JP5929473B2 - 用紙処理装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Description
また、中綴じ冊子の作成に際して、中綴じ冊子の端部を一部切り落とす断裁処理が一般的に行われている。断裁処理により、中綴じ冊子の縁を揃えることができる。
以下、従来の用紙処理装置の問題点について、図9、図10を参照して説明する。
挟持搬送部1001は、冊子Dの背表紙側を挟持し、背表紙に対向する冊子Dの端部(小口端部)を断裁部1002側に向けて搬送する。この場合、断裁部1002は、断裁部1002の内側に進入した冊子Dの小口端部に断裁刃を当接させて断裁を行う。
しかしながら、図9に示すように、冊子Dの表紙等が小口端部側に向かって末広がり状となり、小口端部が断裁部1002への進入口に収まらない状態となってしまい、断裁部1002に冊子Dを良好に進入させることができなくなる場合があった。
画像形成システム1は、画像形成装置100と、用紙反転装置200と、用紙処理装置300と、平綴じ処理装置400と、を有している。
以下の説明において、鉛直方向をZ方向とし、図1に示す画像形成装置100、用紙反転装置200、用紙処理装置300及び平綴じ処理装置400が互いに接続される方向に沿う方向をX方向とし、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。また、X方向について前方及び後方を付して説明する。ここで、前方は、画像形成システム1のうち画像形成装置100が設けられた側であり、後方は平綴じ処理装置400が設けられた側である。
具体的には、画像形成装置100は、例えば、記録媒体として備蓄された用紙を用紙トレイから引き出して搬送する搬送部、ビットマップデータに応じたトナー像を転写ローラー等の一次転写部材に現像する現像部、一次転写部材に現像されたトナー像を転写ドラム150等の二次転写部材に転写する一次転写部、二次転写部材に転写されたトナー像を搬送部により搬送される用紙に転写する二次転写部、転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部、定着部による定着処理後の用紙を排出する排出部等を備え、用紙に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、画像が形成されて排出される用紙を用紙反転装置200に受け渡す。
具体的には、用紙反転装置200は、画像形成装置100側から搬送された用紙を下降させるように搬送して用紙の紙面をZ方向にほぼ沿わせた状態でいったん停止させて待機させる待機部、X方向について画像形成装置100側と反対側に設けられた用紙処理装置300側に向かって待機部内の用紙を持ち上げるように搬送することにより搬送される用紙の紙面を反転させる反転部等を備え、搬送される用紙の紙面を反転させて用紙処理装置300に受け渡す。
また、用紙反転装置200は、例えば、待機部内で停止している当該用紙の端部の位置を整合する整合部、整合部により整合された用紙に筋付けを行う筋付け部(クリーサー)や、用紙の天地を断裁する天地断裁部(スリッター)等を備えていてもよい。
具体的には、用紙処理装置300は、例えば、用紙の所定位置をY方向に沿って折る中折り部320、中折り部320により中折りされた複数の用紙が載置されて重ねられる鞍掛部330、鞍掛部330において重ねられた複数の用紙を中折りされた位置で中綴じすることにより当該複数の用紙を中綴じ冊子Bとする中綴じ部335(図5参照)、互いに対向するよう設けられた二つの挟持部材341、342、二つの挟持部材341、342の一方(挟持部材341)から中綴じ冊子Bの小口端部側に延出可能に設けられた延出部材343、二つの挟持部材341、342の他方(挟持部材342)側に設けられて中綴じ冊子Bを支持するガイドワイヤー350等を備える挟持搬送部340、鞍掛部330と挟持搬送部340との間で中綴じ冊子Bを受け渡す受け渡し部360(図5参照)、挟持搬送部340に挟持された中綴じ冊子Bの小口端部の断裁処理を行う断裁部370(図2等参照)、中綴じ冊子Bを排出する排出部380(図2等参照)等を備える。
用紙処理装置300は、用紙反転装置200から受け渡された用紙に対して、用紙処理装置300による各種の処理の一部又は全部を施さずに平綴じ処理装置400に受け渡すこともできる。また、用紙処理装置300は、さらに、中綴じ冊子Bの背表紙を整形するスクエアフォールド処理を行うための処理部等を備えていてもよい。
具体的には、平綴じ処理装置400は、例えば、用紙処理装置300から受け渡された複数の用紙にステープル処理を施すステープル処理部、連結された各装置による処理後の用紙を排出する排出部等を備える。平綴じ処理装置400は、用紙処理装置300から受け渡された用紙に対して、平綴じ処理装置400による各種の処理の一部又は全部を施さずに排出することもできる。
図2は、用紙処理装置300の斜視図である。
図3は、用紙処理装置300の内部に設けられた挟持搬送部340及び断裁部370を図2に示す矢印V1方向から見た側面図である。
図2、図3は、説明の便宜上、用紙処理装置300の内部の構成を可視可能に図示しているが、実際には用紙処理装置300の筐体を覆うよう設けられた外装の内側に設けられている。
より具体的には、二つの挟持部材341、342は、搬送ユニットU内に設けられ、X−Y平面について同一平面上に設けられた部材である。一方の挟持部材341は、搬送ユニットU内でX方向に沿って移動可能に設けられている。他方の挟持部材342は、搬送ユニットU内に固定されている。中綴じ冊子Bを挟持するに際して、挟持搬送部340は、一方の挟持部材341と他方の挟持部材342との間に中綴じ冊子Bを位置させた状態で一方の挟持部材341を他方の挟持部材342に近接させるように動作させることにより中綴じ冊子Bを挟持する。即ち、挟持搬送部340は、挟持される中綴じ冊子B等の用紙を挟んで設けられた二つの挟持部材341、342を有し、一方の挟持部材341を他方の挟持部材342に近接させるよう動作させることで用紙を挟持する。
ここで、二つの挟持部材341、342は、中綴じ冊子Bの背表紙側、即ち、中綴じ冊子Bを構成する用紙の折り目側で中綴じ冊子Bを挟持する挟持手段として機能する。
図3に示すように、延出部材343は、例えば、一方の挟持部材341から下方、即ち、中綴じ冊子Bの小口端部側に延出して中綴じ冊子Bの片側の表紙面と当接し、中綴じ冊子Bを二つの挟持部材341、342の挟持面(Y−Z平面)に沿わせるように中綴じ冊子Bの片側の表紙面を支持する。延出部材343による中綴じ冊子Bの支持によって、図3に示すように、中綴じ冊子Bの小口端部側がX方向について末広がりになることを防止することができる。
延出部材343は、例えば、挟持部材341に対して回動することで小口端部側に延出するよう設けられている。
また、図4に示すように、延出部材343は、二つ設けられ、二つの延出部材343の各々の回動軸343aが挟持部材341のY方向の両端側に設けられている。二つの延出部材343は、図4の位置P1に示すように、挟持部材341から延出されず、回動軸343aから他端側に沿う長手方向がY方向に沿う回動角度で支持される場合、Y方向について一直線上となり、互いの他端がY方向について対向する位置となるよう設けられている。
延出部材343は、挟持部材341、342による中綴じ冊子Bの挟持に際して挟持部材341から延出するように回動し、中綴じ冊子Bの小口端部側と当接することにより当該小口端部側を下方に向けるよう案内する。
ここで、延出部材343は、挟持部材341、342により挟持された中綴じ冊子B等の中折り用紙の小口端部側の表紙面の片側に当接して当該小口端部側を断裁部370に案内する案内手段として機能する。
断裁部370は、X−Y平面に沿うよう設けられて、刃の先端が後方に向いた断裁刃371と、断裁刃371の上方に設けられて中綴じ冊子Bの小口端部付近を挟持する断裁挟持部372、373と、を有する。断裁刃371、断裁挟持部373はそれぞれX方向に沿って移動可能に設けられている。
断裁部370は、断裁挟持部372の動作により、断裁挟持部372、373が協働して中綴じ冊子Bの小口端部付近(例えば、図4に示す範囲Q1)を挟持する。さらに、その状態で、断裁刃371が動作することにより、中綴じ冊子Bの端部(例えば、図4に示す範囲Q2)を切り落とす。
具体的には、延出部材343は、例えば、挟持部材341から延出した他端側の端部の位置が、範囲Q2の上端に対して所定のマージンMを隔てた位置P2となるよう位置決めされる。即ち、延出部材343の延出量は、中綴じ冊子Bの背表紙の折り目と小口端部との間の長さQのうち、背表紙から挟持部材341により挟持された範囲の下端までの範囲Q0、小口端部側の範囲Q1、範囲Q2及び所定のマージンMを差し引いた長さに応じる。
ガイドワイヤー350は、挟持部材342からZ方向に沿って下方に延設されたワイヤーである。
ガイドワイヤー350は、例えば、図4に示すように、挟持部材341、342により挟持された中綴じ冊子のY方向の中央に対してほぼ均等な距離となるように二本設けられる。当該二本のガイドワイヤー350、350は共にZ方向に沿い、互いに平行となる。
また、各ガイドワイヤー350のY方向の位置は、二つの挟持部材341、342に挟持される中綴じ冊子Bのうち、Y方向のサイズが最小である中綴じ冊子BのY方向の両端の内側となるよう設けられている。
また、ガイドワイヤー350は、図3に示すように、X方向について、二つの挟持部材341、342の他方の挟持部材342の挟持面の位置に対応するよう設けられる。
具体的には、例えば、ガイドワイヤー350は、図3に示すように、挟持部材342の下方に延設された側が、断裁部370の手前に設けられた定滑車351aにより前方に導かれ、さらに当該前方に設けられた上方に導かれている。そして、ガイドワイヤー350の上方に導かれた端部側は、固定板351bを介して搬送ベルト346に連結固定されている。
ここで、搬送ベルト346は、二つのローラー346a、346bにより担持されることにより、図3に示すように、Z方向に沿った二つの平面部を形成しているが、搬送ユニットUが固定されている側と固定板351bとが設けられている側は、互いに異なる平面部である。即ち、搬送ベルト346の駆動により搬送ユニットU、固定板351bのいずれか一方がZ方向に沿って下降した場合、他方が上昇するこことなる。
このとき、搬送ユニットUの上下動に応じて、挟持部材342から下方に延設されたガイドワイヤー350も上下動方向に付勢されることとなるが、上記のように、固定板351bに固定されたガイドワイヤー350の端部側は、搬送ユニットUの上下動と逆方向に動作する側の搬送ベルト346の平面に固定されているので、当該端部側が搬送ユニットUに対して逆方向に移動することにより、挟持部材342から固定板351bまでの間におけるガイドワイヤー350の張力が保持される。このように、ガイドワイヤー350は、定滑車351aや固定板351b等を備える連動機構351により、搬送ユニットUの移動に連動する。
また、連動機構351は、搬送駆動部344による挟持部材の移動に連動してガイドワイヤー350を挟持部材342の移動方向に沿って移動させる連動手段として機能する。
受け渡し部360から受け渡された中綴じ冊子Bの背表紙側を挟持した挟持部材341、342は、搬送駆動部344の動作により搬送ユニットUがガイドレールLに沿って下降することにより、中綴じ冊子Bを挟持した状態で断裁部370に向かって下降する。このとき、中綴じ冊子Bの小口端部側は、一方の挟持部材341側が延出部材343により支持され、他方の挟持部材342側がガイドワイヤー350により支持されることにより、X方向について末広がりを生じさせることがない状態で案内されながら下降する。
ここで、図3に示すように、断裁部370の断裁挟持部372の上方に、中綴じ冊子Bの小口端部側の進入をガイドする進入ガイド部材374を設けるようにしてもよい。進入ガイド部材374は、例えば、断裁挟持部372、373のうち後方に位置する断裁挟持部372の配設位置から上方にかけてX方向について後方に末広がり状となる傾斜面を有する。当該傾斜面は、断裁挟持部372、373の間の隙間に連続しており、当該傾斜面により中綴じ冊子Bの進入をガイドする。
また、進入ガイド部材374は、中綴じ冊子が断裁挟持部372、373の間の隙間に進入した後、図3に示す後方への回動等の動作により収納されるようにしてもよい。
断裁処理後、断裁挟持部372、373が動作して、中綴じ冊子Bの挟持を解消する。その後、搬送駆動部344が動作し、挟持部材341、342による中綴じ冊子の挟持を維持した状態で搬送ユニットUを上昇させる。延出部材343及びガイドワイヤー350も当該上昇に連動して移動する。
上昇により持ち上げられた中綴じ冊子Bは、挟持部材341、342による挟持を解消されて、排出部380を介して排出される。
画像形成システム1は、画像形成システム1の動作に係るユーザーの入力操作を受け付け、画像形成システム1の動作に係る表示出力を行う操作表示部501と、画像形成システム1全体の動作制御を行う中央制御部502と、画像形成装置100の動作制御を行う画像形成制御部503と、用紙反転装置200の動作制御を行う用紙反転制御部504と、用紙処理装置300の動作制御を行う用紙処理制御部505と、平綴じ処理装置400の動作制御を行う平綴じ処理制御部506と、を有する。
中央制御部502、画像形成制御部503、用紙反転制御部504、用紙処理制御部505及び平綴じ処理制御部506はそれぞれ、CPU、RAM、ROM等を有し、処理内容に応じたソフトウェア・プログラムや各種のデータを読み出して実行処理する。
まず、用紙処理制御部505は、受け渡し部360を後方から前方に移動させて、中綴じ冊子Bを搬送ユニットUと断裁部370との間に位置させる。次に、用紙処理制御部505は、搬送駆動部344を動作させて搬送ユニットUを下降させ、中綴じ冊子Bを二つの挟持部材341、342の間に位置させる。次に、用紙処理制御部505は、挟持駆動部341aを動作させて一方の挟持部材341を前方に移動させると共に回動駆動部345を動作させて延出部材343を下方に延出させ、二つの挟持部材341、342による中綴じ冊子Bの挟持と延出部材343による中綴じ冊子Bの小口端部側の案内とを行う。ここで、回動駆動部345の動作による延出部材343の延出の完了は、二つの挟持部材341、342による中綴じ冊子Bの挟持の完了前に行われる。また、挟持駆動部341aの動作開始前に、回動駆動部345の動作による延出部材343の延出を完了させるようにしてもよい。また、用紙処理制御部505は、中綴じ冊子Bのサイズに応じて変化する中綴じ冊子Bの背表紙と小口端部との間の長さや、断裁される小口端部の長さの変化等に応じて挟持部材341に対する延出部材343の延出量を調節するよう回動駆動部345の動作を制御する。
ここで、用紙処理制御部505は、延出部材343の延出量を調節する調節手段として機能する。
その後、用紙処理制御部505は、断裁挟持部372、373による中綴じ冊子Bの挟持の解消、搬送駆動部344の動作による搬送ユニットUの上昇、排出部380による中綴じ冊子Bの排出のための動作制御を順次行う。
また、末広がりが防止されることにより、中綴じ冊子Bの背表紙から両端部までの各々の紙面をほぼ同一方向に沿わせることができることから、端部の位置を揃えることができ、断裁処理後の冊子の縁をより美しく仕上げることができる。即ち、本実施形態の画像形成システム1によれば、中綴じ冊子Bの断裁精度(品位)がより向上する。
また、延出部材343は延出可能に設けられているので、挟持部材341から延出しない状態で収納されることにより挟持部材341の移動(例えば、前方への移動)により動作する部分の断面積(例えば、Y−Z平面の面積)を最小限とすることができ、用紙処理装置内の限られた空間で良好に末広がりを防止することができる。即ち、延出/非延出の切替により用紙処理装置300内の各構成との衝突を避けられるので、挟持部材341の形状を用紙処理装置300内の各構成に合わせるための設計や製造工程を必要とせず、より簡易な仕組みにより末広がりを防止することができる。
即ち、仮に挟持部材341が延出部材343の延出量に応じた挟持面を有する場合、用紙処理装置300内の各構成(例えば、用紙処理装置300の筐体や、受け渡し部360等)と挟持部材341とが衝突する可能性があるが、本実施形態のように、挟持部材341から延出部材343が延設可能に設けられることにより、挟持部材341の動作に伴う衝突をなくすことができ、より簡易に末広がりを防止することができる。
なお、図7に示す連結部材3433、3433は延出部材3432の両端と連結されているが、一例であってこれに限られるものでない。例えば、パンタグラフ状の連結により延出部材3432を延出可能に支持してもよいし、パンタグラフ等による連結と図7に示すような両端との連結との両方を併用していてもよい。
また、図7に示す延出部材3432の天地方向(例えば、Y方向)の長さを用紙処理装置300で取り扱われる中綴じ冊子B等の用紙の最大幅以上とすることで、用紙のサイズによらず良好に末広がりを防止することができる。
具体的には、例えば、図8の位置P3に示すように、挟持部材341、342による中綴じ冊子Bの挟持時や、挟持後に行われる搬送ユニットUの下降開始から中綴じ冊子Bの小口端部が断裁部370への進入を開始するまでは、中綴じ冊子Bの小口端部側において断裁部370の構成が当接する範囲Q1、Q2及び所定のマージンMを超えて下方まで中綴じ冊子Bの小口端部側を延出部材343により支持することにより、末広がりをより確実に防止するようにしてもよい。そして、中綴じ冊子Bの小口端部が断裁部370への進入を開始することに伴い、延出部材343の他端側を上方に回動させて断裁部370の構成が当接する範囲Q1、Q2よりも上方の位置(例えば、図8に示す位置P2等)に移動させることにより、断裁部370と延出部材343とを当接させることなくスムースに断裁部370による断裁処理へと移行することができる。
例えば、挟持部材341の小口端部側の開放空間が上記の実施形態よりも確保できず、挟持部材341、342による中綴じ冊子Bの背表紙側の挟持が完了する前に延出部材343を中綴じ冊子Bの小口端部側に延出した場合に延出部材343と他の構成とが衝突する可能性がある場合等において、挟持部材341、342による中綴じ冊子Bの背表紙側の挟持が完了した後に延出部材343を中綴じ冊子Bの小口端部側に延出することで、より限定された用紙処理装置300内の空間内であっても延出部材343による末広がりの防止を実現することができる。
例えば、ガイドワイヤー350を挟持部材342に対してZ方向に沿って挿通させるように固定して延設することで、固定されたガイドワイヤー350に対し、搬送ユニットUの上下動に伴う挟持部材342の移動を実現することができる。この場合、連動機構351を省略することができるので、上記の実施形態よりも簡易な構造により中綴じ冊子の支持を行うことができる。
また、上記の実施形態では、他方の挟持部材342はX方向について固定されており、一方の挟持部材341が他方の挟持部材342に対してX方向に沿って直動することにより中綴じ冊子Bを挟持しているが、中綴じ冊子に対して二つの挟持部材が互いに近接又は離隔するように設けてもよい。
例えば、ガイドレールLを含む搬送ユニットUを横方向(例えば、X方向又はY方向)に設けて横向きに搬送する構成であってもよい。
例えば、画像形成システム1を構成する画像形成装置100、用紙反転装置200、用紙処理装置300及び平綴じ処理装置400の一部又は全部が一体となっていてもよい。また、画像形成システム1が備える各装置のうち、一部の装置(用紙反転装置200や平綴じ処理装置400)が省略されていてもよい。
100 画像形成装置
300 用紙処理装置
340 挟持搬送部
341、342 挟持部材(挟持手段)
343 延出部材(案内手段)
343a 回動軸
350 ガイドワイヤー(案内手段)
351 連動機構(連動手段)
370 断裁部(断裁手段)
371 断裁刃
372、373 断裁挟持部
400 平綴じ処理装置
501 操作表示部
502 中央制御部
505 用紙処理制御部(調節手段)
B 中綴じ冊子
L ガイドレール
U 搬送ユニット
Claims (13)
- 中折りされた用紙の折り目に対向する小口端部側を刃により断裁する断裁手段を備えた用紙処理装置であって、
前記断裁手段は前記用紙の小口端部付近を挟持する一対の断裁挟持部を有しており、
前記用紙の折り目側で当該用紙を挟持する挟持手段と、
前記挟持手段により挟持された用紙の小口端部側の両側の表紙面に当接して当該小口端部側を前記一対の断裁挟持部間の隙間に案内する案内手段と、を備え、
前記案内手段は、前記両側の表紙面の少なくとも片側に延出可能に設けられた延出部材を有することを特徴とする用紙処理装置。 - 前記延出部材は、前記挟持手段から延出することを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
- 前記延出部材は、前記挟持手段による前記用紙の折り目側の挟持が完了する前に延出することを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙処理装置。
- 前記延出部材は、前記挟持手段による前記用紙の折り目側の挟持が完了した後に延出することを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙処理装置。
- 前記延出部材は、回動により前記小口端部側に延出するよう設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
- 前記用紙の折り目と小口端部との間の長さに応じて前記延出部材の延出量を調節する調節手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の用紙処理装置。
- 前記調節手段は、前記断裁手段と前記小口端部側に延出した前記延出部材と前記断裁手段とが当接しないように前記延出部材の延出量を調節することを特徴とする請求項6に記載の用紙処理装置。
- 前記挟持手段は、挟持される前記用紙を挟んで設けられた二つの挟持部材を有し、当該二つの挟持部材の一方を他方に近接させるよう動作させることで前記用紙を挟持し、
前記延出部材は、前記二つの挟持部材の一方に設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の用紙処理装置。 - 前記二つの挟持部材の他方側において当該他方の挟持部材の挟持面に沿うよう設けられて当該二つの挟持部材により挟持された用紙の他方側の小口端部側を当該他方の挟持部材の挟持面に沿わせるように支持する延設部材を備えることを特徴とする請求項8に記載の用紙処理装置。
- 前記延設部材は、ワイヤーであることを特徴とする請求項9に記載の用紙処理装置。
- 前記挟持部材により挟持された用紙の小口端部側を前記刃が設けられた位置に進入させるよう前記挟持部材を移動させる移動手段と、
前記移動手段による前記挟持部材の移動に連動して前記延設部材を前記移動手段による前記挟持部材の移動方向に沿って移動させる連動手段と、を備えることを特徴とする請求項9又は10に記載の用紙処理装置。 - 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された用紙を中折りする中折り手段と、
前記中折り手段により中折りされた用紙の折り目に対向する小口端部側を刃により断裁する用紙処理手段と、を備えた画像形成装置であって、
前記用紙処理手段は、
前記用紙の小口端部付近を挟持する一対の断裁挟持部を有する断裁手段と、
前記用紙の折り目側で当該用紙を挟持する挟持手段と、
前記挟持手段により挟持された用紙の小口端部側の両側の表紙面に当接して当該小口端部側を前記一対の断裁挟持部間の隙間に案内する案内手段と、を備え、
前記案内手段は、前記両側の表紙面の少なくとも片側に延出可能に設けられた延出部材を有することを特徴とする画像形成装置。 - 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により画像が形成された用紙を中折りし、中折りされた用紙の折り目に対向する小口端部側を刃により断裁する用紙処理装置と、を備えた画像形成システムであって、
前記用紙処理装置は、
前記用紙の小口端部付近を挟持する一対の断裁挟持部を有する断裁手段と、
前記用紙の折り目側で当該用紙を挟持する挟持手段と、
前記挟持手段により挟持された用紙の小口端部側の両側の表紙面に当接して当該小口端部側を前記一対の断裁挟持部間の隙間に案内する案内手段と、を備え、
前記案内手段は、前記両側の表紙面の少なくとも片側に延出可能に設けられた延出部材を有することを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012101951A JP5929473B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 用紙処理装置、画像形成装置及び画像形成システム |
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