JP6550747B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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本発明は、走行路の路面状態を検知して内燃機関の圧縮比を制御する内燃機関の制御装置に関する。
例えば、特許文献1には、車両が走行する走行路の道路形状に基づいて圧縮比を変更する技術が開示されている。この特許文献1においては、GPS信号や地図情報や道路交通情報から自車両が走行する道路形状データを解析し、解析された走行路の道路形状に応じて圧縮比が設定されている。
特開2011−256719号公報
しかしながら、実際の交通環境下における走行路の路面状態は、例えば天候などにより時々刻々と変化しており、予め決められた地図データによる道路形状に基づく圧縮比制御では、必ずしも現在の走行状態に適応した圧縮比制御とはならない場合がある。
つまり、車両外部の環境に応じて車両走行中の圧縮比を制御するにあたっては、更なる改善の予知がある。
本発明に係る車両の制御装置は、車両に搭載された内燃機関と、上記内燃機関の圧縮比を可変可能な圧縮比可変機構と、走行路の路面状態を検知可能な路面状態検知部と、を有し、アクセル開度一定の状態で、走行路の路面摩擦係数が所定値よりも小さい場合に、今後の運転状態が低回転低負荷運転状態に移行するものと予測して、目標圧縮比を相対的に高くすることを特徴としている。
走行路の路面状態が摩擦係数の小さい状態では、高回転高負荷の運転状態で車両を走行させることは、駆動力が路面に伝わりにくいことから実用的ではない。そこで、走行路の摩擦係数が所定値よりも小さいことが検知された場合、今後運転の運転状態が低回転低負荷運転状態に移行するものと予測して、運転者からの操作要求がなくても圧縮比を高くする。
本発明によれば、運転者からの操作要求を待って圧縮比を変更する場合に比べ、可変圧縮比機構の応答速度を上げることなく、車両の外部環境に応じた適切な圧縮比設定を精度よく実現することができる。
本発明に係る車両の制御装置の概略構成を模式的に示した説明図。 目標圧縮比算出マップ。 本発明に係る車両の制御装置の概略構成を模式的に示した説明図。 車輪回転数を用いた路面摩擦係数推定マップ。 横方向加速度を用いた路面摩擦係数推定マップ。 運転者操作による圧縮比変化と高圧縮比化制御による圧縮比変化とを対比して示すタイミングチャート。 車両走行中の制御の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る車両の制御装置の概略構成を模式的に示した説明図である。
内燃機関1は、シリンダブロック11のシリンダ12内を往復動するピストン13の上死点位置を変更することで機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構14を有している。
可変圧縮比機構14は、ピストン13とクランクシャフト15のクランクピン16とを複数のリンクで連係した複リンク式ピストン−クランク機構を利用したものであって、クランクピン16に回転可能に装着されたロアリンク17と、このロアリンク17とピストン13とを連結するアッパリンク18と、偏心軸部20が設けられた制御軸19と、偏心軸部20とロアリンク17とを連結するコントロールリンク21と、を有している。
クランクシャフト15は、第1軸受ブラケット22によってシリンダブロック11に回転可能に支持されている。
アッパリンク18は、一端がピストンピン23に回転可能に取り付けられ、他端が第1連結ピン24によりロアリンク17と回転可能に連結されている。コントロールリンク21は、一端が第2連結ピン25によりロアリンク17と回転可能に連結されており、他端が制御軸19の偏心軸部20に回転可能に取り付けられている。
制御軸19は、クランクシャフト15と平行に配置され、かつシリンダブロック11に回転可能に支持されている。詳述すると、制御軸19は、第1軸受ブラケット22と第2軸受ブラケット26との間に回転可能に支持されている。
そして、この制御軸19は、歯車機構27を介して電動モータからなるアクチュエータ28によって回転駆動され、その回転位置が制御されている。アクチュエータ28は、コントロールユニット31からの指令に基づき制御される。なお、制御軸19を油圧アクチュエータによって回転駆動するようにしてもよい。
アクチュエータ28により制御軸19の回転位置を変更することで、コントロールリンク21の揺動支点となる偏心軸部20の位置が変化する。これにより、コントロールリンク21によるロアリンク17の姿勢が変化し、ピストン13のピストンモーション(ストローク特性)、すなわちピストン13の上死点位置及び下死点位置の変化を伴って、圧縮比が連続的に変更される。
コントロールユニット31は、マイクロコンピュータを内蔵し、内燃機関1の種々の制御を行うものであって、各種のセンサからの信号を基に燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期、スロットル開度、圧縮比等を制御する。各種のセンサとしては、内燃機関1の要求負荷状態を表すアクセルペダル踏み込み量(アクセル開度APO)を検知するアクセル開度センサ32、図示せぬブレーキペダルの踏み込み量を検知するブレーキペダルセンサ33、クランクシャフト15のクランク角度と共に機関回転数を検知可能なクランク角センサ34、内燃機関1が搭載された車両の車速を検知する車速センサ35、外気温を検知する外気温センサ36等がある。
内燃機関1の圧縮比は、運転状態に応じて制御される。本実施例では、内燃機関1の回転数(機関回転数)と内燃機関1の負荷(機関負荷)に応じて目標とする圧縮比が割り付けられた目標圧縮比マップがコントロールユニット31内に記憶されており、この目標圧縮比マップに基づいて目標圧縮比が設定される。
図2は、目標圧縮比算出マップの一例を模式的に示したものであって、低回転低負荷側で高圧縮比となり、高回転高負荷側で低圧縮比となっている。つまり、図2において、圧縮比は、運転状態が低回転低負荷の領域から高回転高負荷の領域に移行するしたがって所定の最高圧縮比から漸次小さくなるように設定され、最終的には所定の最低圧縮比が設定される。図2においては、横軸と図中の破線によって囲まれた運転領域で圧縮比が上記最高圧縮比に設定され、この運転領域の外側ほど低い圧縮比が設定される。また、図2中の実線Lは、スロットル全開時(WOT時)のトルクカーブである。
また、コントロールユニット31は、図1及び図3に示すように、情報交換が互いに可能なCAN通信線42を介してブレーキコントロールユニット41と接続されている。
ブレーキコントロールユニット41には、前輪右の回転数(回転速度)を検知する第1車輪速センサ43、前輪左の回転数(回転速度)を検知する第2車輪速センサ44、後輪右の回転数(回転速度)を検知する第3車輪速センサ45、後輪左の回転数(回転速度)を検知する第4車輪速センサ46、ステアリングホイール(図示せず)の操舵角を検知する舵角センサ47、車両の左右方向加速度を検知する横Gセンサ48、車両の回転角速度を検知するヨーレートセンサ49、運転者のブレーキ操作に応じて発生するブレーキ液圧(マスターシリンダ圧)を検知するブレーキ圧力センサ50等からの信号が入力されている。
このブレーキコントロールユニット41は、上記ブレーキ液圧と車両の各車輪のディスクブレーキ(図示せず)に供給されるホイールシリンダ圧との差圧をブレーキアクチュエータ51により制御することで、制動時の車輪回転数を検知して車輪(タイヤ)のロックを防止するいわゆるアンチロックブレーキ制御や、車両の姿勢が乱れた際の車両の横滑りを防止する車両挙動制御等の各種のブレーキ制御を実施するものである。なお、図3中の52は、ブレーキアクチュエータ51から各車輪のディスクブレーキに油圧を供給する油圧配管である。
上記アンチロックブレーキ制御は、急制動時に車両の走行速度に対して車輪の回転速度が低下すると車輪がロックしていると判断し、ブレーキアクチュエータ51により各車輪の油圧を断続的に調整し、車輪のロックを回避するものである。
上記車両挙動制御は、例えば、ステアリングホイールを操作しても(回転させても)車両の旋回がそれに追いつかない状態(アンダーステア)や、特定の路面または運転状態において車両がスピンする傾向にある状態(オーバーステア)のときに、車両の姿勢が修正されるように(横滑りしないように)、内燃機関1の出力と個々の車輪におけるホイールシリンダ圧とを制御するものである。また、上記車両挙動制御は、滑っている側の駆動輪のスリップを軽減するためにホイールシリンダ圧を制御し、同じ車軸の滑っていない側の駆動輪に動力を伝達する機能も具備している。
走行路の路面状態が摩擦係数の小さい状態では、高回転高負荷の運転状態で車両を走行させることは、駆動力が路面に伝わりにくいことから実用的ではない。従って、高負荷高回転で運転中に走行路の摩擦係数が所定値よりも小さいことが検知できれば、今後の運転状態が低回転低負荷運転状態になり、内燃機関1の圧縮比が高圧縮比になると予測できる。
ここで、上記アンチロックブレーキ制御及び上記車両挙動制御は、いずれも車輪(タイヤ)と走行路との間のスリップを制御するものであり、これらの制御を実施可能な車両においては、既存の制御システムを利用して、走行路の路面摩擦係数を検知可能である。
上記アンチロックブレーキ制御を実施可能な車両においては、車速と走行時の車輪半径(車輪動半径)から乾燥路(高μ路)における車輪回転数(基準車輪回転数)を予め算出する等して用意し、この乾燥路(高μ路)における車速に対応した基準車輪回転数と実際の車輪回転数とが一致しない場合に、走行路の路面状態が摩擦係数の小さい状態と推定可能である。
車輪回転数は、タイヤの摩耗やタイヤの種類によっても変動する。また、転舵により前輪の車輪回転数は変動する。さらに、走行路が曲線路であれば内輪と外輪とで車輪回転数は変動する。そこで、本実施例では、これらの回転変動を考慮し、例えば図4に示すように、上記基準車輪回転数を表す特性線Aを含む乾燥路(高μ路)回転数域を設定する。そして、実際に検知される車輪回転数がこの乾燥路(高μ路)回転数域から外れた場合に、走行路の路面状態が摩擦係数の小さい状態と判定する。
なお、図4中の特性線Amaxは、車速に対応した基準車輪回転数の上限値を表す特性線であり、図4中の特性線Aminは、車速に対応した基準車輪回転数の下限値を表す特性線である。また、図4に示す例では、特性線Aが特性線Amax及び特性線Aminと重ならないように設定されているが、可能であれば特性線Amaxまたは特性線Aminの一部または全てを特性線Aと一致するように設定してもよい。
図4の例では、アクセルペダルを踏み込んでいる状態で、車輪回転数が車速に応じて決まる所定の乾燥路(高μ路)回転数域の上限値よりも大きい場合、車輪がスリップ状態であることから、走行路の路面摩擦係数が小さいと判定する。また、ブレーキペダルを踏み込んでいる状態で、車輪回転数が車速に応じて決まる乾燥路(高μ路)回転数域の下限値よりも小さい場合、車輪がロックした状態であることから、走行路の路面摩擦係数が小さいと判定する。
なお、走行路の路面摩擦係数を判定する際に用いる車輪回転数は、例えば複数の駆動輪の内の1つの車輪回転数、全ての車輪の内の1つの車輪回転数、複数の駆動輪の平均値、全ての車輪の平均値等、適宜設定可能である。また、全ての車輪毎に走行路の路面摩擦係数を推定し、これらの結果を踏まえて総合的に走行路の路面摩擦係数を推定するようにしてもよい。
また、上記車両挙動制御を実施可能な車両においては、車速と操舵角から乾燥路(高μ路)における車両の横方向加速度(基準横方向加速度)を予め算出する等して用意し、この乾燥路(高μ路)における車速及び操舵角に対応した基準横方向加速度と実際の横方向加速度とが一致しない場合に、走行路の路面状態が摩擦係数の小さい状態と推定可能である。
横方向加速度は、運転中の諸条件によっても変動する。例えば、路面のバンク角が大きければ、同じ操舵角、車速であっても横方向加速度は小さくなる。そこで、本実施例では、運転中の諸条件による変動を考慮し、例えば図5に示すように、上記基準横方向加速度を表す特性線Bを含む乾燥路(高μ路)横方向加速度域を設定する。このマップは、車速毎あるいは所定の車速範囲毎に用意されるものである。そして、実際に検知される横方向加速度が現在の車速に対応するマップにおいて、乾燥路(高μ路)横方向加速度域から外れた場合に、走行路の路面状態が摩擦係数の小さい状態と判定する。
なお、図5中の特性線Bmaxは、車速及び操舵角に対応した基準横方向加速度の上限値を表す特性線であり、図5中の特性線Bminは、車速及び操舵角に対応した基準横方向加速度の下限値を表す特性線である。また、図5に示す例では、特性線Bが特性線Bmax及び特性線Bminと重ならないように設定されているが、可能であれば特性線Bmaxまたは特性線Bminの一部または全てを特性線Bと一致するように設定してもよい。
図5の例では、横方向加速度が車速及び操舵角に応じて決まる乾燥路(高μ路)横方向加速度域の上限値よりも大きい場合、オーバーステア状態であることから、走行路の路面摩擦係数が小さいと判定する。また、横方向加速度が車速及び操舵角に応じて決まる乾燥路(高μ路)横方向加速度域の下限値よりも小さい場合、アンダーステア状態であることから、走行路の路面摩擦係数が小さいと判定する。
そして、上記アンチロックブレーキ制御や上記車両挙動制御を実施可能な車両において、走行路の摩擦係数が所定値よりも小さいことを検知した場合には、運転者の操作要求を待って圧縮比を高く変更するのではなく、その時点で圧縮比が高くなるように変更する。例えば、乾燥路を低圧縮比で走行中に急激な天候変化がある場合や、山岳路を低圧縮比で走行中に部分的に路面摩擦係数が小さい部分がある場合等に、圧縮比を上昇させるような運転者の操作よりも早く、外部環境の変化から走行路の路面状態が摩擦係数の小さい状態であることを検知すると、運転者の操作による圧縮比上昇要求がある前に、圧縮比を上昇させ始める高圧縮比化制御を開始する。
図6は、運転者操作による圧縮比変化と上記高圧縮比化制御による圧縮比変化とを対比して示すタイミングチャートである。
乾燥路(高μ路)を走行中、時刻t1で路面摩擦係数が小さくなり、時刻t2で走行路の路面摩擦係数が小さい状態に変化したことを検知すると、時刻t2のタイミングでアクセル開度が小さくなることを予測して目標圧縮比が相対的に高い圧縮比に切り替えられ、実圧縮比が時刻t2から目標値に向かって徐々に変化し始める。
ここで、図6中に破線で示すように、運転者が走行路の路面状態の変化に気付いてアクセペダルを戻すタイミングが時刻t2よりも遅い時刻t3の場合、この時刻t3のタイミングから圧縮比を上昇させ始めると、圧縮比が走行路の路面状態に適した圧縮比となるタイミングが相対的に遅くなる。
つまり、本実施例においては、運転者が走行路の路面状態の変化に気付いてアクセペダルを戻すタイミングよりも早く、目標圧縮比を走行路の路面状態に適した圧縮比に切り替えることが可能となる。
但し、走行路の摩擦係数が所定値よりも小さいことを検知した際に、既に低回転低負荷運転状態であれば、圧縮比は既に高い状態なので、さらに圧縮比を高くする必要はない。
これによって、本実施例においては、運転者からの操作要求を待って圧縮比を変更する場合に比べ、可変圧縮比機構14の応答速度を上げることなく、車両の外部環境に応じた適切な圧縮比設定を精度よく実現することができる。
また、アクチュエータ28が電動モータの場合、アクチュエータ28を出力性能が相対的に低いものに代替え可能となり、コスト低減を図ることが可能となる。また、アクチュエータ28を出力性能が相対的に低いものに代替えしない場合でも、アクチュエータ28の駆動エネルギー(駆動電流値)を相対的に小さくして消費電力を低減することが可能となり、総じて燃費を改善することができる。
図7は、上述した実施例の車両走行中の制御の流れを示すフローチャートである。
S1では、アンチロックブレーキ制御あるいは車両挙動制御といったブレーキ制御を実施しているか否かを判定し、実施していればS2へ進み、実施していなければ今回のルーチンを終了する。S2では、アクセル開度、機関回転数、車速、車輪回転数、操舵角、車両の横方向加速度等の各種運転状態を検知する。S3では、走行路の路面摩擦係数が小さいか否かを判定する。具体的には、上述した基準車輪回転数と実際の車輪回転数との比較や、上述した基準横方向加速度と実際の横方向加速度との比較から走行路の路面摩擦係数が小さいか否かを判定する。走行路の路面摩擦係数が小さいと判定された場合にはS4へ進み、走行路の路面摩擦係数が小さいと判定されなかった場合には今回のルーチンを終了する。S4では、内燃機関の圧縮比が低圧縮比であるか否かを判定し、低圧縮であればS5へ進み、低圧縮でなければ今回のルーチンを終了する。S5では、上述した高圧縮比化制御の要求があるとして高圧縮比化制御要求をONする。S6では、高圧縮比化制御要求がONになったことを受けて、上記高圧縮比化制御を開始する。なお、高圧縮比化制御要求は、運転状態が変化して目標圧縮比が高圧縮比に切り替わるとOFFとなる。
なお、外気温が所定温度よりも低い場合に、走行路の路面摩擦係数が小さいと判定することも可能である。外気温が例えば、氷点下のような低温であれば、路面の摩擦係数が氷結路相当に低いと推定できるからである。
また、走行路の路面摩擦係数が小さいか否かは、車輪回転数を用いても、横方向加速度を用いても、外気温を用いても判定可能であり、これら3つの組み合わせることで、より精度よく走行路の路面摩擦係数を推定することが可能である。また、本発明の車両の制御装置は、これら3つの判定方法うちの少なくとも1つを具備するようなものであってもよい。
14…可変圧縮比機構
28…アクチュエータ
31…コントロールユニット
32…アクセル開度センサ
33…ブレーキペダルセンサ
34…クランク角センサ
35…車速センサ
36…外気温センサ
41…ブレーキコントロールユニット
42…CAN通信線
43…第1車輪速センサ
44…第2車輪速センサ
45…第3車輪速センサ
46…第4車輪速センサ
47…舵角センサ
48…横Gセンサ
49…ヨーレートセンサ
50…ブレーキ圧力センサ
51…ブレーキアクチュエータ

Claims (6)

  1. 車両に搭載された内燃機関と、
    上記内燃機関の圧縮比を可変可能な圧縮比可変機構と、
    走行路の路面状態を検知可能な路面状態検知部と、を有し、
    アクセル開度一定の状態で、走行路の路面摩擦係数が所定値よりも小さい場合に、今後の運転状態が低回転低負荷運転状態に移行するものと予測して、目標圧縮比を相対的に高くすることを特徴とする車両の制御装置。
  2. アクセルペダルの踏み込み量を検知するアクセルペダル踏込検知部と、車両速度を検知する車速検知部と、車輪の回転数を検知する車輪速度検知部と、を有し、アクセルペダルを踏み込んでいる時に、車輪の回転数が車速に応じて決まる所定の回転数域の上限値よりも大きい場合に、上記路面状態検知部は路面摩擦係数が小さいと判定することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. ブレーキペダルの踏み込み量を検知するブレーキペダル踏込検知部と、車両速度を検知する車速検知部と、車輪の回転数を検知する車輪速度検知部と、を有し、ブレーキペダルを踏み込んでいる時に、車輪の回転数が車速に応じて決まる所定の回転数域の下限値よりも小さい場合に、上記路面状態検知部は路面摩擦係数が小さいと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 車両のステアリングホイールの操舵角を検知する操舵角検知部と、車両の横方向加速度を検知する横方向加速度検知部と、を有し、上記ステアリングホイールが操作されている車両旋回時に、上記車両の横方向加速度が車速及びステアリングホイールの操舵角に応じて決まる所定の加速度域の上限値よりも大きい場合に、上記路面状態検知部は路面摩擦係数が小さいと判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置。
  5. 車両のステアリングホイールの操舵角を検知する操舵角検知部と、車両の横方向加速度を検知する横方向加速度検知部と、を有し、上記ステアリングホイールが操作されている車両旋回時に、上記車両の横方向加速度が車速及びステアリングホイールの操舵角に応じて決まる所定の加速度域の下限値よりも小さい場合に、上記路面状態検知部は路面摩擦係数が小さいと判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  6. 車外の温度を検知する外気温検知部を有し、外気温が所定温度よりも低い場合に、上記路面状態検知部は路面摩擦係数が小さいと判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両の制御装置。
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