JP6540262B2 - バンプストッパ - Google Patents

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本発明は、衝撃を吸収するためのバンプストッパに関する。
自動車のサスペンションには、車体が沈んだ際の衝撃を吸収するためにバンプストッパが設けられている。このバンプストッパは、圧縮されることにより衝撃を吸収するようにショックアブソーバに取付けられている。
図6及び図7を参照して、従来例に係るバンプストッパについて説明する。図6は従来例に係るバンプストッパ600における圧縮時の様子を示す模式的断面図である。なお、図6においては、左側にバンプストッパ600が圧縮されていない状態を示し、右側にいくにつれて、圧縮量が増えていった状態をそれぞれ模式的断面図(中心軸線を含む面で切断した断面図)にて示している。ショックアブソーバは、ピストンロッド200と、シリンダ300とを備える油圧ダンパー式の緩衝器である。そして、車体が沈んだ場合には、ピストンロッド200が支持部材400及びバンプストッパ600と共にシリンダ300の内部側に向かって移動する。そして、バンプストッパ600の先端がシリンダ300の端面に衝突し、バンプストッパ600が圧縮されることで、衝撃が吸収される。
バンプストッパ600は、圧縮される際の変形状態が安定するように、外周面が蛇腹形状で構成されており、外周面には複数の山部及び谷部が形成されている。以下、便宜上、先端側から順に、第1山部611,第1谷部621,第2山部612,第2谷部622,第3山部613と称する。また、内周面においては、第1山部611と第2山部612の内側に、それぞれ環状凹部が設けられている。以下便宜上、第1環状凹部631,第2環状凹部632と称する。
バンプストッパ600は、発泡ポリウレタンからなるもので、射出成形などの金型成形により得られる。そして、成形時において、金型のキャビティに成形材料が充填される際には、後端側から先端側に向かって成形材料が充填される。そのため、充填時の材料流動性を考慮して、上記複数の山部及び谷部は先端側ほど径が小さくなるように構成されている。従って、谷部が設けられている部位においては、第1谷部621の部位の肉厚が薄く、第2谷部622の部位の肉厚が厚くなっている。
従って、バンプストッパ600が圧縮する場合には、まず、第1谷部621の部位が圧縮するように変形し(図6中真ん中の図参照)、次いで第2谷部622の部位が圧縮するように変形する(同図右側の図参照)。ここで、図7を参照して、バンプストッパ600の圧縮量とバネ定数(バンプストッパ全体をバネとして考えた時のバネ定数)との関係について説明する。なお、図7は従来例に係るバンプストッパ600における圧縮量とバネ定数との関係を概略的に示すグラフである。
バンプストッパ600が衝撃を受けて、圧縮し始めた際には、バネ定数は増加する。そして、第1谷部621が変形し始めるとバネ定数は低下する。グラフ中のAは第1谷部621が変形し始めたタイミングに相当する。そして、第1山部611と第2山部612が密着すると、バネ定数は再び増加する。グラフ中のBは第1山部611と第2山部612が密着したタイミングに相当する。その後、第2谷部622が変形し始めるとバネ定数は再び低下する。グラフ中のCは第2谷部622が変形し始めたタイミングに相当する。そして、第2山部612と第3山部613が密着すると、バネ定数は再び増加する。グラフ中のDは第2山部612と第3山部613が密着したタイミングに相当する。
このように、従来例に係るバンプストッパ600においては、複数の谷部の部位が順に圧縮するように変形するため、上記バネ定数が段階的に切り替わるような現象が生じている。つまり、バンプストッパ600の圧縮量の増加に対して、バンプストッパ600を圧縮させるのに必要な荷重は滑らかには増加しないことになる。衝撃吸収時の観点から言えば、バンプストッパ600が圧縮されていく過程で、バンプストッパ600への圧縮荷重が滑らかに変化しないことになる。従って、車両の操縦安定性に悪影響を及ぼす原因になっている。
特開2013−170670号公報
本発明の目的は、圧縮量の増加に対するバネ定数の変化を滑らかにすることのできるバンプストッパを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のバンプストッパは、
外周面が蛇腹形状で構成されており、蛇腹形状における複数の山部及び谷部は、先端側ほど径が小さくなるように構成されるバンプストッパにおいて、
内周面側には、前記複数の谷部の内側にそれぞれ環状凹部が形成されると共に、
前記複数の谷部の内側にそれぞれ形成された環状凹部において、各環状凹部のうち最も径が大きな部位の内径は、先端側の環状凹部ほど小さく設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、外周面側の蛇腹形状における複数の山部及び谷部は、先端側ほど径が小さくなるように構成されるため、本来的には、先端側の方ほど剛性が低く、バンプストッパが圧縮する際には、先端側から後端側に向かって順に谷部が圧縮するように変形する。しかしながら、本発明においては、内周面側に、複数の谷部の内側にそれぞれ環状凹部が形成されている。従って、各谷部が設けられている部位の剛性の不均一が軽減される。これにより、各谷部における圧縮のタイミングを近付ける(好ましくは同時にする)ことができ、バンプストッパの圧縮量に対するバネ定数(バンプストッパ全体をバネとして考えた時のバネ定数)の変化を抑制することができる。
そして、前記複数の谷部の内側にそれぞれ形成された環状凹部において、各環状凹部のうち最も径が大きな部位の内径は、先端側の環状凹部ほど小さく設定されているので、各谷部における剛性の不均一を好適に軽減させることができる。
外周面側の谷部と、該谷部の内側における内周面側の環状凹部との間の肉厚は5mm以上に設定されているとよい。
これにより、成形不良を抑制できる。
バンプストッパの中心軸線を含む面でバンプストッパを切断した断面において、前記複数の谷部の内側にそれぞれ形成された環状凹部は、凹部の底から内周面側に向かって凹部の両側が開くように形成されており、その開き角度が90°以上となるように設定されているとよい。
これにより、成形後において、金型から成形品であるバンプストッパを取り出す際の離型性を高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、圧縮量の増加に対するバネ定数の変化を滑らかにすることができる。
図1は本発明の実施例に係るバンプストッパの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係るバンプストッパにおける圧縮時の様子を示す模式的断面図である。 図3は本発明の比較例に係るバンプストッパの模式的断面図である。 図4は本発明の比較例に係るバンプストッパにおける圧縮時の様子を示す模式的断面図である。 図5は本発明の実施例及び比較例に係るバンプストッパにおける圧縮量に対するバネ定数の変化を示すグラフである。 図6は従来例に係るバンプストッパにおける圧縮時の様子を示す模式的断面図である。 図7は従来例に係るバンプストッパにおける圧縮量とバネ定数との関係を概略的に示すグラフである。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係るバンプストッパについて説明する。本実施例においては、自動車のサスペンションに設けられたショックアブソーバにバンプストッパが取り付けられる場合を例にして説明する。
<バンプストッパの適用例>
特に、図2を参照して、本発明の実施例に係るバンプストッパの適用例を説明する。図2は、自動車のサスペンションのうち、バンプストッパが取り付けられている付近を模式的断面図にて示している。なお、図2において、左側の図はバンプストッパが圧縮されていない状態を示し、右側の図はバンプストッパの圧縮量が一定量に達した際の状態を示している。なお、各図においては、それぞれ模式的断面図(中心軸線を含む面で切断した断面の一部の断面図)を示している。
サスペンションには、車体の振動を抑制するためにショックアブソーバが設けられている。このショックアブソーバは、ピストンロッド200と、シリンダ300とを備える油圧ダンパー式の緩衝器である。車体が沈んだ際には、ピストンロッド200がシリンダ300の内部側に向かって移動する。つまりショックアブソーバが縮み、油圧抵抗によって衝撃を吸収することができる。
そして、ピストンロッド200には支持部材400が固定されており、この支持部材400とシリンダ300の端面との間に、バンプストッパ100が取り付けられている。バンプストッパ100は、発泡ポリウレタン製の環状の部材であり、その内周側にピストン
ロッド200が挿入されるように、ショックアブソーバに取付けられる。このバンプストッパ100は、後端側の端面160が支持部材400に当接するように配置される。なお、バンプストッパ100は、支持部材400に対して、固定してもしなくてもよい。
以上の構成により、車体が沈みショックアブソーバが縮んでいくと、ピストンロッド200がシリンダ300の内部に移動するに従って、バンプストッパ100もシリンダ300側に移動する。そして、ショックアブソーバが縮むと、バンプストッパの先端150がシリンダ300の端面に衝突する。これにより、バンプストッパ100が圧縮されるため、衝撃を吸収することができる。
<バンプストッパ>
特に、図1を参照して、本実施例に係るバンプストッパ100について、より詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係るバンプストッパ100の模式的断面図である。図1においては、バンプストッパ100の中心軸線を含む面でバンプストッパ100を切断した断面図を示している。また、図中丸で囲った部分について、部分的に拡大した断面図も示している。なお、バンプストッパ100は回転対称形状である。
本実施例に係るバンプストッパ100は、圧縮される際の変形状態が安定するように、外周面が蛇腹形状で構成されており、外周面には複数の(環状の)山部及び(環状の)谷部が形成されている。以下、便宜上、先端側から順に、第1山部111,第1谷部121,第2山部112,第2谷部122,第3山部113,第3谷部123,第4山部114と称する。なお、先端側とは、上記の通り、シリンダ300の端面に衝突する側である。
本実施例に係るバンプストッパ100においては、蛇腹形状における複数の山部及び谷部は、先端側ほど径が小さくなるように構成されている。これは、バンプストッパ100は発泡ポリウレタンで構成されており、金型内に成形材料を供給する際に材料の粘度が比較的高いことに起因している。すなわち、バンプストッパ100は、金型内のキャビティに成形材料を充填させた後に成形(例えば、射出成形による成形)される。この成形時の材料の充填工程においては、成形材料は(バンプストッパ100の)後端側から先端側に向かって充填される。すなわち、成形金型は、成形により得られるバンプストッパ100における先端側が下方となるように設置されており、重力によって落下する成形材料は、後端側から先端側に向かってキャビティ内に充填されることになる。従って、充填時の成形材料の流動性を考慮して、キヤビティ内において成形材料の流れが妨げられないように、後端側(つまり金型内において上方側)の谷部の径を大きくしている。
そして、本実施例に係るバンプストッパ100の内周面側には、複数の山部のうち先端側のいくつかの山部の内側にそれぞれ環状凹部が形成されている。より具体的には、第1山部111と第2山部112と第3山部113の内側にそれぞれ環状凹部が形成されている。以下、便宜上、第1山部111の内側の環状凹部を第1環状凹部131と称し、第2山部112の内側の環状凹部を第2環状凹部132と称し、第3山部113の内側の環状凹部を第3環状凹部133と称する。
また、本実施例に係るバンプストッパ100の内周面側には、複数の谷部(第1谷部121と第2谷部122と第3谷部123)の内側にもそれぞれ環状凹部が形成されている。以下、便宜上、第1谷部121の内側の環状凹部を第4環状凹部141と称し、第2谷部122の内側の環状凹部を第5環状凹部142と称し、第3谷部123の内側の環状凹部を第6環状凹部143と称する。
ここで、複数の谷部(第1谷部121と第2谷部122と第3谷部123)の内側にそれぞれ形成された環状凹部(第4環状凹部141と第5環状凹部142と第6環状凹部1
43)において、各環状凹部のうち最も径が大きな部位の内径は、先端側の環状凹部ほど小さく設定されている。すなわち、第4環状凹部141のうち最も径が大きな部位の内径をD1とし、第5環状凹部142のうち最も径が大きな部位の内径をD2とし、第6環状凹部143のうち最も径が大きな部位の内径をD3とする(図1参照)。このとき、D1<D2<D3を満たす。
また、外周面側の谷部と、該谷部の内側における内周面側の環状凹部との間の肉厚は5mm以上に設定されている。つまり、第1谷部121と第4環状凹部141との間の肉厚T(図1中の拡大断面図参照),第2谷部122と第5環状凹部142との間の肉厚、及び第3谷部123と第6環状凹部143との間の肉厚は、いずれも5mm以上に設定されている。これにより、バンプストッパ100を成形する際の成形不良を抑制することができる。
更に、本実施例においては、バンプストッパ100の中心軸線を含む面でバンプストッパ100を切断した断面において、複数の谷部(第1谷部121と第2谷部122と第3谷部123)の内側にそれぞれ形成された環状凹部(第4環状凹部141と第5環状凹部142と第6環状凹部143)は、凹部の底から内周面側に向かって凹部の両側が開くように形成されている。そして、その開き角度αが90°以上となるように設定されている(図1中の拡大断面図参照)。これにより、成形後において、金型から成形品であるバンプストッパ100を取り出す際の離型性を高めることができる。
<本実施例に係るバンプストッパの優れた点>
本実施例に係るバンプストッパ100によれば、外周面側の蛇腹形状における複数の山部及び谷部は、先端側ほど径が小さくなるように構成されるため、本来的には、先端側の方ほど剛性が低く、バンプストッパ100が圧縮する際には、先端側から後端側に向かって順に谷部が圧縮するように変形する。
しかしながら、本実施例に係るバンプストッパ100の内周面側には、複数の谷部(第1谷部121と第2谷部122と第3谷部123)の内側にそれぞれ環状凹部(第4環状凹部141と第5環状凹部142と第6環状凹部143)が形成されている。従って、各谷部が設けられている部位の剛性の不均一が軽減される。つまり、従来例のように、複数の谷部の内側に環状凹部が形成されていない場合には、谷部が設けられている部位の肉厚は、先端側ほど薄く、剛性が低くなっている。これに対して、バンプストッパ100の内周面側に、各谷部の内側にそれぞれ環状凹部(第4環状凹部141と第5環状凹部142と第6環状凹部143)が形成されることで、各谷部が設けられている部位の剛性を調整することができ、各部位の剛性の不均一を軽減させることが可能となる。これにより、各谷部における圧縮のタイミングを近付ける(好ましくは同時にする)ことができ、バンプストッパの圧縮量に対するバネ定数(バンプストッパ全体をバネとして考えた時のバネ定数)の変化を抑制することができる。なお、バンプストッパ100の外周面側の複数の谷部(第1谷部121と第2谷部122と第3谷部123)の深さを調整することで、各谷部が設けられている部位の剛性を調整することも考えられる。しかしながら、谷部の深さを深くするほど、成形時に気体が入り込んで成形不良が発生したり、離形性が悪化したりし易くなる。そのため、谷部の深さの調整には限度がある。
ここで、本実施例においては、複数の谷部(第1谷部121と第2谷部122と第3谷部123)の内側にそれぞれ形成された環状凹部(第4環状凹部141と第5環状凹部142と第6環状凹部143)において、各環状凹部のうち最も径が大きな部位の内径は、先端側の環状凹部ほど小さく設定されている。つまり、図1において、D1<D2<D3を満たすように設定されている。これにより、各谷部における剛性が調整され、各谷部における剛性の不均一を好適に軽減させることができる。
このように、各谷部の部位の圧縮タイミングを近付けることができる(または略同時にすることができる)ことから、バンプストッパ100が圧縮される過程で、バンプストッパ100全体の圧縮方向のバネ定数が段階的に切り替わってしまうことを抑制(またはなくす)ことができる。従って、本実施例に係るバンプストッパ100においては、圧縮量の増加に対して荷重(圧縮に必要な荷重)は滑らかに増加する特性を有する。これは、衝撃吸収時の観点から言えば、バンプストッパ100が圧縮されていく過程で、バンプストッパ100への圧縮荷重が滑らかに変化することになる。従って、車両の操舵性に悪影響を及ぼしてしまうことを抑制できる。
以下、本実施例に係るバンプストッパ100と比較例(従来例)に係るバンプストッパ500について、圧縮量に対するバネ定数の変化をFEM解析により解析した結果を説明する。
図3は本発明の比較例に係るバンプストッパ500の模式的断面図である。この比較例に係るバンプストッパ500は、本実施例に係るバンプストッパ100に備えられている第4環状凹部141と第5環状凹部142と第6環状凹部143が設けられていない点のみが、本実施例に係るバンプストッパ100と異なっている。その他の構成については、本実施例に係るバンプストッパ100の構成と同一であるので、同一の構成については、同一の符号を付している。
図4は本発明の比較例に係るバンプストッパ500における圧縮時の様子を示す模式的断面図である。なお、図4において、左側の図はバンプストッパが圧縮されていない状態を示し、右側の図はバンプストッパの圧縮量が一定量に達した際の状態を示している。なお、各図においては、それぞれ模式的断面図(中心軸線を含む面で切断した断面の一部の断面図)を示している。
図5は本発明の実施例に係るバンプストッパ100及び比較例に係るバンプストッパ500における圧縮量に対するバネ定数の変化を示すグラフである。実線L1で示すグラフが本実施例に係るバンプストッパ100における圧縮量に対するバネ定数の変化を示すグラフであり、点線L2で示すグラフが比較例に係るバンプストッパ500における圧縮量に対するバネ定数の変化を示すグラフである。
比較例に係るバンプストッパ500の場合には、バネ定数が下がり始めてから上昇に転じるまでの変化量Y2が8.49N/mmであるのに対して、本実施例に係るバンプストッパ100の場合には、バネ定数が下がり始めてから上昇に転じるまでの変化量Y1が4.24N/mmであった。このように、本実施例に係るバンプストッパ100を採用することで、バネ定数の変化を抑制することができることが分かる。なお、比較例に係るバンプストッパ500の場合には、バネ定数が下がり始めてから上昇に転じた際の圧縮量は13mmであった。図2及び図4の右側の図は、バンプストッパ100,500の圧縮量が13mmの際の状態を示したものである。
(その他)
上記実施例においては、バンプストッパ100の外周に3つの谷部が設けられる場合の構成を示したが、本発明は2つの谷部が設けられているバンプストッパや4つ以上の谷部が設けられているバンプストッパにも適用可能である。この場合でも、上記の通り、成形上の観点から、先端側の谷部ほど径(谷底部分の外径)が小さくなるように構成される。
100 バンプストッパ
111 第1山部
112 第2山部
113 第3山部
114 第4山部
121 第1谷部
122 第2谷部
123 第3谷部
131 第1環状凹部
132 第2環状凹部
133 第3環状凹部
141 第4環状凹部
142 第5環状凹部
143 第6環状凹部
150 先端
160 端面
200 ピストンロッド
300 シリンダ
400 支持部材

Claims (3)

  1. 外周面が蛇腹形状で構成されており、蛇腹形状における複数の山部及び谷部は、先端側ほど径が小さくなるように構成されるバンプストッパにおいて、
    内周面側には、前記複数の谷部の内側にそれぞれ環状凹部が形成されると共に、
    前記複数の谷部の内側にそれぞれ形成された環状凹部において、各環状凹部のうち最も径が大きな部位の内径は、先端側の環状凹部ほど小さく設定されていることを特徴とするバンプストッパ。
  2. 外周面側の谷部と、該谷部の内側における内周面側の環状凹部との間の肉厚は5mm以上に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のバンプストッパ。
  3. バンプストッパの中心軸線を含む面でバンプストッパを切断した断面において、前記複数の谷部の内側にそれぞれ形成された環状凹部は、凹部の底から内周面側に向かって凹部の両側が開くように形成されており、その開き角度が90°以上となるように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバンプストッパ。
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