JP6983116B2 - 面光源装置および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、面光源装置および表示装置に関する。
液晶表示装置などの透過型画像表示装置では、バックライトとして直下型の面光源装置を使用することがある。近年、光源として複数の発光素子を有する、直下型の面光源装置が使用されるようになってきている。
たとえば、直下型の面光源装置は、複数の発光素子と、複数の光束制御部材(レンズ)と、光拡散板とを有する。発光素子は、例えば白色発光ダイオードなどの発光ダイオード(LED)である。複数の発光素子は、面光源装置内部の底面に格子状に配置されている。各発光素子の上には、各発光素子から出射された光を基板の面方向に拡げる光束制御部材が配置されている。光束制御部材から出射された光は、光拡散板により拡散され、被照射部材(例えば液晶パネル)を面状に照らす。
従来の面光源装置は、一の発光素子と他の発光素子の間の領域が暗くなることによる輝度ムラを抑制するために、発光素子から光束制御部材を介して出射される光が、発光素子の光軸から離れる方向(水平方向)に広く拡がるように設計されている。
図1は、従来の面光源装置の一部の構成を示す断面図である。図1に示されるように、従来の面光源装置1は、発光素子2と、第1光束制御部材3と、第2光束制御部材4とを含む(例えば特許文献1参照)。第1光束制御部材3は、発光素子2から出射された光が入射する入射面3Aと、入射面3Aに入射した光を外部に出射する出射面3Bとを有する。第2光束制御部材4は、第1光束制御部材3から出射した光が入射する入射面4Aと、入射面4Aで入射した光を外部に出射する出射面4Bとを有する。第2光束制御部材4の入射面4Aは、発光素子2に対して凹形状の面であり、発光素子2の発光面と対向するように形成されている。そして、第2光束制御部材4の裏面は、発光素子2を保持するケーシングボディ5と接している。
そして、発光素子2から出射した光は、第1光束制御部材3に入射し、光軸LAから離れる方向に屈折して出射される(点線)。第1光束制御部材3から出射した光は、第2光束制御部材4に入射し、光軸LAからさらに離れる方向に屈折して出射される(点線)。それにより、発光素子2からの光を光軸LAから離れる方向に広く拡げることができる。
ところで、近年、ローカルディミング機能を有する面光源装置が普及しつつある。ローカルディミング機能とは、ディスプレイの表示画面をいくつかの区画に分け、それぞれの区画に映し出される映像の明るさに合わせてバックライトの明るさを調整する技術である。つまり、ローカルディミング機能を発揮させるためには、面光源装置を構成する複数の発光素子の発光量を個々に制御する必要がある。したがって、発光素子から出射される光を拡げつつも、1つの発光素子から出射される光が、隣の発光素子から出射される光と過度に重ならないことが求められる。即ち、発光素子から光束制御部材を介して出射される光が、発光素子の光軸LA近傍に適度に拡がりやすく、かつ光軸LAから離れる方向(水平方向)には拡がりすぎないことが求められる。
特表2009−510731号公報
しかしながら、従来の面光源装置1では、発光素子2から第2光束制御部材4を介して出射した光は、光軸LAから離れる方向に拡がりやすい。そのため、1つの発光素子から出射される光が、隣の発光素子から出射される光と過度に重なり、コントラストが低下しやすい。そのような面光源装置は、例えばローカルディミング機能を有するディスプレイの面光源装置としては適していない。
本発明は、発光素子から出射される光が、発光素子の光軸近傍に適度に拡がりつつ、かつ光軸から離れた位置に過度に拡がることがない面光源装置、および当該面光源装置を有する表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る面光源装置は、基板と、前記基板上に配置され、発光素子および前記発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材をそれぞれ含む複数の発光装置と、前記複数の発光装置からの光を拡散させつつ透過させる光拡散板とを有する面光源装置であって、前記光束制御部材は、前記光束制御部材の中心軸と交わるように前記発光素子側に形成された凹部の内面である入射面と、前記中心軸と交わるように前記光拡散板側に配置された、前記発光素子側に向けて凸の第1出射面と、前記第1出射面を取り囲むように配置された、前記光拡散板側に向けて凸の第2出射面と、を含む出射面と、を有し、前記光束制御部材は、前記発光素子の発光中心が前記中心軸上に位置するように配置されており、前記光拡散板は、前記中心軸に垂直に配置されており、前記複数の発光装置のそれぞれは、前記発光中心からの発光角度θが0°以上80°未満の光について、以下の式(1)および式(2)を満たす。
y<2P 式(1)
[上記式(1)において、yは、当該発光装置の前記発光中心から発光角度θで出射された光線の前記光拡散板上の到達点の当該発光装置の前記中心軸からの距離である。Pは、当該発光装置と当該発光装置に最も近い前記発光装置との間の中心間距離である。]
1.0G−1.5G<1.5G−2.0G 式(2)
[上記式(2)において、1.0Gは、当該発光装置の前記中心軸と当該発光装置の前記出射面の外縁のうち前記中心軸に最も近い点とを含む前記面光源装置の断面についての、前記光拡散板上の輝度分布に対応する輝度分布曲線において、前記中心軸から前記中心間距離の1.0倍の位置に対応した輝度値の点における接線の傾きである。1.5Gは、当該輝度分布曲線において、前記中心軸から前記中心間距離の1.5倍の位置に対応した輝度値の点における接線の傾きである。2.0Gは、当該輝度分布曲線において、前記中心軸から前記中心間距離の2.0倍の位置に対応した輝度値の点における接線の傾きである。]
本発明に係る表示装置は、本発明に係る面光源装置と、前記面光源装置から出射された光を照射される被照射部材と、を有する。
本発明に係る面光源装置は、発光素子から出射される光が、発光素子の光軸近傍に適度に拡がりつつ、かつ光軸から離れた位置に過度に拡がることはない。よって、本発明に係る面光源装置および当該面光源装置を有する表示装置は、被照射面上に明部を生じさせにくい。
図1は、従来の面光源装置の構成を示す図である。 図2A、Bは、本発明の一実施の形態に係る面光源装置の構成を示す図である。 図3A、Bは、本発明の一実施の形態に係る面光源装置の断面図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る面光源装置の部分拡大断面図である。 図5A〜Cは、本発明の一実施の形態に係る光束制御部材の構成を示す図である。 図6A、Bは、面光源装置における光路図である。 図7は、面光源装置の特徴を説明するための図である。 図8A、Bは、発光角度、出射角度および光線到達位置を説明するためのグラフである。 図9A、Bは、傾きの求め方を説明するためのグラフである。 図10A、Bは、傾きの求め方を説明するための他のグラフである。
以下、本発明に係る面光源装置および表示装置について、添付した図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、本発明の面光源装置の代表例として、液晶表示装置のバックライトなどに適する、発光装置が格子状に配置されている面光源装置について説明する。
(面光源装置の構成)
図2〜図4は、本発明の一実施の形態に係る面光源装置100の構成を示す図である。図2Aは、本発明の一実施の形態に係る面光源装置100の平面図であり、図2Bは、正面図である。図3Aは、図2Bに示されるA−A線の断面図であり、図3Bは、図2Aに示されるB−B線の断面図である。図4は、面光源装置100の部分拡大断面図である。
図2A、B、図3A、Bおよび図4に示されるように、面光源装置100は、筐体110と、複数の発光装置200と、光拡散板120とを有する。本発明の面光源装置100は、液晶表示装置のバックライトなどに適用できる。また、図2Bに示されるように、面光源装置100は、液晶パネルなどの表示部材(被照射面)107(図2Bにおいて、点線で示している)と組み合わせることで、表示装置100’としても使用できる。複数の発光装置200は、筐体110の底板112上の基板210に格子状(本実施の形態では、正方格子状)となるように配置されている。底板112の内面は、拡散反射面として機能する。また、筐体110の天板114には、開口部が設けられている。光拡散板120は、この開口部を塞ぐように配置されており、発光面として機能する。発光面の大きさは、例えば約400mm×約700mmとすることができる。
複数の発光装置200は、それぞれ基板210上に一定の間隔で配置されている。複数の基板210は、それぞれ筐体110の底板112上の所定の位置に固定されている。本実施の形態では、発光素子220の発光中心(発光面)が正方格子状に位置するように、複数の発光装置200が配置されている。複数の発光装置200は、それぞれ発光素子220および光束制御部材300を有する。
発光素子220は、面光源装置100の光源であり、基板210上に実装されている。発光素子220は、例えば白色発光ダイオードなどの発光ダイオード(LED)である。発光素子220は、その発光中心が中心軸CA上に位置するように配置されている。
光束制御部材300は、光拡散レンズであり、基板210上に固定されている。光束制御部材300は、発光素子220から出射された光の配光を制御し、当該光の進行方向を基板210の面方向に拡げる。光束制御部材300は、発光素子220の発光中心が中心軸上CAに位置するように配置されている。光束制御部材300の詳細な構造は、後述する。
光拡散板120は、光拡散性を有する板状の部材であり、発光装置200からの出射光を拡散させつつ透過させる。光拡散板120は、複数の発光装置200の上に基板210と平行に配置されている。また、光拡散板120は、発光素子220の光軸と垂直に配置されている。通常、光拡散板120は、液晶パネルなどの被照射部材とほぼ同じ大きさである。たとえば、光拡散板120は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、スチレン・メチルメタクリレート共重合樹脂(MS)などの光透過性樹脂により形成される。光拡散性を付与するため、光拡散板120の表面に微細な凹凸が形成されているか、または光拡散板120の内部にビーズなどの光拡散子が分散している。
(光束制御部材の構成)
図5A〜Cは、本発明の一実施の形態に係る光束制御部材300の構成を示す図である。図5Aは、光束制御部材300の平面図であり、図5Bは、底面図であり、図5Cは、中心軸CAを含む平面で切断した断面図である。
図5A〜Cに示されるように、光束制御部材300は、凹部310の内面である入射面320と、出射面330とを有する。また、光束制御部材300は、光束制御部材300の取り扱いを容易にするための鍔部と、発光素子220から発せられる熱を外部に逃がすための間隙を形成するとともに、光束制御部材300を基板210に位置決めして固定するための脚部(いずれも図示省略)とを有していてもよい。本実施の形態における光束制御部材300の平面視形状は、R面取りした略正方形である。
光束制御部材300は、その中心軸CAが発光素子220の光軸OAに一致するように、発光素子220の上に配置されている(図4参照)。また、光束制御部材300は、発光素子220の光軸OAに沿う方向において、発光素子220の発光中心(発光面の中心)が後述する入射面320の頂部近傍の曲面に対する曲率中心に位置するように配置されている(図4参照)。なお、後述する光束制御部材300の入射面320および出射面330は回転対称(入射面320は円対称、出射面330は4回対称)であり、かつこの回転軸は発光素子220の光軸OAと一致する。この入射面320および出射面330の回転軸を「光束制御部材の中心軸CA」という。また、「発光素子の光軸OA」とは、発光素子220からの立体的な出射光束の中心の光線を意味する。
光束制御部材300は、一体成形により形成することができる。光束制御部材300の材料は、所望の波長の光を通過させ得る材料であればよい。たとえば、光束制御部材300の材料は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂(EP)、シリコーン樹脂などの光透過性樹脂、またはガラスである。
凹部310は、光束制御部材300の中心軸CA(発光素子220の光軸OA)と交わるように裏面305(発光素子220側)の中央部に配置されている(図5B参照)。凹部310の内面は、入射面320として機能する。すなわち、入射面320は、中心軸CA(光軸OA)と交わるように配置されている。入射面320は、発光素子220から出射された光のうち、大部分の光を、その光の進行方向を制御するとともに、光束制御部材300の内部に入射させる。入射面320は、光束制御部材300の中心軸CAと交わり、中心軸CAを回転軸とした回転対称(本実施の形態では円対称)である。
裏面305は、光束制御部材300の裏側に位置し、凹部310の開口縁部から径方向に延在する平面である。
出射面330は、光束制御部材300の表側(光拡散板120側)に配置されている。出射面330は、光束制御部材300内に入射した光を、進行方向を制御しつつ外部に出射させる。出射面330は、中心軸CAと交わり、中心軸CAを回転軸とした回転対称(本実施の形態では円対称)である。
出射面330は、中心軸CAを中心とする所定範囲に位置する第1出射面330aと、第1出射面330aの周囲に連続して形成される第2出射面330bを有する。第1出射面330aは、裏(発光素子220)側に凸の曲面である。第1断面における第1出射面330aの曲率と、第2断面における第1出射面330aの曲率との大きさは特に限定されない。本実施の形態では、第1断面における第1出射面330aの曲率と、第2断面における第1出射面330aの曲率とは同一である。ここで、「第1断面」とは、中心軸CAと、出射面330の外縁のうち中心軸CAに最も近い点とを含む断面である。また、「第2断面」とは、中心軸CAと、出射面330の外縁のうち中心軸CAから最も遠い点とを含む断面である。なお、本実施の形態では、「第2断面」は、中心軸CAを軸として、第1断面を45°回転させた断面である。
第2出射面330bは、第1出射面330aの周囲に位置する、表(光拡散板120)側に凸の滑らかな曲面である。第2出射面330bは、中心軸CAを含む断面において、中心軸から最も離れた位置にオーバーハング部を有してもよい。ここで、「オーバーハング部」とは、中心軸CAに垂直な方向において、第2出射面330bの外側端部が、中心軸CAに沿う方向における第2出射面330bの下側端部よりさらに外側に張り出している部分をいう。本実施の形態の第2出射面330bは有していないが、第2出射面330bが当該オーバーハング部を有することにより、発光素子220から出射される光のうち、光軸OAに対する角度が大きい光も有効に発光装置200近傍の光拡散板120を照明する光として利用できるように制御することができる。
本発明に係る面光源装置100では、各発光素子220から出射された光は、光束制御部材300により光拡散板120の所定の範囲を照らすように拡げられる。各光束制御部材300から光拡散板120に到達した光は、拡散されつつ光拡散板120を透過する。その結果、本発明に係る面光源装置100は、面状の被照射部材(例えば液晶パネル)を均一に照らすことができる。
(面光源装置の配光特性)
次に、面光源装置100の配光特性について説明する。なお、ここでは、比較のため、一般の拡散レンズである光束制御部材800を有する面光源装置500についても説明する。図6A、Bは、面光源装置100、500における光路図である。図6Aは、本実施の形態に係る面光源装置100について、第1断面における面光源装置100の光路図を示しており、図6Bは、比較例に係る面光源装置500について、第1断面における面光源装置500の光路図を示している。なお、図6A、Bでは、光路を示すため、発光素子220と、光束制御部材300、800と、光拡散板120とへのハッチングを省略している。また、図6A、Bに示される光路を示す光線は、出射角度が0°から80°まで5°刻みの各光線を示している。
図6Aに示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100では、発光素子220からの発光角度が比較的小さな光は、拡げられつつ、光拡散板120に形成される被照射領域の中央部分に向かうように制御される。一方、発光素子220からの発光角度の大きな光は、集光されつつ、出射角度が大きくなり過ぎないように制御される。
一方、図6Bに示されるように、比較例に係る面光源装置500では、発光素子220からの発光角度が比較的小さな光は、拡げられつつ、光拡散板120に形成される被照射領域の中央部分に向かうように制御される。一方、発光素子220からの発光角度の大きな光は、さらに拡げられるように制御される。
ここで、本実施の形態に係る面光源装置100の特徴について説明する。なお、ここでは、比較のため、比較例に係る面光源装置500についても説明する。図7は、面光源装置100の特徴を説明するための模式図である。図8Aは、発光素子220の発光中心から出射された光線Lの発光角度θ1(°)と、光束制御部材300、800からのこの光線Lの出射角度θ3(°)との関係を示すグラフであり、図8Bは、発光素子220の発光中心から出射された光線Lの発光角度θ1(°)と、光拡散板120上に到達する光線Lの中心軸CAからの距離(mm)を示している。図8A、Bにおける実線は、本実施の形態に係る面光源装置100の結果を示しており、破線は、比較例に係る面光源装置500の結果を示している。
本実施の形態に係る面光源装置100では、発光素子220の発光中心から出射された、発光角度θが0°以上80°未満の光が、以下の式(1)および式(2)を満たすことが必要である。
y<2P 式(1)
1.0G−1.5G<1.5G−2.0G 式(2)
ここで、式(1)について説明する。図7に示されるように、yは、発光中心からの発光角度θ(図7Aにおけるθ1)で出射された光線Lの光拡散板120上の到達点の中心軸CAからの距離である。yは、以下の式(1−a)で求めることができる。
y=X1・tanθ1×X2・tanθ2+X3・tanθ3 式(1−a)
ここで、X1は、発光素子220の発光面と、発光素子から出射(発光)された光線Lの入射面320での入射位置との間の、中心軸CAに沿う方向における距離(高さ)である。θ1は、発光素子220の発光中心から出射(発光)された後の光線Lの発光角度(出射角度)である。X2は、発光素子220から出射された光線Lの入射面320での入射位置と、光束制御部材300内を進行した光線Lの出射面330での出射位置との間の、中心軸CAに沿う方向における距離(高さ)である。θ2は、入射面320で入射した後の光線Lの中心軸CAに対する角度である。X3は、光束制御部材300内を進行した光線Lの出射面330での出射位置と、出射面330から出射した光線Lの光拡散板120における到達位置との間の、中心軸CAに沿う方向における距離(高さ)である。θ3は、出射面330で出射した後の光線Lの中心軸CAに対する角度である。
Pは、当該発光装置200と、当該発光装置200に最も近い発光装置200との間の中心館距離である。本実施の形態では、前述したように、複数の発光装置200は、正方格子の頂点に位置するように配置されている。よって、隣接する最も近い発光装置200とは、正方格子の一辺の両端上に配置された隣接する2つの発光装置200を意味する。
また、本実施の形態では、発光素子220の発光中心は、光束制御部材300の中心軸CA上に位置している。したって、隣接する最も近い発光装置200間の中心間距離は、隣接する最も近い中心軸CA間の距離であり、隣接する最も近い発光中心間距離でもある。
図8Aの実線に示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100において、0°≦θ1≦80°の範囲では、光束制御部材300から出射される光線Lの出射角度θ3は、80°未満であることがわかる。特に、発光角度θ1が大きな光線Lの出射角度θ3は、ほぼ同じである。また、図8Bの実線に示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100において、0°≦θ1≦80°の範囲では、光束制御部材300から出射される光線Lは、2Pよりも遠くに到達しないことがわかる。
一方、図8Aの破線に示されるように、比較例に係る面光源装置500において、0°≦θ1≦80°の範囲では、光束制御部材300から出射される光線Lの出射角度θ3は、80°以上であることがわかる。また、図8Bの破線に示されるように、比較例に係る面光源装置500において、70°≦θ1≦80°の範囲では、光束制御部材300から出射される光線Lは、2Pよりも遠くに到達することがわかる。
次に、式(2)について説明する。式(2)は、光拡散板120上の輝度分布に対応する輝度分布曲線における所定の点での傾きについて規定している。ここで、傾きの求め方について説明する。
図9Aは、発光装置200の中心軸CAと発光装置200の出射面330の外縁のうち中心軸CAに最も近い点とを含む面光源装置100の断面についての、光拡散板120上の輝度分布に対応する輝度分布曲線を示すグラフであり、図9Bは、輝度分布曲線を表す多項式近似関数の1階微分に対応する微分曲線を示すグラフである。図9Aの横軸は、光拡散板120上における中心軸CAからの距離(mm)を示しており、縦軸は、輝度値を正規化した値である。図9Bの横軸は、光拡散板120上における中心軸CAからの距離(mm)を示しており、縦軸は、輝度値を正規化した値の1階微分値を示している。図10Aは、中心軸CAからの距離がそれぞれ1.0P、1.5Pおよび2.0Pの位置に対応する光拡散板120上における輝度値を正規化した値の1階微分値(それぞれ1.0G、1.5G、2.0G)のみを示したグラフであり、図10Bは、1.0Gおよび1.5Gの差と、1.5Gおよび2.0Gの差とを示すグラフである。図9A、Bおよび図10A、Bにおいて実線は、本実施の形態に係る面光源装置100の結果を示しており、破線は、比較例に係る面光源装置500の結果を示している。
(1)第1断面において、発光中心から出射された任意の光線Lの光拡散板120上の輝度分布と、当該光線Lが到達した光拡散板120上の中心軸CAからの距離(mm)との関係を表す第1多項式近似関数を求める(図9A参照)。
(2)多項式近似関数の1階微分に対応する微分曲線を求める(図9B参照)。
(3)中心軸CAからの距離に対応した1階微分値の絶対値の平均を傾きとする(図10A、9B参照)。
本実施の形態に係る面光源装置100では、1.0G−1.5G<1.5G−2.0Gであるが、比較例に係る面光源装置500では、1.5G−2.0G<1.0G−1.5Gである。これは、図6A、Bにおいて、本実施の形態に係る面光源装置100では、発光角度θ1が大きい角度の光線は、出射角度θ3が大きくなり過ぎないことに関係している。図8Aからわかるように、本実施の形態に係る面光源装置100では、発光角度θ1がある程度大きくなると、出射角度θ3が大きくならなくなる。その結果、図6Aに示されるように、発光角度θ1が大きい光は、特定の角度で集中して出射され、それより大きな角度では出射されない。よって、上記式(1)が満たされる。また、図9に示されるように、1.5Pのあたりの輝度値が高くなり、相対的に2.0Pより遠い領域の輝度が低くなる。このように1.5Pのあたりの輝度が高くなり、2.0Pより遠い領域の輝度が低くなるので、上記式(2)が満たされる。このように式(1)、式(2)が満たされるので、特定の領域のみに高いコントラストで光を照らすことができる。したがって、本実施の形態に係る面光源装置100は、ローカルディミング機能を有するディスプレイの面光源装置に適している。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る面光源装置100では、y<2Pおよび1.0G−1.5G<1.5G−2.0Gを満たすため、発光素子220の光軸近傍に適度に拡がりやすく、かつ光軸LAから離れる方向には拡がりすぎない。また、当該面光源装置100を有する表示装置では、明部の発生を抑制できる。
また、前述のとおり、光束制御部材300は、基板210に位置決めして固定するための脚部を有していてもよい。脚部の形状は、前述の機能を発揮できる範囲内において適宜選択できる。例えば、脚部の形状は、円柱状であってもよいし、角柱状であってもよい。脚部は、入射面320を取り囲むように、裏面305に3つ配置されていてもよいし、4つ配置されていてもよい。
本発明に係る面光源装置は、例えば、液晶表示装置のバックライトや一般照明などに適用することができる。
1 面光源装置
3、4、 光束制御部材
3A、4A、 入射面
3B、4B、 出射面
5 ケーシングボディ
100、500 面光源装置
100’ 表示装置
107 被照射面
110 筐体
112 底板
114 天板
120 光拡散板
200 発光装置
210 基板
220 発光素子
300、800 光束制御部材
305 裏面
310 凹部
320 入射面
330 出射面
330a 第1出射面
330b 第2出射面
CA 光束制御部材の中心軸
OA 発光素子の光軸

Claims (2)

  1. 基板と、前記基板上に配置され、発光素子および前記発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材をそれぞれ含む複数の発光装置と、前記複数の発光装置からの光を拡散させつつ透過させる光拡散板とを有する面光源装置であって、
    前記光束制御部材は、
    前記光束制御部材の中心軸と交わるように前記発光素子側に形成された凹部の内面である入射面と、
    前記中心軸と交わるように前記光拡散板側に配置された、前記発光素子側に向けて凸の第1出射面と、前記第1出射面を取り囲むように配置された、前記光拡散板側に向けて凸の第2出射面と、を含む出射面と、
    を有し、
    前記光束制御部材は、前記発光素子の発光中心が前記中心軸上に位置するように配置されており、
    前記光拡散板は、前記中心軸に垂直に配置されており、
    前記複数の発光装置のそれぞれは、前記発光中心からの発光角度θが0°以上80°未満の光について、以下の式(1)および式(2)を満たす、
    面光源装置。
    y<2P 式(1)
    [上記式(1)において、yは、当該発光装置の前記発光中心から発光角度θで出射された光線の前記光拡散板上の到達点の当該発光装置の前記中心軸からの距離である。Pは、当該発光装置と当該発光装置に最も近い前記発光装置との間の中心間距離である。]
    1.0G−1.5G<1.5G−2.0G 式(2)
    [上記式(2)において、1.0Gは、当該発光装置の前記中心軸と当該発光装置の前記出射面の外縁のうち前記中心軸に最も近い点とを含む前記面光源装置の断面についての、前記光拡散板上の輝度分布に対応する輝度分布曲線において、前記中心軸から前記中心間距離の1.0倍の位置に対応した輝度値の点における接線の傾きである。1.5Gは、当該輝度分布曲線において、前記中心軸から前記中心間距離の1.5倍の位置に対応した輝度値の点における接線の傾きである。2.0Gは、当該輝度分布曲線において、前記中心軸から前記中心間距離の2.0倍の位置に対応した輝度値の点における接線の傾きである。]
  2. 請求項1に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置から出射された光を照射される被照射部材と、
    を有する、表示装置。
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