JP6536137B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙処理装置及び画像形成システムに関する。
従来、中折り・中綴じ処理して形成された中綴じ冊子を、折り目部を上方とした垂直な状態で保持して後続の処理部に搬送する構成の装置が知られている。
かかる装置の一例として、例えば、特許文献1には、鞍形状の載置部上で中綴じ処理された中綴じ冊子を、その折り目部の劣角の部分を下から支えるバッファ鞍に移動させ、バッファ鞍をスライド移動させることにより、中綴じ冊子を搬送する技術が記載されている。
特開2013−107752号公報
しかしながら、上記特許文献1では、中綴じ冊子を鞍形状の載置部からバッファ鞍に移動させた際に、中綴じ冊子の折り目部とバッファ鞍の頂部稜線がずれてしまうことがあった。こうした状態では、中綴じ冊子は不安定なため、その後の搬送中に更にずれてしまうこともあり、次工程において不具合が発生する恐れがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、垂直状態の中綴じ冊子を下方から適正な位置に支持し、安定して搬送することのできる用紙処理装置及び画像形成システムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、用紙処理装置は、
中央部に折り目部が形成された山形の状態の用紙を下方から支持する第1支持部と、
前記第1支持部に隣接し、前記第1支持部から押し出された用紙を下方から支持する第2支持部と、
前記第2支持部と共に用紙を下方から支持し、前記第2支持部の支持位置より上方に所定量突出した後、前記支持位置以下に下降する突出動作を行う可動部と、
前記可動部を駆動させる駆動部と、
前記第1支持部から前記第2支持部に用紙が押し出された後、前記駆動部を駆動させることで前記可動部に前記突出動作を行わせる制御部と、
を備え
前記可動部は、
用紙を支持する板体と、前記板体の板面に垂直な回動軸とを備え、
前記駆動部は、前記板体を前記回動軸回りに回動させて、前記突出動作を行うことを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、用紙処理装置は、
中央部に折り目部が形成された山形の状態の用紙を下方から支持する第1支持部と、
前記第1支持部に隣接し、前記第1支持部から押し出された用紙を下方から支持する第2支持部と、
前記第2支持部と共に用紙を下方から支持し、前記第2支持部の支持位置より上方に所定量突出した後、前記支持位置以下に下降する突出動作を行う可動部と、
前記可動部を駆動させる駆動部と、
前記第1支持部から前記第2支持部に用紙が押し出された後、前記駆動部を駆動させることで前記可動部に前記突出動作を行わせる制御部と、
前記第2支持部及び前記可動部を移動させることによりこれらに支持された用紙を搬送する用紙搬送部と、
用紙の前記折り目部を下方から吊り上げて保持する保持部と、
を備え、
前記可動部は、前記支持位置より下方に退避した退避位置に下降可能であって、
前記用紙搬送部による用紙の搬送後、前記可動部が前記退避位置に下降することで、前記保持部が前記第2支持部に支持された用紙の下方に挿入可能となることを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、用紙処理装置は、
中央部に折り目部が形成され、前記折り目部上に綴じ針が打ち込まれた山形の状態の中綴じ冊子を下方から支持する第1支持部と、
前記第1支持部に隣接し、前記第1支持部から押し出された中綴じ冊子を下方から支持する第2支持部と、
前記第2支持部と共に中綴じ冊子を下方から支持し、前記第2支持部の支持位置より上方に所定量突出した後、前記支持位置以下に下降する突出動作を行う可動部と、
前記可動部を駆動させる駆動部と、
前記第1支持部から前記第2支持部に中綴じ冊子が押し出された後、前記駆動部を駆動させることで前記可動部に前記突出動作を行わせる制御部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、画像形成システムは、
用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙に、所定の用紙処理を行う前記用紙処理装置と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、垂直状態の中綴じ冊子を下方から適正な位置に支持し、安定して搬送することができる。
画像形成システムの全体構成を示す概略模式図である。 用紙処理装置の中綴じ処理部及び用紙搬送部の構成の一例を示す斜視図である。 移動鞍ユニットの可動部の構成を説明するための図である。 用紙搬送部の構成の一例を示す斜視図である。 用紙処理装置のクランプ部、小口断裁部、角背成形部の構成の一例を示す図である。 移動鞍ユニットの可動部の動作を説明するための図である。 画像形成システムの動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。 用紙搬送部の動作を示すフローチャートである。 移動鞍ユニットの可動部の変形例を示す図である。 移動鞍ユニットの可動部の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態である画像形成システム1について説明する。
図1は、画像形成システム1の全体構成を示す概略模式図である。
画像形成システム1は、画像形成装置100と、中間搬送装置200と、用紙処理装置300と、平綴じ処理装置400と、を有している。
なお、以下の説明において、鉛直方向をZ方向とし、図1に示す画像形成装置100、中間搬送装置200、用紙処理装置300、及び平綴じ処理装置400が互いに接続される方向に沿う方向をX方向とし、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
また、X方向について前側及び後側を付して説明し、Y方向について右側及び左側を付して説明し、Z方向について上側及び下側を付して説明する。ここで、前側は、画像形成システム1における搬送方向の上流側であり、後側は、その下流側である。また、右側は、用紙処理装置300の中折り・中綴じ処理における用紙搬送方向の上流側であり、左側は、その下流側である。
画像形成装置100は、用紙に画像を形成する。
具体的には、画像形成装置100は、例えば、記録媒体として備蓄された用紙を用紙トレイから引き出して搬送する搬送部、ビットマップデータに応じたトナー像を転写ローラー等の一次転写部材に現像する現像部、一次転写部材に現像されたトナー像を転写ドラム150等の二次転写部材に転写する一次転写部、二次転写部材に転写されたトナー像を搬送部により搬送される用紙に転写する二次転写部、転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部、及び定着部による定着処理後の用紙を排出する排出部等を備え、用紙に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、画像が形成されて排出される用紙を中間搬送装置200に受け渡す。即ち、画像形成システム1は、画像形成装置100から排出される用紙が中間搬送装置200に受け渡されるよう接続されている。
中間搬送装置200は、用紙を一時的に待機させると共に、用紙に対して筋付け及び断裁を施すことの可能な装置である。
具体的には、中間搬送装置200は、例えば、画像形成装置100から搬送された用紙を下降させるように搬送して用紙の紙面をZ方向にほぼ沿わせた状態で一旦停止させて待機させる待機部(スタッカー)、待機中の用紙の位置を整合する整合部、整合された用紙に筋付けを行う筋付け部(クリーサー)、及び筋付けが施された用紙を搬送しながら当該用紙の余白部分を断裁する断裁部(スリッター)等を備える。
即ち、中間搬送装置200は、画像形成装置100から受け渡された用紙を待機部において一旦停止させた状態で整合部により整合を行い、次いで筋付け部により筋付け処理を行った後、筋付けが施された用紙を搬送しながら当該用紙の余白部分を断裁部により断裁する。その後、中間搬送装置200は、断裁部により余白部分の断裁された用紙を用紙処理装置300に受け渡す。
なお、中間搬送装置200は、画像形成装置100から受け渡された用紙に対して、中間搬送装置200による各種の処理の一部又は全部を施さずに用紙処理装置300に受け渡すこともできる。
用紙処理装置300は、用紙を中折り(二つ折り)にする中折り処理、中折りされた用紙を所定枚数重ね合わせて綴じることにより中綴じ冊子を作成する中綴じ処理、中綴じ冊子の小口断裁を行う断裁処理、中綴じ冊子の背表紙を角背成形する角背成形処理等を行う装置である。
具体的には、用紙処理装置300は、例えば、中間搬送装置200から受け渡された用紙をY方向に沿って中折りする中折り部310、中折り部310により中折りされた用紙を重ね合わせ、打針して中綴じ冊子とする中綴じ部320、中綴じ部320により中綴じされた中綴じ冊子を受け取って、水平面内を折り目部と直交する方向(X方向)に搬送する搬送機構330、搬送機構330により搬送された中綴じ冊子の折り目部近傍を挟持して保持するクランプ部340、クランプ部340により保持された中綴じ冊子の小口の断裁処理を行う小口断裁部350、中綴じ冊子の背表紙の角背成形処理を行う角背成形部360、及び中綴じ冊子を外部に排出する排出部370等が備えられている。
なお、かかる用紙処理装置300は、中間搬送装置200から受け渡された用紙に対して、用紙処理装置300による各種の処理の一部又は全部を施さずに平綴じ処理装置400に受け渡すこともできる。
中折り部310は、例えば、一対の中折りローラーと、一対の中折りローラーの下方に位置し、一対の中折りローラーの間に進入するように動作可能なY−Z平面に沿うよう配設された板状の折りナイフと、を備えている。
画像形成装置100から受け渡された用紙は、当該用紙のX方向の中央部が折りナイフに対向することとなる位置まで搬送される。すると、折りナイフは、一対の中折りローラーの間に進入し、用紙をニップ部に押し込む動作を行う。これにより、用紙は、折りナイフとの当接位置においてY方向に沿った折り目部が形成された状態に中折りされる。即ち、用紙は、折り目部が上側でその両端の小口が下側となる所謂山折り形状(山形の用紙)となる。
中折りされた用紙は、図示しない搬送部により折り目部に沿った方向(Y方向)に搬送され、中綴じ部320に到達する。
図2は、中綴じ部320及び搬送機構330の構成の一例を示す斜視図である。また、図3は、搬送機構330の可動部333の構成を説明するための図である。また、図4は、搬送機構330の構成の一例を示す斜視図である。
中綴じ部320は、中折り部310により中折りされた後、その折り目部に沿った方向(Y方向)に搬送されてきた用紙を重ね合わせて集積する鞍掛け部(第1支持部)321、鞍掛け部321の上方に設けられた打針部322、及び鞍掛け部321の内部に設けられた受針部323等を備えている。
鞍掛け部321上に所定枚数の用紙が集積されると、その用紙束の折り目部上に打針部322及び受針部323の協働により綴じ針が打ち込まれ、中綴じ冊子が形成される。形成された中綴じ冊子は、鞍掛け部321の右端部(搬送方向上流側の端部)に備えられた整合部324により下流側の搬送機構330に押し出される。
搬送機構330は、中綴じ部320から押し出された中綴じ冊子を折り目部の内側から支持した状態で、X方向の後方から前方に向かって搬送してクランプ部340に受け渡すためのものである。
搬送機構330は、支持板S上をX方向に往復移動する移動鞍ユニットUを備えている。
移動鞍ユニットUは、支持板S上をX方向に往復移動可能な扁平直方体状の台座部(用紙搬送部)331を備えている。台座部331は、用紙支持部(第2支持部)332、可動部333、第1押さえ部334、及び第2押さえ部335を支持しており、台座部331の往復移動に伴って、これらが一体となって往復移動するようになっている。
用紙支持部332は、Y−Z平面に沿った板状の部材であり、台座部331の前端部に備えられている。用紙支持部332は、中綴じ部320から押し出された中綴じ冊子を鞍掛けして、その折り目部(綴じ部分)を下から支えるようにして支持する。この際、用紙支持部332は、中綴じ冊子の用紙搬送方向の中心部を支持するように構成されている。
可動部333は、用紙支持部332の用紙搬送方向の下流側(用紙支持部332の左側)に設けられる。
可動部333は、上下方向に動作可能に構成される板体3331を備えている。
板体3331は、通常状態では、用紙支持部332の支持位置と同一の高さの支持位置で用紙支持部332と共に中綴じ冊子を支持している(図3の実線の位置)。
そして、板体3331は、駆動部333aの駆動により、その頂部が用紙支持部332の支持位置より所定量上方に突出した高さ位置(図3の一点鎖線参照)となり、その後、用紙支持部332の支持位置より僅かに下方に退避した高さ位置(図3の鎖線参照)となる突出動作を行って、当初の高さ位置に戻る。
駆動部333aは、例えば、ソレノイド及びバネ等を備えて構成され、用紙処理制御部505(後述)の制御により、用紙支持部332に中綴じ冊子が支持された直後、可動部333を一乃至複数回、上記した突出動作をさせる。なお、駆動部333aの構成は、上記したものに限定されない。
このような可動部333の動作により、用紙支持部332に支持された中綴じ冊子にその折り目部の内側から突き上げる力が与えられるので、中綴じ冊子の折り目部の位置が、用紙支持部332の頂部稜線とずれていた場合にこれを是正することができるようになっている。
また、かかる可動部333は、クランプ部340に中綴じ冊子を受け渡す際に、クランプ部340の下部と当接した場合、クランプ部340に押されて、上述の突出動作の際に退避した位置よりも更に下方に退避した高さ位置(退避位置、図3の二点鎖線参照)に退避可能に構成されている。
第1押さえ部334は、用紙支持部332及び可動部333の後方に備えられ、上記した可動部333の上下方向の動作の後、台座部331上を前方にスライド移動し、その上端の回動部334aが下方に回動することで、中綴じ冊子の折り目部の中央部を上方から押さえることができる。なお、第1押さえ部334が中綴じ冊子を押さえた状態を、図4において二点鎖線で示している。
第2押さえ部335は、Y方向に沿って第1押さえ部334を挟む位置に立設され、台座部331の前方への移動に伴って徐々に倒れるように動作する一対のアーム部335a,335aを備え、一対のアーム部335a,335aが徐々に前方に倒れることで、その先端部の当接部335b,335bにより、中綴じ冊子の搬送方向の後ろ側の面を押さえることができる。
図5は、用紙処理装置のクランプ部340、小口断裁部350、角背成形部360の構成の一例を示す図である。
また、図6は、クランプ部340のリフター板341,341が中綴じ冊子を吊り上げる様子を示す模式図である。
クランプ部340は、Z方向に沿って設けられたガイドレールLに沿って昇降可能であって、搬送機構330から中綴じ冊子が搬送されてくる間は、ガイドレールLの上部に位置し、搬送機構330から中綴じ冊子を受け取る際に下降することができる。
クランプ部340は、一対のリフター板341,341、一対の挟持部材342,342を備えている。また、一対の挟持部材342,342のうち前方に位置する挟持部材342側には、複数のガイドワイヤー343がY方向に沿って並列に設けられている。
ガイドワイヤー343は、搬送機構330により中綴じ冊子が後方から前方に搬送される際に、中綴じ冊子の搬送方向の前側の面に当接する位置に設けられ、搬送機構330により搬送される中綴じ冊子は、前方に進むに従って第2押さえ部335及びガイドワイヤー343により挟まれるため畳まれることとなる。
そして、クランプ部340は、当該クランプ部340と小口断裁部350の間に中綴じ冊子が位置した状態で下降する。すると、クランプ部340の下部が可動部333と当接して下方に押すことで可動部333の板体3331が退避位置まで退避し、リフター板341,341が挿入する空間が形成される。こうして空間が形成されると、リフター板341,341は、中綴じ冊子を下方から引っ掛けるように支持して吊り上げ、その状態において、一対の挟持部材342,342が接近するよう移動することにより、中綴じ冊子が挟持される。
一対の挟持部材342,342による中綴じ冊子の挟持後、台座部331は後方に退避する。
その後、クランプ部340は、Z方向に沿って設けられたガイドレールLに沿って下降することで、中綴じ冊子の小口端部側を小口断裁部350に進入させることができる。
小口断裁部350は、断裁挟持部351,352を備え、クランプ部340がガイドレールLに沿って下降することで、中綴じ冊子の小口端部は、断裁挟持部351,352の間の隙間に進入する。断裁挟持部351,352の間の隙間に中綴じ冊子の小口端部が進入すると、断裁刃353が動作して中綴じ冊子の小口端部が断裁され、不揃いな中綴じ冊子の小口部が切り揃えられる。
角背成形部360は、クランプ部340に搭載されている。
角背成形部360は、保持板361,362、及びローラー(図示省略)等により構成され、中綴じ冊子は、保持板361,362によりを挟持された後、ローラーにより折り目部が平らになるよう潰され、その折り目部が角型形状に成形される。
排出部370は、断裁処理及び/又は角背成形処理された中綴じ冊子を排出する。なお、断裁処理と角背成形処理の何れも施されていない状態の中綴じ冊子を排出する場合もある。
図1に戻り、平綴じ処理装置400は、複数の用紙の平綴じ処理等を行う。
具体的には、平綴じ処理装置400は、例えば、用紙処理装置300から受け渡された複数の用紙にステープル処理を施すステープル処理部、ステープル処理が施された複数の用紙のうち背表紙と平行な端部を揃えるために当該端部の一部を切り落とす小口断裁を行うページ端断裁部、及び連結された各装置による処理後の用紙を排出する排出部等を備える。
なお、平綴じ処理装置400は、用紙処理装置300から受け渡された用紙に対して、平綴じ処理装置400による各種の処理の一部又は全部を施さずに排出することもできる。
次に、画像形成システム1の動作制御について説明する。
図7は、画像形成システム1の動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
画像形成システム1は、画像形成システム1の動作に係るユーザーの入力操作を受け付け、画像形成システム1の動作に係る表示出力を行う操作表示部501、画像形成システム1全体の動作制御を行う中央制御部502、画像形成装置100の動作制御を行う画像形成制御部503、中間搬送装置200の動作制御を行う中間搬送制御部504、用紙処理装置300の動作制御を行う用紙処理制御部(制御部)505、及び平綴じ処理装置400の動作制御を行う平綴じ処理制御部506を有する。
操作表示部501は、例えば、タッチパネル方式の操作表示装置や各種の入力のためのスイッチ、キー等を有し、ユーザーの入力内容に応じた信号を中央制御部502に送信する。
中央制御部502、画像形成制御部503、中間搬送制御部504、用紙処理制御部505、及び平綴じ処理制御部506はそれぞれ、CPU、RAM、ROM等を有し、処理内容に応じたソフトウェア・プログラムや各種のデータを読み出して実行処理する。
中央制御部502は、操作表示部501を介して入力されたユーザーの入力内容に応じて、画像形成システム1に係る各種の条件の設定を行う。
この設定条件には、例えば、用紙のサイズや画像形成時の色数(例えば、カラー・グレースケール・モノクロ等)、中折りされる用紙枚数、中折り処理におけるニップ圧、中綴じ処理される一部の用紙の枚数、中綴じ処理を行う用紙の種類、サイズ、坪量、中綴じ処理において用紙の折り目部に対して打ち込む綴じ針の数、中綴じ処理において綴じ針を打ち込む位置(綴じ位置)、余白部分となる端部の断裁の実施/非実施、断裁される端部の幅等が含まれる。
そして、中央制御部502は、画像形成制御部503、中間搬送制御部504、用紙処理制御部505、及び平綴じ処理制御部506の各制御部に対して設定内容に応じた処理を施すための命令を出力する。各制御部は、命令に応じてそれぞれの制御対象である装置の動作を制御する。
例えば、中央制御部502は、用紙処理制御部505に対して中折り処理、中綴じ処理、小口断裁処理、角背成形処理等を施すための命令を出力する。
用紙処理制御部505は、これに応じて、中折り部310、中綴じ部320、クランプ部340、小口断裁部350、及び角背成形部360を制御し、各処理を行う。
このとき、用紙処理制御部505は、搬送機構330を制御し、中綴じ部320からクランプ部340への中綴じ冊子の受け渡しを行う。
ここで、本実施形態における搬送機構330の動作について詳細に説明する。
図8は、中綴じ部320から中綴じ冊子を受け渡されてから、クランプ部340へ中綴じ冊子を受け渡すまでの、搬送機構330の動作を示すフローチャートである。
先ず、中綴じ部320から中綴じ冊子が搬送され、用紙支持部332が中綴じ冊子を支持した状態となると(ステップS11)、用紙処理制御部505は、駆動部333aを駆動させ、可動部333を上下動させて中綴じ冊子を振動させる(図3参照)(ステップS12)。
これにより、中綴じ冊子にその折り目部の内側から突き上げる力が与えられるので、中綴じ冊子の折り目部(重心)が自動調芯され、折り目部が、用紙支持部332の頂部稜線上に合致するように、その位置が是正されることとなる。
次いで、用紙処理制御部505は、第1押さえ部334により中綴じ冊子を上方から押さえ(ステップS13)、台座部331を前方にスライド移動させる(ステップS14)。
ここで、搬送される中綴じ冊子は、前方に進むに従って第2押さえ部335及びガイドワイヤー343により挟まれ、折り目部の位置を中心に対称な形状を保ったまま、畳まれていくこととなる。
次いで、台座部331の移動が終了すると、用紙処理制御部505は、第1押さえ部334を中綴じ冊子から退避させる(ステップS15)。
これにより、中綴じ冊子は、第2押さえ部335及びガイドワイヤー343により前後から挟まれた対称な形状が維持された状態となる。
次いで、用紙処理制御部505は、クランプ部340を下降させる(ステップS16)。
このとき、クランプ部340の下部が可動部333に接触して、可動部333の板体3331が退避位置まで下がることで空間が形成される。
次いで、用紙処理制御部505は、可動部333が下がることで形成された空間にリフター板341,341を進入させ(図6参照)、中綴じ冊子を下方から引っ掛けるように支持して吊り上げ(ステップS17)、その後、一対の挟持部材342,342により中綴じ冊子を挟持する(ステップS18)。
次いで、用紙処理制御部505は、台座部331を後方の元の位置に移動させ(ステップS19)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、中央部に折り目部が形成された山形の状態の用紙を下方から支持する鞍掛け部321と、鞍掛け部321に隣接し、鞍掛け部321から押し出された中綴じ冊子を下方から支持する用紙支持部332と、用紙支持部332と共に中綴じ冊子を下方から支持し、用紙支持部332の支持位置より上方に所定量突出した後、前記支持位置以下に下降する突出動作を行う可動部333と、可動部333を駆動させる駆動部333aと、鞍掛け部321から用紙支持部332に中綴じ冊子が押し出された後、駆動部333aを駆動させることで可動部333に突出動作を行わせる用紙処理制御部505と、を備える。
このため、可動部333の突出動作により、中綴じ冊子にその折り目部の内側から突き上げる力が与えられるので、中綴じ冊子の折り目部(重心)が自動調芯され、中綴じ冊子の折り目部と、用紙支持部332の頂部稜線とのずれを是正することができる。
よって、垂直状態の中綴じ冊子を下方から適正な位置に支持し、その後、安定して搬送することができる。
本実施形態によれば、用紙処理制御部505は、可動部333に突出動作を複数回実行させる。
このため、可動部333の往復動作により、中綴じ冊子にその折り目部の内側から突き上げる様に振動を与えることができる。
また、本実施形態によれば、可動部333は、中綴じ冊子を支持する板体3331を備え、駆動部333aは、板体3331を上下方向に動作させて、突出動作を行う。
このため、中綴じ冊子の折り目部の内側の広い範囲に亘って力を加えることができる。よって、可動部333の動作により、用紙支持部332上の中綴じ冊子のY方向の位置をずれ難くすることができる。
また、本実施形態によれば、可動部333は、用紙支持部332よりも用紙搬送方向下流側(用紙支持部332の鞍掛け部321と対向しない側)に設けられている。
この点、移動鞍ユニットUがクランプ部340に中綴じ冊子を受け渡している間に、鞍掛け部321に後続の用紙を集積していた場合、用紙支持部332の鞍掛け部321と対向する側に可動部333を設けることとすると、装置構成上、移動鞍ユニットUが戻る際に、その可動部333が鞍掛け部321に集積されていた用紙とぶつかる懸念があり、これを解消するためには移動鞍ユニットUをより外側(左側)に設けるか、移動鞍ユニットUが戻ってから鞍掛け部321への用紙の集積を開始する構成とする必要がある。
これに対して、可動部333を用紙支持部332の鞍掛け部321と対向しない側に設けることで、移動鞍ユニットUをより外側(左側)に設ける必要がないため装置構成を大型化することなく、移動鞍ユニットUが戻るのを待って掛け部321への用紙の集積を開始する必要がないので生産性も確保することができる。
また、本実施形態によれば、用紙支持部332及び可動部333を移動させることによりこれらに支持された用紙を搬送する台座部331と、中綴じ冊子の折り目部を下方から吊り上げて保持するリフター板341,341と、を備え、可動部333は、用紙支持部332の支持位置より更に退避した退避位置に下降可能であって、台座部331による中綴じ冊子の搬送後、可動部333が退避位置に下降することで、リフター板341,341が用紙支持部332に支持された用紙の下方に挿入可能となる。
このため、用紙支持部332及び可動部333により支持されることにより中綴じ冊子を安定して搬送することができ、また、可動部333が退避位置に下降することで、中綴じ冊子をリフター板341,341により効率良く吊り上げることができる。
なお、上記実施形態によれば、上下方向に動作する板体3331を備えた可動部333を例示して説明したが、可動部は中綴じ冊子を振動させ得るものであれば、これ以外の構成であっても良い。
例えば、図9に示すように、可動部333Aは、中綴じ冊子を支持する板体3332と、板体3332の板面に垂直な回動軸Gとを備え、駆動部333aが板体3332を回動軸G回りに回動させて、突出動作を行う構成であっても良い。
かかる構成であれば、駆動部333aは回動軸Gを回すだけなので、可動部333Aの動作の安定性が良い。
また、上記実施形態によれば、可動部333、333Aは、移動鞍ユニットUにおいて鞍掛け部321と対向しない側の端部(左端部)に設けられている構成を例示して説明したが、例えば、図10に示すように、移動鞍ユニットUにおいて鞍掛け部321と対向する側の端部(右端部)に設けることも可能である。
また、上記実施形態によれば、可動部333の板体3331(可動部333Aの板体3332)は、突出動作の際、用紙支持部3332の支持位置より僅かに下方に退避する構成を例示して説明したが、突出動作の際、可動部333の板体3331の頂部は、少なくとも用紙支持部3332の支持位置と同一の高さに戻ればよい。
1 画像形成システム
100 画像形成装置
300 用紙処理装置
320 中綴じ部
321 鞍掛け部(第1支持部)
330 搬送機構
U 移動鞍ユニット
331 台座部(用紙搬送部)
332 用紙支持部(第2支持部)
333、333A 可動部
3331、3332 板体
G 回動軸
333a 駆動部
334 第1押さえ部
334a 回動部
335 第2押さえ部
335a,335a アーム部
335b,335b 当接部
340 クランプ部
341,341 リフター板(保持部)
342,342 挟持部材
343 ガイドワイヤー
505 用紙処理制御部(制御部)

Claims (7)

  1. 中央部に折り目部が形成された山形の状態の用紙を下方から支持する第1支持部と、
    前記第1支持部に隣接し、前記第1支持部から押し出された用紙を下方から支持する第2支持部と、
    前記第2支持部と共に用紙を下方から支持し、前記第2支持部の支持位置より上方に所定量突出した後、前記支持位置以下に下降する突出動作を行う可動部と、
    前記可動部を駆動させる駆動部と、
    前記第1支持部から前記第2支持部に用紙が押し出された後、前記駆動部を駆動させることで前記可動部に前記突出動作を行わせる制御部と、
    を備え
    前記可動部は、
    用紙を支持する板体と、前記板体の板面に垂直な回動軸とを備え、
    前記駆動部は、前記板体を前記回動軸回りに回動させて、前記突出動作を行うことを特徴とする用紙処理装置。
  2. 中央部に折り目部が形成された山形の状態の用紙を下方から支持する第1支持部と、
    前記第1支持部に隣接し、前記第1支持部から押し出された用紙を下方から支持する第2支持部と、
    前記第2支持部と共に用紙を下方から支持し、前記第2支持部の支持位置より上方に所定量突出した後、前記支持位置以下に下降する突出動作を行う可動部と、
    前記可動部を駆動させる駆動部と、
    前記第1支持部から前記第2支持部に用紙が押し出された後、前記駆動部を駆動させることで前記可動部に前記突出動作を行わせる制御部と、
    前記第2支持部及び前記可動部を移動させることによりこれらに支持された用紙を搬送する用紙搬送部と、
    用紙の前記折り目部を下方から吊り上げて保持する保持部と、
    を備え、
    前記可動部は、前記支持位置より下方に退避した退避位置に下降可能であって、
    前記用紙搬送部による用紙の搬送後、前記可動部が前記退避位置に下降することで、前記保持部が前記第2支持部に支持された用紙の下方に挿入可能となることを特徴とする用紙処理装置。
  3. 中央部に折り目部が形成され、前記折り目部上に綴じ針が打ち込まれた山形の状態の中綴じ冊子を下方から支持する第1支持部と、
    前記第1支持部に隣接し、前記第1支持部から押し出された中綴じ冊子を下方から支持する第2支持部と、
    前記第2支持部と共に中綴じ冊子を下方から支持し、前記第2支持部の支持位置より上方に所定量突出した後、前記支持位置以下に下降する突出動作を行う可動部と、
    前記可動部を駆動させる駆動部と、
    前記第1支持部から前記第2支持部に中綴じ冊子が押し出された後、前記駆動部を駆動させることで前記可動部に前記突出動作を行わせる制御部と、
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  4. 前記可動部は、
    用紙を支持する板体を備え、
    前記駆動部は、前記板体を上下方向に動作させて、前記突出動作を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の用紙処理装置。
  5. 前記制御部は、前記可動部に前記突出動作を複数回実行させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の用紙処理装置。
  6. 前記可動部は、前記第2支持部よりも用紙搬送方向下流側に設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の用紙処理装置。
  7. 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙に、所定の用紙処理を行う請求項1〜6の何れか一項に記載の用紙処理装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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