JPH04127440U - 懸架装置におけるウレタンバンパー - Google Patents

懸架装置におけるウレタンバンパー

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JPH04127440U
JPH04127440U JP3303691U JP3303691U JPH04127440U JP H04127440 U JPH04127440 U JP H04127440U JP 3303691 U JP3303691 U JP 3303691U JP 3303691 U JP3303691 U JP 3303691U JP H04127440 U JPH04127440 U JP H04127440U
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JP
Japan
Prior art keywords
urethane
bumper
piston rod
urethane bumper
rubber material
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Pending
Application number
JP3303691U
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English (en)
Inventor
進 小豆澤
Original Assignee
ダイハツ工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウレタンバンパーのもつ変形容易性という長
所を損なわずに、水によるピストンロッドの腐蝕、発錆
を防止でき、かつピストンロッドへの固定力を増加でき
るウレタンバンパーを提供する。 【構成】 ウレタンバンパー本体7aの内周のピストン
ロッド3に接触する部位をゴム材7bで構成したことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車等の車輌のストラット式懸架装置において用いられるウレタン バンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ストラット式懸架装置において、ショックアブソーバの突き上げ時の衝撃を吸 収するために用いられるバンパーは、従来ゴム製のものと、ウレタン製のものと がある。
【0003】 ウレタン製のもの、すなわちウレタンバンパーは、実開昭63-20547号公報にそ の1例が示されているが、ゴム製のものに比較して、変形容易で衝撃吸収量が大 であるという長所を備えている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ウレタンバンパーは、連泡式ウレタンによって構成されているので、ウレタン バンパーに付着した水はその内部に吸収され、図3に示すように、ウレタンバン パーaのピストンロッドbとの接触部cに滲み出し、前記接触部cにおいて、ピ ストンロッドbが腐蝕、発錆するという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解消するため、ウレタンバンパー本体の内周のピストン ロッドに接触する部位をゴム材で構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案によれば、ウレタンバンパーのピストンロッドに接触する部位を、水分 を通過させないゴム材で構成しているので、ウレタンバンパー本体に付着吸収さ れた水分が、ピストンロッド接触部に滲み出すことを防止できる結果、従来見ら れたピストンロッドの腐蝕、発錆を防止できる。
【0007】 又ウレタンバンパーはその緊迫力でピストンロッドに固定されているが、ピス トンロッドの接触部にゴム材を用いることにより、緊迫力を増加し、固定力の増 大を図ることができる。
【0008】 更に本考案においては、ゴム材をウレタンバンパー本体の内周のピストンロッ ドに接触する部位に限定して設けた構成としているので、ウレタンの有する変形 容易で衝撃吸収量を大きくとれるという長所を維持することができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例を示している。1は下端部を車輌側のナックル(図 示省略)に連結されたショックアブソーバ、2はこのショックアブソーバ1の上 部を取り囲むように配置されたコイルバネであり、コイルバネ2の下端はショッ クアブソーバ1の本体に装着されたバネ支持部4にて支持され、コイルバネ2の 上端はバネ受部材5に当接されている。そして前記バネ受部材5の下面には、シ ョックアブソーバ1の本体の突き上げ時の衝撃を吸収するためのウレタンバンパ ー7が当接配置されている。
【0010】 前記バネ受部材5はベアリング8を介して中間金属部材9にて支持され、かつ ショックアブソーバ1のピストンロッド3の上端がこの中間金属部材9に結合固 定されている。そして、中間金属部材9がサポートゴム10を介して取付部材1 1に結合され、この取付部材11がボルト・ナット12によって車体15に固定 されている。前記ウレタンバンパー7の下部外周には、ダストカバー6が取付け られている。
【0011】 ウレタンバンパー7の本体7aは連泡式のウレタンによって構成されているが 、その内周のピストンロッド3に接触する部位はゴム材7bで構成されている。
【0012】 具体的にはウレタンバンパー7の全体形状は圧縮方向の変形を容易にするため、 蛇腹形状に形成されており、その内周はピストンロッド3に接触する部位と接触 しない部位とが交互に存在する形状となっているが、ゴム材7bは前記接触する 部位にのみ設けられている。ゴム材7bを本体7aに一体結合する方法としては 、インサート成形法を用いると好適であるが、接着法等を採用することも可能で ある。
【0013】 ウレタンバンパー7は、自身の有している緊迫力でピストンロッド3に固定さ れる。
【0014】 図2は本考案の第2実施例を示している。この実施例では、ウレタンバンパー 7の内周のピストンロッド3に接触する部位に第1実施例と同様のゴム材7bを 設ける外に、これらゴム材7bを接続するように前記内周のピストンロッド3に 接触しない部位にも薄肉のゴム材7cを設けている。両ゴム材7b、7cは一体 成形され、インサート成形によりウレタン製の本体7aに結合される。なお、薄 肉のゴム材7cは、ウレタンの有する変形容易性を損なわないように形成されて いる。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、ウレタンバンパーのもつ変形容易性という長所を損なわずに 、水によるピストンロッドの腐蝕、発錆を防止でき、かつピストンロッドへの固 定力を増加できるウレタンバンパーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図3】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
3 ピストンロッド 7 ウレタンバンパー 7a 本体 7b ゴム材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタンバンパー本体の内周のピストン
    ロッドに接触する部位をゴム材で構成したことを特徴と
    する懸架装置におけるウレタンバンパー。
JP3303691U 1991-05-13 1991-05-13 懸架装置におけるウレタンバンパー Pending JPH04127440U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030006654A (ko) * 2001-07-13 2003-01-23 기아자동차주식회사 자동차 현가 장치의 범프 스토퍼
JP2017009002A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 Nok株式会社 バンプストッパ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030006654A (ko) * 2001-07-13 2003-01-23 기아자동차주식회사 자동차 현가 장치의 범프 스토퍼
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