JP6547796B2 - 画像データ生成装置、画像データ生成方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の撮像素子を用いて撮影画像を得る技術に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1には、撮像素子として単版RGB撮像素子とモノクローム撮像素子とを備えた構成において、高ダイナミックレンジの撮像を可能とするため、単板RGB撮像素子のRGB信号と、モノクローム撮像素子の輝度信号との双方に含まれる輝度情報を複数段階の信号処理を経て、最終的な撮影画像の色情報、及び輝度情報として反映させる技術が記載されている。
特開2011−223221
しかしながら、上記の技術によれば高ダイナミックレンジの撮像は可能となるが、2つの撮像素子により得られる異なる撮像信号を多様な撮影状況に即して処理することができず、撮影状況によっては必ずしも高品位な撮影画像が得られるとは限らないという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、様々な撮影状況において高品位な撮影画像を得ることが可能な画像データ生成装置、画像データ生成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明にあっては、RGBの各色が配置された単板式の撮像方式で使用されるカラーフィルタが設けられた第1の撮像素子と、異なる色のカラーフィルタが適用可能な第2の撮像素子とにより得られた2つの撮像信号を用いて画像データを生成する画像生成手段と、前記第2の撮像素子に選択的に適用される互いに色が異なる複数のカラーフィルタを含むカラーフィルタ手段と、撮影状況を判断する判断手段と、前記カラーフィルタ手段における複数のカラーフィルタのうちで、前記判断手段により判断された撮影状況に応じて予め決められている所定の色のカラーフィルタを前記第2の撮像素子に適用させるフィルタ制御手段と、前記判断手段によって判断された撮影状況に応じて、前記2つの撮像信号を用いて画像データを生成するよう前記画像生成手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、様々な撮影状況において高品位な撮影画像を得ることが可能となる。
本発明の撮像装置として例示するデジタルカメラのブロック図である。 第1の実施形態を示す図であって、(a)は撮像部を示すブロック図、(b)は第1の撮像素子のカラーフィルタを示す図、(c)は第2の撮像素子のカラーフィルタを示す図である。 第1の実施形態における撮像処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における第2の撮像素子のカラーフィルタを示す図である。 第2の実施形態における撮像処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態を示す図であって、(a)はデジタルカメラ撮像部を示すブロック図、(b)は回転フィルタ板を示す図である。 第3の実施形態における撮像処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の撮像装置として例示するデジタルカメラ1の電気的構成の概略を示したブロック図である。
図1に示したように、デジタルカメラ1は、制御部2と、レンズ部3、撮像部4、画像記憶部5、プログラム記憶部6、表示部7、操作部8、電源部9の各部を備えている。
制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、及びその周辺回路等や、RAM(Random Access Memory)等の作業用の内部メモリを含み、プログラム記憶部6に記憶されている制御プログラムに従い、デジタルカメラ1の各部を制御する。
プログラム記憶部6は、例えばフラッシュメモリ等の記憶データが随時書き換え可能な不揮発性メモリにより構成される。プログラム記憶部6には、上記制御プログラムに加え、制御部2に、AE(Auto Exposure)制御、AF(Auto Focus)制御や、AWB(Auto White Balance)制御等を行わせるためのプログラム、及びAE制御に際して使用されるシャッター速度、ISO感度、絞り値の組み合わせを示すプログラム線図を構成するデータ等の各種データも記憶されている。
レンズ部3は、フォーカス調整用、及びズーム用のレンズを含むレンズ群、及びレンズ群を駆動するモータと、絞り、及び絞りを開閉駆動して開度を調整するアクチュエータ等から構成される。
撮像部4は、レンズ部3のレンズ群を介して被写体を撮像し、被写体の画像データを生成し制御部2へ供給する。図2(a)は、撮像部4の構成を示すブロック図である。
撮像部4は、主としてレンズ部3からの入射光線を2経路に分割するハーフプリズム41と、分割された一方の入射光線を受光する第1の撮像素子42、及び他方の入射光線を受光する第2の撮像素子43、第1及び第2の撮像素子42,43により得られる撮像信号を処理する画像処理エンジン45から構成される。なお、図4(a)では省略するが、撮像部4には第1及び第2の撮像素子42,43の駆動回路も含まれる。
第1の撮像素子42及び第2の撮像素子43は、例えばCMOS(Complementary Meta1 0xide Semiconductor)型の撮像素子やCCD(Charge Coupled Device)である。
第1の撮像素子42には、図2(b)に示したRGBの各色がベイヤ配列で配置されたカラーフィルタ42aが設けられており、第1の撮像素子42から出力される撮像信号(以下、第1の撮像信号という。)はRGBの各色成分を含むカラー撮像信号である。
第2の撮像素子43には、図2(c)に各画素の色を便宜的にNで示した無色のカラーフィルタ43aが設けられており、第2の撮像素子43から出力される撮像信号(以下、第2の撮像信号という。)は輝度成分のみのモノクロ撮像信号である。
なお、第1の撮像素子42は、デジタルカメラ1に撮影用の記録モードが設定されている間に常時駆動されて被写体を撮像し、第2の撮像素子43は基本的には撮影時のみに駆動されて被写体を撮像する。
また、第1の撮像素子42に設けるカラーフィルタ42aには、単一の撮像素子を用いて撮像を行う通常の単板撮像方式に使用されるものであればベイヤ配列以外の色配列のものも使用することができる。また、ハーフプリズム41はハーフミラーに代えることができる。
画像処理エンジン45は、制御部2の命令に従い第1及び第2の撮像素子42,43によって得られる第1及び第2の撮像信号を処理する。画像処理エンジン45は、主として第1の撮像信号、及び第2の撮像信号の増幅等の所定のアナログ処理、デジタル信号へ変換を個別に行う第1及び第2のAFE(Analog Front End)46,47と、DSP(Digital Signal Processor)48とから構成されている。
DSP48は、デジタル信号処理に特化した機能を備えたマイクロコンピュータ、及びプログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、メモリ、演算回路等から構成される。DSP48は、デジタル信号へ変換された第1の撮像信号(カラー撮像信号)に対し、各画素のRGB値を周辺画素から補間し、RGB信号を生成するデモザイク処理、及びRGB信号のYUV変換処理を行い、YUV信号値からなる画像データを生成し制御部2へ供給する。
制御部2へ供給された画像データは、表示部7へ供給され、表示部7においてライブビュー画像として表示される。また、撮影時に制御部2へ供給された画像データは、制御部2において圧縮された後、種々の属性情報が付加され静止画ファイルとして画像記憶部5に記憶される。
画像記憶部5に静止画ファイルとして記録された静止画データは、再生モードにおいて、必要に応じて制御部2に読み出されて伸張された後、表示部7において静止画像として再生(表示)される。
画像記憶部5は、例えばデジタルカメラ1に内蔵されたフラッシュメモリや、デジタルカメラ1に着脱自在な各種のメモリカード、及びメモリカードへのデータの入出力を可能とするカードインターフェイスにより構成される。
表示部7は、カラー液晶表示パネルと、制御部2から供給される画像データ等に応じてカラー液晶表示パネルを駆動する表示駆動回路とから構成される。表示部7は、記録モードにおいては、第1の撮像素子42によって撮像された被写体画像をライブビュー表示し、再生モードにおいては静止画像を表示する。
操作部8は、電源ボタンや、シャッター、予め用意されている複数の撮影モードの切換スイッチ、ズームレバー、各種機能の選択や設定に使用されるコントロールボタン等の複数の操作スイッチから構成される。操作部8における操作スイッチの操作状態は制御部2において随時監視される。
電源部9は、充電池、およびDC/DCコンバータなどで構成され、デジタルカメラ1の各部へ、各々の動作に必要な電力を供給する。
次に、以上の構成からなるデジタルカメラ1の本発明に係る動作を図3に従い説明する。図3は、デジタルカメラ1の撮影時における撮像処理の内容の要部を示したフローチャートである。
図3に示したように、例えばユーザによりシャッターが押されたときの撮影時には、制御部2が第1の撮像素子42及び第2の撮像素子43を露光させ、第1及び第2の撮像素子42,43に蓄積された撮像信号(電荷信号)を画像処理エンジン45へ転送する(ステップSA1)。
ここで、第1の撮像素子42及び第2の撮像素子43の露光時間は、AE制御において適正露出が得られる露光時間である。さらに、この露光時間は、第1及び第2の撮像素子42,43への入射光線がハーフプリズム41により分光されたものであるため、撮像素子が単一である場合の露光時間の2倍の時間に、分光に伴う光の減衰分に応じた時間を加えた時間である。
画像処理エンジン45へ転送された撮像信号は、第1及び第2のAFE46,47において増幅、A/D変換され、以後、DSP48によって以下の信号処理が行われる。
まず、DSP48は、第1撮像素子42により得られたA/D変換後の第1の撮像信号に対してデモザイク処理を行い、各画素のRGB値を周辺画素から補間し、各画素の画素値R1,G1,B1からなる画素信号を生成する(ステップSA2)。
次に、DSP48は、生成した画素信号値R1,G1,B1から、所定の変換式に基づくYUV変換を行い、各画素の輝度信号値Y1、及び色差信号値U1,V1を取得する(ステップSA3)。また、DSP48は、第2撮像素子43により得られたA/D変換後の第2の撮像信号から、各画素の信号値を輝度信号値Y2として取得する(ステップSA4)。
次に、DSP48は、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2に基づいて、現在の撮影状況が昼間であるか、又は夜間であるかを判断する(ステップSA7)。より具体的には、DSP48は、上記の輝度信号値Y2が予め決められている値以上であれば撮影状況が昼間であると判断し、上記の輝度信号値Y2が予め決められている値未満であれば撮影状況が夜間であると判断する。
そして、DSP48は撮影状況が昼間であると判断した場合(ステップSA5:昼間)、第1の撮像信号から得られた各画素の輝度信号値Y1、及び色差信号値U1,V1のうち、輝度信号のみを第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2に置き換えた画像データ(YUVデータ)を生成する(ステップSA6)。しかる後、DSP48は、生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSA8)。
ここで、ステップSA6の処理に際し、輝度信号値を上記のように置き換える理由は以下の通りある。
すなわち第1の撮像信号から得られた信号値Y1,U1,V1においては、それがデモザイク処理において周辺画素の補間により生成された信号値を含む信号値R1,G1,B1に基づき生成されたことにより不可避的に解像感度が低下している。
一方、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2は、第2の撮像素子43の実在する電変換素子によって得られた実画素の輝度信号値である。係ることから輝度信号値として第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2を採用することにより、最終的な画像データに実画素の解像度を有する輝度成分を確保するためである。
したがって、ステップSA6で生成される画像データ(Y2,U1,V1)は、第1の撮像信号のみから得られる画像データ(Y1,U1,V1)と比べ、色再現性、並びに解像感度の高い撮影画像のデータとなる。その結果、高品質の撮影画像を得ることができる。
また、上記とは異なり、DSP48は撮影状況が夜間であると判断した場合(ステップSA5:夜間)、第1の撮像信号から得られた各画素の輝度信号値Y1、及び色差信号値U1,V1のうち、輝度信号Y1のみを第1の撮像信号から得られた輝度信号値Y1と、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2とを平均した値((Y1+Y2)/2)に置き換えた画像データ(YUVデータ)を生成する(ステップSA7)。しかる後、DSP48は、生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSA8)。
ここで、ステップSA7の処理に際し、輝度信号値を上記のように置き換える理由は以下の通りある。
すなわち夜間の撮影においても、前述した昼間の撮影の場合と同様の処理を行えば、最終的な画像データに実画素の解像度を有する輝度成分が確保できる。しかしながら、夜間の撮影時には当然のごとく被写体が暗い。さらに、撮影時には、先に述べたように撮像素子が単一である場合の約2倍の露光時間を確保する必要があるが、露光時間を長くすると手ぶれや被写体ぶれが生じる虞があり、確保できる露光時間には制限がある。そのため、撮影感度(第1及び第2のAFE46,47のゲイン)を上げることによって適正露出が確保される。
そのため、第2の撮像信号には、単板撮像方式で得られる撮像信号と比較し、撮影感度の増加分に応じた分のノイズが存在する。したがって、撮影状況が通常の場合と同様に単に輝度信号を置き換えると、解像感度を上げることができる反面、ノイズが目立った画像データしか得ることができない。
係ることから夜間の撮影においては、前述したように最終的な画像データの輝度信号値を、第1の撮像信号から得られた輝度信号値Y1と、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2とを平均した値((Y1+Y2)/2)とする。これにより、ノイズが顕在化することを回避することができる。
すなわち第1の撮像信号と第2の撮像信号の双方には前述したノイズが共に含まれているが、撮影感度の増大に起因して生じするノイズは、A/D変換時のサンプリング調整のばらつき等の影響によって生ずるランダムノイズである。
したがって、最終的な画像データにおいてノイズが生じている画素の数それ自体に変化はないが、ノイズの度合は、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2をそのまま採用する場合に比べ大幅に減少させることができる。その結果、通常の単板撮像方式で得られるものと比較し、遜色のない低ノイズの撮影画像を得ることができる。
以上のように本実施形態においては、2つの撮像素子を備えた構成において、撮影状況を昼間と判断した場合と、夜間と判断した場合においては、撮影時に異なる撮像処理を行うようにした。よって、被写体の明るさが大きく異なる場合であっても、係る撮影状況の違いに左右されることなく、より高品位の撮影画像を得ることができる。
しかも、撮像処理の内容の違いは、画像データの生成過程における各画素の成分信号値の取得に使用する画素信号値の違いである。すなわち画像データの輝度信号値(Y)を、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2とするか、又は第1の撮像信号から得られた輝度信号値Y1と、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2とを平均した値((Y1+Y2)/2)とするかの違いのみである。よって、高品位の撮影画像を極めて簡単な信号処理によって得ることができる。
なお、本実施形態においては、撮影状況が昼間であるか夜間であるかの別を、第2の撮像信号から得られた輝度信号値Y2に基づき自動的に判断する構成について説明した。しかし、上記撮影状況の違いは以下のように判断してもよい。
例えば、デジタルカメラ1に、複数の撮影シーンに応じた撮影モードが設けられており、撮影モードとして夜景や花火等の夜間の撮影シーンで使用される撮影モードが存在する場合においては、撮影時にユーザに設定されている撮影モードから、撮影状況が昼間か夜間かの別を判断する構成としてもよい。その場合には、撮影状況を自動で判別する処理を省略することができる。
その場合には、例えば撮影時に設定されている撮影モードを示す情報を制御部2からDSP48へ適宜供給させる構成としてもよいし、撮影状況が昼間か夜間かの判断を制御部2において判断し、判断結果を示す情報のみをDSP48へ適宜供給させる構成としてもよい。
さらに、撮影モードが夜間の撮影シーンで使用される撮影モードだけに限らず、暗い被写体の撮影に特化された高感度撮影モードが設けられた構成であれば、高感度撮影モードが設定されているときの撮影時にも、便宜的に撮影状況が夜間であると判断させる構成としてもよい。
また、本実施形態では、画像処理エンジン45内のDSP48が、第1及び第2の撮像素子42,43によって得られる第1及び第2の撮像信号に基づいてYUV信号値からなる画像データを生成するものについて説明した。しかし、本発明はDSP48に相当する信号処理回路を有していないデジタルカメラにも適用できる。その場合には、DSP48による処理は、前述した制御部2のようにデジタルカメラを制御する他のマイクロコンピュータ等に行わせる構成とすればよい。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、図1及び図2に示した構成のデジタルカメラ1において、第2の撮像素子43に、無色のカラーフィルタ43aに代えて、図4に示した輝度信号に寄与する割合が大きいGのみからなる単色のカラーフィルタ43bが設けられたものである。また、本実施形態においても、撮影時にDSP48は、撮影時には自動的に判断した撮影状況に応じた内容の後述する信号処理を行う。
以下、本実施形態のデジタルカメラの本発明に係る動作を、図3に対応する図5のフローチャートに従い説明する。
図5に示したように本実施形態においても、例えばユーザによりシャッターが押されたときの撮影時には、制御部2が第1の撮像素子42及び第2の撮像素子43を露光させ、第1及び第2の撮像素子42,43に蓄積された撮像信号(電荷信号)を画像処理エンジン45へ転送する(ステップSB1)。なお、第1の撮像素子42及び第2の撮像素子43の露光時間は既説した通りである。
画像処理エンジン45へ転送された撮像信号は、第1及び第2のAFE46,47において増幅、A/D変換され、以後、DSP48によって以下の信号処理が行われる。
まず、DSP48は、第1撮像素子42により得られたA/D変換後の第1の撮像信号に対してデモザイク処理を行い、各画素のRGB値を周辺画素から補間し、各画素の画素値R1,G1,B1からなる画素信号を生成する(ステップSB2)。
その後、本実施形態においてDSP48は、第2撮像素子43により得られたA/D変換後の第2の撮像信号から、各画素の信号値をG成分の信号値G2として取得する(ステップSB3)。
次に、DSP48は、第2の撮像信号から得られた信号値G2に基づいて、現在の撮影状況が昼間であるか、又は夜間であるかを判断する(ステップSB4)。
そして、DSP48は撮影状況が昼間であると判断した場合(ステップSB4:昼間)、第1の撮像信号から得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1のうち、G成分の信号値のみを第2の撮像信号から得られた信号値G2に置き換え、その画素信号値(R1,G2,B1)に対してYUV変換を行う(ステップSB5)。
これにより、DSP48は、各画素の輝度信号値Y、及び色差信号値U,Vからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。そして、DSP48は生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSB7)。
ここで、ステップSB5の処理に際し、G成分の画素値を上記のように置き換える理由は以下の通りある。
すなわち第1の撮像信号から得られた画素信号値R1,G1,B1はデモザイク処理において周辺画素の補間により生成されたものであり、不可避的に解像感度が低下している。
一方、第2の撮像信号から得られた各画素のG成分の信号値G2は、第2の撮像素子43の実在する電変換素子によって得られた実画素の信号値である。係ることからG成分の信号値として第2の撮像信号から得られた信号値G2を採用することにより、最終的な画像データに実画素の解像度を有する輝度成分、及びG成分を確保するためである。
したがって、ステップSB5で生成される画像データ(YUVデータ)は、第1の撮像信号のみから得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1に基づき生成される画像データと比べ、色再現性、並びに解像感度の高い撮影画像のデータとなる。その結果、高品質の撮影画像を得ることができる。特に色再現性については、被写体に緑色の領域が存在する場合には、その領域の色再現性を確実に向上させることができる。
また、上記とは異なり、DSP48は撮影状況が夜間であると判断した場合(ステップSB4:夜間)、第1の撮像信号から得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1のうち、G成分の信号値のみを、第1の撮像信号から得られた信号値G1と、第2の撮像信号から得られた信号値G2とを平均した値((G1+G2)/2)に置き換え、その画素信号値(R1,((G1+G2)/2),B1)に対してYUV変換を行う(ステップSB6)。
これにより、DSP48は、各画素の輝度信号値Y、及び色差信号値U,Vからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。そして、DSP48は生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSB7)。
ここで、ステップSB6の処理に際し、輝度信号値を上記のように置き換える理由は以下の通りある。
すなわち第1の実施形態で述べたように、第2の撮像信号には、通常の単板撮像方式で得られる撮像信号と比較し、撮影感度の増加分に応じた分のノイズが存在する。したがって、通常モードの場合と同様に単にG成分の信号値を第2の撮像信号から得られた信号値G2に置き換えると、解像感度を上げることができる反面、ノイズが目立った画像データしか得ることができない。
係ることから夜間の撮影においては、前述したようにYUV変換以前の段階のG成分の信号値を、第1の撮像信号から得られた信号値G1と、第2の撮像信号から得られた信号値G2とを平均した値((G1+G2)/2)とする。これにより、ノイズが顕在化することを回避することができる。
したがって、最終的な画像データにおいてノイズが生じている画素の数それ自体に変化はないが、ノイズの度合は、第2の撮像信号から得られたG成分の信号値G2をそのまま採用する場合に比べ大幅に減少させることができる。その結果、通常の単板撮像方式で得られるものと比較し、遜色のない低ノイズの撮影画像を得ることができる。
以上のように本実施形態においても、第1の実施形態と同様、2つの撮像素子を備えた構成において、撮影状況を昼間と判断した場合と、夜間と判断した場合においては、撮影時に異なる撮像処理を行うようにした。よって、被写体の明るさが大きく異なる場合であっても、係る撮影状況の違いに左右されることなく、より高品位の撮影画像を得ることができる。
しかも、本実施形態においても、撮像処理の内容の違いは、画像データの生成過程における各画素の成分信号値の取得に使用する画素信号値の違いである。すなわち画像データの輝度信号値Y、色差信号値U,Vの取得に、第2の撮像信号から得られた信号値G2を使用するか、又は第1の撮像信号から得られた信号値G1と、第2の撮像信号から得られた信号値G2とを平均した値((G1+G2)/2)とするかの違いのみである。よって、本実施形態においても、高品位の撮影画像を極めて簡単な信号処理によって得ることができる。
なお、本実施形態についても、第1の実施形態と同様、撮影状況が昼間であるか夜間であるかの別は必ずしも自動で行う必要はなく、撮影時にユーザにより設定されている撮影モードから判断してもよく、具体的な判断手法等は任意である。また、本実施形態において説明したDSP48による信号処理も制御部2に行わせることもできる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、図1に示した構成のデジタルカメラ1において、撮像部4が、第1の実施形態で図2(a)に示したものと異なり、図6(a)に示した構成を有するものである。
すなわち本実施形態においては、第2の撮像素子43の感光面にカラーフィルタが設けられておらず、第2の撮像素子43とハーフプリズム41との間には、図6(b)に示した回転フィルタ板51が設けられている。
回転フィルタ板51は、周方向に3分割された領域にRGBの各色のカラーフィルタ51a,51b,51cが設けられるとともに、モータ52によって適宜回転される。モータ52の動作は制御部2によって制御されており、制御部2の指示に応じてモータ52が回転フィルタ板51の回転位置を変化させることにより、RGBのいずれか1色のカラーフィルタが第2の撮像素子43に適用される。
なお、他の構成については、図2(a)に示したものと同一であるため、同一部分に同一の符号を付すことにより説明を省略する。
以下、本実施形態のデジタルカメラの本発明に係る動作を図7のフローチャートに従って説明する。図7は、本実施形態の撮影時における動作の要部を示したフローチャートである。
以下説明すると、本実施形態においては、例えばユーザによりシャッターが押された時の撮影時には、制御部2がまず撮影状況を判断する(ステップSC1)。具体的に説明すると、制御部2は、撮影直前に第1の撮像素子42により撮像され、表示部7においてライブビュー画像として表示していた撮影画像のRGBの色成分情報から、撮影対象の色調に関する撮影状況が判断される。
すなわち制御部2は、撮影画像においてB成分の占める割合が規定以上であれば、撮影対象の色調が青みがかった青系の色調であると判断し、G成分の占める割合が規定以上であれば、撮影対象の色調が緑色がかった緑系の色調であると判断し、R成分の占める割合が規定以上であれば、撮影対象の色調が赤みがかった赤系の色調であると判断する。
そして、制御部2は、撮影対象の色調が上記のいずれにも該当しない場合には、(図7で「その他」)、直ちに第1の撮像素子42のみを露光させ、第1の撮像素子42に蓄積された撮像信号(電荷信号)を画像処理エンジン45へ転送する(ステップSC2)。
画像処理エンジン45へ転送された撮像信号は、第1のAFE46,47において増幅、A/D変換され、その後、DSP48により通常の信号処理が行われる。
すなわち、DSP48は、第1撮像素子42により得られたA/D変換後の第1の撮像信号に対してデモザイク処理を行い、各画素のRGB値を周辺画素から補間し、各画素の画素値R1,G1,B1からなる画素信号を生成する(ステップSC3)。
次に、DSP48は、生成した画素信号値R1,G1,B1から、所定の変換式に基づくYUV変換を行い、各画素の輝度信号値Y、及び色差信号値U,Vを取得する(ステップSC4)。しかる後、DSP48は、生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSC17)。
したがって、制御部2において、撮影対象の色調が青系、緑系、赤系のいずれにも該当しないと判断された場合には、撮影画像として通常の単板撮像方式で得られるものと同様の品質の撮影画像が得られることとなる。
一方、上記とは異なり、制御部2は、例えば撮影対象が「青空」や「海」のときのように、その色調が青系であると判断した場合には、制御部2が回転フィルタ板51を所定の位置に回転させて第2の撮像素子43にBのカラーフィルタを適用する(ステップSC5)。
また、制御部2は、例えば撮影対象が「草原」のときのように、その色調が緑系であると判断した場合には、第2の撮像素子43にGのカラーフィルタを適用する(ステップSC6)。
さらに、制御部2は、例えば撮影対象が「夕景」のときのように、その色調が赤系であると判断した場合には、第2の撮像素子43にBのカラーフィルタを適用する(ステップSC7)。
なお、図7には省略したが制御部2は、前述したステップSC5〜SC7の各々の処理においては、第2の撮像素子43に適用したフィルタ色を示す情報をDSP48へ供給する。
引き続き、制御部2は、第1の撮像素子42、及びRGBのいずれか1色のカラーフィルタが適用された状態の第2の撮像素子43を露光させ、第1及び第2の撮像素子42,43に蓄積された撮像信号(電荷信号)を画像処理エンジン45へ転送する(ステップSC8)。なお、第1の撮像素子42及び第2の撮像素子43の露光時間は第1の実施形態で既説した通りである。
画像処理エンジン45へ転送された撮像信号は、第1及び第2のAFE46,47において増幅、A/D変換され、以後、DSP48によって以下の信号処理が行われる。
まず、DSP48は、第1撮像素子42により得られたA/D変換後の第1の撮像信号に対してデモザイク処理を行い、各画素のRGB値を周辺画素から補間し、各画素の画素値R1,G1,B1からなる画素信号を生成する(ステップSC9)。
次に、DSP48は、制御部2から事前に供給されているフィルタ色の情報から、第2の撮像素子43に適用されているフィルタ色を確認する(ステップSC10)。
そして、DSP48は、フィルタ色がBであったときには(ステップSC10:B)、第2撮像素子43により得られたA/D変換後の第2の撮像信号から、各画素の信号値をB成分の信号値B2として取得する(ステップSC11)。
次に、第1の撮像信号から得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1のうち、B成分の信号値のみを第2の撮像信号から得られた信号値B2に置き換え、その画素信号値(R1,G1,B2)に対してYUV変換を行う(ステップSC12)。これにより、DSP48は、各画素の輝度信号値Y、及び色差信号値U,Vからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。しかる後、DSP48は生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSC17)。
ここで、ステップSC16において生成される画像データにおいては、YUV変換に使用したB成分の信号値が、第2の撮像素子43の実在する電変換素子によって得られた実画素の信号値であるため、第1の撮像信号のみから得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1に基づき生成される画像データと比べ、色再現性の高い撮影画像のデータとなる。特に、青い部分により高い色再現性が確保された撮影画像のデータとなる。その結果、例えば撮影対象が「青空」や「海」であった場合には、青空部分や海部分の色がより忠実に再現された高品質の撮影画像を得ることができる。
また、DSP48は、上記とは異なりフィルタ色がGであったときには(ステップSC10:G)、第2撮像素子43により得られたA/D変換後の第2の撮像信号から、各画素の信号値をG成分の信号値G2として取得する(ステップSC13)。
次に、第1の撮像信号から得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1のうち、G成分の信号値のみを第2の撮像信号から得られた信号値G2に置き換え、その画素信号値(R1,G2,B1)に対してYUV変換を行う(ステップSC14)。これにより、DSP48は、各画素の輝度信号値Y、及び色差信号値U,Vからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。しかる後、DSP48は生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSC17)。
ここで、ステップSC14において生成される画像データにおいては、YUV変換に使用したG成分の信号値が、第2の撮像素子43の実在する電変換素子によって得られた実画素の信号値であるため、第1の撮像信号のみから得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1に基づき生成される画像データと比べ、色再現性の高い撮影画像のデータとなる。特に、緑色の部分により高い色再現性が確保できる。しかも、G成分の画素信号値は、輝度信号に寄与する割合が大きいため、解像感度の高い撮影画像のデータとなる。その結果、
例えば撮影対象が「草原」であった場合には、草部分の色がより忠実に再現され、かつ解像感度の高い高品質の撮影画像を得ることができる。
さらに、DSP48は、上記とは異なりフィルタ色がRであったときには(ステップSC10:R)、第2撮像素子43により得られたA/D変換後の第2の撮像信号から、各画素の信号値をR成分の信号値R2として取得する(ステップSC15)。
次に、DSP48は、第1の撮像信号から得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1のうち、R成分の信号値のみを第2の撮像信号から得られた信号値R2に置き換え、その画素信号値(R2,G1,B1)に対してYUV変換を行う(ステップSC16)。これにより、DSP48は、各画素の輝度信号値Y、及び色差信号値U,Vからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。しかる後、DSP48は生成した画像データを制御部2へ出力する(ステップSC17)。
ここで、ステップSC16において生成される画像データにおいては、YUV変換に使用したR成分の信号値が、第2の撮像素子43の実在する電変換素子によって得られた実画素の信号値であるため、第1の撮像信号のみから得られた各画素の画素信号値R1,G1,B1に基づき生成される画像データと比べ、色再現性の高い撮影画像のデータとなる。特に、赤い部分により高い色再現性が確保された撮影画像のデータとなる。その結果、
例えば撮影対象が「夕景」であった場合には、赤みがかった空部分の色がより忠実に再現された高品質の撮影画像を得ることができる。
以上のように本実施形態においては、第2の撮像素子43に複数色のカラーフィルタを適用可能とし、かつ適用するカラーフィルタのフィルタ色を、撮影対象の色調といった撮影状況の違いに応じて変更するとともに、撮影状況が異なる場合には、撮影時に異なる撮像処理を行うようにした。よって、撮影対象の色調が異なる場合であっても、係る撮影状況の違いに左右されることなく、より高品位の撮影画像を得ることができる。
また、本実施形態では、適用するフィルタ色をR,G,Bの各色としたことから、撮影対象が例えば「青空」や「海」、「草原」や「夕景」である場合の撮影時により高品位の撮影画像を得ることができる。
しかも、本実施形態においても、撮像処理の内容の違いは、画像データの生成過程における各画素の成分信号値の取得に使用する画素信号値の違いである。すなわち画像データの輝度信号値Y、色差信号値U,Vの取得に際して、第2の撮像信号から得られる画素信号値を、RGBのいずれの色の画素信号値として使用するかの違いのみである。よって、本実施形態においても、高品位の撮影画像を極めて簡単な信号処理によって得ることができる。
なお、本実施形態においては、制御部2が、撮影状況として撮影対象の色調が青系、緑系、赤系のいずれかに該当するか否かを、第1の撮像素子42によって撮像された画像から自動的に判断する構成について説明した。
しかし、撮影時における撮影状況の判断は、例えばデジタルカメラに、複数の撮影シーンの中からユーザに任意の撮影シーンを選択させ、選択された撮影シーンにそれぞれ応じた撮影条件での撮影を行うような撮影モードが設けられている構成であれば、ユーザにより選択された撮影シーンに基づいて撮影状況(撮影対象の色調)を判断するようにしてもよい。その場合には、撮影状況を自動で判別する処理を省略することができる。
また、その場合には、各々の撮影シーンに応じた撮影条件を示す撮影条件データとして、撮影時における第2の撮像素子43の使用の有無、及び第2の撮像素子43を使用する場合に適用すべきカラーフィルタの色の情報を予め設定しておけばよい。
また、本実施形態においても、前述したDSP48による信号処理は、制御部2に行わせる構成とすることができる。
また、回転フィルタ板51と第2の撮像素子の組み合わせに換えて、RGBの各色のカラーフィルタを備えた3の独立した撮像素子とし、撮影シーンに応じて3の独立した撮像素子からの画像信号を使用するようにしてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態、及びその変形例について説明したが、これらは本発明の作用効果が得られる範囲内であれば適宜変更が可能であり、変更後の実施形態も特許請求の範囲に記載された発明、及びその発明と均等の発明の範囲に含まれる。以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
異なるカラーフィルタを備えた複数の撮像素子と、
撮影状況を判断する判断手段と、
前記複数の撮像素子により得られた異なる撮像信号に基づいて画像データを生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段による前記画像データの生成時に、前記判断手段により判断された撮影状況に応じて予め決められている異なる内容の撮像信号処理を行わせる信号処理制御手段と
を備えたことを特徴とする撮像装置。
[請求項2]
前記撮像信号処理の内容の違いは、前記画像生成手段による画像データの生成過程における各画素の成分信号値の取得に使用する前記複数の撮像素子間の画素信号値の組み合わせの違いであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
[請求項3]
前記撮像信号処理の内容は、前記画像データにおける各画素の輝度値の生成処理、又は各画素の輝度値及び色差成分値の生成処理のいずれか一方に関する処理内容であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
[請求項4]
前記複数の撮像素子は、RGBの各色が配置された単板式の撮像方式で使用されるカラーフィルタが設けられた第1の撮像素子と、単色のカラーフィルタが設けられた第2の撮像素子であることを特徴とする請求項1又は2,3記載の撮像装置。
[請求項5]
前記第2の撮像素子に設けられたカラーフィルタの色は無色であることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
[請求項6]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況としての、被写体の明るさに応じて、前記画像生成手段による前記画像データの生成時に、前記判断手段により判断された撮影状況に応じて予め決められている異なる内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
[請求項7]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、被写体の明るさが所定の基準以上であると判断できる第1の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値の生成処理に際し、各画素の輝度値として前記第2の撮像素子により得られた撮像信号における輝度値を採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
[請求項8]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、被写体の明るさが所定の基準未満であると判断できる第2の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値の生成処理に際し、各画素の輝度値として、前記第1の撮像素子により得られた撮像信号に基づく輝度値と前記第2の撮像素子から得られた撮像信号における輝度値とを平均した輝度値を採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
[請求項9]
前記第2の撮像素子に設けられたカラーフィルタの色は前記RGBのうちのGであることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
[請求項10]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況としての、被写体の明るさに応じて、前記画像生成手段による前記画像データの生成時に、前記判断手段により判断された撮影状況に応じて予め決められている異なる内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
[請求項11]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、被写体の明るさが所定の基準以上であると判断できる第1の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値及び色差成分値の生成処理に際し、各画素のR成分及びB成分の画素値として前記第1の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値を採用し、かつ各画素のG成分の画素値として前記第2の撮像素子により得られた撮像信号における画素値を採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
[請求項12]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、被写体の明るさが所定の基準未満であると判断できる第2の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値及び色差成分値の生成処理に際し、各画素のR成分及びB成分の画素値として前記第1の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値を採用し、かつ各画素のG成分の画素値として、前記第1の撮像素子により得られた撮像信号における画素値と前記第2の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値とを平均した輝度値を採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
[請求項13]
前記複数の撮像素子は、RGBの各色が配置された単板式の撮像方式で使用されるカラーフィルタが設けられた第1の撮像素子と、異なる色のカラーフィルタが適用可能な第2の撮像素子であり、
前記第2の撮像素子に選択的に適用される互いに色が異なる複数のカラーフィルタを含むカラーフィルタ手段と、
前記カラーフィルタ手段における複数のカラーフィルタのうちで、前記判断手段により判断された撮影状況に応じて予め決められている所定の色のカラーフィルタを前記第2の撮像素子に適用させるフィルタ制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項2乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
[請求項14]
前記カラーフィルタ手段における複数のカラーフィルタの各々の色はRGBの各色のいずれかであることを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
[請求項15]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、前記画像データを生成に前記第2の撮像素子により得られた撮像信号の使用が不要であると判断できる第1の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値及び色差成分値の生成処理に際し、各画素のRGBの各色の画素値として前記第1の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値のみを採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項14記載の撮像装置。
[請求項16]
前記信号処理制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、前記画像データを生成に前記第2の撮像素子により得られた撮像信号の使用が有効であると判断できる第2の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値及び色差成分値の生成処理に際し、各画素の前記所定の色以外の2色の画素値として前記第1の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値を採用し、かつ各画素の前記所定の色の画素値として、前記第2の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値を採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項14又は15記載の撮像装置。
[請求項17]
前記判断手段は、撮影に際して使用者に設定されている撮影状況を示す任意の設定情報に基づいて撮影状況を判断することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の撮像装置。
[請求項18]
撮影状況を判断する判断工程と、
異なるカラーフィルタを備えた複数の撮像素子により得られた異なる撮像信号に基づいて画像データを生成する画像生成工程と
を含み、
前記画像生成工程による前記画像データの生成時では、前記判断工程により判断された撮影状況に応じて予め決められている異なる内容の撮像信号処理を行う
ことを特徴とする撮像方法。
[請求項19]
異なるカラーフィルタを備えた複数の撮像素子を有する撮像装置が有するコンピュータを、
撮影状況を判断する判断手段と、
前記複数の撮像素子により得られた異なる撮像信号に基づいて画像データを生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段による前記画像データの生成時に、前記判断手段により判断された撮影状況に応じて予め決められている異なる内容の撮像信号処理を行わせる信号処理制御手段と
して機能させることを特徴とするプログラム。
1 デジタルカメラ
2 制御部
3 レンズ部
4 撮像部
5 画像記憶部
6 プログラム記憶部
7 表示部
8 操作部
9 電源部
41 ハーフプリズム
42 第1の撮像素子
42a カラーフィルタ
43 第2の撮像素子
43a カラーフィルタ
43b カラーフィルタ
45 画像処理エンジン
46 第1のAFE
47 第2のAFE
48 DSP
51 回転フィルタ板
51a カラーフィルタ
51b カラーフィルタ
51c カラーフィルタ
52 モータ

Claims (7)

  1. RGBの各色が配置された単板式の撮像方式で使用されるカラーフィルタが設けられた第1の撮像素子と、異なる色のカラーフィルタが適用可能な第2の撮像素子とにより得られた2つの撮像信号を用いて画像データを生成する画像生成手段と、
    前記第2の撮像素子に選択的に適用される互いに色が異なる複数のカラーフィルタを含むカラーフィルタ手段と、
    撮影状況を判断する判断手段と、
    前記カラーフィルタ手段における複数のカラーフィルタのうちで、前記判断手段により判断された撮影状況に応じて予め決められている所定の色のカラーフィルタを前記第2の撮像素子に適用させるフィルタ制御手段と、
    前記判断手段によって判断された撮影状況に応じて、前記2つの撮像信号を用いて画像データを生成するよう前記画像生成手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像データ生成装置。
  2. 前記カラーフィルタ手段における複数のカラーフィルタの各々の色はRGBの各色のいずれかであることを特徴とする請求項に記載の画像データ生成装置。
  3. 前記制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、前記画像データを生成に前記第2の撮像素子により得られた撮像信号の使用が不要であると判断できる第1の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値及び色差成分値の生成処理に際し、各画素のRGBの各色の画素値として前記第1の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値のみを採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項記載の画像データ生成装置。
  4. 前記制御手段は、前記判断手段により判断された撮影状況が、前記画像データを生成に前記第2の撮像素子により得られた撮像信号の使用が有効であると判断できる第2の撮影状況である場合、前記画像生成手段に、前記画像データにおける各画素の輝度値及び色差成分値の生成処理に際し、各画素の前記所定の色以外の2色の画素値として前記第1の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値を採用し、かつ各画素の前記所定の色の画素値として、前記第2の撮像素子により得られた撮像信号に基づく画素値を採用する内容の撮像信号処理を行わせることを特徴とする請求項又は記載の画像データ生成装置。
  5. 前記判断手段は、撮影に際して使用者によって設定されている撮影状況を示す任意の設定情報に基づいて撮影状況を判断することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像データ生成装置。
  6. RGBの各色が配置された単板式の撮像方式で使用されるカラーフィルタが設けられた第1の撮像素子と、異なる色のカラーフィルタが適用可能な第2の撮像素子とにより得られた2つの撮像信号を用いて画像データを生成する画像生成ステップと、
    撮影状況を判断する判断ステップと、
    前記第2の撮像素子に選択的に適用される互いに色が異なる複数のカラーフィルタのうちで、前記判断ステップにて判断された撮影状況に応じて予め決められている所定の色のカラーフィルタを前記第2の撮像素子に適用させるフィルタ制御ステップと、
    前記判断ステップにて判断された撮影状況に応じて、前記画像生成ステップにて前記2つの撮像信号を用いて画像データを生成するよう制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする画像データ生成方法。
  7. RGBの各色が配置された単板式の撮像方式で使用されるカラーフィルタが設けられた第1の撮像素子と、異なる色のカラーフィルタが適用可能な第2の撮像素子とにより得られた2つの撮像信号を用いて画像データを生成する画像データ生成装置が有するコンピュータを、
    撮影状況を判断する判断手段、
    前記第2の撮像素子に選択的に適用される互いに色が異なる複数のカラーフィルタのうちで、前記判断手段によって判断された撮影状況に応じて予め決められている所定の色のカラーフィルタを前記第2の撮像素子に適用させるフィルタ制御手段、
    前記判断手段によって判断された撮影状況に応じて、前記2つの撮像信号を用いて画像データを生成するよう制御する制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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