JP6516557B2 - 箱 - Google Patents
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Description
差し込み口を有する箱本体と、
前記箱本体と切り離し線を介して繋がり、前記切り離し線の延びる方向の一端側から他端側に向かって徐々に前記箱本体から切り離される切り離し片と、
前記切り離し片に、前記切り離し線と平行な折り曲げ線を介して繋がり、当該折り曲げ線から前記切り離し片に対して折り曲げられて前記差し込み口に差し込まれる差し込み片と、を備え、
前記差し込み片の前記一端側の第1端部と前記他端側の第2端部とのうち前記第2端部のみを、前記折り曲げ線と平行な第1方向に延び、当該差し込み片を前記差し込み口から前記折り曲げ線と直交する第2方向に沿って引き抜こうとしたときに前記箱本体に引っ掛かって当該差し込み片の引き抜きを阻害する嵌め殺し形状とした、
ことを特徴とする。
本実施形態の箱1は、被包装体(商品など)を内部に収容することで当該被包装体を包装する包装用の紙製箱体である。箱1は、図1に示す形状の1枚の板紙として形成される。当該1枚の板紙(つまり、展開されている箱1)が組み立てられることで、直方体状の箱1(図2参照)が組み立てられる。
まず、図1を参照しながら、箱1(図1に示す、展開されている箱1)の構成を説明する。なお、図1を見たときの上下左右それぞれを、以下の説明でも「上」、「下」、「左」、「右」として使用する。
次に、箱1の組み立て例を説明する。図1に示す組立前の箱1(展開された箱1)を折り曲げ線5A〜5Dで直角に山折りする。このとき、糊代片15は、右側面片11の裏側に位置し、糊などによって、右側面片11の裏面(箱1を組み立てたときの内面)に接着される。これによって、上部及び下部が開放された状態の箱1が形成される。
箱1を正規に開封するとき、消費者などは、外フラップ35の凸部35Bをつまんで、図2、図6の矢印Xの方向に、外フラップ35を箱本体1A(箱1のうちの、外フラップ35、第2差し込み片36、吊下片51、及び、吊下穴形成片52を除いた部分)から剥がしていく。この実施形態では、これによって、外フラップ35は、切り離し線8Aで、凸部35Bの側から反対側に向かって徐々に切り離されていく。ここで、第2差し込み片36、吊下片51、及び、吊下穴形成片52は、外フラップ35と折り曲げ線5M、5Nで繋がっているので、外フラップ35の切り離しによって、外フラップ35、第2差し込み片36、吊下片51、及び、吊下穴形成片52が一体的に箱本体1Aから切り離される。図7に切り離し後の外フラップ35などを示す。なお、外フラップ35などが切り離されたあとは、内フラップ31が開け閉め可能な蓋として機能し、箱1の閉塞が保たれる。
次に実施形態2について説明する。実施形態1と実施形態2とでは、第2差し込み片の形状が異なるのみで、あとの部分は同じである。以下では、実施形態1と異なる部分を主に説明し、実施形態1と実施形態2とで重複する説明は省略する。
箱1、箱100などは、例えば、以下のような箱とするとよい(下記の構成は、上記した構成の少なくとも一部を一例とするものである。)。なお、下記の構成の形状等は適宜のものを採用できる。
差し込み口(例えば、差し込み口S)を有する箱本体(例えば、箱本体1A)と、前記箱本体と切り離し線(例えば、切り離し線8A〜8C)を介して繋がり、前記切り離し線の延びる方向の一端側(例えば、外フラップ35の凸部35B側)から他端側(例えば、凸部35Bの反対側)に向かって徐々に前記箱本体から切り離される切り離し片(例えば、外フラップ35、吊下片51、及び、吊下穴形成片52)と、前記切り離し片に、前記切り離し線と平行な折り曲げ線(例えば、切り離し線とはなっていない折り曲げ線5N)を介して繋がり、当該折り曲げ線から前記切り離し片に対して折り曲げられて前記差し込み口に差し込まれる差し込み片(例えば、第2差し込み片36、136)と、を備え、前記差し込み片の前記一端側の第1端部(例えば、直線36E側の端部、凸部136F)と前記他端側の第2端部(例えば、爪部36B、136B)とのうち前記第2端部のみを、前記折り曲げ線と平行な第1方向に延び、当該差し込み片を前記差し込み口から前記折り曲げ線と直交する第2方向に沿って引き抜こうとしたとき(例えば、不正な開封により第2差し込み片36、136を上方に引き抜こうとしたとき)に前記箱本体に引っ掛かって当該差し込み片の引き抜きを阻害する嵌め殺し形状(例えば、爪部36B、136Bの形状)とした、ことを特徴とする箱。
前記第1端部は、前記第1方向に延び、前記差し込み片を前記差し込み口から引き抜こうとしたときに前記嵌め殺し形状よりも弱い力で前記箱本体に引っ掛かる形状である(例えば、凸部136Fの形状参照)、ようにするとよい。
例えば、前記第2端部(例えば、爪部136B)は、前記差し込み片が前記差し込み口に差し込まれたときに、前記箱本体における前記差し込み口の周囲(例えば、正面片12の裏側であって、内フラップ31における貫通孔S1周囲の領域)に回り込む形状(例えば、貫通孔S1周囲の領域に回り込む爪部136Bの形状)であり、前記第1端部(例えば、凸部136F)は、前記差し込み片が前記差し込み口に差し込まれたときに、前記箱本体における前記差し込み口の周囲(例えば、正面片12の裏側であって、内フラップ31における貫通孔S1周囲の領域)に前記第2端部よりも短い長さだけ回り込む形状(例えば、貫通孔S1周囲の領域にわずかに回り込む凸部136の形状)であり、前記差し込み片が前記差し込み口に差し込まれたときに前記第1端部における前記第2方向の前記折り曲げ線側の一端(例えば、傾斜部136G)が前記箱本体に接触することで、前記第1端部は前記箱本体に係止される(例えば、傾斜部136Gが箱本体1Aの貫通孔S1の縁部分に点接触することで凸部136が係止される)、ようにするとよい。
また、前記第1端部は、前記差し込み片を前記差し込み口から前記第2方向に沿って引き抜こうとしたときに前記箱本体に引っ掛かる部分がない形状(例えば、実施形態1の第2差し込み片36の本体36Aの爪部36Bと反対側の端部の縦線部6Bと湾曲部6Cとからなる形状や図10の形状)である、ようにするとよい。
前記第1端部は、前記切り離し片が前記一端側から前記他端側に向かって前記箱本体から徐々に切り離されることで前記差し込み片が前記差し込み口から引き抜かれるときに前記箱本体に引っ掛かる部分がない形状である(例えば、実施形態1、2の第2差し込み片36、136の形状参照)、ようにするとよい。
また、前記一端側と前記他端側とを報知する報知手段(例えば、外フラップ35の凸部35B)をさらに設ける、ようにするとよい。
また、前記箱本体は、第1側面片(例えば、背面片14)と、当該第1側面片に対向する第2側面片(例えば、正面片12)と、前記第1側面片と第2の折り曲げ線(例えば、折り曲げ線5J)を介して繋がったフラップ(例えば、内フラップ31)とを有し、前記差し込み口は、少なくとも前記フラップに設けられ、前記切り離し片は、前記第2側面片に前記切り離し線を介して繋がっている、ようにしてもよい。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、上記実施の形態は適宜変更してもよい(任意の構成の削除も含む)。以下に変形例を示すが、当該変形例の少なくとも一部同士を組合せてもよい。なお、本発明に係る箱は、組み立て後の箱でもよいし、図1に示すような組み立て前の箱でもよい。
1A 箱本体
5A〜5N 折り曲げ線
8A〜8C 切り離し線
6 線状スリット
12 正面片
14 背面片
31 内フラップ
31A 内面
32 第1差し込み片
35 外フラップ
36、136 第2差し込み片
36B、136B 爪部
36C、136C 曲線
36E、136E 直線
136F 凸部
136G 傾斜部
S 差し込み口
Claims (9)
- 差し込み口を有する箱本体と、
前記箱本体と切り離し線を介して繋がり、前記切り離し線の延びる方向の一端側から他端側に向かって徐々に前記箱本体から切り離される切り離し片と、
前記切り離し片に、前記切り離し線と平行な折り曲げ線を介して繋がり、当該折り曲げ線から前記切り離し片に対して折り曲げられて前記差し込み口に差し込まれる差し込み片と、を備え、
前記差し込み片の前記一端側の第1端部と前記他端側の第2端部とのうち前記第2端部のみを、前記折り曲げ線と平行な第1方向に延び、当該差し込み片を前記差し込み口から前記折り曲げ線と直交する第2方向に沿って引き抜こうとしたときに前記箱本体に引っ掛かって当該差し込み片の引き抜きを阻害する嵌め殺し形状とした、
ことを特徴とする箱。 - 前記差し込み片は、前記切り離し片が前記一端側から前記他端側に向かって徐々に前記箱本体から切り離されることに伴って前記差し込み口から引き抜かれ、かつ、前記第1端部側から引き抜かれる、
ことを特徴とする請求項1に記載の箱。 - 前記第1端部は、
前記第1方向に延び、前記差し込み片を前記差し込み口から前記第2方向に沿って引き抜こうとしたときに前記嵌め殺し形状よりも弱い力で前記箱本体に引っ掛かる形状であり、
前記切り離し片が前記一端側から前記他端側に向かって徐々に前記箱本体から切り離されるときに、前記箱本体の前記差し込み口周辺を破ることなく、前記差し込み口から引き抜かれる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の箱。 - 前記第2端部は、前記差し込み片が前記差し込み口に差し込まれたときに、前記箱本体における前記差し込み口の周囲に回り込む形状であり、
前記第1端部は、前記差し込み片が前記差し込み口に差し込まれたときに、前記箱本体における前記差し込み口の周囲に前記第2端部よりも短い長さだけ回り込む形状であり、
前記差し込み片が前記差し込み口に差し込まれたときに前記第1端部における前記第2方向の前記折り曲げ線側の一端が前記箱本体に接触することで、前記第1端部は前記箱本体に係止される、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の箱。 - 前記第1端部における前記一端は、前記折り曲げ線の延長線に対して傾斜した傾斜部を有し、
前記傾斜部は、前記箱本体に接触することで前記第1端部を前記箱本体に係止する、
ことを特徴とする請求項4に記載の箱。 - 前記第1端部は、前記差し込み片を前記差し込み口から前記第2方向に沿って引き抜こうとしたときに前記箱本体に引っ掛かる部分がない形状である、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の箱。 - 前記第1端部は、前記切り離し片が前記一端側から前記他端側に向かって前記箱本体から徐々に切り離されることで前記差し込み片が前記差し込み口から引き抜かれるときに前記箱本体に引っ掛かる部分がない形状である、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の箱。 - 前記一端側と前記他端側とを報知する報知手段をさらに設けた、
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の箱。 - 前記箱本体は、第1側面片と、当該第1側面片に対向する第2側面片と、前記第1側面片と第2の折り曲げ線を介して繋がったフラップとを有し、
前記差し込み口は、少なくとも前記フラップに設けられ、
前記切り離し片は、前記第2側面片に前記切り離し線を介して繋がっている、
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の箱。
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JP2015101416A JP6516557B2 (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | 箱 |
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JP2015101416A Active JP6516557B2 (ja) | 2015-05-18 | 2015-05-18 | 箱 |
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