JPH1090134A - 水中の微量揮発性有機化合物の分析方法およびその 装置 - Google Patents

水中の微量揮発性有機化合物の分析方法およびその 装置

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JPH1090134A
JPH1090134A JP8250426A JP25042696A JPH1090134A JP H1090134 A JPH1090134 A JP H1090134A JP 8250426 A JP8250426 A JP 8250426A JP 25042696 A JP25042696 A JP 25042696A JP H1090134 A JPH1090134 A JP H1090134A
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JP8250426A
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Takeshi Miyabayashi
林 武 司 宮
Nobuo Seto
戸 伸 夫 瀬
Masatomo Ikeda
田 正 友 池
Yasuhiko Kamiyama
山 泰 彦 神
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G L SCI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 有機物の定性・定量測定装置の前処理装置に
好適な水中の微量揮発性有機化合物の分析方法およびそ
の装置を提供すること。 【解決手段】 試料水2と内部標準試料47とを濃縮装
置51に導入後、試料水2の流路を洗浄する。試料水2
の濃縮装置51導入前に、分析装置筐体4より上流側の
試料水2の流路に取水源1の試料水2を所定時間回流さ
せる。内部標準試料47を濃縮装置51へ導入後、試料
水2を濃縮装置51へ導入し、該試料水2を介し内部標
準試料流路に残留する内部標準試料47を除去可能にす
る。濃縮装置51の排水時に洗浄液29を濃縮装置51
へ導入し、該装置51を洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試料水の調製の手間
をなくし、汚染の危険や人為的誤差を防止して、水質の
オンライン測定を実現し、投入薬剤の投入を的確かつ合
理的に行なえるとともに、試料水をろ過するフィルター
の自動洗浄を可能にし、その機能回復と再生を促すとと
もに、試料水の流路と関係機器を合理的に洗浄し、更に
流路に残留する内部標準試料を除去して、分析の信頼性
を向上し、GC/MS等の有機物の定性・定量測定装置
の前処理装置に好適な水中の微量揮発性有機化合物の分
析方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、環境水、湖沼、海水、上水、処理
水中に含まれる微量揮発性有機化合物(VOC)の測定
に、GC/MS(ガスクロマトグラフ/マススペクト
ル)等の有機物の定性・定量測定装置の前処理装置であ
る、パージアンドトラップ装置が使用されていた。
【0003】この前処理装置は前記サンプル液をマニュ
アルで導入し、またはサンプル液を多数のバイアルビン
若しくはパージガラス管に密閉し、まとめてオートサン
プラーで測定する方法が採られてきた。この場合、サン
プルが汚れているときは、これをフィルターに導いて除
去する前処理装置を要する。
【0004】しかし、マニュアル測定やオートサンプラ
ーでは、サンプル調製時にバイアルビンや試料管にサン
プルを入れなければならず、手間が掛かるとともに、汚
染の危険や人為的誤差が生じ易い、という問題があっ
た。
【0005】ところで、VOCのなかには悪臭を発した
り、人の健康に害を与えることが知られているため、こ
れを適宜除去する必要がある。例えば、飲料用水の微量
VOCの除去手段として、従来より活性炭が使用され、
これを上記微量VOC濃度に応じて投入していた。その
際、活性炭の投入量の制御として、オートサンプラー付
きパージアンドトラップ装置を使用し、該装置によって
VOC濃度を測定し、所要量の活性炭を投入するように
していた。
【0006】しかし、上記装置はオンラインシステムで
ないため、休日や夜間には微量VOCの経時変化を測定
できず、通常は推測によって活性炭を投入していた。し
たがって、活性炭の投入量が少ない場合は、VOCが残
留して利用者に不快感を与えたり健康を害したりし、多
すぎる場合は活性炭が無駄になって、費用が増大すると
いう問題があった。
【0007】ところで、サンプル液の導入量誤差を補正
する目的で加える内部標準物質は、水中では安定でない
場合が多いので、少量の有機溶媒に溶かして用いられ
る。上記内部標準物質溶液は、一般にサンプル液に比べ
比較的高濃度なため、これを少量正確に導入することが
不可欠になり、少しでもサンプルの導入流路に残ってし
まうと、逆に誤差を呼ぶ結果になってしまう。更に、こ
の後サンプルおよび内部標準物質溶液の濃縮が行われる
ため、前記誤差は一層拡大し、分析結果に重大な影響を
及ぼすという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、試料水の調製の手間をなくし、汚染の危険
や人為的誤差を防止して、水中の微量揮発性有機化合物
のオンライン測定を実現し、投入薬剤の投入を的確かつ
合理的に行なえるとともに、試料水をろ過するフィルタ
ーの自動洗浄を可能にし、その機能回復と再生を促すと
ともに、試料水の流路と関係機器を合理的に洗浄し、更
に流路に残留する内部標準試料を除去して、分析の信頼
性を向上し、GC/MS等の有機物の定性・定量測定装
置の前処理装置に好適な水中の微量揮発性有機化合物の
分析方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、試料水と内部標準試料とを濃縮装置に導入後、試
料水の流路を洗浄するようにした水中の微量揮発性有機
化合物の分析方法において、試料水の濃縮装置導入前
に、試料水の流路の上流側に取水源の試料水を所定時間
回流させて、流路内を現状の試料水に置換し、分析の正
確性と信頼性を確保する。また、前記内部標準試料を試
料水の導入前に濃縮装置へ導入し、これを試料水の導入
後に導入する場合に比べて、定量の内部標準試料を安定
して導入し、分析精度の信頼性を向上するとともに、該
試料水を介し内部標準試料流路に残留する内部標準試料
を除去可能にし、残留する内部標準試料による分析誤差
の発生を防止する。更に、濃縮装置の排水時に洗浄液を
濃縮装置へ導入可能にして、該濃縮装置を合理的に洗浄
する。請求項2の発明は、試料水の回流と、試料水と内
部標準試料との濃縮装置への導入と、試料水の流路と濃
縮装置との洗浄とをシーケンス制御し、試料水中の微量
揮発性有機化合物の分析のオンライン化を実現する。請
求項3の発明は、フィルターでろ過した試料水と内部標
準試料とを濃縮装置に導入後、試料水の流路を洗浄する
ようにした水質分析装置において、試料水の流路に同質
の複数のフィルターを選択的に切換え可能に配置し、該
フィルターの劣化時にフィルターを切換え可能にし、試
料水のろ過を安定かつ確実に行ない、試料水中の微量揮
発性有機化合物の分析のオンライン化を促し、GC/M
S等の有機物の定性・定量測定装置の前処理装置に好適
である。
【0010】請求項4の発明は、試料水の流路の上流側
にメッシュの粗い複数のフィルターを配置し、その下流
側にメッシュの密な複数のフィルターを配置し、試料水
のろ過を精密かつ確実に行なうとともに、フィルターの
劣化を抑制する。請求項5の発明は、試料水の流路に多
ポート型のフィルタ切換弁を配置し、該切換弁に複数の
フィルターを着脱可能に接続し、多数のフィルタの切換
えを実現するとともに、その交換の容易化を図る。請求
項6の発明は、試料水の流路にフィルターの劣化を検出
可能なフィルター劣化センサを設け、該センサの劣化検
出時にフィルターを切換え可能にし、フィルターの切換
えを合理的かつ正確に行なう。
【0011】請求項7の発明は、フィルターは、各メッ
シュ毎に試料水に対する耐久性と吸着性、洗浄性に優れ
たものが使用され、試料水に対し種々の角度から最適の
フィルターを選択し、その合理的な使用を図る。請求項
8の発明は、フィルターと、フィルター周辺の試料水の
流路を外部から観察可能にし、フィルターの劣化や試料
水の汚染の程度を容易に確認する。請求項9の発明は、
メッシュの粗密なフィルター毎に洗浄可能にし、これら
を同時に洗浄する際のフィルターの逆詰まりを未然に防
止する。
【0012】請求項10の発明は、洗浄液導管を試料水
の流路の下流側に接続し、洗浄液を試料水の流路の下流
側から上流側へ移動させて排水可能にするとともに、前
記流路に配置したフィルターを洗浄可能にし、メッシュ
の密なフィルターから排出された異物が、メッシュの粗
なフィルターに付着する事態を防止する。請求項11の
発明は、試料水の流路に配置した各フィルタ切換弁の上
流側に、外部に排水可能な排出管と電磁弁とを配置し、
メッシュの粗密なフィルター毎の洗浄を実現する。請求
項12の発明は、フィルタ切換弁を切換え、各フィルタ
ーを洗浄可能にし、使用中および使用を一旦中止した汚
染したフィルターの洗浄を可能にする。
【0013】請求項13の発明は、フィルタの洗浄毎
に、洗浄液をメッシュの密なフィルターに導入可能に
し、該フィルターの洗浄を精密に行ない、該フィルター
によるろ過機能を確実に回復させて、試料水のろ過を精
度良く行なう。請求項14の発明は、使用後のフィルタ
ーを再生可能にし、再生不可能なフィルターを交換する
ようにして、フィルターの合理的な使用とそのコストの
低減を図る。請求項15の発明は、試料水の流路の下流
に第1切換弁を接続し、該切換弁に移送用ガス導管とサ
ンプルループを介挿したサンプル分流管とを接続し、前
記第1切換弁に連通可能な第2切換弁を設け、該切換弁
に内標ループを介挿した内標分流管と内標試料供給管
と、濃縮装置に連通する内標導管とを接続し、試料水と
内部標準試料とを濃縮装置へ確実に導入する。請求項1
6の発明は、サンプルループと内標ループに所定量の試
料水と内部標準試料とを充填し、前記試料水を第1およ
び第2切換弁の連通時に、内標導管を介し濃縮装置に導
入可能にし、試料水を濃縮装置へ確実に導入する。
【0014】請求項17の発明は、試料水と内部標準試
料とを濃縮装置に導入後、洗浄液をサンプル分流管とサ
ンプルループに導入し、それらを洗浄可能にして、次期
分析精度を向上する。請求項18の発明は、試料水と内
部標準試料とを濃縮装置に導入後、濃縮装置の排水時
に、第1および第2切換弁を連通し、かつ第1切換弁に
移送用ガス導管を連通して、サンプル分流管とサンプル
ループ内の洗浄液を濃縮装置に導入して排水し、これら
の流路と濃縮装置を洗浄可能にし、次期分析精度を向上
する。請求項19の発明は、各フィルタ切換弁と各電磁
弁と第1および第2切換弁とサンプル供給ポンプと洗浄
液供給ポンプとの作動をシーケンス制御し、試料水中の
微量揮発性有機化合物の分析のオンライン化を実現す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を飲料用水中の微量
VOCの分析に適用した図示の実施の形態について説明
すると、図1乃至図8において1は試料水である飲料用
水2を堰止壁3を介して貯留した河川や湖沼の取水源
で、該取水源1の可及的に近接位置に分析用筐体4が設
置されている。
【0016】前記筐体4の外側にはサンプル供給ポンプ
5が設置され、該ポンプ5にサンプル供給管6の一端が
接続され、その他端が取水源1に没入している。サンプ
ル供給ポンプ5の吐出側には、サンプル供給管7の一端
が接続され、この他端が電動型の第1切換弁8に接続さ
れていて、該管7に電動型のフィルター切換弁9,10
が接続されている。
【0017】フィルタ切換弁9,10は6ポート切換弁
で構成され、その4つのポートに二つの分流管11〜1
4が接続され、該管11,12および13,14は互い
に開閉可能にされていて、これらにフィルター15〜1
8が着脱可能に取付けられている。すなわち、分流管1
1,12および13,14は、その各一方がサンプル供
給管6に導通時に他方が遮断されて、導通側に介挿した
フィルターがろ過作用を奏するように構成されている。
【0018】フィルタ切換弁9,10は、後述のフィル
ター劣化センサが所定値の信号を検出した際、自動的に
回動して分流管10〜14の開閉モードを切換え、サン
プル供給管6に導通したフィルターの使用を可能にして
いる。
【0019】前記フィルター15,16および17,1
8は、それぞれ同質のものが使用され、このうち下流側
のフィルタ切換弁10に介挿したフィルター17,18
は、上流側のフィルタ切換弁9に介挿したフィルター1
5,16よりもメッシュを密に構成され、飲料用水2中
のより細かな異物を捕捉可能にしている。
【0020】これらのフィルター15〜18は、例えば
中空糸、ガラス、テフロン、金属製の各種のフィルター
に実際に試料水を供給して、その耐久性や吸着性等のろ
過性能を予め実験し、その最適なものをメッシュ毎に使
用している。
【0021】フィルタ切換弁9,10の各上流側のサン
プル供給管7には、フィルター15〜18の目詰まりを
検出可能なフィルター劣化センサ19,20、実施形態
では圧力センサが設けられ、その検出信号をコントロー
ラ21へ入力可能にしているこの場合、圧力センサの代
わりに、光センサを使用し、飲料用水2の汚染を光学的
に検出するようにしてもよく、そのようにすることで上
記汚染を安定かつ正確に検出できる。
【0022】上記フィルター劣化センサ19は、フィル
ター15,16の目詰まりを検出可能にされ、またフィ
ルター劣化センサ20は、フィルター17,18の目詰
まりを検出可能にされている。
【0023】そして、前記センサ19,20がフィルタ
ー15〜18の使用不能な劣化状況、実施形態では所定
の圧力値を検出した際、コントローラ21からフィルタ
切換弁9,10へ制御信号を出力し、該弁9,10を切
換えて、分流管11〜14の開閉モードを切換え、未使
用のフィルター側の分流管をサンプル供給管7に連通さ
せ、未使用のフィルターによるろ過作用を実行可能にし
ている。
【0024】前記コントローラ21はマイクロコンピュ
ータを内蔵し、該コンピュータには微量VOC分析シス
テムのシーケンスが記憶されていて、該記憶情報に基い
て各種の切換弁や電磁弁、ポンプ、計器等の一連の関連
機器に順次制御信号を出力可能にしている。
【0025】図中、22はフィルタ切換弁9,10の間
のサンプル供給管7に一端を接続した排出管で、他端を
取水源1に配管しており、23はサンプル供給ポンプ5
とフィルタ切換弁9との間のサンプル供給管7に一端を
接続した、排出管であるバイパス管で、他端を排出管2
2に接続している。バイパス管23と排出管22、およ
びフィルタ切換弁9,10の間のサンプル供給管7で、
かつ排出管22の接続位置よりも上流側に電磁弁24〜
26が介挿され、これらの作動をコントローラ21で制
御している。
【0026】27は第1切換弁8とフィルタ切換弁10
との間のサンプル供給管7に一端を接続した洗浄管で、
他端を洗浄液収納容器28に配管しており、該容器28
に純水等の洗浄液29が収容されている。洗浄管27の
上流側には洗浄液供給ポンプ30が接続され、該ポンプ
30の下流側に電磁弁31,32が介挿され、これらの
作動をコントローラ21で制御している。
【0027】第1切換弁8は6ポート切換弁で構成さ
れ、その作動をコントローラ21で制御している。上記
切換弁8のポートP1 には、サンプル供給管7の下流側
端部が接続され、ポートP2 ,P5 にはサンプル分流管
33の両端部が接続されていて、該管33に定量のサン
プル液を充填可能なサンプルループ34が接続されてい
る。
【0028】第1切換弁8のポートP3 には、移送ガス
導管35の一端が接続され、この他端が加圧用移送ガス
であるヘリウムガスを充填したガス容器36に接続さ
れ、該導管35に上流側から電磁弁37、調量弁38、
圧力計39、調圧器40が介挿され、前記電磁弁37の
作動をコントローラ21で制御している。
【0029】第1切換弁8のポートP4 には、第2切換
弁41に連通する連結管42が接続され、ポートP6 に
はドレイン管43の一端が接続され、この他端が分析用
筐体4の外側に配管されている。図中、44はドレイン
管43に介挿された電磁弁で、その作動をコントローラ
21で制御している。
【0030】第2切換弁41は電動型の6ポート切換弁
で構成され、その作動をコントローラ21で制御してい
る。上記切換弁41のポートP1 には、内標試料供給管
45の一端が接続され、この他端が内標試料収納容器4
6に収納したメタノール等の内部標準試料47に没入し
ている。
【0031】第2切換弁41のポートP2 ,P5 には、
内標分流管48の両端部が接続されていて、該管48に
定量の内部標準試料47を充填可能な内標ループ49が
接続されている。上記切換弁41のポートP4 には内標
導管50の一端が接続され、この他端が濃縮装置である
パージアンドトラップ装置51の試料管に接続され、ま
たポートP6 にドレイン管52の一端が接続され、この
他端が分析用筐体4の外側に配管されている。
【0032】図中、53はドレイン管52に介挿された
電磁弁で、その作動をコントローラ21で制御してい
る。54は移送ガス導管35の上流側から分岐した移送
ガス分流管で、その一端を調量弁38と圧力計39との
間の移送ガス導管35に接続し、他端を内標試料収納容
器46に接続している。上記移送ガス分流管54には調
圧器55と圧力計56と電磁弁57とが接続され、該電
磁弁57の作動をコントローラ21で制御している。
【0033】パージアンドトラップ装置51は、サンプ
ル液である飲料用水2中の揮発性有機化合物を濃縮可能
に構成され、これは内標導管50から試料管58に送り
込まれた飲料用水2にパージガスを流して、飲料用水2
中の揮発性有機化合物をトラップ管(図示略)に充填し
た吸着剤に一旦保持し、この後トラップ管を加熱脱着し
て、移送管59から分離装置であるガスクロマトグラフ
60へ導入可能に構成されている。
【0034】61は検出器で、実施形態では質量分析計
が使用され、62はモードモニタで、コントローラ21
から出力される信号によって、現状の分析状況を表示可
能にしており、63はインジケータで、コントローラ2
1から出力される信号によって、エラー表示や警告表示
若しくは警告音を発生可能にしている。
【0035】この他、図中64はバイパス管23の接続
部と、フィルター劣化センサ19との間のサンプル供給
管6に介挿した電磁弁で、その作動はコントローラ21
で制御されている。65はサンプル供給ポンプ5と、電
磁弁64との間のサンプル供給管6に介挿した電磁弁
で、常時は開弁され、その作動はコントローラ21で制
御されている。
【0036】このように構成した分析装置は、取水源1
の近接位置に設置され、サンプル供給管6の一端をサン
プル供給ポンプ5に接続し、他端を試料水である飲料用
水2中に没入するとともに、ドレイン管22のドレイン
側端部を取水源1の適所に配置する。この場合、サンプ
ル供給管6の長さは、飲料用水2の汚染の残留を少なく
し、またサンプル供給ポンプ5の動力の軽減を図るた
め、可及的に短小に構成することが望ましい。
【0037】また、上記分析前に実際に飲料用水2を中
空糸、ガラス、テフロン、金属製等の各種のフィルター
に流し、その耐久性や吸着性、洗浄性等を実験で確認し
て、最適なフィルターをメッシュ毎に選定し、これをフ
ィルター15〜18として使用し、これらを分流管11
〜14に取付ける。
【0038】こうして、一連の準備作業が完了する。こ
の状況は図3のようで、サンプル供給ポンプ5と洗浄液
供給ポンプ30とが駆動を停止し、各電磁弁24〜2
6,31,32,37,44,53,57,64とガス
容器36とが閉弁し、電磁弁65が開弁されている。し
たがって、分析前に飲料用水2と移送用ガスと洗浄液2
9とは、分析装置に導入されない。
【0039】このような分析待機状況の下で検出器61
による全測定回数、実施形態では無限回数と、その適宜
な測定間隔とを分析装置に入力設定したところで、駆動
スイッチをONすると、コントローラ21が作動し、こ
れが記憶したシーケンスに基いて、VOCの分析を開始
する。
【0040】コントローラ21は、先ずサンプル置換を
実行し、その制御信号を電磁弁24とサンプル供給ポン
プ5に送り、電磁弁24を開弁するとともに、サンプル
供給ポンプ5を駆動する。
【0041】このようにすると、サンプル液である飲料
用水2が汲み上げられ、これがサンプル供給管6に導か
れてバイパス管23を移動し、該管23より排出管22
に回流して取水源1に戻される。
【0042】この状況は図3のようで、分析用筐体4よ
り上流側のサンプル供給管6が取水源1の飲料用水2で
置換され、これが取水源1に回流している。したがっ
て、サンプル供給管6内に残留する事前の試料水や洗浄
液、異物等が除去され、現状の試料水に置き換わるか
ら、分析の信頼性が向上し、特にこの効果は、上記筐体
4外部のサンプル供給管6の導入経路が長い場合に有効
である。
【0043】サンプル置換後、コントローラ21はサン
プルと内部標準試料との先行導入を同時に実行する。こ
のうち、コントローラ21はサンプルの先行導入に際
し、サンプル供給ポンプ5の駆動を続行するとともに、
制御信号を電磁弁24,64,26,44に送って、電
磁弁24を閉弁し、電磁弁64,26,44を開弁す
る。
【0044】このようにすると、サンプル供給ポンプ5
に汲み上げられた飲料用水2が、サンプル供給管6に導
かれてフィルター劣化センサ19を通過し、その下流側
のフィルタ切換弁9の分流管11に導かれて、フィルタ
15を移動する。
【0045】その際、上記センサ19は刻々と流体圧を
検出し、その信号をコントローラ21へ入力する。コン
トローラ21は検出圧力が所定値以下の場合は、現状の
フィルタ15によるろ過を許容し、一方、上記圧力が所
定値以上の場合は、フィルタ切換弁9に制御信号を送
り、該弁9を切換える。
【0046】この結果、分流管11がサンプル供給管6
から遮断され、該管11に介挿したフィルター15の使
用が停止されるとともに、分流管12が上記供給管6導
通し、該管12に飲料用水2が導かれてフィルター16
を移動し、ろ過される。
【0047】このように本発明はフィルター15,16
の劣化状況を終始監視し、劣化したフィルター15の使
用を一旦停止するとともに、直ちに別のフィルター16
の使用を図って、飲料用水2のろ過を常に確保し、各種
機器の汚染と故障を未然に防止し、該用水2の分析のオ
ンライン化を促す。
【0048】こうして、飲料用水2はフィルター15ま
たは16を通過後、フィルタ切換弁9からサンプル供給
管6に導かれて、フィルター劣化センサ20を通過し、
その下流側のフィルタ切換弁10の分流管13に導かれ
て、フィルタ17を移動する
【0049】その際、上記センサ20は刻々と流体圧を
検出し、その信号をコントローラ21へ入力する。コン
トローラ21は圧力が所定値以下の場合は、現状のフィ
ルタ17による濾過を許容し、一方、上記圧力が所定値
以上の場合は、フィルタ切換弁10に制御信号を送り、
該弁10を切換える。
【0050】この結果、分流管13がサンプル供給管6
から遮断され、該管13に介挿したフィルター17の使
用が停止されるとともに、分流管14が上記供給管6導
通し、該管14に飲料用水2が導かれてフィルター18
を移動し、そのメッシュの密な分、上記フィルター17
よりも精密にろ過される。
【0051】このように、本発明は第1切換弁8より上
流側のサンプル供給管6に、粗密二種類のフィルター1
5,16、17,18を配置し、飲料用水2を精密かつ
確実にろ過して、各種機器の汚染と故障を未然に防止
し、該用水2の分析のオンライン化を実現する。
【0052】こうして、飲料用水2はフィルタ切換弁1
0を通過後、第1切換弁8に導かれてサンプル分流管3
3を移動し、そのサンプルループ34に定量の飲料用水
2を充填して、ドレイン管43より分析用筐体4の外部
に排出される。この状況は図4のようである。
【0053】一方、内部標準試料の先行導入に際し、ガ
ス容器36を開弁するとともに、コントローラ21から
電磁弁53,57へ制御信号を送り、これらを開弁す
る。
【0054】このようにすると、ガス容器36に充填さ
れた移送用ガスが、移送ガス導管35に導かれて内標試
料収納容器46へ流入し、該容器46の内圧が上昇し
て、該容器46に収納した内部標準試料47を内標試料
供給管45へ押し出す。
【0055】内部標準試料47は、内標試料供給管45
に導かれて第2切換弁41へ移動し、その内標分流管4
8の内標ループ49に定量の内部標準試料を充填して、
ドレイン管52より分析用筐体4の外部に排出される。
この状況は図5のようである
【0056】このような状況の下で、コントローラ21
は先ず内部標準試料導入を実行するその際、コントロー
ラ21は電磁弁37,53,57へ制御信号を送り、電
磁弁37を開弁するとともに、電磁弁53,57を閉弁
する。
【0057】また、コントローラ21は第2切換弁41
へ制御信号を出力し、該弁41を切換えて、ポートP2
,P3 、ポートP4 ,P5 を互いに連通するととも
に、ポートP3 を連結管42に連通し、ポートP2 ,P
5 を内標分流管48に連通し、ポートP4 を内標導管5
0に連通する。
【0058】このようにすると、ガス容器36に充填さ
れた移送用ガスが、移送ガス導管35に導かれて第1切
換弁8へ移動し、そのポートP3 ,P4 より連結管42
を経て第2切換弁41へ導かれ、そのポートP3 ,P2
より内標分流管48を移動する。
【0059】その際、上記移送用ガスは、内標分流管4
8と内標ループ49に充填された内部標準試料を押し動
かし、該試料と共にポートP5 ,P4 および内標導管5
0を移動して、パージアンドトラップ装置51に導入さ
れる。なお、この間、前記サンプルの先行導入モードが
続行され、飲料用水2が第1切換弁8からサンプル分流
管33を経てサンプルループ34を移動し、ドレイン管
43より分析用筐体4の外部に排出される。この状況は
図6のようである。
【0060】次に、コントローラ21は試料導入を実行
する。その際、移送用ガスの供給を続行し、コントロー
ラ21からサンプル供給ポンプ5と、電磁弁65,6
4,26,44とに制御信号を送り、上記ポンプ5の駆
動を停止するとともに、電磁弁65,64,26,44
を閉弁する。
【0061】また、コントローラ21は第1および第2
切換弁8,41へ制御信号を出力し、これらの切換弁
8,41を切換える。すなわち、第1切換弁8のポート
P2 ,P3 、ポートP4 ,P5 を互いに連通し、ポート
P3 を移送ガス導管35に連通するとともに、ポートP
2 ,P5 をサンプル分流管33に連通し、ポートP4 を
連結管42に連通する。更に、第2切換弁41のポート
P3 ,P4 を連通し、該ポートP3 を連結管42に連通
するとともに、ポートP4 を内標導管50に連通する。
【0062】このようにすると、ガス容器36に充填さ
れた移送用ガスが、移送ガス導管35に導かれて第1切
換弁8へ移動し、そのポートP3 ,P2 よりサンプル分
流管33に導かれてサンプルループ34を移動し、これ
らに充填されたサンプルである飲料用水2を押し動か
し、このサンプルと共にポートP5 ,P4 を経て連結管
42を移動する。
【0063】この後、移送用ガスと上記サンプルとは連
結管42に導かれて第2切換弁41へ移動し、そのポー
トP3 ,P4 より内標導管50を移動して、パージアン
ドトラップ装置51に導入される。この状況は図7のよ
うである。
【0064】このように本発明は、内部標準試料を先ず
パージアンドトラップ装置51に導入しているから、こ
れをサンプル導入の後に行なう場合に比べて、定量の内
部標準試料を安定かつ円滑に導入することができ、正確
かつ信頼性の高い分析結果を得られる一方、仮に内標導
管50に内部標準試料が残留していても、この後試料水
で押し流すので、分析に支障はない。
【0065】すなわち、サンプル液の導入量誤差を補正
する目的で加える内部標準物質は、水中では安定でない
場合が多いので、少量の有機溶媒に溶かして用いられ
る。そのため、内部標準物質溶液はサンプル液に比べ
て、比較的高濃度なため、これを少量正確に導入するこ
とが不可欠になり、少しでもサンプルの導入流路に残っ
てしまうと、逆に誤差を呼ぶ結果になり、しかもこの後
サンプルおよび内部標準物質溶液の濃縮によって、前記
誤差は一層拡大し、分析結果に重大な影響を及ぼす、と
いう不安を解消する。
【0066】そして、前記内部標準試料がパージアンド
トラップ装置51に導入されたところで、その検出信号
がオンラインサンプラー(図示略)からコントローラ2
1へ送られ、コントローラ21からパージアンドトラッ
プ装置51へ駆動信号が入力されて、該装置51が駆動
する。この場合、内部標準試料の導入時にパージアンド
トラップ装置51を駆動することで、該装置51の内圧
が低減し、内部標準試料およびサンプルを円滑に導入し
得る。
【0067】パージアンドトラップ装置51は、試料水
である飲料用水2中の揮発性有機化合物を濃縮可能に構
成され、試料管58に送り込まれた飲料用水2にパージ
ガスを流し、その中の揮発性有機化合物をトラップ管
(図示略)に充填した吸着剤に一旦保持し、この後トラ
ップ管を加熱脱着して、移送管59からガスクロマトグ
ラフ60へ濃縮ガスを導入する。
【0068】この後、コントローラ21はサンプルルー
プ洗浄を実行する。その際、コントローラ21は電磁弁
31,32,37,44と洗浄液供給ポンプ30と第1
切換弁8とに制御信号を送り、電磁弁31,32,44
を開弁し、電磁弁37を閉弁するとともに、洗浄液供給
ポンプ30を駆動する。
【0069】また、第1切換弁8を切換え、ポートP1
,P2 、ポートP3 ,P4 、ポートP5 ,P6 を互い
に連通し、ポートP1 を洗浄液供給管27に連通すると
ともに、ポートP2 ,P5 をサンプル分流管33に連通
し、ポートP6 をドレイン管43に連通する。
【0070】このようにすると、洗浄液収納容器28内
の洗浄液29が洗浄液供給ポンプ30に汲み出され、こ
れが洗浄液供給管27に導かれて第1切換弁8へ移動
し、そのポートP1 ,P2 よりサンプル分流管33に導
かれて、サンプルループ34を移動し、その際それらの
内壁に付着し残留する試料水を洗い流し、これらをポー
トP5 ,P6 よりドレイン管43に導き、分析用筐体4
の外部に排出する。
【0071】次に、コントローラ21は洗浄液供給ポン
プ30を駆動しつつ、下流側のフィルター17,18の
洗浄を実行する。その際、コントローラ21は電磁弁2
5,44と第1切換弁8とに制御信号を送り、電磁弁2
5を開弁し、電磁弁44を閉弁するとともに、第1切換
弁8を切換え、ポートP1 ,P6 、ポートP2 ,P3 、
ポートP4 ,P5 を互いに連通し、ポートP1 を洗浄液
供給管27に連通するとともに、ポートP6 をドレイン
管43に連通する。
【0072】このようにすると、洗浄液収納容器28内
の洗浄液29が洗浄液供給ポンプ30に汲み出され、こ
れが洗浄液供給管27よりサンプル供給管6に導かれて
フィルタ切換弁10へ移動し、そのポートよりフィルタ
ー分流管13に導かれて、現在使用下のフィルター17
を移動し、該フィルター17に付着する異物等の汚染物
を洗い流し、これらを排出管22に導いて取水源1に排
出する。この状況は図9のようである。
【0073】フィルター17の洗浄後、コントローラ2
1はフィルタ切換弁10へ制御信号を送り、該弁10を
切換えて、フィルター分流管13をサンプル供給管6か
ら遮断し、フィルター分流管14をサンプル供給管6に
連通する。このようにすると、洗浄液29がフィルター
分流管14に導かれ、現在不使用下のフィルター18を
移動して、該フィルター18に付着する異物等の汚染物
を洗い流し、これらを排出管22に導いて取水源1に排
出する。この場合、上記洗浄は毎回行わず、適時行うよ
うにしてもよい。
【0074】したがって、フィルター17が汚染し機能
低下したものである場合、機能が回復し再生されるか
ら、フィルターの有効利用を図れ分析コストの節減を図
れる。こうして再生したフィルター17は、この後も使
用再生を繰り返し、最終的にはコントローラ21に計測
される再生回数、または洗浄時若しくは再生時にフィル
ター劣化センサー20による検出値が規定値を越えた場
合、警報器(図示略)を作動させて当該フィルターの交
換を促すようにする。
【0075】更に、コントローラ21は洗浄液供給ポン
プ30の駆動を続行し、上流側のフィルター15,16
の洗浄を実行する。その際、コントローラ21は電磁弁
24〜26,64,65に制御信号を送り、電磁弁2
4,26,64を開弁し、電磁弁25,65を閉弁す
る。
【0076】このようにすると、洗浄液供給ポンプ30
に汲み出された洗浄液29が、サンプル供給管6に導か
れてフィルタ切換弁10へ移動し、そのポートよりフィ
ルター分流管13または14に導かれて、洗浄後のフィ
ルター17または18を移動し、サンプル供給管6を経
てフィルタ切換弁9へ導かれる。
【0077】この後、上記洗浄液29はフィルタ切換弁
9のポートよりフィルター分流管11に導かれ、現在使
用下のフィルター15を移動して、該フィルター15に
付着する異物等の汚染物を洗い流し、これらをサンプル
供給管6からバイパス管23を経て排出管22へ導き、
取水源1に排出する。この状況は図10のようである
【0078】フィルター15の洗浄後、コントローラ2
1はフィルタ切換弁9へ制御信号を送り、該弁9を切換
えて、フィルター分流管11をサンプル供給管6から遮
断し、フィルター分流管12をサンプル供給管6に連通
する。この場合、上記洗浄は毎回行わず、適時行うよう
にしてもよい。
【0079】このようにすると、洗浄液29がフィルタ
ー分流管12に導かれ、現在不使用下のフィルター16
を移動して、該フィルター16に付着する異物等の汚染
物を洗い流し、これらをサンプル供給管6からバイパス
管23を経て排出管22へ導き、取水源1に排出する。
この場合、上記洗浄は毎回行わず、適時行うようにして
もよい。
【0080】したがって、フィルター15が汚染し機能
低下したものである場合、機能が回復し再生されるか
ら、フィルターの有効利用を図れ分析コストの節減を図
れる。こうして再生したフィルター15は、この後も使
用再生を繰り返し、最終的にはコントローラ21で計測
される再生回数、または洗浄時若しくは再生時のフィル
ター劣化センサー19による検出値が規定値を越えた場
合、警報器(図示略)を作動させて当該フィルターの交
換を促す。
【0081】このように本発明は、試料水2を濃縮装置
51へ導入後、換言すれば試料水2の供給を停止してい
る間にフィルター15〜18を洗浄しているから、分析
システムに支障を来すことが無く、合理的に洗浄し得
る。
【0082】しかも、フィルター15〜18の洗浄は、
メッシュの粗密に分けて行ない、最初にメッシュの密の
フィルター17,18を洗浄し、次にメッシュの粗のフ
ィルター15,16を洗浄しているから、フィルター1
7,18に残留した異物がフィルター15,16に付着
する、いわゆる逆詰まりの心配がない。
【0083】また、メッシュの粗のフィルター15,1
6を洗浄する際は、メッシュの密のフィルター17また
は18を洗浄するから、該フィルター17または18の
洗浄を精密に行なえる。
【0084】なお、洗浄液供給管27に連通するバイパ
ス管を設け、該管の一端をフィルタ切換弁9と電磁弁2
6との間のサンプル供給管6に接続すれば、メッシュの
粗密のフィルター15,16、17,18毎に峻別して
洗浄でき、また前記逆詰まりの不安を払拭し得る。
【0085】こうして、一連のフィルターを洗浄してい
る間、パージアンドトラップ装置56による飲料用水2
中の揮発性有機化合物の濃縮が行なわれ、この濃縮後に
コントローラ21からガスクロマトグラフ60へ制御信
号が送られ、ガスクロマトグラフ60が始動する。
【0086】ガスクロマトグラフ60は濃縮ガスをカラ
ムに導き、かつこれを分離して、これを検出器61で分
析し、試料水2中の揮発性有機化合物濃度がオンライン
で記録される。したがって、上記分析結果に基いて活性
炭等の薬剤が取水源1に投入され、その投入量に過不足
がない。
【0087】また、一連のフィルター洗浄後、パージア
ンドトラップ装置56からコントローラ21へ信号が入
力され、前記装置6が脱着モードに移行し排水する際、
コントローラ21は洗浄液供給ポンプ30を駆動しつ
つ、前記サンプルループ洗浄を再度実行する。
【0088】その際、コントローラ21は電磁弁24〜
26,44,64,65と第1切換弁8に制御信号を送
り、電磁弁24〜26,64を閉弁し、電磁弁44,6
5を開弁するとともに、第1切換弁8を切換え、ポート
P1 ,P2 、ポートP3 ,P4 、ポートP5 ,P6 を互
いに連通し、ポートP1 を洗浄液供給管27に連通する
とともに、ポートP2 ,P5 をサンプル分流管33に連
通し、ポートP6 をドレイン管43に連通する。
【0089】このようにすると、洗浄液供給ポンプ30
に汲み出された洗浄液29が、洗浄液供給管27に導か
れて第1切換弁8へ移動し、そのポートP1 ,P2 より
サンプル分流管33に導かれて、サンプルループ34を
移動し、その内壁を再度洗浄して精密に洗浄後、ポート
P5 ,P6 よりドレイン管43へ移動し、分析用筐体4
の外部に排出される。この状況は図8と同様である。
【0090】この後、コントローラ21はパージアンド
トラップ装置洗浄を実行する。その際、コントローラ2
1は洗浄液供給ポンプ30の駆動を続行し、電磁弁2
5,37と第1切換弁8とに制御信号を送り、電磁弁2
5,37を開弁するとともに、第1切換弁8を切換え、
ポートP1 ,P6 、ポートP2 ,P3 、ポートP4 ,P
5 を互いに連通し、ポートP1 を洗浄液供給管27に連
通するとともに、ポートP2 ,P5 をサンプル分流管3
3に連通し、ポートP6 をドレイン管43に連通する。
【0091】このようにすると、洗浄液供給ポンプ30
に汲み出された洗浄液29が、洗浄液供給管27に導か
れてサンプル供給管6へ到達し、該管6より二方向へ分
流する。その一方は第1切換弁8へ移動し、そのポート
P1 ,P6 よりドレイン管43を経て、分析用筐体4の
外部に排出され、他方はフィルタ切換弁10へ移動し、
そのポートより分流管13に導かれてフィルター17を
移動し、サンプル供給管6よりバイパス管22を経て取
水源1に排出される。
【0092】一方、ガス容器36に充填された移送用ガ
スが移送ガス導管35に導かれて第1切換弁8へ移動
し、そのポートP3 ,P2 よりサンプル分流管33を経
てサンプルループ34を移動し、分流管33とサンプル
ループ34内に残留する洗浄液を吹き飛ばす。
【0093】この後、移送用ガスは前記吹き飛ばした洗
浄液と一緒に分流管33を移動し、該管33よりポート
P5 ,P4 を経て連結管42を移動し、該管42より第
2切換弁41に導かれ、そのポートP3 ,P4 から内標
導管50へ移動してパージアンドトラップ装置51に導
かれ、該装置51から外部に排出される。
【0094】このように、本発明はパージアンドトラッ
プ装置51の脱着モードの排水時を利用して、移送用ガ
スを介し、サンプル分流管33に残留する洗浄液を連結
管42と、第2切換弁41と内標導管50とに送り込
み、これらの流路と前記トラップ装置51の排出路とを
合理的に洗浄している。
【0095】こうして、本発明は各フィルタ15〜18
と各管路とを洗浄し、分析の前処理を合理的に行なうこ
とで、円滑かつ安定した測定と分析を促し、それらのオ
ンラインシステムを実現する。したがって、正確な測定
と分析結果を得られ、これに対応して適切な措置を施せ
るから、例えば黴臭気に対する消臭剤を過不足無く投入
し、黴臭気の発生と消臭剤の空費を防止し得る。
【0096】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、試料
水の濃縮装置導入前に、試料水の上流側の流路に取水源
の試料水を所定時間回流させたから、該流路に残留する
洗浄液や異物を除去し、現状の試料水に置換して、分析
の正確性と信頼性を確保することができる。また、内部
標準試料を試料水の導入前に濃縮装置へ導入したから、
これを試料水の導入後に導入する場合に比べて、定量の
内部標準試料を安定して導入することができ、分析精度
の信頼性を向上することができる。更に、内部標準試料
の導入後、試料水を濃縮装置へ導入したから、該試料水
を介し、内部標準試料流路に残留する内部標準試料を除
去し、残留する内部標準試料による分析誤差の発生を防
止することができる。更に、濃縮装置の排水時に洗浄液
を濃縮装置へ導入して該装置を洗浄したから、濃縮装置
を合理的に洗浄することができる効果がある。請求項2
の発明は、試料水の回流と、試料水と内部標準試料との
濃縮装置への導入と、試料水の流路と濃縮装置との洗浄
とをシーケンス制御したから、試料水の水質分析のオン
ライン化を促すことができ、水質を改善する薬剤の投入
を合理的に行なうことができる。
【0097】請求項3の発明は、試料水の流路に同質の
複数のフィルターを選択的に切換え可能に配置し、該フ
ィルターの劣化時にフィルターを切換え可能にしたか
ら、試料水のろ過を確実に行なえ、試料水の水質分析を
円滑かつ安定して行なうことができる。したがって、G
C/MS等の有機物の定性・定量測定装置の前処理装置
に好適であり、試料水の水質分析のオンライン化を促進
することができる。請求項4の発明は、試料水の流路の
上流側にメッシュの粗い複数のフィルターを配置し、そ
の下流側にメッシュの密な複数のフィルターを配置した
から、試料水のろ過を精密かつ確実に行なえるととも
に、各フィルターを効率良く使用することができる。請
求項5の発明は、試料水の流路に多ポート型のフィルタ
切換弁を配置し、該切換弁に複数のフィルターを着脱可
能に接続したから、多数のフィルタの切換えを実現する
とともに、その交換の容易化を図ることができる。
【0098】請求項6の発明は、試料水の流路にフィル
ターの劣化を検出可能なフィルター劣化センサを設け、
該センサの劣化検出時にフィルターを切換え可能にした
から、フィルターの切換えを合理的かつ正確に行なうこ
とができる。請求項7の発明は、フィルターは、各メッ
シュ毎に試料水に対する耐久性と吸着性、洗浄性に優れ
たものが使用されるから、試料水に対し最適のフィルタ
ーを選択し、その合理的な使用を図ることができる。請
求項8の発明は、フィルターと、フィルター周辺の試料
水の流路を外部から観察可能にしたから、フィルターの
劣化や試料水の汚染の程度を容易に確認することができ
る。
【0099】請求項9の発明は、メッシュの粗密なフィ
ルター毎に洗浄可能にしたから、これらを同時に洗浄す
る際のフィルターの逆詰まりを未然に防止することがで
きる請求項10の発明は、洗浄液導管を試料水の流路の
下流側に接続し、洗浄液を試料水の流路の下流側から上
流側へ移動させて排水可能にするとともに、前記流路に
配置したフィルターを洗浄可能にしたから、メッシュの
密なフィルターから排出された異物が、メッシュの粗な
フィルターに付着する事態を防止することができる。請
求項11の発明は、試料水の流路に配置した各フィルタ
切換弁の上流側に、外部に排水可能な排出管と電磁弁と
を配置したから、メッシュの粗密なフィルター毎の洗浄
を実現することができる。
【0100】請求項12の発明は、フィルタ切換弁を切
換え、各フィルターを洗浄可能にしたから、使用中およ
び使用を一旦中止した汚染したフィルターの洗浄を可能
にすることができる。請求項13の発明は、フィルタの
洗浄毎に、洗浄液をメッシュの密なフィルターに導入可
能にしたから、該フィルターの洗浄を精密に行なえ、そ
のろ過機能を高精度に回復して、試料水のろ過を精度良
く行なうことができる。請求項14の発明は、使用後の
フィルターを再生可能にし、再生不可能なフィルターを
交換するようにしたから、フィルターの合理的な使用と
そのコストの節減を図ることができる。請求項15の発
明は、試料水の流路の下流に第1切換弁を接続し、該切
換弁に移送用ガス導管とサンプルループを介挿したサン
プル分流管とを接続し、前記第1切換弁に連通可能な第
2切換弁を設け、該切換弁に内標ループを介挿した内標
分流管と内標試料供給管と、濃縮装置に連通する内標導
管とを接続したから、試料水と内部標準試料とを濃縮装
置へ確実に導入することができる。
【0101】請求項16の発明は、サンプルループと内
標ループに所定量の試料水と内部標準試料とを充填し、
前記試料水を第1および第2切換弁の連通時に、内標導
管を介し濃縮装置に導入可能にしたから、試料水を濃縮
装置へ確実に導入することができる。請求項17の発明
は、試料水と内部標準試料とを濃縮装置に導入後、洗浄
液をサンプル分流管とサンプルループに導入したから、
それらを洗浄可能にして、次期分析精度を向上すること
ができる。請求項18の発明は、試料水と内部標準試料
とを濃縮装置に導入後、濃縮装置の排水時に、第1およ
び第2切換弁を連通し、かつ第1切換弁に移送用ガス導
管を連通して、サンプル分流管とサンプルループ内の洗
浄液を濃縮装置に導入して排水し、これらの流路と濃縮
装置を洗浄可能にしたから、上記洗浄を分析に支障無く
合理的に行なえるとともに、次期分析精度を向上するこ
とができる。請求項19の発明は、各フィルタ切換弁と
各電磁弁と第1および第2切換弁とサンプル供給ポンプ
と洗浄液供給ポンプとの作動をシーケンス制御したか
ら、試料水の水質分析のオンライン化を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す説明図で、その制御系
とともに図示している。
【図2】本発明の要部を拡大して示す説明図である。
【図3】本発明の作動状態を示す説明図で、試料水の置
換時の状況を示している。
【図4】本発明の作動状態を示す説明図で、試料水の先
行導入時の状況を示している。
【図5】本発明の作動状態を示す説明図で、内部標準試
料の先行導入時の状況を示している。
【図6】本発明の作動状態を示す説明図で、内部標準試
料の濃縮装置導入時の状況を示している。
【図7】本発明の作動状態を示す説明図で、試料水の濃
縮装置導入時の状況を示している。
【図8】本発明の作動状態を示す説明図で、サンプルル
ープの洗浄時の状況を示している。
【図9】本発明の作動状態を示す説明図で、一方のフィ
ルター(密なメッシュ側)の洗浄時の状況を示してい
る。
【図10】本発明の作動状態を示す説明図で、両方のフ
ィルターの洗浄時の状況を示している。
【図11】本発明の作動状態を示す説明図で、濃縮装置
の洗浄時の状況を示している。
【符号の説明】
1 取水源 2 試料水 8 第1切換弁 9,10 フィルタ切換弁 15,16 フィルタ(粗メッシュ) 17,18 フィルタ(密メッシュ) 19,20 フィルタ劣化センサ 22 排出管 23 排出管(バイパス管) 26,64 電磁弁 29 洗浄液 33 サンプル分流管 34 サンプルループ 41 第2切換弁 45 内標供給管 47 内部標準試料 48 内標分流管 49 内標ループ 50 内標導管 51 濃縮装置(パージアンドトラップ装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 30/20 G01N 30/20 Z 33/18 33/18 B (72)発明者 神 山 泰 彦 埼玉県入間市狭山ケ原237ー2 ジーエル サイエン ス株式会社武蔵工場内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料水と内部標準試料とを濃縮装置に導
    入後、試料水の流路を洗浄するようにした水中の微量揮
    発性有機化合物の分析方法において、試料水の濃縮装置
    導入前に、試料水の流路の上流側に取水源の試料水を所
    定時間回流させ、かつ前記内部標準試料を濃縮装置へ導
    入後、試料水を濃縮装置へ導入し、該試料水を介し内部
    標準試料流路に残留する内部標準試料を除去可能にする
    とともに、濃縮装置の排水時に洗浄液を濃縮装置へ導入
    し、該濃縮装置を洗浄可能にした水中の微量揮発性有機
    化合物の分析方法。
  2. 【請求項2】 前記試料水の回流と、試料水と内部標準
    試料との濃縮装置への導入と、試料水の流路と濃縮装置
    との洗浄とをシーケンス制御した水中の微量揮発性有機
    化合物の分析方法。
  3. 【請求項3】 フィルターでろ過した試料水と内部標準
    試料とを濃縮装置に導入後、試料水の流路を洗浄するよ
    うにした水中の微量揮発性有機化合物の分析装置におい
    て、試料水の流路に同質の複数のフィルターを選択的に
    切換え可能に配置し、該フィルターの劣化時にフィルタ
    ーを切換え可能にした水中の微量揮発性有機化合物の分
    析装置。
  4. 【請求項4】 試料水の流路の上流側にメッシュの粗い
    複数のフィルターを配置し、その下流側にメッシュの密
    な複数のフィルターを配置した請求項3記載の水中の微
    量揮発性有機化合物の分析装置。
  5. 【請求項5】 試料水の流路に多ポート型のフィルタ切
    換弁を配置し、該切換弁に複数のフィルターを着脱可能
    に接続した請求項3または請求項4記載の水中の微量揮
    発性有機化合物の分析装置。
  6. 【請求項6】 試料水の流路にフィルターの劣化を検出
    可能なフィルター劣化センサを設け、該センサの劣化検
    出時にフィルターを切換え可能にした請求項3記載の水
    中の微量揮発性有機化合物の分析装置。
  7. 【請求項7】 フィルターは、各メッシュ毎に試料水に
    対する耐久性と吸着性、洗浄性に優れている請求項3ま
    たは請求項4記載の水中の微量揮発性有機化合物の分析
    装置。
  8. 【請求項8】 フィルターと、フィルター周辺の試料水
    の流路を外部から観察可能にした請求項3記載の水中の
    微量揮発性有機化合物の分析装置。
  9. 【請求項9】 メッシュの粗密なフィルター毎に洗浄可
    能にした請求項3記載の水中の微量揮発性有機化合物の
    分析装置。
  10. 【請求項10】 洗浄液導管を試料水の流路の下流側に
    接続し、洗浄液を試料水の流路の下流側から上流側へ移
    動させて排水可能にするとともに、前記流路に配置した
    フィルターを洗浄可能にした請求項3または請求項4記
    載の水中の微量揮発性有機化合物の分析装置。
  11. 【請求項11】 試料水の流路に配置した各フィルタ切
    換弁の上流側に、外部に排水可能な排出管と電磁弁とを
    配置した請求項9記載の水中の微量揮発性有機化合物の
    分析装置。
  12. 【請求項12】 フィルタ切換弁を切換え、各フィルタ
    ーを洗浄可能にした請求項6または請求項9記載の水中
    の微量揮発性有機化合物の分析装置。
  13. 【請求項13】 フィルタの洗浄毎に、洗浄液をメッシ
    ュの密なフィルターに導入可能にした請求項9記載の水
    中の微量揮発性有機化合物の分析装置。
  14. 【請求項14】 使用後のフィルターを再生可能にし、
    再生不可能なフィルターを交換可能にした請求項11記
    載の水中の微量揮発性有機化合物の分析装置
  15. 【請求項15】 試料水の流路の下流に第1切換弁を接
    続し、該切換弁に移送用ガス導管とサンプルループを介
    挿したサンプル分流管とを接続し、前記第1切換弁に連
    通可能な第2切換弁を設け、該切換弁に内標ループを介
    挿した内標分流管と内標試料供給管と、濃縮装置に連通
    する内標導管とを接続した請求項3記載の水中の微量揮
    発性有機化合物の分析装置。
  16. 【請求項16】 サンプルループと内標ループに所定量
    の試料水と内部標準試料とを充填し、前記試料水を第1
    および第2切換弁の連通時に、内標導管を介し濃縮装置
    に導入可能にした請求項3記載の水中の微量揮発性有機
    化合物の分析装置。
  17. 【請求項17】 試料水と内部標準試料とを濃縮装置に
    導入後、洗浄液をサンプル分流管とサンプルループに導
    入し、それらを洗浄可能にした請求項3記載の水中の微
    量揮発性有機化合物の分析装置。
  18. 【請求項18】 試料水と内部標準試料とを濃縮装置に
    導入後、濃縮装置の排水時に、第1および第2切換弁を
    連通し、かつ第1切換弁に移送用ガス導管を連通して、
    サンプル分流管とサンプルループ内の洗浄液を濃縮装置
    に導入して排水し、これらの流路と濃縮装置を洗浄可能
    にした請求項17記載の水中の微量揮発性有機化合物の
    分析装置。
  19. 【請求項19】 各フィルタ切換弁と各電磁弁と第1お
    よび第2切換弁とサンプル供給ポンプと洗浄液供給ポン
    プとの作動をシーケンス制御した請求項17記載の水中
    の微量揮発性有機化合物の分析装置。
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