JP6512715B2 - 薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ - Google Patents

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Description

本発明は、通貨検出、磁気読み取りヘッド、撮像等の技術分野に関し、特に、薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ及びチップレベルパッケージングに関する。
紙上の高分解能打点のための物理的領域の最大直径は25μmである。電子画像検出器は、そのような微小な画像を媒体から読み取って、その画像を一般にデジタルデータフォーマットを成す電気信号へと変換し、また、その後、画像又はデータをスクリーン上に表示することができ或いは複製することができる。
リダクションプリンティングは、主に、紙幣印刷、写真式複写、ウォーターマーキング、紙文書セキュリティの分野で使用される。これらの分野は、例えば磁性インク又は光学インクを使用してデータを様々なフォーマットで与えることができるため、異なる検出要件を有する。加えて、印刷フォーマットは殆ど制限されず、また、印刷された文字又は対象は、媒体の任意の位置で現れてもよく、任意の形状を有してもよいとともに、任意の強度のインク又はマークを使用してもよい。
媒体読み取りシステムは、主に、2つのタイプ、すなわち、走査読み取りシステムと固定読み取りシステムとに分けられる。固定読み取りシステムは、読み取り器及び媒体を相対的に静止するように保つことができ、例えばデジタルカメラセンサアレイがそれである。走査読み取りシステムは、媒体を走査読み取りヘッド、例えば、フラットベッドスキャナ、クレジットカード読み取り器、及び、大部分の通貨検出器に対して移動させることによって動作する。
電子読み取り器及びスキャナの導入前は、印刷物を人の目によって見ることができるものよりも小さくする必要が殆どない。しかしながら、レダクションプリンティング技術及び走査技術の急速な発展に伴って、25μmよりも小さい印刷物を読み取る必要性及び機会が存在し、また、既存のデジタル走査速度は高くなく、走査品質は十分に良好ではない。記憶される走査画像の質に関しては、光学走査が磁気走査よりも良好である。したがって、より高い空間分解能を有する磁気走査ヘッドが実際に必要とされ、磁気的に印刷された忠実度が高い画像を与えることができる磁気走査システムも必要とされ、また、磁気的に印刷された画像の忠実度は、感知システム上の素子の相対的な幾何学的位置、走査ヘッド上の誘導素子の量、及び、複数の座標軸に沿って画像の磁場を分配する要件に限定されない。
低分解能の磁気抵抗イメージセンサの従来技術における問題に関して、本発明は、磁気抵抗イメージセンサアレイと媒体との間の間隔を減少させることによって磁気抵抗イメージセンサアレイからの画像の空間分解能を改善することに関する。間隔アスペクト比は、2つの異なる磁気誘導対象を区別するために必要とされる間隔を大雑把に推定するためのパラメータである。本発明の目的に基づき、間隔アスペクト比は、2つの磁気誘導対象間の距離(B)に対する磁気抵抗イメージセンサアレイと媒体との間の距離(A)の比として規定される。間隔アスペクト比が1:1を下回ると、撮像が容易であり、また、間隔アスペクト比が1:1を上回ると、2つの隣接する物体からの画像信号がぼやけるようになり、画像を区別することが困難である。磁気抵抗イメージセンサアレイは、一般に、多くの異なる場所から同じ信号を受け、また、間隔アスペクト比が10:1であると、分解能が極めて低い。その上、媒体からの磁気マーク信号の振幅、及び、磁気抵抗イメージセンサアレイと媒体との間の距離は、1/Aの関係を成し、そのため、Aが非常に大きいと、画像がぼやけるだけでなく、信号対雑音比も低い。したがって、磁気抵抗イメージセンサアレイと媒体との間の間隔を可能な限り減少させる必要がある。
磁気抵抗イメージセンサアレイと媒体との間の間隔が大きい従来技術の問題に関して、磁気抵抗イメージセンサアレイと媒体との間の間隔を減少させるために本発明により提供される技術的な解決策は、用途集積回路及び磁気抵抗イメージ感知素子アレイの配置を最適化して、感知素子アレイ基板の上端面上及び下端面上並びにASIC基板の上端面上及び下端面上に別々に集積回路を実装するとともに、従来技術のボンディングパッドに取って代わるべく磁気抵抗イメージセンサアレイと媒体との間の間隔を減少させることができる貫通チップ相互接続及び他の技術を使用し、それにより、長手方向の電気的接続を達成することを含む。感知素子アレイチップ上又は感知素子アレイ基板上のボンディングパッドの存在に起因して、磁気抵抗イメージセンサアレイ基板と保護ケーシングの下端面との間の距離が100〜200μmだけ増大され、ボンディングパッド上の保護及び絶縁目的のバンプがこの距離を更に増大させ、また、保護ケーシングの典型的な厚さは100〜200μmである。本発明の新規な形態が媒体とイメージセンサアレイとの間の距離を50%減少させることができるのが分かる。
本発明は、以下の技術的解決策を提供する。
磁気マークを担持する媒体から画像を読み取るための薄型磁気抵抗イメージセンサアレイであって、電子サブアセンブリを備え、該電子サブアセンブリは、
a)少なくとも1つの感知素子アレイであって、少なくとも1つの磁気抵抗感知素子を備える少なくとも1つの感知素子アレイと、
b)少なくとも1つの感知素子アレイ基板であって、前記各感知素子アレイが1つの前記感知素子アレイ基板の上端面上に位置され、前記各感知素子アレイ基板が下端面を更に備える、少なくとも1つの感知素子アレイ基板と、
c)誘導面であって、前記感知素子アレイの幾何学的中心を通過するとともに前記感知素子アレイ基板の前記上端面と平行な誘導面と、
d)システム回路網であって、前記感知素子アレイに電子的に接続される1つ以上の用途集積回路を備えるシステム回路網と、
を備え、
前記媒体へ向かう方向で、前記電子サブアセンブリが前記誘導面と平行な最大延在面を有し、最大延在距離が前記誘導面と前記最大延在面との間に形成され、前記最大延在距離を減少させる前記集積回路及び前記感知素子アレイ基板の位置配置及び電気的接続により、前記最大延在距離が150μm以下にされる、薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
好ましくは、複数の前記用途集積回路の一部又は全部がASIC基板の上端面上及び/又は下端面上に集積される。
好ましくは、前記ASIC基板が前記感知素子アレイ基板の前記下端面よりも下側に位置され、前記ASIC基板により機能的に支持される前記感知素子アレイが前記下端面上に位置され、1つの前記ASIC基板が任意の量の前記感知素子アレイを支持する。
好ましくは、前記ASIC基板により機能的に支持される感知素子サブアレイがその上に位置される前記ASIC基板及び前記感知素子アレイ基板は、硬質支持体上に平行に配置され、1つの前記ASIC基板が任意の量の前記感知素子アレイを支持し、前記ASIC基板の前記上端面が前記誘導面よりも下側にある。
好ましくは、複数の前記用途集積回路の一部又は全部が前記感知素子アレイ基板の前記上端面上及び/又は前記下端面上に集積される。
好ましくは、前記システム回路網が貫通チップビア及び/又は半田バンプを備え、前記貫通チップビア及び/又は半田バンプは、前記システム回路網に対して長手方向の電気的接続の一部又は全部をもたらす。
好ましくは、前記貫通チップビアによりもたらされる長手方向の電気的接続は、前記感知素子アレイ基板の前記上端面から前記感知素子アレイ基板の前記下端面まで及び/又は前記ASIC基板の上端面から前記ASIC基板の下端面までの長手方向の電気的接続、及び/又は、前記感知素子基板から前記ASIC基板までの長手方向の電気的接続を含む。
好ましくは、前記薄型磁気抵抗イメージセンサアレイは、電源及び信号出力/入力デバイスを含み、前記電源及び前記信号出力/入力デバイスが前記システム回路網に電気的に接続される。
好ましくは、前記薄型磁気抵抗イメージセンサアレイは、フレキシブルプリント回路及び/又はPCBを含み、前記フレキシブルプリント回路及び/又はPCBは、前記システム回路網に対する所要の電気的接続の一部又は全部をもたらし、前記電源及び前記信号出力/入力デバイスが前記フレキシブルプリント回路上及び/又は前記PCB上に形成される。
好ましくは、前記電子サブアセンブリが外部にハウジングを有し、前記ハウジングがハウジング上端面及びハウジング下端面を有し、前記ハウジング下端面と前記誘導面との間の最大距離が150μm以下である。
好ましくは、前記薄型磁気抵抗イメージセンサアレイは、前記感知素子アレイ基板よりも下側に位置される永久磁石と、前記永久磁石と前記感知素子アレイ基板との間に位置される磁気バイアスデバイスとを含む。
好ましくは、前記磁気抵抗感知素子は、TMR、AMR、GM、及び/又は、ホール感知素子である。
好ましくは、前記用途集積回路は、電力回路、電力選択スイッチ、素子選択回路、差動増幅回路、ADC回路、高速記憶回路、画像記憶回路、長期記憶回路、MCU回路、及び、入力/出力回路、データ解析器、並びに、データ信号変換器のうちの1つ以上を含む。
好ましくは、前記薄型磁気抵抗イメージセンサアレイは、充填材を含み、前記充填材が前記電子サブアセンブリ上に保護層を形成し、前記保護層が前記電子サブアセンブリから離間される或いは離間されない請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
好ましくは、前記薄型磁気抵抗イメージセンサアレイは、前記ハウジングと前記電子サブアセンブリとの間の隙間に充填されて前記電子サブアセンブリ上に覆われる充填材を含む。
従来技術と比べて、本発明は以下の有益な効果を有する。すなわち、本発明の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイは、良好な性能、優れた品質、及び、低コストを特徴とするとともに、同じタイプの既存の製品と比べて、高い空間分解能、高い信号対雑音比、よりコンパクトな検出システム、より小さな体積、及び、より低いコストを有し、また、より頑丈であり、より耐久性がある。
先の説明は、本発明の技術的解決策の単なる一般的な序論にすぎない。本発明の技術的な手段をより明確に示すために、また、明細書の内容にしたがって本発明を実施するために、以下、実施形態及び添付図面を参照して本発明を詳しく説明する。本発明の特定の実施態様は、以下の実施形態で詳しく与えられる。
明細書の添付図面は、本発明の更なる理解のために与えられており、本出願の一部を形成する。本発明の例示的な実施形態及びその説明は、本発明を不適切に限定するのではなく、本発明を明らかにするために使用される。
従来技術の磁気抵抗イメージセンサアレイの側面図である。 従来技術の磁気抵抗イメージセンサアレイの平面図である。 本発明の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイの側面図である。 本発明の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイの平面図である。 本発明の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイの拡大断面図である。 磁気抵抗イメージセンサ信号処理回路の概略図である。 本発明のイメージセンサアレイの動作時系列のフローチャートである。 並行して配置された2つのチップの形態の拡大図である。 単一チップ形態の拡大図である。 TCVを伴わない単一チップ形態の拡大図である。
以下、実施形態及び添付図面を参照して、本発明について説明する。
図1及び図2は、従来技術の磁気抵抗イメージセンサアレイ及びその欠陥、並びに、磁気抵抗イメージセンサアレイを設計して使用するための基本的な知識を示す。本発明の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイの形態に関する説明は図3から始まる。具体的には、磁気抵抗イメージセンサアレイは磁気媒体走査ヘッドである。図1は、センサアレイ13を通過する媒体10を示し、この場合、媒体10は、軸方向の媒体移動方向12に沿って移動する1枚の紙幣全体又は1枚の紙全体であってもよく、また、この軸はX軸1と平行である。標準座標系が図1の右下の角に示され、また、座標系は、X軸1、Y軸2(紙面の内側方向に沿う)、及び、Z軸3を有する。媒体を移動させるために共通のモータ及び/又はローラが使用される。
センサアレイ13は、2つのタイプの基板、すなわち、ボンディングパッド45を使用することにより電気的に接続されるセンサアレイサブチップ34及びASIC基板35を含む。ボンディングパッド45は、センサアレイサブチップ34の厚さ及びASIC基板35の厚さと同じ程度の大きさである約数百ミクロンほど基板面よりも上側にある。ボンディングパッドの高さは、この高さに起因して誘導面100上にほぼ位置される誘導素子に対して媒体10が更に近づくことが不可能であるため、従来技術において主要な問題である。
多くの磁気抵抗誘導素子は、センサアレイサブチップ34上に設けられてチップの上端面に位置され、該上端面は、X−Y平面及び媒体10の大きい方の表面と略平行であり、また、形態の更なる詳細は以下の図に示される。永久磁石15は、Z軸のプラス方向に沿って磁気を帯びているとともに、軟強磁性体の磁気バイアスデバイス14を磁化することができ、また、高強度磁場を生み出すことができる大きいサイズのそのような永久磁石15は、媒体10上のインク文字11を磁化することができる。センサアレイチップ34は、媒体10上の磁気マーク11に近接して配置され、したがって、インク文字11における磁場を測定することができる。磁気バイアスデバイス14の形態は、X−Y平面内のセンサアレイ13の誘導面における磁場の強度を減少させることができ、また、この改変に関する詳細は、「感度方向が検出面と平行な磁気的にバイアスされた磁気通貨検出ヘッド」と題される中国特許出願第201210424954.6号に記載されている。
図2は、図1のセンサアレイ13の部分平面図であり、また、図の平面はX−Y平面と平行である。X軸誘導素子32及びY軸誘導素子33は、アレイ内の誘導素子であり、誘導面100上に位置される。センサアレイ13全体は幾つかのサブチップ34,34.1,34.2,...,34.nから構成され、この場合、34.nは、1つの列にn個のチップが存在することを表わす。アレイ全体が図2Bに示される。nの値は約AW17/CW47であり、ここで、AW17はセンサアレイの幅であり、CW47はチップの幅であり、また、CL48は各サブチップの長さである。図2Aは、一対のサブチップ34,35の近接図である。チップ上の棒形状の永久磁石31がセンサアレイサブチップ34の上端面に位置される。
また、図2はASICチップ35の1つの組も示し、また、複数のASICチップ35がセンサアレイサブチップ34に対応して設けられてもよい。ASICチップの量は、図に示される量には限定されず、nに設定されてもよい。ここで、nは自然数である。ASICチップ35の量は、センサアレイサブチップ34の量と必ずしも同じでなくてもよい。この実施形態において、各X軸誘導素子32及び各Y軸誘導素子33は1つのセンサチップワイヤボンディングパッド36を有し、また、接地接続用の1つのワイヤボンディングパッドを有し、そのため、全体で17個のワイヤボンディングパッドが設けられる。一群の整合ASICワイヤボンディングパッド37がASICチップ35の縁部上に配置され、また、隣り合うチップを電気的に接続するためにボンディングワイヤ45が使用される。各X軸誘導素子32及び各Y軸誘導素子33は2つの電気接続点を有し、電気接続点の一方がチップ上の共通のGNDに接続され、また、他方の電気接続点は、チップ上の導体46を使用することによりセンサチップワイヤボンディングパッド36に接続される。
幾つかのワイヤボンディングパッドは、ASICチップ35の縁部に沿って整合態様で配置され、或いは、複数のマルチプレクサを介してセンサアレイにより無作為に選択され得る。図には、2つのマルチプレクサ、すなわち、第1のマルチプレクサ43及び第2のマルチプレクサ44が示されており、また、各マルチプレクサは、典型的な16:1タイプ、すなわち、16個の入力端に接続される1つの出力端を使用するタイプを成している。マルチプレクサのタイプと入力端及び出力端の量とがアプリケーション設計の要件にしたがって調整されてもよい。電流源I1 38及び電流源I2 39がそれぞれ、GND41、第1のマルチプレクサ43、及び、第2のマルチプレクサ44に接続され、このようにすると、センサアレイサブチップ34上の16個の誘導素子32,33のそれぞれを電流源I1 38又は電流源I2 39に対して電気的に接続することができる。
差動増幅ステージとしての増幅器42が2つの入力端を有し、一方の入力端が電流源I1 38からのものであり、他方の入力端が電流源I2 39からのものである。増幅器42からの出力信号は出力40と称される。2つの電流源及び2つの選択された誘導素子は共に「疑似フルブリッジ」を形成する。この特許出願の目的に基づき、「疑似フルブリッジ」とは、2つの(左右の)出力端部を有する電子的抵抗測定デバイスのことであり、各端部は、測定されるべきレジスタへ電流を供給するための電流源を有し、2つの端部間の電位差がブリッジ出力信号であり、また、より多くのタイプの電子的測定デバイスがその後の図に示される。
図1及び図2は、磁気抵抗イメージセンサアレイによる紙幣上及び他の媒体上の磁気マークの検出の基本的な動作原理を十分に説明する。従来技術に関して本発明で成される改変の導入は、図3から始まる。
図3〜図6は本発明の第1の実施形態を示す。図3は、少なくとも1つの感知素子アレイ、少なくとも1つの感知素子アレイ基板50、及び、感知素子アレイに電子的に接続される多用途集積回路を含む、磁気抵抗イメージセンサシステムにおける全ての誘導部品の断面図である。誘導面100が感知素子アレイの幾何学的中心を通過する。感知素子アレイは少なくとも1つの磁気抵抗感知素子を含み、また、既存の磁気抵抗感知素子としては、ホール素子、異方性磁気抵抗(AMR)素子又は巨大磁気抵抗(GMR)素子、及び、TMR(トンネル磁気抵抗)素子が挙げられる。TMR技術は、最先端の技術であり、本発明の好ましい技術でもあるが、他の磁気抵抗誘導素子が本発明において使用されてもよい。媒体へと向かう方向で、本発明の電子サブアセンブリは、誘導面と平行な最大延在面を有し、最大延在面は、Z軸方向で電子サブアセンブリの全てよりも上側の最下面であり、最大延在距離が誘導面と最大延在面との間に形成され、また、最大延在距離を減少させる集積回路及び/又は感知素子アレイ基板の位置配置及び電気的接続により、最大延在距離が100又は150μm以下にされてもよい。
図1と同様に、媒体10は、媒体移動方向12に沿って左から右へ移動し、また、磁気マーク11は、媒体10と共に移動して検出される。従来技術の図1と同様に、永久磁石15は、軟磁性バイアスデバイス14及び磁気マーク11を磁化するべく、Z軸のプラス方向に沿ってバイアス磁場を生み出すために使用される。感知素子アレイ基板50は上端面63及び下端面64を有する。感知素子アレイ65が感知素子アレイ基板50よりも上側に位置される。
この実施形態と図1及び図2に示される既存の形態との間の違いは、感知素子アレイ基板50及びASIC基板51が長手方向に配置され、具体的には、感知素子アレイ基板50がASIC基板51と平行ではなく、ASIC基板51よりも上側に配置されることである。電気的な接続の一部のためにボンディングパッド52が依然として使用され、これらのボンディングパッド52は、感知素子アレイ基板50上ではなく、下側位置にあるASIC基板51上に位置される。ボンディングパッド52に対して電気的絶縁を与えて物理的損傷がボンディングパッド52で生じることを防止するためにバンプ53が接着剤又は高分子である。バンプ53の上端部は、感知素子アレイ基板50の上端よりも低いことが好ましい。ボンディングパッド52に部分的に或いは完全に取って代わって感知素子アレイ基板50の上端面63上に位置される感知素子アレイ65とASIC基板及び磁気抵抗撮像システムの他の部分との間の電気的な接続をもたらすべくIN−CHIP電気ビアが使用され、このビアは、貫通チップビア55、すなわち、本発明では略してTCV55と称される。本発明で言及される物体の「上端面」とは、Z軸方向で最大値を有する表面のことであり、また、物体の「下端面」とは、Z軸方向で最小値を有する表面のことである。前述の長手方向の電気的接続のための他の部分は、半田バンプ57、すなわち、半田材料から形成される小サイズの半田球である。これらの小サイズの半田球は、強固な機械的接続をもたらすとともに、ASIC基板51と感知素子アレイ基板50との間の電気的な接続ももたらす。また、ASIC基板51の上端面から下端面まで長手方向で接続する接続導体TCVがASIC基板51で採用されてもよく、この接続導体TCVはASIC基板に対する電気的接続をもたらす。ASIC基板51はPCB68上に直接に配置され、また、感知素子アレイ基板50はASIC基板51上に位置される。随意的な機械的支持は、硬質プラスチック、セラミック、ガラス繊維、又は、非磁性金属から形成される硬質支持体59である。
フレキシブルプリント回路60が外部電源及び信号出力/入力デバイス66に接続されるべく充填材62の縁部から延出する。フレキシブルプリント回路60は、半田バンプ57を介してPCB68及びASIC基板51に接続されてもよい。また、フレキシブルプリント回路60は、感知素子アレイ基板50の上端面63に接続されてもよいが、この接続態様は、誘導面100を上回る磁気抵抗イメージセンサアレイのアセンブリの高さの増大をもたらし、それにより、磁気抵抗イメージセンサアレイ71と媒体10との間の距離98を増大させる場合があり、また、この実施形態が図10に示される。ハウジング61は、薄く耐摩耗性があり、約200μmの典型的な厚さを有するとともに、通常は非磁性ステンレス鋼から形成され、また、一般に、静電蓄積を防止するために電気的に接地される。ハウジング61は、Z軸方向で磁気抵抗イメージセンサアレイ71から最も遠く離れている表面、すなわち、ハウジング上端面94を有するとともに、Z軸方向で磁気抵抗イメージセンサアレイ71に最も近い表面、すなわち、ハウジング下端面95を有する。ハウジング61は、磁気抵抗イメージセンサアレイ71から媒体10までの最小総距離98を得るために薄くなければならない。
製造時、感知素子アレイ基板50、ASIC基板51、及び、未溶融半田バンプ57は共にPCB68上及び/又はフレキシブルプリント回路60上に配置されてサブアセンブリを形成する。サブアセンブリは半田材料の融点を超える温度まで加熱され、そのため、半田バンプ57が溶かされる。その後、サブアセンブリは、磁気バイアスデバイス14、永久磁石15、及び、硬質支持体59の上に配置された後、取り外し可能な機械的グリッパを用いてハウジング61内に配置される。充填材62は、一般に、製造中に磁気抵抗イメージセンサアレイシステム内の素子間で流れることができるとともに電気的絶縁又は構造的支持の目的で硬化により凝固され得る液体である。充填材62を加えるための方法は、図3の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイのアセンブリがひっくり返されて、充填材をハウジング61内に加えることができるとともに充填材が硬化され、また、充填材62が重力の作用下で特定の位置へ導かれた後に硬化されるというものである。他の方法は、他の外部金型を使用して閉じられたプラスチックキャビティを形成することである。充填材62は、前述したキャビティを形成するためにハウジング61内の空いている空間の大部分に充填される。
電気的絶縁及び機械的強度の特性を得るために、充填材62は、一般に、二液性エポキシ樹脂、熱硬化性樹脂、及び、非熱硬化性プラスチックである。ある状況では、感知素子アレイ基板50及びASIC基板51に沿ってシールが行なわれる必要がある。永久磁石棒15を充填材62によって完全にシールすることができ、或いは、永久磁石棒15が図示のように部分的にシールされてもよい。
本発明は、以下の3つの異なるレベルのパッケージングを有する。
1.ハウジング61及び充填材62を除く薄型磁気抵抗イメージセンサアレイの磁性素子及び電子素子の全てを含む電子サブアセンブリ又は真性センサアレイアセンブリ、
2.電子サブアセンブリ及び充填材62を含む成形サブアセンブリ、
3.ハウジング61及びパッケージ化された電子サブアセンブリを含む密封アセンブリ。
電子サブアセンブリの実施形態では、薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ71が保護ハウジング61及び充填材62を有さない。一般的な状況では、空気が充填された保護隙間が電子サブアセンブリと媒体10との間に設けられる。
成形サブアセンブリの実施形態において、磁気抵抗イメージセンサアレイ71は、媒体10の位置と磁気抵抗イメージセンサアレイ71との間に保護層を有する。保護層は充填材62によって設けられてもよい。充填材62は、電子サブアセンブリの素子のための機械的な支持及び結合作用をもたらしてもよい。充填材62は、強力な耐摩耗性の材料から形成される必要があり、また、媒体10は、保護層と接触してもよく或いは接触しなくてもよく、すなわち、非接触状態で成形サブアセンブリと媒体10との間に隙間が存在する。
密封アセンブリの実施形態において、磁気抵抗イメージセンサアレイ71は、媒体10の位置と磁気抵抗イメージセンサアレイ71との間に保護ハウジング61を有する。この実施形態は、一般に、随意的である充填材62を含む。充填材62は、磁気抵抗イメージセンサアレイ71の素子及びハウジング61のための支持及び結合作用をもたらす。ハウジング61は媒体10と直接接触してもよい。
前述の3つのパッケージング方法は、本発明における集積回路及びチップの配置の実施形態の全てと組み合わせて使用されてもよい。
誘導面100と平行な最大延在面97が媒体10の方向で存在する。最大延在面97は前述の3つのパッケージング方法で使用され、また、最大延在距離96が誘導面100と最大延在面97との間に存在する。真性センサアレイアセンブリの全ての素子及び電気的接続は、最大延在面97よりも下側に位置される。真性センサアレイアセンブリの規定は、機械的な牽引ガイドレール及び構造的支持のような幾つかの形態の存在を可能にし、また、これらの形態のみが、Y軸方向で、媒体10が位置される平面から延出する。すなわち、これらの形態は、図4に示される媒体幅16を超える。
図4は図3の平面図である。明確な図を得るために多くの詳細が省かれる。媒体移動方向12はX軸方向である。X−Y平面が図に示され、Z軸は面外である。輪郭線は媒体10の外形を示す。図4は、媒体10のY軸の全幅、すなわち、媒体幅16を示す。明確な図を得るために、X軸のプラス方向及びマイナス方向の媒体10の長辺が部分的に省かれる。二点鎖線5は図4の一部分を示し、この一部分から図3の断面が描かれる。1つのPCB68がm個のASIC基板51を支持する。明確な図を得るために、ASIC基板51.1,51.(m−1),51.(m)のみが図中に印されている。この実施形態において、各ASIC基板51は3つの磁気抵抗イメージセンサ素子サブアレイ基板50を支持する。ここで、3は、実際には、任意の他の数値の数であってもよい強制的な数値の数である。感知素子アレイ基板50.1,50.2,50.3,50.pが印されている。各磁気抵抗イメージセンサ素子アレイ基板50は感知素子アレイ65を有し、また、65.4,65.5,65.6のみが図に示されて、他が省かれる。明確な図を得るために、磁気抵抗イメージセンサアレイ71の全幅が部分的に省かれる。ハウジング61は、PCB68の外縁よりも僅かに大きい。図に示されるフレキシブルプリント回路60は、単一の回路であり、また、幾つかの平行なフレキシブルプリント回路に分けられてもよく、いずれの態様であろうとも、外部の電気接続部の全てが1つ以上のフレキシブルプリント回路60を通過する必要がある。明確な図を得るために、磁気マーク11は、図3における位置とは異なる位置で不均衡に示される。各センサ素子アレイ65がE個の誘導素子を含む場合、磁気抵抗イメージセンサアレイ71内の誘導素子の量は、N=E×p.(n)である。
図5は、図3における薄型磁気抵抗イメージセンサアレイのアセンブリの拡大断面図である。本発明は、主に、磁気抵抗イメージセンサアレイのZ軸方向の高さを最小限に抑えること、すなわち、誘導面100と媒体10の下端との間の距離98を最小限に抑えることに向けられ、そのため、図5は、Z軸方向の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイの回路システムの必要な特徴を詳細に示す。図5は、回路中の主要な機能素子の好ましい位置を示す図である。また、図5における回路の主な機能が図6のフローチャートに示される。なお、回路の機能素子は、本発明の思想にしたがって異なる態様で配置されてもよい。
図5における断面は、ASIC基板上に位置される感知素子アレイ65.(p−1)及び感知素子アレイ基板50.(p−1)の中心を通過する。磁気抵抗イメージセンサアレイ71は全ての感知素子アレイ65を含む。感知素子アレイ65は、1対1対応態様で感知素子アレイ基板50上に位置される。感知素子アレイ基板50は、この実施形態では完全に同じであり、他の実施形態では異なってもよい。感知素子アレイ65は、感知素子アレイ基板50に形成される標準的なCMOSシリコンベースの回路構造体上に位置される。感知素子アレイ65は、金属薄膜蒸着、パターニング、及び、エッチング;シールド薄膜蒸着、パターニング、及び、エッチング;フォトリソグラフィ、電気メッキ、及び、他の同様の方法などのこの分野で良く知られる平面製造プロセスによって形成される。感知素子アレイ基板50の上端面63上に位置される感知素子アレイ65及び回路の大部分がこのようにして形成される。感知素子アレイ65の全幅は1000nm程度の大きさであり、また、明確に見られるように、図5では、感知素子アレイ65の厚さが増幅される。感知素子アレイ65の幾つかの導電層は、CMOS回路素子及び2次元磁気抵抗イメージセンサアレイ71の電気的接続を容易にするために異なる形状を成している。ナノスケールの感知素子アレイ65は、ゼロでない厚さ及び不規則な形状を有し、したがって、2次元平面内に正確に閉じ込めることができない。本発明の目的を達成するために、誘導面100は、大部分の感知素子アレイ65中の感知素子を通過する平面として規定され、また、感知素子の全ては、誘導面100よりも10μm上側から誘導面100よりも10μm下側までの領域内にある(すなわち、領域の全厚が20μmである)。感知素子アレイ基板50の上端面63は誘導面100と平行である。電気的な接続部を下端面に達する或いは下端面よりも下側に達するように基板を貫いて導くために、幾つかの特別な或いは更なるプロセスが必要とされる。TCV55は、感知素子アレイ基板50の上端面63上及び下端面64上に位置される素子に対する所要の電気的接続をもたらす。また、TCV55は、ASIC基板の上端面56上及びASIC基板51の下端面58上に位置される素子に対する所要の電気的接続ももたらす。
TCV55を製造するための方法は、感知素子アレイ基板50が形成されるウエハ上にエッチングにより穴を設けて、穴の壁を電気的に遮蔽するとともに、電気メッキによって穴内に金属導体を挿入することである。別の製造方法は、TCVの位置でこれらの位置が隣接する他の半導体物質よりも高い導電率を有するように半導体ウエハをドープすることである。TCVは電気的に遮蔽される必要がある。TCVの典型的な直径は50〜100μmである。製造されるウエハの典型的な厚さは200〜500μmである。TCVにより必要とされる基板に関しては、それにより占められる空間がボンディングパッドより小さくない。TCV55は、高さがゼロであり、異なる位置に都合良く配置できるという利点を有する。TCVと比べて、ボンディングパッド52は、ASIC基板51の外周上に列を成して配置できるにすぎず、大部分はASIC基板よりも上側でZ軸方向に延びる。
回路構造は、標準的なCMOSシリコンベースの製造方法によって感知素子アレイ基板50の上端面63上に形成されるとともに、電源1(I1)72及び電源2(I2)73、電流選択スイッチ1(74)及び電流選択スイッチ2(75)、素子選択回路1(76)、素子選択回路2(77)、及び、差動増幅回路(78)を含む。ASIC基板51の上端面56上のCMOS層に形成される回路構造は、電圧調整回路VReg70、アナログ−デジタル変換器(ADC)79、マイクロプロセッサ(MCU)80、高速記憶回路81、及び、長期記憶回路84を含む。電源及びデータ入力/出力デバイスがフレキシブルプリント回路60によって外部回路に接続される。チップ(感知素子アレイ基板50及びASIC基板51)間の電気的な接続は、TCV55及び半田バンプ57を使用することによって実施される。
図6は、薄型磁気抵抗イメージセンサアレイシステムの動作図である。図6の回路図は、薄型磁気抵抗イメージセンサアレイシステムのシステム回路網を表わす。システム回路網は、回路形態を規定する電気的接続、回路部品、データ接続の全てを含む。ここで規定される電気的接続は、異なるタイプの電気的接続、すなわち、TCV、半田バンプ、配線、リード線、及び、チップ、PCB、並びに、フレキシブルプリント回路上のパターン化された配線を含む。2次元誘導素子選択構造は、電流を対象の誘導素子へ案内する。2次元誘導素子選択回路は、必ずしもX軸方向及びY軸方向に空間的に対応しない行及び列から構成される。電源1(72),2(73)の電流は、VReg70から来て、磁気抵抗イメージセンサアレイ71内のN個のセンサ素子のうちの1つへ供給される。電流行選択回路1(74),2(75)及び電流列選択回路1(76),2(77)は全てCMOSスイッチ上に集積される。
差動増幅回路78は、2つの入力信号間の差を増幅することができる。ADC回路79は、差動増幅回路78から増幅されたアナログ信号を受けて、そのアナログ信号をデジタル信号へ変換する。これらの未処理デジタル信号は高速記憶回路81に記憶され得る。マイクロプロセッサ80は、高速記憶回路81に記憶されるこれらの未処理デジタル信号を処理して、媒体10中の磁気マークに対応するサイズの画像を生成することができ、また、画像のデータは、その後の使用のために長期記憶回路84内に保存される。外部ユーザ及びシステムに対するネットワーク通信は、入力/出力ステージ85を介して確立される。マイクロプロセッサ80は、デジタル化、システム時間フロー、通信、誘導素子選択スイッチ、メモリキャッシング及び確定、並びに、画像処理及びシミュレーションを担当する。
図7は動作時系列のフローチャートである。エネルギー素子選択ステップ87では、磁気抵抗イメージセンサアレイ71の給電される必要があるサブアレイ/感知素子アレイ65が選択される。エネルギー供給ステップ88では、磁気抵抗イメージセンサアレイ71の選択されたサブアレイに対して電流又は電圧が供給される。信号選択ステップ89では、信号がそこから収集されるべき磁気抵抗イメージセンサアレイ71のサブアレイが選択される。増幅ステップ90では、信号選択素子89により選択された磁気抵抗イメージセンサアレイ71のサブアレイが差動増幅器78に電気的に接続され、それにより、アナログ電流又はアナログ電圧が増幅される。デジタル化ステップ91では、ADC90が増幅ステップからのアナログ電圧をデジタル信号へ変換する。磁気抵抗イメージセンサアレイ71の各線形誘導素子からの情報は数ビットに達する場合がある。記憶ステップ92では、磁気抵抗イメージセンサアレイ71からの未処理データが高速記憶回路81に記憶される。画像処理ステップ93において、未処理データは、解析されて、特定の時間及び場所に関連付けられる媒体の磁気特性であるデータフォーマットへと変換される。ステップ93からのデジタル磁気画像データは長期記憶回路84に記憶される。
距離98を減少させるための本発明により提供される他の実施形態が図8,9,10に示されており、これらの実施形態は図5の実施形態に基づく変形である。
図8の実施形態も、図3の実施形態におけるハウジング61、永久磁石棒15、磁気バイアスデバイス14、及び、充填材62を有し、これらは、明確な図を得るべく図8では省かれる。図8は、以下の態様が図5と異なる。第1に、PCBが存在せず、硬質支持体59のみが存在する。第2に、フレキシブルプリント回路60がASIC基板51.(m)の上端面及び下端面と接触する。第3に、感知素子アレイ基板50.(P−1)は、ASIC基板51.mよりも上側ではなく、ASIC基板51.mと平行に配置される。第4に、ASIC基板51.mは、感知素子アレイ基板50.(P−1)よりも薄い。前述の違いに起因して、フレキシブルプリント回路60を誘導面100よりも完全に下側に位置させることができ、また、フレキシブルプリント回路60が感知素子アレイ基板51.(P−1)及びASIC基板51.mの上端部に電気的に接続される。チップの厚さとは、チップのZ軸方向のサイズのことである。
幾つかの形態は、図5の実施形態と同じであり、又は、図5の実施形態と機能的に同等である。図6に示される同一の素子は、感知素子アレイ基板50.(P−1)上又はASIC基板51.m上に配置されるVReg70、磁気抵抗イメージセンサアレイ71、...、及び、増幅器78などのシステム回路内の素子である。感知素子アレイ65.(P−1)は感知素子アレイ基板50.(P−1)の上端面63上に位置される。集積回路の一部の素子は、ASIC基板51.(m)の下端に配置される。フレキシブルプリント回路60は、ハウジング61の外側に位置される素子又はデバイスに対する電気的な接続をもたらす。
図9は他の実施形態を示す。図9の実施形態も、図3におけるハウジング61、永久磁石棒15、磁気バイアスデバイス14、及び、充填材62を示し、これらは、明確な図を得るべく図9では省かれる。図6と同様に、VReg70、磁気抵抗イメージセンサアレイ71、...、及び、増幅器78などのシステム回路内の素子は全て、感知素子アレイ基板50.(P−1)の上端面63上に配置される。フレキシブルプリント回路60と感知素子アレイ基板50.(P−1)上に位置される素子との間の電気的な接続のために半田バンプ57が使用される。集積回路の一部の素子は、感知素子アレイ基板50.(P−1)の下端面64上に配置される。フレキシブルプリント回路60は、ハウジング61の外側に位置される素子又はデバイスに対する電気的な接続をもたらす。
図10は他の実施形態を示す。図10の実施形態も、図3におけるハウジング61、永久磁石棒15、磁気バイアスデバイス14、及び、充填材62を示し、これらは、明確な図を得るべく図9では省かれる。図6と同様に、VReg70、磁気抵抗イメージセンサアレイ71、...、及び、増幅器78などのシステム回路内の素子は全て、感知素子アレイ基板50.(P−1)上に配置される。ASIC基板は設けられない。
この実施形態ではTCV55が設けられず、そのため、システム集積回路内の全ての素子が感知素子アレイ基板50.(P−1)の上端面63上に配置される必要がある。フレキシブルプリント回路60と感知素子アレイ基板50.(P−1)上に位置される素子との間の電気的な接続のために半田バンプ57が使用される。フレキシブルプリント回路60は感知素子アレイ基板50.(P−1)よりも上側に位置される必要があり、また、そのような配置により、フレキシブルプリント回路60の上端は、誘導面100からZ軸方向に延出する。フレキシブルプリント回路60は、ハウジング61の外側に位置される素子又はデバイスに対する電気的な接続をもたらす。

Claims (10)

  1. 磁気マークを担持する媒体から画像を読み取るための薄型磁気抵抗イメージセンサアレイであって、電子サブアセンブリを備え、該電子サブアセンブリは、
    少なくとも1つの感知素子アレイであって、少なくとも1つの磁気抵抗感知素子を備える少なくとも1つの感知素子アレイと、
    少なくとも1つの感知素子アレイ基板(50)であって、前記各感知素子アレイが1つの前記感知素子アレイ基板(50)の上端面上に位置され、前記各感知素子アレイ基板(50)が下端面を更に備える、少なくとも1つの感知素子アレイ基板(50)と、
    誘導面であって、前記感知素子アレイの幾何学的中心を通過するとともに前記感知素子アレイ基板(50)の前記上端面と平行な誘導面と、
    少なくとも1つのASIC基板(51)であって、前記感知素子アレイ基板(50)及び前記ASIC基板(51)が長手方向に配置され、前記感知素子アレイ基板(50)その前記下端面側で支持する少なくとも1つのASIC基板(51)と、
    その上端部が感知素子アレイ基板(50)の上端よりも低いバンプ(53)で電気的に絶縁保護されるボンディングパット(52)によって前記ASIC基板(51)と接続されるPCB(68)であって、前記ASIC基板(51)その下端面側で支持するPCB(68)と、
    システム回路網であって、前記感知素子アレイに電子的に接続される1つ以上の用途集積回路を備えるシステム回路網と、
    を備え、
    複数の前記用途集積回路の一部又は全部が前記ASIC基板の上端面上及び/又は下端面上に集積され、
    前記システム回路網が貫通チップビア及び半田バンプを備え、前記貫通チップビア及び半田バンプは、前記システム回路網に対して長手方向の電気的接続の一部又は全部をもたらし、
    前記貫通チップビア(55)によりもたらされる長手方向の電気的接続は、前記感知素子アレイ基板(50)の前記上端面から前記感知素子アレイ基板(50)の前記下端面まで及び前記ASIC基板(51)の上端面から前記ASIC基板(51)の下端面までの長手方向の電気的接続を備え、
    前記感知素子アレイ基板(50)から前記ASIC基板(51)までの長手方向の電気的接続は、前記貫通チップビア(55)及び半田バンプによってもたらし、
    前記媒体へ向かう方向で、前記電子サブアセンブリが前記誘導面と平行な最大延在面を有し、最大延在距離が前記誘導面と前記最大延在面との間に形成され、前記最大延在距離を減少させる前記用途集積回路及び前記感知素子アレイ基板(50)の位置配置及び電気的接続により、前記最大延在距離が150μm以下にされる、薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  2. 複数の前記用途集積回路の一部又は全部が前記感知素子アレイ基板の前記上端面上及び/又は前記下端面上に集積される請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  3. 電源及び信号出力/入力デバイスを備え、前記電源及び前記信号出力/入力デバイスが前記システム回路網に電気的に接続される請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  4. フレキシブルプリント回路(60)を備え、前記フレキシブルプリント回路(60)及び/又は前記PCB(68)は、前記システム回路網に対する所要の電気的接続の一部又は全部をもたらし、前記電源及び前記信号出力/入力デバイスが前記フレキシブルプリント回路上及び/又は前記PCB上に形成される請求項に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  5. 前記電子サブアセンブリが外部にハウジング(61)を有し、前記ハウジング(61)がハウジング上端面及びハウジング下端面を有し、前記ハウジング下端面と前記誘導面との間の最大距離が150μm以下である請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  6. 前記感知素子アレイ基板(50)よりも下側に位置される永久磁石と、前記永久磁石と前記感知素子アレイ基板(50)との間に位置される磁気バイアスデバイスとを備える請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  7. 前記磁気抵抗感知素子は、TMR、AMR、GMR、及び/又は、ホール感知素子である請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  8. 前記用途集積回路は、電力回路、電力選択スイッチ、素子選択回路、差動増幅回路、ADC回路、高速記憶回路、画像記憶回路、長期記憶回路、MCU回路、及び、入力/出力回路、データ解析器、並びに、データ信号変換器のうちの1つ以上を備える請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  9. 充填材(62)を備え、前記充填材(62)が前記電子サブアセンブリ上に保護層を形成し、前記保護層が前記電子サブアセンブリから離間される或いは離間されない請求項1に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
  10. 前記ハウジング(61)と前記電子サブアセンブリとの間の隙間に充填されて前記電子サブアセンブリ上に覆われる充填材を備える請求項に記載の薄型磁気抵抗イメージセンサアレイ。
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