JP6527556B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本開示は車両用シートに関し、ライザを有する車両用シートに適用可能である。
自動車などの車両において、シートを設置する場合には、着座時の快適性を確保するために、車両用シートと車両のフロアとの間に、シート支持構造(ライザ)を設置して、シートクッションの座面位置を床面からある程度高くしている。また、一般的には、車両に衝撃が加わり、シートに大きな負荷がかかった際に、シートが倒れるのを防止するためにシート支持構造の高剛性化を図ることが課題とされていた。このような課題を解決するものとしては、例えば、特開2009−262721号公報に記載のシート支持構造がある。
特開2009−262721号公報
しかし、車両の安全性に対する要求が一層高まっており、シートに大きな負荷がかかった際に、さらにシートを倒れにくくする車両用シートの開発が望まれている。
本開示は、従来よりも倒れにくい車両用シートを提供することを課題とする。
本開示のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、車両用シートは、シートクッションと、前記シートクッションを所定の高さに支持するライザと、を備える。前記ライザは、車両の前後方向に延在し、車幅方向に離間して配置される一対の支持部と、車両の車幅方向に延在し、前記一対のシート支持部同士を連結する連結部と、を備える。前記連結部は、連結部材と、前記連結部材の両端にそれぞれ固定される一対のブラケットと、を備える。前記連結部材は前記一対のブラケットのそれぞれに一つの固着部材で固定されている。
上記車両用シートによれば、シートに大きな負荷がかかった際に、さらにシートが倒れにくくなる。
車両用シートの構成の例を説明するための図である。 図1の車両用シートのシートフレームの右前方側からの斜視図である。 図2の車両用シートのシートフレームの右側方側からの側面図である。 図2の車両用シートのシートフレームの上方側からの上面図である。 ライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの左前方からの斜視図である。 ライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの正面図である。 図6の構成の模式図である。 図6のライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの上面図である。 図9は図8のA−A線における断面図である。 比較例に係る車両用シートの内部構造を示す図であり、ライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの正面図である。 図11は図10の構成の模式図である。
以下、実施例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
図1は車両用シートの右前方側からの斜視図である。車両用シート1の構造の理解を容易にするため、図中には、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」および「下」の方向を示し、これらの方向は、以下の説明において相対的な位置関係を表現するのにも用いられる。また、これらの方向は、車両用シート1を車両に搭載したときの車両の方向に対応し、例えば、車両用シート1の前方向と車両の前方向とは同方向を示す。以下では、右前の席(例えば、運転席)に好適な車両用シート1の構造について述べるが、車両用シート1は、他の座席にも適用可能である。なお、車両の左側に搭載される車両用シートは車両用シート1の左右を入れ替えた構成になる。
車両用シート1は、シートクッション10と、シートバック20と、ヘッドレスト30と、サイドカバー40と、操作レバー41と、ライザ50と、シートスライド調整装置60と、を有する。シートクッション10は座面を形成する。シートバック20は背もたれを形成する。ヘッドレスト30は、シートバック20の上方に配され、乗員の頭部を支持する枕部を形成する。シートスライド調整装置60はライザ50を介して車両に対して固定され、シートクッション10の前後方向のスライド(位置調整)を可能にする。また、車両用シート1は、シートクッション10とシートバック20との角度調整を可能にするリクライニング装置(リクライナ)を有する。
操作レバー41は、リクライニング操作用の操作部であり、車両用シート1のリクライニング操作を受け付ける。
車両に搭載された車両用シート1の右側上方には、シートベルト装置のリトラクタ(不図示)が固定設置されている。リトラクタから引き出されたウェビングは、車両用シート1の右側下方のアンカー部(不図示)に連結されている。リトラクタから引き出されたウェビングの中途部にはタングプレート(不図示)が挿通されている。タングプレートは、左側の側部フレーム部にアンカー部(不図示)を介して連結されたバックル71に対して脱着可能とされている。
(シートフレーム)
図2は図1の車両用シートのシートフレームの右前方側からの斜視図である。図3は図2の車両用シートのシートフレームの右側方側からの側面図である。図4は図2の車両用シートのシートフレームの上方側からの上面図である。
シートフレーム100は、シートクッションフレーム110、リクライニング装置114でシートクッションフレーム110に前倒しおよび角度調整可能にヒンジ結合されるシートバックフレーム120、左右のシートスライド調整装置60および左右のライザ50で組み立てられる。シートクッション10がシートクッションフレーム110、シートクッションパッド(不図示)および表皮(不図示)で組み立てられ、また、シートバック20がシートバックフレーム120、シートバックパッド(不図示)および表皮(不図示)で組み立てられる。
ライザ50は右の支持部50Rと左の支持部50Lと連結部51とを備える。右の支持部50Rは車両のフロアに据え付けられる前脚部52Rおよび後脚部53Rと、補強部54Rを備える。左の支持部50Lは右の支持部50Rと同様である。
シートスライド調整装置60は、左のガイドレール61L、右のガイドレール61R、左のガイドレール61Lおよび右のガイドレール61Rのそれぞれに摺動可能にはめ込まれて支持される左のスライドレール62L、右のスライドレール62R、ロック機構63、および操作機構64などで通常に組み立てられる。
シートスライド調整装置60の左のガイドレール61L、右のガイドレール61Rは、それぞれ左の支持部50L、右の支持部50Rの上に固定的に取り付けられ、シートクッションフレーム110を載せ、そして、シートクッションフレーム110を固定的に取り付けてそのシートクッション10を支持する。
シートクッションフレーム110は、シートクッション10の骨格となる略矩形状の枠体からなり、図2に示すように、左右側方にそれぞれ配置された左のサイドフレーム111Lおよび右のサイドフレーム111Rと、左のサイドフレーム111Lおよび右のサイドフレーム111Rの前方側の上面に架設された板状フレーム112と、左のサイドフレーム111Lおよび右のサイドフレーム111Rのそれぞれの後方側の内側面を連結する連結パイプ113と、前方側の内側面を連結する連結パイプ116と、を備えている。
左のサイドフレーム111Lおよび右のサイドフレーム111Rは、それぞれ前後方向に延在する板金部材からなり、左のサイドフレーム111Lと、右のサイドフレーム111Rとは、互いに略平行な状態で左右方向に離間している。
右のサイドフレーム111Rとシートバックフレーム120を連結した部分には、図2に示すように、シートクッション10に対してシートバック20を回動可能に連結するリクライニング装置114が設けられている。リクライニング装置114は、例えば、シートバックフレーム120を起立状態に付勢する渦巻きバネ(不図示)と、渦巻きバネの延出端部を係止するバネ係止部材(不図示)と、を備えている。なお、右のサイドフレーム111Rおよびリクライニング装置114はサイドカバー40で覆われている。
シートバックフレーム120は、バックフレーム本体121と、左のサイドフレーム122Lと、右のサイドフレーム122Rと、から構成されている。
バックフレーム本体121は、シートバックフレーム120の骨格を成すフレーム部材であり、円筒状に形成されている丸パイプを折り曲げて形成されている。
そして、右のサイドフレーム122Rの外面は、右のサイドフレーム111Rの内面に枢着されている。このとき、これら両面の間には、リクライニング装置114が組み付けられている。これにより、シートクッションフレーム110に対してシートバックフレーム120を所望する傾き位置でロックできるため、リクライニング機能を備えた車両用シート1にすることができる。
バックフレーム本体121の上方部のフレーム121bに、ヘッドレスト30の不図示のピラーを挿設するための一対のピラーガイド128が取り付けられている。
シートクッション10、右のサイドフレーム111R、右のスライドレール62Rおよびガイドレール61Rの側部を被うように(隠すように)、サイドカバー40が右のサイドフレーム111Rに取り付けられている。この取り付けは、例えばサイドカバー40の内面側の複数箇所に設けられた突起(図示しない)を、右のサイドフレーム111Rに形成された係止孔(図示しない)に圧入すること等により、着脱可能に行える。
サイドカバー40は合成樹脂の成形品であり、図示しない取付穴や凹部が形成されるとともに、この貫通孔や凹部を貫通するように設けられた貫通孔を通して、表面側にリクライニング装置114の操作ノブレバーなどが手動操作可能に突設されている。
(ライザ)
ライザについて図2〜6、8,9を用いてより詳しく説明する。図5はライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの左前方からの斜視図である。図6はライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの正面図である。図8は図6のライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの上面図である。図9は図8のA−A線における断面図である。
ライザ50は、例えば、運転席や助手席などのフロントシートの座面位置の高さを確保するために、利用されるものであり、右の支持部50Rと、左の支持部50Lと、右の支持部50Rと左の支持部50Lとを連結する1つの連結部51とから主に構成されている。
ライザ50は、車両のフロアとシートスライド調整装置60との間に設置されており、フロアに対してシートクッション10を支持している。すなわち、ライザ50は、ボルトでフロアに固定されるとともに、シートスライド調整装置60を介して、シートクッション10に連結している。右の支持部50Rと左の支持部50Lは、シートクッション10を支持する役割を果たしている。
図2に示すように、右の支持部50Rと左の支持部50Lは、前後方向に延在し、左右方向に互いに離間して配置されている。右の支持部50Rは、フロアに立設された前脚部52Rと、フロアに立設されるとともに、前脚部52Rの後側に離間して配置された後脚部53Rと、補強部54Rと、から主に構成されている。左の支持部50Lは右の支持部50Rと同様である。
図3、4に示すように、前脚部52Rは、側面視クランク状を呈する。前脚部52Rの上端は、後側に折れ曲がっており、1つのボルト挿通孔(不図示)が形成されている。また、前脚部52Rの下端は、前側に折れ曲がっており、その中央にボルト挿通孔T2が形成されている。前脚部52Lは前脚部52Rと同様である。
図3に示すように、後脚部53Rは、側面視クランク状を呈する。後脚部53Rの上端は、前側に折れ曲がっており、2つのボルト挿通孔(不図示)が形成されている。また、後脚部53Rの下端は、後側に折れ曲がっており、その中央にボルト挿通孔(不図示)が形成されている。後脚部53Lは後脚部53Rと同様である。
なお、フロアの高さは、後方より前方の方が低く形成されているので、前脚部52Rの上下方向の長さは、後脚部53Rより長く形成されている。また、フロアの高さは、左側より右側の方が低く形成されているので、前脚部52Rの上下方向の長さは、前脚部52Lより長く形成されている。
補強部54Rは、下端が開口して形成されるとともに、前端及び後端が開口して形成されており、正面視略コ字状を呈している。すなわち、補強部54Rは、前後方向に延在している内壁54aRと、内壁54aRの幅方向外側(以下、「外側」という。)に離間して配置された外壁54bRと、内壁54aRと外壁54bRの上端同士を連結する上壁(不図示)とから主に構成されている。なお、本実施例の内壁54aR、外壁54bR及び上壁は、一体的に成形されている。
内壁54aRの前端側には、左右方向に貫通する貫通孔(不図示)が形成されている。内壁54aRの下端は、湾曲して形成されている。
上壁には、複数のボルト挿通孔(不図示)が形成されている。ボルト挿通孔は、ガイドレール61Rのボルト挿通孔と前脚部52Rおよび後脚部53Rのボルト挿通孔に対応する位置に形成されている。
補強部54Rは、前脚部52R及び後脚部53Rの上部および両側部を覆うように両脚部間に配置され、両側部を覆う位置で溶接されることで前脚部52Rと後脚部53R間の補強を行うことで、ライザ50の剛性を高めている。すなわち、内壁の前端及び後端は、溶接で前脚部52R及び後脚部53Rに固定されており、外壁54bRの前端及び後端は、溶接で前脚部52R及び後脚部53Rに固定されている。補強部54Lは補強部54Rと同様である。
図2に示すように、連結部51は、左右方向に延在し、その両端が左の支持部50Lおよび右の支持部50Rに固定されている。連結部51は、一対のブラケット51R、51Lと、連結部材51Mとから主に構成されている。連結部51は、ライザ50の剛性を高める役割を果たしている。
尚、前脚部52Rの上下方向の長さは、後脚部53Rより長いため、衝突などにより車両用シート1に大きな負荷がかかると、後脚部53Rより前脚部52Rの方が倒れやすい。したがって、連結部51は、左の支持部50Lおよび右の支持部50Rの前端側に設けられている。
図9に示すように、ブラケット51Lは断面視コ字状を呈し、開口側を下方に向けた状態で、左右方向に延在している。ブラケット51Lは、上面部51aLと、上面部51aLの前端から下方に向かって延出して形成された前面部51bLと,上面部51aLの後端から下方に向かって延出して形成された後面部51cLと、上面部51aLの外側の端部から下方に向かって延出して形成された側面部51dL(図7参照)とから主に構成されている。尚、前面部51bL及び後面部51cLの外側の端部と側面部51dLの前後端部は、連続している。また、本実施例の上面部51aL、前面部51bL、後面部51cL及び側面部51dLは、一体的に成形されている。
上面部51aLは、平面視矩形状を呈するとともに、1つのボルト挿通孔(不図示)および切り起こし孔が挿入される孔51eLが形成されている。前面部51bL及び後面部51cLは、同一の形状及び大きさから成る。
連結部材51Mは、断面視コ字状を呈する長尺部材であり、開口側を下方に向けた状態で、左右方向に延在している。連結部材51Mは、上面部51aMと、上面部51aMの前端から下方に向かって延出して形成された前面部51bMと,上面部51aMの後端から下方に向かって延出して形成された後面部51cMと、から主に構成されている。また、本実施例の上面部51aM、前面部51bM、後面部51cM及び側面部51dMは、一体的に成形されている。
連結部材51Mの両端側の上面には、ボルト挿通孔(不図示)が一つずつ(合計2つ)形成されている。また、ブラケット51R、51Lのボルト挿通孔の裏側には、ナット51Nが溶接で固定されている。前面部及び後面部の外側の端部は、外側に向かうにつれて上方へ向かうように斜めに切り欠かれている。
また、連結部材51Mは、ブラケット51R、51Lに着脱可能に取り付けられている。すなわち、連結部材51Mの両端は、ブラケット51R、51Lの外面に密接するとともに、ボルト51Bでブラケット51R、51Lに固定されている。
ブラケット51Lは、側面部51dL側の端部が内壁54aLの貫通孔から支持部50L内に挿通されているとともに、外壁54bLに到り、外壁54bLに固定されている。また、ブラケット51Lは、溶接で内壁54aLに固定されている。すなわち、上面部51aL、前面部51bL及び後面部51cLが、溶接で内壁54aLに固定されている。尚、連結部材51Mの両端は、内壁54aLから離間している。
ブラケット51Lを内壁54aLに固定後、連結部材51Mのボルト挿通孔とブラケット51Lのボルト挿通孔とが連通するようにし、切り起こし51dMと切り起こし51dMが挿入される孔51eLとを合わせて、連結部材51Mをブラケット51Lの上方から挿入し、連結部材51Mを、固着部材であるボルト51Bでブラケット51Lに固定する。ブラケット51Rはブラケット51Lと同様である。
図8、9に示すように、連結部材51Mのボルト51Bを挿入孔の近傍に切り起こし51dMを有し、ブラケット51Lは切り起こし51dMを挿入する孔51eLを有する。連結部材51Mとブラケット51Lの締結点であるボルト51Bのそれぞれの挿入孔と、切り起こし51dMおよび孔51eLとの位置を変えることで組立時の誤セットを解消することができる。図9の左は正しくセットされた場合であり、右は誤セットの場合である。
次に、本実施例と比較例とを比較して本実施例の効果について図6、7、10、11を用いて説明する。図7は図6の構成の模式図である。図10は比較例に係る車両用シートの内部構造を示す図であり、ライザ、シートスライド調整装置およびシートクッションフレームの正面図である。図11は図10の構成の模式図である。
実施例の連結部材51Mとブラケット51R、51Lとの締結はそれぞれボルト一本による短軸化であり、締結点であるボルト51Bからブラケット51Rの端部および締結点であるボルト51Bから連結部材51Mの端部までは、連結部材51Mとブラケット51Rとの接触面CSおよび連結部材51Mとブラケット51Lとの接触面CSを形成する。
車両の内側(INN)から外側(OUT)の方向に負荷Fが加わると、支持部50Rとフロアとの締結点RCが負荷時回転中心となり、ボルト51Bの締結軸に周りに図7に示すようなモーメントが発生し、連結部材51Mとブラケット51Rとの接触面CSおよび連結部材51Mとブラケット51Lとの接触面CSの反力で応力を分散することができる。これにより、ライザ50の変形(発生応力)を低減することができる。
比較例の連結部材51Mとブラケット51R、51Lはそれぞれ二本のボルト51Bで締め、連結部材51Mとブラケット51R、51Lの一体化構造で剛性を高めているため、ライザ50の変形(発生応力)は大きくなる。
したがって、車両に衝撃が加わり、シートクッション10に大きな負荷がかかった際にライザ50が倒れにくくなり、ひいては、シートクッション10が倒れにくくなる。
また、連結部51を一対のブラケット51R、51Lと連結部材51Mとで構成するとともに、連結部材51Mをブラケット51R、51Lに着脱可能に取り付けたため、ライザ50をそのまま運搬しなくて済む。すなわち、ブラケット51R、51Lから連結部材51Mを取り外すだけで、ブラケット51R、51Lが固定された一対の支持部50R、50Lを分離できるため、ライザ50をそのまま運搬しなくて済む。したがって、嵩張らずに運搬することができる。また、組み立てる際には、連結部材51Mをブラケット51R、51Lに固定するだけで、一対の支持部50R、50Lが連結し、ライザ50が完成するので、組み立て作業が容易になる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例では、連結部材51Mにおいて、ボルト51B、切り起こし51dM、ボルト51B、切り起こし51dMの順に配置されているが、ボルト51B、切り起こし51dM、切り起こし51dM、ボルト51Bの順、切り起こし51dM、ボルト51B、切り起こし51dM、ボルト51Bの順、切り起こし51dM、ボルト51B、ボルト51B、切り起こし51dMの順に配置してもよい。
また、実施例では、ブラケット51R、51Lの上から連結部材51Mを被せているが、連結部材51Mの上からブラケット51R、51Lを被せるようにしてもよい。
また、実施例では、連結部51の数は、1つであるが、これに限定されるものではなく、少なくとも1つ以上あればよい。例えば、後端側にも連結部51を設けて、連結部51を2つ設けても構わない。これにより、ライザ50がより倒れにくくなる。
また、実施例では、連結部51は、断面視コ字状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、断面視ロ字状の中空部材を用いてもよい。
また、実施例では連結部材とブラケットが上下に重畳した状態で上下にボルトとナットで締結されているが、これに限定されるものではなく、連結部材とブラケットとの夫々に鉛直方向に延びた部分を設け、その鉛直部分同士をボルトとナットやリベットなどで固定するようにしてもよい。
1:車両用シート
10:シートクッション
50:ライザ
50L、50R:支持部
51:連結部
51B:ボルト
51L、51R:ブラケット
51M:連結部材
52R:前脚部
53R:後脚部
54R:補強部
60:シートスライド調整装置

Claims (5)

  1. 車両用シートは、
    シートクッションと、
    前記シートクッションを所定の高さに支持するライザと、
    を備え、
    前記ライザは、
    車両の前後方向に延在し、車幅方向に離間して配置される一対の支持部と、
    車両の車幅方向に延在し、前記一対の支持部同士を連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、
    連結部材と、
    前記一対の支持部にそれぞれ固定される一対のブラケットと、
    を備え、
    前記連結部材は前記一対のブラケットのそれぞれ一つの固着部材で固定され
    前記固着部材から前記ブラケットの端部、または前記固着部材から前記連結部材の端部までに、前記連結部材と前記ブラケットとの接触面があり、前記車両の内側から外側の方向に負荷が加わると、前記接触面の反力で応力を分散するように構成されている。
  2. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記連結部材は断面視コ字状を呈する部材であり、開口側を下方に向けた状態で車両の車幅方向に延在し、
    前記一対のブラケットのそれぞれは断面視コ字状を呈する部材であり、開口側を下方に向けた状態で車両の車幅方向に延在し、
    前記連結部材の両端の下面は、前記一対のブラケットのそれぞれの上面に密接し、前記連結部材と前記一対のブラケットとの重畳部にそれぞれ前記固着部材で固定する。
  3. 請求項2の車両用シートにおいて、
    前記連結部材は一対の切り起こしを有し、
    前記一対のブラケットのそれぞれは前記切り起こしが挿入される孔を有し、
    前記切り起こしおよび前記孔は前記接触面に位置する。
  4. 請求項3の車両用シートにおいて、
    前記一対の支持部のそれぞれは、
    内壁と、
    前記内壁の車幅方向外側に配置された外壁と、
    前記内壁と前記外壁との間に配置された上壁と、
    前脚部と、
    後脚部と、
    を備え、
    前記一対のブラケットのそれぞれは前記内壁と前記外壁とに固定される。
  5. 請求項4の車両用シートにおいて、さらに、
    前記シートクッションと前記ライザの間に、前記シートクッションを車両の前後方向に移動するシートスライド調整装置を備え、
    前記ライザは前記シートスライド調整装置に固定されている。
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