JP6503016B2 - ロータおよび回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、埋込磁石型のロータ、および、埋込磁石型のロータを有する回転電機に関する。
下記特許文献1には、V字状に配置された2本スロットの根元が空隙に接続するとともに、各スロットの先端側にも空隙が設けられている回転電機のロータコアが開示されている。
国際公開第2012/014834号
上記特許文献1の技術では、ロータコア回転時の遠心力により永久磁石が径方向外側に移動しようとする力を、スロットの先端側の永久磁石と接触する部分で支持している。上記特許文献1のスロットの根元は空隙と接続されているため、スロットの根元が閉塞されているものに比べて、スロットの先端側の強度が小さく、強度を十分に確保するためには、スロットの先端からロータコアの外径までの厚みを確保する必要があり、ロータコアの径が大きくなる問題とその確保した厚み部分からの磁束漏れによるトルクの低下の問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、スロットの外周側の応力集中値を低減できるロータおよび回転電機を提供することを目的とする。
本発明の態様のロータは、ロータシャフトと一体に回転するロータコアと、前記ロータコアを回転軸方向に貫通し、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、略長方形に形成され、外周側が互いに離間するとともに内周側が互いに接近するV字状に配置された第1スロットおよび第2スロットと、前記ロータコアを回転軸方向に貫通し、前記第1スロットおよび前記第2スロットの内周側を連結する連通部と、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、略長方形に形成され、前記第1スロットに挿入された第1永久磁石、および、前記第2スロットに挿入された第2永久磁石と、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外周側の短辺であって、前記第1スロットおよび前記第2スロットの内側に形成され、前記第1永久磁石および前記第2永久磁石がそれぞれ当接する第1当接部と、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外周側の短辺であって、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外側に形成され、前記第1永久磁石および前記第2永久磁石がそれぞれ当接する第2当接部と、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1当接部と前記第2当接部との間に設けられ、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外周側の短辺に対して外周側に膨出して形成されたフラックスバリアと、を有する。
本発明によれば、スロットの外周側の応力集中値を低減できる。
回転電機の構成を示す模式図である。 図1の四角枠部分の拡大図である。 フラックスバリアの有無によるシミュレーション結果を示す表である。 フラックスバリアの配置や個数を変えたときの、シミュレーション結果を示す表である。 図1の四角枠部分の拡大図である。
〔第1の実施の形態〕
[回転電機の構成]
図1は、回転電機10の構成を示す模式図である。図2は、図1の四角枠A部分の拡大図である。回転電機10は、ステータ12とロータ14とを有している。ステータ12は、鉄系金属により形成された略円筒状のステータコア20を有している。ステータコア20は、内周側に突出するティース22を周方向に複数有しており、各ティース22にはコイル24が巻回されている。
ロータ14は、薄い鋼板を回転軸O方向に積層した積層鋼板により形成された略円筒形のロータコア30を有している。ロータコア30には、回転軸O上を貫通するシャフト挿入孔32が形成されている。シャフト挿入孔32には、ロータシャフト34が焼嵌めにより挿入されている。これにより、ロータコア30は、ロータシャフト34と一体に回転する。ロータコア30には、回転軸O方向に貫通するスロット36を周方向に複数有している。
スロット36は、第1スロット40、第2スロット42、連通部44およびフラックスバリア46を有している。第1スロット40および第2スロット42は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに略長方形に形成されている。第1スロット40および第2スロット42は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、外周側が互いに離間するとともに、内周側が互いに接近するV字状に配置されている。
第1スロット40および第2スロット42の外周側には、フラックスバリア46が形成されている。フラックスバリア46は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、第1スロット40および第2スロット42の外周側の短辺から外周方向に膨出するように形成されている。フラックスバリア46は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、第1スロット40および第2スロット42の外周側の短辺の中間部であって、スロット36の外側寄りに形成されている。これにより、第1スロット40および第2スロット42の外周側の短辺は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、第1当接部48aと第2当接部48bとに分断され、第1当接部48aの長さは、第2当接部48bの長さよりも長くなる。なお、第1当接部48aは、スロット36の内側に形成され、第2当接部48bは、スロット36の外側に形成される。
第1スロット40および第2スロット42の内周側には、連通部44が形成されている。連通部44は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、第1スロット40および第2スロット42の内周側の短辺の端点であって、互いに近い側の端点P1、P1を結ぶとともに、互いに遠い側の端点P2、P2を結ぶようにして、略等脚台形に形成されている。
第1スロット40には第1永久磁石50が挿入され、第2スロット42には第2永久磁石52が挿入されている。これにより、第1永久磁石50および第2永久磁石52は、V字状に配置される。このとき、第1永久磁石50の内側の極と、第2永久磁石52の内側の極とが同極となるように配置されている。
第1永久磁石50および第2永久磁石52は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、略長方形に形成されており、第1スロット40および第2スロット42と略同じ形状に形成されている。
第1永久磁石50および第2永久磁石52の外周側は、第1スロット40および第2スロット42の外周側の短辺の第1当接部48aおよび第2当接部48bに当接する。また、第1永久磁石50および第2永久磁石52の内周側は、連通部44の端点P2に当接する。これにより、第1スロット40および第2スロット42に対する位置決めが成される。この状態で、第1永久磁石50および第2永久磁石52の内周側の短辺は、第1スロット40および第2スロット42の内周側の短辺と略一致する。第1スロット40、第2スロット42、連通部44およびフラックスバリア46と、第1永久磁石50および第2永久磁石52との間には、樹脂が充填され、第1永久磁石50および第2永久磁石52は、第1スロット40および第2スロット42内で固定される。
ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、連通部44の端点P1、P1を結ぶ側面44a、端点P2、P2を結ぶ側面44b、第1永久磁石50および第2永久磁石52の内周側の短辺50a、52aにより、略等脚台形となる空間が形成される。ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、側面44aおよび側面44bは直線状であってもよいし、回転軸Oを中心とする円弧状であってもよい。
連通部44およびフラックスバリア46によって、第1永久磁石50および第2永久磁石52の短辺部分の一部は、ロータコア30と直接当接しない。これにより、第1永久磁石50および第2永久磁石52の短辺からの磁束漏れを抑制することができ、回転電機10のトルクの減少を抑制することができる。
[シミュレーション結果]
図3は、フラックスバリア46の有無によるシミュレーション結果を示す表である。本発明者は、シミュレーションによって、回転電機10に発生するコギングトルク、第1永久磁石50および第2永久磁石52からの磁束漏れによるトルク減少量、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近(フラックスバリア46を含む)に作用する応力集中値を計算した。図中に示す数値は、評価値であって、数値が小さいほど、コギングトルク、トルク減少量、応力集中値が小さく、良値であることを示す。
前述のように、フラックスバリア46を設けることにより、第1永久磁石50および第2永久磁石52の短辺からの磁束漏れを抑制し、回転電機10のトルクの減少を抑制することができる。しかし、シミュレーションによって、フラックスバリア46を設けることにより、図3のモデルAに示すように、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近で、応力集中値が高くなることがわかった。
本実施の形態では、第1スロット40および第2スロット42の内周側は、連通部44に接続されている。つまり、第1スロット40および第2スロット42の内周側短辺は開口している。そのため、第1スロット40および第2スロット42の内周側短辺が、鋼板により閉塞されているものに比べて、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近の強度が小さく、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近の応力集中値をできるだけ小さくすることが望まれる。
本発明者は、さらにフラックスバリア46の配置や個数を変えて、シミュレーションを行った。図4は、フラックスバリア46の配置や個数を変えたときの、シミュレーション結果を示す表である。
図4では、以下の5つのモデルのシミュレーション結果を示す。5つのモデルとは、フラックスバリア46を、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺であって、スロット36の外側の端部(外側端)に配置したモデルC、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺の中間部であるが、スロット36の外側寄り(外寄り)に配置したモデルD、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺の中央部(中央)に配置したモデルE、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺であって、スロット36の内側の端部(内側端)に配置したモデルF、フラックスバリア46を2個設けたモデルGである。なお、モデルDは、本実施の形態のフラックスバリア46の配置を示す。
図4に示すシミュレーション結果から、本実施の形態では、他のモデルに比べて応力集中値が最も小さいモデルDを採用した。モデルDを採用することにより、応力集中値を、フラックスバリア46を有する他のモデルよりも小さくすることができる。さらに、モデルDは、コギングトルクも他のモデルに比べて小さく、回転電機10の回転を滑らかにすることができる。なお、応力集中値が、モデルDに次いで小さく、コギングトルクおよびトルク減少量も他のモデルに対して比較的小さいモデルEを採用してもよい。
[作用効果]
第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺にフラックスバリア46を設けることにより、回転電機10のトルク減少量を小さくすることができる。しかし、図3のモデルAのように、フラックスバリア46を短辺の全体にわたって設けると、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近の応力集中値が増大する。
そこで、本実施の形態では、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、フラックスバリア46を、第1スロット40および第2スロット42の外周側の短辺の中間部に形成するようにした。これにより、フラックスバリア46を設けることにより、回転電機10のトルク減少量を抑制しつつ、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近の応力集中値の増大も抑えることができる。
また、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近の応力集中値の増大を抑制することができるため、第1スロット40および第2スロット42の外周側端部からロータコア30の外径までの厚みを薄くし、ロータコア30の径の大型化を抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、ロータコア30の回転軸O方向から見たときに、第1当接部48aの長さが、第2当接部48bの長さよりも長くなるように、フラックスバリア46を配置する。これにより、第1スロット40および第2スロット42の外周側短辺付近の応力集中値を、さらに小さくすることができる。したがって、フラックスバリア46を設けることによりトルク減少を抑えつつ、ロータコア30の径の大型化を避けることができる。また、コギングトルクを抑制することができ、回転電機10の回転を滑らかにすることができる。
さらに、本実施の形態では、ロータコア30の回転軸方向から見たときに、第1永久磁石50が挿入される第1スロット40、および、第2永久磁石52が挿入される第2スロット42の内周側の短辺の端点であって、互いに近い側の端点P1、P1を結ぶとともに、互いに遠い側の端点P2、P2を結ぶように形成された連通部44を設けた。これにより、第1永久磁石50および第2永久磁石52の内周側の側面が全面に渡ってロータコア30と当接しない構造とすることができ、磁束漏れを低減することができる。
また、本実施の形態では、ロータコア30の回転軸O方向から見たときに、連通部44の形状が略等脚台形となるように形成した。ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、連通部44の側面44aは直線状または回転軸Oを中心とする円弧状に形成され、側面44aはシャフト挿入孔32の内周面と略平行となる。これにより、ロータコア30において、ロータシャフト34の焼嵌め代を確保することができる。
また、本実施の形態では、第1永久磁石50および第2永久磁石52の内周側の短辺50a、52aが、第1スロット40および第2スロット42の内周側の短辺と一致するようにした。これにより、第1永久磁石50および第2永久磁石52は、第1スロット40および第2スロット42の端点Pに当接し、第1スロット40および第2スロット42に対する位置決めをすることができる。また、スロット36のロータコア30の径方向の長さを短縮化することができ、ロータコア30の径を小さくすることができる。
また、本実施の形態では、第1スロット40、第2スロット42、連通部44およびフラックスバリア46に、樹脂を充填するようにした。これにより、第1永久磁石50および第2永久磁石52を、第1スロット40および第2スロット42に対して固定することができる。
〔変形例1〕
第1の実施の形態では、第1スロット40および第2スロット42は端点P1、P1において離間していたが、第1スロット40および第2スロット42は端点P1、P1において接していてもよい。図5は、図1の四角枠A部分の拡大図である。図5に示すように、連通部44は、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、略二等辺三角形に形成されている。このとき、ロータコア30を回転軸O方向から見たときに、連通部44の端点P2、P2を結ぶ側面44b、第1永久磁石50および第2永久磁石52の内周側の短辺50a、52aにより、略二等辺三角形となる空間が形成される。
〔変形例2〕
第1の実施の形態では、ロータコア30の回転軸方向から見たときに、第1永久磁石50および第2永久磁石52は、第1スロット40および第2スロット42の長さと略同じ長さに形成されているが、第1永久磁石50および第2永久磁石52を、第1スロット40および第2スロット42の長さよりも短く形成するようにしてもよい。
〔実施の形態から得られる技術的思想〕
上記実施の形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
ロータ(14)は、ロータシャフト(34)と一体に回転するロータコア(30)と、ロータコア(30)を回転軸(O)方向に貫通し、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、略長方形に形成され、外周側が互いに離間するとともに内周側が互いに接近するV字状に配置された第1スロット(40)および第2スロット(42)と、ロータコア(30)を回転軸(O)方向に貫通し、第1スロット(40)および第2スロット(42)の内周側を連結する連通部(44)と、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、略長方形に形成され、第1スロット(40)に挿入された第1永久磁石(50)、および、第2スロット(42)に挿入された第2永久磁石(52)と、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、第1スロット(40)および第2スロット(42)の外周側の短辺であって、第1スロット(40)および第2スロット(42)の内側に形成され、第1永久磁石(50)および第2永久磁石(52)がそれぞれ当接する第1当接部(48a)と、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、第1スロット(40)および第2スロット(42)の外周側の短辺であって、第1スロット(40)および第2スロット(42)の外側に形成され、第1永久磁石(50)および第2永久磁石(52)がそれぞれ当接する第2当接部(48b)と、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、第1当接部(48a)と第2当接部(48b)との間に設けられ、第1スロット(40)および第2スロット(42)の外周側の短辺に対して外周側に膨出して形成されたフラックスバリア(46)と、を有する。これにより、第1スロット(40)および第2スロット(42)の外周側の応力集中値を低減できる。
上記ロータ(14)において、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、第1当接部(48a)の長さが、第2当接部(48b)の長さよりも長くともよい。フラックスバリア(46)により磁束漏れを低減し、トルク減少を抑えつつ、ロータコア(30)の径の大型化を避けることができる。また、コギングトルクも抑制することができ、回転電機(10)の回転を滑らかにすることができる。
上記ロータ(14)において、連通部(44)は、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、第1スロット(40)および第2スロット(42)の内周側の短辺の端点であって、互いに近い側の端点(P1、P1)を結ぶとともに、互いに遠い側の端点(P2、P2)を結んだ形状であってもよい。これにより、第1永久磁石(50)および第2永久磁石(52)の内周側の側面が全面に渡ってロータコア(30)と当接しない構造とすることができ、磁束漏れを低減することができる。
上記ロータ(14)において、連通部(44)は、ロータコア(30)の回転軸(O)方向から見たときに、略三角形または略台形の形状であってもよい。これにより、ロータコア(30)において、ロータシャフト(34)の焼嵌め代を確保することができる。
上記ロータ(14)において、第1永久磁石(50)は、内周側の短辺(50a)が、第1スロット(40)の内周側の短辺と一致するように配置され、第2永久磁石(52)は、内周側の短辺(52a)が、第2スロット(42)の内周側の短辺と一致するように配置されてもよい。これにより、第1永久磁石(50)および第2永久磁石(52)は、第1スロット(40)および第2スロット(42)の端点(P)に当接し、第1スロット(40)および第2スロット(42)に対する位置決めをすることができる。また、スロット(36)のロータコア(30)の径方向の長さを短縮化することができ、ロータコア(30)の径を小さくすることができる。
上記ロータ(14)において、フラックスバリア(46)および連通部(44)には、樹脂が充填されていてもよい。これにより、第1永久磁石(50)および第2永久磁石(52)を、第1スロット(40)および第2スロット(42)に対して固定することができる。
回転電機(10)は、上記ロータ(14)を有する。これにより、回転電機(10)のトルクの低下を抑制することができる。
10…回転電機 14…ロータ
30…ロータコア 34…ロータシャフト
40…第1スロット 42…第2スロット
44…連通部 46…フラックスバリア
50…第1永久磁石 52…第2永久磁石
O…回転軸 P1、P2…端点

Claims (6)

  1. ロータシャフトと一体に回転するロータコアと、
    前記ロータコアを回転軸方向に貫通し、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、略長方形に形成され、外周側が互いに離間するとともに内周側が互いに接近するV字状に配置された第1スロットおよび第2スロットと、
    前記ロータコアを回転軸方向に貫通し、前記第1スロットおよび前記第2スロットの内周側を連結する連通部と、
    前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、略長方形に形成され、前記第1スロットに挿入された第1永久磁石、および、前記第2スロットに挿入された第2永久磁石と、
    前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外周側の短辺であって、前記第1スロットおよび前記第2スロットの内側に形成され、前記第1永久磁石および前記第2永久磁石がそれぞれ当接する第1当接部と、
    前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外周側の短辺であって、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外側に形成され、前記第1永久磁石および前記第2永久磁石がそれぞれ当接する第2当接部と、
    前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1当接部と前記第2当接部との間に設けられ、前記第1スロットおよび前記第2スロットの外周側の短辺に対して外周側に膨出して形成されたフラックスバリアと、
    を有
    前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1当接部の長さが、前記第2当接部の長さよりも長い、ロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記連通部は、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、前記第1スロットおよび前記第2スロットの内周側の短辺の端点であって、互いに近い側の端点を結ぶとともに、互いに遠い側の端点を結んだ形状である、ロータ。
  3. 請求項に記載のロータにおいて、
    前記連通部は、前記ロータコアの回転軸方向から見たときに、略三角形または略台形の
    形状である、ロータ。
  4. 請求項またはに記載のロータにおいて、
    前記第1永久磁石は、内周側の短辺が、前記第1スロットの内周側の短辺と一致するように配置され、
    前記第2永久磁石は、内周側の短辺が、前記第2スロットの内周側の短辺と一致するように配置される、ロータ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のロータにおいて、
    前記フラックスバリアおよび前記連通部には、樹脂が充填されている、ロータ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のロータを有する、回転電機。
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