JP6506999B2 - 光束制御部材、発光装置、面光源装置および表示装置 - Google Patents

光束制御部材、発光装置、面光源装置および表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光束制御部材、当該光束制御部材を有する発光装置、面光源装置および表示装置に関する。
液晶表示装置や看板などの透過型画像表示装置では、バックライトとして直下型の面光源装置を使用することがある。近年、光源として複数の発光素子を有する、直下型の面光源装置が使用されている。このような面光源装置では、発光素子の上に、発光素子からの出射光の配光を制御するための光束制御部材が配置されている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、特許文献1に記載の面光源装置10の断面図である。図1に示されるように、面光源装置10は、発光装置20と、空気層を介して発光装置20上に配置された光拡散部材30とを有する。また、発光装置20は、発光素子40と、発光素子40の上に配置されたレンズ(光束制御部材)50とを有する。レンズ50は、発光素子40側に配置された入射面51と、入射面51を取り囲むように配置され、入射面51で入射した光を反射させる反射面52と、入射面51で入射した光および入射面51で入射し反射面52で反射した光を出射させる出射面53とを有する集光レンズである。また、特許文献1に記載の面光源装置10では、入射面51、反射面52または出射面53は、光拡散処理されている。発光素子40から出射した光の一部は、入射面51で入射した後、反射面52で反射して出射面53から外部に出射される。また、発光素子40から出射した光の他の一部は、入射面51で入射した後、反射面52で反射されることなく、そのまま出射面53から外部に出射される。特許文献1に記載の面光源装置10のレンズ50は、入射面51、反射面52または出射面53のいずれかを光拡散処理することで、光拡散部材30における色ムラの発生を防止している。
特開2007−005218号公報
特許文献1に記載の面光源装置10では、レンズ50の入射面51、反射面52または出射面53が光拡散処理されている。ここで、光拡散処理されていない状態で所望の配光特性となるレンズ50において、入射面51、反射面52または出射面53を光拡散処理した場合、光拡散処理した面において光が散乱するため、所望の配光特性を実現することができない。なお、特許文献1に記載のレンズ50は、いわゆる集光レンズであるが、発光素子40から出射された光を滑らかに拡げるいわゆる拡散レンズについても同様の問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、光学面を光拡散処理することなく、出射光の色ムラの発生を抑制することができる光束制御部材を提供することである。また、本発明の別の目的は、この光束制御部材を有する発光素子、面光源装置および表示装置を提供することでもある。
本発明に係る光束制御部材は、発光素子から出射される光の光軸と、その中心軸とが一致するように配置され、前記発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材であって、前記中心軸と交わるように前記発光素子側に配置された第1凹部の内面であり、前記発光素子から出射された光が入射する入射面と、前記中心軸と交わるように前記入射面と反対側に配置され、前記入射面で入射した光を外部に出射させる出射面と、を有し、前記出射面は、前記中心軸と交わるように配置された第2凹部の内面である第1出射面と、前記第1出射面を取り囲むように配置された凸曲面である第2出射面と、を含み、前記第2出射面は、前記中心軸を中心として同心円状に配置された、前記中心軸に沿う方向に突出する円環状の凸部を複数有し、前記中心軸を含む断面において、前記中心軸に垂直な方向における前記凸部のピッチは、一定である。
本発明に係る発光装置は、発光素子と、本発明に係る光束制御部材と、を有する。
本発明に係る面光源装置は、本発明に係る発光装置と、前記発光装置からの光を拡散させつつ透過させる光拡散部材と、を有する。
本発明の表示装置は、本発明に係る面光源装置と、前記面光源装置から出射された光を照射される表示部材と、を有する。
本発明に係る光束制御部材によれば、色ムラの発生を抑制しつつ所望の配光を実現することができる。したがって、本発明によれば、輝度ムラおよび色ムラが少ない面光源装置および表示装置を提供することができる。
図1は、特許文献1に記載の面光源装置の断面図である。 図2A、Bは、実施の形態に係る面光源装置の構成を示す図である。 図3A、Bは、実施の形態に係る面光源装置の構成を示す断面図である。 図4は、図3Bの一部を拡大した部分拡大断面図である。 図5A〜Eは、実施の形態に係る光束制御部材の構成を示す図である。 図6Aは、本実施の形態に係る光束制御部材の断面形状を示すグラフであり、図6Bは、図6Aに示される光束制御部材の断面形状の測定結果から比較例に係る光束制御部材の断面形状の測定結果を引いたグラフである。 図7A、Bは、図6Aの一部を拡大した部分拡大図である。 図8A、Bは、図6Aの一部を拡大した部分拡大図である。 図9A〜Fは、光束制御部材A〜Fの出射面の写真である。 図10Aは、本実施の形態に係る光束制御部材Aの断面形状を示すグラフであり、図10Bは、光束制御部材Aの断面形状の測定結果から比較例に係る光束制御部材Eの断面形状の測定結果を引いたグラフである。 図11Aは、本実施の形態に係る光束制御部材Bの断面形状を示すグラフであり、図11Bは、光束制御部材Bの断面形状の測定結果から比較例に係る光束制御部材Eの断面形状の測定結果を引いたグラフである。 図12Aは、本実施の形態に係る光束制御部材Cの断面形状を示すグラフであり、図12Bは、光束制御部材Cの断面形状の測定結果から比較例に係る光束制御部材Eの断面形状の測定結果を引いたグラフである。 図13Aは、本実施の形態に係る光束制御部材Dの断面形状を示すグラフであり、図13Bは、光束制御部材Dの断面形状の測定結果から比較例に係る光束制御部材Eの断面形状の測定結果を引いたグラフである。 図14Aは、光束制御部材Aを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフであり、図14Bは、光束制御部材Aを用いた場合の光拡散部材上の色度を示すグラフであり、図14Cは、光束制御部材Aを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフである。 図15Aは、光束制御部材Bを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフであり、図15Bは、光束制御部材Bを用いた場合の光拡散部材上の色度を示すグラフであり、図15Cは、光束制御部材Bを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフである。 図16Aは、光束制御部材Cを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフであり、図16Bは、光束制御部材Cを用いた場合の光拡散部材上の色度を示すグラフであり、図16Cは、光束制御部材Cを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフである。 図17Aは、光束制御部材Dを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフであり、図17Bは、光束制御部材Dを用いた場合の光拡散部材上の色度を示すグラフであり、図17Cは、光束制御部材Dを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフである。 図18Aは、光束制御部材Eを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフであり、図18Bは、光束制御部材Eを用いた場合の光拡散部材上の色度を示すグラフであり、図18Cは、光束制御部材Eを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフである。 図19Aは、本実施の形態の変形例に係る光束制御部材の断面形状を示すグラフであり、図19Bは、図19Aに示される光束制御部材の断面形状の設計値から比較例に係る光束制御部材Eの断面形状の設計値を引いたグラフである。 図20Aは、光束制御部材Fを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフであり、図20Bは、光束制御部材Fを用いた場合の光拡散部材上の色度を示すグラフであり、図20Cは、光束制御部材Fを用いた場合の光拡散部材上の輝度を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る面光源装置の代表例として、液晶表示装置のバックライトなどに適する面光源装置について説明する。この面光源装置は、面光源装置からの光を照射される表示部材(例えば液晶パネル)と組み合わせることで、表示装置として使用されうる。
[面光源装置および発光装置の構成]
図2〜図4は、本発明の一実施の形態に係る面光源装置100の構成を示す図である。図2Aは、面光源装置100の平面図であり、図2Bは、側面図である。図3Aは、図2Bに示されるA−A線の断面図であり、図3Bは、図2Aに示されるB−B線の断面図である。図4は、図3Bの一部を拡大した部分拡大断面図である。
図2〜図4に示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100は、筐体110、基板120、複数の発光装置130および光拡散部材160を有する。基板120は、筐体110の底板上に配置されており、複数の発光装置130は、基板120上に一定の間隔で配置されている。筐体110の天板には、開口部が設けられている。光拡散部材160は、この開口部を塞ぐように、複数の発光装置130上に基板120と略平行に配置されており、発光面として機能する。発光面の大きさは、特に限定されないが、例えば約400mm×約700mmである。
複数の発光装置130は、それぞれ基板120上に固定されている。複数の発光装置130は、それぞれ発光素子131および光束制御部材141を有している。
発光素子131は、面光源装置100の光源である。発光素子131は、例えば白色発光ダイオードなどの発光ダイオード(LED)である。
光束制御部材141は、発光素子131から出射された光の配光を制御する。光束制御部材141は、その中心軸CAが発光素子131の光軸LAに一致するように、発光素子131の上に配置されている。ここで「発光素子の光軸」とは、発光素子131からの立体的な出射光束の中心の光線を意味する。発光装置130の光軸は、発光素子131の光軸LAおよび光束制御部材141の中心軸CAと一致する(図4参照)。基板120と光束制御部材141との間には、発光素子131から発せられる熱を外部に逃がすための隙間が形成されている。
光束制御部材141は、一体成形により形成されている。光束制御部材141の材料は、所望の波長の光を通過させ得る材料であれば特に限定されない。たとえば、光束制御部材141の材料は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂(EP)などの光透過性樹脂、またはガラスである。光束制御部材141の形状については、別途詳細に説明する。
光拡散部材160は、光拡散性を有する板状の部材であり、発光装置130からの出射光を拡散させつつ透過させる。通常、光拡散部材160の大きさは、液晶パネルなどの被照射部材の大きさとほぼ同じである。たとえば、光拡散部材160は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、スチレン・メチルメタクリレート共重合樹脂(MS)などの光透過性樹脂により形成される。光拡散性を付与するため、光拡散部材160の表面に微細な凹凸が形成されているか、または光拡散部材160の内部にビーズなどの光拡散子が分散している。
発光素子131から出射された光は、光束制御部材141により径方向(中心軸CAから遠ざかる方向)に拡げられる。その効果は、発光素子131からの出射光束のうち中心軸CAに対する角度が小さな光において顕著である。発光装置130から出射された光は、光拡散部材160に到達する。光拡散部材160に到達した光は、光拡散部材160を拡散しつつ透過する。
[光束制御部材の構成]
図5A〜Eは、本実施の形態に係る光束制御部材141の構成を示す図である。図5Aは、光束制御部材141の平面図であり、図5Bは、正面図であり、図5Cは、背面図であり、図5Dは、底面図であり、図5Eは、図5Aに示されるA−A線の断面図である。
図5A〜Eに示されるように、光束制御部材141は、入射面142、裏面143、出射面144、鍔部145および複数の脚部146を有する。
入射面142は、光束制御部材141の下側の中央部に、中心軸CAを交わるように発光素子131側に配置された第1凹部147の内面である。入射面142は、発光素子131から出射された光を、進行方向を制御しながら光束制御部材141の内部に入射させる。入射面142の形状は、特に限定されない。本実施の形態では、入射面142の形状は、断面が半楕円状の非球面である。また、入射面142は、中心軸CAを回転軸とした回転対称面でもある。
裏面143は、光束制御部材141の下側(発光素子131側)に位置し、第1凹部147の開口縁部から径方向(中心軸CAに垂直な方向)に延在する平面である。裏面143には、複数の脚部146が等間隔に配置されている。
出射面144は、入射面142で光束制御部材141の内部に入射した光を、その進行方向を制御しながら外部に出射する。出射面144は、中心軸CAに交わるように発光素子131側に配置され、鍔部145よりも上側(光拡散部材160側)に向けて突出している。
出射面144は、光束制御部材141の中心軸CAを中心とする所定範囲に位置する第1出射面148と、第1出射面148の周囲に連続して形成される第2出射面149とを有する(図5E参照)。
第1出射面148は、光束制御部材141の中心軸CA(発光素子131の光軸LA)と交わる位置に配置された、下側(発光素子131側)に凸の第2凹部の内面である。言い換えれば、第2凹部(第1出射面148)は、全体として凸曲面状に形成された光束制御部材141の出射面144の中心軸CA(発光素子131の光軸LA)と交わる位置に配置されている。なお、第1出射面148は、第1出射面148の中心軸から外縁部にかけての母線(中心軸CAを含む断面における第1出射面148の形状)が下側(発光素子131側)に対して凹(上側(光拡散部材160側)に凸)の曲線となるように形成されていてもよい。
第2出射面149は、第1出射面148を取り囲むように位置する、全体として上側(光拡散部材160側)に凸の曲面(凸曲面)である。第2出射面149の形状は、全体として円環面の一部を切り取ったような凸形状である。詳細は後述するが、出射面144には、複数の微細な円環状の凸部150が形成されている(図7および図8参照)。なお、特に図示しないが、出射面144は、第2出射面149の周囲に第3出射面を有していてもよい。第3出射面は、中心軸CAを含む断面において、直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。
なお、第1出射面148が、第1出射面148の中心軸から外縁部にかけての母線が下側(発光素子131側)に対して凹(上側(光拡散部材160側)に凸)の曲線である場合、第1出射面148および第2出射面149の境界は、中心軸CAに沿う方向において、第1出射面148と中心軸CAとの交点と、出射面144の頂部との間の中点などであってもよい。
鍔部145は、出射面144の外周部と裏面143の外周部との間に位置し、径方向外側に突出している。鍔部145の形状は、略円環状である。鍔部145は、必ずしも必要ではないが、鍔部145を設けることで、光束制御部材141の取り扱いおよび位置合わせが容易になる。鍔部145の厚みは、特に限定されず、出射面144の必要面積や鍔部145の成形性などを考慮して決定される。
複数の脚部146は、裏面143の外周部に、裏面143から下側(発光素子131側)に向かって突出している円柱状の部材である。複数の脚部146は、発光素子131に対して適切な位置に光束制御部材141を支持する。
発光素子131から出射した光は、入射面142で光束制御部材141内に入射する。このとき、入射面142の形状により、発光素子131からの光(特に光軸LA近傍の光)は、径方向(発光素子131の光軸LAから遠ざかる方向)に向けて拡げられる。光束制御部材141内に入射した光は、出射面144で外部に出射する。このときも、出射面144の形状により、発光素子131からの光は、径方向(発光素子131の光軸LAから遠ざかる方向)に向けてさらに拡げられる。結果として、発光装置130からは、広い角度範囲に滑らかに拡げられた光が出射される。
ここで、出射面144について詳細に説明する。図6〜図8は、出射面144を説明するためのグラフである。図6Aは、本実施の形態に係る光束制御部材141の中心軸CAを含む断面形状の測定結果を示している。図6Bは、凸部150を有する、本実施の形態に係る光束制御部材141の光軸LAを含む断面形状の測定結果(図6A)から、凸部150を有しない、比較例の光束制御部材の光軸LAを含む断面形状の測定結果を差し引いた結果を示している。図7Aは、図6Aにおける領域aの部分拡大図であり、図7Bは、図6Aにおける領域bの部分拡大図である。図8Aは、図6Aにおける領域cの部分拡大図であり、図8Bは、図6Aにおける領域dの部分拡大図である。図6〜図8における横軸は、光束制御部材141の中心軸CAからの距離(mm)を示しており、縦軸は、第1出射面148の中心に対する高さ(mm)を示している。なお、出射面144は、中心軸CA(光軸LA)を回転軸とする回転対称に形成されているため、図6〜図8では、中心軸CAを含む断面の右半分のみについて示している。
前述したように、出射面144は、複数の微細な円環状の凸部150を有する。すなわち、2つの凸部150の間には円環状の凹部が形成される。これら凸部150と円環状の凹部とは滑らかに接続され、外観上では出射面144のうねり(波形)として認識される。複数の凸部150は、少なくとも第2出射面149に形成されている。本実施の形態では、複数の凸部150は、第1出射面148および第2出射面149の両方の全体に形成されている。うねりとして認識される微細な凸部150を形成されている出射面144では、凸部150を形成されていない出射面に比べて、光の出射方向が場所ごとにわずかに変えられる。このため、出射面144で色分離した光は、被照射面上で適度に混ざり合う。一方で、周期的に形成された複数の微細な凸部150は、光の出射方向を周期的に変えるものであり、散乱(微小範囲に到達した光があらゆる方向に分散される状態)とは異なるため、光束制御部材141の全体としての配光特性は、ほとんど変化しない。その結果、所望の配光特性を実現しつつ、色ムラの発生を抑制することができる。
第1出射面148および第2出射面149に配置された複数の微細な円環状の凸部150は、中心軸CAを中心として同心円状に配置されている。また、第1出射面148および第2出射面149に配置された複数の凸部150は、中心軸CAに沿う方向に突出している。図6B、図7および図8に示されるように、第1出射面148および第2出射面149を平面視したときにおける凸部150のピッチ(凸部150の頂点(稜線)間の間隔)は、第1出射面148の中央部分から第2出射面149の外周部まで一定である。すなわち、中心軸CAを含む断面において、中心軸CAに垂直な方向における凸部150のピッチは、一定である。中心軸CAに垂直な方向における凸部150のピッチは、特に限定されないが、0.1〜0.5mmの範囲内であることが好ましい。凸部150のピッチが0.1mm未満の場合、1つの凸部150内における出射面の角度変化が大きくなりすぎるため、所望の配光を実現できないおそれがある。一方、凸部150のピッチが0.5mm超の場合、1つの凸部150内における出射面の角度変化が小さくなりすぎるため、色ムラの発生を十分に抑制できないおそれがある。このように、出射面144(第1出射面148および第2出射面149)に、中心軸CAに垂直な方向に一定間隔で凸部150を形成することで、出射面144から出射する光の配光を連続的に変化させ、光拡散部材160上に色ムラの発生を抑制することができる。また、凸部150を中心軸CAに沿う方向に突出させることにより、アンダーカット部が形成されることがなく、金型の製造が容易となる。
凸部150の高さは、特に限定されないが、0.05mm以下であることが好ましい。凸部150の高さが0.05mm超の場合、1つの凸部150内における出射面の角度変化が大きくなりすぎるため、所望の配光を実現できないおそれがある。なお、出射面144における径方向の位置において、凸部150の高さを中心軸CAに近づくにしたがって漸減するように形成してもよい(後述の変形例参照)。すなわち、色ムラ発生の抑制に効果的な位置のみに凸部150が形成されていればよい。また、第1出射面148に凸部150を形成する場合は、光軸LA近傍の光を拡げる効果を弱めないようにするため、凸部150の頂部と中心軸CAとが交わらないようにすることが好ましい。ここで、「凸部の高さ」とは、波形で形成されるうねりの振幅であって、中心軸CAを含む断面において、隣接する2つの凸部150の頂点を結ぶ直線と、この2つの凸部150の間の凹部とその両側にある2つの凹部の谷底を結ぶ直線との距離(当該凸部の頂点を通る中心軸CAに平行な方向の間隔)の半分に相当する長さを意味する。
[実験1]
実験1では、中心軸CAを含む断面における凸部150の設計上のピッチおよび/または凸部150の高さの異なる4種類の光束制御部材141を観察し、各光束制御部材A〜Eを用いた面光源装置100において、光拡散部材160上における色度Y値および輝度分布について測定した。実験1では、それぞれ設計値において、ピッチが0.288mm、高さが0.015mmの光束制御部材(以下、「光束制御部材A」ともいう)と、ピッチが0.288mm、高さが0.030mmの光束制御部材(以下、「光束制御部材B」ともいう)と、ピッチが0.192mm、高さが0.015mmの光束制御部材(以下、「光束制御部材C」ともいう)と、ピッチが0.192mm、高さが0.030mmの光束制御部材(以下、「光束制御部材D」ともいう)とを使用した。さらに、比較のため凸部150を有さない(ピッチが0mm、高さが0mm)光束制御部材(以下、「光束制御部材E」ともいう)に対しても同様の測定を行った。
まず、光束制御部材A〜Eの外観形状を観察した。また、第2出射面149にのみ凸部150を形成した光束制御部材を作製し、出射面を観察した。図9Aは、光束制御部材Aの出射面の写真であり、図9Bは、光束制御部材Bの出射面の写真であり、図9Cは、光束制御部材Cの出射面の写真であり、図9Dは、光束制御部材Dの出射面の写真であり、図9Eは、光束制御部材Eの出射面の写真であり、図9Fは、第2出射面149にのみ凸部150を形成した光束制御部材の出射面の写真である。これらの写真では、照明光が反射している部分(左下の部分)において、複数の凸部150を視認することができる。
図9A〜Eに示されるように、作製した光束制御部材A〜Eでは、出射面144に形成した凸部150が細い線となって観察された。また、図9Fに示されるように、破線を境界として、凸部150の有無を観察することができた。
ついで、中心軸CAを含む断面において、光束制御部材A変〜Eの出射面144の形状を測定した。図10Aは、光束制御部材Aの出射面の中心軸CAを含む断面形状の測定結果を示しており、図10Bは、光束制御部材Aと光束制御部材Eとの出射面の形状の差異を示している。図11Aは、光束制御部材Bの出射面の中心軸CAを含む断面形状の測定結果を示しており、図11Bは、光束制御部材Bと光束制御部材Eとの出射面の形状の差異を示している。図12Aは、光束制御部材Cの出射面の中心軸CAを含む断面形状の測定結果を示しており、図12Bは、光束制御部材Cと光束制御部材Eとの出射面の形状の差異を示している。図13Aは、光束制御部材Dの出射面の中心軸CAを含む断面形状の測定結果を示しており、図13Bは、光束制御部材Dと光束制御部材Eとの出射面の形状の差異を示している。図10〜図13に示されるように(光束制御部材Eは図示せず)、中心軸CAを含む断面におけるピッチおよび高さの異なる5種類の光束制御部材A〜Eを準備した。なお、これらの測定結果より、加工上の課題により設計値通りの高さが得られていないことがわかる。
図14〜図18は、光束制御部材の中心からの距離と、色度Y値または輝度分布の測定結果とを示すグラフである。色度Y値および輝度分布の測定は、1つの発光装置130のみを有する面光源装置100を用いて行った。なお、測定に使用した面光源装置100において、基板120と光拡散部材160との間隔は、24mmとした。
図14Aは、光束制御部材Aを用いた場合の光拡散部材160上における輝度分布であり、図14Bは、光束制御部材Aの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における色度Y値との関係を示すグラフであり、図14Cは、光束制御部材Aの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における輝度(cd/m)との関係を示すグラフである。図15Aは、光束制御部材Bを用いた場合の光拡散部材160上における輝度分布であり、図15Bは、光束制御部材Bの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における色度Y値との関係を示すグラフであり、図15Cは、光束制御部材Bの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における輝度(cd/m)との関係を示すグラフである。図16Aは、光束制御部材Cを用いた場合の光拡散部材160上における輝度分布であり、図16Bは、光束制御部材Cの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における色度Y値との関係を示すグラフであり、図16Cは、光束制御部材Cの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における輝度(cd/m)との関係を示すグラフである。図17Aは、光束制御部材Dを用いた場合の光拡散部材160上における輝度分布であり、図17Bは、光束制御部材Dの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における色度Y値との関係を示すグラフであり、図17Cは、光束制御部材Dの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における輝度(cd/m)との関係を示すグラフである。図18Aは、光束制御部材Eを用いた場合の光拡散部材160上における輝度分布であり、図18Bは、光束制御部材Eの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における色度Y値との関係を示すグラフであり、図18Cは、光束制御部材Eの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における輝度(cd/m)との関係を示すグラフである。図13〜図17の横軸は、光拡散部材160上における光束制御部材141の中心軸CAからの距離(mm)を示している。また、図14B、図15B、図16B、図17Bおよび図18Bの縦軸は、光拡散部材160上における色度Y値を示している。図14C、図15C、図16C、図17Cおよび図18Cの縦軸は、光拡散部材160上における輝度(cd/m)を示している。
図14B、図15B、図16B、図17Bおよび図18Bの破線で囲まれた領域に示されるように、本実施の形態に係る光束制御部材A〜Dを使用した場合は、色のコントラストが弱くなり、色ムラが解消された。特に凸部150のピッチが短く設計されたものよりもピッチが長く設計されたもの(光束制御部材AおよびB)の方が、色のコントラストが顕著に弱くなり、色ムラが顕著に解消された。図10B、図11B、図12Bおよび図13Bに示される測定結果に照らして考察すると、凸部150の実際の高さが同一のもの同士で対比したピッチの効果を確認できていない。光束制御部材Bが光束制御部材Dよりも色ムラ解消効果を有しているのは、ピッチの差ではなく、実際の製品における凸部150の高さの違いが影響している可能性がある。しかしながら、本実施の形態に係る光束制御部材A〜Dにおける凸部150の実際のピッチおよび高さであれば、いずれも色ムラの解消効果が確認された。なお、特に図示しないが、凸部150のピッチが短く、かつ高さが低い凸部150が第2出射面149にのみ形成されている光束制御部材でも、色のコントラストが弱くなり、色ムラが解消された。さらに、図14〜図17と図18とを比較することでわかるように、本実施の形態に係る光束制御部材A〜Dを使用した場合であっても、比較例の光束制御部材Eと同様の輝度分布であった。
[効果]
本実施の形態に係る光束制御部材141は、出射面144に中心軸CAに垂直な方向へ一定ピッチで形成され、中心軸CAに沿う方向に突出している、微細な円環状の凸部150が複数形成されているため、凸部150を有しない光束制御部材と同様に、発光素子131から出射された光を拡げつつ、出射方向を僅かに変えることにより、色ムラを解消することができる。また、本実施の形態に係る光束制御部材141は、アンダーカット部を有さないため、光束制御部材141を製造するための金型を容易に作製することができる。
一方、特許文献1に記載のレンズ50(光束制御部材)において、出射面53を光拡散処理した場合、出射面53から出射される光は、散乱により全方向に向かって出射される。このとき、出射面53から側方に向かう光は、光拡散部材30までの距離が長いため、発光装置20の光拡散部材30における色ムラに及ぼす影響は少ない。一方、出射面53から直上に向かう光は、光拡散部材30までの距離が短いため、発光装置20の光拡散部材30における色ムラに大きな影響を与えてしまう。すなわち、特許文献1に記載のレンズ50では、出射面53を光拡散処理した場合であっても、発光装置20の光拡散部材30上において色ムラが生じてしまう。また、仮に出射面53が本発明のように球面や非球面である場合、中心軸CAに沿う方向にブラスト処理しても均一に光拡散処理することができない。
また、特許文献1に記載のレンズ50において、入射面51または反射面52を光拡散処理した場合、アンダーカット部が形成されるため、レンズ50を製造するための金型の構造が複雑になってしまう。
[変形例]
次に、本実施の形態の変形例に係る光束制御部材について説明する。変形例に係る光束制御部材は、本実施の形態に係る光束制御部材141のうち、凸部の高さが中心軸CAに近づくにしたがって減少するように形成されている点のみ異なる。そこで、本実施の形態に係る光束制御部材141と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる構成要素について説明する。
図19は、変形例に係る光束制御部材の出射面の形状を説明するためのグラフである。図19Aは、本実施の形態の変形例に係る光束制御部材の中心軸CAを含む断面形状の設計値を示している。図19Bは、凸部を有する、本実施の形態の変形例に係る光束制御部材の光軸LAを含む断面形状の設計値(図19A)から、凸部を有しない、比較例の光束制御部材Eの光軸LAを含む断面形状の設計値を差し引いた結果を示している。図19における横軸は、光束制御部材の中心軸CAからの距離(mm)を示しており、縦軸は、第1出射面の中心に対する高さ(mm)を示している。なお、出射面は、中心軸CA(光軸LA)を回転軸とする回転対称に形成されているため、図19Aでは、中心軸CAを含む断面の右半分のみについて示している。
変形例に係る光束制御部材の出射面は、第1出射面および第2出射面を有する。第1出射面および第2出射面は、複数の微細な円環状の凸部を有する。すなわち、2つの円環状の凸部の間には円環状の凹部が形成される。これら凸部と凹部とは滑らかに接続され、外観上では出射面のうねりとして認識される。中心軸CAを含む断面における第1出射面の複数の凸部および第2出射面における複数の凸部の形状は、波形である。
各凸部の高さは、第2出射面の外縁部から中心軸CAに向かうにつれて減少する。凸部の高さが減少する程度は、特に限定されない。凸部の高さは、均一に減少してもよいし、減少幅が徐々に大きくなるように減少してもよいし、減少幅が徐々に小さくなるように減少してもよい。また、凸部の高さの減少幅は、増加した後に減少してもよい。本実施の形態では、凸部の高さの減少幅は、第2出射面の外縁部側では小さく、中心軸に向かうにつれて、増加した後に再び減少するように変化する。ここで、減少幅とは、任意の凸部の高さと当該凸部の内側に隣接する凸部の高さとの差を意味する。なお、第1出射面の中心軸CAと交わる位置においては、凸部の高さは、0であることが好ましい。すなわち、第1出射面と中心軸CAとは、垂直に交わることが好ましい。
[実験2]
実験2では、凸部の高さが、第2出射面の外縁部から中心部に向かうにつれて減少する変形例に係る光束制御部材Fを用いた面光源装置において、光拡散部材160上における色度Y値および輝度分布について測定した。
図20は、光束制御部材Fの中心からの距離と、色度Y値または輝度分布の測定結果とを示すグラフである。色度Y値および輝度分布の測定は、1つの発光装置のみを有する面光源装置を用いて行った。なお、測定に使用した面光源装置において、基板120と光拡散部材160との間隔は、24mmとした。なお、凸部の高さの減少幅は、第2出射面の外縁部側から中心軸に向かうにつれて増加した後に減少するように設計されている(図19B参照)。
図20Aは、光束制御部材Fを用いた場合の光拡散部材160上における輝度分布であり、図20Bは、光束制御部材Fの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における色度Y値との関係を示すグラフであり、図20Cは、光束制御部材Fの中心軸CAからの距離(mm)と、光拡散部材160上における輝度(cd/m)との関係を示すグラフである。図20Bの縦軸は、光拡散部材160上における色度Y値を示している。また、図20Cの縦軸は、光拡散部材160上における輝度(cd/m)を示している。
図20Bの破線で囲まれた領域に示されるように、本実施の形態の変形例に係る光束制御部材Fを使用した場合は、実施の形態に係る光束制御部材141よりも、色のコントラストが弱くなり、色ムラがさらに解消された。また、図18と図20を比較することでわかるように、本実施の形態の変形例に係る光束制御部材Fを使用した場合であっても、比較例の光束制御部材Eと同様の輝度分布であった。
本発明に係る光束制御部材を有する面光源装置は、例えば、液晶表示装置のバックライトや看板、一般照明などに適用することができる。
10 面光源装置
20 発光装置
30 光拡散部材
40 発光素子
50 レンズ
51 入射面
52 反射面
53 出射面
100 面光源装置
110 筐体
120 基板
130 発光装置
131 発光素子
141 光束制御部材
142 入射面
143 裏面
144 出射面
145 鍔部
146 脚部
147 第1凹部
148 第1出射面
149 第2出射面
150 凸部
160 光拡散部材
CA 光束制御部材の中心軸
LA 発光素子の光軸

Claims (9)

  1. 発光素子から出射される光の光軸と、その中心軸とが一致するように配置され、前記発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材であって、
    前記中心軸と交わるように前記発光素子側に配置された第1凹部の内面であり、前記発光素子から出射された光が入射する入射面と、
    前記中心軸と交わるように前記入射面と反対側に配置され、前記入射面で入射した光を外部に出射させる出射面と、
    を有し、
    前記出射面は、
    前記中心軸と交わるように配置された第2凹部の内面である第1出射面と、
    前記第1出射面を取り囲むように配置された凸曲面である第2出射面と、
    を含み、
    前記第2出射面は、前記中心軸を中心として同心円状に配置された、前記中心軸に沿う方向に突出する円環状の凸部を複数有し、
    前記中心軸を含む断面において、前記中心軸に垂直な方向における前記凸部のピッチは、一定である、
    光束制御部材。
  2. 前記中心軸を含む断面において、
    前記中心軸に垂直な方向における前記凸部のピッチは、0.1〜0.5mmの範囲内であり、
    前記凸部の高さは、0.05mm以下である、
    請求項1に記載の光束制御部材。
  3. 前記第1出射面は、前記中心軸を中心として同心円状に配置された、前記中心軸に沿う方向に突出する円環状の凸部を複数有し、
    前記中心軸を含む断面において、前記中心軸に垂直な方向における前記第1出射面の凸部および前記第2出射面の凸部のピッチは、一定である、
    請求項1または請求項2記載の光束制御部材。
  4. 前記中心軸を含む断面における前記第2出射面の凸部、または前記第1出射面の凸部および前記第2出射面の凸部の形状は、波形である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  5. 前記第2出射面の凸部、または前記第1出射面の凸部および前記第2出射面の凸部の高さは、前記第2出射面の外縁部から前記中心軸に向かうにつれて減少する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  6. 前記第2出射面の凸部、または前記第1出射面の凸部および前記第2出射面の凸部のうちの、1つの凸部の高さと当該凸部の内側に隣接した凸部の高さとの差は、前記第2出射面の外縁部から前記中心軸に向かうにつれて、増加した後に減少する、請求項5に記載の光束制御部材。
  7. 発光素子と、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の光束制御部材と、
    を有する、発光装置。
  8. 請求項7に記載の発光装置と、
    前記発光装置からの光を拡散させつつ透過させる光拡散部材と、
    を有する、面光源装置。
  9. 請求項8に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置から出射された光を照射される表示部材と、
    を有する、表示装置。
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