主ロープ300にかご200の重さが掛からない状態になるまで行う。この状態では、重量測定部400のチェーンブロック404及び吊り秤402に、かご200とかご200の上の作業員の全重量が掛かっている。作業員は、この状態の吊り秤402の指示値を読み取る。作業員自身の体重は既知量であるため、読み取った吊り秤402の指示値から作業員の体重を差し引くことで、既設エレベータの昇降体であるかご200の重量を正確に知ることができる。
なお、重量測定部400の吊り秤402より下のかご側接続部401までの部分の重量については、吊り秤402の更正時に予め考慮に入れておくことで、より容易に既設エレベータの昇降体の重量を正確に測定することができる。
以上のように構成されたエレベータの昇降体の重量測定装置においては、十分な長さの支持用ロープ411を予め準備しておけば様々な昇降路100のサイズに対応可能であって、異なるサイズの昇降路100を有するエレベータについても容易に適用することが可能である。また、重量測定部400を昇降路100内に支持するためにロープを用いているため、かさばらず搬入、設置が容易である。さらに、重量測定部400の下端をかご200等の昇降体に直接に接続することができるため、主ロープ300等の重量を含まない、より正確な既設エレベータのかご200の重量を測定することが可能である。
実施の形態2.
図2から図6は、この発明の実施の形態2に係るもので、図2はエレベータの昇降体の重量測定装置の全体構成を模式的に示す図、図3はエレベータの昇降体の重量測定装置が備える支持部材の取付構造を模式的に示す図、図4は図3に示す矢印Aの方向から見た矢視図、図5は図3に示す支持部材の要部を示す斜視図、図6は図3に示す支持部材の取付構造が備える取付具の斜視図である。
前述した実施の形態1の構成は、昇降路100内に設置した支持用ロープ411で重量測定部400を支持するものであった。これに対し、ここで説明する実施の形態2は、昇降路100頂部の機械室内に設置した支持部材で重量測定部400を支持するようにしたものである。以下、この実施の形態2に係るエレベータの昇降体の重量測定装置について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図2に示すように、昇降路100の頂部には、機械室500が設けられている。機械室500内には、巻上機が設置されている。機械室500内の床部上には、機械台501が設置されている。巻上機は、この機械台501の上に設置される。機械室の床部には、主ロープ孔502が形成されている。主ロープ300の巻上機4よりも乗りかご200側は、主ロープ孔502内を通されている。機械台501は、主ロープ孔502を挟むようにして一対設置されている。
既設のエレベータのかご200の重量を測定する際には、機械室500内に支持部材420が設置される。支持部材420は、少なくとも主ロープ孔502の直上に配置される。支持部材420は、重量測定部400を昇降路100内に支持するためのものである。支持部材420の中間部には、重量測定部400の上端に形成された支持側接続部405が接続される。重量測定部400の下端には、かご側接続部401が形成されている。かご側接続部401は、重量測定対象の昇降体であるかご200に接続される。ここでは、かご側接続部401は、かご200の上梁203に接続されている。
支持側接続部405とかご側接続部401との間には、チェーンブロック404及び吊り秤402が接続される。チェーンブロック404及び吊り秤402は、ここでは、直列に連結されている。すなわち、支持側接続部405の下側には、チェーンブロック404の上フックが接続されている。チェーンブロック404のチェーン403の下フックには、吊り秤402が接続されている。そして、吊り秤402の下側には、かご側接続部401が接続されている。なお、重量測定部400の支持側接続部405とチェーンブロック404との間は、主ロープ孔502内を通されている。
次に、図3から図6を参照しながら、支持部材420の取付構造について説明する。ここでは、支持部材420は、一対の機械台501の上に設置されている。図3に示すように、機械台501は、例えば、断面が略H字状の鋼材である。支持部材420は、一対の機械台501の上に架けわたされて設置される。ここでは、支持部材420は、図4及び図6に示すように、中空円筒状の例えば鋼材により構成されている。
中空円筒状の支持部材420を機械台501の上に固定するため、ここでは、支持部材取付具430を用いている。すなわち、各機械台501の上には、支持部材取付具430がそれぞれ固定される。そして、これらの支持部材取付具430に支持部材420が取り付けられることで、機械台501の上に支持部材420が設置される。
図5に示すように、各支持部材取付具430は、第1の取付具431及び第2の取付具432が組み合わされて構成されている。これらの第1の取付具431及び第2の取付具432は、例えば溶接等により強固に組み合わされる。第1の取付具431は直方体状の例えば鋼鉄製の部材である。第1の取付具431の上面には、支持部材420の外形に合わせて、略U字状の取付具支持面433が形成されている。第1の取付具431の両側面には、両側面と取付具支持面433とを貫通する取付具貫通孔434が複数形成されている。
第2の取付具432は板状の例えば鋼鉄製の部材である。第2の取付具432の上側には、支持部材420の外形に合わせて、取付具支持面433と同形の切り欠きが形成されている。第1の取付具431と第2の取付具432とは、この第2の取付具432の切り欠きが、第1の取付具431の取付具支持面433と揃うように位置が合わせられている。第2の取付具432の下側は、第1の取付具431の下面よりもさらに下方に突出している。この第2の取付具432の突出部分には、ボルト用貫通孔435が形成されている。
図6に示すように、支持部材取付具430の取付具貫通孔434に対応して、支持部材420には、その長手方向と垂直な方向に支持部材貫通孔421が複数形成されている。
支持部材420を機械台501に設置する際には、まず、機械台501上に支持部材取付具430を置き、支持部材取付具430の取付具支持面433の上に支持部材420を置く。支持部材貫通孔421と取付具貫通孔434との位置が揃うように、支持部材420と支持部材取付具430との位置を調整する。そして、図4に示すように、支持部材固定ボルト422を支持部材貫通孔421と取付具貫通孔434とに同時に通し、ナット442を用いて締結する。次に、ボルト用貫通孔435に取付具固定ボルト441を通し、取付具固定ボルト441の先端が機械台501の側面に当たるようにしてナット442で締結し、機械台501上に支持部材取付具430を介して支持部材420を固定する。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベータの昇降体の重量測定装置を用いて、既設エレベータのかご200の重量を測定する場合、まず、釣合い重りが移動しないように固定する。次に、機械室500内に支持部材420を設置し、支持部材420に重量測定部400の支持側接続部405を接続し、重量測定部400のかご側接続部401側を、主ロープ孔502から昇降路100内に吊り下げる。続いて、かご200の上に作業員が乗り、重量測定部400のかご側接続部401をかご200に取り付け、図2に示す状態とする。
そして、かご200の上の作業員は、チェーンブロック404のチェーン403を巻き上げる。このチェーンブロック404の巻き上げは、主ロープ300にかご200の重さが掛からない状態になるまで行う。この状態では、重量測定部400のチェーンブロック404及び吊り秤402に、かご200とかご200の上の作業員の全重量が掛かっている。作業員は、この状態の吊り秤402の指示値を読み取る。作業員自身の体重は既知量であるため、読み取った吊り秤402の指示値から作業員の体重を差し引くことで、既設エレベータの昇降体であるかご200の重量を正確に知ることができる。
なお、以上のように構成された実施の形態2に係るエレベータの昇降体の重量測定装置においても、実施の形態1と同様に、重量測定の対象となる昇降体を釣合い重りとすることもできる。すなわち、かご200のみならず、釣合い重りの重量を測定することも可能である。
以上のように構成されたエレベータの昇降体の重量測定装置においては、重量測定部400の下端をかご200等の昇降体に直接に接続することができるため、主ロープ300等の重量を含まない、より正確な既設エレベータのかご200の重量を測定することが可能である。また、昇降路100のサイズが異なっても機械台501間の距離は大きく変わることは少ないため、ある程度の長さの支持部材420を準備しておけば、様々な昇降路100のサイズに対応可能である。この際、支持部材420に形成した複数の支持部材貫通孔421と支持部材取付具430に形成した取付具貫通孔434とを用いることで、機械台501間の距離が異なる場合であっても容易に対応することができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3に係るもので、エレベータの昇降体の重量測定装置の全体構成を模式的に示す図である。
前述した実施の形態1の構成は、昇降路100内に設置した支持用ロープ411で重量測定部400を支持するものであった。これに対し、ここで説明する実施の形態3は、かご200等の昇降体の主ロープのうちの1本を用いて重量測定部400を支持するようにしたものである。以下、この実施の形態3に係るエレベータの昇降体の重量測定装置について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7に示すように、主ロープ300は、複数本設けられている。ここでは、例えば、主ロープ300は、第1の主ロープ301、第2の主ロープ302及び第3の主ロープ303の3本設けられている。
そして、既設のエレベータのかご200の重量を測定する際には、これら複数本の主ロープ300のうちの1本、ここでは第1の主ロープ301の中間部に、主ロープ挟み部材450が固定される。主ロープ挟み部材450は、第1の主ロープ301を挟むことで、第1の主ロープ301の中間部分に固定される。
主ロープ挟み部材450には、重量測定部400の上端が接続される。重量測定部400の下端には、かご側接続部401が形成されている。かご側接続部401は、重量測定対象の昇降体であるかご200に接続される。ここでは、かご側接続部401は、かご200の上梁203に接続されている。
主ロープ挟み部材450に接続された重量測定部400の上端とかご側接続部401との間には、チェーンブロック404及び吊り秤402が接続される。チェーンブロック404及び吊り秤402は、ここでは、直列に連結されている。すなわち、支持側接続部405の下側には、チェーンブロック404の上フックが接続されている。チェーンブロック404のチェーン403の下フックには、吊り秤402が接続されている。そして、吊り秤402の下側には、かご側接続部401が接続されている。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベータの昇降体の重量測定装置を用いて、既設エレベータのかご200の重量を測定する場合、まず、釣合い重りが移動しないように固定する。次に、かご200の上に作業員が乗り、これまでに説明したように主ロープ挟み部材450と重量測定部400とを取り付け、図7に示す状態とする。
そして、かご200の上の作業員は、チェーンブロック404のチェーン403を巻き上げる。このチェーンブロック404の巻き上げは、複数本の主ロープ300のうち主ロープ挟み部材450が固定されているもの、具体的にここでは第1の主ロープ301の主ロープ挟み部材450より下の部分と、主ロープ挟み部材450が固定されていないもの、具体的にここでは第2の主ロープ302及び第3の主ロープ303とにかご200の重さが掛からない状態になるまで行う。
この状態では、重量測定部400のチェーンブロック404及び吊り秤402に、かご200とかご200の上の作業員の全重量が掛かっている。作業員は、この状態の吊り秤402の指示値を読み取る。作業員自身の体重は既知量であるため、読み取った吊り秤402の指示値から作業員の体重を差し引くことで、既設エレベータの昇降体であるかご200の重量を正確に知ることができる。
なお、以上においては、かご側接続部401をかご200の上梁203に接続する場合について説明したが、かご側接続部401を、例えば、第1の主ロープ301の主ロープ挟み部材450よりかご200側の部分を主ロープ挟み部材450とは別の挟み部材で挟んで接続するようにしてもよい。
また、以上のように構成された実施の形態3に係るエレベータの昇降体の重量測定装置においても、実施の形態1、2と同様に、重量測定の対象となる昇降体を釣合い重りとすることもできる。すなわち、かご200のみならず、釣合い重りの重量を測定することも可能である。
以上のように構成されたエレベータの昇降体の重量測定装置においては、様々な昇降路100のサイズに対応可能であって、異なるサイズの昇降路100を有するエレベータについても容易に適用することが可能である。また、重量測定部400及び主ロープ挟み部材450のサイズが比較的小さいため、搬入、設置が容易である。さらに、重量測定部400の下端をかご200等の昇降体に直接に接続することができるため、主ロープ300等の重量を含まない、より正確な既設エレベータのかご200の重量を測定することが可能である。
100 昇降路
101 かごレール
102 レールブラケット
200 かご
201 かご室
202 縦柱
203 上梁
300 主ロープ
301 第1の主ロープ
302 第2の主ロープ
303 第3の主ロープ
400 重量測定部
401 かご側接続部
402 吊り秤
403 チェーン
404 チェーンブロック
405 支持側接続部
411 支持用ロープ
412 支持用ロープ接続部
420 支持部材
421 支持部材貫通孔
422 支持部材固定ボルト
430 支持部材取付具
431 第1の取付具
432 第2の取付具
433 取付具支持面
434 取付具貫通孔
435 ボルト用貫通孔
441 取付具固定ボルト
442 ナット
450 主ロープ挟み部材
500 機械室
501 機械台
502 主ロープ孔

Claims (5)

  1. エレベータの昇降路内に設置されたレールを支持するレールブラケット又は前記レール同士を連結する目板の間に張りわたされた支持用ロープと、
    前記支持用ロープの中間部に上端が接続され、前記昇降路内の昇降体に下端が接続され、前記上端と前記下端との間にチェーンブロックと吊り秤とが接続された重量測定部と、を備えたエレベータの昇降体の重量測定装置。
  2. エレベータの昇降路頂部の機械室内に設けられ、前記機械室の床部に形成された主ロープ孔の直上に少なくとも配置された支持部材と、
    前記支持部材に上端が接続され、前記昇降路内の昇降体に下端が接続され、前記上端と前記下端との間にチェーンブロックと吊り秤とが接続された重量測定部と、を備えたエレベータの昇降体の重量測定装置。
  3. 前記支持部材は、前記機械室内に設置された巻上機を支持する機械台の上に設けられる 請求項2に記載のエレベータの昇降体の重量測定装置。
  4. エレベータの昇降路内の昇降体を吊持する複数本の主ロープのうちの1本の中間部に固定される主ロープ挟み部材と、
    前記主ロープ挟み部材に上端が接続され、前記昇降体に下端が接続され、前記上端と前記下端との間にチェーンブロックと吊り秤とが接続された重量測定部と、を備えたエレベータの昇降体の重量測定装置。
  5. 前記昇降体はエレベータのかごであり、
    前記重量測定部の前記下端は、前記かごの上梁に接続される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベータの昇降体の重量測定装置。
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