JP6526529B2 - 端子台 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のリード線を電気的に接続する端子台に関する。
端子台として、絶縁性基板に横断状に装着された導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔に夫々リード線を挿入して導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する構成のものが種々提案されている。こうした端子台は、通常、前後に重ね合わせられて、据付レール上に保持されることにより、集合端子台を構成する。
かかる端子台に接続するリード線の端部は、一般的に、圧着端子が固着されたり、金属線が露出されたりしており、リード線挿入孔から内部のリード線挿入路に進入したリード線の端部は、該リード線挿入路においてバネやネジ等によって導通片に圧接されることにより電気的に接続される。
ところで、こうした端子台では、リード線を導通片に接続する際に、リード線の挿入端をリード線挿入路の所定の接続位置まで挿入しないと、リード線と導通片とが適切に接続されず、結線不良となることがある。しかし、端子台の内部は、電気的絶縁のため外部から遮蔽されており、リード線の挿入端を目視することができない。また、リード線の挿入端が、リード線挿入路の途中で引っ掛かることもあるため、挿入時の手応えによって挿入端の位置を判断するのも不確実である。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1には、図18のように、リード線220が奥まで挿入されたことを視認可能とするリード線挿入確認片210(表示体)を備えた端子台201が提案されている。このリード線挿入確認片210は、絶縁性基板202(端子基台)の内部に傾動可能に保持されており、その下端の電線当接部211がリード線挿入孔207を介してリード線挿入路208(電線挿入部)に挿入されたリード線220の挿入端221で押圧されることによって従動し、該挿入端221が接続位置Gまで達したときに、その上端の表示端部212(表示部)を外部から視認可能な位置Hに変位させるものである。すなわち、リード線220が挿入されていない状態で、リード線挿入確認片210の表示端部212が絶縁性基板202の内部に隠れた位置Jにあることで外部から視認不能とし、該リード線220の挿入端221が接続位置Gまで挿入されたことによって、前記視認可能な位置Hとする。かかる構成によれば、作業者は、リード線220の挿入端221を視認できないものの、表示端部212が突出して視認可能となったことによって、該挿入端221がリード線挿入路208の接続位置Gまで挿入されたことを視覚的に把握できる。
一方、特許文献2には、上下方向に移動可能な昇降杆部と、傾動可能に軸支された左右方向の傾動杆部とを備えた略L字形のリード線挿入確認片が、絶縁性基板の内部に保持されており、該傾動杆部の一端の受圧端部が、リード線挿入路に挿入されたリード線の挿入端で下方へ押圧されることによって、昇降杆部が昇動し、該挿入端が接続位置まで達したときに、該昇降杆部の上端の表示端部を、絶縁性基板の外部に突出させるものである。すなわち、リード線が挿入されていない状態で、昇降杆部の表示端部が絶縁性基板の外部に突出せず、該リード線の挿入端が接続位置まで挿入されたことによって、該絶縁性基板の外側に表示端部が突出する。かかる構成によれば、表示端部が絶縁性基板の外部に突出して視認可能となったことによって、リード線の挿入端がリード線挿入路の接続位置まで挿入されたことを視覚的に把握できる。
登録実用新案3098937号公報 特開2007−26991号公報
ところで、上述した特許文献1の従来構成にあっては、図18のように、リード線挿入確認片210(表示体)がリード線挿入路208(電線挿入部)の外側に隣接して設けられる。これは、リード線挿入路208の内側には、該リード線挿入路208に挿入したリード線220を導通片(図示せず)の接続端部225に圧接させる板バネ227が配設されること、およびリード線挿入孔207の内側には、ドライバー等の器具を挿入する挿入孔209(図19参照)が設けられることから、リード線挿入確認片210をリード線挿入路208の内側に隣接して設けることができないことに因る。そのため、かかる従来構成では、リード線挿入確認片210の表示端部212がリード線挿入孔207の外側に配される。ところが、端子台201を用いた配線では、一般的に、図19のようにリード線220が該端子台201の外側から取り回されて配線されることから、作業者が作業中に該端子台201の上方から視た場合に、該リード線220が表示端部212上に位置するために、該表示端部212を視認し難いという問題がある。ここで、図19では、表示端部212をはっきりと明示するために、該表示端部212にハッチングを施している。
さらに、かかる従来構成では、リード線220が挿入されていない状態で、リード線挿入確認片210の表示端部212が、絶縁性基板202の内部に隠れた位置Jで保持され、リード線220が挿入されると、該表示端部212が位置Hに移動して露出する。そのため、仮に、リード線220の挿入が接続位置Gに未達であっても、該リード線220の挿入端221がリード線挿入確認片210の下端に接触すると、リード線挿入確認片210が傾動し、表示端部212の一部分が露出してしまう場合があり得る(図示せず)。このように表示端部212の一部分が露出した場合には、作業者が、該表示端部212の一部分を視認できることから、リード線220が正しく接続されたと誤認し易いという問題が生ずる。
一方、上述した特許文献2の従来構成にあっては、リード線挿入確認片の昇降杆部をリード線挿入路の内側に設けることができるため、表示端部がリード線挿入孔の内側に配される。そのため、上記の特許文献1の、リード線によって表示端部が視認し難いという問題を生じない。ところで、かかる従来構成は、表示端部を昇降動させるものであり、リード線が挿入されていない状態で、該表示端部が絶縁性基板内に引っ込み、リード線が挿入されると、該表示端部が昇動して上方に突出する。そして、リード線が挿入された状態で、表示端部が突出する高さは、リード線挿入確認片の大きさによって制限されるため、比較的低い。こうしたことから、上下方向に昇降動する表示端部は、作業者が作業中に端子台の上方から視た場合に、絶縁性基板から突出しているか否かが分かり難い。
さらに、かかる従来構成は、リード線が挿入されることによって、表示端部が突出することから、仮に、リード線の挿入が接続位置に未達であっても、該リード線の挿入端が傾動杆部の受圧端部を押圧すると、昇降杆部が昇動して、表示端部の上部が部分的に突出してしまう場合があり得る。このように表示端部の上部が部分的に突出した場合に、作業者は該上部を視認できることから、リード線が正しく接続されたと誤認し易いという問題が生ずる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、表示端部を視認し易く、かつ誤認を可及的に抑制し得る端子台を提供するものである。
本発明は、絶縁性基板に横断状に装着された導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔から内部のリード線挿入路に挿入されたリード線を、該導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する端子台において、前記リード線挿入路の外側に配設され、可撓性を有する弾性杆部と、該弾性杆部の下端から内方へ延成され、該リード線挿入路の下方に配された連係杆部と、該連係杆部の内端に連係して設けられ、上端に表示端部を備えた傾動杆部とを備えたリード線挿入機構が、前記絶縁性基板に設けられたものであって、前記弾性杆部は、下端部に、内側に突出する受圧突部が設けられ、かつ該受圧突部よりも上側の部位で前記絶縁性基板に固定され、該受圧突部を前記リード線挿入路の下部に位置させるものであり、前記傾動杆部は、その下端寄り部位を支点として内外方向に傾動可能とするように前記絶縁性基板に保持され、該傾動によって、前記表示端部を、該絶縁性基板の内部に隠蔽する退避位置と、該絶縁性基板の外部から視認可能とする表出位置とに位置変換させるものであり、前記リード線挿入機構は、前記リード線挿入路にリード線が挿入されていない状態で、前記傾動杆部の表示端部が表出位置で保持され、リード線が前記リード線挿入路の下部まで挿入されると、前記弾性杆部の受圧突部がリード線の挿入端によって外方へ押し出されて撓むことにより、前記連係杆部の外方への移動を介して前記傾動杆部が傾動して、前記表示端部が表出位置から退避位置に移動するようにしたものであることを特徴とする端子台である。
ここで、リード線挿入路にリード線が挿入されていない状態では、弾性杆部の受圧突部がリード線挿入路の下部に位置して保持されることから、傾動杆部の表示端部が表示位置で保持される。また、リード線挿入機構は、略U字形としたものが好適である。
かかる構成のリード線挿入機構は、受圧突部を備える弾性杆部がリード線挿入路の外側に設けられ、かつ表示端部を備える傾動杆部が該リード線挿入路の内側に設けられ、該弾性杆部と傾動杆部とが連係杆部を介して連結されたものであるから、リード線挿入路の外側で弾性杆部が撓むことにより、リード線挿入路の内側で、傾動杆部が傾動して、表示端部が移動する。このようにリード線挿入機構では、リード線挿入路へのリード線挿入により該リード線挿入路の外側で生じた弾性杆部の撓みが、該リード線挿入路の内側での表示端部の移動に変換される。
かかる構成によれば、リード線がリード線挿入路に挿入されたことを、該リード線挿入路の内側で表示端部が表出位置から退避位置に位置変換することにより報知することから、該リード線挿入路の外側に配線されるリード線が該表示端部上に無く、該表示端部を当該端子台の上方から視やすい。そのため、リード線の配線作業中に、作業者が該リード線の挿入が正確か否かを確認し易い。また、かかる構成では、リード線がリード線挿入路の下部まで挿入されると、表示端部が退避位置に移動して絶縁性基板内に隠蔽される。すなわち、表示端部が絶縁性基板内に隠蔽されて見えない状態でのみ、リード線の挿入が正確であることを報知する。そのため、作業者は、表示端部が見えるか否かによって、リード線の挿入が正確か否かを容易に知得できる。さらに、表示端部は傾動杆部の傾動に伴って内外方向に移動するものであるから、端子台の上方から視た場合に、該表示端部が見えるか否かを作業者が正確かつ容易に確認できる。こうしたことから、リード線の挿入不十分による接続不良の状態が見落とされることを、可及的に抑制することができる。
また、上述した本発明の端子台にあって、リード線挿入機構は、弾性杆部と連係杆部とが、金属材で一体成形された金属製作動片により構成され、傾動杆部が、樹脂材で成形された樹脂製傾動片により構成されたものであり、該樹脂製傾動片が、その下端寄り部位に、絶縁性基板に軸支される軸支部を備え、該金属製作動片が、その内端に、該樹脂製傾動片の下端に設けられた連結下端部と連動可能に連結される連結内端部を備えたものである構成が提案される。ここで、金属製作動片は、略L字形としたものが好適である。
かかる構成によれば、リード線がリード線挿入路に挿入されると、金属製作動片と樹脂製傾動片とが連動することによって、表示端部の退避位置への位置変換が安定して実行される。これにより、上述した本発明の作用効果が安定して発揮される。
また、上述した本発明の端子台にあって、リード線挿入機構は、金属材で一体成形された略U字形の金属製作動片と、該金属製作動片の内側上端に固定され、表示端部を備えた樹脂製表示片とを備えてなるものであって、弾性杆部と連係杆部とが該金属製作動片により構成され、且つ傾動杆部が該金属製作動片の内側片部と該樹脂製表示片とにより構成されてなり、該金属製作動片を構成する連係杆部の外方への移動に伴って、該金属製作動片の内側片部が、絶縁性基板に突設された支持突部に当接した部位を支点として傾動されるようにしたものである構成が提案される。
かかる構成によれば、リード線がリード線挿入路に挿入されると、金属製作動片の作動によって、樹脂製表示片の表示端部の退避位置への位置変換が安定して実行される。これにより、上述した本発明の作用効果が安定して発揮される。
また、上述した本発明の端子台にあって、リード線挿入機構の表示端部は、絶縁性基板の外表面と異なる指標色である構成が提案される。ここで、指標色としては、比較的明るい蛍光色やブラックライトを当てることで発光する色などが好適に用いられる。
かかる構成によれば、表示端部が視認し易くなることから、リード線の挿入が正確か否かを一層容易に知得できる。
本発明の端子台によれば、上述したように、表示端部がリード線挿入孔の内側に配されていることから、リード線を配線した状態でも、該表示端部を当該端子台の上方から視やすい。さらに、表示端部が絶縁性基板内に隠蔽された状態でのみ、リード線の挿入が正確であることを示すものであることから、作業者は、リード線の挿入が正確か否かを正確かつ容易に利得できる。このように、作業者が端子台の上方から視ることで、リード線の挿入が正確か否かを正確に知ることができ、リード線の接続不良が見落とされてしまうことを可及的に抑制できる。
実施例1の端子台1を示す正面図である。 端子台1を重ね合わせた集合端子台72を示す平面図である。 端子台1を重ね合わせる状態を示す斜視図である。 端子台1の分解斜視図である。 導通片20を切欠して示す端子台1の正面図である。 絶縁性基板2の正面図である。 リード線挿入機構40の正面図である。 導通片20を切欠して示す端子台1の接続領域3の拡大図である。 リード線80の結線態様を示す説明図である。 図9から続くリード線80の結線態様を示す説明図である。 実施例2の端子台101を示す正面図である。 端子台101の分解斜視図である。 導通片20を切欠して示す端子台101の正面図である。 絶縁性基板2の正面図である。 リード線挿入機構110の正面図である。 導通片20を切欠して示す端子台101の接続領域3の拡大図である。 リード線80の結線態様を示す説明図である。 従来構成の、導通片20を切欠して示す端子台201の正面図である。 従来構成の、端子台201を重ね合わせた状態を示す集合端子台の平面図である。
本発明の実施形態を、以下の実施例1,2に従って説明する。
図1は、実施例1の端子台1を示す。端子台1は、ナイロン等の絶縁性樹脂材料によって板状に形成された左右対称の絶縁性基板2(図6参照)を主体部とする。この絶縁性基板2には、導通片20が横断状に装着される。また、端子台1の左右両側には、導通片20にリード線80を接続するための接続領域3,3が設けられる。絶縁性基板2の上縁には、リード線挿入孔11が形成されており、リード線80に取り付けた圧着端子81をリード線挿入孔11から接続領域3に挿入することによって、リード線80が導通片20と電気的に接続されることとなり、各接続領域3に接続したリード線80相互が導通片20を介して結線される。ここで、リード線80の圧着端子81の先端部81aにより、本発明のかかるリード線の挿入端が構成される。
尚、本実施例の説明では、図1に示される側を端子台1の正面側とし、図1中の上方を端子台1の上方(上側)とし、図1中の下方を端子台1の下方(下側)として説明する。同様に、図1中の左右横方向で、端子台1の左右中心に向かう方向を内方(内側)とし、該左右中心から離れる方向を外方(外側)として説明する。
端子台1は、図2,3に示すように、前後方向に重ねられて集合端子台72を構成し、据付レール70に連結される。さらに、この集合端子台72を据付レール70上で固定するために、該据付レール70に固定金具76,76が螺子77によって固定される。尚、図2でのみ、後述するリード線挿入機構40の表示端部45をはっきりと明示するために、該表示端部45にハッチングを施している(図19と同様)。
端子台1は、図4に示すように、上記絶縁性基板2と、導通片20と、リード線80の圧着端子81を該導通片20に圧接させる板バネ30,30と、本発明に係るリード線挿入機構40,40とで構成される。
絶縁性基板2は、図5,6に示すように、背板10から所定肉厚の画成壁4を突出させることにより、導通片20や板バネ30等を装着する座定溝面5などを正面側で開放状に形成してなるものである。絶縁性基板2の上面は、その内側(中央部分)から両外側(左右両側)へ、等角度で緩やかに傾斜したへ字状をなし、その中央には、結線内容を記す記名板(図示せず)を取り付ける記名板装着部7が設けられる。記名板装着部7の両側には、ショートバー(図示せず)を挿入するためのショートバー挿入孔12,12が下方に向けて形成される。絶縁性基板2の上面両側部では、画成壁4によって接続領域3の上面側が区画されており、該画成壁4には、下方に向けて開口するリード線挿入孔11とドライバー挿入孔17とが形成される。
ドライバー挿入孔17は、板バネ30の押圧端部30aを上方から臨む位置に形成されており、ドライバー挿入孔17にドライバー等の器具を挿入して押圧端部30aを押し下げることによって、押圧端部30aによって係止された圧着端子81を引き抜き可能とする。
リード線挿入孔11は、絶縁性基板2の上部の画成壁4を上下方向に貫通する略円筒形の開口である。リード線挿入孔11の下方の座定溝面5は、接続領域3に、リード線挿入孔11から挿入される圧着端子81が通過することとなるリード線挿入路18を形成する。このリード線挿入路18は、その内側が開放して、座定溝面5の他の領域と一体となっており、後述するように、座定溝面5に組み付けられた板バネ30の押圧端部30aや後述するリード線挿入機構40の受圧突部53などが、リード線挿入路18内に突出する。
絶縁性基板2の座定溝面5内には、リード線挿入路18の外側縁を規定する上下方向の区画壁16が、背板10から突出状に形成される。すなわち、この区画壁16の内側領域が、接続領域3となる。
また、画成壁4の正面および背板10の背面の適宜位置には連結突起19aと連結孔19bが形成され、この連結突起19aと連結孔19bとを嵌合させることにより、端子台1相互を前後に重ね合わせ状に連結できる(図3参照)。なお、上記集合端子台72にあっては、最端部の端子台1の画成壁4に、端子台1とほぼ同一外形の端板75が被着されて、該端子台1正面の開放部が閉塞される(図2,3参照)。また、絶縁性基板2の底部には、据付レール70と係合するための連結片15,15が形成される。
導通片20は、横長の銅製板片をプレス加工してなるものであり、図1に示すように、座定溝面5に差し渡し状に装着される。この導通片20は、絶縁性基板2の背板10と平行となり、各接続領域3を覆うように設けられる主板部21,21と、各主板部21を連係する連係板部24とを主体とするものである。そして、主板部21からは、圧着端子81と接続する板状のリード線接続部22,22が背板10に向けて突成される。ここで、リード線接続部22は、導通片20が座定溝面5に装着された状態で、上記区画壁16の内壁面に当接される。
板バネ30は、図5に示すように、細長い帯状の金属薄片を略U字形に屈曲させてなるものであり、端子台1に組み付けられた状態では、導通片20によって支持されて、一側の押圧端部30aを、リード線挿入路18に突出させる。この押圧端部30aは、リード線挿入路18を横断し、その先端を導通片20のリード線接続部22に形成された凹部(図示せず)に圧接させており、押圧端部30aを押し下げるようにしてリード線80の挿入端(圧着端子81の先端部81a)をリード線挿入路18の接続位置Cまで挿入すると、圧着端子81が、押圧端部30aの付勢力によってリード線接続部22に押し付けられて、導通片20と電気的に接続するとともに、引抜き困難に保持される。
次に、本発明の要部について説明する。
絶縁性基板2には、図6のように、画成壁4の、ドライバー挿入孔17の内側に、上方へ盛り上がった隠蔽隆部9が設けられており、該隠蔽隆部9内に隠蔽域6が形成される。そして、隠蔽隆部9とドライバー挿入孔17との間に、後述するリード線挿入機構40の表示端部45を表出する表出凹部8が形成されており、さらに、隠蔽隆部9には、表出凹部8を望む挿通孔26が外向きに開口形成され、該挿通孔26を介して前記隠蔽域6と表出凹部8とが連通する。
また、絶縁性基板2の座定溝面5内には、リード線挿入機構40の樹脂製傾動片42を軸支するための支軸13,13や、リード線挿入機構40の金属製作動片41を下方から支持する支持部14などが背板10から突出状に形成される。さらに、絶縁性基板2には、リード線挿入路18,18の外側に、区画壁16により該リード線挿入路18と区画される弾性片作動域27が夫々形成される。そして、弾性片作動域27の上部には、内側へ突出する支持突部28が形成される。
こうした絶縁性基板2の座定溝面5,5には、リード線挿入機構40が夫々配設される。リード線挿入機構40は、図4,7のように、細長い帯状の金属薄板を略L字形に屈曲させてなる金属製作動片41と、ナイロン等の樹脂材によって形成された上下に長尺な樹脂製傾動片42とから構成され、略U字形を成す。金属製作動片41は、細長い帯状の金属薄板から形成されるものであり、該金属材の弾性力を有しており、所謂板バネとしての機能を持つ。樹脂製傾動片42を形成する樹脂材は、絶縁性基板2と異なる所定色に着色されており、例えば、絶縁性基板2は、薄いグレー色であるのに対して、樹脂製傾動片42は、明るいオレンジ色としている。さらに、本実施例では、後述する樹脂製傾動片42の表示端部45が、所定の蛍光色で着色されている。ここで、表示端部45は、少なくとも上面が前記蛍光色で着色されたものであれば良い。そして、この蛍光色は、前記した樹脂材の色(オレンジ色)よりもさらに目立つ色であり、暗い場所でも作業者が視認し易い色に設定されている。こうした蛍光色としては、例えば、蛍光グリーンや蛍光イエローなどが適用できる。
金属製作動片41は、上下方向の弾性杆部51と、該弾性杆部51の下端から内方へ延成された連係杆部52とから構成され、図5,8のように、弾性杆部51が弾性片作動域27に配され且つ連係杆部52が支持部14に支持されることで絶縁性基板2の座定溝面5内に取り付けられる。弾性杆部51は、上端部に、略E字形に屈曲された固定部54が形成され、下端部に、内方へ湾曲状に突出する受圧突部53が形成される。ここで、弾性杆部51は、その固定部54が弾性片作動域27の上部で絶縁性基板2に固定され、該固定部54の下端が該弾性片作動域27の支持突部28に支持されることで、該弾性片作動域27で内外方向に撓むことができるように配される。こうして弾性片作動域27に配された状態で、受圧突部53が、区画壁16下で内側へ突出されており、リード線挿入路18の下部に位置される。一方、連係杆部52は、その内端部に、下方に湾曲する略U字形の連結内端部55が形成される。こうした金属製作動片41は、外力が作用しない状態で、受圧突部53がリード線挿入路18内に突出した位置(定常位置P)で保持され、該受圧突部が外方へ押し出されると、弾性杆部51が弾性片作動域27内で撓み、これに伴って連係杆部52が外方へ引っ張られて、連結内端部55が外方へ移動する。また、弾性杆部51が撓んだ状態で、受圧突部53を押す外力が無くなると、該弾性杆部51が自身の弾性力によって前記撓みが解消され、該受圧突部53が前記定常位置Pに復帰し且つ連結内端部55が内方へ移動して元の位置に戻る。
樹脂製傾動片42は、図7のように、その上端部に、外方へ突成された板状の表示端部45が形成され、下端部に、金属製作動片41の連結内端部に傾動可能に支持される連結下端部46が形成される。すなわち、樹脂製傾動辺42の連結下端部46と金属製作動片41の連結内端部とが連動可能に連結される。さらに、樹脂製傾動片42の下端寄り部位には、絶縁性基板2の支軸13に外嵌される軸孔(図示せず)を備えた軸支部44が形成され、図5,8のように、該樹脂製傾動片42は、該軸支部44により該支軸13に回転可能に軸支される。この樹脂製傾動片42は、支軸13を回転中心として、内外方向に傾動する。この傾動により、上端の表示端部45が、表出凹部8で露出する表出位置Qと隠蔽隆部9内の隠蔽域6に隠れる退避位置Rとに位置変換される。ここで、樹脂製傾動片42の回転中心は、その下端寄り位置であることから、表示端部45の移動距離が連結下端部46の移動距離に対して大きくなる。すなわち、連結下端部46を内外方向へ比較的小さく移動させることによって、表示端部45を表出位置Qと退避位置Rとに位置変換することができる。こうした樹脂製傾動片42は、連結下端部46が金属製作動片41の連結内端部55に支持されて絶縁性基板2に装着されることから、該金属製作動片41と連動して、連係杆部52の移動距離に応じて相対的に傾動する。尚、本実施例では、樹脂製傾動片42により、本発明にかかる傾動杆部が構成されている。
絶縁性基板2に装着されたリード線挿入機構40は、金属製作動片41の固定部54が固定され、連係杆部52が支持部14に支持されると共に、樹脂製傾動片42の軸支部44が支軸13に外嵌される。そして、連係杆部52の連結内端部55が、樹脂製傾動片42の連結下端部46を傾動可能に支持している。かかる装着状態で、金属製作動片41の弾性杆部51は、リード線挿入路18と略平行に配され、受圧突部53がリード線挿入路18の下端部内に位置している。そして、樹脂製傾動片42の表示端部45が表出凹部8で表出している。ここで、受圧突部53がリード線挿入路18の下端部内にある位置を、定常位置Pとし、表示端部45が表出凹部8で露出される位置を、表出位置Qとする。そして、リード線80が装着されていない非接続状態では、受圧突部53が定常位置Pで保持され、表示端部45が表出位置Qで保持される。
リード線挿入機構40は、受圧突部53が定常位置Pから外方へ押し出されることによって、表示端部45が表出位置Qから退避位置Rに移動するように、樹脂製傾動片42と金属製作動片41との各形状寸法が設定されている。すなわち、表示端部45が表出位置Qと退避位置Rとの間で移動するように、連結下端部46および連結内端部55(連係杆部52)の移動距離を定め、これに伴って弾性杆部51の撓み量が決まることから、該撓み量を得るために必要となる受圧突部53の押出位置Tが決まる。そして、これらに基づいて、弾性杆部51の長さ、受圧突部53の大きさ、軸支部44の配設位置などが設定され、リード線挿入機構40の全体形状が設定される。
次に、リード線80の圧着端子81を端子台1に接続する態様について説明する。
端子台1は、図9(a)に示すリード線80の非接続状態で、上述したように受圧突部53が定常位置Pに保持され且つ表示端部45が表出位置Qに保持されることから、該表示端部45が表出凹部8で露出される。そのため、この非接続状態では、外部から表示端部45を視認できる。ここで、表示端部45は、上述したように蛍光色であることから、表出位置Qにある状態で一層視認し易くなっている。また、非接続状態で、板バネ30は、その押圧端部30aをリード線挿入路18に突出させて、導通片20のリード線接続部22に当接させている。
かかる非接続状態の端子台1にリード線80を接続する際には、図9(b)のように、該リード線80の圧着端子81をリード線挿入孔11に挿入して、リード線挿入路18に押し入れていく。こうして押し入れていくと、図10(a)のように、板バネ30の押圧端部30aが、圧着端子81を側方から押圧して、導通片20のリード線接続部22に圧接させることにより、リード線80が導通片20と電気的に接続される。さらに、圧着端子81を押し入れることで、該圧着端子81の先端部81aがリード線挿入路18の下端部まで達すると、該先端部81aの側縁によってリード線挿入機構40の受圧突部53が定常位置Pから外方へ押し出され、これに伴って弾性杆部51が外方に撓む。そして、図10(b)のように、圧着端子81がリード線挿入路18の接続位置Cまで挿入されると、受圧突部53が押出位置Tに位置し、該受圧突部53の定常位置Pから押出位置Tまでの移動距離に応じて弾性杆部51が撓むこととなる。リード線挿入機構40では、金属製作動片41が、弾性杆部51の撓みに連動して連係杆部52が外方へ移動する。そして、この連係杆部52の移動に伴って、樹脂製傾動片42の連結下端部46が外方へ引っ張られることから、該樹脂製傾動片42が傾動して、表示端部45が表出位置Qから隠蔽域6内の退避位置Rへ移動する。これにより、表示端部45は、絶縁性基板2内に隠蔽されて、外部から視認不能となる。尚ここで、リード線挿入機構40は、リード線80の圧着端子81による受圧突部53の定常位置Pから押出位置Tまでの小さな移動を、表示端部45を表出位置Qから退避位置Rへの大きな移動に変換する。そのため、表示端部45の表出位置Qと退避位置Rとの位置変換によって、リード線80の圧着端子81がリード線挿入路18の接続位置Cまで挿入されたか否かを明確に示すことができる。
こうしてリード線80の圧着端子81を接続位置Cまで挿入したことで、表示端部45が退避位置Rへ移動すると、リード線80を挿入した作業者は、該表示端部45を視認不能となる(図2参照)。これにより、作業者は、リード線80の圧着端子81がリード線挿入路18の接続位置Cまで挿入されて、該リード線80を導通片20に適切に接続できたことを理解できる。
リード線80の圧着端子81を接続位置Cまで挿入した接続状態では、板バネ30の押圧端部30aが圧着端子81を側方から押圧することで、該圧着端子81を接続位置Cで保持する。そのため、この接続状態では、表示端部45が退避位置Rで保持され、該表示端部45が視認不能で保たれる。
尚仮に、リード線80の圧着端子81がリード線挿入路18の接続位置Cまで達していない場合には、受圧突部53が押出位置Tに達していないことから、表示端部45が退避位置Rまで移動できず、該表示端部45の一部(又は、ほぼ全体)が表出凹部8で露出したままとなる。これにより、リード線80を挿入した作業者は、該リード線80を挿入したにも関わらず、表示端部45を視認できることで、リード線80の圧着端子81がリード線挿入路18の接続位置Cまで挿入されておらず、該リード線80を導通片20に正しく接続できていないことを、容易に知り得る。そのため、作業者は、リード線80の挿入作業をやり直すなどの対応を直ぐに実行でき、適切に接続することができる。
また、上記の接続状態で、リード線80の接続を解除するためには、ドライバー挿入孔17にドライバー等の器具を挿入して押圧端部30aを押し下げて、圧着端子81を引き抜き可能とする。そして、リード線80をリード線挿入孔11から引き抜く。この際に、リード線80の圧着端子81が引き抜かれると、リード線挿入機構40では、受圧突部53が押出位置Tから定常位置Pに復帰することから、これに伴って表示端部45が退避位置Rから表出位置Qに移動する。これにより、表示端部45が表出凹部8で露出することから、作業者は、リード線80の接続が解除されたことを、容易に確認できる。
上述したように本実施例1の端子台1は、リード線80の圧着端子81が接続位置Cで適切に接続されたことを、表示端部45を視認可能か否かによって報知するものであり、該表示端部45がリード線挿入孔11の内側で位置変換可能に設けられている。これにより、端子台1の外側から取り回されるリード線80を接続した場合に、該リード線80が該表示端部45をその上から隠してしまうことが無いため、該端子台1の上方から表示端部45を容易に視ることができる。そのため、作業者は、リード線80の配線作業中に、該リード線80が端子台1に正しく接続したか否かを容易かつ正確に確認できる。
また、表示端部45は、非接続状態で表出位置Qで視認可能であり、リード線80の圧着端子81が接続位置Cで適切に接続された状態でのみ、退避位置Rに位置して視認不能となることから、作業者は、表示端部45を視認できない場合にのみ、適切に接続されたことを理解できる。例えば、リード線80の接続が不十分であることによって表示端部45の一部分が表出凹部8で露出している場合には、作業者は、該表示端部45の一部分を視認できることから、接続が不適切であると、はっきりと認識できる。このように作業者は、接続が適切か否かの判断に迷ってしまうことが無く、リード線80の接続が正確か否かを容易に知得できる。さらに、表示端部45は、内外方向の移動によって表出位置Qと退避位置Rとに位置変換することから、作業者は、作業中に端子台1の上方から視た場合に、該表示端部45の位置を正確かつ容易に視認できる。
したがって、本実施例1の構成によれば、リード線80を接続する作業の際に、該リード線80の接続不良が見落とされてしまうことを、可及的に抑制できる。
実施例2は、図11〜15のように、実施例1と異なる構成のリード線挿入機構110を備えた端子台101である。尚、リード線挿入機構110以外は、実施例1と同じ構成であることから、同じ構成要素には同じ符号を記し、その説明を省略した。
リード線挿入機構110は、図12,15のように、細長い帯状の金属薄板を略U字形に屈曲させてなる金属製作動片111と、樹脂材によって形成された鉤形の樹脂製表示片112とから構成され、実施例1と同様の略U字形を成す。ここで、金属製作動片111は、板バネとしての機能を有し、樹脂製表示片112の表示端部115は、絶縁性基板102と異なる所定の蛍光色である。
金属製作動片111は、上下方向の弾性杆部51と、該弾性杆部51の下端から内方へ延成された連係杆部113と、該連係杆部113の内端から上方へ延成された作動杆部114とから構成される。弾性杆部51は、上述した実施例1と同様、上端部に略E字形の固定部54が形成され、下端部に受圧突部53が形成されており、該固定部54が絶縁性基板102の弾性片作動域27の上部で固定されて、該弾性片作動域27に配される。連係杆部113は、絶縁性基板102の支持部14に支持される。作動杆部114は、その上端部に略E字形の接合上端部118を備え、上記した樹脂製表示片112に設けられた接合下部116に接合される。これら接合上端部118と接合下部116との接合により、金属製作動片111と樹脂製表示片112とが一体化される。樹脂製表示片112は、上端部に外方へ突成された表示端部115が形成される。
金属製作動片111は、図11,13のように、弾性杆部51の固定部54が固定され、連係杆部113が支持部14に支持されることで、絶縁性基板102の座定溝面5内に取り付けられる。このように取り付けられた装着状態で、図16のように、弾性杆部51の受圧突部53は、リード線挿入路18の下端部内の定常位置Pに位置し、樹脂製表示片112の表示端部115は、表出凹部8に露出する表出位置Qに位置する。
また、絶縁性基板102には、図13,14のように、金属製作動片111の装着状態で、その作動杆部114の内外に、円柱形の復帰突部107と支点突部106とが背板10から突出状に形成される。復帰突部107は、作動杆部114の外側に設けられ、前記装着状態で該作動杆部114と当接する。一方、支点突部106は、作動杆部114の内側で、該復帰突部107の斜め上方に所定間隔をおいて設けられており、前記装着状態で該作動杆部114と離間する。
このように絶縁性基板102に装着された金属製作動片111は、図16,17のように、受圧突部53が定常位置Pから外方へ押し出されると、弾性杆部51が弾性片作動域27内で撓み、これに伴って連係杆部113が外方へ引っ張られ、該連係杆部113を介して作動杆部114の下端部が外方へ引っ張られる。この作動杆部114は、支点突部106に当接すると、該当接した部位を支点として傾動し、表示端部115が表出位置Qから内方へ傾動する。そして、受圧突部53が押出位置Tに達すると、表示端部115が退避位置Rに位置して、隠蔽隆部9の隠蔽域6内に隠れる。一方、受圧突部53に作用した力が解除されると、該受圧突部53が定常位置Pに復帰することから、連係杆部113が内方へ引っ張られ、これに伴って、作動杆部114は、支点突部106との当接部位を支点として傾動し、その後に支点突部106から離間して復帰突部107に当接する。これにより、表示端部115が表出位置Qに戻る。このように作動杆部114と樹脂製表示片112とは、受圧突部53が定常位置Pと押出位置Tとの間で移動することにより、内外方向へ傾動し、表示端部115を表出位置Qと退避位置Rとに位置変換する。
ここで、本実施例2にあっても、作動杆部114を傾動させる支点となる支点突部106が、該作動杆部114の下端寄り位置に配設されていることから、受圧突部53の定常位置Pから押出位置Tまでの小さな移動を、表示端部115を表出位置Qから退避位置Rへの大きな移動に変換できる。尚、本実施例2にあって、作動杆部114が、本発明にかかる金属製作動片の内側片部であり、該作動杆部114の上端が、本発明にかかる金属製作動片の内側上端に相当する。さらに、作動杆部114と樹脂製表示片112とにより、本発明にかかる傾動杆部が構成されている。
本実施例2のリード線挿入機構110は、上述のように表示端部115が表出位置Qと退避位置Rとに位置変換できるように、金属製作動片111と樹脂製表紙片112との各形状寸法、および支点突部106と復帰突部107の各配設位置などが夫々設定されている。
本実施例の端子台101は、図17(a)に示すリード線80の非装着状態で、受圧突部53が定常位置Pで保持され、表示端部115が表出位置Qで保持される。この端子台101にリード線80を接続する際には、該リード線80の圧着端子81がリード線挿入路18に押し入れていくことにより、板バネ30の押圧端部30aが該圧着端子81を導通片20のリード線接続部22に圧接し、該リード線80と導通片20とが電気的に接続される。さらに押し入れることで、圧着端子81の先端部81aが受圧突部53を定常位置Pから外方へ押し出し、該圧着端子81が接続位置Cに達すると、図17(b)のように、該受圧突部53が押出位置Tに位置する。これに伴って弾性杆部51が撓むことにより、上述したように、作動杆部114が支点突部106との当接部位を支点として傾動し、表示端部115が表出位置Qから退避位置Rまで移動する。これにより、表示端部115は、隠蔽隆部9の隠蔽域6内に隠れ、外部から視認不能となる。
このように本実施例2の構成にあっても、上述した実施例1と同様に、リード線80の圧着端子81を接続位置Cまで挿入したことで、表示端部115が退避位置Rへ移動することから、作業者は、該表示端部115を視認不能となることによって、該リード線80を導通片20に適切に接続できたことを理解できる。尚仮に、リード線80の圧着端子81が接続位置Cに達していない接続不良の場合には、表示端部115の一部が表出凹部8で露出したままとなることから、作業者は、該表示端部115を視認できることで、リード線80が正しく接続されていないことを容易に知り得る。
また、上述のようにリード線80が正しく接続された接続状態で、この接続を解除する場合には、ドライバー挿入孔17にドライバー等の器具を挿入して押圧端部30aを押し下げて、該リード線80を引き抜く。この際に、リード線挿入機構110では、受圧突部53が押出位置Tから定常位置Pに復帰することから、表示端部45が退避位置Rから表出位置Qへ戻る。
このように本実施例2のリード線挿入機構110は、上述した実施例1と同様に作動して、リード線80の正確な接続を表示端部115の位置変換によって報知するものであることから、該実施例1と同様の作用効果を奏し得る。
本発明の端子台は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、実施例の端子台に接続するリード線は、その端部に圧着端子が固定されたものであるが、金属線部分を露出させたリード線を接続する端子台にも適用可能である。
1,101 端子台
2,102 絶縁性基板
11 リード線挿入孔
18 リード線挿入路
20 導通片
40,110 リード線挿入機構
41,111 金属製作動片
42 樹脂製傾動片(傾動杆部)
44 軸支部
45,115 表示端部
46 連結下端部
51 弾性杆部
52,113 連係杆部
53 受圧突部
55 連結内端部
80 リード線
106 支持突部
112 樹脂製表示片
Q 表出位置
R 退避位置

Claims (4)

  1. 絶縁性基板に横断状に装着された導通片を備え、該絶縁性基板に形成された複数のリード線挿入孔から内部のリード線挿入路に挿入されたリード線を、該導通片に電気的に接続することにより、各リード線相互を結線する端子台において、
    前記リード線挿入路の外側に配設され、可撓性を有する弾性杆部と、
    該弾性杆部の下端から内方へ延成され、該リード線挿入路の下方に配された連係杆部と、
    該連係杆部の内端に連係して設けられ、上端に表示端部を備えた傾動杆部と
    を備えたリード線挿入機構が、前記絶縁性基板に配設されたものであって、
    前記弾性杆部は、下端部に内側へ突出する受圧突部が設けられ且つ該受圧突部よりも上側の部位で前記絶縁性基板に固定され、該受圧突部を前記リード線挿入路の下部に位置させるものであり、
    前記傾動杆部は、その下端寄り部位を支点として内外方向に傾動可能とするように前記絶縁性基板に保持され、該傾動によって、前記表示端部を、該絶縁性基板の内部に隠蔽する退避位置と、該絶縁性基板の外部から視認可能とする表出位置とに位置変換させるものであり、
    前記リード線挿入機構は、
    前記リード線挿入路にリード線が挿入されていない状態で、前記傾動杆部の表示端部が表出位置で保持され、
    リード線が前記リード線挿入路の下部まで挿入されると、前記弾性杆部の受圧突部がリード線の挿入端によって外方へ押し出されて撓むことにより、前記連係杆部の外方への移動を介して前記傾動杆部が傾動して、前記表示端部が表出位置から退避位置に移動するようにしたものであることを特徴とする端子台。
  2. リード線挿入機構は、
    弾性杆部と連係杆部とが、金属材で一体成形された金属製作動片により構成され、傾動杆部が、樹脂材で成形された樹脂製傾動片により構成されたものであり、
    該樹脂製傾動片が、その下端寄り部位に、絶縁性基板に軸支される軸支部を備え、
    該金属製作動片が、その内端に、該樹脂製傾動片の下端に設けられた連結下端部と連動可能に連結される連結内端部を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の端子台。
  3. リード線挿入機構は、
    金属材で一体成形された略U字形の金属製作動片と、該金属製作動片の内側上端に固定され、表示端部を備えた樹脂製表示片とを備えてなるものであって、
    弾性杆部と連係杆部とが該金属製作動片により構成され、且つ傾動杆部が該金属製作動片の内側片部と該樹脂製表示片とにより構成されてなり、
    該金属製作動片を構成する連係杆部の外方への移動に伴って、該金属製作動片の内側片部が、絶縁性基板に突設された支点突部に当接した部位を支点として、傾動するようにしたものであることを特徴とする請求項1に記載の端子台。
  4. リード線挿入機構の表示端部は、絶縁性基板の外表面と異なる指標色であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端子台。
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