JP6542724B2 - 数値制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は数値制御装置に関し、特に機械的な送りハンドル又は手動パルス発生器型のハンドルを具備する工作機械においてハンドル操作に基づく自動送り制御を行う数値制御装置に関する。
工具又はワークを移動する送り台を動かすための送りハンドルを具備した数値制御装置付き工作機械が提供されている。図1にこのようなシステムの一例を示す。この工作機械は送りハンドルとしてメカハンドル又は手動パルス発生器型のハンドルを備えている。メカハンドルとは、送りハンドルがギアを介して機械の送り機構に接続されたものである。すなわちメカハンドルは、作業者がワークを手動で加工する際に用いる普通旋盤やフライス盤に類似した機構といえる。一方、手動パルス発生器型のハンドルは、回転角度に対応したパルス情報を出力する。手動パルス発生器型のハンドルは数値制御装置に接続して利用され、数値制御装置がハンドル操作に応じて送り台を移動させる制御を行う。
このようなシステムでは、数値制御装置のモードを切り換えることで、送りハンドルを使った手動での加工(ハンドルモード)と、加工プログラムを使った自動加工と、の両方を実行できることが一般的である。
通常、同じワークを複数個加工する場合には、数値制御装置用の加工プログラムを作成して自動加工すると効率が良い。一方、単品のワークを加工する場合には、熟練した作業者がハンドルモードでワークを加工する方が、すなわち送りハンドルを使って手動でワークを加工する方が自動加工よりも早い場合がある。そのため、メカハンドル又は手動パルス発生器型のハンドルを具備した数値制御装置付き工作機械が数多く提供されている。
送りハンドルは、手動加工時の微小な送りや位置決めを実現するために、一般に送り軸との減速比が大きく、またハンドルの回転角当たりの送り量が小さくできている。そのため、ワークから工具を逃がす場合などのように長いストロークを送る際には、ハンドルを何度も回し続ける必要がある。
これを避けるため、作業者は従来、長いストロークを送る必要がある場合には、数値制御装置のモードをジョグ送りモードやMDIプログラムモードに切り換え、ジョグ送りボタン又はプログラム指令を使って送り台を逃がしていた。
また、特許文献1には、工作機械に専用の取手(レバー)を設けておき、作業者がこのレバーを操作することにより長いストロークを連続的に送ることができるように構成したものが記載されている。
特許第2963787号
しかしながら、数値制御装置のモード切り換えを行う方法では、作業者は数値制御装置を操作する必要があるため、不慣れな作業者にとっては作業効率が低下するという問題があった。この点、特許文献1記載の構成は、作業者が数値制御装置のモード切り換えを意識することがないという利点があるが、一方で工作機械に専用のレバーを設けるためのコストが必要となるという問題を有していた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、付加的な装置を要せず、容易かつ直感的な操作により自動送りを行うことができる数値制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施の形態にかかる数値制御装置は、工具とワークとを相対移動させるための駆動軸と、前記駆動軸を機械的な機構により駆動させる送りハンドルと、前記駆動軸を駆動させるモータと、を有する工作機械を、前記モータを駆動させる自動送り指令を生成することにより制御する数値制御装置において、前記送りハンドルに対する特定のハンドル操作を検知する送りハンドル操作判定手段と、前記特定のハンドル操作が検出されたときに前記自動送り指令を生成する自動送り手段と、を備える。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、工具とワークとを相対移動させるための駆動軸と、ハンドルの回転量に基づいて手動送り指令を生成する手動パルス発生器と、前記手動送り指令に応じて前記駆動軸を駆動させるモータと、を有する工作機械を、前記モータを駆動させる自動送り指令を生成することにより制御する数値制御装置において、前記手動パルス発生器の前記ハンドルに対する特定のハンドル操作を検出した時に、手動送り状態から自動送り状態へと切り換える送りハンドル操作判定手段と、前記特定のハンドル操作が検出されたときに前記自動送り指令を生成する自動送り手段と、を備える。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、前記特定のハンドル操作は、同一の回転方向に所定の速度で回転させる操作である。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、前記特定のハンドル操作は、所定の時間以内で所定の回転角度に所定の回数停止させる操作である。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、前記自動送り指令で指令される送り方向及び送り速度は、予め定められた方向及び速度である。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、前記自動送り指令で指令される送り方向及び送り速度は、前記特定のハンドル操作の回転方向及び回転速度に基づいて算出される。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、前記送りハンドル操作判定手段は、第2の特定のハンドル操作を検出し、前記自動送り手段は、前記第2の特定のハンドル操作が検出されたときに前記自動送り指令の生成を中止する。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、前記モータの負荷を検出する負荷検出手段をさらに備え、前記自動送り手段は、所定の前記負荷が検出されたときに前記自動送り指令の生成を中止する。
他の実施の形態にかかる数値制御装置は、前記第2の特定のハンドル操作は、前記自動送り指令による送り方向とは逆方向の送り指令を指令する方向に回転させる操作である。
本発明によれば、付加的な装置を要せず、容易かつ直感的な操作により自動送りを行うことができる数値制御装置を提供することができる。
従来の送りハンドルを具備した数値制御装置付き工作機械の例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる数値制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置10の論理構成と、数値制御装置10の適用例とを示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる数値制御装置10の論理構成と、数値制御装置10の適用例とを示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における送りハンドル操作判定手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における送りハンドル操作判定手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における制御電流の上限変更手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるフォローアップ手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1及び2における自動送り手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における送りハンドル操作判定手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における送りハンドル操作判定手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における手動送り手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1及び2におけるデータ設定手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1及び2におけるデータ設定手段の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1及び2におけるデータ設定手段の処理を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、同一又は類似する構成は同じ符号を用いて説明する。
<実施の形態1>
図2は、本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。典型的な数値制御装置10は、統合化周辺LSI60、プロセッサ70、DRAM79、SRAM81、サーボモータ制御部13及びアンプインタフェース部14を備えている。プロセッサ70、サーボモータ制御部13及びアンプインタフェース部14は、内部バス15を介して相互に接続されている。
プロセッサ70は、数値制御装置10の動作全体を制御する。プロセッサ70、DRAM79及び統合化周辺LSI60は、バス78を介して相互に接続されている。SRAM81(保持型メモリ)は、内部バスを介して統合化周辺LSI60に接続されている。
表示/データ入力ユニット90は、ユーザに対し情報を表示し、ユーザによるデータ入力を受け付ける。表示/データ入力ユニット90は、シリアルバス91を介して統合化周辺LSI60に接続されている。
サーボモータ制御部13は、工具(図1参照)を動かすためのサーボモータを制御する。サーボモータ制御部13は、サーボ制御部プロセッサ40及び周辺制御LSI45を備えている。サーボ制御部プロセッサ40及び周辺制御LSI45はバス43を介して相互に接続されている。
モータ20は、送り台(図1参照)を動かすための駆動力を提供する。位置検出器22は、送り台の移動量を検出する。モータ20は動力線21を介して、位置検出器22はフィードバックケーブル23を介して、アンプ18と接続されている。モータ制御用アンプ18はシリアルサーボバス19を介してアンプインタフェース部14の周辺制御LSI55に接続されている。
図4は、本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置10の論理構成例と、数値制御装置10の適用例とを示すブロック図である。
数値制御装置10の論理構成について説明する。図4に示すように、数値制御装置10は、送りハンドル操作判定手段A21、制御電流の上限変更手段A22、フォローアップ手段A23、自動送り手段A24及びデータ設定手段A25を備える。A21乃至A25は、プロセッサ70が所定のプログラムを実行し、他のハードウェアを制御することによって実現される論理的な処理手段である。
数値制御装置10の適用例について説明する。図4に示すように、機械的な機構を有するメカハンドルA10は、ギアA11を介して、工作機械の送り機構である送りねじA12に接続されている。モータ20及び位置検出器22は、カップリングA15を介して、前記送りねじA12に接続されている。
作業者は、送り台A16(工具又はワーク)を送るべく、メカハンドルA10を手で回して操作する。メカハンドルA10の回転は、ギアA11を介して送りねじA12に伝わり、送り台A16を移動させる。また、送りねじA12の動きは、カップリングA15を介してモータ20及び位置検出器22へ伝わる。位置検出器22は、送りねじA12の移動量(位置偏差量)を検出する。位置検出器22は、フィードバック情報としての位置偏差量を、フィードバックケーブル23を介してアンプ18へ送信する。アンプ18は、シリアルサーボバス19を介して、位置偏差量を数値制御装置10へ送信する。
送りハンドル操作判定手段A21は、後述する判定条件に応じて、手動送り状態及び自動送り状態の2つの状態を出力する。ハンドルモードの初期状態においては、送りハンドル操作判定手段A21は手動送り状態に設定される。
制御電流の上限変更手段A22は、データ設定手段A25を参照し、予めメモリに格納された制御電流の上限値(作業者がメカハンドルA10を容易に操作できる程度のトルクを与える制御電流の上限値)を取得する。送りハンドル操作判定手段A21が手動送り状態にあるとき、制御電流の上限変更手段A22は、データ設定手段A25から取得した制御電流の上限値を、シリアルサーボバス19を介してアンプ18に指令すなわち送信する。
フォローアップ手段A23は、アンプ18を介して位置検出器22から受信した位置偏差量を使ってフォローアップ量を生成し、フォローアップ量を使って工作機械の座標値を更新する。さらに、フォローアップ手段A23は位置偏差量を相殺するために、シリアルサーボバス19を介してアンプ18へフォローアップ量を指令する。
アンプ18は、制御電流の上限変更手段A22から指令された制御電流の上限と、フォローアップ手段A23から指令されたフォローアップ量とをモータへの制御電流に変換し、動力線21を介して制御電流をモータに供給する。
送りハンドル操作判定手段A21は、特定のハンドル操作が行われたことを検出したとき、手動送り状態から自動送り状態へ状態を切り換える。送りハンドル操作判定手段A21は、手動送り状態において、位置検出器22から受信する位置偏差量を監視する。そして送りハンドル操作判定手段A21は、メカハンドルA10によって送られる送り台A16の送り速度が予めメモリに格納された連続送り速度Vmax以上であること、一定方向に送られていること、及び予めメモリに格納された時間To以上継続して送られたこと等の諸条件を満足した場合に、状態を自動送り状態に切り替える。これにより、同一の回転方向に所定の速度で回転させる操作を検出できる。あるいは、送りハンドル操作判定手段A21は、予めメモリに格納されたハンドル操作の角度条件Ap、停止回数条件Np、及び時間条件Tpを満たすメカハンドルA10の操作が行われたことを契機として、状態を自動送り状態に切り替えても良い。これにより、所定の時間以内で所定の回転角度に所定の回数停止させる操作を検出できる。ここで、連続送り速度Vmax、経過時間To、角度条件Ap、停止回数条件Np及び時間条件Tpは、典型的にはデータ設定手段A25により予めメモリに格納される。
制御電流の上限変更手段A22は、自動送り状態において、予めメモリに格納された電流値を、シリアルサーボバス19を介してアンプ18へ指令する。ここでいう電流値とは、送り台を自動送りで移動させる際に十分なトルクを得るための制御電流の上限値である。また、ここで使う電流値は、典型的にはデータ設定手段A25により予めメモリに格納される。
自動送り手段A24は、自動送りのための移動量を生成し、シリアルサーボバス19を介してアンプ18へ指令する。アンプ18は、制御電流の上限変更手段A22から指令された制御電流の上限と、自動送り手段24からの移動指令とをモータへの制御電流に変換し、動力線21を介してモータへ供給する。
このように、自動送り状態では、モータ20が送りねじA12を回すことで、送り台A16が連続的に送られる。つまり、作業者が手動送り状態において特定のハンドル操作を行うと、自動送り状態へと切り換わり、作業者がメカハンドルA10から手を離しても送り台A16は自動的に移動を継続する。
送りハンドル操作判定手段A21は、また、自動送り状態においても、位置検出器22から送られる位置偏差量を監視する。そして送りハンドル操作判定手段A21は、メカハンドルA10に自動送りの方向と逆方向に力が加えられたことを検出する。具体的には、位置偏差量の変化と、位置偏差量の符号とに基づいて、送りハンドルを止める操作を検出できる。このとき送りハンドル操作判定手段A21は、自動送り状態から手動送り状態へと状態を切り換える。これにより、モータ20による送り台の自動駆動は停止する。
すなわち、自動送りで送り台が移動している最中に、作業者がメカハンドルA10を止めようと力を加える操作を行うと、手動送り状態へと切り替わり、送り台A16の自動的な移動は中止される。
図6A及び図6Bのフローチャートを用いて、送りハンドル操作判定手段A21の動作について説明する。送りハンドル操作判定手段A21は、まず、初期状態を手動送り状態に設定する(ステップsa1)。次に、数値制御装置10においてハンドルモードが選択されているかをチェックする(ステップsa2)。ハンドルモードである場合には、手動送り状態であるかをチェックする(ステップsa3)。手動送り状態である場合には、sa4以降の各ステップを実行する。一方、手動送り状態でない(自動送り状態である)場合には、sa13以降の各ステップを実行する。
手動送り状態である場合、送りハンドル操作判定手段A21は、位置偏差量の情報を使って送り台の送り速度を計算する(ステップsa4)。送り台の送り速度が予めメモリに格納された連続送り速度Vmax(後述の図12Aステップsg3)以上であるかをチェックする(ステップsa5)。送り台の速度がVmax以上である場合には、送り台が一定方向に送られているか否かをチェックする(ステップsa6)。一方、送り台の速度がVmaxより小さい場合には、経過時間計測タイマを初期化(ステップsa9)して、sa10以降のステップへ移る。ステップsa6において、送り台が一定方向に送られていると判断した場合には、経過時間計測用タイマの値が予めメモリに格納されたTo(後述の図12Bステップsg9)以上であるかをチェックする(ステップsa7)。送り台が一定方向に送られていないと判断(ステップsa6)した場合、経過時間計測タイマを初期化(ステップsa9)して、sa10以降のステップへ移る。経過時間計測用タイマの値が予めメモリに格納されたTo以上経過していると判断(ステップsa7)した場合には、自動送り状態へ切り換え(ステップsa8)、ハンドルモードのチェック(ステップsa2)へ戻る。経過時間計測用タイマの値が予めメモリに格納されたTo以上経過していないと判断(ステップsa7)した場合には、sa10以降のステップへ移る。なお、経過時間計測用タイマは、初期化された時点からの経過時間を常に計測しているものとする。
送りハンドル操作判定手段A21は、ハンドル操作の角度条件Ap(後述の図12Bステップsg11)が満たされているかをチェックする(ステップsa10)。ハンドル操作の角度条件Apが満たされている場合には、ハンドル操作の停止回数条件Np(後述の図12Cステップsg13)が満たされているかをチェックする(ステップsa11)。停止回数条件Npが満たされている場合には、ハンドル操作の時間条件Tp(後述の図12Cステップsg15)が満たされているかをチェックする(ステップsa12)。ハンドル操作の時間条件Tpが満たされている場合には、自動送り状態へと状態を切り換え(ステップsa8)、ハンドルモードのチェック(ステップsa2)へ戻る。ハンドル操作の角度条件Ap、停止回数条件Np、時間条件Tpのいずれか一つでも満たされていない場合には、そのままハンドルモードのチェック(ステップsa2)へ戻る。
ステップsa3において手動送り状態でない(自動送り状態である)場合には、送りハンドル操作判定手段A21は、自動送り速度での位置偏差の理論値を計算し、理論値に対してフィードバック情報の位置偏差量が過大であるか否かをチェックする(ステップsa13)。典型的には、理論値と位置偏差量との差分が所定の閾値以上であるか否かをチェックする。位置偏差量が過大と判断した場合には、位置偏差量の符号を使って、メカハンドルに加えられた力の方向が自動送りの方向と逆向きであるかチェック(ステップsa14)する。一方、位置偏差量が過大ではないと判断(ステップsa13)した場合には、モードチェック(ステップsa2)へ戻る。
ステップsa14において自動送りの方向と逆向きの力がメカハンドルに加えられたと判断した場合には、送りハンドル操作判定手段A21は、手動送り状態へと状態を切り換える(ステップsa15)。一方、自動送りの方向と逆向きの力がメカハンドルに加えられていない場合(ステップsa14)には、モードチェック(ステップsa2)へ戻る。なお、ハンドルモード以外のモードが選択されたと判断(ステップsa2)した場合には、手動送り状態に切り換えて(ステップsa16)処理を終了する。
図7のフローチャートを用いて、制御電流の上限変更手段A22の動作について説明する。制御電流の上限変更手段A22は、まず、制御電流の上限の初期状態の値をメモリに格納する(ステップsb1)。次に、ハンドルモードが選択されているかチェックする(ステップsb2)。ハンドルモードが選択されている場合には、手動送り状態であるかをチェックする(ステップsb3)。手動送り状態である場合には、制御電流の上限を予めメモリに格納されたEa値(後述の図12Aステップsg5)に変更する(ステップsb4)。一方、自動送り状態である場合には、制御電流の上限を予め設定されたEb値(後述の図12Bステップsg7)に変更する(ステップsb5)。
一方、ステップsb2においてハンドルモードが選択されていない場合には、制御電流の上限変更手段A22は、制御電流の上限を前記ステップsb1でメモリに格納した初期状態の値に変更し終了する。
図8のフローチャートを用いて、フォローアップ手段A23の動作について説明する。フォローアップ手段A23は、まず、ハンドルモードが選択されているかをチェックする(ステップsc1)。ハンドルモードが選択されている場合には、手動送り状態であるかをチェックする(ステップsc2)。手動送り状態である場合には、位置偏差量を元に送り台の移動量を求め(ステップsc3)、移動量に基づきフォローアップ量を生成(ステップsc4)し、座標値を更新(ステップsc5)して、モータへフォローアップ量を指令することで、位置偏差量を相殺(ステップsc6)する処理を繰り返す。
一方、ステップsc2において自動送り状態である場合、又はステップsc1においてハンドルモード以外である場合には、処理を終了する。
図9のフローチャートを用いて、自動送り手段A24の動作について説明する。自動送り手段A24は、まず、ハンドルモードが選択されているかをチェックする(ステップsd1)。ハンドルモードが選択されている場合には、自動送り状態であるかをチェックする(ステップsd2)。自動送り状態である場合には、自動送りの方法をチェックする(ステップsd3)。ここで自動送りの方法としてAが選択されている場合には、予めメモリに格納された連続送り速度Vmaxの値を使って自動送りの移動量を生成する(ステップsd4)。自動送りの方法のBが選択されている場合には、ハンドルの回転方向と速度を使って自動送りの移動量を生成する(ステップsd5)。次に、生成した移動量を使って座標値を更新(ステップsd6)し、移動量をアンプに指令(ステップsd7)する処理を繰り返す。
一方、ステップsd1においてハンドルモードが選択されていない場合、又はステップsd2において手動送り状態である場合には、処理を終了する。
図12A、12B、12Cのフローチャートを用いて、データ設定手段A25の動作について説明する。データ設定手段A25は、まず、データ入力装置からデータが入力されたかをチェックする(ステップsg1)。入力されたデータが連続送り速度の場合には(ステップsg2)、入力データを連続送り速度Vmaxとしてメモリへ格納する(ステップsg3)。入力されたデータがハンドル操作時の制御電流の上限値の場合(ステップsg4)には、入力データをハンドル操作時の制御電流の上限値Eaとしてメモリへ格納する(ステップsg5)。入力されたデータが自動送り時の制御電流の上限値の場合(ステップsg6)には、入力データを自動送り時の制御電流の上限値Ebとしてメモリへ格納する(ステップsg7)。入力されたデータが連続送り経過時間の場合(ステップsg8)には、入力データを連続送り経過時間Toとしてメモリへ格納する(ステップsg9)。入力されたデータがハンドル操作の角度条件の場合(ステップsg10)には、入力データをハンドル操作の角度条件Apとしてメモリへ格納する(ステップsg11)。入力されたデータがハンドル操作の停止回数条件の場合(ステップsg12)には、入力データをハンドル操作の停止回数条件Npとしてメモリへ格納する(ステップsg13)。入力されたデータがハンドル操作の時間条件の場合(ステップsg14)には、入力データをハンドル操作の時間条件Tpとしてメモリへ格納する(ステップsg15)。
本発明の実施の形態1によれば、送りハンドル操作判定手段A21がメカハンドルのA10への特定の操作を検出すると、自動送り手段A24が送り台を移動させ、工具とワークとが自動的に相対移動する。これにより、作業者は容易かつ直感的な操作により自動送りを行うことができる。また、専用のハンドルなどの特別な装置を要しないため、低コストで数値制御装置10に自動送り機構を付加できる。
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2にかかる数値制御装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。実施の形態2では、実施の形態1の構成(図2参照)に加えて、手動パルス発生器80及びIOユニット16を備えている。
手動パルス発生器80はIOケーブル82を介してIOユニット16に接続されている。IOユニット16はフィールドバス17を介して数値制御装置10の統合化周辺LSI60に接続されている。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる数値制御装置10の論理構成例と、数値制御装置10の適用例とを示すブロック図である。
実施の形態2にかかる数値制御装置10の論理構成について説明する。図5に示すように、数値制御装置10は、送りハンドル操作判定手段B21、自動送り手段A24、手動送り手段B23及びデータ設定手段A25を備える。B21及びB23も、プロセッサ70が所定のプログラムを実行し、他のハードウェアを制御することによって実現される論理的な処理手段である。
実施の形態2にかかる数値制御装置10の適用例について説明する。図5に示すように、作業者が操作するハンドル(手動パルス発生器80)は、IOケーブル82、IOユニット16を経由し、フィールドバス17を介して、数値制御装置10に接続される。作業者が手動パルス発生器80のハンドルを回す操作を行うと、手動パルス発生器80からパルス情報が出力され、上述の接続ルートを経由して数値制御装置10へパルス情報が送られる。
送りハンドル操作判定手段B21も、後述する判定条件に応じて、手動送り状態及び自動送り状態の2つの状態を出力する。ハンドルモードの初期状態においては、送りハンドル操作判定手段B21は手動送り状態に設定される。
手動送り手段B23は、手動送り状態において、パルス情報をもとに移動量を生成し、シリアルサーボバス19を経由してアンプ18へ移動量を指令、すなわち送信する。アンプ18は受け取った移動量指令を制御電流に変換し、動力線21を経由してモータ20を駆動する。モータ20は、カップリングA15によって送り台A16を送るための送りねじA12に接続されており、モータ20が回転することで、送り台A16を移動させることができる。
また、送りハンドル操作判定手段B21は、特定のハンドル操作が行われたことを検出したとき、手動送り状態から自動送り状態へ状態を切り換える。送りハンドル操作判定手段B21は、手動送り状態において、手動パルス発生器80から受信するパルス情報を監視する。そして送りハンドル操作判定手段B21は、パルス情報が予めメモリに格納された連続送り速度Vmax以上であること、送り方向が一定方向であること、及び予めメモリに格納された時間To以上継続して手動パルス発生器80が回されたこと等の諸条件を満足した場合に、状態を自動送り状態に切り替える。この場合、同一の回転方向に所定の速度で回転させる操作を検出している。あるいは、送りハンドル操作判定手段B21は、パルス情報が、予めメモリに格納されたハンドル操作の時間条件Tp、角度条件Ap、停止回数条件Npを満たすことを契機として、状態を自動送り状態へと切り換えても良い。この場合は、所定の時間以内で所定の回転角度に所定の回数停止させる操作を検出している。
自動送り手段A24は、自動送り状態において、自動送りの移動量を生成し、シリアルサーボバス19を経由してアンプ18へ移動量を指令する。アンプ18は受け取った移動指令を制御電流に変換して、動力線21を経由してモータ20を駆動する。モータ20は、カップリングA15によって送り台A16を送るための送りねじA12に接続されており、モータ20が回転することで、送り台A16を連続送り速度Vmaxで移動させることができる。
このように、自動送り状態では、手動パルス発生器80のハンドルを回さなくても自動送りが継続される。
送りハンドル操作判定手段B21は、自動送り状態においても、パルス情報を監視する。そして送りハンドル操作判定手段B21は、自動送りの方向と逆方向のパルス情報を検出すると、自動送り状態から手動送り状態へと状態を切り換える。これにより、モータ20による送り台の駆動は停止する。
すなわち、自動送りで送り台が移動している最中に、作業者が手動パルス発生器80を自動送りの方向と反対方向に回すと、手動送り状態へと切り替わり、送り台A16の自動的な移動は中止される。
図10A及び図10Bのフローチャートを用いて、送りハンドル操作判定手段B21の動作について説明する。送りハンドル操作判定手段B21は、まず、初期状態を手動送り状態に設定する(ステップse1)。次に、ハンドルモードが選択されているかチェックする(ステップse2)。ハンドルモードが選択されている場合には、手動送り状態であるかをチェックする(ステップse3)。手動送り状態である場合には、se4以降のステップを実行する。
手動送り状態である場合、送りハンドル操作判定手段B21は、手動パルス発生器80からのパルス情報を使って、送り台の送り速度を計算する(ステップse4)。次に、送り台の速度が予めメモリに格納された連続送り速度Vmax以上であるかをチェックする(ステップse5)。送り台の速度が連続送り速度Vmax以上である場合には、送り台が一定方向に送られているかをチェックする(ステップse6)。
送り台の速度が予めメモリに格納された連続送り速度Vmax以上ではないか(ステップse5)、又は送り台が一定方向に送られていない場合(ステップse6)には、経過時間計測用タイマを初期化(ステップse9)して、se10以降のステップへ移る。
一方、送り台が一定方向に送られている場合(ステップse6)には、経過時間計測用タイマの値が予めメモリに格納されたTo時間以上であるかをチェックする(ステップse7)。To以上時間が経過している場合には、自動送り状態へと状態切り換え(ステップse8)、ハンドルモードのチェック(ステップse2)へ戻る。一方、To以上時間が経過していない場合には、ステップse10へ移る。
送りハンドル操作判定手段B21は、ハンドル操作の角度条件Ap(図12Bステップsg11)が満たされているかをチェックする(ステップse10)。ハンドル操作の角度条件Apが満たされている場合には、ハンドル操作の停止回数条件Np(図12Cステップsg13)が満たされているかをチェックする(ステップse11)。停止回数条件Npが満たされている場合には、ハンドル操作の時間条件Tp(図12Cステップsg15)が満たされているかをチェックする(ステップse12)。ハンドル操作の時間条件Tpが満たされている場合には、自動送り状態へと状態を切り換え(ステップse8)、ハンドルモードのチェック(ステップse2)へ戻る。ハンドル操作の角度条件Ap、停止回数条件Np、時間条件Tpのいずれか一つでも満たされていない場合には、ハンドルモードのチェック(ステップse2)へ戻る。
ステップse3において手動送り状態でない(自動送り状態である)場合、送りハンドル操作判定手段B21は、自動送りの方向と手動パルス発生器からのパルス情報の符号が異なるかをチェックする(ステップse13)。符号が異なる場合には、手動送り状態に切り換えて、ハンドルモードのチェック(ステップse2)へ戻る。符号が一致した場合には、自動送り状態のままで、ハンドルモードのチェック(ステップse2)へ戻る。
ステップse2においてハンドルモードが選択されていない場合には、送りハンドル操作判定手段B21は、手動送り状態へと状態を切り換えて(ステップse15)処理を終了する。
図11のフローチャートを用いて、手動送り手段B23の動作について説明する。手動送り手段B23は、まず、ハンドルモードが選択されているかをチェックする(ステップsf1)。ハンドルモードが選択されている場合には、手動送り状態であるかをチェックする(ステップsf2)。手動送り状態である場合には、手動パルス発生器80からのパルス情報を使って移動量を生成(ステップsf3)し、移動量を使って数値制御装置10が管理する工作機械の座標を更新(ステップsf4)し、移動量をアンプ(ステップsf5)に指令した後、ハンドルモードのチェック(ステップsf1)へ戻る。ハンドルモードが選択されていないか(ステップsf1)、又は手動送り状態でない場合(ステップsf2)には、処理を終了する。
本発明の実施の形態2によれば、ハンドル操作判定手段B21が手動パルス発生器80の特定の操作を検出すると、自動送り手段A24が送り台を移動させ、工具とワークとが自動的に相対移動する。これにより、作業者は容易かつ直感的な操作により自動送りを行うことができる。また、専用のハンドルなどの特別な装置を要しないため、低コストで数値制御装置10に自動送り機構を付加できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
例えば、上述の実施の形態では、自動送り手段A24を動作させる契機となる、メカハンドルA10又は手動パルス発生器80の特定のハンドル操作を、連続送り速度Vmax、経過時間To、角度条件Ap、停止回数条件Np及び時間条件Tp等の指標に基づいて検出する例を示した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の任意の指標に基づいて特定のハンドル操作を検出することができる。
また、上述の実施の形態では、本発明を実現するための典型的なハードウェア構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、任意の機能を他のハードウェア又はソフトウェアにより置換しても構わない。
また、自動送り手段A24が生成する自動送り指令の内容は、予め設定された送り方向と送り速度を含むものであってもよく、あるいはメカハンドルA10又は手動パルス発生器80のハンドル操作の回転方向や回転速度等に基づいて算出されるものであっても良い。例えば、ハンドル操作の回転方向に応じて自動送り方向を決定し、回転速度の高低に応じて自動送り速度を変化させるものであっても良い。
また、上述の実施の形態では、自動送りを中止するためのトリガを位置偏差に基づき求めることとしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、自動送り指令による送り方向とは逆方向の送り指令を指令する方向に回転させる操作を検出できるものであればどのようなトリガを用いても良い。例えば、モータ20の負荷を検出する負荷検出手段をさらに備え、負荷検出手段で所定の負荷を検出した場合に、自動送り指令の生成を中止するよう構成しても良い。
10 数値制御装置
13 サーボモータ制御部
14 アンプインタフェース部
15 内部バス
16 IOユニット
17 フィールドバス
18 アンプ
19 シリアルサーボバス
20 モータ
21 動力線
22 位置検出器
23 フィードバックケーブル
40 サーボ制御部プロセッサ
43 バス
45 周辺制御LSI
55 周辺制御LSI
60 統合化周辺LSI
70 プロセッサ
78 バス
79 DRAM
80 手動パルス発生器
81 保持型メモリ(SRAM)
82 IOケーブル
90 表示/データ入力ユニット
91 シリアルバス
A10 メカハンドル
A11 ギア
A12 送りねじ
A15 カップリング
A16 送り台
A21 送りハンドル操作判定手段(メカハンドル)
A22 制御電流の上限変更手段
A23 フォローアップ手段
A24 自動送り手段
A25 データ設定手段
B21 送りハンドル操作判定手段(手動パルス発生器)
B23 手動送り手段

Claims (9)

  1. 工具とワークとを相対移動させるための駆動軸と、前記駆動軸を機械的な機構により駆動させる送りハンドルと、前記駆動軸を駆動させるモータと、を有する工作機械を、前記モータを駆動させる自動送り指令を生成することにより制御する数値制御装置において、 前記送りハンドルに対する特定のハンドル操作を検知する送りハンドル操作判定手段と、
    前記特定のハンドル操作が検出されたときに前記自動送り指令を生成する自動送り手段と、を備える
    数値制御装置。
  2. 工具とワークとを相対移動させるための駆動軸と、ハンドルの回転量に基づいて手動送り指令を生成する手動パルス発生器と、前記手動送り指令に応じて前記駆動軸を駆動させるモータと、を有する工作機械を、前記モータを駆動させる自動送り指令を生成することにより制御する数値制御装置において、
    前記手動パルス発生器の前記ハンドルに対する特定のハンドル操作を検出した時に、手動送り状態から自動送り状態へと切り換える送りハンドル操作判定手段と、
    前記特定のハンドル操作が検出されたときに前記自動送り指令を生成する自動送り手段と、を備える
    数値制御装置。
  3. 前記特定のハンドル操作は、同一の回転方向に所定の速度で回転させる操作である
    請求項1又は2記載の数値制御装置。
  4. 前記特定のハンドル操作は、所定の時間以内で所定の回転角度に所定の回数停止させる操作である
    請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  5. 前記自動送り指令で指令される送り方向及び送り速度は、予め定められた方向及び速度である
    請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  6. 前記自動送り指令で指令される送り方向及び送り速度は、前記特定のハンドル操作の回転方向及び回転速度に基づいて算出される
    請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  7. 前記送りハンドル操作判定手段は、第2の特定のハンドル操作を検出し、
    前記自動送り手段は、前記第2の特定のハンドル操作が検出されたときに前記自動送り指令の生成を中止する
    請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  8. 前記モータの負荷を検出する負荷検出手段をさらに備え、
    前記自動送り手段は、所定の前記負荷が検出されたときに前記自動送り指令の生成を中止する
    請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  9. 前記第2の特定のハンドル操作は、前記自動送り指令による送り方向とは逆方向の送り指令を指令する方向に回転させる操作である
    請求項7又は8に記載の数値制御装置。
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