JP6519496B2 - 燃料電池 - Google Patents
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Description
本発明は、燃料電池に関する。
ガソリン自動車とは異なる新しい自動車として、燃料電池を搭載した燃料電池自動車(FCV : Fuel Cell Vehicle)が注目されている。FCVに搭載された燃料電池は、燃料の水素と、空気中の酸素とを化学反応させることにより発電してモータを駆動する。
燃料電池の冷却方式としては、冷却水を循環させる水冷式と、発電用に供給される空気を冷却に用いる空冷式(例えば特許文献1参照)とが知られている。空冷式の燃料電池には、冷却システムが水冷式の燃料電池より小規模になるというメリットがある。
しかし、空気の熱伝導率は冷却水の熱伝導率の約25分の1であるため、空冷式の燃料電池には、水冷式より冷却効率が低いという問題がある。このため、空冷式の燃料電池は、出力を増加させると、燃料電池セル内の温度が上昇し、空気の流路に沿った温度勾配が顕著となる。
したがって、燃料電池セル内の高分子電解質膜は、流路の上流側では十分に冷却されても、流路の下流側では冷却が不十分となる。このため、高分子電解質膜は、局所的に温度が上昇し乾燥するので、プロトン伝導性を失い、燃料電池の発電性能が低下する。
これに対し、例えば、燃料電池セルの酸素の流路方向のサイズを縮小することで局所的な乾燥を改善し、さらに流路方向と直交する幅方向のサイズの拡張や燃料電池セルの積層数の増加により発電性能を確保することもできる。しかし、この場合、燃料電池の大きさが制限されるため、例えば、燃料電池を搭載するFCVなどの設計にも制限が生ずるという問題がある。なお、この問題は、FCVに搭載される燃料電池に限られず、他の用途の燃料電池についても存在する。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、大きさが制限されることなく、発電性能を向上させた燃料電池を提供することを目的とする。
本明細書に記載の燃料電池は、酸化剤ガスの供給により冷却される燃料電池であって、前記酸化剤ガスを供給するための第1流路が設けられた第1供給部と、燃料ガスを供給するための第2流路が設けられた第2供給部と、前記第1供給部及び前記第2供給部に挟まれるように前記第1流路の上流側に設けられ、前記第1流路から供給された前記酸化剤ガスと前記第2流路から供給された前記燃料ガスの反応により発電する第1発電部と、前記第1供給部及び前記第2供給部に挟まれるように前記第1流路の下流側に設けられ、前記第1流路から供給された前記酸化剤ガスと前記第2流路から供給された前記燃料ガスの反応により発電する第2発電部と、前記第1発電部と前記第2発電部の発電により生じた液水の流れを遮断する遮断部とを備え、前記第1発電部は、含水状態においてプロトン伝導性を有する第1電解質膜を有し、前記第2発電部は、80℃以上の高温状態においてプロトン伝導性を有する第2電解質膜を有し、前記遮断部は、前記第1供給部と前記第2供給部の間において、少なくとも前記第1電解質膜から前記第2供給部側の領域を、前記第2電解質膜から前記第2供給部側の領域から隔てるように設けられている。
本発明によれば、大きさが制限されることなく、燃料電池の発電性能を向上できる。
図1は、空冷式の燃料電池システムの一例を示す構成図である。燃料電池9は、燃料ガスの一例である水素ガスと、酸化剤ガスの一例である空気とが供給される。燃料電池9は、供給される空気により冷却されるとともに、水素と空気内の酸素の化学反応により発電する。
燃料電池9の発電により得られた電力は、電気ケーブルなどを介して負荷7に出力される。負荷7としては、例えば車両を駆動するモータが挙げられる。
燃料電池9は、発電に用いた水素ガス、及び発電により発生した水蒸気を含む酸素を、燃料電池9の外部に排出する。
燃料電池9は、複数の燃料電池セルが積層されて構成される。各燃料電池セルには、発電を行う膜電極接合体(MEA: Membrane Electrode Assembly)と、MEAのカソード側に供給される空気が流れるカソード流路とが備えられている。
図2には、MEAの配置の比較例が示されている。各燃料電池セルは、1つのMEA20が設けられている。
MEA20には、アノード電極と、カソード電極と、アノード電極及びカソード電極に挟まれた電解質膜を有する。電解質膜としては、含水状態においてプロトン伝導性を有するもの(以下、「有水電解質膜」と表記)が用いられる。有水電解質膜としては、例えば、ナフィオン(登録商標)などのスルホン酸基を有するポリマー型電解質膜(ハーフルオロスルホン酸膜、炭化水素膜など)が挙げられる。
また、カソード流路は、矢印の示す方向に沿って設けられる。矢印の根本はカソード流路の上流側となり、矢印の矢先はカソード流路の下流側となる。空気がカソード流路を上流側から下流側へと流れることにより、MEA20は、空気内の酸素が供給されるとともに冷却される。なお、符号Lは、MEA20の上流側の端部を0とした場合のカソード流路の方向における位置である。
空冷式の燃料電池は、出力を増加させると、燃料電池セル内の温度が上昇し、カソード流路に沿った温度勾配が顕著となる。
図3には、カソード流路に沿った位置Lに対する温度分布及び発電量の変化が示されている。図3において、発電量は、符号G3で示されるように、枠内のハッチングの濃さにより示されており、ハッチングが濃いほど、発電量が低いことを表す。
カソード流路を流れる空気は、冷媒として、MEA20から熱を奪うため、カソード流路の入口から出口に向かうほど温度が上昇する。このため、MEA20も、カソード流路の上流側の領域では温度が低いが、カソード流路の下流側の領域では温度が高くなる。
MEA20内の有水電解質膜は、温度が上昇すると乾燥するため、プロトン伝導性を失う。このため、発電量は、カソード流路の下流側ほど低くなる。有水電解質膜のプロトン伝導性が失われないためには、その温度を、例えば80(℃)以下とすることが要求される。
本例では、位置L>22(mm)の範囲において温度が80(℃)を超えるため、燃料電池セルのカソード流路方向のサイズが22(mm)未満に制限される。さらに、カソード流路方向のサイズの縮小により低下する発電量を補うためには、燃料電池セルの幅方向のサイズの拡張や燃料電池セルの積層数の増加が求められる。しかし、この場合、燃料電池9の大きさが制限されるため、例えば、燃料電池を搭載する車両などの設計にも制限が生ずる。
そこで、実施例の燃料電池9では、カソード流路の上流側には有水電解質膜を含むMEAが設けられ、カソード流路の下流側には、80℃以上の高温状態においてプロトン伝導性を有する電解質膜(以下、「無水電解質膜」と表記)が設けられている。
図4には、MEAの配置の実施例が示されている。実施例では、1つの燃料電池9内に2種類のMEA21,22がカソード流路方向において隣り合うように設けられている。
MEA21,22は、電解質膜の種類が異なる。一方のMEA21は有水電解質膜を含み、他方のMEA22は無水電解質膜を含む。無水電解質膜としては、イオン液体含浸膜やPBI−リン酸膜などが挙げられる。有水電解質膜と無水電解質膜は、温度変化に対し、異なるプロトン伝導性を示す。
図5には、電解質膜の温度変化に対するプロトン伝導度(S/cm)の変化の一例が示されている。図5において、符号G1のグラフは有水電解質膜のプロトン伝導度の温度特性を示し、符号G2のグラフは無水電解質膜のプロトン伝導度の温度特性を示す。符号G1のグラフと符号G2のグラフの交点pにおける温度は80(℃)である。
有水電解質膜は、温度が80(℃)未満である場合、高いプロトン伝導度を示すが、温度が80(℃)以上である場合、高温により乾燥して水分が失われるため、プロトン伝導度が低下する。すなわち、有水電解質膜は、含水状態において高いプロトン伝導性を有する。
一方、無水電解質膜は、温度が上昇するのに従いプロトン伝導度が上昇するため、温度が80(℃)未満である場合、低いプロトン伝導度を示すが、温度が80(℃)以上である場合、高いプロトン伝導度を示す。すなわち、無水電解質膜は、80℃以上の高温状態において高いプロトン伝導性を有する。
このように、有水電解質膜は低温域で高いプロトン伝導度を示し、無水電解質膜は高温域で高いプロトン伝導度を示す。このため、実施例では、その真逆のプロトン伝導度の特性を利用し、図4に示されるように、有水電解質膜を含むMEA21がカソード流路の上流側の領域A1に配置され、無水電解質膜を含むMEA22がカソード流路の下流側の領域A2に配置される。
図6には、温度と空気の流路方向における位置Lの関係の一例が示されている。MEA21が配置される領域A1の温度は、80(℃)未満であり、MEA22が配置される領域A2の温度は、80(℃)以上である。このため、MEA21は、低温の領域A1においてプロトン伝導性を発揮し、MEA22は、高温の領域A2においてプロトン伝導性を発揮する。したがって、実施例の燃料電池9は、図2に示された比較例より発電量を増加させることができる。
ただし、無水電解質膜は、液水の存在する環境では電解質が流出しやすいため、燃料電池9は、有水電解質膜のMEA21での発電で生じた液水が、無水電解質膜のMEA22に流入することを防止するための構造を有する。以下に燃料電池9の構成を説明する。
図7は燃料電池9の一例の斜視図であり、図8はその分解斜視図である。なお、図7及び図8において、紙面の右方向をx軸の正方向とし、紙面の斜め奥方向をy軸の正方向とし、紙面の上方向をz軸の正方向とする。これにより、x軸方向は燃料電池9の幅方向に該当し、y軸方向は燃料電池9の奥行方向に該当し、z軸方向は燃料電池セル5の積層方向に該当する。なお、この座標系の定義は、以降の図面においても同様とする。
燃料電池9は、酸化剤ガスである空気と、燃料ガスである水素ガスの供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池であり、複数の燃料電池セル5が積層された積層体構造を有する。燃料電池セル5は、カソード側セパレータ12、MEGA(Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly)収容フレーム2、及びアノード側セパレータ3を含む。MEGA収容フレーム2は、ガス拡散層(GDL: Gas Diffusion Layer)41〜44及びMEA21,22(つまりMEGA)を収容し、板状部材であるカソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3の間に挟まれている。
カソード側セパレータ12は、カーボンまたはステンレスなどの導電性材料から形成され、例えばプレス金型による曲げ加工よって形成された厚み方向(z軸方向)の凸凹形状を有する。カソード側セパレータ12は、第1供給部の一例であり、厚み方向の凸凹形状により形成された複数の並列なカソード流路120,121が設けられている。各カソード流路120,121は、MEA21,22に空気(酸素)を供給するための第1流路の一例であり、カソード側セパレータ12の両面に、y軸方向に沿って互いに平行に設けられている。
カソード側セパレータ12の一方の面はMEGA収容フレーム2の1つの面に対向し、カソード側セパレータ12の他方の面はアノード側セパレータ3の1つの面に対向する。MEGA収容フレーム2の対向面に設けられたカソード流路120は、矢印で示されるように、供給された空気をMEA21,22に導くとともに、MEA21,22により発電に用いられた空気を、発電により発生した水蒸気とともに排出する。また、このカソード流路120、及びアノード側セパレータ3の対向面に設けられたカソード流路121は、空気を空気供給口から空気排出口に通すことにより燃料電池9全体を冷却する。
x軸方向において、カソード側セパレータ12の両端には絶縁シール部10,11が設けられている。絶縁シール部10,11はガスシール性のある絶縁部材である。絶縁シール部10,11は、カソード側セパレータ12を燃料電池9の外部に対して絶縁するとともに気密性を確保する。
一端の絶縁シール部10には、燃料電池セル5の積層方向に貫通する貫通孔100が設けられている。貫通孔100は、矩形状の開口面を有し、燃料電池9に水素ガスを供給する供給マニホールド90の一部として機能する。他端の絶縁シール部11には、燃料電池セル5の積層方向に貫通する貫通孔101a、101bが設けられている。貫通孔101a,101bは、y軸方向において互いに隣接して設けられ、燃料電池9から、発電に使用された水素ガスを排出する排出マニホールド91a,91bの一部としてそれぞれ機能する。
MEGA収容フレーム2は、y軸方向の両端部に形成された一対の貫通孔200,201a,201bと、GDL41,43及びMEA21を収容する収容孔241と、GDL42,44及びMEA22を収容する収容孔242とを有する。
収容孔241,242は、y方向に並んで設けられた矩形状の貫通孔であり、x軸方向に延びる隔壁213を介し互いに隔てられている。なお、図8において、MEA21,22は収容孔241,242にそれぞれ収容された状態が示されている。
GDL41は、収容孔241内のMEA21のカソード電極の上に積層され、収容孔241内においてMEA21とカソード側セパレータ12の間に挟まれている。GDL42は、収容孔242内のMEA22のカソード電極の上に積層され、収容孔242内においてMEA22とカソード側セパレータ12の間に挟まれている。
また、GDL43は、収容孔241内のMEA21のアノード電極の下に積層され、収容孔241内においてMEA21とアノード側セパレータ3の間に挟まれている。GDL44は、収容孔242内のMEA22のアノード電極の下に積層され、収容孔242内においてMEA22とアノード側セパレータ3の間に挟まれている。
貫通孔200は、矩形状の開口面を有し、燃料電池9に水素ガスを供給する供給マニホールド90の一部として機能し、貫通孔201a,201bは、y軸方向において互いに隣接して設けられ、燃料電池9から、発電に使用された水素ガスを排出する排出マニホールド91a,91bの一部としてそれぞれ機能する。
MEGA収容フレーム2は、例えば樹脂により形成され、異なる発電特性のために並列接続の形態で配置されたMEA21,22を、他の構成に対してシールするとともに一体化して収容孔241,242に収容する。このため、MEA21,22の間において、互いの締結やシールのための部材が共有化されるので、燃料電池9が小型化される。
アノード側セパレータ3は、第2供給部の一例であり、カーボンまたはステンレスなどの導電性材料から形成され、x軸方向の両端に設けられた貫通孔30,31a,31bと、MEA21,22に対向する面に形成されたアノード流路32とを有する。アノード流路32は、MEA21,22に水素ガスを供給するための第2流路の一例であり、貫通孔30と貫通孔31aの間及び貫通孔30と貫通孔31bの間をそれぞれ接続する。
アノード流路32は、例えばプレス加工などで形成された溝であり、一例として、入口側の貫通孔30から出口側の貫通孔31a,31bへ向かうように複数本設けられている。アノード流路32は、貫通孔30から供給された水素ガスをMEA21,22に導くとともに、MEA21,22により発電に用いられた水素ガス及び発電で生じた液水を貫通孔31a,31bへとそれぞれ導く。
一端の貫通孔30は、矩形状の開口面を有し、MEGA収容フレーム2の貫通孔200及び絶縁シール部10の貫通孔100と重なり合う。これにより、積層された全燃料電池セル5分の貫通孔30,100,200は、図7に示されるように、燃料電池9外から水素ガスを供給する供給マニホールド90を構成する。
また、他端の貫通孔31a,31bは、矩形状の開口面を有し、y軸方向において互いに隣接して設けられている。貫通孔31aは、MEGA収容フレーム2の貫通孔201a及び絶縁シール部11の貫通孔101aと重なり合う。このため、貫通孔31a,101a,201aは、図1に示されるように、燃料電池セル5の積層数分だけ積層されることにより、水素ガスを燃料電池9外へ排出する排出マニホールド91aを構成する。
また、貫通孔31bは、MEGA収容フレーム2の貫通孔201b及び絶縁シール部11の貫通孔101bと重なり合う。このため、貫通孔31b,101b,201bは、図7に示されるように、燃料電池セル5の積層数分だけ積層されることにより、水素ガスを燃料電池9外へ排出する排出マニホールド91bを構成する。
供給マニホールド90及び排出マニホールド91a,91bは、燃料電池セル5の積層方向に沿って設けられた貫通孔である。水素ガスは、燃料電池9の下部の水素供給口92から供給マニホールド90に導入され、符号D1で示されるように流通する。なお、水素供給口92は、例えば燃料電池9の積層体の最下層の貫通孔100に相当する。
供給マニホールド90に導入された水素ガスの一部は、積層体内の各アノード側セパレータ3に導入され、アノード流路32を通り排出マニホールド91a,91bへと排出され、符号D2で示されるように燃料電池9の下部の水素排出口93a,93bから外部へ排気される。なお、水素排出口93a,93bは、例えば燃料電池9の積層体の最下層の貫通孔101a,101bにそれぞれ相当する。
また、水素ガスと酸素の化学反応により生成された液水の一部も、アノード流路32を通り排出マニホールド91a,91bへと排出される。より具体的には、MEA21で生成された液水は排出マニホールド91aから排出され、MEA22で生成された液水は排出マニホールド91bから排出される。
このように、MEA21,22の排出マニホールド91a,91bは分離されているため、MEA21,22の一方から他方への液水の流れ込みが防止される。したがって、MEA22の無水電解質膜に液水が流入し、電解質が溶出することによる発電性能の低下が防止される。なお、供給マニホールド90も、排出マニホールド91a,91bと同様に、MEA21,22ごとに設けられてもよい。
次に、MEGA収容フレーム2の収容孔241,242内の構成について述べる。上述したように、一方のMEA21は有水電解質膜を含み、他方のMEA22は無水電解質膜を含むため、収容孔241,242内には、MEA21,22の間において、その発電により生じた液水の流れを遮断するための構成が備えられる。
図9は、図8のLy−Ly線に沿った燃料電池9の断面図である。より具体的には、図9には、MEA21,22を互いに隔てる隔壁213の近傍の断面が示されている。
隔壁213は、略T字状の断面を有しており、収容孔241,242を互いに隔てる。一方の収容孔241内には、GDL43、MEA21、及びGDL41が、この順に積層されており、他方の収容孔242内には、GDL44、MEA22、及びGDL42が、この順に積層されている。
MEA21は、有水電解質膜210、カソード電極211、及びアノード電極212を有する。有水電解質膜210は、アノード電極212及びカソード電極211の間に挟まれている。有水電解質膜210は、上述したように、含水状態において高いプロトン伝導性を有するものである。
アノード電極212及びカソード電極211は、それぞれ、触媒電極層であり、触媒担持導電性粒子により構成された、ガス拡散性を有する多孔質層として形成されている。例えば、アノード電極212及びカソード電極211は、白金担持カーボンの分散溶液である触媒インクの乾燥塗膜として形成される。
MEA21は、第1発電部の一例であり、カソード流路120から供給された空気中の酸素とアノード流路32から供給された水素ガスの反応により発電する。MEA21は、カソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3に挟まれるようにカソード流路120の上流側に設けられている。ここで、カソード流路120の方向はy軸方向に一致し、y軸の負方向がカソード流路120の上流側に該当し、y軸の正方向がカソード流路120の下流側に該当する。このため、MEA21は、図4〜図6を参照して述べたように、低温域において有水電解質膜210を含水状態に維持することができる。なお、符号Xは、Lx−Lx線に沿ったカソード流路120の断面を示す。
MEA21は、収容孔241内において、GDL41,43の間に挟まれている。なお、MEA21とGDL41,43の間には、不図示のMPL(Micro Porous Layer)が設けられている。
GDL41,43は、カソード電極211及びアノード電極212の表面に酸素及び水素ガスをそれぞれ行きわたらせる機能と、カソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3との間の導電経路としての機能とを有する。GDL41,43は、炭素繊維などの繊維基材や、いわゆるエキスパンドメタルなどの金属板を加工した流路部材、発泡金属などの多孔質部材により構成される。MEA21及びGDL41,43はMEGAを構成する。
また、MEA22は、無水電解質膜220、カソード電極221、及びアノード電極222を有する。無水電解質膜220は、アノード電極222及びカソード電極221の間に挟まれている。無水電解質膜220は、上述したように、高温状態において高いプロトン伝導性を有するものである。なお、アノード電極222及びカソード電極221は、上記のアノード電極212及びカソード電極211と同様の構成を有する。
MEA22は、第2発電部の一例であり、カソード流路120から供給された空気中の酸素とアノード流路32から供給された水素ガスの反応により発電する。MEA22は、カソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3に挟まれるようにカソード流路120の下流側に設けられている。このため、MEA22は、図4〜図6を参照して述べたように、高温域において無水電解質膜220を無水状態に維持することができる。
MEA22は、収容孔242内において、GDL42,44間に挟まれている。なお、MEA22とGDL42,44の間には、不図示のMPLが設けられている。GDL42,44は、上記のGDL41,43と同様の機能及び構成を有する。MEA22及びGDL42,44はMEGAを構成する。
MEA21,22は、上述したように、カソード流路120の方向における適切な位置に設けられているため、図2の比較例より高い発電性能が得られる。しかし、一方のMEA21の有水電解質膜210は、プロトン伝導性の発揮のために液水を必要とし、他方のMEA22の無水電解質膜220は、電解質の溶出を抑制するために液水のない乾燥した状態を必要とする。
そこで、MEGA収容フレーム2の隔壁213は、MEA21とMEA22の発電により生じた液水の流れを遮断する遮断部として機能する。隔壁213の下部は、接着剤51によりアノード流路32の上板部32aに接着されており、隔壁213の上部の幅広の部分は、接着剤52,53によりMEA21,22の上面にそれぞれ接着されている。このため、接着剤51〜53及び上板部32aは、遮断部の一部として、隔壁213とともに液水の流れを遮断する。
このように、隔壁213は、カソード側セパレータ12とアノード側セパレータ3の間において、MEA21及びGDL41,43を、MEA22及びGDL42,44から隔てるように設けられている。このため、MEA21及びGDL41,43とMEA22及びGDL42,44の間で液水の流れが遮断され、一方のMEA21の発電で生じた液水が他方のMEA22の無水電解質膜220に流れ込むことが防止される。
したがって、MEA21の有水電解質膜210は含水状態が維持され、MEA22の無水電解質膜220は、高温域において無水状態が維持されるため、図2の比較例より高い発電性能が得られる。
また、本例において、有水電解質膜210の厚みTa1は、無水電解質膜220の厚みTa2より薄い(つまり、Ta1<Ta2)。例えば、有水電解質膜210の厚みTa1は約10(μm)であるのに対し、無水電解質膜220の厚みTa2は約50(μm)である。
このため、本例では、MEA21,22のアノード側のGDL43,44の厚みTb1,Tb2を異ならせることにより、有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みの差分(Ta1−Ta2)が補償されている。なお、カソード電極211,221及びアノード電極212,222の厚みは同一であり、カソード側のGDL41,42の厚さは同一であると仮定する。
GDL43の厚みTb1は、GDL44の厚みTb2より大きい(つまり、Tb1>Tb2)。GDL43,44の厚みTb1,Tb2の差分(Tb1−Tb2)は、有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みの差分(Ta1−Ta2)に基づき決定される。
このため、カソード流路120及びアノード流路32の深さ(溝の凸部の高さ)を均一としても、MEA21,22及びGDL41〜44を、カソード側セパレータ12とアノード側セパレータ3の間に安定に挟み込むことが可能となる。
図9に示された構成は次のような手順で製造される。まず、各MEA21,22にGDL41〜44を積層し、各MEA21,22のカソード側の端部を接着剤52,53により隔壁213に接着する。次に、隔壁213の下部を、接着剤51によりアノード側セパレータ3に接着し、GDL41,42の上部にカソード側セパレータ12を重ねる。なお、隔壁213とGDL41〜44の間には、接着剤51〜53が流れ込むための隙間Sが設けられている。
本例では、GDL43,44の厚みTb1,Tb2により有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みの差分を補償したが、これに限定されず、MPLの厚みまたはMPLとGDLの厚みの合計により補償してもよい。さらに、以下の例のように、アノード流路32の高さにより有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みTa1,Ta2の差分を補償することもできる。
図10は、燃料電池9の他例を示す断面図である。図10において、図9と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例では、アノード側のGDL43,44の厚さTb3は同一であると仮定する。このため、MEA21側のアノード流路32の深さTc1とMEA22側のアノード流路32の深さTc2を異ならせることにより、有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みの差分(Ta1−Ta2)が補償されている。
MEA21側のアノード流路32の深さTc1は、アノード流路32の深さTc2より深い(つまり、Tc1>Tc2)。MEA21,22側の各アノード流路32の深さTc1,Tc2の差分(Tc1−Tc2)は、有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みの差分(Ta1−Ta2)に基づき決定される。
このため、アノード側のGDL43,44の厚さTb3は同一としても、MEA21及びGDL41,43とMEA22及びGDL42,44を、カソード側セパレータ12とアノード側セパレータ3の間に安定に挟み込むことが可能となる。
上述した実施例において、MEA21,22のカソード側のGDL41,42はMEGA収容フレーム2の隔壁213により分離されているが、これに限定されない。カソード側のGDL41,42とMEA21,22の境界部分は、アノード側のGDL43,44とMEA21,22の境界部分と比較すると高温であるため、カソード側では発電で生じた液水が失われやすい。また、カソード流路120の空気の流量は、アノード流路32の水素ガスの流量より多いため、やはり、カソード側では発電で生じた液水が失われやすい。
したがって、以下の例のように、カソード側のGDL41,42を分離せずに、共通のGDLとした構成を用いることもできる。
図11は、燃料電池9の他例の分解斜視図である。図11において、図8と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例において、カソード側のGDL45は、MEA21,22の間で共通である。つまり、GDL45は、MEA21,22の両方に積層される。GDL45は、MEA21,22とともにMEGA収容フレーム2aに収容される。
MEGA収容フレーム2aは、y軸方向の両端部に形成された一対の貫通孔200,201a,201bと、GDL43を収容する収容孔241aと、GDL44を収容する収容孔242aとを有する。
収容孔241a,242aは、y方向に並んで設けられた矩形状の貫通孔であり、x軸方向に延びる隔壁213aを介し互いに隔てられている。なお、図11において、GDL43,44は収容孔241a,242aにそれぞれ収容された状態が示されている。
本例の隔壁213aの高さ(Z軸方向の長さ)は、図8の例の隔壁213より低いため、収容孔241a,242a及び隔壁213aの上部には、収容孔241a,242aを合わせた広さ程度のスペース243が存在する。GDL45及びMEA21,22は、このスペース243に積層された状態で収容される。以下に、MEGA収容フレーム2aの収容孔241a,242a及びスペース243内の構成について述べる。
図12は、図11のLy’−Ly’線に沿った燃料電池9の断面図である。より具体的には、図12には、MEA21,22を互いに隔てる隔壁213aの近傍の断面が示されている。なお、図12において、図9と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
隔壁213aは、矩形状の断面を有しており、収容孔241a,242aを互いに隔てる。一方の収容孔241a内にはGDL43が収容されており、他方の収容孔242a内にはGDL44が収容されている。また、収容孔241a,242a及び隔壁213aの上部のスペース243にはGDL45及びMEA21,22が収容されている。
GDL45は、MEA21,22の上部に積層されている。このため、MEA21はGDL45,43の間に挟まれており、MEA22はGDL45,44の間に挟まれている。GDL45は、上記のGDL41,42と同様の機能及び構成を有する。MEA21及びGDL45,43とMEA22及びGDL45,44は、それぞれ、MEGAを構成する。
MEGA収容フレーム2aの隔壁213aは、MEA21とMEA22の発電により生じた液水の流れを遮断する遮断部の一部として機能する。隔壁213aの底部は、接着剤55によりアノード流路32の上板部32aに接着されており、隔壁213aの上部は、接着剤54によりMEA21,22の各端部及びGDL45の下部に接着されている。このため、接着剤54,55及び上板部32aは、隔壁213aとともに液水の流れを遮断する、遮断部を構成する。
このように、隔壁213a及び接着剤54は、カソード側セパレータ12とアノード側セパレータ3の間において、MEA21及びGDL43を、MEA22及びGDL44から隔てるように設けられている。このため、MEA21及びGDL43とMEA22及びGDL44の間で液水の流れが遮断され、一方のMEA21の発電で生じた液水が他方のMEA22の無水電解質膜220に流れ込むことが防止される。
したがって、MEA21の有水電解質膜210は含水状態が維持され、MEA22の無水電解質膜220は、高温域において無水状態が維持されるため、図2の比較例より高い発電性能が得られる。
また、本例では、図9の例と同様に、MEA21,22のアノード側のGDL43,44の厚みTb1,Tb2を異ならせることにより、有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みの差分(Ta1−Ta2)が補償されている。このため、カソード流路120及びアノード流路32の深さ(溝の凸部の高さ)を均一としても、MEA21,22及びGDL43〜45を、カソード側セパレータ12とアノード側セパレータ3の間に安定に挟み込むことが可能となる。なお、本例では、図10の例と同様に、アノード流路32の高さにより有水電解質膜210と無水電解質膜220の厚みTa1,Ta2の差分を補償することも可能であり、また、MPLの厚みやMPLとGDLの厚みの合計による補償も可能である。
さらに、本例では、図9の例と比較すると、MEA21,22の間において、カソード側のGDL45が共通であるため、部品数が削減されて、製造コストが低減される。
図12に示された構成は次のような手順で製造される。まず、各MEA21,22にGDL43〜45を積層し、各MEA21,22のアノード側の端部を接着剤54により隔壁213aに接着する。次に、隔壁213aの下部を、接着剤55によりアノード側セパレータ3に接着し、GDL45の上部にカソード側セパレータ12を重ねる。なお、隔壁213aとGDL43,44の間には、接着剤54,55が流れ込むための隙間Sが設けられている。
これまで述べたように、実施例の燃料電池9は、空気の供給により冷却され、カソード側セパレータ12、アノード側セパレータ3、MEA21,22、及び隔壁213,213aを備える。カソード側セパレータ12は、空気を供給するためのカソード流路120が設けられ、アノード側セパレータ3は、水素ガスを供給するためのアノード流路32が設けられている。
MEA21は、カソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3に挟まれるようにカソード流路120の上流側に設けられ、カソード流路120から供給された空気とアノード流路32から供給された水素ガスの反応により発電する。また、MEA22は、カソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3に挟まれるようにカソード流路120の下流側に設けられ、カソード流路120から供給された空気とアノード流路32から供給された水素ガスの反応により発電する。また、隔壁213,213aは、MEA21,22の発電により生じた液水の流れを遮断する。
MEA21は、含水状態においてプロトン伝導性を有する有水電解質膜210を有し、MEA22は、80℃以上の高温状態においてプロトン伝導性を有する無水電解質膜220を有する。隔壁213,213aは、カソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3の間において、少なくとも有水電解質膜210からアノード側セパレータ3側の領域を、無水電解質膜220からアノード側セパレータ3側の領域から隔てるように設けられている。
上記の構成によると、図4に示されるように、有水電解質膜210を含むMEA21がカソード流路120の上流側の領域A1に配置され、無水電解質膜220を含むMEA22がカソード流路120の下流側の領域A2に配置される。このため、MEA21は、低温域において有水電解質膜210を含水状態に維持することができるので、有水電解質膜210はプロトン伝導性を発揮できる。また、MEA22は、高温域において無水電解質膜220を無水状態に維持することができるので、無水電解質膜220はプロトン伝導性を発揮できる。
また、隔壁213,213aは、カソード側セパレータ12及びアノード側セパレータ3の間において、少なくとも有水電解質膜210からアノード側セパレータ3側の領域を、無水電解質膜220からアノード側セパレータ3側の領域から隔てるように設けられている。このため、MEA21及びGDL43とMEA22及びGDL44の間で液水の流れが遮断され、一方のMEA21の発電で生じた液水が他方のMEA22の無水電解質膜220に流れ込むことが防止される。これにより、無水電解質膜220の電解質の溶出が抑制される。
したがって、MEA21の有水電解質膜210は含水状態が維持され、MEA22の無水電解質膜220は無水状態が維持されるため、図2の比較例より高い発電性能が得られる。よって、実施例の燃料電池9は、大きさが制限されることなく、発電性能を向上することができる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
9 燃料電池
2,2a MEGA収容フレーム
3 アノード側セパレータ(第2供給部)
12 カソード側セパレータ(第1供給部)
21,22 MEA(第1及び第2発電部)
32 アノード流路(第2流路)
41〜45 GDL
120 カソード流路(第1流路)
210 有水電解質膜(第1電解質膜)
220 無水電解質膜(第2電解質膜)
213,213a 隔壁(遮断部)
2,2a MEGA収容フレーム
3 アノード側セパレータ(第2供給部)
12 カソード側セパレータ(第1供給部)
21,22 MEA(第1及び第2発電部)
32 アノード流路(第2流路)
41〜45 GDL
120 カソード流路(第1流路)
210 有水電解質膜(第1電解質膜)
220 無水電解質膜(第2電解質膜)
213,213a 隔壁(遮断部)
Claims (1)
- 酸化剤ガスの供給により冷却される燃料電池であって、
前記酸化剤ガスを供給するための第1流路が設けられた第1供給部と、
燃料ガスを供給するための第2流路が設けられた第2供給部と、
前記第1供給部及び前記第2供給部に挟まれるように前記第1流路の上流側に設けられ、前記第1流路から供給された前記酸化剤ガスと前記第2流路から供給された前記燃料ガスの反応により発電する第1発電部と、
前記第1供給部及び前記第2供給部に挟まれるように前記第1流路の下流側に設けられ、前記第1流路から供給された前記酸化剤ガスと前記第2流路から供給された前記燃料ガスの反応により発電する第2発電部と、
前記第1発電部と前記第2発電部の発電により生じた液水の流れを遮断する遮断部とを備え、
前記第1発電部は、含水状態においてプロトン伝導性を有する第1電解質膜を有し、
前記第2発電部は、80℃以上の高温状態においてプロトン伝導性を有する第2電解質膜を有し、
前記遮断部は、前記第1供給部と前記第2供給部の間において、少なくとも前記第1電解質膜から前記第2供給部側の領域を、前記第2電解質膜から前記第2供給部側の領域から隔てるように設けられている燃料電池。
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