JP6532940B2 - 両面型切削インサートおよびフライス工具 - Google Patents

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Description

本発明は、フライス工具用の、特にショルダーカッター用の両面使用型切削インサート、および、フライス工具に関する。
特に金属ワークピースの切削加工のためにフライス工具が知られており、フライス工具のホルダーに、半径方向に、または、接線方向にアラインメントされた、交換可能な複数の切削インサートが配置されている。このホルダーは通常は工具鋼のような延性材料で構成されている。他方、切削インサートは硬い耐摩耗性材料、一般的には、超硬合金、サーメット、または、セラミックス材料、で作られており、摩耗により多かれ少なかれ定期的な間隔で交換しなければならない消耗品である。経済的理由から切削インサートはしばしば所謂インデックス使用可能な切削インサートとして形成されており、これは同一形状の多数の刃先を有している。これらの刃先は、フライス工具のホルダーに対する切削インサートの相対的なアラインメントを変更することによって、順次、ワークピースの切削加工を実行する作業ポジションに移動される。このとき、非作業状態の複数の刃先は加工されるワークピースには喰い込まず、順次、例えば、その前に作業していた刃先の摩耗後に、切削作業ポジションに移動される。この切削インサートをより有効に活用するために、相次いで使用可能なできるだけ多くの刃先を1つの切削インサートで使用に供する努力が行われている。
順次使用される複数の刃先が大概はプレート状の切削インサートの1つの作業面のみに配置されている1面型の切削インサートの他に、切削インサートの対向する2つの作業面に複数の刃先が取り付けられている両面使用型切削インサートが多用されている。両面型切削インサートの1面型切削インサートに対するメリットは、片側の刃先の摩耗後に切削インサートを反転することができることにあり、それによって、使用に供される刃先の総数は、1面型切削インサートに比べて2倍になる。しかし、両面型切削インサートでは、1つの切削インサートで使用に供される刃先の数が多くなるにつれて、切削工程中に作業しない複数の刃先を摩耗ないし損傷から保護し、フライス工具の回転時に必要となる刃先の逃げ角を各々のインデックスポジションで実現することがより困難になる。
円周部に複数の主カッティングエッジ、即ち、主刃を有し、かつ、フライスの端面部に配置された複数の副刃先、即ち、さらい刃を有するフライス工具が知られている。このさらい刃エッジないしさらい刃は、切削インサートがフライス工具に取付けられた状態では、通常はフライス工具の回転軸に対してほゞ垂直に配置されており、表面を平滑にする。しかし、このさらい刃は通常は回転軸に対して正確に垂直に配置されているのではなく、回転軸方向に対して、例えば1°以下の角度の軽度の自由度を有している。90°の角(かど)、即ち、肩部をフライス加工するためのショルダーカッターでは、主刃と、刃コーナー部を介してこれと結合されている付属のさらい刃とが、切削時に少なくともほゞ90°の角度を作るように配置されており、この場合、その移行半径は刃コーナー部の湾曲半径で決められる。
運転中に、回転に関して後方の、非作業状態の刃先の摩耗を避けるために、切削インサートを傾けてフライス工具に配置することが知られている。すなわち、切削インサートが、ワークピースに喰い込むさらい刃エッジの後方に在る刃先を保護するために軸方向において前に傾けられるとともに、ワークピースに喰い込む主刃エッジの後方に在る刃先を保護するために半径方向においても傾けられる。
この技術分野では、例えば、逃げ角、すくい角などのある種の概念が、一方では切削インサートを基準にして「名目的に」定義されることができるし、他方では、フライス工具でのワークピースに対する相対的な切削インサートの取付け位置を基準にして(相違して)「実効的に」定義されることもできる、ことに注意すべきである。以下の明細書ではこれらの概念は、相応の追記がその都度明確になされない限り、主として「名目的」として使用される。結果として生じる「実効的な」角度は、「名目的な」角度と、フライス工具のホルダーにおける切削インサートの半径方向および軸方向の取付け位置との組み合わせにより決まる。
さらに、「上面」および「下面」という概念は専ら、より平易な既述のために使用されており、限定的に理解すべきではない、ことに注意すべきである。したがって、フライス工具での固定方向によっては、切削インサートの下面が上面の上側にくることもあるし、逆に、上面が下面の下側に在ることもある。
本発明の課題は、フライス工具において、特にショルダーカッターにおいて使用するための改良された切削インサート、および、改良されたフライス工具を提供することにあり、これを用いて、被加工ワークピースにおいてほゞ90°の角を有する肩部を確実かつ効率よく切削することができ、加工されたワークピース表面の高品質を達成することができる。
この両面使用型の切削インサートは、1つの上面および1つの下面を備えたプレート状の基体を有し、この基体は上面を上から見て、ほゞ正方形の基本形を有し、その上面および下面は、周回している1つの側面により結合されている。上面から周回している側面への移行部に第1の刃先が形成されており、これは少なくとも部分的に基体の周辺に沿って延びている。;同様に、下面から周回している側面への移行部に第2の刃先が形成されており、これは少なくとも部分的に基体の周辺に沿って延びている。この切削インサートは1つの対称軸を基準にして4つの回転対称性を有している。この対称軸に対して垂直に、切削インサートを仮想的に2つの半分部に区分する基準面がある。第1および第2の刃先はそれぞれ4つの刃先セクションを有し、これらはインデックス化することができる、すなわち、順次作業ポジションに投入することができる。1つの刃先セクションはそれぞれ1つの主刃および1つのさらい刃を有し、これらは所属する丸められた刃コーナー部を介して互いに結合されている。したがって、第1および第2の刃先は、交互に配置された主刃とさらい刃とを有し、この場合、この交互の配置はコーナー部で刃コーナー部により中断されている。1つの主刃、および、刃コーナー部を介してこの主刃と結合されている1つのさらい刃が、作業ポジションにあり、一方、このインデックス化における残りの主刃およびさらい刃は非作業状態となっている。これらの主刃にはそれぞれ1つの、好適には平らな、主刃逃げ面が付設されており、この主刃逃げ面は主刃に直接に接して、周回している側面に形成されている。これらのさらい刃にはそれぞれ1つの、好適には平らな、さらい刃逃げ面が付設されており、このさらい刃逃げ面はさらい刃に直接に接して、周回している側面に形成されている。本発明によれば、第1および第2の刃先はそれぞれ、刃コーナー部の領域で、切削インサートを2つの半分に区分している仮想基準面から最も離れている。したがって、各主刃と基準面との間隔は(刃コーナー部と直接接している部分を除いて)主刃の全体の形状推移にわたって、刃コーナー部と基準面との最大間隔よりも小さい。同様に、各さらい刃と基準面との間隔は、さらい刃の全体の形状推移にわたって常に、刃コーナー部と基準面との最大間隔よりも小さい。本発明による切削インサートの特徴はさらに、主刃逃げ面と基準面との間に形成される外角が、さらい刃逃げ面と基準面との間に形成される外角とは異なることにあり、この場合、主刃逃げ面と基準面との間に形成される外角は、さらい刃逃げ面と基準面との間に形成される外角よりも大きい。それぞれの外角は、主刃およびさらい刃の形状推移に沿って変化することができる。しかし、それぞれが属する刃コーナー部に対して等距離にある、主刃とさらい刃の互いに対応するポジションにおいて、主刃部分の外角はさらい刃部分の外角よりも常に大きくなるように選ばれている。
本発明による切削インサートの形態によれば、加工されるワークピースから、特に90°の肩部を良好な表面品質でフライス加工することができる。好適には、本発明による切削インサートは、いわゆるS形(正方形)の基本形で作られている。この切削インサートは両面が使用可能であり、1つの刃先あたり、独立に使用可能な4つの刃先セクションを有する。すなわち、全部で8個の個別に使用可能な主刃、および、これに付属する8個のさらい刃があり、これによって、この切削インサートの有効な活用が保証される。各主刃とさらい刃との間にある8個の刃コーナー部は基準面から見て高い位置に配置されている。
各主刃は、運転中に被加工材料に喰い込む能動的な主刃と被加工材料に喰い込む能動的なさらい刃との間にある能動的な刃コーナー部から出発して、隣の非作業状態のさらい刃まで、好適には単調に下降しながら延びている、すなわち、この主刃は刃コーナー部から出発して、主刃の全体的な形状推移にわたって基準面に近づく、または、ごく一部だけが基準面と平行に延びている。このことによって、フライス工具において切削インサートの相応に傾けられた、軸方向でのマイナスの取付位置であっても、主刃が全長にわたってプラスで有効な軸方向角度を有し、主刃の全長を軟らかい、効果的な切削工程に利用することができるようになる。同時に、軸方向でマイナスに傾けた切削インサートの取付位置により、ワークピースに喰い込むさらい刃の回転方向後方に在る刃先が保護される。
好適な一実施形態では、主刃が、他の刃先セクションに属する隣接したさらい刃に向けて移行する。従って、各さらい刃は、他の刃先セクションに属する隣接した主刃から出発して、自分が属している刃先セクションまで、好適には単調に下降しながら、延びている。すなわち、さらい刃は隣接する主刃から出発して、その全体的な形状推移にわたり刃コーナー部に向けて、基準面に近づく、または、ごく一部だけが基準面と平行に延びている。刃コーナー部に繋がる主刃の部分は、その刃コーナー部につながるさらい刃部分よりも基準面から離れている。従って、刃コーナー部がさらい刃に向けて落ち込む場合には、刃コーナー部は、主刃方向よりもさらい刃方向により急激に下降する。この切削インサートは、半径方向でマイナスに傾けられた取付位置でフライス工具のホルダーに固定され、これによって、作業中の主刃の回転方向後方にある非作業中の刃先が摩耗から保護される。主刃領域における逃げ面およびさらい刃領域における逃げ面、すなわち、主刃逃げ面およびさらい刃逃げ面、の異なる傾きにより、軸方向および半径方向の、必要とされる別々の傾きが可能となる。
好適な一実施形態では、第1および第2の刃先が全周型の刃として形成されている、すなわち、主刃とさらい刃が、刃コーナー部で中断されて、交互に配置されており、同じ刃コーナー部に属さない主刃およびさらい刃がそれぞれ直接互いに繋がっている。しかし、異なる刃コーナー部に属する、隣接する主刃およびさらい刃の両端が直接には互いに接しないようにすることも可能である。全周型の刃を有する切削インサートのメリットは、その切削インサートの周囲の全長を有効に使用することができる、ことにある。好適には、異なる刃コーナー部に属する、隣接する主刃とさらい刃とが鈍角の内角、特に170°から180°未満の角度の範囲、を成している。この形態により、この切削インサートの周方向において、作業中のさらい刃と接している非作業中の主刃をより良好に摩耗から保護することができる。
好適な一実施形態では、主刃、および、これと同じ刃コーナー部に接しているさらい刃が、切削インサートの上面を上から見て、約85°から95°まで、好適には90°から92°までの内角を成している。これにより、切削インサートがフライス工具のホルダーに、軸方向および半径方向で相応に傾けられた取付位置に位置決めされている場合、被加工ワークピースにおいて90°の角を有する非常に精密な肩部をフライス加工することができ、その一方で同時に、非作業状態の主刃およびさらい刃が確実に保護される。
本発明による切削インサートの周回している側面は、主刃と直接に接してそれぞれ主刃逃げ面、および、さらい刃と直接に接してそれぞれさらい刃逃げ面を有している。主刃逃げ面と基準面とで作る外角は、さらい刃逃げ面と基準面とで作る外角とは異なっており、前者は後者より大きい。
好適な一実施形態によれば、さらい刃逃げ面は、それが属しているさらい刃から離れるにつれて、対称軸に近づく。換言すれば、この切削インサートはこの場合、名目的なさらい刃逃げ角がプラスである。こうして、さらい刃逃げ面は、例えば、基準面の近傍まで延びることができ、そこで、この切削インサートの対向する側に属するさらい刃の対応するさらい刃逃げ面と出会う。これらのさらい刃逃げ面が平らな面として形成されていると好適である。
主刃逃げ面と基準面との間の外角は、さらい刃逃げ面と基準面との間の外角より大きい。
好適な一実施形態では、主刃逃げ面が基準面に対して鈍角の外角を成しており、すなわち、これらの主刃逃げ面はそれらが属している主刃から離れるにつれて対称軸から離れる。その結果、それぞれの主刃逃げ面と基準面とで作られる外角は、好適には90°より大きい。換言すれば、この切削インサートはこの場合、名目的な主刃逃げ角がマイナスである。これらの主刃逃げ面が平らな面として形成されていると好適である。
主刃逃げ面もさらい刃逃げ面も平らな面として形成されている、好適な一実施形態では、周回している側面に対して、主刃逃げ面とさらい刃逃げ面が交差している、セグメント化されたストラクチャーが生じている。基準面に対する主刃逃げ面の外角がさらい刃逃げ面よりも大きいので、通常、主刃逃げ面はより小さい面積にわたって延びている。この場合、主刃逃げ面は、特にカット面(Facette、ファセット)として、さらい刃逃げ面上に形成されている。
切削インサートの上面から見て、好適な一実施形態では、第1の刃先の外側輪郭は第2の刃先の外側輪郭と同一には重なっていない。対称軸に沿って上面から見た場合、好適には、第1の刃先の刃コーナー部は、背後に在る第2の刃先の刃コーナー部と一列には並んでいない。このように切削インサートの上面から見て、第2の刃先の刃コーナー部は、対称軸を中心にした回転に関して、第1の刃先の刃コーナー部に対して、特に0°から5°の角度だけずれて配置するとよい。両方の刃先の外側輪郭が同一に重なっていないこと、すなわち、両方の刃コーナー部が回転方向でずれていることによって、軸方向および半径方向に傾けられたこの切削インサートの取付位置との組合せにより、ワークピースに喰い込んでいる作業状態の主刃およびさらい刃の反対側に在る非作業状態の刃先を損傷からなおさら良好に保護することができる。
各さらい刃は、そのさらい刃逃げ面を上から見て、少なくとも部分的に凸面状に形成されているとよい。このことは、さらい刃が例えば直線状に延びている形態と比べて、加工されたワークピースのこのさらい刃で平滑にされた表面の品質を著しく改善する。
一実施形態では、上面および下面がそれぞれ、それぞれの刃先に接してすくい面を備えており、これらのすくい面は各刃先から離れるにつれて基準面に近づく。好適には、この上面および下面が切屑を導く構造を備えていることができ、この構造により改善された切屑形成が行われる。
好適には、主刃の長さはさらい刃の長さの4倍以上、特には5倍以上である。
切削インサートが対称軸と同心の貫通孔を有していると好適である。この貫通孔は切削インサートの上面と下面の間に延びており、固定手段、例えばねじを受ける機能を有し、この固定手段により、切削インサートはフライス工具のホルダーに公知の方法で、好適には半径方向にアラインメントされて固定される。
半径方向のアラインメントとは、切削インサートの上面あるいは下面が、回転するフライス工具の周方向において前向きに方向づけられる配置を意味する。これとは異なり、接線方向のアラインメントでは、切削インサートの狭い面(側面)が、回転するフライス工具の周方向において前向きに方向づけられる。従って、半径方向のアラインメントでは、切削加工で現れる切削力は切削工具の基準面に対して主に垂直であり、接線方向アラインメントの場合のように基準面に対して平行ではない。
本発明の一部は、ホルダーと少なくとも1つの上述した切削インサートとを有するフライス工具であり、この場合、この切削インサートはフライス工具のホルダーに半径方向にアラインメントされて固定されている。この切削インサートはフライス工具に、ワークピースに喰い込む作業状態のさらい刃がフライス工具の回転軸に対してほゞ垂直に方向付けられているように、配置されており、この場合、このほゞ垂直なアラインメントは回転軸の方向に1°までの軽度の自由度を含むことができる。回転軸に関して半径方向で外側にあり、かつ、回転方向において前方の刃先に属している主刃であって、さらい刃に接している主刃が、被加工ワークピースに喰い込む作業状態の主刃を形成している。
以下、図に基づいて本発明を詳細に説明する。
一実施形態による両面型切削インサートの斜視図 対称軸に対して垂直方向で、かつ、1つの側面に対してほゞ垂直な、図1の切削インサートの側面図 対称軸に沿った、図1の切削インサートの上面図 図3のA−A方向断面図 図3のB−B方向断面の部分断面図 図3のC−C方向断面の部分断面図 図3の切削インサート上面図における個別部位の拡大図 切削インサートが固定されたフライス工具のホルダーの斜視図 図8のフライス工具の端面の上面図 図8のフライス工具の側面図
この両面型の切削インサート(10)は所謂Sタイプ(正方形)のスローアウェイインサートとして形成されており、上面(11)、下面(12)、および、基体の外周面を形成する周回している側面(13)を有する。この切削インサートの基体は上面図においてほゞ正方形の基本形を有している。上面(11)と側面(13)の移行部ないし交差部に第1の刃先(14)が形成されており、下面(12)と側面(13)の移行部に第2の刃先(15)が形成されている。この切削インサート(10)は、(仮想の)基準面(XY)に対して垂直な1つの対称軸(Z)を基準にして4つの回転対称性を有し、この回転対称性により切削インサート(10)は互いに同一な上半部と下半部に区分されている。図7(詳細図A)から判るように、第1の刃先(14)の刃コーナー部の外側輪郭は対称軸(Z)を基準にして第2の刃先(15)の刃コーナー部の外側輪郭に対して第1の角度(α)だけ回転方向でずれているので、上面(10)を上から見た場合、第1の刃先(14)の刃コーナー部の中心は第2の刃先(15)の刃コーナー部の中心とは一列には並ばない。ここに示された実施例ではこの角度(α)は約2°である。対称軸(Z)と同心の孔(16)があり、この孔は切削インサートを上面(11)から下面(12)へ貫通し、切削インサート(10)をフライス工具のホルダーに固定するための固定ねじを受けるために設けられている。上面(11)にも下面(12)にも、この孔(16)に接して座面(17)が設けられており、この座面は基準面(XY)と平行に延び、切削インサート(10)をフライス工具のホルダーに固定する際の載置面として機能する。
第1の刃先(14)および第2の刃先(15)はそれぞれ、互いに独立に設置可能で、かつ、同一に形成された4つの刃先セクション(20、20‘、20‘‘、20‘‘‘)を有する。これらの刃先セクションはそれぞれ、1つの主刃(21、21‘、21‘‘、21‘‘‘)および1つのさらい刃(22、22‘、22‘‘、22‘‘‘)を有し、これらの主刃およびさらい刃は所属する刃コーナー部(23、23‘、23‘‘、23‘‘‘)を介して互いに結合されているか、あるいは、互いに移行している。切削インサートの4つの回転対称性に基づき、以下の明細書では1つの刃先と1つの刃先セクションに限定して説明する。刃先セクション(20)の主刃(21)、さらい刃(22)、および、所属する刃コーナー部(23)はそれぞれの刃先セクションの作動中に、金属加工のために同時に使用される。これらの主刃およびさらい刃はそれぞれの刃先(14)ないし(15)に沿って交互に配置されており、コーナー部で刃コーナー部により中断され、互いに直接に接する、あるいは、互いに移行している。すなわち、両方の刃先(14、15)は全周型の刃先として作られている。主刃はさらい刃よりも長く、さらい刃の長さの4倍ないし5倍の長さを有する。対称軸(Z)に沿った上面図で見ると、図3から判るように、側面ラインに沿って隣接し、それぞれが異なる刃先セクションに属する主刃(21‘)とさらい刃(22)の作る内角(β)は、例えば、約178°から180°未満の間の鈍角である。主刃(21)と、同じ刃コーナー部(23)に属するさらい刃(22)とが作る内角(γ)は対称軸(Z)に沿った上面図において、約90°から92°の間に在り、好適には90°より大きい。
例えば図2から判るように、第1および第2の刃先(14、15)はそれぞれ、刃コーナー部の領域において仮想基準面(XY)から最も離れている。或る刃コーナー部(23)に属する主刃(21)、および、延長がこれに繋がり他の刃先セクションに属するさらい刃(22‘)は、この刃コーナー部(23)から出発してこの刃コーナー部から離れるにつれて単調に下降しながら基準面(XY)に近づく。こうして、この刃コーナー部(23)に繋がる主刃(21)の部分は、さらい刃(22)がこの刃コーナー部(23)の反対側に繋がる部分よりも基準面(XY)から遠くなる。
複数の主刃(21)にはそれぞれ1つの平らな主刃逃げ面(24)が設けられており、この主刃逃げ面は周回している側面(13)において主刃と直接に接して形成されている。複数のさらい刃(22)にはそれぞれ1つの平らなさらい刃逃げ面(25)が設けられており、このさらい刃逃げ面は周回している側面(13)においてさらい刃と直接に接して形成されている。特に図1と図2から判るように、主刃逃げ面(24)は、接している刃コーナー部(23‘)の隣接するさらい刃(22‘)のさらい刃逃げ面(25‘)のカット面(Facette、ファセット)として形成されている。
主刃領域およびさらい刃領域での逃げ面の形状が図5および図6に示されており、それぞれ、主刃領域(図6)およびさらい刃領域(図5)における切削インサートの断面が示されている。ここでは、断面位置は、両方の断面部が、対向する隣の刃コーナー部からほゞ等距離であるように選ばれている。
さらい刃逃げ面(25)は、属しているさらい刃(22)から離れるにつれて対称軸(Z)に近づくように延びている。すなわち、さらい刃逃げ面(25)は基準面から測って、基準面(XY)に垂直で、かつ、刃先に対してほゞ垂直な断面において基準面と鋭角の外角(σ)をなすように延びている。この実施例では、外角(σ)は約83°である。すなわち、この実施例では、さらい刃逃げ面(25)は、名目的なさらい刃逃げ角(90°‐σ)が約7°で延びている。
主刃逃げ面(24)は、属している主刃(21)から離れるにつれて対称軸(Z)から離れるように延びている。すなわち、主刃逃げ面(24)はそれぞれ基準面(XY)から測って鈍角の外角(ρ)で延びている。この実施例では、この鈍角(ρ)は約91°である。すなわち、この実施例では、主刃逃げ面(24)は、名目的な主刃逃げ角(90°‐ρ)が約−1°で延びており、名目的な主刃逃げ角はマイナスとなっている。
すなわち、切削インサートの基準面から測って、主刃領域の外角(ρ)はさらい刃領域の外角(σ)より大きい。換言すれば、名目的な主刃逃げ角は、名目的なさらい刃逃げ角よりも小さい。
主刃逃げ面およびさらい刃逃げ面は基準面に対して異なる角度で傾斜しており、両者は平らな面で形成されているので、周回している側面に対してセグメント化されたストラクチャーが存在し、このセグメント化されたストラクチャーでは、主刃逃げ面は主刃の端部に対して鋭角で延び、面積的により小さい領域にわたって延びている。さらい刃逃げ面は基準面(XY)の近傍領域まで延びており、そこで、切削インサートの反対側にあるさらい刃に属しているさらい刃逃げ面と出会う。
図1ないし図3から判るように、上面および下面はそれぞれの刃先に接して複数のすくい面(26)を有し、これらのすくい面はそれぞれの刃先から離れるにつれて、基準面に平行で切削工具を固定するための載置面として機能する座面(17)に近づき、これに移行する。この座面(17)は平らな面として形成されている必要はない。切屑形成を改善するために、上面および下面が切屑を導く構造を有していると好適である。特にさらい刃の領域では、すくい面(26)は湾曲した窪みの形状を有し、この窪みは上面と基準面(XY)との間の最小間隔を形成し、対称軸(Z)の方向においてだんだん高くなる峰を形成して座面(17)に移行する。このすくい面のベース(Spangrund)の(対称軸に沿った方向で測った)深さ、および、(基準面に平行な方向で測った)幅はさらい刃の中央部で最大である。
図8から図10には、1つのホルダー(100)とこれに固定された多数の切削工具(10)とを備えたフライス工具が図示されている。これらの図では、5個の切削インサートを有するホルダーが示されているが、より少ない(少なくとも1個、好適には少なくとも2個)、または、より多い切削インサートを有するホルダーの実施も当然ながら可能である。このホルダー(100)は1つの回転軸(R)を有し、この軸を中心にしてホルダーは運転中に回転する。ホルダーの1つの端部(101a)に半径方向に多数の切削インサート(10)がねじ締め(102)により取付けられている。このホルダーはその第2の端部(101b)で、工作機械、特にフライス機械に結合すべく適合されている。運転中にワークピースに喰い込む能動的なさらい刃はホルダーの回転軸(R)に対してほゞ垂直にアラインメントされており、回転方向において前方の刃先に属している。さらい刃と接している主刃、この主刃は回転軸を基準にして半径方向外側にあり、回転方向において前方の刃先に属している、が被加工ワークピースに喰い込む能動的な主刃を形成する。これらの切削インサート(10)はそれぞれ、非作業状態の刃先を損傷から保護するために、半径方向にも、軸方向にも傾けられている。
本発明によるフライス工具を使用して、ワークピース材料を肩状に削ることができ、特に90°の角を有する肩部を切削することができる。切削インサートのこれに対応した形態により、加工されたワークピースの表面の波うちが最小になり、その結果、加工されたワークピースの表面の高品質が得られる。
10 切削インサート
11 上面
12 下面
13 側面
14 第1の刃先
15 第2の刃先
20、20‘、20‘‘、20‘‘‘ 刃先セクション
21、21‘、21‘‘、21‘‘‘ 主刃
22、22‘、22‘‘、22‘‘‘ さらい刃
23、23‘、23‘‘、23‘‘‘ 刃コーナー部
24、24‘、24‘‘、24‘‘‘ 主刃逃げ面
25、25‘、25‘‘、25‘‘‘ さらい刃逃げ面
100 ホルダー
XY 基準面
R 回転軸
Z 対称軸

Claims (12)

  1. フライス加工するための両面型切削インサート(10)であって、
    上面(11)と、
    下面(12)と、
    周回している側面(13)と、
    前記上面(11)から前記周回している側面(13)への移行部に形成されている第1の刃先(14)と、
    前記下面(12)から前記周回している側面(13)への移行部に形成されている第2の刃先(15)と、
    前記切削インサート(10)が4つの回転対称性を有する基準となっている、1つの対称軸(Z)と、
    前記対称軸に対して垂直に延び、前記切削インサートを2つの半分部に区分している1つの基準面(XY)とを備えた切削インサートにおいて、
    前記第1の刃先(14)および前記第2の刃先(15)がそれぞれ4つの刃先セクション(20、20‘、20‘‘、20‘‘‘)を有し、1つの刃先セクション(20、20‘、20‘‘、20‘‘‘)はそれぞれ1つの主刃(21、21‘、21‘‘、21‘‘‘)および1つのさらい刃(22、22‘、22‘‘、22‘‘‘)を有し、この主刃およびさらい刃は属している丸められた刃コーナー部(23、23‘、23‘‘、23‘‘‘)を介して互いに結合されており、
    ここで、同じ刃先セクションに属さない隣接した主刃とさらい刃とが、それぞれ直接互いに繋がっていて、170°から180°未満の範囲の鈍角の内角(β)を成しており、
    前記第1および第2の刃先(14、15)がそれぞれ前記刃コーナー部(23、23‘、23‘‘、23‘‘‘)において前記基準面(XY)から最も離れており、
    属している主刃(21、21‘、21‘‘、21‘‘‘)に直接に接して、前記周回している側面(13)にそれぞれ1つの主刃逃げ面(24、24‘、24‘‘、24‘‘‘)が形成されており、
    属しているさらい刃(22、22‘、22‘‘、22‘‘‘)に直接に接して、前記周回している側面(13)にそれぞれ1つのさらい刃逃げ面(25、25‘、25‘‘、25‘‘‘)が形成されており、
    前記主刃逃げ面(24、24‘、24‘‘、24‘‘‘)と前記基準面(XY)との間に作られている外角(ρ)が、前記さらい刃逃げ面(25、25‘、25‘‘、25‘‘‘)と前記基準面(XY)との間に作られている外角(σ)よりも大きい、
    ことを特徴とする切削インサート。
  2. 前記切削インサート(10)が、前記上面を上から見て、ほゞ正方形の基本形を有していることを特徴とする、請求項1に記載の切削インサート。
  3. 前記上面(11)を上から見て、前記第1の刃先(14)の外側輪郭が、前記第2の刃先(15)の外側輪郭と同一には重なっていないことを特徴とする、請求項1または2に記載の切削インサート。
  4. 前記上面(11)を上から見て、前記第1の刃先(14)の複数の刃コーナー部が、前記第2の刃先(15)の複数の刃コーナー部と一列には並んでいないことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の切削インサート。
  5. 前記主刃逃げ面(24、24‘、24‘‘、24‘‘‘)が平らな面として形成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の切削インサート。
  6. 前記主刃(21)と、これに隣接し、共通の刃コーナー部(23)を介して結合している前記さらい刃(22)とが、前記上面を上から見て、90°よりも大きい角度(γ)を成していることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の切削インサート。
  7. 前記主刃(21、21‘、21‘‘、21‘‘‘)の長さが、前記さらい刃(22、22‘、22‘‘、22‘‘‘)の長さの4倍以上であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の切削インサート。
  8. 前記主刃逃げ面(24、24‘、24‘‘、24‘‘‘)と前記基準面(XY)との間に作られている外角(ρ)が、90°以上であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の切削インサート。
  9. 前記さらい刃逃げ面(25、25‘、25‘‘、25‘‘‘)と前記基準面(XY)との間に作られている外角(σ)が、90°より小さいことを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の切削インサート。
  10. 前記切削インサート(10)が、半径方向切削インサートとして形成されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の切削インサート。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の切削インサート(10)を少なくとも1つ備えたフライス工具であって、前記切削インサート(10)が半径方向にアラインメントされてフライス工具のホルダー(100)に固定されていることを特徴とするフライス工具。
  12. 前記切削インサートの作業中の主刃(21)が、フライス工具の回転軸(R)を中心とした同心の円筒面にほゞ沿ってアラインメントされていることを特徴とする、請求項11に記載のフライス工具。
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