JP6546790B2 - 補聴器のためのインターフェース回路及び方法 - Google Patents

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Description

本開示は、補聴器に関する。より詳しくは、本開示は、複数の集積電子回路を備える補聴器に関する。
現代の補聴器は、補聴器の物理的サイズをできる限り小さく保ちながら、補聴器の所望の機能を果たすのに必要な回路を収容するために、超大規模集積電子回路を備える。これは、補聴器の半導体コンポーネントを含有するチップ又はダイもまた、補聴器筺体内にちょうど収めるために、できる限り小さくしなければならないことを意味する。同時に、回路は、補聴器に電力を供給する電池の寿命を長くするために、電力をできる限り少ししか使用しないように最適化する必要がある。
いくつかの実際的な問題のために、回路をいくつかのシリコン・ダイに分散させて、例えばチップごとにボンディングされた電気的接続の形で、異なるシリコン・ダイ又はチップ上に存在する回路の部分間に相互接続を提供することが、しばしば必要である。これらのボンディングのためのインターフェース終端は、パッドを示すより大きい金属化エリアとして各チップ上に提供される。アセンブリの際に、同じ基板上の異なるチップのパッドは、ボンディング・ワイヤによって、例えばボンディング・ワイヤをパッドにはんだ付け又は超音波溶接し、ワイヤ端部とパッドとの間に電気的接続を形成することによって、相互接続される。アセンブリ工程で使用されるワイヤ及びパッドは通常、腐食に耐える金又は他の貴金属から作られる。デジタル信号を確実に個別のチップ間で転送する場合、主にインターフェース・パッドならびに関連するコンポーネント及び接続によって持ち込まれる寄生容量のために、通常多くの電力が、チップで消費される。チップ上に存在する半導体素子は典型的には、静電放電(ESD)に敏感なMOSFETトランジスタであるので、特別なESD保護回路を含めることもまた、チップを他のチップに又は周辺コンポーネントに接続するときに必須である。しかしながら、ESD保護回路もまた、インターフェース・パッド回路の寄生容量に寄与する。
デジタル補聴器回路は、例えばパワー・オン・リセットが行われている間(このときパッドは、通常の動作のために使用される論理電圧レベルよりも高い初期論理電圧レベルでの電気通信を一時的に提供することがある)、二以上の論理電圧レベルで動作できること好ましい。回路のすべての部分が通常の動作をしているときは、パッドが提供する電圧レベルは低いことが好ましく、例えば初期電圧レベルの半分の電圧まで下げられてもよい。従って、インターフェース・パッドは、必要なときはいつでも、これらの電圧をそれに接続された回路に伝達することができなければならない。補聴器回路のための論理電圧レベルは、0.5ボルトから約3ボルトに及ぶこともある。
半導体チップ・コンポーネントからの電気信号を、半導体チップ・コンポーネントの外部のコンポーネントに伝達するように構成されるインターフェース・パッド回路が考案される。インターフェース・パッド回路は、制御回路と、複数の半導体素子と、接続パッドとを備える。複数の半導体素子の各々の半導体素子は、バルク端子を有し、制御回路によって制御され、論理ゼロ電圧レベル及び複数の特定の非ゼロ論理電圧レベルを接続パッドに提供するように構成される。複数の提供される論理電圧レベルの最高電圧レベルは、非ゼロ論理電圧レベルを提供する各々の半導体素子のバルク端子に印加される。
この構成は、強化された駆動力及び複数の異なる非ゼロ論理電圧レベルを提供する能力をチップに与える。インターフェース・パッド回路の一つ又は複数の実施形態では、MOSFETトランジスタの形での三つの半導体素子の組は、要求に応じて高い電圧レベル又は低い電圧レベルをインターフェース・パッドに提供するために、論理制御回路によって制御される。第1のPMOSトランジスタは、高い電圧レベルを制御し、NMOSトランジスタは、論理「ゼロ」電圧レベル(すなわち、0ボルト)を制御し、第2のPMOSトランジスタは、低い電圧レベルを制御する。NMOSトランジスタ及び第1のPMOSトランジスタは両方とも、トランジスタのしきい値能力を保つために、それらのバルク端子がそれぞれのソース端子に恒久的に接続されている。しかしながら、第2のPMOSトランジスタは、そのバルク端子が高い電圧レベルに接続されている。3つのトランジスタはすべてそれらのドレイン端子がパッド出力端子に接続されており、所望された論理電圧をそれに接続された外部コンポーネントに提供する。
仮に低い電圧レベルを提供する第2のPMOSトランジスタでも、第1のPMOSトランジスタと同様にそのソース端子がそのバルク端子に接続されているならば、この構成は、低い電圧と高い電圧との間の電圧差が第2のPMOSトランジスタのしきい値電圧Vを超えることに起因して、第1のPMOSトランジスタがオンになり、第2のPMOSトランジスタがオフになるときはいつでも、第2のPMOSトランジスタに存在するドレイン−バルク・ダイオードが、電流を通すという状況につながることになる。従って、第2のPMOSトランジスタのバルク端子は、ドレイン端子とバルク端子との間の電圧差をしきい値電圧よりも小さくするために、高い電圧に接続する必要がある。しかしながら、この構成は、第2のPMOSトランジスタのしきい値電圧の低下につながる。
高いバルク電圧ポテンシャルから生じる第2のPMOSトランジスタのしきい値の低下を防ぐために、この実施形態は、バルク電圧が今はトランジスタのソース電圧よりも高いという事実に起因して、特別に設計されたPMOSトランジスタを利用する必要がある。第2のPMOSトランジスタのしきい値が、低下するときは、トランジスタのドレイン−ソースのオン抵抗RDSをその最大許容値より低く保つために、トランジスタは、物理的にはるかにより広く(最悪の場合で15倍に至るまで広く)しなければならない。
スイッチング回路の動的所要電力は、次式によって与えられる。
Figure 0006546790
ここでVは、論理「1」電圧レベルを示し、fは、スイッチング周波数であり、Cは、スイッチング回路の静電容量である。ここでいう用語「回路」は、大きい複合回路だけでなく、単一の半導体素子も含み得る。方程式(1)から、動的電力が電圧の二乗で増加するので、トランジスタでの動的電力散逸を最小限にするためには、電圧レベルVをできる限り低くすべきであることは、明らかであろう。言い換えれば、前に論じたように、第2のPMOSトランジスタの静電容量は物理的な幅が大きくなるほど大きくなり、また、しきい値電圧Vは補聴器回路の残りの部分の通常の電圧より高くなるので、この設計は結局、チップ上でより大きいスペースを占め、多くの動的電力を費やすことになる。
もし第2のPMOSトランジスタのドレイン−ソースのオン抵抗が高すぎるならば、それは、トランジスタが提供できる電流に制限を加えることになり、その結果、インターフェース・パッド回路の駆動力は低すぎることになる。この実施形態では、これは、物理的により大きいトランジスタを使用する結果として、トランジスタがチップ上で使用する面積の増加ならびにより大きい寄生容量及びゲート容量に起因する動的電力の増加を犠牲にして、より広いトランジスタ設計を利用することによって軽減できるだけである。
それ故に、これらの問題を低減する又は除去するインターフェース・パッド回路設計の必要性が、存在する。インターフェース・パッド回路の動的所要電力を低く保つために、より小さいトランジスタ設計を利用することができる代替実施形態が、下記で述べられる。
さらに、インターフェース・パッド回路が考案される。このインターフェース・パッド回路は、複数の非ゼロ論理電圧の一つを各々の半導体素子のバルク端子に選択的に提供するように構成される制御回路をさらに有する。特定の半導体素子のバルク端子に提供される前記電圧の少なくとも一つは、その特定の半導体素子が提供する論理電圧レベルに実質的に等しく、同じ半導体素子のバルク端子に提供される前記電圧の少なくとも別の一つは、インターフェース・パッドに給電する任意の半導体素子が提供する最高論理電圧レベルに実質的に等しい。
本明細書で使用される場合、用語「実質的に等しい」、又は「実質的に同じ」、その他の同様の用語などは、10%より大きくは異ならない二つの事項を指す。例えば、もし電圧又は電圧レベルが、別の電圧もしくは電圧レベル「に実質的に等しい」又は「と実質的に同じである」と述べられるならば、それは、二つの電圧又は二つの電圧レベルが、10%より大きくは異ならないことを意味する(例えば、二つの電圧又は電圧レベルは、9%、5%、3%、1%だけ異なることもあり、等しいこともあり、などである)。
よって、このインターフェース・パッド回路では、各々半導体素子のバルク端子に、二つのバルク・バイアス電圧の一つが提供される。もし半導体素子が、MOSトランジスタとして具体化されるならば、MOSトランジスタのドレイン−バルク・ダイオードは、バルク・バイアス電圧が印加されるときは閉じたままであり、すなわち、過電流は引き出されず、MOSトランジスタのオン抵抗RDSは十分に低いままであり、それにより幅広のトランジスタを利用する必要がない。これは、出力パッドの所望される駆動力を維持しながら、所望される論理電圧レベルをチップに提供するために、より小さいトランジスタ・デバイスを使用することを可能にする。前に述べたように、より小さいMOSトランジスタはまた、より小さい固有容量、したがってより低い動的所要電力という付加的恩恵も有する。
例示的なインターフェース・パッド回路では、制御回路は、特定の半導体素子がそれに関連付けられた非ゼロ論理電圧レベルをインターフェース・パッドに提供しているときは、その特定の半導体素子が提供する電圧レベルに実質的に等しい非ゼロ電圧レベルをその特定の半導体素子のバルク端子に印加し、インターフェース・パッドの任意の他の半導体素子がその論理電圧レベルをインターフェース・パッドに提供しているときは、インターフェース・パッドに給電している任意の半導体素子が提供する最高論理電圧レベルを前記特定の半導体素子のバルク端子に印加するように構成される。
この実施形態は、高い駆動力、低い動的電力消費及びシリコン・チップ上の適度な物理的スペース要求を維持しながら、インターフェース・パッド回路が任意の数の非ゼロ論理電圧レベルを提供することを可能にする。
主題の開示はまた、超小型電子集積回路のインターフェース・パッドを動作させる方法にも関する。この方法は、超小型電子回路を準備するステップを含む。前記回路は、論理電圧レベルをそれぞれ制御する複数の半導体素子を備える。複数の半導体素子の各々の半導体素子には、二つのバルク・バイアス電圧の一つが提供される。第1のバルク・バイアス電圧は、特定の半導体素子が提供する論理電圧レベルに実質的に等しく、第2のバルク・バイアス電圧は、インターフェース・パッドの任意の半導体素子が提供する最高論理電圧レベルに実質的に等しい。第1のバルク・バイアス電圧は、特定の半導体素子がその半導体素子に対応する論理電圧レベルを制御しているときに、その特定の半導体素子のバルク端子に提供される。第2のバルク・バイアス電圧は、インターフェース・パッドの任意の他の半導体素子が当該他の半導体素子に対応する論理電圧レベルを制御しているときに、前記特定の半導体素子のバルク端子に提供される。
それ故に、超小型電子回路のインターフェース・パッドを動作させる方法が考案される。この方法により、インターフェース・パッドは、各々の半導体素子へのバルク・バイアス電圧を制御することによって、他の超小型電子回路への入力を複数の論理電圧レベルで駆動することが可能となる。従って、この方法は、補聴器での電子回路を動作させるのに特に興味深い。各半導体素子に二つの異なるバルク・バイアス電圧の選択を提供することによって、特定の半導体素子のリーク電流はそれ故に、インターフェース・パッドが、その特定の半導体素子が提供する論理電圧と異なる論理電圧を提供するように構成されるとき、最小限にできる。インターフェース・パッドの各々の半導体素子はまた、この構成の結果として、より小さくでき、それ故にインターフェース・パッドの動的所要電力を低減する。本方法は特に、物理的スペース及び利用できる電力が厳しく制限される補聴器での使用を目的とする超小型電子回路のインターフェース・パッドに関連する。
インターフェース・パッド回路は、半導体チップ・コンポーネントからの電気信号を半導体チップ・コンポーネントの外部のコンポーネントに伝達するように構成され、制御回路と、各々がバルク端子を有するとともに制御回路によって制御される複数の半導体素子と、接続パッドとを含む。複数の半導体素子の少なくとも二つは、複数の非ゼロ論理電圧レベルを接続パッドに提供するように構成され、複数の提供される論理電圧レベルの最高電圧レベルは、非ゼロ論理電圧レベルを提供する半導体素子のうちの少なくとも二つのバルク端子に印加される。
制御回路は、非ゼロ論理電圧レベルを提供する半導体素子のうちの少なくとも二つのバルク端子に電圧レベルを印加するように構成されてもよい。制御回路が印加するその電圧レベルは、前記複数のうちの最高電圧レベルに対応する。オプションとして、半導体素子の少なくとも一つは、論理ゼロ電圧レベルを提供するように構成される。
オプションとして、制御回路は、第1の非ゼロ論理電圧又は第2の非ゼロ論理電圧を、複数の半導体素子のうちの一つのバルク端子に選択的に提供するように構成される。第1の非ゼロ論理電圧は、当該一つの半導体素子が提供する論理電圧レベルに実質的に等しく、第2の非ゼロ論理電圧は、複数の半導体素子のうちの別の一つが提供する最高論理電圧レベルに実質的に等しい。
オプションとして、制御回路は、複数の半導体素子のうちの一つがそれに関連付けられた非ゼロ論理電圧レベルをインターフェース・パッドに提供しているときは、第1の非ゼロ論理電圧を当該一つの半導体素子のバルク端子に印加するように構成され、制御回路は、複数の半導体素子のうちの別の一つがそれに関連付けられた論理電圧レベルをインターフェース・パッドに提供しているときは、第2の非ゼロ論理電圧を前記一つの半導体素子のバルク端子に印加するように構成される。
オプションとして、制御回路が印加する電圧レベルは、複数の非ゼロ論理電圧レベルの最高電圧レベルと同じ又は実質的に同じである。
オプションとして、インターフェース・パッド回路はさらに、制御回路が制御する複数の半導体素子のうちの一つのバルク端子に第1のバルク・バイアス電圧を供給するように構成される第1のスイッチを含む。
オプションとして、インターフェース・パッド回路はさらに、制御回路が制御する前記一つの半導体素子のバルク端子に第2のバルク・バイアス電圧を供給するように構成される第2のスイッチを含む。
オプションとして、第1のスイッチのための第1の制御信号及び第2のスイッチのための第2の制御信号は、相互に排他的である。
オプションとして、第1のスイッチ及び第2のスイッチは、インターフェース・パッド回路内に設けられた超小型電子スイッチである。
オプションとして、半導体素子は、一つ又は複数のMOSトランジスタを備える。
オプションとして、制御回路は、論理入力端子、パッド・レベル制御端子、及び半導体素子を制御するための複数の出力端子を有する。
オプションとして、制御回路は、相互排他的制御信号を複数の半導体素子に提供するように構成される。
各々が論理電圧レベルを提供する複数の半導体素子を備える超小型電子集積回路を動作させる方法であって、本方法は、複数の半導体素子のうちの一つに第1のバルク・バイアス電圧又は第2のバルク・バイアス電圧を提供するステップを含む。第1のバルク・バイアス電圧は、前記一つの半導体素子が提供する論理電圧レベルに実質的に等しく、第2のバルク・バイアス電圧は、複数の半導体素子のうちの別の一つが提供する最高論理電圧レベルに実質的に等しい。第1のバルク・バイアス電圧は、前記一つの半導体素子がその対応する論理電圧レベルを提供しているときに、当該一つの半導体素子のバルク端子に提供される。第2のバルク・バイアス電圧は、複数の半導体素子のうちの別の一つがその対応する論理電圧レベルを提供しているときに、前記一つの半導体素子のバルク端子に提供される。
オプションとして、半導体素子は、MOSトランジスタを備える。
オプションとして、超小型電子集積回路は、補聴器で使用されるように構成される。
他の態様及び特徴ならびにさらなる態様及び特徴は、次の詳細な説明を読むことで明らかとなろう。
インターフェース・パッド回路の実施形態の例示的概略図である。 図1で示す実施形態についての制御信号の機能的タイミング図である。 制御されたバルク電圧接続を有するインターフェース・パッド回路の代替実施形態の例示的概略図である。 図3で示す実施形態についての制御信号の機能的タイミング図である。 3つの異なる論理電圧レベルを与えることができるインターフェース・パッド回路の実施形態の概略図である。
様々な特徴が、図を参照して以下で述べられる。図は、一定の縮尺で描かれることもあり又は描かれないこともあり、同様の構造又は機能の要素は、図全体にわたって同様の参照数字によって表されることに留意すべきである。図は、特徴の説明を容易にすることを意図するだけであることに留意すべきである。それらは、特許請求される発明の包括的な説明又は特許請求される発明の範囲への制限となることを意図していない。加えて、例示する特徴は、図示する態様又は利点をすべて有する必要はない。特定の特徴と関連して述べられる態様又は利点は、必ずしもその特徴に限定されるとは限らず、たとえそのように例示しない又はそのように明確に述べなくても、任意の他の特徴で実践されてもよい。
図1は、第1の実施形態による補聴器のための超小型電子チップのインターフェース・パッド回路1の主要部分を示す概略図である。インターフェース・パッド回路1は、制御回路2、第1のPMOSトランジスタ3、NMOSトランジスタ4、第2のPMOSトランジスタ5及びインターフェース・パッド7を備える。第1のPMOSトランジスタ3は、ゲート端子16、ソース端子17、ドレイン端子18及びバルク端子19を備え、NMOSトランジスタ4は、ゲート端子20、ソース端子21、ドレイン端子22及びバルク端子23を備え、第2のPMOSトランジスタ5は、ゲート端子24、ソース端子25、ドレイン端子26及びバルク端子27を備える。第2のPMOSトランジスタ5のゲート24は、制御信号PM2_ctrl(ローにアサートされた)を運ぶ第1の制御ライン11を介して制御回路2に接続され、第1のPMOSトランジスタ3のゲート16は、制御信号PM1_ctrl(ローにアサートされた)を運ぶ第2の制御ライン12を介して制御回路2に接続され、NMOSトランジスタ4のゲート20は、制御信号NMctrl(ハイにアサートされた)を運ぶ第3の制御ライン13を介して制御回路2に接続される。
第1のPMOSトランジスタ3のバルク端子19及びソース端子17は、第1の論理電圧VDD1を運ぶ第1の電圧ノード28に接続され、NMOSトランジスタ4のバルク端子23及びソース端子21は、共通ノードに接続され、第2のPMOSトランジスタ5のソース端子25は、第2の論理電圧VDD2を運ぶ第2の電圧ノード29に接続され、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27は、前述の第1の電圧ノード28に接続される。図1の回路では、第1の電圧ノード28の電圧VDD1は、第2の電圧ノード29の電圧VDD2よりも大きい。電圧VDD1はそれ故に、第1のPMOSトランジスタ3及び第2のPMOSトランジスタ5の両方のバルク端子に提供される。第1のPMOSトランジスタ3のドレイン18、NMOSトランジスタ4のドレイン22及び第2のPMOSトランジスタ5のドレイン26は、すべてインターフェース出力ライン15を介してインターフェース・パッド7に接続される。制御回路2はまた、インターフェース・パッド回路1の動作を制御するために、論理信号入力端子8及びVDD2_enable端子9も備える。制御回路2の論理信号入力端子8は、論理入力信号をチップの他の部分(図示せず)から受け取り、その論理入力信号は、外部コンポーネントを駆動するのに適した、それぞれ論理電圧VDD1又はVDD2としてインターフェース・パッド7を介してチップの外部のコンポーネント(図示せず)に向けられる。
図1で示すインターフェース・パッド回路1の目的は、例えば補聴器において、インターフェース・パッド回路1を備えるシリコン・チップからのデジタル電圧を、インターフェース・パッド7に接続された電気的ボンディング又はワイヤを介して、同じ基板上で隣接するチップに伝達することである。補聴器の始動手順での様々な時点における外部コンポーネントの異なるニーズに起因して、インターフェース・パッド回路1は、異なる論理レベルで、すなわち、デジタル「0」を表す0ボルト、ならびにデジタル「1」を二つの異なる論理レベルでそれぞれ表すVDD1及びVDD2で、デジタル信号を供給することができなければならない。
制御回路2は、3つの相互排他的制御信号、NMctrl、PM1_ctrl及びPM2_ctrlをそれぞれ出力する。もし制御回路2の第3の制御ライン13からの(正にアサートされた)制御信号NMctrlが、NMOSトランジスタ4のゲート端子20で受け取られるならば、インターフェース・パッド7の電圧レベルは、0ボルト、すなわち、デジタル「0」である。もし制御回路2の第2の制御ライン12からの(負にアサートされた)制御信号PM1_ctrlが、第1のPMOSトランジスタ3のゲート端子16で受け取られるならば、インターフェース・パッド7の電圧レベルは、VDD1ボルト、すなわち、高い方の論理レベルのデジタル「1」である。制御回路2の第1の制御ライン11からの(負にアサートされた)制御信号PM2_ctrlが、第2のPMOSトランジスタ5のゲート端子24で受け取られるときは、インターフェース・パッド7の電圧レベルは、VDD2ボルト、すなわち、低い方の論理レベルのデジタル「1」である。
第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27が、第1のPMOSトランジスタ3及びNMOSトランジスタ4と同様に第2のPMOSトランジスタ5のソース端子25に接続されない理由は、もしインターフェース・パッド7の電圧レベルが、低い方の論理レベルに第2のPMOSトランジスタ5のしきい値電圧Vを加えたものを上回るならば、第2のPMOSトランジスタ5のドレイン端子26とバルク端子27との間に存在する固有ダイオードは、たとえ第2のPMOSトランジスタ5のゲート24がオフとなるように意図されても、電流を通すことになり、代わりに第1の電圧ノード28が供給する電流のいくらかを直接第2の電圧ノード29に流し、それ故にさもなければインターフェース・パッド7を駆動するために使用される可能性もある電力を浪費することになるからである。これは、次式が成り立つことから、第1のPMOSトランジスタ3がオンのときの場合となる。
Figure 0006546790
Figure 0006546790
それ故に、第2のPMOSトランジスタ5のドレイン−バルク・ダイオードは、導通することになる。この構成と関連する問題を解消するために、従来技術のインターフェース・パッド回路1は、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27をVDD2の代わりにVDD1に接続される。
しかしながら、この構成は、他の問題を引き起こす。第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に存在する電圧VDD1は、第2のPMOSトランジスタ5のソース端子25に存在する電圧VDD2よりも高いので、第2のPMOSトランジスタ5がオンであるときはいつでも、第2のPMOSトランジスタ5のしきい値電圧Vは、バルク効果に起因して低下し、それ故に以下を満たす。
Figure 0006546790
ここで、VTBは、基板電圧が存在するときのしきい値電圧であり、VT0は、ソースとバルクとの間の電圧差がゼロである、すなわち、VSB=0であるときのしきい値電圧の値であり、γ及びφは、PMOSデバイス・パラメータである。方程式(4)によって示すことができるように、もしPMOSトランジスタのソース・ポテンシャルに対してPMOSトランジスタのバルク・ポテンシャルが高くなるならば、そのときしきい値電圧VTBもまた、バルク効果のために高くなる。この現象を解消し、低下したしきい値レベルから結果的に生じるより高いオン抵抗RDSを補償するための一つの方法は、第2のPMOSトランジスタ5を物理的に著しくより広くすることである。これは、インターフェース・パッド回路1に二つの有害な影響を及ぼす。第1に、より広いトランジスタは、チップ上でより大きい面積を占有し、より高い生産原価につながる。第2に、物理的により大きいトランジスタと関連し、結果として生じる寄生容量及びゲート容量の増加は、方程式(1)を参照すると、トランジスタによる動的電力消費の増加につながる。
図2は、機能的タイミング図であり、図1のインターフェース・パッド回路1の有意な電圧レベル及び相互タイミングを示す。タイミング図の最上部から下方にかけて、制御回路2を駆動する2値のデジタル入力信号、次いでVDD2_enable信号(正にアサートされた)、NMOSトランジスタ4のための制御信号NMctrl(正にアサートされた)、第1のPMOSトランジスタ3を制御する制御信号PM1_ctrl(負にアサートされた)、第2のPMOSトランジスタ5を制御する制御信号PM2_ctrl(負にアサートされた)及びインターフェース・パッド7に存在する電圧レベルが示されている。前に述べたように、VDD1は、インターフェース・パッド7の高い方の論理「1」出力レベルであり、VDD2は、インターフェース・パッド7の低い方の論理「1」出力レベルである。下記において、機能的タイミング図は左から右へ参照される。
図2の左から最初のデジタル「0」では、NMOSトランジスタ4は、オンになり、二つのPMOSトランジスタ3及び5は、両方ともオフになる。インターフェース・パッド7の電圧は、ゼロである。最初のデジタル「1」では、NMOSトランジスタ4及び第2のPMOSトランジスタ5は、両方ともオフになり、第1のPMOSトランジスタ3はオンになる。インターフェース・パッド7に存在する電圧レベルは、VDD2_enable信号がなおオフであるという事実に起因してVDD1である。二番目のデジタル「0」は、第1のデジタル「0」と同じ効果を有する。しかしながら、二番目のデジタル「1」では、VDD2_enable信号がオンであり、NMOSトランジスタ4及び第1のPMOSトランジスタ3は両方ともオフであり、第2のPMOSトランジスタ5はオンである。従って、インターフェース・パッド7に存在する電圧はVDD2である。それ故に、インターフェース・パッド回路1は、外部回路を駆動するために二つの異なる論理「1」レベルを提供することができる。
図1のインターフェース・パッド回路1は、その意図された機能を果たすけれども、それは、前述したように、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に存在するバルク電圧ポテンシャルが第2のPMOSトランジスタ5のソース端子25に存在する電圧ポテンシャルよりも高いという問題に起因して、必ずしも理想的ではない性能パラメータを有する。超小型電子回路のためのインターフェース・パッド回路についてのより効果的な最適化設計が、下記で述べられる。
インターフェース・パッド回路1’についての代替設計が、図3で開示される。図3で示すインターフェース・パッド回路1’は、次の特徴は別として、図1の回路1に似た特徴を有する。制御回路2は、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に供給されるバルク・バイアス電圧レベルを制御するために第1のバルク・バイアス制御端子33及び第2のバルク・バイアス制御端子34を有する。第1のバルク・バイアス制御端子33は、信号BVDD1を運び、第2のバルク・バイアス制御端子34は、信号BVDD2を運ぶ。高い方のバルク・バイアス電圧VDD1は、第1のバルク・バイアス制御端子33からの信号が制御する第1の電圧制御スイッチ35を介して、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に印加される。低い方のバルク・バイアス電圧VDD2は、第2のバルク・バイアス制御端子34からの信号が制御する第2の電圧制御スイッチ36を介して、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に印加される。電圧制御スイッチ35及び36は、明確にするために図3では単純なスイッチとして示されているが、実際には、制御回路2が制御するMOSトランジスタとしてオンチップで実装される。制御回路2のバルク・バイアス制御端子33及び34からの信号BVDD1及びBVDD2は、相互に排他的である。
この実施形態の効果は、インターフェース・パッド回路1’の第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に印加されるバルク・バイアス電圧レベルを、従来の簡単な仕方で制御することが可能であるということである。第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に印加されるバルク・バイアス電圧レベルを制御することによって、いくつかの恩恵が得られる。一つの恩恵は、出力パッド7の電圧ポテンシャルが、決して第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に存在する電圧ポテンシャルを超えることができず、よって方程式(3)の条件が満たされないので、第2のPMOSトランジスタ5のドレイン−バルク・ダイオードが意図せずに導通することに関連する問題が、完全に排除されるということである。別の恩恵は、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に存在する電圧ポテンシャルが、今は第2のPMOSトランジスタ5がオフであるときだけソース端子25の電圧ポテンシャルよりも高く、第2のPMOSトランジスタ5がオンであるときは、ソース端子25の電圧ポテンシャルに等しいので、第2のPMOSトランジスタ5のしきい値電圧Vの低下もまた、排除されるということである。実際、これは、第2のPMOSトランジスタ5を物理的にかなり小さくすることを可能にし、それ故に半導体デバイスが占有するチップ上の面積を低減し、その結果第2のPMOSトランジスタ5の対応する静電容量を低減し、それは次に、デバイスが消費する動的電力を低減し、それ故にエネルギーを節約する。
図4は、図3のインターフェース・パッド回路1’の電圧レベル及び相互タイミングを示す機能的タイミング図である。図4ではバルク・バイアス電圧の制御信号BVDD1及びBVDD2のためのタイミングがさらに示されているという事項を除いて、図4のタイミング図は、図2で示すタイミング図に似ている。低いバルク・バイアス電圧端子のための制御信号BVDD2は、制御信号VDD2_enableに密接して続く。制御信号BVDD1は、それと相補的であり、制御信号BVDD2がオンであるときはいつでもオフであり、逆もまた同様である。言い換えれば、高論理「1」電圧レベルが、使用されるときは、高バルク・バイアス電圧VDD1が、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に提供され、低論理「1」電圧レベルが、使用されるときは、低バルク・バイアス電圧VDD2が、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子27に提供される。
一実施形態では、インターフェース・パッド回路1’での第2のPMOSトランジスタ5の物理的サイズは、オン抵抗RDSについて妥協することなくインターフェース・パッド回路1での第2のPMOSトランジスタ5のサイズの約6〜7%までチップ上で低減されてもよい。もし補聴器チップが、他の回路への接続のために例えば図3で示す種類の4つのインターフェース・パッドを備えるならば、この構成は、チップ全体のより小さいサイズ、より高い効率及び低い電流消費にかなり寄与する。典型的な実施形態では、過剰な電力が回路によって引き出されることなく、8つ以上のインターフェース・パッドをオンチップで利用できることもある。
別の代替実施形態では、インターフェース・パッド回路は、全てが制御回路2によってすべて選択される三つ以上の異なる論理電圧レベルで外部コンポーネントを駆動する能力を有してもよい。そのような実施形態の一つは、図5に示される。このインターフェース・パッド回路1’’はさらに、第3の電圧ノード30を介してインターフェース・パッド7に論理電圧VDD3を提供する第3のPMOSトランジスタ6を有する。他の点では、インターフェース・パッド回路1’’は、図3で示すインターフェース・パッド回路1’に似た特徴を有する。電圧レベルVDD2及び電圧レベルVDD3は両方とも、電圧レベルVDD1よりも低い。第3のPMOSトランジスタ6は、制御信号PM3_ctrlを提供する第4の制御ライン14を介して、制御回路2によって制御される。第3のPMOSトランジスタ6のバルク端子は、第3の電圧制御スイッチ37及び第4の電圧制御スイッチ38が共有するノードに接続される。制御回路2はさらに、インターフェース・パッド7へ論理電圧VDD3を提供することを制御するためのVDD3_enable入力端子10と、第4の電圧制御スイッチ38を制御するための制御信号BVDD3を運ぶ制御端子32を有する。第4の電圧制御スイッチ38の目的は、インターフェース・パッド7が論理出力電圧VDD3を利用すべきときは常に、論理電圧VDD3を第3のPMOSトランジスタ6のバルク端子に提供することである。第3の電圧制御スイッチ37の目的は、インターフェース・パッド7がVDD1か又はVDD2を利用するときは常に、最高論理電圧VDD1を第3のPMOSトランジスタ6のバルク端子31に提供することである。
インターフェース・パッド7が論理出力電圧VDD1を提供するときは、第1のPMOSトランジスタ3が、制御回路2により第2の制御ライン12を介してアクティブにされる。この場合、第2のPMOSトランジスタ5及び第3のPMOSトランジスタ6のバルク端子のバルク・バイアス電圧はそれぞれ、第1の電圧制御スイッチ35及び第3の電圧制御スイッチ37を閉じることによって、VDD1に、すなわち最高バルク・バイアス電圧に設定される。
インターフェース・パッド7がVDD2を提供するときは、第2のPMOSトランジスタ5が、制御回路2により第1の制御ライン11を介してアクティブにされる。この場合、第3のPMOSトランジスタ6のバルク端子のバルク・バイアス電圧は、第3の電圧制御スイッチ37を閉じることによってVDD1に設定され、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子のバルク・バイアス電圧は、第2の電圧制御スイッチ36を閉じることによってVDD2に設定される。
インターフェース・パッド7がVDD3を提供するときは、第3のPMOSトランジスタ6が、制御回路2により第4の制御ライン14を介してアクティブにされる。この場合、第2のPMOSトランジスタ5のバルク端子のバルク・バイアス電圧は、第1の電圧制御スイッチ35を閉じることによってVDD1に設定され、第3のPMOSトランジスタ6のバルク端子のバルク・バイアス電圧は、第4の電圧制御スイッチ38を閉じることによってVDD3に設定される。
別の実施形態では、インターフェース・パッド回路は、n個(複数)のPMOSトランジスタであって、n個の対応する論理電圧レベルVDDnのうちの一つをインターフェース・パッド7に提供するように構成されたn個のPMOSトランジスタを備えてもよい。この場合、制御回路2は、n番目のPMOSトランジスタが供給する論理電圧レベルVDDnとは別の論理電圧レベルがインターフェース・パッド7に提供される場合は、最高バルク・バイアス電圧VDD1をn個のPMOSトランジスタの各々のバルク端子に印加し、論理電圧レベルVDDnが供給される場合は、バルク・バイアス電圧VDDnをn番目のPMOSトランジスタのバルク端子に印加するように構成される。
補聴器で使用するための超小型電子回路などの、電子回路のためのインターフェース・パッド回路についての簡単でかつ効果的な設計が、これによって実現されてもよい。インターフェース・パッド回路が、具体的構成及び実施形態を参照して本明細書で述べられるけれども、インターフェース・パッド回路は、決してこれらの実施形態に限定されず、請求項によって与えられる制限から逸脱することなく多くの他の方法で実現されてもよい。
特定の特徴が図示及び説明されたが、それらは、特許請求される発明の限定を意図したものではないことが理解され、特許請求される発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な変形及び変更をなし得ることは、当業者には明らかであろう。本明細書及び図面は、したがって限定的意味よりむしろ説明に役立つ意味で考慮されるべきである。特許請求される発明は、すべての代替、変更及び等価物を含むことを意図している。
本開示は、下記する項目に記載される多くの観点を含む。
[項目1]
半導体チップ・コンポーネントからの電気信号を前記半導体チップ・コンポーネントの外部のコンポーネントに伝達するように構成されるインターフェース・パッド回路であって、前記インターフェース・パッド回路は、
制御回路と、
各々がバルク端子を有するとともに前記制御回路によって制御される複数の半導体素子と、
接続パッドとを備え、
前記複数の半導体素子のうちの少なくとも二つ半導体素子は、複数の非ゼロ論理電圧レベルを前記接続パッドに提供するように構成され、
前記提供される複数の論理電圧レベルの最高電圧レベルは、前記非ゼロ論理電圧レベルを提供する前記少なくとも二つの半導体素子の前記バルク端子に印加される、インターフェース・パッド回路。
[項目2]
前記複数の半導体素子の少なくとも一つは、論理ゼロ電圧レベルを提供するように構成される、項目1に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目3]
前記制御回路は、前記複数の半導体素子のうちの一つのバルク端子に、第1の非ゼロ論理電圧又は第2の非ゼロ論理電圧を選択的に提供するように構成され、
前記第1の非ゼロ論理電圧は、当該一つの半導体素子が提供する前記論理電圧レベルに実質的に等しく、前記第2の非ゼロ論理電圧は、前記複数の半導体素子のうちの別の一つが提供する前記最高論理電圧レベルに実質的に等しい、項目1又は2に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目4]
前記制御回路は、前記一つの半導体素子がそれに関連付けられた非ゼロ論理電圧レベルを前記インターフェース・パッドに提供しているときは、前記第1の非ゼロ論理電圧を前記一つの半導体素子の前記バルク端子に印加するように構成され、
前記制御回路は、前記複数の半導体素子のうちの別の一つがそれに関連付けられた論理電圧レベルを前記インターフェース・パッドに提供しているときは、前記第2の非ゼロ論理電圧を前記一つの半導体素子の前記バルク端子に印加するように構成される、項目3に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目5]
前記制御回路が印加する前記電圧レベルは、前記複数の非ゼロ論理電圧レベルの前記最高電圧レベルと同じ又は実質的に同じである、項目3又は4に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目6]
前記制御回路によって制御される前記複数の半導体素子のうちの一つのバルク端子に、第1のバルク・バイアス電圧を供給するように構成される第1のスイッチをさらに備える、項目1から5のいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目7]
前記制御回路によって制御される前記一つの半導体素子の前記バルク端子に、第2のバルク・バイアス電圧を供給するように構成される第2のスイッチをさらに備える、項目6に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目8]
前記第1のスイッチのための第1の制御信号及び前記第2のスイッチのための第2の制御信号は、相互に排他的である、項目7に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目9]
前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、前記インターフェース・パッド回路に実装された超小型電子スイッチである、項目7又は8に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目10]
前記半導体素子は、一つ又は複数のMOSトランジスタを備える、項目1から9のいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目11]
前記制御回路は、論理入力端子、パッド・レベル制御端子、及び前記複数の半導体素子を制御するための複数の出力端子を有する、項目1から10のいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目12]
前記制御回路は、相互排他的制御信号を前記複数の半導体素子に提供するように構成される、項目1から11のいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
[項目13]
論理電圧レベルをそれぞれ提供する複数の半導体素子を備える超小型電子集積回路を動作させる方法であって、前記方法は、
前記複数の半導体素子のうちの一つに第1のバルク・バイアス電圧又は第2のバルク・バイアス電圧を提供するステップであって、前記第1のバルク・バイアス電圧が、当該一つの半導体素子が提供する前記論理電圧レベルに実質的に等しく、前記第2のバルク・バイアス電圧が、前記複数の半導体素子のうちの別の一つが提供する最高論理電圧レベルに実質的に等しい、ステップを含み、
前記第1のバルク・バイアス電圧は、前記一つの半導体素子がその対応する論理電圧レベルを提供しているときに、当該一つの半導体素子のバルク端子に提供され、
前記第2のバルク・バイアス電圧は、前記複数の半導体素子のうちの別の一つがその対応する論理電圧レベルを提供しているときに、前記一つの半導体素子の前記バルク端子に提供される、方法。
[項目14]
前記半導体素子は、MOSトランジスタを備える、項目13に記載の方法。
[項目15]
前記超小型電子集積回路は、補聴器で使用されるように構成される、項目13又は14に記載の方法。

Claims (14)

  1. 半導体チップ・コンポーネントからの電気信号を前記半導体チップ・コンポーネントの外部のコンポーネントに伝達するように構成されるインターフェース・パッド回路であって、前記インターフェース・パッド回路は、
    制御回路と、
    各々がバルク端子を有するとともに前記制御回路によって制御される複数の半導体素子と、
    接続パッドとを備え、
    前記複数の半導体素子のうちの第1半導体素子及び第2半導体素子は、複数の非ゼロ論理電圧レベルを前記接続パッドに提供するように構成され、
    前記提供される複数の論理電圧レベルの最高電圧レベル前記制御回路によって、前記非ゼロ論理電圧レベルを提供する前記第1半導体素子及び前記第2半導体素子の前記バルク端子に印加され、
    前記複数の半導体素子は、前記第1半導体素子及び前記第2半導体素子に接続されているとともに前記接続パッドに論理ゼロ電圧レベルを提供する第3半導体素子をさらに含む、インターフェース・パッド回路。
  2. 前記制御回路は、前記第1半導体素子の前記バルク端子に、第1の非ゼロ論理電圧又は第2の非ゼロ論理電圧を選択的に提供するように構成され、
    前記第1の非ゼロ論理電圧は、当該第1半導体素子が提供する前記論理電圧レベルに実質的に等しく、前記第2の非ゼロ論理電圧は、前記第2半導体素子が提供する前記最高論理電圧レベルに実質的に等しい、請求項1に記載のインターフェース・パッド回路。
  3. 前記制御回路は、前記第1半導体素子がそれに関連付けられた非ゼロ論理電圧レベルを前記インターフェース・パッドに提供しているときは、前記第1の非ゼロ論理電圧を前記第1半導体素子の前記バルク端子に印加するように構成され、
    前記制御回路は、前記第2半導体素子がそれに関連付けられた論理電圧レベルを前記インターフェース・パッドに提供しているときは、前記第2の非ゼロ論理電圧を前記第1半導体素子の前記バルク端子に印加するように構成される、請求項に記載のインターフェース・パッド回路。
  4. 前記制御回路が前記第2半導体素子の前記バルク端子に印加する電圧レベルは、前記複数の非ゼロ論理電圧レベルの前記最高電圧レベルと同じ又は実質的に同じである、請求項又はに記載のインターフェース・パッド回路。
  5. 前記制御回路によって制御される前記第1半導体素子の前記バルク端子に、第1のバルク・バイアス電圧を供給するように構成される第1のスイッチをさらに備える、請求項1からのいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
  6. 前記制御回路によって制御される前記第1半導体素子の前記バルク端子に、第2のバルク・バイアス電圧を供給するように構成される第2のスイッチをさらに備える、請求項に記載のインターフェース・パッド回路。
  7. 前記第1のスイッチのための第1の制御信号及び前記第2のスイッチのための第2の制御信号は、相互に排他的である、請求項に記載のインターフェース・パッド回路。
  8. 前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、前記インターフェース・パッド回路に実装された電子スイッチである、請求項又はに記載のインターフェース・パッド回路。
  9. 前記複数の半導体素子は、一つ又は複数のMOSトランジスタを備える、請求項1からのいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
  10. 前記制御回路は、論理入力端子、パッド・レベル制御端子、及び前記複数の半導体素子を制御するための複数の出力端子を有する、請求項1からのいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
  11. 前記制御回路は、相互排他的制御信号を前記複数の半導体素子に提供するように構成される、請求項1から10のいずれか一項に記載のインターフェース・パッド回路。
  12. 論理電圧レベルをそれぞれ提供する複数の半導体素子を備える電子集積回路を動作させる方法であって、前記複数の半導体素子は、非ゼロ論理電圧レベルを提供する第1半導体素子及び第2半導体素子と、ゼロ論理電圧レベルを提供する第3半導体素子とを含み、前記方法は、
    前記第1半導体素子に第1のバルク・バイアス電圧又は第2のバルク・バイアス電圧を提供するステップであって、前記第1のバルク・バイアス電圧が、当該第1半導体素子が提供する前記論理電圧レベルに実質的に等しく、前記第2のバルク・バイアス電圧が、前記第2半導体素子が提供する最高論理電圧レベルに実質的に等しい、ステップを含み、
    前記第1のバルク・バイアス電圧は、前記第1半導体素子がその対応する論理電圧レベルを提供しているときに、当該第1半導体素子のバルク端子に提供され、
    前記第2のバルク・バイアス電圧は、前記第2半導体素子がその対応する論理電圧レベルを提供しているときに、前記第1半導体素子の前記バルク端子に提供される、方法。
  13. 前記複数の半導体素子は、MOSトランジスタを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 記電子集積回路は、補聴器で使用されるように構成される、請求項12又は13に記載の方法。
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