JP6531657B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の状態量を表示する車両用表示装置に関する。
従来、車両の状態量を表示する車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の車両用表示装置では、複数の指標表示部と、実体の指針を有し、回動可能に形成された回転指示体と、指標表示部を切り替える切替部とを備えている。複数の指標表示部は、実体の指針により指示される指標を、互いに分離した角度範囲に形成している。これにより、指針がどの指標表示部を指示しているかを、容易に認識させることができる。
特開2009−128242号公報
特許文献1では、複数の指標表示部の切替時に、指示に供される実体の指針が切替後の指標表示部に対応した角度に回動する。しかしながら、指針の回動という、一般的かつ通常時の指示において行われる動作と同様の切替動作では、切替時のインパクトが小さい。このため、視認者が表示の切替に気付き難いことが懸念されている。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、視認者が表示の切替に気付き易い車両用表示装置を提供することにある。
本発明は、車両の状態量を表示する車両用表示装置であって、
光源部(54,64)、投射部(56,66)、及び指標表示部(58,68)を1組有し、光源部からの光を投射部が指標表示部に表示される指標(58a,68a)へ向けて開口窓(72a,72b)を通じて投射光として投射することで、状態量を表示可能に形成された複数の表示ユニット(52,62)と、
各表示ユニットの各投射部を収容すると共に、回動可能に形成された回転指示体(70)と、
表示ユニットを切り替える切替部(86)と、
画像を表示する画像表示パネル(42)を有し、画像表示パネルのうち回転指示体側の一部に、複数の表示ユニットのうち1つにおける指標表示部との共有エリア(JA)が設けられ、共有エリアに指標を表示可能な画像表示部(40)と、
複数の表示ユニットのうち他の1つにおける指標表示部の指標を形成した表示板(25)と、を備え、
各表示ユニットは、対応する光源部が点灯している場合、回転指示体の回動により投射光の投射方向(DP1,DP2)を移動させることで、表示された指標のうち任意の箇所を指示して当該箇所に応じた状態量を表示し、
切替部は、各光源部のうち1つを点灯させ、それ以外を消灯させるように、点灯対象の光源部を切り替え
回転指示体の回転軸(74)と開口窓とを含む断面上において、回転軸の軸方向に対して投射方向がなす角を、投射角と定義すると、
共有エリアに指標を表示可能な表示ユニットに属する投射部の投射角は、表示板に指標を形成した表示ユニットに属する投射部の投射角よりも、大きくなっていることで、表示を行なう表示ユニットを切り替える。
このような発明によると、各表示ユニットは、それぞれ1組の光源部、投射部、及び指標表示部を有している。光源部からの光を投射部が指標表示部に表示される指標へ向けて投射光として投射する表示ユニットは、対応する光源部が点灯している場合、回転指示体の回動により投射光の投射方向を移動することで、対応する指標のうち任意の箇所を指示して当該箇所に応じた状態量を表示する。
一方、表示を行なう表示ユニットの切替時には、切替部が各光源部のうち1つを点灯させ、それ以外を消灯させるように、点灯対象の光源部を切り替える。このように、斬新な投射光による指示が行われるだけでなく、通常時の回転指示体の回動とは異なる切替動作として、点灯対象の光源部の変更により、指示に供される当該投射光が切替わるので、切替時に視認者に与えるインパクトが大きくなる。したがって、視認者が表示の切替に気付き易い車両用表示装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
一実施形態における車両用表示装置を示す正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII部の部分拡大図である。 図3のIV−IV線断面図である(図2の部分拡大図でもある)。 図1のV部の部分拡大図である。 図5のVI−VI線断面図である(図2の部分拡大図でもある)。 一実施形態における回転指示体(ステッピングモータを除く)及び導光部材の側面図である。 一実施形態における車両用表示装置の一部構成を模式的に示すブロック図である。 一実施形態の車両用表示装置によるフローチャートである。 一実施形態において表示を行なう表示ユニットが表示ユニット52である場合の表示例を示す正面図である。 一実施形態において表示を行なう表示ユニットが表示ユニット62である場合の表示例を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態における車両用表示装置100は、車両に搭載され、視認者が着座する座席と対向するインストルメントパネルに設置されている。車両用表示装置100は、図1,2に示すように、視認者が位置する視認側に向けて車両の状態量を表示可能となっている。
このような車両用表示装置100は、ケース部10、基板20、円形表示部30、画像表示部40、切替表示部50、及び制御回路80等により構成されている。
ケース部10は、図2に示すように、背面ケース12、見返し板14、及び透光板16を有している。背面ケース12は、例えば遮光性を有する合成樹脂により形成され、基板20、制御回路80、ステッピングモータ36d等を背面側から覆い、基板20、及び基板よりも視認側に配置される表示板25(一般的には文字板とも呼ばれる)等を保持している。見返し板14は、例えば遮光性を有する合成樹脂により形成され、装置100の外周輪郭に沿って視認側に開口部を有する筒状に形成されている。透光板16は、例えば着色されたアクリル樹脂等の半透光性樹脂により、見返し板14の開口部を塞ぐ板状に形成されることで、円形表示部30、画像表示部40、及び切替表示部50等を視認側から覆っている。
基板20は、背面ケース12と締結されること等により背面ケース12よりも視認側に配置され、例えばガラスエポキシ樹脂等の合成樹脂により平板状に形成されている。基板20は、制御回路80を実装すると共に、投射用光源部32,54,64、及びステッピングモータ36d,76等を保持している。
円形表示部30は、図1,2に示すように、装置100において視認者から見た左側に配置され、車両の状態量として、例えばエンジン回転数を表示可能に構成されている。具体的に図3,4にも示すように、円形表示部30は、投射用光源部32、投射部34、回転指示体36、及び円環凸部38を有している。
投射用光源部32は、基板20上に配置された複数の発光素子を有している。特に本実施形態において発光素子は、発光ダイオード素子であり、制御回路80を通して電源と接続されることで発光する。このような投射用光源部32は、投射部34に向けて光を照射する。
投射部34は、表示板25よりも視認側に配置されている。具体的に投射部34は、例えば合成樹脂により透光性を有して形成された導光部材となっている。
回転指示体36は、キャップ36a、回転軸36c、及びステッピングモータ36dを有している。キャップ36aは、例えば合成樹脂により遮光性を有した有底円筒状に形成され、投射部34を内部に収容している。また、キャップ36aは、筒側面において、投射部34を収容した内部から外部に開口する開口窓36bを有している。投射部34に形成された反射面34aが開口窓36bを向くことで、投射用光源部32から投射部34に入射した光は、反射面34aに反射されて、開口窓36bから投射光PL0として投射される。
ここで、投射部34を形成する導光部材が回転軸36cを介してステッピングモータ36dと連結されることで、回転指示体36は投射部34と共に、回転軸36cまわりに回動可能となっている。これにより開口窓36bの方向が移動することで、投射光PL0の投射方向DP0が移動する。
円環凸部38は、平板状の表示板の一部を圧空成形により変形させることで、表示板25の他の部分よりも視認側に突出した凸状に形成されている。より詳細に、円環凸部38は、回転指示体36を中心とした円環状に形成されている。表示板25において円環凸部38の内周側から平面状箇所に連続して、例えば印刷等により、指標38aとしての目盛が形成されている。投射部34がこの指標38aに向けて投射光PL0を投射することで、車両の状態量としてのエンジン回転数が表示される。
なお、図4では、投射用光源部32から指標38aに向かう光が細線の矢印で示されている。
画像表示部40は、図1,2に示すように、装置100において中央部に配置され、画像表示パネル42を有している。画像表示パネル42は、画像を表示するパネル状の表示素子である。本実施形態では、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いた液晶パネルであって、2次元方向に配列された複数の液晶画素から形成されるアクティブマトリクス型の液晶パネルが採用されている。ここで画像表示パネル42の視認側表面である表示面42aには、例えば微細な凹凸が形成されている。また、表示面42aの視認側を表示板25の開口により露出している。
なお、画像表示パネル42としては、液晶パネル以外の有機ELパネル等が採用されてもよい。
切替表示部50は、図1,2に示すように、装置100において視認者からみた右側に配置され、車両の状態量として、例えば燃料残量を表示可能に構成されている。切替表示部50は、複数の表示ユニット52,62(本実施形態では2つ)及び回転指示体70を備えている。各表示ユニット52,62は、それぞれ1組ずつの投射用光源部54,64、投射部56,66、及び指標表示部58,68を有しており、車両の状態量として例えば燃料残量を表示可能に形成されている。
各表示ユニット52,62の各投射部56,66は、図5,6に拡大して示すように、表示板25よりも視認側に配置され、例えば合成樹脂により透光性を有する共通の導光部材78により一体的に形成されている。導光部材78は、各投射部56,66を区画する空洞部78aを有している。本実施形態において空洞部78aは、導光部材78の視認側表面から背面側に凹み、当該導光部材78の中央を横切るようにして配置された細長い空洞となっている。空洞部78aの長さ寸法は、投射部56,66毎に設けられた反射面55a,56aについて、反射面56aの端部間の寸法及び反射面66aの端部間の寸法よりも大きく設定されている。
ここで回転指示体70は、キャップ72、回転軸74、及びステッピングモータ76を有している。キャップ72は、例えば合成樹脂により遮光性を有した有底円筒状に形成され、各表示ユニット52,62の各投射部56,66を内部に収容している。また、キャップ72は、図7にも示すように、筒側面において、投射部56,66を収容した内部から外部に開口する複数の開口窓72a,72bを有している。開口窓72a,72bは、各投射部56,66に対応して表示ユニット52,62と同数である2つ設けられている。本実施形態において2つの開口窓72a,72bは、互いに筒側面の真逆の位置に設けられている。
そして、図6に示すように、各投射部56,66を形成する導光部材78が回転軸74を介してステッピングモータ76と連結されることで、導光部材78を介してキャップ72と回転軸74とが固定されている。そして、回転指示体70は投射部56,66と共に、回転軸74まわりに回動可能となっている。
ここで、図5,6を用いて表示ユニット52について詳細を説明する。表示ユニット52の投射用光源部54は、基板20上に配置された複数の発光素子を有している。特に本実施形態において発光素子は、発光ダイオード素子であり、制御回路80を通して電源と接続されることで発光する。このような投射用光源部54は、表示ユニット52の投射部56に向けて光を照射可能となっている。
投射用光源部54から投射部56に至る光路のうち、基板20から表示板25までの間は、遮光壁55に囲まれている。遮光壁55は、例えば合成樹脂により、遮光性の半円筒状に形成され、投射用光源部54からの光が遮光壁55より外側に漏光することを遮光により防止している。表示板25が透光性を有していることにより、投射用光源部54の光は、表示板25を透過して投射部56に入射するようになっている。
表示ユニット52の投射部56は、空洞部78aよりも回転指示体70内部の右側に配置され、対応する開口窓72aを向く反射面56aを有している。反射面56aは、回転指示体70の回転軸74を中心とした部分円弧状の滑らかな平面として、回転指示体70の径方向に2分割されて設けられている。こうして投射部56は、投射用光源部54からの光を反射面56aにより反射することにより、開口窓72aから指標表示部58へ向けて投射光PL1として投射するようになっている。
なお、図6では、投射用光源部54から指標表示部58に向かう光が細線の矢印で示されている。
表示ユニット52の指標表示部58は、指標58aを表示可能に形成されている。具体的に、指標表示部58は、画像表示パネル42のうち回転指示体70側の一部(以下、共有エリアJAという)を、画像表示部40と共有して設けられている。そして、指標58aは、画像表示パネル42の画像により、回転指示体70を中心とした部分円弧状に配列された目盛として表示されるようになっている。ここで、指標表示部58では、暗色の背景に明色の指標58aを表示することが好ましい。投射光PL1が指標58aと重なって表示される際、背景とのコントラストが大きくなり投射光PL1の視認性が高まるからである。
次に、表示ユニット62について詳細を説明する。表示ユニット62の投射用光源部64は、表示ユニット62と同様に、基板20上に配置された複数の発光素子を有している。表示ユニット62と同様に発光素子は、発光ダイオード素子であり、制御回路80を通して電源と接続されることで発光する。このような投射用光源部64は、表示ユニット62の投射部66に向けて光を照射可能となっている。
投射用光源部64から投射部66に至る光路のうち、基板20から表示板25までの間は、遮光壁65に囲まれている。遮光壁65は、例えば合成樹脂により、遮光性の半円筒状に形成され、投射用光源部64からの光が遮光壁65より外側に漏光することを遮光により防止している。
ここで、表示ユニット52の遮光壁55と表示ユニット62の遮光壁65とは、回転軸74を挟んで左右に離れて配置されている。したがって、表示ユニット52の投射用光源部54と表示ユニット62の投射用光源部64とは、遮光壁55,65により互いに隔てられている。
表示ユニット62の投射部66は、空洞部78aよりも回転指示体70内部の左側に配置され、対応する開口窓72bを向く反射面66aを有している。反射面66aは、回転指示体70の回転軸74を中心とした部分円弧状の滑らかな平面として、回転指示体70の径方向に2分割されて設けられている。こうして投射部66は、投射用光源部64からの光を反射面66aにより反射することにより、開口窓72bから指標表示部68へ向けて投射光PL2として投射するようになっている。
なお、図6では、投射用光源部64から指標表示部68に向かう光が細線の矢印で示されている。
表示ユニット62の指標表示部68は、表示ユニット52と同様に、指標68aを表示可能に形成されている。具体的に、指標表示部68は、指標68a、指標照明光源68b、及び間接照明板68eを有している。
指標68aは、表示板25において、例えば印刷等により、回転指示体70を中心とした部分円弧状に配列された目盛として形成されている。指標68aは、表示板25と共に透光性を有していることにより、背面側から照明されることで発光可能となっている。指標照明光源68bは、例えば発光ダイオード素子であり、基板20上に配置されている。指標照明光源68bは、点灯すると、リフレクタ68c及び導光板68dにて導光された光により、指標68aを背面側から照明するようになっている。
これと共に、指標照明光源68bからの光は、表示板25の開口部25aを介して間接照明板68eに入射する。間接照明板68eは、例えば上述の表示板25の圧空成形により、表示板25と一体的に、視認側に突出して設けられている。指標68a及び開口部25aを向く反射面68fにより、間接照明板68eは、開口部25aを透過した光を指標68aに向けて反射するようになっている。
こうして、指標照明光源68bの点灯により、指標68aは表示状態となる。一方、指標照明光源68bの消灯により、指標68aは照明されなくなり、さらにケース部10の透光板16が着色されているため、印刷の見分けが付き難くなり、非表示状態となる。
ここで互いに異なる表示ユニット52,62に属する指標表示部58,68が表示する指標58a,68aは、互いに回転指示体70からの距離D1,D2が異なる位置に表示されるようになっている。特に本実施形態では、指標表示部58の指標58aについての距離D1が、表示ユニット62の指標68aについての距離D2よりも大きくなっている。
そして、互いに異なる表示ユニット52,62に属する投射部56,66は、対応する指標58a,68aの位置に合わせて投射角を異ならせて投射光PL1,PL2を投射するようになっている。ここで、投射角とは、回転指示体70の軸方向に対して投射方向DP1,DP2がなす角度である。特に本実施形態では、距離D1,D2に対応して、表示ユニット52の投射部56の投射角は、表示ユニット62の投射部66の投射角よりも大きくなっている。
図8に示す制御回路80は、CPU及びメモリ等からなる電子回路であり、基板上に実装されている。CPUは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実施可能となっている。具体的に、制御回路80は、円形表示部30のステッピングモータ36d及び投射用光源部54、切替表示部50のステッピングモータ76、投射用光源部64、及び指標照明光源68b、画像表示部40と切替表示部50とに一部共有されている画像表示パネル42等と、電気的に接続されることで、これらを制御可能となっている。
ここで装置100は、制御回路80により構築されている機能ブロックとして、初期設定部82、判定部84、切替部86を備えている。初期設定部82は、装置100が作動開始した場合に、初期設定を行なうようになっている。判定部84は、切替部86による表示の切替を行なうか否かを判定するようになっている。切替部86は、切替表示部50において、表示を行なう表示ユニット52,62を切り替えることが可能となっている。
このような装置100により実施される処理を、図9のフローチャートに基づいて説明する。
まず、装置100が作動を開始すると、ステップS10では、初期設定部82は、初期設定として、表示を行なう表示ユニットを表示ユニット52に設定する。具体的に、表示ユニット52の投射用光源部54を点灯させ、表示ユニット52の指標表示部58において指標58aを表示する。一方、表示ユニット62の投射用光源部64を消灯させ、表示ユニット62の指標表示部68において指標68aを非表示状態とする。
そして、回転指示体70は、指標表示部58の指標58aに合わせて、制御回路80により回動を制御される。すなわち、回転指示体70の回動により、表示ユニット52の投射部56による投射光PL1の投射方向DP1を移動させることで、画像表示パネル42の共有エリアJAに表示された指標表示部58の指標58aのうち任意の箇所を指示して、当該箇所に応じた状態量が表示される。より具体的には、投射光PL1が部分円弧状に配列された目盛と重なって視認されることで、視認者は、目盛との重なり箇所に応じた燃料残量を読み取ることができる。
本実施形態では、図10に示すように、画像表示パネル42の共有エリアJAにおいて指標表示部58が指標58aを表示している結果、画像表示パネル42の共有エリアJA以外において、画像表示部40が例えば車速等の車両の状態量又は情報を表示するようになっている。ステップS10の処理後、ステップS20へ移る。
ステップS20では、判定部84は、緊急表示を開始するか否かを判定する。例えば、車両が前方等に接近する障害物を検知した場合に、緊急表示を開始することを決定することができる。ステップS20にて肯定判定を下すと、ステップS30へ移る。ステップS20にて否定判定を下すと、例えば所定時間後に、ステップS20の判定を再度行う。
緊急表示を開始すると判定された場合のステップS30では、切替部86は、表示を行なう表示ユニットを表示ユニット52から表示ユニット62へと切り替える。具体的に、切替部86は、各投射用光源部54,64のうち投射用光源部64を点灯させ、それ以外の投射用光源部54を消灯させる。これと連動して、指標表示部58において指標58aを非表示状態とし、指標表示部68において指標68aを表示状態とする。
したがって、図11に示すように、表示ユニット52において、開口窓72aから指標表示部58の指標58aへ向けた投射光PL1が投射されなくなり、表示ユニット62において、開口窓72bから指標表示部68の指標68aへ向けた投射光PL2が投射を開始する。
これと共に、回転指示体70は、指標表示部68の指標68aに合わせて、制御回路80により回動を制御される。すなわち、回転指示体70の回動により、表示ユニット62の投射部66による投射光PL2の投射方向DP2を移動させることで、表示板25に表示された指標表示部68の指標68aのうち任意の箇所を指示して、当該箇所に応じた状態量が表示される。より具体的には、表示ユニット52の場合と同様に、投射光PL2が部分円弧状に配列された目盛と重なって視認されることで、視認者は、目盛との重なり箇所に応じた燃料残量を読み取ることができる。
一方、対応する投射用光源部54が消灯して指標58aが非表示状態となった指標表示部58では、指標58a以外の画像を表示する。具体的に本実施形態では、指標58a以外の画像WIとして、警報に関する画像が表示される。すなわち、画像表示部40が共有エリアJAも利用することで、警報に関する画像を大きく表示することができる。ステップS30の処理後、ステップS40へ移る。
ステップS40では、判定部84は、緊急表示を終了するか否かを判定する。ステップS40にて肯定判定を下すと、ステップS50へ移る。ステップS40にて否定判定を下すと、例えば所定時間後に、ステップS40の判定を再度行う。
緊急表示を終了すると判定された場合のステップS50では、切替部86は、表示を行なう表示ユニットを表示ユニット62から表示ユニット52へと切り替える。すなわち、ステップS20と同様の動作により、再びステップS10で設定された状態へ戻ることとなる。ステップS50の処理後、ステップS60へ移る。
ステップS60では、装置100の作動を終了するか否かを判定する。ステップS60において肯定判定を下すと、一連の処理を終了する。ステップS60にて否定判定を下すと、再度ステップS20へ戻る。
(作用効果)
以上説明した本実施形態の作用効果を、以下に説明する。
本実施形態によると、各表示ユニット52,62は、それぞれ1組の光源部54,64、投射部56,66、及び指標表示部58,68を有している。光源部54又は64からの光を投射部56又は66が指標表示部58又は68に表示される指標58a又は68aへ向けて投射光PL1又はPL2として投射する表示ユニット52,62は、対応する光源部54又は64が点灯している場合、回転指示体70の回動により投射光PL1又はPL2の投射方向DP1又はDP2を移動することで、対応する指標58a又は58bのうち任意の箇所を指示して当該箇所に応じた状態量を表示する。
一方、表示を行なう表示ユニット52,62の切替時には、切替部86が各光源部54,64のうち1つを点灯させ、それ以外を消灯させるように、点灯対象の光源部54,64を切り替える。このように、斬新な投射光PL1,PL2による指示が行われるだけでなく、通常時の回転指示体70の回動とは異なる切替動作として、点灯対象の光源部の変更により、指示に供される当該投射光PL1,PL2が切替わるので、切替時に視認者に与えるインパクトが大きくなる。したがって、視認者が表示の切替に気付き易い車両用表示装置100を提供することができる。
また、本実施形態によると、指標表示部58,68の指標58a,68aは、対応する光源部54,64の消灯と連動して、非表示状態となる。点灯対象の光源部54,64の変更と連動して、指標58a,68aの表示状態も変更されるので、切替時に視認者に与えるインパクトをより大きくできる。
また、本実施形態によると、互いに異なる表示ユニット52又は62に属する投射部56又は66は、対応する指標58a又は68aの互いに回転指示体70からの距離D1,D2が異なる位置に合わせて投射角を異ならせている。こうすることで、複数の指標表示部58,68による指標58a,68aの全体配置を、実体の指針の場合のような円形に限らない配置とすることが可能となるので、配置の自由度を高めつつ、視認者が表示の切替に気付き易くすることができる。
また、本実施形態によると、遮光性の遮光壁55,65により、各光源部54,64が互いに隔てられているので、一光源部54又は64の光が異なる表示ユニット62又は52に漏光することが抑制できる。したがって、点灯対象の光源部54,64の変更に合わせて、確実に投射光PL1,PL2を切り替えることができる。
また、本実施形態によると、各投射部56,66を一体的に形成する導光部材78は、各投射部56,66を区画する空洞部78aを有する。空洞部78aが投射部56,66の間を区画することにより、点灯対象の光源部54又は64に対応する投射部56又は66に入射した光が、異なる表示ユニット62又は52に漏光することを抑制できる。したがって、部品点数を抑制しつつ、点灯対象の光源部54,64の変更に合わせて、確実に投射光PL1,PL2を切り替えることができる。
また、本実施形態によると、各指標表示部58,68のうち少なくとも指標表示部68は、画像により指標68aを表示するものである。対応する光源部64が消灯している場合、この指標表示部68が指標以外の画像WIを表示するので、指標表示部68のスペースを有効活用できるだけでなく、切替時に突如指標68aが表示されることで視認者に与えるインパクトをより大きくできる。
また、本実施形態によると、対応している光源部64が消灯している場合、指標表示部68が指標68a以外の画像WIとして、警報に関する画像を表示する。点灯対象の光源部64への変更と共に、警報に関する画像が表示されることとなるので、視認者が警報表示に気づき易い車両用表示装置100を提供することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1としては、各投射部56,66は、それぞれ別体で形成されていてもよい。
変形例2としては、互いに異なる表示ユニット52,62に属する指標表示部58,68が表示する指標58a,68aは、互いに回転指示体70からの距離D1,D2が同じ位置に表示されていてもよい。また各投射部56,66の投射角が同じであってもよい。
変形例3としては、各指標表示部58,68は、対応する投射用光源部54,64が消灯した場合に、指標58a,68aを非表示状態としなくてもよい。
変形例4としては、切替部86は、緊急表示の開始及び終了以外の契機にて、表示を行なう表示ユニット52,62を切り替えてもよい。
変形例5としては、各指標表示部の全てが画像により指標を表示するものであってもよい。また、各指標表示部の全てが画像以外により指標を表示するものであってもよい。
前述の実施形態では各表示ユニット52,62が、車両の状態量として同じ燃料残量を表示していたが、変形例6として各表示ユニット52,62は、互いに異なる車両の状態量を表示するものであってもよい。
変形例7としては、表示ユニットは、3つ以上設けられていてもよい。この例では、切替部86は、投射用光源部のうち1つを点灯させ、それ以外を消灯させるように、点灯対象の光源部を切り替えることで、表示を行なう表示ユニットを切り替える。
52,62 表示ユニット、54,64 投射用光源部(光源部)、55,65 遮光壁、56,66 投射部、56a,66a 反射面、58,68 指標表示部、58a,68a 指標、70 回転指示体、78 導光部材、78a 空洞部、86 切替部、PL1,PL2 投射光、DP1,DP2 投射方向、D1,D2 距離、WI 画像

Claims (7)

  1. 車両の状態量を表示する車両用表示装置であって、
    光源部(54,64)、投射部(56,66)、及び指標表示部(58,68)を1組有し、前記光源部からの光を前記投射部が前記指標表示部に表示される指標(58a,68a)へ向けて開口窓(72a,72b)を通じて投射光(PL1,PL2)として投射することで、前記状態量を表示可能に形成された複数の表示ユニット(52,62)と、
    各前記表示ユニットの各前記投射部を収容すると共に、回動可能に形成された回転指示体(70)と、
    前記表示ユニットを切り替える切替部(86)と、
    画像を表示する画像表示パネル(42)を有し、前記画像表示パネルのうち前記回転指示体側の一部に、複数の前記表示ユニットのうち1つにおける前記指標表示部との共有エリア(JA)が設けられ、前記共有エリアに前記指標を表示可能な画像表示部(40)と、
    複数の前記表示ユニットのうち他の1つにおける前記指標表示部の前記指標を形成した表示板(25)と、を備え、
    各前記表示ユニットは、対応する前記光源部が点灯している場合、前記回転指示体の回動により前記投射光の投射方向(DP1,DP2)を移動させることで、表示された前記指標のうち任意の箇所を指示して前記箇所に応じた前記状態量を表示し、
    前記切替部は、各前記光源部のうち1つを点灯させ、それ以外を消灯させるように、点灯対象の前記光源部を切り替えることで、表示を行なう前記表示ユニットを切り替え
    前記回転指示体の回転軸(74)と前記開口窓とを含む断面上において、前記回転軸の軸方向に対して前記投射方向がなす角を、投射角と定義すると、
    前記共有エリアに前記指標を表示可能な前記表示ユニットに属する前記投射部の前記投射角は、前記表示板に前記指標を形成した前記表示ユニットに属する前記投射部の前記投射角よりも、大きくなっている車両用表示装置。
  2. 前記指標表示部は、対応する前記光源部の消灯と連動して、前記指標を非表示状態とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 互いに異なる前記表示ユニットに属する前記指標表示部が表示する前記指標は、互いに前記回転指示体からの距離(D1,D2)が異なる位置に表示され、
    互いに異なる前記表示ユニットに属する前記投射部は、対応する前記指標の前記位置に合わせて前記投射角を異ならせている請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 各前記光源部は、遮光性の遮光壁(55,65)により互いに隔てられている請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  5. 各前記投射部は、透光性を有する共通の導光部材(78)により一体的に形成され、前記導光部材に各前記投射部毎に設けられた反射面(56a,66a)での反射により、前記投射光を投射するものであって、
    前記導光部材は、各前記投射部を区画する空洞部(78a)を有する請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記共有エリアには、対応する前記光源部が消灯している場合、前記指標以外の画像(WI)表示される請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記指標以外の画像は、警報に関する画像である請求項6に記載の車両用表示装置。
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