JP6505166B2 - 発生ガス分析装置及び発生ガス分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、試料を加熱して発生したガス成分を分析し、試料の同定や定量等を行う発生ガス分析装置及び発生ガス分析方法に関する。
樹脂の柔軟性を確保するため、樹脂中にはフタル酸エステル等の可塑剤が含まれているが、4種類のフタル酸エステルについて、欧州特定有害物質規制(RoHS)により2019年以降の使用が制限されることになった。そのため、樹脂中のフタル酸エステルを同定及び定量することが必要になっている。
フタル酸エステルは揮発性成分であるので、従来公知の発生ガス分析(EGA;Evolved Gas Analysis)を適用して分析することができる。この発生ガス分析は、試料を加熱して発生したガス成分を、ガスクロマトグラフや質量分析等の各種の分析装置で分析するものである。
発生ガス分析においては、発生したガス成分を窒素ガス等のキャリアガス中に流して分析装置に導入している。ところが、ガス成分が多量に発生してガス濃度が高くなり過ぎると、分析装置の検出範囲を超えて検出信号がオーバースケールしてしまい、測定が不正確になるという問題がある。
そこで、分析装置の検出信号が検出範囲を超えたときに、ガス成分と混合されるキャリアガス流量を増加させてガス成分を希釈し、ガス濃度を低下させる技術が開示されている(特許文献1、2)。又、測定系にパージガスを導入できるようにして、分析対象以外のガス成分をパージして系外に排出し、分析対象のガス成分を選択的に検出する技術も開示されている(特許文献3)。
特開2001-28251号公報 特開2012-202887号公報 特開平9-311128号公報
しかしながら、特許文献1、2記載の技術の場合、ガス濃度が高くなったときにキャリアガス流量を増加させるため、キャリアガスの供給能力を大きくする必要が生じ、装置の大型化やコストアップを招く。
又、分析装置として質量分析計を用いる場合、その前段でガス成分をイオン化している。ところが、ガス成分中に測定対象でない副成分が含まれていると、副成分もイオン化されるので、ガス成分が多量に発生した場合は、本来イオン化させたい測定対象の成分が十分にイオン化せず、測定対象の検出信号がかえって低下してしまう(イオンサプレッション)。特許文献1、2記載の技術はこのような場合に対応することが困難である。
又、特許文献3記載の技術の場合、測定系に導入されたパージガスは、検出器であるキャピラリ分離カラムの流体抵抗により、ガス成分とキャリアガスの流れ方向を逆流し、上流側にあるスプリットベント管(分岐管)から排出される。しかしながら、このような逆流を利用した手法では、分析対象以外のガス成分を排出することは可能かも知れないが、キャリアガスに対するガス成分の濃度を調整することはできず、又、検出器に導入されるガスの流量を正確に調整することが困難であるので、検出精度を向上させることが難しい。
そこで、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、装置を大型化せずにガス成分の検出精度を向上させた発生ガス分析装置及び発生ガス分析方法の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の発生ガス分析装置は、試料に含まれるガス成分を発生させるガス成分発生部と、該ガス成分発生部で生成した前記ガス成分を検出し、負圧にされた検出手段と、前記ガス成分発生部と前記検出手段との間を接続し、前記ガス成分と、該ガス成分を前記検出手段へ導くキャリアガスとの混合ガスが流れる混合ガス流路と、を備えた発生ガス分析装置において、前記混合ガス流路から分岐して外部に開放された分岐路と、前記分岐路より下流側で前記混合ガス流路に合流部にて合流して不活性ガスを流す不活性ガス流路と、前記キャリアガスの流量F1を調整する第1の流量調整機構と、前記不活性ガス流路を流れる前記不活性ガスの流量F4を調整する第2の流量調整機構と、前記検出手段へ導かれる混合ガスの流量が所定の値になるように前記第2の流量調整機構を制御する流量制御部と、をさらに備えたことを特徴とする。
この発生ガス分析装置によれば、分岐路より下流側で混合ガス流路に不活性ガスを流すことで、検出手段へ導入される混合ガスの流量を抑える流路抵抗となり、分岐路から排出される混合ガスの流量を調整できる。すなわち、第2の流量調整機構で不活性ガスの流量F4を調整するだけで、分岐路から排出される混合ガスの割合(スプリット比)を制御できるので、例えば混合ガス流路と分岐路の径(流路抵抗)でスプリット比を制御する場合に比べ、生産が容易で、装置の寸法等による流路抵抗の設計の制限等もなく、スプリット比を容易に調整できる。
又、混合ガス流路と分岐路の径(流路抵抗)でスプリット比を物理的に制御した場合、スプリット比を後から変更するのは困難であるが、本発明では第2の流量調整機構の流量によってスプリット比を事後的に自由に制御できる。
そして、ガス成分が多量に発生してガス濃度が高くなり過ぎたときには、分岐路から外部へ排出される混合ガスの流量を増やし、ガス流路から検出手段側へ導入される混合ガスの流量を減少させる。これにより、検出手段の検出範囲を超えて検出信号がオーバースケールして測定が不正確になることを抑制できる。
この際、不活性ガスは上述の流路抵抗として比較的少量流せばよく、キャリアガス流量や不活性ガス流量を増加させる必要がないため、キャリアガスや不活性ガスの供給能力を大きくすることなく、装置を大型化せずにガス成分の検出精度を向上させることができる。又、大量のキャリアガスや不活性ガスでガス濃度を希釈する必要がなく、検出手段へ導入されるガス量が過大になって装置が大型化することを抑制できる。
本発明の発生ガス分析装置において、前記分岐路の排出側に、該分岐路から排出される前記混合ガスの排出圧力を調整する排出圧力調整機構を有してもよい。
分岐路の排出側が剥き出しの配管のままの場合、天候による大気圧の変動により、分岐路から排出される混合ガスの流量が変動することがある。そこで、この発生ガス分析装置によれば、排出圧力調整機構により、分岐路から排出される混合ガスの排出圧力を調整する(混合ガスが一定の圧力を超えると、分岐路から排出される)ことで、大気圧の変動による影響を抑制してガス成分の検出精度をさらに向上させることができる。
本発明の発生ガス分析装置において、前記検出手段は質量分析計であり、前記混合ガス流路と前記質量分析計との間に前記混合ガス中の前記ガス成分をイオン化するイオン化部を有し、
前記流量制御部は、前記検出手段からの検出信号が所定の範囲未満になったときに、前記流量F1を増大させるように前記第1の流量調整機構を制御してもよい。
分析装置として質量分析計を用いる場合、その前段のイオン化部でガス成分をイオン化している。ところが、ガス成分が多量に発生したときには、副成分が多量にイオン化してしまい、本来イオン化させたい測定対象の成分が十分にイオン化せず、測定対象の検出信号がかえって低下するイオンサプレッションが生じ、検出信号も低下する。
そこで、この発生ガス分析装置によれば、イオンサプレッションが生じている場合、流量制御部は検出信号のピーク強度が閾値未満と判定し、混合ガスの排出流量を増大させるように第1の流量調整機構を制御する。これにより、イオン化部へ導入される混合ガスの流量が少なくなるので、副成分のイオン化が抑制され、検出信号の低下を抑制してガス成分の検出精度を向上させることができる。
本発明の発生ガス分析装置において、前記合流部へ流れる前記混合ガスの流量、又は前記分岐路から排出される前記混合ガスの流量を測定する流量測定機構をさらに備えてもよい。
分析装置として質量分析計を用いる場合、イオン化部から質量分析計の間に流量計を設置することはできず、質量分析計に導入される混合ガスの流量を直接測定することが困難である。そこで、合流部へ流れる混合ガスの流量、又は分岐路から排出される混合ガスの流量を測定することで、質量分析計に導入される混合ガスの流量を間接的に計算し、リアルタイムにその流量を求めることができる。
本発明の発生ガス分析方法は、試料に含まれるガス成分を発生させるガス成分発生部と、該ガス成分発生部で生成した前記ガス成分を検出し、負圧にされた検出手段と、前記ガス成分発生部と前記検出手段との間を接続し、前記ガス成分と、該ガス成分を前記検出手段へ導くキャリアガスとの混合ガスが流れる混合ガス流路と、を備えた発生ガス分析装置を用いた発生ガス分析方法において、前記発生ガス分析装置は、前記混合ガス流路から分岐して外部に開放された分岐路と、前記分岐路より下流側で前記混合ガス流路に合流部にて合流して不活性ガスを流す不活性ガス流路と、を更に備え、前記発生ガス分析方法は、前記キャリアガスの流量F1を調整する第1の流量調整過程と、前記不活性ガス流路を流れる前記不活性ガスの流量F4を調整する第2の流量調整過程と、前記検出手段へ導かれる前記混合ガスの流量が所定の値になるように前記第2の流量調整過程を制御する流量制御過程と、をさらに有することを特徴とする。


本発明によれば、発生ガス分析装置を大型化せずにガス成分の検出精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る発生ガス分析装置の構成を示す斜視図である。 ガス発生部の構成を示す斜視図である。 ガス発生部の構成を示す縦断面図である。 ガス発生部の構成を示す横断面図である。 図4の部分拡大図である。 発生ガス分析装置によるガス成分の分析動作を示すブロック図である。 検出手段へ流れる混合ガスの流量を調整する方法を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る発生ガス分析装置200の構成を示す斜視図であり、図2はガス発生部100の構成を示す斜視図、図3はガス発生部100の構成を示す軸心Oに沿う縦断面図、図4はガス発生部100の構成を示す軸心Oに沿う横断面図、図5は図4の部分拡大図である。
発生ガス分析装置200は、筐体となる本体部202と、本体部202の正面に取り付けられた箱型のガス発生部取付け部204と、全体を制御するコンピュータ(制御部)210とを備える。コンピュータ210は、データ処理を行うCPUと、コンピュータプログラムやデータを記憶する記憶部と、モニタと、キーボード等の入力部等を有する。
ガス発生部取付け部204の内部には、円筒状の加熱炉10と、試料ホルダ20と、冷却部30と、ガスを分岐させるスプリッタ40と、イオン化部(イオン源)50と、不活性ガス流路19fとがアセンブリとして1つになったガス発生部100が収容されている。又、本体部202の内部には、試料を加熱して発生したガス成分を分析する質量分析計110が収容されている。
加熱炉10が特許請求の範囲の「ガス成分発生部」に相当し、質量分析計110が特許請求の範囲の「検出手段」に相当する。
なお、図1に示すように、ガス発生部取付け部204の上面から前面に向かって開口204hが設けられ、試料ホルダ20を加熱炉10外側の排出位置(後述)に移動させると開口204hに位置するので、開口204hから試料ホルダ20に試料を出し入れ可能になっている。又、ガス発生部取付け部204の前面には、スリット204sが設けられ、スリット204sから外部に露出する開閉ハンドル22Hを左右に動かすことにより、試料ホルダ20を加熱炉10の内外に移動させて上述の排出位置にセットし、試料を出し入れするようになっている。
なお、例えばコンピュータ210で制御されるステッピングモータ等により、移動レール204L(後述)上で試料ホルダ20を移動させれば、試料ホルダ20を加熱炉10の内外に移動させる機能を自動化できる。
次に、図2〜図6を参照し、ガス発生部100の各部分の構成について説明する。
まず、加熱炉10は、ガス発生部取付け部204の取付板204aに軸心Oを水平にして取り付けられ、軸心Oを中心に開口する略円筒状をなす加熱室12と、加熱ブロック14と、保温ジャケット16とを有する。
加熱室12の外周に加熱ブロック14が配置され、加熱ブロック14の外周に保温ジャケット16が配置されている。加熱ブロック14はアルミニウムからなり、軸心Oに沿って加熱炉10の外部に延びる一対のヒータ電極14a(図4参照)により通電加熱される。
なお、取付板204aは、軸心Oに垂直な方向に延びており、スプリッタ40及びイオン化部50は、加熱炉10に取り付けられている。さらに、イオン化部50は、ガス発生部取付け部204の上下に延びる支柱204bに支持されている。
加熱炉10のうち開口側と反対側(図3の右側)にはスプリッタ40が接続されている。又、加熱炉10の下側にはキャリアガス保護管18が接続され、キャリアガス保護管18の内部には、加熱室12の下面に連通してキャリアガスCを加熱室12に導入するキャリアガス流路18fが収容されている。又、キャリアガス流路18fには、キャリアガスCの流量F1を調整する制御弁18vが配置されている。
そして、詳しくは後述するが、加熱室12のうち開口側と反対側(図3の右側)の端面に混合ガス流路41が連通し、加熱炉10(加熱室12)で生成したガス成分Gと、キャリアガスCとの混合ガスMが混合ガス流路41を流れるようになっている。
一方、図3に示すように、イオン化部50の下側には不活性ガス保護管19が接続され、不活性ガス保護管19の内部には、不活性ガスTをイオン化部50に導入する不活性ガス流路19fが収容されている。又、不活性ガス流路19fには、不活性ガスTの流量F4を調整する制御弁19vが配置されている。
制御弁18v、19vがそれぞれ特許請求の範囲の「第1の流量調整機構」、「第2の流量調整機構」に相当する。
不活性ガスは、例えば窒素またはアルゴン等の希ガスであり、反応性、可燃性及び腐食性を持たないガスを用いる。
試料ホルダ20は、ガス発生部取付け部204の内部上面に取り付けられた移動レール204L上を移動するステージ22と、ステージ22上に取り付けられて上下に延びるブラケット24cと、ブラケット24cの前面(図3の左側)に取り付けられた断熱材24b、26と、ブラケット24cから加熱室12側に軸心O方向に延びる試料保持部24aと、試料保持部24aの直下に埋設されるヒータ27と、ヒータ27の直上で試料保持部24aの上面に配置されて試料を収容する試料皿28と、を有する。
ここで、移動レール204Lは軸心O方向(図3の左右方向)に延び、試料ホルダ20はステージ22ごと、軸心O方向に進退するようになっている。又、開閉ハンドル22Hは、軸心O方向に垂直な方向に延びつつステージ22に取り付けられている。
なお、ブラケット24cは上部が半円形をなす短冊状をなし、断熱材24bは略円筒状をなしてブラケット24c上部の前面に装着され(図3参照)、断熱材24bを貫通してヒータ27の電極27aが外部に取り出されている。断熱材26は略矩形状をなして、断熱材24bより下方でブラケット24cの前面に装着される。又、ブラケット24cの下方には断熱材26が装着されずにブラケット24cの前面が露出し、接触面24fを形成している。
ブラケット24cは加熱室12よりやや大径をなして加熱室12を気密に閉塞し、試料保持部24aが加熱室12の内部に収容される。
そして、加熱室12の内部の試料皿28に載置された試料が加熱炉10内で加熱され、ガス成分Gが生成する。
冷却部30は、試料ホルダ20のブラケット24cに対向するようにして加熱炉10の外側(図3の加熱炉10の左側)に配置されている。冷却部30は、略矩形で凹部32rを有する冷却ブロック32と、冷却ブロック32の下面に接続する冷却フィン34と、冷却フィン34の下面に接続されて冷却フィン34に空気を当てる空冷ファン36とを備える。
そして、試料ホルダ20が移動レール204L上を軸心O方向に図3の左側に移動して加熱炉10の外に排出されると、ブラケット24cの接触面24fが冷却ブロック32の凹部32rに収容されつつ接触し、冷却ブロック32を介してブラケット24cの熱が奪われ、試料ホルダ20(特に試料保持部24a)を冷却するようになっている。
なお、本実施形態では、試料ホルダ20(ブラケット24cを含む)及び冷却ブロック32はいずれもアルミニウムからなる。
図3、図4に示すように、スプリッタ40は、加熱室12と連通する上述の混合ガス流路41と、混合ガス流路41からの所定の分岐部分(流路ブロック分岐流路)により分岐され、混合ガス流路41に連通しつつ外部に開放された分岐路42と、分岐路42の出側に接続されて分岐路42から排出される混合ガスMの流量を測定する流量計42cと、排出圧力を調整する背圧弁42aと、自身の内部に混合ガス流路41の終端側が開口される筐体部43と、筐体部43を囲む保温部44とを備えている。
さらに、本例では、分岐路42と流量計42cとの間に、混合ガス中の夾雑物等を除去するフィルタ42bが配置されている。
背圧弁42aは、分岐路42から排出される混合ガスの排出圧力を調整することができる。従って、背圧弁42a及び流量計42cがそれぞれ特許請求の範囲の「排出圧力調整機構」、「流量測定機構」に相当する。背圧弁42aは、市販された汎用品でよい。
又、本実施形態では、分岐路42の排出側には、積極的に負圧を生じさせて排出を促進する機構(真空ポンプ等)が取り付けられていない。これにより、真空ポンプ等を不要としてコストダウンを図ることができる。又、背圧弁42a等の背圧を調整する弁等を設けず、分岐路42の端部が剥き出しの配管のままであってもよい。
図4に示すように、上面から見たとき、混合ガス流路41は、加熱室12と連通して軸心O方向に延びた後、軸心O方向に垂直に曲がり、さらに軸心O方向に曲がって終端部41eに至るクランク状をなしている。又、混合ガス流路41のうち軸心O方向に垂直に延びる部位の中央付近は拡径して分岐室41Mを形成している。分岐室41Mは筐体部43の上面まで延び、分岐室41Mよりやや小径の分岐路42が嵌合されている。
混合ガス流路41は、加熱室12と連通して軸心O方向に延びて終端部41eに至る直線状であってもよく、加熱室12やイオン化部50の位置関係に応じて、種々の曲線や軸心Oと角度を有する線状等であってもよい。
図3、図4に示すように、イオン化部50は、筐体部53と、筐体部53を囲む保温部54と、放電針56と、放電針56を保持するステー55とを有する。筐体部53は板状をなし、その板面が軸心O方向に沿うと共に、中央に小孔53cが貫通している。そして、混合ガス流路41の終端部41eが筐体部53の内部を通って小孔53cの側壁に臨んでいる。一方、放電針56は軸心O方向に垂直に延びて小孔53cに臨んでいる。
さらに、図4、図5に示すように、不活性ガス流路19fは筐体部53を上下に貫通し、不活性ガス流路19fの先端は、筐体部53の小孔53cの底面に臨み、混合ガス流路41の終端部41eに合流する合流部45を形成している。
そして、終端部41eから小孔53c付近の合流部45に導入された混合ガスMに対し、不活性ガス流路19fから不活性ガスTが混合されて総合ガスM+Tとなって放電針56側に流れ、総合ガスM+Tのうち、ガス成分Gが放電針56によってイオン化される。
イオン化部50は公知の装置であり、本実施形態では、大気圧化学イオン化(APCI)タイプを採用している。APCIはガス成分Gのフラグメントを起こし難く、フラグメントピークが生じないので、クロマトグラフ等で分離せずとも測定対象を検出できるので好ましい。
イオン化部50でイオン化されたガス成分Gは、キャリアガスC及び不活性ガスTと共に質量分析計110に導入されて分析される。
なお、イオン化部50は、保温部54の内部に収容されている。
図6は、発生ガス分析装置200によるガス成分の分析動作を示すブロック図である。
試料Sは加熱炉10の加熱室12内で加熱され、ガス成分Gが生成する。加熱炉10の加熱状態(昇温速度、最高到達温度等)は、コンピュータ210の加熱制御部212によって制御される。
ガス成分Gは、加熱室12に導入されたキャリアガスCと混合されて混合ガスMとなり、スプリッタ40に導入され、混合ガスMの一部が分岐路42から外部に排出される。
イオン化部50には、混合ガスMの残部と、不活性ガス流路19fからの不活性ガスTが総合ガスM+Tとして導入され、ガス成分Gがイオン化される。
コンピュータ210の検出信号判定部214は、質量分析計110の検出器118(後述)から検出信号を受信する。
流量制御部216は、検出信号判定部214から受信した検出信号のピーク強度が閾値の範囲外か否かを判定する。そして、範囲外の場合、流量制御部216は、制御弁19vの開度を制御することにより、スプリッタ40内で分岐路42から外部へ排出される混合ガスMの流量、ひいては混合ガス流路41からイオン化部50へ導入される混合ガスMの流量を調整し、質量分析計110の検出精度を最適に保つ。
質量分析計110は、イオン化部50でイオン化されたガス成分Gを導入する第1細孔111と、第1細孔111に続いてガス成分Gが順に流れる第2細孔112、イオンガイド114、四重極マスフィルター116と、四重極マスフィルター116から出たガス成分Gを検出する検出器118とを備える。
四重極マスフィルター116は、印加する高周波電圧を変化させることにより、質量走査可能であり、四重極電場を生成し、この電場内でイオンを振動運動させることによりイオンを検出する。四重極マスフィルター116は、特定の質量範囲にあるガス成分Gだけを透過させる質量分離器をなすので、検出器118でガス成分Gの同定および定量を行うことができる。
なお、測定対象のガス成分が有する特定の質量電荷比(m/z)のイオンのみを検出する選択イオン検出(SIM)モードを用いると、ある範囲の質量電荷比のイオンを検出する全イオン検出(スキャン)モードに比べ、測定対象のガス成分の検出精度が向上するので好ましい。
なお、質量分析計110は負圧(真空引き)とされ、イオン化部50からの混合ガスM(総合ガスM+T)の流量F5(図7参照)は、第1細孔111、第2細孔112等の流路抵抗によってほぼ一定に保たれている。
図7は、混合ガス流路41からイオン化部50へ導入される混合ガスM(総合ガスM+T)の流量を調整する方法を示す模式図である。
キャリアガスCの流量F1に対する、イオン化部50へ導入される混合ガスM+Tの流量F3のスプリット比SPは、F3/F1で表される。
ここで、流量F1を制御弁18vにて一定値C1に保った場合、SPは以下のようになる。
式1:SP=F3/F1=F3/C1
又、F3+F4=F5=C2(一定値)であるから、式1は以下のようになる。
式2:SP=F3/C1=(C2−F4)/C1
式2に示すように、本実施形態においては、制御弁19vで不活性ガスTの流量F4を調整するだけで、スプリット比SPを制御できるので、例えば混合ガス流路41と分岐路42の径(流路抵抗)でスプリット比SPを制御する場合に比べ、生産が容易で、装置の寸法等による流路抵抗の設計の制限等もなく、スプリット比SPを容易に調整できる。又、混合ガス流路41と分岐路42の径(流路抵抗)でスプリット比SPを物理的に制御した場合、スプリット比SPを後から変更するのは困難であるが、本実施形態では制御弁19vの開度によってスプリット比SPを事後的に自由に制御できる。
これは、分岐路42より下流側で混合ガス流路41に不活性ガスTを流すことで、イオン化部50へ導入される混合ガスMの流量F3を抑える流路抵抗となり、分岐路42から排出される混合ガスMの流量F2を調整できるためである。そして、式2より、流量F4を大きくするほど、スプリット比SPが小さくなる、つまり分岐路42からより多くの混合ガスMが排出されることになる。
そして、ガス成分が多量に発生してガス濃度が高くなり過ぎたときには、分岐路から外部へ排出される混合ガスの流量を増やし、ガス流路から検出手段側へ導入される混合ガスの流量を減少させる。これにより、検出手段の検出範囲を超えて検出信号がオーバースケールして測定が不正確になることを抑制できる。
この際、不活性ガスTは、流量F3を抑える流路抵抗として比較的少量流せばよく、キャリアガス流量や不活性ガス流量を増加させる必要がないため、キャリアガスや不活性ガスの供給能力を大きくすることなく、装置を大型化せずにガス成分の検出精度を向上させることができる。又、大量のキャリアガスや不活性ガスでガス濃度を希釈する必要がなく、質量分析計110へ導入されるガス量が過大になって装置が大型化することを抑制できる。
なお、分岐路42の排出側が剥き出しの配管のままの場合、天候による大気圧の変動により、分岐路42から排出される混合ガスMの流量F2が、スプリット比SPから求まる理論値から変動することがある。そこで、背圧弁42a等により、分岐路42から排出される混合ガスMの排出圧力を調整する(混合ガスMが一定の圧力を超えると、分岐路42から排出される)ことで、大気圧の変動による影響を抑制してガス成分の検出精度をさらに向上させることができる。
又、上述のように、質量分析計110は負圧(真空引き)とされ、流量F5はほぼ一定に保たれているが、イオン化部50と質量分析計110の間に流量計を設置することはできないので、流量F5を直接測定することは困難である。
一方、流量F4は既知であるので、(1)流量F3を直接測定するか、(2)流量F2を測定してF1=F2+F3の関係からF3を計算する、ことでリアルタイムに流量F5を求めることができる。
但し、(1)の場合、イオン化部50の直前に置いた流量計に、試料からの抽出物を多く含む高温のガスが接触して流量計の動作不良を生じるおそれがある。そこで、(2)を採用し、分岐路42に流量計を設置し、さらに背圧弁42aの上流側にフィルタ42bを設けることで、混合ガス中の夾雑物等を除去し、流量計の動作不良を抑制できる。
又、分析装置として質量分析計を用いる場合、その前段のイオン化部50でガス成分をイオン化しているが、ガス成分が多量に発生したときに副成分のイオン化によって上述のイオンサプレッションが生じた場合には、検出信号がかえって低下する。
そこで、イオンサプレッションが生じている場合、検出信号判定部214から質量分析計110の検出信号のピーク強度を受信した流量制御部216は、検出信号のピーク強度が閾値未満と判定し、制御弁19vに開度を大きくする制御信号を送信する。これにより、イオン化部50へ導入される混合ガスMの流量が少なくなるので、副成分のイオン化が抑制され、検出信号の低下を抑制してガス成分の検出精度を向上させることができる。
なお、検出信号のピーク強度を見ただけでは、イオンサプレッションが生じているか否かはわからず、単に測定対象のガス成分の含有量が少ないだけの場合もある。そこで、測定対象以外の夾雑物などの濃度が高い等の別の現象からイオンサプレッションの有無を判断する必要がある。この判断は、作業者が行うか、又は、後述するように試料またはガス成分毎にイオンサプレッションの有無をテーブルに記憶しておき、テーブルに基づいて流量制御部216が判断することもできる。
そして、流量制御部216は、検出信号のピーク強度が閾値を超えたとき(オーバースケール)、又はピーク強度が閾値未満のとき(イオンサプレッションが発生していると判断した場合)に、制御弁19vの開度を大きくして分岐路42から外部へ排出される混合ガスMの流量を増やす制御信号を生成する。
この場合、例えばガス成分毎にイオンサプレッションの有無をテーブルに記憶しておき、流量制御部216はこのテーブルを参照してイオンサプレッションの有無を判断し、イオンサプレッションが発生していると判断した場合に、制御弁19vに開度を大きくする制御信号を送信してもよい。又、作業者が測定の都度、コンピュータ210の入力部から、その測定がイオンサプレッションが発生する測定であるか否かを入力(選択ボタン等)し、流量制御部216はこの入力信号を基に検出信号のピーク強度と閾値とを比較し、制御弁19vに開度を大きくする制御信号を送信してもよい。
なお、イオンサプレッションを生じさせる場合としては、測定対象がフタル酸エステルで、副成分がフタル酸等の添加剤の場合が例示される。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
測定対象としては、フタル酸エステルの他、欧州特定有害物質規制(RoHS)で規制される臭化物難燃剤(ポリ臭化ビフェニル(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE))を例示できるが、これらに限定されない。
合流部45、混合ガス流路41、分岐路42、及びスプリッタ40の構成、形状、配置状態等は上記した例に限定されない。又、検出手段も質量分析計に限定されない。
ガス成分発生部は、加熱炉10に限らず、例えばガス成分を含む溶媒を導入し、溶媒を揮発させつつガス成分を発生させる溶媒抽出型のGC/MS又はLC/MS等であってもよい。
キャリアガスCの流量F1は一定になるよう第1の流量調整機構18vで調整されているが、流量F1を変更した場合、流量制御部216が第1の流量調整機構18vを制御してもよい。
上述のスプリット比SPは、測定対象のガス成分によってほぼ決まっており、発生ガス分析装置の出荷時に客先の仕様に応じてスプリット比SPが設定されている。しかしながら、発生ガス分析装置の購入後に別のガス成分を分析したいという要望もある。そこで、例えばスプリット比SPが記録されたデータファイルを入れ替えたり追加することで、1つの装置で種々のガス成分を分析できるようにしてもよい。
流量制御部216は、このデータファイルを読み取り、流量F4を調整することとなる。
10 加熱炉(ガス成分発生部)
18v 第1の流量調整機構
19f 不活性ガス流路
19v 第2の流量調整機構
41 混合ガス流路
42 分岐路
42a 排出圧力調整機構、流量測定機構
45 合流路
50 イオン化部
110 検出手段(質量分析計)
200 発生ガス分析装置
216 流量制御部
S 試料
C キャリアガス
G ガス成分
M 混合ガス
T 不活性ガス

Claims (5)

  1. 試料に含まれるガス成分を発生させるガス成分発生部と、
    該ガス成分発生部で生成した前記ガス成分を検出し、負圧にされた検出手段と、
    前記ガス成分発生部と前記検出手段との間を接続し、前記ガス成分と、該ガス成分を前記検出手段へ導くキャリアガスとの混合ガスが流れる混合ガス流路と、
    を備えた発生ガス分析装置において、
    前記混合ガス流路から分岐して外部に開放された分岐路と、
    前記分岐路より下流側で前記混合ガス流路に合流部にて合流して不活性ガスを流す不活性ガス流路と、
    前記キャリアガスの流量F1を調整する第1の流量調整機構と、
    前記不活性ガス流路を流れる前記不活性ガスの流量F4を調整する第2の流量調整機構と、
    前記検出手段へ導かれる前記混合ガスの流量が所定の値になるように前記第2の流量調整機構を制御する流量制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とする発生ガス分析装置。
  2. 前記分岐路の排出側に、該分岐路から排出される前記混合ガスの排出圧力を調整する排出圧力調整機構を有する請求項1記載の発生ガス分析装置。
  3. 前記検出手段は質量分析計であり、前記混合ガス流路と前記質量分析計との間に前記混合ガス中の前記ガス成分をイオン化するイオン化部を有し、
    前記流量制御部は、前記検出手段からの検出信号が所定の範囲未満になったときに、前記流量F1を増大させるように前記第1の流量調整機構を制御する請求項1又は2記載の発生ガス分析装置。
  4. 前記合流部へ流れる前記混合ガスの流量、又は前記分岐路から排出される前記混合ガスの流量を測定する流量測定機構をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の発生ガス分析装置。
  5. 試料に含まれるガス成分を発生させるガス成分発生部と、
    該ガス成分発生部で生成した前記ガス成分を検出、負圧にされた検出手段と、
    前記ガス成分発生部と前記検出手段との間を接続し、前記ガス成分と、該ガス成分を前記検出手段へ導くキャリアガスとの混合ガスが流れる混合ガス流路と、
    を備えた発生ガス分析装置を用いた発生ガス分析方法において、
    前記発生ガス分析装置は、前記混合ガス流路から分岐して外部に開放された分岐路と、
    前記分岐路より下流側で前記混合ガス流路に合流部にて合流して不活性ガスを流す不活性ガス流路と、を更に備え、
    前記発生ガス分析方法は、前記キャリアガスの流量F1を調整する第1の流量調整過程と、
    前記不活性ガス流路を流れる前記不活性ガスの流量F4を調整する第2の流量調整過程と、
    前記検出手段へ導かれる前記混合ガスの流量が所定の値になるように前記第2の流量調整過程を制御する流量制御過程と、
    をさらに有することを特徴とする発生ガス分析方法。
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