JP4826209B2 - 指示計器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば建設機械などの特殊車輌や船舶、あるいは自動車、オートバイ等に搭載され、光源からの照射光線で表示板や指針を照明表示する指示計器に関するものである。
従来、自動車などの指示計器として、光源からの照射光線で表示板や指針を照明表示する指示計器、特に、照明表示の際に指針の指示状態を見やすくするために光源による照射光線によって指針を透過照明(発光照明)する発光指針タイプによる指示計器が知られている。
指針を照明表示する指示計器の一般的な構成としては、図7および図8に示すように、計器本体1の回転軸2の先端側に固着され、回転軸2を中心に回転する発光指針3と、この発光指針3の背面側に位置し透過照明される目盛や数字や記号などからなる指標部4が施された表示板5と、この表示板5の背面側に位置する硬質の回路基板6と、この回路基板6上に設けられ、それぞれ発光指針3と表示板5を照明する光源である発光ダイオード7,8と、発光指針3を照明するための発光ダイオード7と表示板5側を照明するための発光ダイオード8側の照明領域を区画する合成樹脂製の枠体からなるハウジング9と、このハウジング9に設けられた円筒形の仕切壁9Aと、によってそれぞれ照明する区域に区画して構成している。
発光指針3は指示部3Aと回転軸2に固定される指針基部3Bが透明な合成樹脂で一体に形成されており、指針基部3Bは遮光性の合成樹脂からなる指針キャップ10で覆われている。指示部3Aは発光ダイオード7の光を受けて発光するものである。
表示板5は透明な合成樹脂からなる平板状の基板からなり、その表面(図中上側の面)に、目盛や数字あるいは記号などの指標部4箇所に例えば白色の半透過性表示層4Aを形成し、その指標部4箇所を除いて表示板5の表面全体に遮光性の黒色の地色層(遮光層)4Bが施されている。
また指針発光用としての発光ダイオード7は円筒形の仕切壁9Aの内側に位置し、回転軸2の近傍に回転軸2を中心として円形状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード7の照射光線を指針3側へと導くための導光体11が前記円筒形の仕切壁9Aの内側に配設されている。また、表示板5の指標部4を透過照明する発光ダイオード8は円筒形の仕切壁9Aの外側を円形状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード8からの照射光線を表示板5の指標部4側へと導くための導光体12が配設され、この導光体12は前記枠体からなるハウジング9と一体に形成されたライトケース9Bに支持されている。
このように構成することにより、従来の指示計器にあっては、表示板5の表面側において指標部4である文字,数字,目盛あるいは記号などが背面側から光源(発光ダイオード8)により透過照明されるものであり、あるいは図示しないが指標部である文字,数字,目盛,記号などと表示板の背景部分である表示板の全面を表示板の前面側に設けた光源によって直接的に照明したり、または間接光により表示板を照明するようにしたものや、これらの照明方式を組み合わせたものなど様々な照明手段が用いて表示板を照明表示するようにしている。この際、発光指針3の指示状態を見やすくするために光源(発光ダイオード7)による照射光線によって導光体11を介して指針3を透過照明するようにしている。
しかしながら、発光指針3により照明表示の際に明るく光輝するために指針の指示状態が良好に判別できて見やすいという効果があるものの、指針基部3Bを目隠しした指針キャップ10の回りから部分的に洩れた光が視線方向に入ってくるハレーション現象が生じてしまい、折角の指針発光照明による照明効果が半減してしまうという問題がある。すなわち、発光指針3の指針基部3Bは指針キャップ10にて覆われるため、この覆われた箇所からの光洩れは抑えられるが、指針キャップ10と表示板5との間から光洩れが発生することがある。
この点を考慮するものとして、本願出願人はその光洩れ対策として、たとえば特許文献1などに示されているように、遮光性のリング状に壁を指針の回動中心領域を覆う指針キャップの内側に位置するように表示板に設けて構成することにより、リング状の壁と指針キャップの立ち上がり壁部とによって迷路状とし、指針と表示板との間からの光洩れを抑制することができるようにしたものを提案している。
特開2004−301643号公報
ところで、特許文献1などからなる指示計器にあっては、表示板上の指針照明時において、リング状の壁の寸法設定、指針キャップとの隙間の間隔設定や迷路状のラップ代などの寸法設定など配設位置の調整・設定などが大変であり、また、組み付け部品の寸法バラツキや配設位置の条件によっては部分的に光が洩れてしまうことも想定され、指示計器の照明効果を損ねてしまうことがある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、発光指針のための光源からの照射光線により指針照明(透過照明)を行うとともに、発光指針のための光源からの照射光線を利用することによって指針キャップの外郭部分に位置する表示板上の表面部分の一部を環状に照明表示することを可能とし、見栄えを良好とし得る斬新な指示計器を提供することを目的とする。
本発明は、前述した課題を解決するため、請求項1の発明では、指標部を施してなる表示板と、この表示板の貫通孔部を介して計器本体に設けられた回転軸の先端側に固定される発光指針と、この発光指針を透過照明するための光源と、この光源と前記発光指針との間に配置される導光体とを備えてなる指示計器において、前記表示板の中央部に位置する前記貫通孔部の周囲に、前記表示板の外周縁部分に対して凹み面からなる凹設部を形成し、前記発光指針は透光性の材料により形成されるとともに、前記表示板の指標部に沿って回動指示される指示部と前記回転軸の先端側に固定される指針基部とにより形成され、前記指針基部と前記導光体および前記表示板の貫通孔部の前面側周縁を覆うように指針キャップを取り付け固定し、前記導光体には、前記光源からの照射光線を受け入れる受光部と、この受光部によって前記導光体内に導光される光線を前記発光指針の指針基部へと射出案内する射出部と、前記受光部によって前記導光体内に導光される光線を前記表示板の前記外周縁部分に対して前記凹み面からなる前記凹設部の表面部分へと導き案内する反射部とを備え、前記導光体の前記反射部を前記表示板の前記外周縁部分位置より奥まった位置となる前記凹み面からなる前記凹設部の表面部分へと導き案内する位置に配置してなることを特徴とする指示計器である。
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また請求項2では、請求項1に記載の指示計器において、前記導光体の反射部によって反射導光されて射出される前記導光体箇所の表面部分に、シボ加工を施してなることを特徴とするものである。
また請求項3では、請求項1または請求項2に記載の指示計器において、前記導光体の反射部によって反射導光されて射出される前記導光体箇所の表面部分に、発光指針の照明色と異なる色合いからなる着色処理を施してなることを特徴とするものである。
また請求項4では、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の指示計器において、前記導光体の受光部の表面を凸状に形成してなることを特徴とするものである。
また請求項5では、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の指示計器において、前記導光体の受光部の表面を凹状に形成してなることを特徴とするものである。
本発明では、指針照明用としての光源からの照射光線を導光体内に導光し、その導光体内に案内された照射光線の一部を射出部を介して発光指針の指針基部へと射出案内し、指針基部から発光指針の指示部へと導き入れて光輝させるとともに、指針照明用としての光源からの照射光線の一部を導光体内に案内しながら反射部を介して表示板の表面部分へと導き案内し、指針基部の周縁に位置した表示板の表面部分を明るく照らし出し、外側に行くに連れて薄暗くなるようにぼんやりと照明表示することができる。この際、指針基部と導光体および表示板の貫通孔部の前面側周縁を覆うように指針キャップを取り付け固定してなることにより、発光指針の指針基部と導光体や表示板の貫通孔部の周縁を指針キャップにて目隠しすることができるとともに、指針キャップの回りを取り囲むように表示板の表面部分を環状に明るく照らし出すことができる。また、表示板の中央部に位置する貫通孔部の周囲に、表示板の外周縁部分に対して凹み面からなる凹設部を形成してなることにより、導光体の反射面によって反射導光された照射光線が凹み面からなる凹設部による表示板の表面部分を照らし出すこととなり、その回りの領域に位置した表示板の表面部分が暗くなるため、明暗による濃淡照明による照明効果を際立つように照明することができ、奥行き感のある斬新的な照明効果を期待することができるものであり、見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができ、これにより所期の目的を達成することができる。
本発明の請求項1では、指標部を施してなる表示板と、この表示板の貫通孔部を介して計器本体に設けられた回転軸の先端側に固定される発光指針と、この発光指針を透過照明するための光源と、この光源と前記発光指針との間に配置される導光体とを備えてなる指示計器において、前記表示板の中央部に位置する前記貫通孔部の周囲に、前記表示板の外周縁部分に対して凹み面からなる凹設部を形成し、前記発光指針は透光性の材料により形成されるとともに、前記表示板の指標部に沿って回動指示される指示部と前記回転軸の先端側に固定される指針基部とにより形成され、前記指針基部と前記導光体および前記表示板の貫通孔部の前面側周縁を覆うように指針キャップを取り付け固定し、前記導光体には、前記光源からの照射光線を受け入れる受光部と、この受光部によって前記導光体内に導光される光線を前記発光指針の指針基部へと射出案内する射出部と、前記受光部によって前記導光体内に導光される光線を前記表示板の前記外周縁部分に対して前記凹み面からなる前記凹設部の表面部分へと導き案内する反射部とを備え、前記導光体の前記反射部を前記表示板の前記外周縁部分位置より奥まった位置となる前記凹み面からなる前記凹設部の表面部分へと導き案内する位置に配置してなることを特徴とする指示計器であるため、指針照明用としての光源からの照射光線を導光体内に導光し、その導光体内に案内された照射光線の一部を射出部を介して発光指針の指針基部へと射出案内し、指針基部から発光指針の指示部へと導き入れて光輝させるとともに、指針照明用としての光源からの照射光線の一部を導光体内に案内しながら反射部を介して表示板の表面部分へと導き案内し、指針基部の周縁に位置した表示板の表面部分を明るく照らし出しつつ、外側に行くに連れて薄暗くなるようにぼんやりと照明表示することができる。この際、指針基部と導光体および表示板の貫通孔部の前面側周縁を覆うように指針キャップを取り付け固定してなることにより、発光指針の指針基部と導光体や表示板の貫通孔部の周縁を指針キャップにて目隠しすることができるとともに、指針キャップの回りを取り囲むように表示板の表面部分を環状に明るく照らし出すことができる。また、表示板の中央部に位置する貫通孔部の周囲に、表示板の外周縁部分に対して凹み面からなる凹設部を形成してなることにより、導光体の反射面によって反射導光された照射光線が凹み面からなる凹設部による表示板の表面部分を照らし出すこととなり、その回りの領域に位置した表示板の表面部分が暗くなるため、明暗による濃淡照明による照明効果を際立つように照明することができ、奥行き感のある斬新的な照明効果を期待することができるものであり、見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができるという効果がある。
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また、請求項1に記載の指示計器において、前記導光体の反射部によって反射導光されて射出される前記導光体箇所の表面部分に、シボ加工を施してなることにより、導光体の射出面である表面箇所にシボ加工を施すことによって均一的に拡散して表示板の表面部分を照らし出すことができ、照明効果の点において照明ムラが生じてしまうという問題を未然に防ぐことができ、見やすく、見栄えの良好な指示計器の照明効果を提供することができる。(請求項2
また、請求項1または請求項2に記載の指示計器において、前記導光体の反射部によって反射導光されて射出される前記導光体箇所の表面部分に、発光指針の照明色と異なる色合いからなる着色処理を施してなることにより、発光指針の色合いと異なる照明色にて指針基部の周縁に位置した表示板の表面部分を明るく照らし出し、外側に行くに連れて薄暗くなるようにぼんやりと照明表示することができ、見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができる。(請求項3
また、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の指示計器において、前記導光体の受光部の表面を凸状に形成してなることにより、指針照明用としての光源からの照射光線を凸状に形成してなる受光部によって導光した光線を射出部箇所や反射部箇所に集中して案内導光するように設定することも可能となるため、発光指針の照明効率および表示板の表面部分の照明効率を高めつつ見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができる。(請求項4
また、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の指示計器において、前記導光体の受光部の表面を凹状に形成してなることにより、指針照明用としての光源からの照射光線を凹状に形成してなる受光部によって導光した光線を直接的にあるいは導光体の内面反射によって導光体の射出部箇所や反射部箇所へと集中して案内導光することができるように設定することも可能となるため、発光指針の照明効率および表示板の表面部分の照明効率を高めつつ見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができる。(請求項5
以下、添付図面に基づいて、本発明の指示計器を車輌用(自動車)の指示計器に適用した実施例として説明する。なお前述した従来例と同一あるいは相当箇所には同一符号を用いて説明する。
本発明の第1実施例を図1から図3に示す。同図において、計器本体1の回転軸2の先端側に固着され、回転軸2を中心に回転する発光指針3と、この発光指針3の背面側に位置し透過照明される目盛や数字や記号などからなる指標部4が施された表示板5と、この表示板5の背面側に位置するガラスエポキシ樹脂からなる硬質の回路基板6と、この回路基板6上に設けられ、それぞれ指針3と表示板5を照明する光源である発光ダイオード7,8と、それぞれの計器本体1や表示機器などを区画するとともに、発光指針3を照明するための発光ダイオード7と表示板5側を照明するための照明領域を区画する合成樹脂製の枠体からなるハウジング9と、このハウジング9に設けられた円筒形の仕切壁9Aと、によってそれぞれ照明する区域に区画して構成している。なお、この実施例においては、前記回路基板6の背後には前記回転軸2を回動する計器本体1が取付固定されている。
発光指針3は指示部3Aと回転軸2に固定される指針基部3Bとが透明な合成樹脂で一体に形成されており、指針基部3Bは遮光性の合成樹脂からなる指針キャップ10で覆われている。この場合、発光指針3の指示部3Aは発光ダイオード7(光源)の光を受けて発光するように構成されている。
また前記指針キャップ10には、指針基部3Bに係合して固定される略筒状の保持部10Aと、この保持部10Aと一体に設けられる略平板状の目隠し部10Bとによって形成されている。
表示板5は透明な合成樹脂からなる略平板状の基板からなり、その表面(図中上側の面)に、目盛や数字あるいは記号などの指標部4箇所に例えば白色の半透過性表示層4Aを形成し、その指標部4箇所を除いて表示板5の表面全体に遮光性の黒色の地色層4Bが施されている。また表示板5の貫通孔部5Aを介して計器本体1に設けられた回転軸2の先端側に発光指針3が固定保持されている。
また前記表示板5には、表示板5の中央部に位置する貫通孔部5Aの周囲に、表示板5の外周縁部分5Cに対して湾曲状の凹み面からなる凹設部5Bを形成している。
指針発光用としての発光ダイオード7は円筒形の仕切壁9Aの内側に位置し、回転軸2の近傍に回転軸2を中心として同心円状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード7の照射光線を発光指針3の指針基部3B側へと導くための導光体11が前記円筒形の仕切壁9Aの内側に配設されている。また、表示板5の指標部4を透過照明する発光ダイオード8は円筒形の仕切壁9Aの外側に位置して回転軸2を中心として円形状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード8からの照射光線を表示板5の指標部4側へと導くための導光体12が配設され、この導光体12によって表示板5の裏面側へと照射光線を導き、表示板5の指標部4を透過照明するように構成している。また前記導光体12と前記指針照明用の導光体11は前記枠体からなるハウジング9と一体に形成されたライトケース9Bに支持されている。
また表示板照明用の導光体12と指針照明用の導光体11とは表示板5と回路基板6との間に位置し、ポリカーボネートやアクリルなどの透光性の合成樹脂からなり、本実施例では色の付いていない無色透明の材料を使用している。
ところで、この第1実施例における指針照明用としての導光体11には、光源となる発光ダイオード7からの光を受ける受光部11Aと、この受光部11Aによって受光した光線を導光体11内に導き入れ、この導光された光線を発光指針3の指針基部3Bへと導いて射出案内する射出部11Bと、受光部11Aによって導光体11内に導光された光線の一部を表示板5の表面部分(凹設部5B)へと導き案内する反射部11Cとが設けられている。
この場合、受光部11Aは、発光ダイオード7と対向する箇所が最も接近状態となりその回りの箇所の距離が徐々に遠ざかるように表面の形状が凸状となるように形成されており、また反射部11Cは、表示板5の貫通孔部5Aの内側に位置し、その表示板5の凹設部5Bの表面上より上側に突き出して配置されるように形成されている。
上記構成からなる第1実施例における指示計器の照明装置にあっては、表示板発光用としての発光ダイオード8から照射される光線は、導光体12を介してライトケース9Bへと光線が射出され、射出された光線は、ライトケース9Bの内面側に設けられた湾曲部分にて反射され、表示板5の指標部4へと案内され、指標部4の半透過性表示層4Aが照射光線によって明るく透過照明される。
また指針発光用としての発光ダイオード7から照射される光線は、導光体11を介して発光指針3に設けられた指針基部3Bへと入光し、指示部3Aが発光する。この際、光源である発光ダイオード7から照射される光線は、導光体11の受光部11Aを介して導光体11内へと導光案内され、その導光体11内に案内された照射光線の一部を射出部11Bを介して発光指針3の指針基部3Bへと導き案内され、指針基部3Bから発光指針3の指示部3Aへと導光して光輝させることができる。これと同時に、指針照明用としての光源である発光ダイオード7からの照射光線の一部を導光体11内に案内しながら反射部11Cを介して表示板5の表面部分(凹設部5B)へと導き案内し、指針基部3Bの周縁に位置した表示板5の表面部分(凹設部5B)を明るく照らし出しつつ、外側に行くに連れて薄暗くなるように照明表示することができるものであり、見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができるという効果がある。
また、表示板5の中央部に位置する貫通孔部5Aの周囲に、表示板5の外周縁部分5Cに対して凹み面からなる凹設部5Bを形成してなることにより、導光体11の反射部11Cによって反射導光された照射光線が凹み面からなる凹設部5Bによる表示板5の表面部分を明るく照らし出すこととなり、その回りの領域に位置した表示板5の表面部分が暗くなるため、明暗による濃淡照明による照明効果を際立つように照明することができ、奥行き感のある斬新的な照明効果を得ることができる。
また、受光部11Aは、発光ダイオード7と対向する箇所が最も接近状態となりその回りの箇所の距離が徐々に遠ざかるように受光部11Aの表面の形状を凸状となるように形成することにより、指針照明用としての光源である発光ダイオード7からの照射光線を凸状に形成してなる受光部11Aによって導光した光線を射出部11B箇所や反射部11C箇所に集中して案内導光するように設定することも可能となり、発光指針3の照明効率および表示板5の表面部分の照明効率を高めつつ見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができる。
また、発光指針3には、指針基部3Bと導光体11および表示板5の貫通孔部5Aの前面側周縁を覆うように指針キャップ10を取り付け固定してなることにより、発光指針3の指針基部3Bと導光体11や表示板5の貫通孔部5Aの周縁を指針キャップ10にて目隠しすることができるとともに、指針キャップ10の回りを取り囲むように表示板5の表面部分(凹設部5B)を環状に明るく照らし出すことができる。この際、指針キャップ10のすぐ回りに位置した箇所では明るく照らし出され、離れるに連れて環状に漸次明るさが暗くなるように変化して照明表示されるため、奥行き感を醸し出しながら明暗照明による照明効果を強調することができる。
図4および図5は本発明の第2実施例を示すもので、前述して第1実施例と同一部分、均等箇所については同一符号を付して説明する。
同図において、発光ダイオード7は前述した第1実施例と同様にして、円筒形の仕切壁9Aの内側に位置し、回転軸2の近傍に回転軸2を中心として同心円状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード7の照射光線を発光指針3の指針基部3A側へと導くための導光体11が前記円筒形の仕切壁9Aの内側に配設されている。
また、表示板5の指標部4を透過照明する発光ダイオード8は円筒形の仕切壁9Aの外側に位置して回転軸2を中心として円形状に取り巻いて複数設けられている。この場合、発光ダイオード8からの照射光線を直接的に表示板5の指標部4側へと導いて透過照明したり、あるいはハウジング9と一体に形成されたライトケース9Bの内面部分を反射面として表示板5の指標部4へと導き透過照明するように構成している。
また前記導光体11には、前述した第1実施例とほぼ同様にして、光源となる発光ダイオード7からの光を受ける受光部11Aと、この受光部11Aによって受光した光線を導光体11内に導き入れ、この導光された光線を発光指針3の指針基部3Bへと導いて射出案内する射出部11Bと、受光部11Aによって導光体11内に導光された光線の一部を表示板5の表面部分(凹設部5B)へと導き案内する反射部11Cとが設けられている。
この第2実施例では、発光ダイオード7と対向する導光体11の受光部11Aの表面には、発光ダイオード7と対向する箇所が凹状となるように形成されている。これにより、指針照明用としての光源である発光ダイオード7からの照射光線を凹状に形成してなる受光部11Aによって導光した光線を直接的にあるいは導光体11の内面反射によって導光体11の射出部11B箇所や反射部11C箇所へと集中して案内導光することができるように設定されており、また反射部11Cは、表示板5の貫通孔部5Aの内側に位置し、その表示板5の表面上(湾曲状の凹み面からなる凹設部5B)より上側に突き出して配置されるように形成されている。
また導光体11の反射部11Cによって反射導光されて射出される導光体11箇所の表面部分(射出面)には、シボ加工11Dが施されており、このシボ加工11Dによって、均一的に拡散して表示板5の表面部分を照らし出すことができ、照明効果の点において照明ムラが生じてしまうという問題を未然に防ぐことができるように構成している。
以上のように第2実施例においては、発光ダイオード7からの照射光線を凹状に形成してなる受光部11Aによって導光した光線を直接的にあるいは導光体11の内面反射によって導光体11の射出部11B箇所や反射部11C箇所へと集中して案内導光することができ、導光体11への照射光線の導入効率を高めることができるものであり、前述した第1実施例と同様にして発光指針3を明るく発光表示することができ、また導光体11の反射部11Cによって反射導光されて射出される導光体11箇所の表面部分(射出面)に施されたシボ加工11Dによって、均一的に拡散して表示板5の表面部分(湾曲状の凹み面からなる凹設部5B)を照らし出すことができ、照明効果の点において照明ムラが生じてしまうという問題を未然に防ぐことができる。
図6は、本発明の第3実施例を示すもので、前述した各実施例とは全体的な基本構成についてはほぼ同様に構成されている。ここでは導光体11の反射部11Cによって反射導光されて射出される導光体11箇所の表面部分(射出面)に、発光指針の照明色と異なる色合い、たとえば青色の色合いからなる着色処理層11E(着色処理)を施してなるものであり、また、表示板5の中央部に位置する貫通孔部5Aの周囲に、表示板5の外周縁部分5Cに対して円錐状の凹み面からなる凹設部5Bを形成している。
従って、発光指針3の色合いと異なる照明色(青色)にて指針基部3Bの周縁に位置した表示板5の表面部分を明るく照らし出し、外側に行くに連れて薄暗くなるようにぼんやりと照明表示することができ、見栄えの良好な、斬新的な照明効果を期待することができる。
なお本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、たとえば前述した各実施例では、光源として発光ダイオードを用いていたが、たとえば小型の冷陰極管による光源であってもよいし、光源の数や設置位置などは導光体11の厚みや形状などに合わせて設定すればよい。また各実施例では導光体11を無色透明に形成していたが、場合によっては、指針照明用と、表示板照明用としての導光体箇所を2色成形し、それぞれ異なる色合いにて照明表示するように構成してもよい
また、導光体11に設けられる受光部11Aの表面の形状や反射部11Cの角度設定や表面部分の反射面の寸法や曲率などの設定などは、照明輝度や照明エリアの条件によって適宜設定すればよいものである。
また、前述した実施例などにおいて詳述したように、自動車などの車輌用の指示計器を例にして計器の照明装置を説明したが、車輌用計器に限らず船舶用計器あるいは農業用機械や建設機械などの特殊車輌の計器などにおいても適用することが可能である。
図1は、本発明の第1実施例における指示計器を示す正面図。 図2は、図1の指示計器の要部を示す断面図。 図3は、図2の光源から導かれる照明光路を示す概略断面図。 図4は、本発明の第2実施例における指示計器の要部構造を示す断面図。 図5は、図4の指示計器における導光体の要部構造および光源から導かれる照明光路を示す概略断面図。 図6は、本発明の第3実施例における指示計器の要部構造および光源から導かれる照明光路を示す概略断面図。 図7は、従来の指示計器を示す正面図。 図8は、図7の指示計器における照明装置の要部を示す断面図。
1 計器本体
2 指針軸
3 指針
3A 指示部
3B 指針基部
4 指標部
4A 半透過性表示層
4B 地色層
5 表示板
5A 貫通孔部
5B 凹設部
5C 外周縁部分
6 回路基板
7 発光ダイオード(光源)
8 発光ダイオード(光源)
9 ハウジング
9A 仕切壁
9B ライトケース
10 指針キャップ
11 導光体
11A 受光部
11B 射出部
11C 反射部
11D シボ加工
11E 着色処理
12 導光体

Claims (5)

  1. 指標部を施してなる表示板と、この表示板の貫通孔部を介して計器本体に設けられた回転軸の先端側に固定される発光指針と、この発光指針を透過照明するための光源と、この光源と前記発光指針との間に配置される導光体とを備えてなる指示計器において、
    前記表示板の中央部に位置する前記貫通孔部の周囲に、前記表示板の外周縁部分に対して凹み面からなる凹設部を形成し、
    前記発光指針は透光性の材料により形成されるとともに、前記表示板の指標部に沿って回動指示される指示部と前記回転軸の先端側に固定される指針基部とにより形成され、前記指針基部と前記導光体および前記表示板の貫通孔部の前面側周縁を覆うように指針キャップを取り付け固定し、
    前記導光体には、前記光源からの照射光線を受け入れる受光部と、この受光部によって前記導光体内に導光される光線を前記発光指針の指針基部へと射出案内する射出部と、前記受光部によって前記導光体内に導光される光線を前記表示板の前記外周縁部分に対して前記凹み面からなる前記凹設部の表面部分へと導き案内する反射部とを備え、
    前記導光体の前記反射部を前記表示板の前記外周縁部分位置より奥まった位置となる前記凹み面からなる前記凹設部の表面部分へと導き案内する位置に配置してなること、を特徴とする指示計器。
  2. 前記導光体の反射部によって反射導光されて射出される前記導光体箇所の表面部分に、シボ加工を施してなることを特徴とする請求項1に記載の指示計器。
  3. 前記導光体の反射部によって反射導光されて射出される前記導光体箇所の表面部分に、発光指針の照明色と異なる色合いからなる着色処理を施してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指示計器。
  4. 前記導光体の受光部の表面を凸状に形成してなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の指示計器。
  5. 前記導光体の受光部の表面を凹状に形成してなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の指示計器。
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